第178回
友人から「香港戦、チケット余ってます。来ます?」とのメールが来た。う?んどうしよう?代表戦は未体験なのである。しかも今日の香港戦はTV放映される。国立現地よりTVのが試合はよく見れる。しかし・・・これだけサッカー見ておいて、代表戦を一度も体験してないのもいかがなものか?柏サポの友人は口々に「代表戦は別の楽しさがありますよ?」と言う。そうなの?しかも「忠成ゲーフラ、沢山作りましたよ?」ホント?見てみたい?!え?い、ならば行こう、行けばわかるさ、ダ?ッ!
ハッ!?もしかして黄色ユニじゃダメなのか?青ユニじゃないとダメ?そんなの持ってない。よし、半袖Tシャツ→防寒長袖シャツ→黄ユニ→黒ジャージの順で着衣する。周囲の空気を読んでから黒ジャージを脱ぐか否か決める。よし完璧だ。いや待てよ・・・忠成は出るのか?まさかベンチ?出なかったら行く意味ね?!しかし行かねば、行けばわかるさ、ダ?ッ!
国立に到着しゴール裏へ。友人「ちょっと!そのユニなんすか!それ勘違いっすよ!」と柏ユニは場違いだと指摘するも「柏サポの鏡っすね・・・」とフォローあり。周囲は青一色。これが噂のサムライブルーか!柏サポの友人もブルーになってる。違うな・・・やっぱスタジアムは黄色が正しい!と思いつつ黒ジャージで観戦する。すこし離れたトコにも数人の柏サポ軍団。黄色のマフラーでわかる。
キックオフ25分前。ピッチでは選手がアップ中も客がいないぞ。
チュンソン青ダンマク。フォントが綺麗でしょ?と作製者。しかし客がいない・・・
突如ゴール裏を覆う巨大代表ユニフラッグ。もうワケわかりません。深海魚の気分であります。
さあ試合開始。例によって忠成中心で観戦。う?んパスがこない・・・チームに馴染んでないのかな?不安だ。ゴール裏コールは「ひ・ら・やま!」が多い。忠成が痛んだ時「た・だ・なり!」のコールが。んで平山選手先制点で前半終了。あああ忠成、いいトコがなかった・・・走ってたけどボールに絡めず。ハーフタイム、柏サポ軍団とお話。
河合「なんかチュンソンにパス来ないね・・・」
柏サA「やっぱね忠成にはフランサが必要なんですよ、実とかね!」
柏サB「ディフェンス甘いす!祐三みたく厳しくやらんと!」
流石であります!すべて柏目線であります。
さて後半開始・・・グェ?忠成交代であります!一気に血圧は低下し、夜風が冷たく感じ始める。日本が追加点。周囲は盛り上がるも自分は微動だにせず。つまらん。「帰ろうかな・・・」と横を見ると、先の柏サポ軍団が居ない!もう帰ってるよ!日本がさらに追加点。あああ、これで忠成の存在意義が薄れていくんだろうか・・・そんなら追加点イラネ?!と思ってしまうのであります。日本代表は応援したいけど優先順位はレイソルのが上ってハッキリ認識。
終了の笛と同時に外苑前駅に向かう。一人でトボトボ歩きながら考えた。代表戦は観戦するけどレイソルの選手が居ると親心発揮で純粋に見れない。玉田の時もそう。「点取らないとマズイよ?!」ばっかり考えてた。明神の時はFWじゃなかったんで安心してみれた。レイソルから代表に選ばれて欲しいが、選ばれると心穏やかに見れないとゆう・・・とにかくガンバレ忠成。
帰宅。TV観戦していた嫁と息子。忠成不発のせいなのか空気が重い。
自分「どうだった?」
嫁「なんかね、平山、平山でね、う?ん・・・平山ばっかりだったよ」
息子「あんま面白くなかった。60点」
まあ息子は日立台でも「今日は面白くなかった。ロナウジーニョのがすごいよ!」と普通に無茶を言う。しかも横井氏に言ったりする。さすが小学生である。空気が全く読めてない。
と、代表戦初体験は寂しいモノとなったが「これに懲りず、また見ましょうよ」と友人。まあ見るけど・・・やっぱレイソルin日立台は特別な存在ですな。あれを超えるコンテンツは中々無い!と自画自賛。まあどのクラブのサポもそう思ってるんでしょうな。