第194回
か、勝ちました!アワワ・・・しかも首位です。暫定じゃないっす。なんかのドッキリじゃないよね?慣れない状況に浮き足立って・・・とゆうか何故か不安でさえある!不思議な心境であります。試合はほとんどマリノスの時間帯だった印象なのに、よく勝てた。目標勝ち点あと32点?!我々は挑戦者だ!
電車に揺られ日産スタジアムへ。すでに電車は横浜市内を走行中。すなわち敵地である!気を引き締めないとイカン。「次は菊名?菊名?」ふむ、菊名か。あと少しで到着だ。今日は勝てるかな?オレに聞くな・・・警報発令中!バイオハザード!警報発令中!早速ダジャレウイルスに感染だ。敵地恐るべし。
スタジアム到着。デカイよ、やっぱデカイ。日立台6杯分はある。ココに来たのは2度目だが建物内部はまるで迷宮のようで、さんざん迷って受付に到着する。
河合「あの?レイソルの河合です」
受付嬢「は?い、レイソルの河合選手ですね?!」
いや?シャレが効いてるぜ横浜は!すると新広報桜林舞さん登場だ。
河合「やっぱ大きいね横浜は」
桜林「ですね?!ホントいいですねサッカー専用スタジアムは!」
河合「・・・えと、専用じゃないよ」
桜林「え?あ・・・そういえばトラックがある?ヤダァ?!もう?!大ボケ?!」
とりあえず和んで、臨戦態勢モードへ切り替え完了。
今日は記者席で観戦ってコトになったのでレプリカは無し。周囲は黙々と記事を書く記者さん達。自分も感情も押し殺して観戦せねば!しかしヒジョーに静かで落ち着かないのである。しかも後ろを見ると竹本GMとスカウティング小見さんが座ってる。ヒジョーに緊張するのである。
さあ試合開始。最初っから横浜にガンガンに押し込まれている。勝ったから御世辞で言ってるワケじゃなく、ほとんどレイソル陣内でゲームは進行する。どうしたレイソル?と思ってたら、フランサシュートからこぼれ球を達ちゃんゴ?ル!やっと達ちゃんが決めてくれて一安心。後ろで小見さんがポツリ。
「これがレバークーゼンで良かったときのフランサだよ。フフ・・・」
ハハァ!ありがたきお言葉。その後もレイソルはグイグイ押し込まれる。マリノスのプレスが効いてるのか、レイソルの調子が悪いのか。後半になっても流れは変わらない。前半終了間際の得点取り消しでマリノスの選手もヒートアップ、普段の倍頑張ってます!みたいに見える。ヤバイ、ヤバイ!先制した1点を守りきる展開は・・・不得意なんです!
そしてドゥンビアが投入され、プレーを見た記者席に「ウォ?」と何度か衝撃&動揺が走る。みな小さな感嘆の声を上げている。なんて思ってたらロスタイム由紀彦ゴール!自分は思わず椅子から10センチほど腰を上げ静かに喜ぶ。さっきまで黙々と原稿を書いていた隣の記者さんが「ア?ッ!クッ・・・ハァ」と溜息。なんだよ!マリノス応援してるじゃん!
それにしても、ホントよく勝てた。DFの力はデカイね。5試合で失点1ですよ!今日も雄太が「こりゃ絶対失点だ?!」っての2本は止めてた。内容が良くなくてもDFがしっかりしてれば大崩れしないのである。と知った風なコトを言ってみる。いや、レイソルスタッフの受け売りなんですけどね。
帰りの電車で横にマリノスサポ親子が座った。子供は風船で遊んでいる。父親が「コラ!やめなさい!」と叱っている。お父さん不機嫌である。ワカル、ワカルよ!それにしても、マリノスは怖かったのである。