「次(節)は?地獄の一丁目?お降りの方は?御忘れ物のないように?」そんなアナウンスが聞こえてきそうな敗戦だった。いつもなら負けても、選手達のピッチ1周挨拶を見届け、拍手して・・・のパターンだが、昨日は試合終了の笛と同時にスクッと立ち上がって、逃げるように日立台を後にした。
「また勝てなかった・・・なんで!どうして!」の感情がブワ?ッと出ちゃったんですな・・・ふぅ弱いぜ俺。レイソルロードには同じ思いなのか、早足で帰宅するサポ達が大勢いて、泣いてる人さえいる。このままじゃ帰れない!友人達とファミレスで心のキズを舐めあった。
溜息ばかりで、ハタから見れば冬山の遭難者ですな。
え?そうなん?とか冗談も出ないです。
千葉戦まで約2週間は・・・長い!シェ?!
まあでもワタクシはこう考えた。レイソル残留の為には、昨日の時点で残り15試合を8勝7敗で終えなければならなかった。その7敗の中の1敗が、たまたま昨日の敗戦だったのだ。だから安心!ま、残りを8勝6敗とハードルは上がりましたが・・・アウアウ!
昨日は第20節神戸戦。数万人規模の予定だったレイソル盆踊り大会も、怪しい空模様のせいか100人弱で決行。30数年ぶりの盆踊りは意外と楽しかった。果たして来年もあるのか?どうなんだ!
レイソル美女軍団も浴衣で盆踊り。
でも浴衣って・・・お高いんでしょう?
さあ試合開始だ。鹿島戦から、さらなる進化はあるのか?あるとすれば神戸にサラっと勝てるハズだ!しかし前半は神戸が押している・・・あれ?幾度となく決定的チャンスを作られ、ギリギリのところでかわすレイソル・・・あれあれ?
おかしい!こんなハズじゃないのに。やはり17分に古賀ちゃんが痛んで交代がイタかった。これで監督のゲームプランが大幅に狂ったと見た。そして大谷も終了間際に痛んで後半は無理っぽい・・・でも今日は勝ちたいんだ、何とかしてくれ!と前半終了。まあでも、これで無失点はラッキーだったぜ。よ?しツイてる!
ハーフタイムは美女軍団その2「リープス」の踊り。
彼女達にド派手な振り付けでレイソル音頭を踊ってもらいたい!
さあ後半開始だ。お、なんか前半よりボールが繋がる感じでイイぞ。しかし先制したのは神戸。コーナーキックからのワンチャンスを決められる。なんか血の気が引いてきた。当然反撃に出るレイソルだが、なかなかシュートまでいけず、気分はジリジリ・・・
その後も散発的にミノルがシュートしたり、大津が突破を試みるも得点できない。残り時間も少なくなってきた。必死に攻めるレイソル。そして必死に時間を稼ぐ神戸。勝ってる神戸とすれば当然の戦術だがイライライラ!怒りで顔が青くなってきた。
そしてロスタイムに突入。昨日、大分トリニータが1分で名古屋に逆転したシーンが頭に浮かぶ。ありうる、十分にあるよ!しかしなかった・・・世の中レイソル中心に廻ってるワケじゃないんだな。そして決定的チャンスも作れぬままホイッスル。イカン・・・帰ろう。
レイソルロードを歩きながら考える。なんとなく神戸には勝てる気がしてた。でも負けた。もうダメだ?!と即座に日立台から逃げ出した。でも歩いているうちに落ち着いて日立台の様子が気になりだす。元広報の横井氏に電話してみる。
河合「様子はどうですか?ブーイングとかでましたか?」
横井「イヤイヤ、みんな拍手で、応援してる感じでしたよ」
河合「そうですか・・・本部室は?」
横井「まあ・・・負けたなって・・・そんな感じで・・・ええ・・・」
ふぅ、なぜ勝てないのか。自分に理由は全然わからない。ただ数学的におかしい!確率的に勝てなすぎる。今できることはジッと耐えるのみ。そして次節の勝利を信じる。千葉戦まで12日か。また精神修業の日々が続く。心頭滅却すれば敗戦もまた楽し・・・くな?い!うん、2?3日は心をカラにしよう。そして復活だ!まだ全然あきらめないんだぜ!絶対残留だ!J1にかじり付くぜ!くじけてたまるか!