2007年8月12日

第248回

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さあ行くぜ埼玉スタジアム!と埼玉高速鉄道に揺られ夕方6時、浦和美園駅に到着。駒込から650円・・・電車賃が高いっス。駅周辺を見回すと・・・ふ?む、噂通りだ。埼スタ以外何もなし。1キロ先のスタジアムが駅から見える。迷うワケな?し!


バスは長蛇の列。赤い波間を徒歩で埼スタへ。まるで罰ゲームである。


我が黄黒サポ軍団の勇姿。人数じゃかなわないが、勢いは負けてない。

トロトロ歩いて30分後、やっと本日の主戦場に到着。で、でかいぞ!収容人員は日立台の3?4倍ってことになってるが、1LDKと10LDKぐらいの差がある。日産スタや味スタの巨大スタジアム系だが、見易さが格段に上である。レッズサポは幸せ者ですのう。

さあ試合開始だ。谷澤が出場停止で太田圭輔選手が初見参。なんか久々の試合で緊張するなぁ・・・嫁がいきなり「双眼鏡持ってる?」自分「あ、忘れた・・・」巨大スタなので、嫁は選手の御尊顔を拝めない。仕方ない、今日はフォーメーションをジックリ見てください。

前半はいいぞ。互角の戦いだ。よし、試合の入り方は成功だ。この暑さ、合宿での走りこみが後半で効いてくるハズ。レッズの足は止まり、レイソルが怒涛の攻めを見せる。よし、勝てる!

しかし、決定的チャンスはレッズに訪れる。ボールがゴールへ?!雄太がいない?!ダメだ?!だがギリギリで俊太が蹴り返す。俊太偉い!昨日の夜中に捕まえた巨大カブトムシを俊太と命名しよう。その後も何本かヒヤッとするシュートがあるも、事なきを得て前半終了。レイソルも攻めの姿勢見せるも、なんかこう・・・キターッって感じにはならず。

後半開始。レッズが徐々に押し込み始め、60分に闘莉王選手のグラウンダーのシュートが決まる。ここからが地獄である。負けるのか?あああ、負けてしまうのか・・・なんか点取れる雰囲気が無い。トボトボと親子3人で帰るのか!何のために高い電車賃を払うのか!激しく落ち込みタイムに突入する自分であったが・・・

しかし69分、やってくれた!我らがエスパー・・・いや違う、我らがスーパースター古賀のヘーッド炸裂である。息子「古賀サマサマだね!」その通りだ!そしてレッズの猛攻が始まる。しかしレイソルもドゥンビアが元気だ。なんかカウンター合戦の様相を呈してきた。どっちが勝っても、どっちが負けてもおかしくない!

ラスト5分、ものすごい緊張感である。フランサがフラフラで動けない!エネルギーが足りない!気が付くと手が小刻みに震えている。こんなことは初めてだ。断っておくが自分は当然、薬物中毒などではない。いや、風邪薬さえ飲みたくない人である。まあ、それぐらいドキドキしたのである。

そして終了のホイッスル。申し訳ないが、弱気な自分はホッとしたのである。負けなくてよかった・・・そりゃ当然勝ちたいが、そう思ってしまった。試合終了後、河西社長が「この勝ち点1は大きいよ・・・フッヘヘヘ!」と笑っていた。なんだろう?日立台改修だろうか?関係ないって!

そして、大重、飯田、河原、横井の各氏と雑談タイム。飯田元キャプテンの目が潤んでいる。ラスト5分で相当疲弊したんだろうな・・・もしかしたら怖くて泣いてたのかもしれない。営業部河原さんの顔は赤く上気している。これで新規スポンサーのメドが立った?

横井「いや?全然緊張感が違う!日本代表なんか比較にならない。やっぱレイソルの試合ですよ」そう、ハノイに観戦に行ってたんですよね。でも横井さん・・・なんかレイソル社員みたいですよ。もしかして再出向ですか?

そして大重さん。静かに微笑んでいる。「いい試合だったね!」と話しかけると「ええ・・・ホント・・・ええ!」と控えめだが、自分は見逃さなかった!古賀が得点した時、記者席で立ち上がって両手で高々とガッツポーズした大重さんを。アナタ一人ですよ、記者席でそんなことしてたの。熱い詩人タイプなんだな・・・

ちょっとビックリしたのはレッズサポが試合後、選手にブーイングしていたこと。引き分けじゃダメなんだな・・・厳しいのうレッズサポは。それともレイソル相手なら、100%勝ち点3を取れると踏んでいたか。

さあ家に着くまでがアウェーだよ。浦和美園駅は大混雑で、何人かの柏サポと遭遇。みんな笑顔だ。まあ今日は勝てなかったけど、楽しい土曜日だった。息子「でもさ、やっぱ日立台で観るほうが全然面白いよね」息子よ、よく言った!判ってるな。それでこそ柏サポだ!