第290回
もう何が起こっても落ち込まない、レイソルが見れればOKだ!と物凄く低いハードルで観戦した横浜FC戦だったが・・・やっぱり悔しいのう。今は無理やり「よっしゃ?連敗ストップだぁ!」って思うように暗示をかけてます。ええ、自己催眠です。結構幸せです。
試合前のゴール裏。ロボットとビール瓶がいる。相変わらず面白いんだが、遠目からは意味がわからなかった。でも雰囲気だけで結構楽しめる。しかし毎回毎回、よくネタが尽きないなぁ・・・ゴール裏に企画演出部門とかあるんでしょうか?
柏の葉は雨である。レイソルは雨に弱い!レイソルは風に弱い!そんな感じだが気にしない。気にした時点で負けなのだ。そうそう・・・魔球大リーグボール2号もそうだった。関係ないな。さあ頼むぜレイソル、相手はリーグ戦9連敗中で相当調子を落としている状態だ。まあレイソルも公式戦5連敗中だけど。
さあ試合開始。ヒィ?!なんかパスが繋がらないしミスも多い。でも横浜FCも似た感じで、お互い不調でもがいてる・・・そんな試合展開だ。しかし調子が悪いのは先刻御承知よ!ダメな方のレイソルも応援の甲斐があるってもんよ!スタの雰囲気もそう。レイソルが調子悪いのは判っている。判っているからこそ、大声で後押しする。
そんな前半、雄太のナイスセーブが出た。フリーキックが壁に当たって弾道がズレルも反応して鬼セーブ。あれは「オオオォ?!雄太すげぇ!」と感動モノでした。あと横浜FC、ゴール前3メートルでフリーなのに左に外す。「オオオ!あれをハズしてくれるのか!ありがたい!」と逆感動モノである。
さあ後半。相変わらず同じ展開だがキタジがやってくれた。今年のキタジをみれば復活弾と言っていい。ちょっとウルっときた。柏の葉は本日一番の盛り上がり。そしてリードはしたものの、ここから守りきれないんですなぁ・・・同点弾を浴びてしまう。
この後、柏の葉は静かにならなかった。こんな時にくじけちゃイケナイ!と言うかのように、声援は大きくなった。ラスト5分、ドゥンビア投入されるも、ほとんどボールに触れない。ああドゥンビアさえも・・・まあ5分じゃあ厳しいか。そして引き分けで試合終了。
スタンドを回る選手達。拍手と「ガンバレ!」で選手を迎えるスタンド。ホントにボロボロの状態だけどこの声援!「レイソルが好きなんだ?!だからガンバレよ?!」って感じに見えますホントに。こんな日があるから、再び喜べる日が来る。ええ、そう考えます。
本部室へ行ってみると、小見さんがスタンドの様子を見ていた。
小見「ブラジルでサッカー見たことある?」
河合「いや、ないです」
小見「フフ・・・怖いよ。3連敗で大ブーイングがやまないよ。スタンドには近づけないね」
河合「なるほど。じゃあレイソルサポ・・・ってか日本人が優しい気質なんですかね?」
小見「うん、そうかもな」
これもお国柄なんでしょうか。負けた時に「次ガンバレ」なのか「この弱虫め!」なのか。まあ人それぞれだろうけど、今はガンバレだ。うん、今日は連敗を止めた!よし、結果が出た!一歩前進だ。
河合「でも、その国民性の差がサッカーの強さの違いってコトはないですか?」
小見「ハハ・・・それはないと思うよ」
河合「なるほど、関係ないのかなぁ・・・」
あと3試合だ。最低でも甲府には勝ちたい。もちろん鹿島にも勝ちたいが・・・磐田のことはまだ考えられない。しかしフワフワっとシーズンが終わるより、来年への課題が見えて良かった!と前向きに考えるとアラ不思議、希望の光がチラチラっと見える気がしますよ。ウンウン。