第465回
開幕直前恒例行事、レイソル・キックオフパーティーに参加させていただいた。パーティーと言っても、バーベキューとか、花見とか、ドジョウすくいのような俗世間的なたぐいではない。「今年もレイソルを盛り上げようぜ!オラオラ?!」なる壮大な目的を持った、おごそかで神聖な儀式なのである。
そんな神聖な儀式なのに、ワタクシ5分遅刻しまして、会場に入ろうとすると・・・入れない!そうなんです、満員御礼なんですよ。いや?ビビリましたよ、満員のパンパンですよ。どうやらレイソル人気も臨界点まで来たようだ。まあでも京浜東北線、上野?秋葉原の乗車率を知る者にとっては、まだ甘い!と会場に突入だ。
既に壇上では選手達。そして本多市長がスピーチを行なっていた。
それにしても混んでいる。それにこの熱気。今年は・・・イケル!
レイソルスタッフ曰く「去年使った広いホール、予約取れなかったんですよ?」それでパンパンなのか・・・ナルホドね、まあ逆に熱気ムンムンでOKですよ。壇上のスピーチも終わり、歓談タイムに突入だ。一年に一度だけ選手から直接情報を仕入れるチャンスである。情報を制するものが世界を制する。さあ仕入れるぞ!まずは巌と話すチャンス到来だ。
河合「去年も言ってたように『今年で最後だ!』的な意気込みなんですか?」
巌「ですね。毎年ですけど。ってゆうかね、今年はバッチリな感じですよ!」
河合「へぇ!そうですかぁ!怪我だけは気をつけてください。ホントに」
巌「いやもう、体できてますから!絞れてますから!」
う?ん、巌の表情が頼もしい。頬が紅潮し、まるで新人選手のようである。まだビールは飲んでないようだし、きっと体調が万全で紅潮してるのだろう。よしよし、巌の体調は万全と・・・なかなか良い情報だ。ふと気がつくと横に雄太がいる。よし、情報収集だ!
河合「南選手のモチベーション・・・どうですか?出場機会が減ってちょっと心配です」
雄太「ああ、全然大丈夫ですよ。楽しくやってますよ!」
河合「そうですか!あの?え?と・・・他クラブには行かないですよね?」
雄太「ハハハ!ええ、ないですね」
雄太の表情は晴々としていた。キャプテンも大谷になってノビノビしている雰囲気である。いや?雄太の元気そうな顔を見れてよかった。あと、移籍情報を本人がホイホイ言うわけ無いんだが「ない」ってコトで・・・よしイイ情報ゲット!さて、キャプテンの話も聞かなくては・・・イタ?!
河合「あの?怪我はどうですか?開幕は間に合います?」
大谷「無理ですね!でもまあ承知して元旦の試合でましたから」
河合「そうですか・・・開幕無理ですか。ところで大谷選手も代表狙いましょうよ!」
大谷「はい。でも昔から、代表にあまり縁が無いんですよね」
それにしても大谷選手は、語り口調が丁寧で、とても24歳とは思えない落ち着きである。もしかしたら35歳なのではないか?と錯覚するほどである。かすかな微笑を浮かべ、ゆっくりと話す。まあ大谷が大笑いする時は怒っている時なので・・・いや違うって!
河合「いや?代表に行きましょう!祐三、菅野、チュンソン、ミノルと一緒に!」
大谷「ああ、スゲは代表行って雰囲気変わりましたね」
河合「そうなんですか?」
大谷「ええ、そうですね」
なるほど、菅野は変わったと・・・ふふ情報ゲットだぜ。ま、何がどう変わったのかは全然わからないのですが!それにしても大谷、落ち着きの物腰である。キャプテンってのは大変だ。メディアで話す機会も多いだろう。いろいろ苦労もあるだろう。それがあの落ち着きをつくったのか!自分が24歳の時なんてヘラヘラのプニャプニャでしたからね。いや?スゴイですキャプテン!
お!3メートル先にミノルが立っている。よ?し早速情報収集するぞ!ミノルには今年も活躍してもらいたい。代表にも行って欲しい。それを伝えなくては!早速、つかつかとミノルに歩み寄り「よおミノル!ゲンキ??」と・・・フランクな雰囲気で接するべきか?いや、そんな間柄じゃないですスミマセン。
長くなったので続きは明日です。