第218回
勝つ日もあれば、負ける日もあるプロスポーツの世界。嬉しかったり悔しかったりするからこそ、応援にも熱が入る。そしてアマチュアや子供のスポーツでも、そうあって欲しい。先日、納得できないことがあったのだ。
さる土曜日、息子の運動会で騎馬戦が行われた。頭上の札を取り合う現代風ルールで、紅白に別れて男子戦、女子戦、大将戦の3試合だ。男子戦は白組の勝ち、女子戦は赤組の勝ちで、いよいよ大将戦。時間無制限、大将の札を取れば勝ちで、数十騎が入り乱れる。札の奪取が目的だが、手は出る蹴りも出ると、肉弾戦の激しい攻防でなかなか面白い。
次々と札を取られて退いていく騎馬。そして残りも少なくなった頃、ワーッ!と歓声が上がった。白組が大将の札を奪取したのだ。その数秒後に赤組も敵大将の札を奪取したものの、白組勝利で試合終了。児童達は整列し、進行役の先生が結果発表だ。
先生「皆さん!とってもいい試合でした。赤も白も、すごく頑張りました。本当に白熱した試合でしたね。ですから、先生に勝ち負けは決められません。この試合・・・引き分けとしたいと思います!」
白組生徒「え?え??」
赤組生徒「ザワザワ・・・ザワザワ・・・・」
もうガッカリである。とゆうか、頭にキタ?!何のために子供達は一生懸命練習し、戦ったのか。こんな裁定ならば最初から得点ボードなど掲げる必要もない。いや、運動会の存在意義すら怪しくなる。子供達からは大ブーイング、保護者は発炎筒を投げ込み・・・なんてコトは起こらなかったが、納得いかない。
勝者、敗者が存在しない美学でもあるのだろうか?頑張れば勝敗は関係ないって価値観なのか?教育現場には様々な主義主張が存在するし、先生に「引き分け」の真意を聞いたワケでもない。しかし、自分はハッキリと負けは負け!と告げるべきだと思う。んで、次は頑張れ!でいいではないか。
負けた子供がカワイソウ・・・って理由で順位のない徒競走も存在するらしい。なんだよソレは!負けたチームがカワイソウって理由で勝敗のないサッカー・・・それでは敗戦を糧とするレイソルに糧がなくなってしまう。
あ?考えてたらイライラしてきた。レイソルが負けた試合で「レイソルの選手、みんな頑張ったので引き分けにしま?す!」なんて審判が言ったら・・・そんな判定、不気味すぎます。気持ち悪いです。アっという間にJリーグも崩壊しますな。応援する意味がないですからね。ハァ?なんか長々とグチを言ってしまった。
ところで、やっと録画したスポーツニュースでドゥンビアの初ゴールシーンを見た。あの喜びっぷりに、ささくれだった心が癒されましたよ。なんだろう?あのドゥンビアの爽やかさは。ドラマ「飛び出せ!青春」とかに通じるモノがありますな。ドラマの例が古すぎですか?こりゃまたシツレイいたしました!ま、これもクレージーキャッツネタですが・・・