2006年9月30日

ホームタウンにつつまれて

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本日の担当:種蔵里美

李忠成選手が昨日午後、無事に退院しました!
もう歩くのには問題がないようで、クラブハウス内をスタスタと歩いていました。
柳澤選手もそうだったのですが、歩行に問題はなくともランニングはしばらく我慢。当分は筋トレなど室内で調整することになりそうです。

今日は午前中、柏市主催のサッカー教室に行ってきました。今年でもう7回目を数えます。
最近はサッカー部がない中学校も増え、クラブでサッカーを続ける子も多いようですが、あけぼの山には市内の中学校から約100名が集結してくれました。
「この街にJリーグのクラブがあって、直接指導が受けられることは幸せなことです」という開会式から始まって、ボールを受けるときの体の向きや姿勢、パスの際に心掛けること…最初はちょっと眠そうな子もいましたが、コーチの声に反応してきびきびと動いていました。
白熱していたのは井上GKコーチ率いるGK組。芝に座ったり寝転がっての反復運動など、真剣に取り組んでいました。

写真を撮りながら、昨日も「れいそるしま専科」でお世話になったホームタウン推進室の方とお話をしていました。
そしたら、「泣かせるじゃないですか」と。
昨日の石川選手のコメントです。
「僕はずっと柏で育ってきて、お父さんに連れられて小さい頃からレイソルの試合を見に来ていました。これからもずっと柏で育っていきたいし、選手としてだけではなく、終えてからもなんらかのかたちでずっとレイソルにかかわっていきたい。それが、サッカー選手という夢を叶えたいまの、さらなる夢です」

インタビューなどでも聞いたことのない話でした。
「きっと、お手本になる、目標とするひとがレイソルのなかにいるんだな。ああやってプライドを持って仕事をする宮本(主務)さんにしても、選手なのかフロントなのか、石川選手自身がそう考えていたことを、『ああこれで正しいんだ』と思わせてくれるひとが」
ホームタウンを大事にする思い、クラブを大切に思う気持ち。幸せに思いました。

昨日の小学校訪問。ほんわか出来事がひとつ。
大谷選手の腕時計.JPG
フリマ後の選手会長コメントを読んだ方は「ああー」と思っていただけると思うのですが、昨年のフリマで大谷選手の腕時計を購入し、今年それをはめてフリマに遊びに来てくれたお子さんに、偶然遭遇しました。旧友に会ったかのごとく「おお!」と物凄く喜んでいた大谷選手と、自然と記念撮影。
客席とピッチの距離も日本一ですが、こういう「身近さ」もレイソルのいいところとして大事にしていきたい。そしてその「身近」感、日頃からおおいに体現しているのが、この大谷選手です。

さあ、J2リーグ第43節、アウェーでの一戦。
チームは午後1時すぎに佐賀に向けて旅立っていきました。
みなさんの、私たちの、たくさんの気持ちを背負って。
背負いすぎるのはよくないけれど、それが最後の最後で足を動かす、ふっと踏ん張る力に、物事をいい方向に導く力になればと願って。
鳥栖戦。勝ちにいきましょう。

2006年9月29日

夢を叶える

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本日の担当:横井孝佳

以前からの広報日記読者の方なら覚えておいでかと思います。今年の2月、ちばぎんカップの次の日に、私と下平スカウト、育成のコーチ陣とで柏第八小学校を訪問したことを。あの時、教頭先生から「レイソルと関わりを持てないかなってずっと思っていたんですよ」と言われて、(日立台も学区に含むこんな近くの小学校と交流したことがなかったとは!)と衝撃を受け、今後この種の活動を定期化することを皆様に誓ったことを。

紆余曲折を経て、ついに本日、学校訪問活動の第1回目として、柏第三小学校を訪問してまいりました!!
ここに至るまで、関係各所に多大なるご協力をいただきました。柏市ホームタウン推進室の皆様、柏市教育委員会の皆様、校長会の皆様、そして「どんどん協力させてよ」と言ってくれた大谷秀和選手会長をはじめとするレイソル選手会の皆様。本当にありがとうございました。どんなに感謝の言葉を並べても足りません。この場を借りて御礼申し上げます。

活動の愛称は、「学校訪問 れいそるしま専科」という少しの脱力感を伴うネーミング(名付け親は小田切企画部マネージャー・元広報)。しかし、この活動に対するクラブの意欲はみなぎっております。今後、柏市内の全小学校を訪問し、ゆくゆくはホームタウンエリア全体に活動の輪を広げていきたいと考えています。ぜひご期待ください。

第1回目の今日は、ボールを用いた遊びやサッカー教室ではなく、「夢について」語るトーク。学校サイドの「さまざまな職業の方のお話を聞きたい」というご要望に応え、大谷選手、石川選手と、宮本主務、河原事業部マネージャー、そして私とで訪問いたしました。サッカークラブといっても、選手だけで運営しているわけではないことを知っていただきたくて。加えて、自らの夢を叶えて今の仕事に就いたことを聞いていたので(私を除く)、この人選と相成りました。皆、自らの経験を踏まえて、とても有益な話をしてくれたと思います。

「小学校の文集にも、サッカー選手になりたいと書いた覚えがあります。レイソルに入って、今こうしてサッカーができることをうれしく思います」「夢を叶えるためには、犠牲を払わなくてはならないこともあります。誘惑に流されて、サッカー選手になる夢を諦める人もいます。目標があるなら、流されずにやり遂げてほしい」(大谷選手)

「僕にもサッカーが辛くてたまらないときがありました。でも、辛くてもそれを乗越えたときに、ひとつ成長できます。みんなも夢を叶えるまでに辛いことがあるかもしれないけど、乗越えてほしい」(石川選手)

「今は主務をしていますが、以前は用具係をしていました。父が風景写真家で、小さい頃から撮影に連れて行ってもらっていました。僕が後部座席で寝ているときも、父はラジオの天気予報を聞きながら、いい風景、いい天気を求めて走っている。そういう父の姿を見て、誰も見ていないところで、誰かのために何かをする仕事をしたいと考え始めました」(宮本主務)

「私も小さい頃は、サッカー選手になりたいと思っていました。でも、ここにいる選手のようにサッカーが上手ではなかったんです。それでもサッカーが好きでした。以前はデパートで販売の仕事をしていましたが、縁あってレイソルで働くことになりました。皆さんに伝えたいのは、『ずっと想っていることは叶う』ということです」(河原マネージャー)

などなど。かなり要約していますが。

サッカー選手って幸せですよね。ほぼ全員が、幼い頃から抱き続けた夢を叶えているのですから。ここに至るまでに何度もふるいにかけられたり、試されたりする機会があり、それを乗越えて勝ち抜いて、今の地位を手にしているのですから。石川選手に「もしかして天才?」と聞いたら、「いや、強運の持ち主」と謙遜していましたが。
もちろん、夢を叶えてもそこで満足していたら、それ以上の成長はありません。もっと上を目指し切磋琢磨しなければ、今の地位は覚束ない。サッカー選手に限らず、全てに当てはまることです。広報の業務だってクラブ経営だって同じ。さあ、頑張りましょう。

2006年9月28日

ダジャレでも対抗しナイト!

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本日の担当:横井孝佳

本日の水戸戦に同僚誘ってご観戦いただいた方々、ありがとうございました。3得点の快勝(しかも逆転勝利というドラマチックな展開!)、楽しんでいただけたのではないでしょうか? ぜひまた皆様お誘い合わせの上お越しください!

複数の方から「“観戦しナイト!”ってダジャレなんとかなりませんか」とのお声をいただきました。これはですね。水戸さんと対戦するにあたって、敵が「徳島戦で得しません?」という強力なコピーを打った企画を催していたので、「あらゆる領域で対抗し勝利を収めたい」と思ったから。というのは9割がた冗談で(1割本心)、実際のところは「ナイトゲーム」を強調したかったからなんです。
今回の試合で、レイソルでは初めて、後半からの当日券を半額にしました。平日のナイトゲームでも大勢の方にご来場いただきたい。会社帰りに同僚と一緒にスポーツ観戦、というのも平日ならではの楽しみ。しかし多忙な現代人、残業などでキックオフに間に合わない方もいらっしゃる。というわけで、試験的に実施したのです。皆様、ご感想などございましたら、ぜひご意見・お問い合わせメールからお寄せください。

それにしても、サラリーマン風レイくんは個人的に七五三にしか見えなかった・・。
じつはレイくん、キックオフ前の撮影会では自作の名刺(手書き)も配っていたんです。撮影し終わり、去ろうとするお客さんの肩をグイと引っ張って、半ば強引に渡してました。サラリーマンはそんな渡し方しないよ・・。なにぶん「王子」なもので、社会のルールに疎いんです。
そんなレイくんですが、今日「僕宛てにファンの方からメールとか届いてないんですか」と調子付いた質問をしてきました。届いてないよ、と冷たくあしらったのですけど。何かレイくんに伝えたいことがございましたら、広報宛のメールからお送りください。本文の頭に「レイくんへ」と書き添えていただければ、本人に手渡します。よろしくお願い申し上げます。

また今日は、新サポーターズソング「太陽は燃えている?カシワレイソルノウタ?」先行発売、それに伴うパッパラー河合さん、サンプラザ中野さん、ナオト・インティライミさん、岡田亜紀さんのサイン会、モバイルレイソルのCMお披露目など盛りだくさん。CDは808枚(縁起がいい)もお買い上げいただいたそうです。CMはいかがでしたか? 石さんと鈴木達也選手が出演するバージョンもさることながら、着ボイス編もレイソル好きにはたまらない構成でしたよね? サイトオープン後には、実際に着ボイスをダウンロードしていただけます。ぜひ10月のサービスインをお楽しみに。

2006年9月26日

水戸戦に向けて準備、準備

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本日の担当:種蔵里美

現在、日立台は横殴りの強い雨が降っています。嵐のような風と大雨と。外に出たらびしょぬれです。
せめてこの状況をブログでお知らせしようとカメラを片手にピッチ脇に出てみましたが、ごうごうと音のする真っ暗闇のピッチを前にしてはフラッシュも意味がなく、断念しました。
これだけ雨が降ると、明日の芝コンディションへの影響も心配です。
明日のお天気は夕方から曇りのようですね。なんとか試合前には止んでくれるといいのですが。

チームは午前9時半からスタジアムで約1時間ほど練習を行い、ゲーム形式で連携を再度確認しました。
ここ数試合、藏川選手や石川選手、落合選手など新しい選手が試合に入って活躍していることもあり、サテライトも含めてピンといい緊張感が漂っています。そうした雰囲気を、明日発行のマッチデープログラム「ヴィトーリア」で、落合選手が具体的な言葉で語ってくれています。綺麗な日本語で、しっかり考えて言葉にする落合選手。サガン鳥栖での経験など、時間が許せばもっと聞きたかったです。

明日の試合といえば忘れてならないのが、モバイルレイソルのCM!
出来上がったばかりのCMを今日見たのですが…石さんの名演技は噂どおり、すんばらしかったです。でも選手たちが多数登場するバージョンもなんかおかしくて、良いです。着ボイスの収録は声だけでなく、実はちゃんと映像でも撮っていたのですが、こんなところで使われるとは思っていない彼らの、素の顔がそのまま映ってます。
石さん&鈴木選手演技編のほかに2種類、計3種類のオリジナルCMが、水戸戦の試合前とハーフタイムに数回放映されます。お見逃しなく!

さてひとつお知らせを。本日のNHK総合で放送予定だった「ゆうどきネットワーク」ですが、特番に切り替わったため、来月中旬の放送に変更となりました。サンプラザ中野さんの柏兄弟の特集で、ふとした場面で選手が登場します。あらたな放送日が決まりましたらまたお知らせします。

さあ、水戸戦です。
残り10試合、すべて勝てば優勝です。
気持ち新たに、我々の軸をぶらさずに、積極的に水戸に向かっていきましょう。
平日のナイトゲームで最初から来られない方もいらっしゃるかもしれませんが、「同僚誘って観戦しナイト!」の特典をフルに使って、ぜひお集まりください。
日立台でお待ちしています!

2006年9月25日

水戸戦に向けてミーティング

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本日の担当:横井孝佳

ご好評をいただいているレイソルブログ。徳島でお会いした何人ものサポーターの方から、「ブログいいですね?」とお褒めの言葉をいただきました。
個人的には、宮本タクブログの写真が素晴らしいと思う。タクちゃんはああ見えて、文章も写真もとても上手いんですよ(ここまで褒めたんだから、夫婦揃って人のことを“おにぎり”呼ばわりするのはぜひ止めていただきたい)。
ライバル視しているわけではありませんが、私もひとつ写真をアップしてみましょう。昨日種蔵広報がお知らせしたとおり、広報日記とパッパラーさんの檄!レイソル日記はモバイルでも読めるようにするため、モバイルサイトがスタートした後は写真のご紹介ができなくなる運命なんです。だから今のうちに。


ディエゴ・ソウザニュースタイル。編み込んでますが、以前と違って自毛です! あぜ道カットという言葉を思い出す私は30代。かっこいいでしょう?


こちらはクラブハウスのトレーナールーム前にて。治療室内にあったライトスタンドがなくなっていたと思ったら、誰かが馬の被り物をかぶせてました。発見した荒川トレーナーも苦笑。しかしリアルな馬の頭が下からライトに照らされる様は、夢に出てきそうな怖さでした。

ダメだ!! 写真そのもののクオリティがダメだから、説明口調になってしまって拓ちゃんみたいに詩情豊かな文章が書けない!! いや、別にライバル視してるわけじゃないですよ。

ここからはいつもどおりの広報日記でお届けします。

今日は、朝一番で全体ミーティングが行われました。徳島戦の振り返りと、水戸戦に向けての分析を。徳島戦は、現地で見ていて何とも形容しがたい歯がゆさを覚えたのですが、ダイジェストで見てみると、選手たちの運動量こそ草津戦より少ないものの、質的にはいいプレーも多くあったことがわかりました。ただし、「クロスやフィニッシュなどの精度に問題がある。コンビネーションにも、もうひとつ工夫があれば」と石さんは苦言。無得点に終わったのだから当然です。

印象的だったのは、水戸の分析が終わった後に石さんが飛ばした檄でした。
「徳島戦で勝ち点2を取りこぼした、開幕の湘南戦で追いつかれた、5月の鳥栖戦でも勝ち点を逃した、そんな後ろ向きの考えは捨てよう。結果として、残り10試合となった今、首位にいるんだ。残り10試合全部勝てば、勝ち点102で優勝できるんだ。
これからなんだよ!!!!! 今までのはご破算だ。これから一つも取りこぼしはしない。残り10試合、一つ一つ勝ってくぞ。君ら選手がどれほどJ1でやりたいか、その気持ちを出せ。全員が一つになって戦うぞ!!!!」
「おおーっ!!!!」
普段よりも熱い口調が胸に響きました。石さんは「君ら選手」と言いましたが、それはわれわれ全てに当てはまること。私たちクラブスタッフが、皆さんサポーターが、どれだけJ1に行きたいと思っているか、その気持ちを全て吐き出す時です。

一つになって戦いましょう。

2006年9月24日

水戸戦に向けてリカバー

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予定よりも1時間ほど早く、チームは日立台に帰ってきました。
着いて早々に着替えを済ませ、20分後には16名が揃ってリカバーを。
試合出場組は軽く、出場時間のそれほど長くなかったメンバーは落合選手が先頭となって長い距離を走っていました。
傍らでは、徳弘アスレチックトレーナーとともに午前練習組だったピント選手がジョギングやフィジカルメニューを実施。今日は3時間以上グランドにいたはずです。あとから、リカバーを終えた鈴木達也選手もこのメニューに合流していました。
水戸戦まであと3日。反省点と課題だけを持ち帰り、落胆や後ろ向きな気持ちは徳島に置いてきました。
首位であることに変わりはありません。前向きにいこう、と石さんからも話がありました。


さて、「いまだけなら広報日記にも写真をアップしてよろしい」と横井広報よりお許しが出たので、広報日記もブログみたいに写真付にしてみますね。モバイルサイトが出来上がると、広報日記とパッパラー河合さんの日記のみ、PC版とモバイル版の両方から閲覧可能となります。モバイル版を写真付にすると重くなったり、写真が小さくなったりするため、もうすぐ文字のみに逆戻りに。あと何回写真に挑戦できるのでしょうか。


広報日記 田村さん.JPG

一昨日から今日にかけてなど、チームがアウェイで出かけている際、帯同しないメンバーは田村コーチのもとでトレーニングとなります。今日は、次節出場停止が明けるディエゴ選手も含め、6対6のミニゲームなどを約2時間行いました。
芝を踏みしめて、選手たち、主に若手選手たちの動きひとつひとつをチェックしては、アドバイスを飛ばします。鈴木達也選手の師匠であり、柳澤選手の尊敬するひとであり。李選手や石川選手など、若手選手の初出場や活躍を厳しい目で見つつも、満面の笑みで見守る姿を私はついチェックしてしまいます。

J2も第4クール。内容ではなく結果が求められる時期です。
と同時に、「結果」だけでなく、いろんなところで「日々の成長」は進行中です。
試合に出られない選手もいれば、試合に出るための力を必死につけている選手もいる。ケガでピッチに立てない選手もいれば、病室で横井広報の試合速報にアクセスを試みてチームの結果を遠くから気にする選手もいる。そして彼らを代表して、試合に出場する選手がいる。
日々成長があり、いろんなことが起きます。選手にもスタッフにもフロントにも。
そんななか、それぞれの立場や状況を越えて、J1昇格のためにみんなが同じ方向にベクトルを合わせて戦っている。
残り10試合。引き続きしっかり同じ方向に向いて進んでいこう、と午前練習での田村コーチの檄を聞きながら、あらためて感じておりました。

2006年9月23日

鳴門で勝てず

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41節徳島ヴォルティス戦は、20本ものシュートを放ちながら得点できず、スコアレスドロー。悔しさがこみ上げる夜です。

今日の結果で今季2度の鳴門対戦は、1分1敗と勝利のないままに終えることとなりました。来年は来るつもりゼロなので、鳴門にトラウマを残したまま去るのが残念。相手の倍、20本ものシュートを放つほどチャンスはつくれていただけに、悔やまれるドローでした。
しかし、試合後の選手たちは口々に、2試合連続で無失点に抑えたこと、勝ち点を1だけでも確保できたことを、前向きに捉えることの必要性を話していました。試合後、石さんが選手・スタッフを集めて、そのような檄を飛ばしたのです。
もちろん、勝てなかった悔いはあります。しかし、わずか中3日で水戸戦がある。広報日記でも何度も申し上げたことですが、俯いていては勝てない。本心では、石さんも悔しさのあまり怒り心頭に達しているでしょう。遠路はるばる応援にいらしてくださったサポーターの方々もそうでしょう。しかし誰より選手自身が、唇をかみ締めている。今は悔しさを次の戦いへのモチベーションに代えて、無理やりにでも顔を上げて、闘志を奮い立たせねばなりません。だからこそ試合後、ゴール裏スタンド前に進んだ選手たちに対し、「お前らなら出来る!!!」と心強い言葉をかけてくださったのだと思います。

今日の結果、レイソルは暫定ながら首位に返り咲きました。しかし、この先もまだまだ山も谷もあるはず。最後の10試合、みんなの力を合わせて戦いましょう。

そこで恒例のお願いです。水戸戦で発行するヴィトーリア用に、サポーターズボイスをお送りください。試合前の選手たちを奮い立たせてやってください。HPトップの広報宛メールから受け付けております。匿名も可です。よろしくお願いいたします。

2006年9月22日

レイソル漬け

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本日の担当:横井孝佳

新たに始まるレイソルの公式モバイルサイト「モバイルレイソル」用に、着ボイスの収録を行ったのは以前ご報告したとおり。選手たちに「ほかのクラブではこんな感じでやってるよ」とアドバイスしたくて、他クラブの携帯サイトに会員登録しまくっている横井です。着ボイスも結構ダウンロードしました。DLしたら使ってみたくなって、電話の着信音をアレックスミネイロ選手に設定。着信のたび「デンワデス デンワデス」と野太い声が響き、周囲を混乱に陥れています。

10月中にスタートすべく鋭意制作を進めているモバイルレイソル。ここのところ続けざまに、「vodafoneでは開設しないんですか?」というご質問をいただきましたので、この場を借りてご回答申し上げます。

もちろん、vodafoneでも開設すべく準備を進めております! ただし、ドコモ、auよりも少し遅れてしまいそうです。開設する頃には、Softbankになるのですね。vodafoneといいますかSoftbankユーザーの皆様、やきもきさせてしまって申し訳ございませんでした。

ブログも始まり、加藤選手は怒涛の更新ぶりで、この上モバイルレイソルまで始まったら皆さん、レイソル漬けの毎日じゃないですか! そうです。皆さんをレイソル漬けにしたいんです。レイソルの情報をいつでもどこでも大量にお届けしたい、それがわたくしの野望でございます。

ただし、一つ残念なお知らせが。以前、サポーターズカンファレンスなどで「PC向けの掲示板を開設する」と申し上げたのですが、システムやコストの関係上、WEB会員ページの中に掲示板を設置するのが難しい状況なのです。じつはもうテストも行っていたのですが、断念せざるを得ない状況です。
レイソルサポーターの皆さんが自由にご意見を交換できる掲示板は、モバイルレイソルの中に設置できればと考えております。打ち込むのがちょっと大変そうですが(今日びの若い人はキーボードより携帯のほうが簡単なのでしょうか?)、何とぞご容赦ください。

さて、明日はアウェイの徳島戦。チームは本日午後2時に、クラブハウスを出発しました。われわれフロントのスタッフも、明日徳島入りします。
前回のアウェイ対戦では、痛い黒星を喫した相手。豪雨の中のじれったい試合を思い出し、ブルーな気持ちを反芻してしまうのは私だけではないはず(ゴール裏の排水溝から噴水のように噴き出す雨水のフラッシュバックとともに)。しかし、あの悔しい敗戦の借りを返そうと、選手たちも燃えています。天気予報も雨から晴れに変わりました。明日はきっと、いや必ず、勝ってくれるはずです!! ご声援よろしくお願いします!!

2006年9月21日

初ブログ!

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本日の担当:種蔵里美

「いやぁ?ブログいいねぇ。加藤くんいいね?。たくさんあって楽しいよー」
私の隣りには元広報であり、「レイくんとダンス!」で踊りのお兄さんを務めた企画部O氏が座っているのですが、初日からノリノリで閲覧しておりました。
1年くらい前の社内朝礼で、「これからは広報だけでなく、フロントスタッフ全員が順番に書く日記があってもいいかなと思っています」と言ったときの、「え、そんなのやだ!」というスタッフの表情が目に焼きついていて心配していたのですが、更新する側もみんな楽しそうだったのがまずはなにより。
夕方クラブハウスに寄ったら、石さんが宮本マネージャーのPCの前に。「カトちゃんも書いてるの?スズタツのもあるじゃろ」「鈴木達也のブログに石さんが写ってますよ」「へぇ?」と楽しそうに覗き込んでいました。
続々と更新されていく他コンテンツを見て、なんだか妙なプレッシャーが沸いてきておりますが、広報日記はこれまで通りのスタンスでお届けしていきますね。

本日は先ほどまで、ユース(U?18)のコミュニケーショントレーニングに立ち会っていました。
高校3年生、2年生を対象として、今年から語学&コミュニケーションのプログラムを取り入れています。
論理的に話すには、効果的に相手に物事を伝えるにはどうすればいいか。いろんな時事ネタや例を取り入れ、実際に実演もしながら進めていきます。
ひとりのサッカー選手として、ひとりのレイソルユース出身者として。トップに昇格して活躍する選手を育成するのがユースの目的ですが、全員がトップに昇格できるわけではありません。大学を経てJリーグに戻ってくる選手もいれば、違う道を選択する選手もいる。もちろん、トップチームの選手としてレイソルに残る選手もいます。プロになってからを見据えてのプログラムですが、それ以外の場に出ても、サッカーだけでなく、人間的にも魅力あるひとであってほしい、との思いから始めたものです。個々の判断能力やコミュニケーション能力がアスリートとしての能力に強く反映される「サッカー」ですので、ピッチの上にも影響があるかもしれません。

感心してしまうくらい、今年のU?18には須藤キャプテンや山本選手、川野選手をはじめとして、向上心があり、接していてとても気持ちのいい選手たちが揃っています。ユースでサッカーを通じて学んだたくさんのことが、それぞれの人生にプラスになるように。
今年最後の大会、Jユースサハラカップももうすぐ。結果を追求するだけでなく、個々の選手たちが多くのことを吸収できる舞台となるよう、上位進出を目指します。

さてチームは、第4クール第2戦・対徳島ヴォルティス戦を前に、ピッチ上でゲーム形式のトレーニングを行いました。
トップページでもお知らせした通り、李忠成選手が戦線を離脱することとなりました。
昨日の練習後。ベンチに座って見学していた李選手のところに、右ひざをそっと触ってなぐさめるディエゴ選手を筆頭に、多くの選手が駆け寄って声をかけていました。
出られない選手のぶんまで。しっかり準備して、戦いに挑みましょう。

2006年9月20日

レイソル公式ブログスタート!!

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本日の担当:横井孝佳

本日2度目の広報日記。こちらが本編です。

というわけで始まりましたレイソルブログ。皆さん、いかがでしょうか。他のタイトルもご覧いただけましたか? それぞれの執筆者の個性が全面に出ていて、楽しんでいただけたのではないでしょうか。
今季改めて制定したクラブコンセプトに、「開かれたクラブ」を目指すという一文があります。クラブ内各所から発信するブログも、その一端。皆さんが応援してくださるレイソルをより理解していただくための、また皆さんがよりレイソルを身近に感じていただくための、一助となれば幸いです。

書き手にとっても、新鮮な経験であるようです。鈴木達也選手は当初、「オレ、こういうの本当に苦手なんですよ」と不安げでしたが、いざ初回のエントリを書き始めるとノリノリで書いてくれました(「横井さんが隣にいると書けるなあ。これからブログ書くときは横井さんがいるときにしよう」なんて言ってました。それじゃあせっかく携帯から投稿できるようにした意味が・・)。また「春夏秋冬」を執筆する辻上運営担当も、先ほど初回の記事をアップした後、「いやー達成感あるなー!! 腹から頭に突き抜けるような感じ!!」と朗らかに笑いながら帰っていきました。
スタートはしたものの、更新されないのでは意味がありません。毎日というわけにはいきませんし、更新を強いて書き手がプレッシャーを感じてしまうのは逆効果だと思うので、週に1回程度のほどほどペースで更新していけるよう、皆に協力をお願いしていく考えです。末永くよろしくお願いします。

さて、鈴木達也選手のエントリにもあるように、本日、レイソル携帯サイト「モバイルレイソル」のCMを撮影しました。石さんとたっちゃん、2人とも演技派で、はたから見ていて感心することしきりでした。
ディレクターさんの「鈴木選手、背中で“困ったな”という感情を表現してください」とリクエストがあったとき、鈴木選手は一瞬困った表情を見せたものの「やってみます」と宣言。ところが、いざ演技に入ると、ホントに「困った感」が背中からあふれていて爆笑ものでした。気になるCMは、水戸戦以降の日立台でのホームゲームで、大型せめて中型と言ってほしいビジョンで放映します。お楽しみに! あ、しかしこのシーンが実際に使われるかどうかは不明です・・。

なお、最後に残念なお知らせです。昨日の練習中に李忠成選手が負傷し、今日の練習を回避しました。詳細は明日お知らせできる見込みです。言葉では言い尽くせないほど残念ですが、こうしたアクシデントも飛躍のバネに代えていけるのが、真の強者だと思う。他の選手の奮起を期待します。

2006年9月20日

ブログに移行!

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本日の担当:横井孝佳

・・・というわけで、皆さんに親しんでいただいていた広報日記も本日からブログ化いたしました。
ブログといっても、コメント欄もなく、言ってみればログインの必要がなくなった程度の違いでしかないわけですけど。しかし、これまでの自動入力ではできなかったワザも可能になったんですよ。例えば文字を太くするとか、斜めにするとか。それにどんな意味があるのかと問われればそれまでですけど。

さしあたってブログ化のご挨拶でした。今夜また、本日分の日記をアップいたします。例によって遅くなると思われます。いけないいけない、取り消し線楽しいです。

2006年9月19日

更新日:9/19 21:25

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本日の日記:種蔵里美

AFC U?17選手権シンガポール2006でU?16日本代表が12年ぶり2度目のアジアチャンピオンに輝きました。
ニュースでも多く紹介されていましたが、我らが柏レイソルU?18所属の山崎正登選手も左サイドバックとしてスタメン・フル出場!比嘉厚平選手は決勝戦ではベンチでしたが、喜びの表情が映し出されていましたね。
PK戦にまでもつれた準々決勝など多くの場面を乗り越えた掴んだ成長を、また今度はクラブで反映してくれることを願っています。

さて本日は先日の試合メンバーが午前中にトレーニングを、午後はそれ以外のメンバーが明海大学との練習試合に出場しました。
前半はフランサ選手が個人技を華麗に披露し、4?0。鈴木将太選手も右からいいボールを何度も供給し、3得点に絡む働きを見せていました。ただチームとしてはこの4点だけではなく、決定機は倍以上あったはず。こうした場面からもっともっと貪欲に確実に決めていきたい課題は残しました。
フォトギャラにも掲載されていますが、練習試合を行った野球場には昨日退院した大谷選手も姿を見せてくれました。鎖骨には16針縫ったという傷跡が生々しかったですが、幸いにして痛みはないとのこと。「ようやく自宅のベッドで寝られる」と、5泊の入院生活のあとにほっとした安堵の表情を浮かべていました。

さて、長らくご愛読いただきました広報日記ですが、ここWEB会員ページでの更新はこれが最後となりました。
明日からは、一般ページにあらたに登場する「レイソルブログ」に移行いたします!
このレイソルブログ、朝日新聞千葉県版「Jの風」コラムで一足先にお知らせしましたが、一気に10個のブログが登場です。広報日記、パッパラー河合さんのレイソル日記、鈴木達也・小林亮・加藤慎也各選手それぞれによるブログ、育成スタッフやファンサービス課、そして後援会会報誌「ドーセ」でも人気の宮本マネージャーのブログなどがスタートします。
明日中にはトップページにリンクを貼ります。場所は変わりますが、今後ともお付き合いのほどよろしくお願いします。
(これまでのバックナンバーはここWEB会員ページに残しておきます)

2006年9月18日

更新日:9/18 23:20

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本日の担当:横井孝佳

フォトギャラリーでもご紹介したように、本日モバイルサイト用の動画メッセージ&着ボイス収録を行いました。各選手の個性が出て、なかなか楽しかったですよ。
モバイルサイトは10月にオープン予定。詳細なオープン日が決定しましたら、リリースやホームページなどでお知らせいたします。ぜひお楽しみにお待ちください。

今日は朝から晩まで、この収録に立ち会っていました。その間、待ち時間が長かったので、古いJリーグファンズガイド(俗に言う緑本)を読んでいたのですが、これがなかなか面白い。かつて現役時代の古邊フィジカルコーチと山下選手がアビスパで同僚だったとか、山根選手のサンフレッチェ時代の髪型、岡山選手のマリノス時代の幼さが残る顔つき、大分時代の青年石さんとか、突っ込みどころ多数。今年J2で対戦している各チームの選手が結構いろんなチームに在籍していたことが知れたり…。人に歴史あり、です。
2001年版を読んでいたら、ちょうどディエゴ選手がやってきて、それは何かと身振りで問う。たまたま開いていた横浜FCのページに、監督として永井良和さんの写真が載っていたので、「俊太パパだよ」と教えたら「ホント!?」と食い入るように見ていました。「ヘイソーは?」と聞くので開いてみると、この頃はちょうど韓国人選手が外国籍枠を占めていた頃なのでブラジル人選手の姿はなく、少し残念そう。パラパラとめくって見ると、鹿島のページにビスマルク選手を発見、「知ってる」とうなずいていました。
と、そのページの一番上を指差し、「カトゥー」と呟くディエゴ。そこには若かりし(って言っても今でも十分若いんですけど)加藤慎也選手の姿。オオーっと笑いあったことでした。

そんな(どんな?)加藤選手も明日で26歳。お誕生日おめでとう。

2006年9月17日

更新日:9/17 1:30

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本日の担当:種蔵里美

第4クール初戦。大事にしたいスタート。
まずは勝利で、前に進むことができました。

ディエゴ選手の出場停止、祐三選手のケガなどでメンバーが入れ替わるなかでの試合。
藏川選手、由紀彦選手、谷澤選手(途中交代しましたが、負傷ではなく足が攣りました)など、積極的なプレーがチームをぐいぐい引っ張り、全員の力で勝利を引き寄せました。

横浜FC戦に引き続き左サイドバックでの出場となった石川選手のプレーも光っていました。実は今日が日立台での初スタメン!
日立台のすぐそばで育ち、お父さんに連れられて小さい頃からレイソルの試合を見て、ユースからプロ選手へ。実直で一生懸命な姿勢は、ユースでキャプテンを務めていた頃からやっぱり変わりません。そんな石川選手が入場を待つ姿を見て嬉しさがじわじわこみ上げてきたのですが、試合後に感想を聞いてみると、意識していたのは周りだけだったようです。
「とくに意識はしなかったですね(笑)。まわりの選手たちと同じように、絶対に勝たなければいけない、と気持ちを上げて入りました」
チャンスを掴んで出場機会を増やしてきたけれど、もっと大事なのはこれから。これを維持してチームに活力を与えるような存在になってほしいと思います。

今日はなんといってもプレス、プレス、プレス!
連動ある動きで前からボールを奪う、小気味良くボールを前へ運ぶレイソルサッカーで結果を出せたことが嬉しいです。
試合後どの選手に会っても、「いやぁ?、今日は疲れたよ…」と合言葉のように出てくるほど、みんなよく走っていました。
「プレスでお客さんが沸いてたよ。そんなスタジアム、初めて見たかも」という記者の方の言葉が嬉しかったです。それだけプレスが効いていた表れでもありますし、多くのみなさんがレイソルが目指すサッカーを共有しているからこそ、でもありますから。

そのレイソルサッカーを中盤で支え、相手の攻撃の芽を摘みまくっていたのが山根選手。日本人選手最年長にして、試合出場時間はチーム最長。累積による出場停止の試合以外、すべての試合に出場してきました。
今日は試合前に、J2通算200試合出場を記念してセレモニーが。元気いっぱいの「巌チルドレン3兄弟」による花束贈呈(ばれないように内緒で進めてきたプログラム)にはびっくりしたみたいですが、子どもたちからのお祝いを受けて、また一味違った意気込みを胸に試合に入りました。
「みんなが追ってくれて狙いやすかった」と今日の守備に関しては、ひとまずの手応えを語ってくれました。

石崎監督も監督会見で触れていましたが、得点のチャンスはもっとありました。李選手の入ってすぐのヘディングも北嶋選手のシュートも、鈴木達也選手のバーを叩いたシュートも、平山選手も惜しかった。得失点差を考えると、決められるところでもっと決めなければいけないのが課題として残ります。
ひとつひとつの試合、残り11試合。大事に戦っていきましょう。
次はアウェーです。気を引き締めて、この試合をアウェーにも必ずつなげられるよう、強い気持ちを持ってみんなで挑みましょう。

最後に昨日手術を受けた大谷選手ですが、手術も無事終わり、月曜に退院するとの情報が入ってきました。チームは明日オフ。退院する前日ですが、「暇みたいなので」とお見舞いに出掛ける選手もいるようです。

2006年9月15日

更新日:9/15 23:15

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本日の担当:横井孝佳

冷たい横浜の雨に打たれたのはおとといのこと。そして明日はもう次の試合、第4クールの初戦ザスパ草津戦です。ほんと、猛スピードで過ぎていきますね、2006年シーズンは。

トレーニング開始に先立って、草津戦に向けたミーティングが行われた今日。草津の特徴を選手・スタッフで共有し、一段落したところで、石さんの檄が飛びました。
「第 3クールは結果的に勝ち点19、目標としていた25には6足りなかったが、それを悔やんでも仕方ない。第4クールで勝って、100に届けばいいんだ。試合に出る選手、出ない選手の区別なく、みんなの気持ちを一つにして、戦っていこう。選手だけじゃない。タクやヒラ、ホペイロ、トレーナー、フロントのスタッフ、ピアノのおばちゃんや掃除のおばちゃん、そしてサポーター、みんなレイソルの一員として、勝ちたい、J1に昇格したいと願ってるんだ。みんなの思いに応えよう。みんなの力で、第4クール、何としても勝とう。そしてJ1へ昇格しよう」(注:標準語訳済)
フォトギャラをご覧になった方は、ははぁ?んとお気づきになったかと思いますが、フランサ選手のコメントはこの石さんの檄を受けてのもの。それだけ選手の胸に響いたのでしょう。
私はこの言葉を聞いて、シーズンスタート時の結団式での、「このクラブを代表して、ピッチで戦えることを誇りに思います」という平山選手の話を思い出しました。

私たち、選手でもなければ監督・コーチでもない者は、ピッチで戦うこともできなければ、作戦を立てることもできません。とどのつまり、自らの思いを選手に託すことしかできない。「勝ってくれ、J1へ連れて行ってくれ!!」という切実な願いを選手たちに委ね、彼らを信じることしかできないのです。
そして今の選手たちには、その思いを受け止める覚悟ができている。フランサ選手や平山選手をはじめ、今朝ミーティング会場から出てきた選手たちの目を見て、私はそう確信しました。逆に言えば、その覚悟がない者には、誇り高き太陽のイエローに染まったユニフォームに袖を通して、ピッチに立つ資格はない。

幸いにして私たちのホーム、日立柏サッカー場は、スタンドで応援する者の思いをダイレクトに伝えられるスタジアムです。山根選手が以前「ここで試合をすると、5割増しの力が出る」と言っていたように、選手自身もそれを感じており、頼りにしています。
だから皆さん。選手を信じてください。選手を信じて、応援してやってください。私たちは、選手に思いを託すことしかできません。しかしその思いは、間違いなく選手の力になるのです。もう一歩先へ走り、もう少し高く跳ぶための力に。

声を張り上げて声援を送ってください、と申し上げているのではありません。もちろん、ゴール裏から響くチャントは、スタジアムを盛り上げ、選手の気持ちを高揚させます。でも、応援スタイルはそれだけではない。静かに視線を送る方もいれば、選手の名前を叫ぶ方もいる。ただ、選手を信じて、90分間「勝ってくれ!!」と思い続けていただきたいのです。
残念ながら、レイソルの選手たちはヘタレが多く、ミスをしたり相手に得点を許すと、すぐにシュンとなってしまうんです。そんなとき「ダメじゃん」という空気が流れると、敏感に察知してさらに落ち込んでしまう。だからこそ、皆さんの「勝ってくれ!!」という思いで、選手たちを奮い立たせてください。断言しますけど、絶対にその思いは伝わりますから。

なぜこんなことを申し上げるか。それはJ1に昇格したいから。だってここまで来たら、1年での昇格を決めなきゃ一生悔いが残りますよね? 今こそ正念場です。選手もスタッフもサポーターも、真のタフネスが試される第4クール。明日から始まります。

2006年9月14日

更新日:9/14 21:31

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本日の担当:種蔵里美

草津戦のマッチデープログラム「ヴィトーリア」の「サポーターズヴォイス」に多くのみなさまからメッセージをいただきました。ありがとうございました!
ひとつひとつを読みながら、みな同じ方向に向かって思いはひとつであると確信しました。
第3クールの中頃、地元紙のインタビューで北嶋選手が語っていたコメントが印象に残っています。
「第4クールはもう泥仕合になるだろうし、山あり谷あり、厳しいと思う。最後のクールがそういうものだって当然覚悟は出来てる。試合に出てるひともそうじゃないひとも一丸となって向かっていく。それが出来るレイソルだと思うから」と。
苦しいときこそ一丸となって。ディエゴが試合後に言っていたように「まだ上位にいることに変わりはない」のです。「ここまで積上げてきたもの」を信じて戦っていきましょう。
そして苦しいときだからこそ、元気を出して。踏ん張っていきましょう。

大谷選手は本日受けた詳しい検査の結果、右鎖骨骨折の全治1?2ヶ月と診断されました。試合中に横浜市内の病院で検査を受け、そのまま大津トレーナーとともに千葉県内の病院へ直行、入院。夜遅くの入院だったにもかかわらず、マルコス選手(本日左膝前十字靭帯のオペを受けました)が降りてきて出迎えてくれたそうです。
この時期に離脱するのは、誰よりも大谷選手本人が相当に悔しい思いをしています。ただただ残念ですが、全治は1?2ヶ月。11月下旬の復帰を目指して、リハビリを進めていきます。これを機に、ここまで蓄積してきた疲労を回復し、痛みを抱えていた部分も同時に癒やすことができれば、と思います。
昇格を決めるそのピッチには必ず立っている。そう信じています。
強い気持ちを持ってここまで進んできた選手なのですから。大丈夫です。

2006年9月14日

更新日:9/14 1:44

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本日の担当:横井孝佳

タイムアップから4時間が経過した今も、悔しさが募ります。横浜FCとの、超が付くほど重要な一戦、痛い黒星を喫しました。

こんな夜は、皆さんに非常に申し訳なく思います。われわれは顧客たる皆さんに、楽しんでもらいたい。レイソルを応援することで、皆さんの生活がより豊かに、喜びに満ちたものになるように。しかし、多くのレイソルサポーターの皆さんは、私と同じように悔しさで悶々とした夜を過ごしているに違いない。とても申し訳ない、と。
以前サポーターの方からこんなことを言われました。
「私たちはレイソルを愛している。だからこそ、試合に負けて選手たちが辛いときには私たちも辛いし、勝って喜んでいるときには私たちもうれしい。クラブに対する愛情が芽生えると、そう思えるんですよ」と。
その言葉を聞いて、こんな諺を思い出しました。
「隣にいる人が倒れたら抱え起こすのが友情、ともに倒れるのが愛情」
倒れっぱなしは困りますけど。

繰り返しになりますが、今夜は辛い思いをさせてしまって、大変申し訳ございません。しかし明日には再び顔を上げて、次なる戦いへ向けてもう一度闘争心を奮い立たせましょう。
われわれスタッフは、皆さんが注いでくださる愛情に甘えることなく、勝利を、より強いレイソルを目指して、出来得る限りの努力を続けます(今この時間も、スカウティング担当の平川コーチが、ひと気のないクラブハウスで草津対山形戦のVTRを編集しているはずです。石崎監督も同様でしょう)。皆さん、今こそ繋いだ手に力を込めて、ともに進んでいきましょう。最後にやって来る歓喜の瞬間を信じて。

差し当たって皆さんにお願いがあります。草津戦で発行するマッチデープログラム、『Vitoria99号』のサポーターズボイスをお送りください。連敗を脱しようと燃えている選手たちに、さらなる燃料を注ぎ込んでやってください。HPトップの「ご意見・お問い合わせメール/広報宛」からお送りください。ペンネームも可です。よろしくお願いいたします。

なお、今日の戦いで負傷した大谷選手は、鎖骨骨折の疑いがあり、試合中に病院へ向かいました。明日には検査結果が判明するはずです。結果は何らかの形で皆さんにお知らせします。

2006年9月12日

更新日:9/12 21:55

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本日の担当:種蔵里美

昨日は惜しかったです。
紅白戦で長谷川選手がズドーンときれいなミドルシュートを決めていまして。これはちょっとアピールになったんじゃない!?と周りを見渡したところ…そう、昨日は施設休館日のために一般の見学者はゼロだったのでした。ぽつんとベンチに座って見学していた下平スカウト、飯田強化担当、オフィシャルライターの平山さんには強烈アピールしたはず。でも新たなファン獲得はならなかったので、ここでお知らせしておきます。
新人選手といえば、長谷川選手の同期、「ぐんりょう(群馬の亮)」こと大河原選手、昨日は最後までグランドに残っていました。ヘディングの練習やら筋トレやら。
引き揚げてくるところ、「どうしたの?」の平山ライターの問いに、「空がきれいだったので」と気持ちよさそうに答えていました。DF陣に出場停止者やケガ人が出て、これまで出場機会の少なかった選手たちのモチベーションが高いなかでのトレーニング。大河原選手も当然、負けてはいられません。

さあ、明日は横浜FC戦。
チームは午前9時半より室内でミーティングを。
びっしりと各チームの勝点や戦績が書き込まれたホワイトボードを背に、石さんが檄を飛ばしました。
「リーグ戦のトータルの成績は、チームの力。みんなの力を合わせて、気持ちをひとつにして、強い気持ちを持って戦おう」
そのまま、選手たちはグランドへ。細かい雨が降るなか行われた1時間強のトレーニングでは、再度ゲーム形式で連携などをチェックしました。
ベイエフエム「レイソルオーレ」でもお話させていただいたのですが、アウェイのナイトゲームで分が良くないこと、出場停止などでメンバーが入れ替わることなどから、チームは危機感を募らせるとともに、非常に高いモチベーションを保っています。
岡山選手・小林亮選手・藏川選手(各選手ともに出場停止は1試合のみ)を欠く明日の一戦。ベンチも含めた16人の選手たちを信じて、私たちレイソルの力を信じて、みんなで横浜に乗り込みましょう。

2006年9月11日

更新日:9/11 23:50

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本日の担当:横井孝佳

仙台のホテルに入って傷心のまま書いた広報日記で、「日付の上では明後日横浜FC戦」としていました。「しあさって」の間違いでした。どうやら敗戦のショックで冷静さを欠いていたようです。実際には今日月曜日ですね、横浜戦があさってに迫っているのは。お詫び申し上げます。

というわけで、2日後に重要な一戦を控えた今日。トレーニングに先立って、朝9時半からミーティングが行われました。
冒頭、選手たちを前にして、石崎監督が檄を飛ばしました。
「リーグ戦はトータルのチーム力が成績に結びつく。ケガ人や出場停止の選手が出たときに、どれだけカバーできるか、そんなときこそ真のチーム力が問われる。チーム全員で準備してきたんだ、横浜戦に出る選手は大きなチャンスと捉えて、今日と明日、モチベーション高く(トレーニングを)やっていこう!」
トータルのチーム力。それは選手全員の力はもちろん、監督・コーチ・チームスタッフ、我々フロントスタッフ、サポーターの皆さん、その全ての力を指すのだと思うのです。3位横浜との直接対決と修羅場の第4クール、合わせて残り13試合の総力戦。さあ、力を合わせていきましょう。

その後のトレーニングでは、紅白戦などを実施。終了後、ある選手は「いい感じだった。連携も問題なかった」と口にしていました。きっとやってくれると信じています。

話は劇的に変わるのですが、わたくしと種蔵広報のアイドル長谷川悠がこんなことを言っていました。
「このチームでいちばん人気がないの、僕ですよ。自信あります」
なぜ?
「練習が終わった後、ファンの皆さんとのふれあいゾーンを抜けるのに、誰からもサインお願いしますって言われないんです。込み入ったゾーンをスススッと抜けられちゃうんですよ。こんな感じでDFラインの裏に抜けられればいいのになっていつも思うんですよ」
はからずも爆笑してしまいました。しかしハセよ、その前に試合に出て点を取りまくることだ。そうすれば君の前に列ができるはずだよ。とWEB会員登録済みの君にアドバイス。
でも、明日練習見学に来られるご予定の皆さん、ぜひ写真やサインをお願いしてみてください。将来レイソルが誇るストライカーとして大黒柱になるべき存在の選手ですから・・というのは置いといても、どんな反応するか、ちょっと興味あります(笑)。

2006年9月10日

更新日:9/10 23:57

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本日の担当:種蔵里美

昨日の一戦から一夜明け、チームは仙台から柏に戻って、そのままリカバーで軽く汗を流しました。リカバー後、クラブハウスのトレーナールーム前では、選手たちが昨日の仙台戦のビデオを早速確認していました。
それぞれ課題や反省が心のなかにあるにせよ、敗戦のショックを引きずっていないことを心強く感じました。
気持ちはすでに、横浜FC戦にしっかりと切り替わっています。
明日は午前9時半からビデオミーティングを行い、トレーニングです。

実は今日は、当初オフの予定でした。いままでのパターンからすると、中3日のときは1日オフ。この日を逃すと2週間オフなしとなります。ですがメンバーの入れ替えがあること、また選手たちの試合に向けたフィジカルコンディション等を考慮して練習日となりました。横浜FC戦のことを考えれば、今日のリカバーで体をリセットし、明日・あさってと2日間確認ができる効果は大きいと思います。

チームの力は所属している全員の力。この横浜FC戦であらたにチャンスを得る選手、ともにプレーし、それを支える選手たち。残り2日間。しっかりと準備をしていきましょう。

2006年9月10日

更新日:9/10 2:4

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本日の担当:横井孝佳

0-2。完敗と言えるスコアですが、そうとは思えないし思いたくもない。チャンスをつくれていた(シュート数は相手の10本に対しレイソルは19本)だけに、悔しいゲームでした。

言いたいことは多々あります。Jリーグの更なる発展のためにも、クラブとして申し上げるべきことはきちんと申し上げます。しかし、結果として試合に負けたことは事実。そこはきちんと受け止め、乗り越えていかねばなりません。

試合後の選手たちは、悔しさを表情に漂わせながらも、次の横浜戦へと切り換える必要性を口々に話していました。そう、日付の上ではもう、次の戦いが明後日に迫っています。ここでうつむいている暇も必要もありません。今日の敗戦は悔しい。しかしそれを引きずっていては、勝てるゲームも勝てない。今日の反省や課題を修正しながらも、自信を失わず、闘志を燃やしていかなくては。
ネガティブになるのなんて簡単です。負けた夜なんて、ほっとけばネガの谷間に転げ落ちていく。ここでいかに気持ちを奮い立たせ、次なる戦いへのモチベーションを上げていくか、それこそが精神面のタフネスですよね。

タイムアップの笛が響き、選手たちがゴール裏のサポーター席へ挨拶に行ったとき。わずかな面積のアウェイ側応援席をびっしり埋め尽くした黄色い家族達が、「うつむくな」「顔を上げろ」と鼓舞してくださっているのが、記者席からも見て取れました。選手たちがどれほど勇気付けられたか。彼らに代わってお礼を申し上げます。
数の上では10分の1程度だったのに、レイソルサポーターの声量はものすごかった。それほど気持ちを込めて応援してくださったサポーターの皆さんと勝利を分かち合えず、返す返すも悔しいのですが、手を携えて、最後に訪れる歓喜に向かって、この難局を乗り越えていきましょう。

次節は絶対に負けられない一戦となりました。しかも、岡山選手、小林亮選手、藏川選手が出られない非常事態。今日の試合を負傷により回避した李忠成選手、大谷選手、小林祐三選手も、現時点では出場できるかどうか判然としません。4月の函館でのコンサドーレ戦を思い起こさせる、厳しい一戦となります。ですが函館では、それまで出場機会が少なかった李忠成選手や鈴木将太選手が、意地を見せてくれました。次も、北嶋選手の言葉を借りれば「新しく入ってくる選手たち」、その活躍に期待したい。
函館で、選手たちが持てる力を出し尽くして勝利したからこそ、今この順位にいられるのだと思います。今こそレイソルファミリーの力を結集し、横浜戦、何が何でも勝利を掴みましょう。水曜日、三ツ沢でお会いしましょう。

2006年9月 8日

更新日:9/8 19:43

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本日の担当:種蔵里美

午後2時すぎに、チームは仙台に向けて出発していきました。ひさしぶりのスーツ姿で。藏川さんの編み編みブーツ(詳しくはフォトギャラを)に、びっくりしていた横井広報でした。
いまごろは、仙台に到着している頃です。
午前9時半から行われた最終調整は、1週間に1度試合が組まれている週にしては珍しく、紅白戦などのゲーム形式を行いました。仙台戦、横浜FC戦、そして草津戦、と連戦も見越して、ぎりぎりまで確認を重ねました。
「いろんなことがある。いつ何が起きるかわからんのじゃから」
最近、折に触れて石さんはこの言葉を口にします。
試合中にも、試合と試合のあいだにも、どんなアクシデントが降ってくるかわからない。それに対応できるよう、どんな組合せでもいけるよう、選手たちに100%の心の準備が常に出来ているよう。

その時々の順位ではなく、あくまでも勝点の積み重ねを見つめているレイソル。対する仙台は、3位との勝点差が現在「9」。明日の対戦は、上位との直接対決となる仙台にとっても、第3クール勝点25を目指すレイソルにとっても大きな鍵となる試合。
粘って、耐える。この2試合でチームが取り戻しつつあるディフェンス力を明日もいかに発揮できるか、試合メンバー16人全員の力を出し切って、ぶつかっていきましょう。

さてトップページでもお知らせしましたが、瀬戸選手が右足首軟骨損傷の診断を受けて昨日手術を受けました。北嶋選手の膝のように、軟骨が遊離物体となって神経を圧迫していたようで、ゲーム形式などのメニューで痛みがひかず、手術に踏み切りました。無事に手術が終わったいまは入院しており、一週間ほどで退院できるとのことです。残念ですが、しっかりとしたリハビリからの復帰を待ちたいと思います。

最後にお知らせをひとつ!
今季は毎試合なんらかのイベントを!と「レイソルホームパーティー」を立ち上げ、ここまで進めてきました。
予定表を見ていただいてもわかるとおり、9月27日・水戸戦が「未定」となっていたのですが、このたび、日頃の「お疲れ様です!」の気持ちをたっぷり込めて、「同僚誘って観戦デー」を開催することとなりました。
平日のナイター。対象となるのはOLさんやサラリーマンの方々など、いつもお仕事に全力投球されているみなさんです。詳細は来週早々にもお知らせしますが、レイくんも働くみなさんをなんとか癒そうと、限定バージョンで登場すると張り切っています。お楽しみに!

2006年9月 7日

更新日:9/7 23:56

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本日の担当:横井孝佳

夕方クラブハウスのビデオ編集室を通りかかると、スカウティング担当の平川雅之コーチが熱心にVTRを編集していました。スクリーンを覗き込むと、写っていたのは先日の湘南戦のスカウティングビデオ。
「あれ?湘南戦の振り返りミーティングってもう終わったんじゃないの?」と私。
「今編集してるのは、遠征先で観るためのビデオです。前節の試合のダイジェストと次の対戦相手のスカウティング内容をまとめたビデオを、遠征先で見られるように用意しておくんですよ。ミーティングのときに話した内容をテロップで盛り込んだりして」と平川コーチ。ほうぅ、そんなビデオがあったとは。新妻の待つ家庭に早く帰りたいだろうに、ご苦労様です。
仕事の手を休めずに喋る平川雅之。「明後日仙台戦で、そのすぐ後に横浜戦で。ホントJ2って休みがないですよね。気が落ち着く暇がありませんね」
私「・・・」
ごめん、昨日まで3日間、夏休みもらってた! でも休暇先で、毎晩レイソルの夢を見ていたよ・・・って何の罪滅ぼしにもなりませんね。しかし、今シーズンが終わるまで、追い立てられるような戦いの日々が続くのであろうなあとしみじみ感じ入ったのでした。朝目が覚めるたびに。

今日のトレーニングは、仙台戦を想定した紅白戦など。チームのムードはとてもいい感じです。気が抜けている風でも思いつめている風でもなく、言うべきことは言い合って、とても前向きな雰囲気が漂っている。皆、戦士の表情をしている。石さんがベストゲームに挙げた前節の湘南戦勝利の自信が、このムードを生んでいるのでしょうか。
気になるのは前節負傷交代した小林祐三選手と山根選手の症状。多くの方からご質問を受けました。じつになんとも歯切れの悪い言い方で恐縮ですが、一言で申し上げると「微妙」。ただ、全治まで何週間もかかるような重症でないことは確かです。
以前にも書いたことを繰り返しますが、この時期、ほとんどの選手がそこここに痛みを抱えているものです。ベストの状態で試合に臨める選手など一人もいないと言っても過言ではありません。ゆえにどこからどこまでが負傷なのか、じつにあいまいなのです。もちろん、手術を必要とするような大ケガや、全治まで何週間もかかるような場合はリリースを出しますが・・。

本日の練習終了後、ファンの方からサインを依頼されて快く応えている石さんをカメラに収めていたときのこと。
「おい、こんな写真いつ撮った?」
見てみると、ファンの方が差し出したカードに、険しい表情で前方を見据える石さんの写真が。
「ワシ、こんな怖い顔しとらんぞ」
冗談でおっしゃってます? それとも本気?と思わず聞いてしまいました。いつも怖い顔してますよ。しかし案外、コンセントレーションが高まっているときの勝負師とはそんなものなのかもしれませんね。自然に表情が険しくなるという。今日の練習中の選手たちにも、同じような印象を抱きました。いい状態で仙台に乗り込めそうです。

2006年9月 6日

更新日:9/6 19:12

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本日の担当:種蔵里美

昨日とは打って変わって、ぐっと気温が下がった今日。半袖ではちょっと肌寒いくらいでしたね。
お昼頃、そして午後4時ごろのちょうど練習を行っている最中にも、時折激しく雨が降ってきました。明日も似たようなお天気のようですので、見学の際にはぜひ傘を持ってご来場ください。雨宿りをする場所が少なくて、いつも申し訳ないな、と思います。
さて本日チームは午後3時からミーティングを行い、そのまま野球場で約2時間のトレーニングを行いました。
いつも通り、いろんなパターンを試しながら、ゲーム形式のトレーニングは進んでいきました。
ここからの14試合は、何が起きるかわからない。出場停止の選手も出れば、ケガ人が出ることも想定されます。誰がどんなときに出てもいいように、こうした日々のトレーニングがなおさらのこと大事になってきます。

さて9月3日よりレイソル後援会会員向けに第5回チケット先行販売を開始して、今日で3日が経ちました。10月以降の残りホームゲーム4試合が対象とあって、おかげさまで連日レイソリスタは閉店時間を少し遅らせるほど多くの方々にご購入いただいています。日立台で行われる最後の3試合は、席種によってはAL席を中心に残りがもうわずかになっているとのこと。10日からは一般販売も始まります。お早めにご購入ください!

明日7日は根引選手の誕生日。今日は午前中にピッチ上でリハビリを行っていました。9月生まれの選手が多いレイソル(ほかにも12日・小林亮選手、13日・石川選手、19日・加藤選手、22日・中谷選手、24日・石舘選手、30日・南選手)。不思議とみんな、どことなく雰囲気が似ているような気が・・・。比較的、落ち着いている選手が多いですね。
今日は9月生まれのとある選手がファンの方からプレゼントをいただいたようで、クラブハウスのなかでは「いついつは誰、いついつは俺だ」と誕生日確認がなされていました。
自分自身の誕生日にはみんな、結構敏感なようです。

2006年9月 5日

更新日:9/5 23:13

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本日の担当:種蔵里美

横井広報が断言していましたが、石さんも断言していました。
湘南戦は、「すんばらしいゲームだった。わしが見てきたいろんなゲームのなかでも、好きなゲーム。満足した勝ちゲームだった」と!
今日は千葉日報さんが、フリーペーパー「C?has」のために千葉から取材にいらして下さっていたのですが、その取材のなかで、そりゃもうきっぱりと言っていました。
理由は2つ。
*1試合を16人がほんとに1つになって戦う。途中から入った選手がすごく
 いい働きをする、内容あるゲームだった。
*ここを守らなくちゃという時間帯で、全員がしっかりディフェンスできている。
苦しい第3クールをここまで進んできて、このタイミングで、こうした試合を選手たち自身で作り出せたことが、石さんはなによりも嬉しかったのだと思います。レイソルは気持ちの出来が試合を左右する。そう言われることがあります。これまで、チームのリズムが悪いとき、ここぞ、というときには石さんのヒントによってチームは軌道を修正してきました。7月8日の横浜FC戦しかり、8月26日の愛媛戦しかり。でも今回はトレーニングのなかから自然とそうした雰囲気を自分たちで生み出し、選手全員がその100%の気持ちを試合に繋げられた。普段、そのことを常に気にかけている北嶋選手も「湘南戦はすごく気持ちが入っていた」と言っていました。
気持ちだけではなく、実際にビデオを見ても、攻守に渡って連動した動きが見られました。細かい部分はもちろん修正していくとして、全体としてやりたいことをしっかり体現できていました。
チームの力は所属選手全員の力。クラブの力は家族全員の力。
まずは仙台に、意識を高く持って、集中して乗り込みましょう。

さてここのところ、レイソルは嬉しいこと続きですが、こちらも嬉しいニュース。柳澤隼選手がU?19日本代表キャンプメンバー選出です。
5月以来の代表キャンプ。「精一杯アピールして、がんばってきます」と言う柳澤選手のコンディションは「上り調子」のようです。
「試合勘はまだまだだし、走れていない。3日のサテライトの出来は30点。でも当たり負けしなくなったんですよ、リハビリ中にやった筋トレの成果で。強くなりました。あとはフィジカル、上げていかないと」
ワールドユース出場権獲得をかけて戦うアジアユース(インド)に向けて、しっかりアピールしてきてほしいですね。

2006年9月 4日

更新日:9/4 2:07

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本日の担当:種蔵里美

あんな笑顔はひさしぶりに見ました。
いろんな思いが入り交じった、なんともいえない試合後の表情。
近藤選手が、サテライトリーグ・対湘南ベルマーレ戦に後半から出場しました。実戦は昨年の鹿児島キャンプでの練習試合(8月6日)以来1年1ヶ月ぶり、公式戦はさらにさかのぼって味スタでのナビスコ・対FC東京戦(6月4日)以来、実に1年3ヶ月ぶり。
「背番号14・落合正幸選手にかわりまして、背番号3・近藤直也選手が入ります」のアナウンスと、ピッチ脇に姿を現したユニフォーム姿を確認しての大きな歓声。よくここまで来たな、という思いと、あらためて多くの方々が期待して待っていることを、走ってピッチに入っていく姿を見ながら感じました。
後半キックオフ前、一番最後にロッカールームから出てきた近藤選手本人も、その歓声を聞いて「嬉しかった。うるっと来た」と言っていました。円陣を組むためにピッチ上で待っていた選手たちもみんな振り返って、拍手で迎え入れていましたね。
全体練習に合流して3週間。これからまた実戦を積んで、課題を克服して、感覚を取り戻して、練習を積んで・・・と試合復帰に向けての道程は決して短くはありません。本人も今日の感触について「試合が出来たことがすべて。まだこれから」と振り返っていました。
ただ、今日ピッチに入った一歩が大きな一歩であり、その一歩が忘れられない瞬間になったことは確かです。大事なのはしっかりと試合に復帰してくること。じっくり待ちましょう。

さて、今日は多くのみなさんにとって大忙しの一日ではなかったかと思います。朝10時からは、今季の残りのホームゲームチケットの後援会先行販売が行われました。レイソルチケットセンターの電話も朝から鳴り止まず、レイソルチームショップ、レイソリスタにも多くの方々にお並びいただき、チケットをご購入いただきました。
午後2時からはサッポロビール千葉工場ツアーが。こちらにご参加いただいた方のなかにも、午前中にチケットを購入してから急いで集合先に向かった方もいらっしゃいました。今年で4年目となるこのツアーですが、今年もマリンレディ・鈴木さんのご活躍が光っていました。
毎年お知らせしている気もしますが、「ビールは祝杯のお酒。胸を開いて、背筋を伸ばし、脇をしめる。グラスは下部分を持って、ビールをのどで味わいましょう」
参加していた小林亮選手も、初めて聞く話に背筋を伸ばして脇をしめて聞き入っていました。みなさんもぜひ、☆サッポロビールでお試しください。
午後8時過ぎからの『Glory of Reysol』の収録も予想していたよりもスムーズに進み、多くの方にご参加いただきました。ありがとうございました!どんな仕上がりになるのか、「ゼ!」はどこで使われるのか、楽しみですよね。

さて明日はオフ。一日の休みを挟んで、来週火曜からアウェー・ベガルタ仙台戦に向けてトレーニングを積んでいきます。アウェー2連戦、第3クール残り2試合で2勝を。みんなで追い求めていきましょう。

と、ここまで書いて、ふとダノン・ネーションズカップ2006のオフィシャルサイトを開いて確認したところ、我らが柏レイソルU―12が6位に入賞し、Best Game Play賞を受賞しました!!
優勝したのは準々決勝で負けたリユニオン諸島。また大きな自信を持って、日本に帰ってきますね。5位?8位順位決定戦や閉会式の模様などは、現地からの報告を楽しみに待ちたいと思います。

2006年9月 3日

更新日:9/3 3:1

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本日の担当:横井孝佳

断言します。
今日の試合後の石さんは、今シーズン(ということはレイソルの監督に就任してから)最も機嫌が良かったと!

毎試合、試合後の監督会見にアテンドするのは私の役なんですけど、ほとんど機嫌よくしてる姿を見たことがない。勝った後でもですよ。いつだったかは使用済みユニフォームを入れた洗濯袋を蹴飛ばしてたし、またある時はお渡しした公式記録用紙を丸めて壁に投げつけるし…ビクビクしながら声をかけているんです、私。
しかし今日は、会見場に向かう廊下を並んで歩いていると、石さんから笑顔で右手を差し出してくれた。こんなこと初めてです。
間違いなくそれは、4得点を挙げて大勝したから、ではない。ベンチ入りした16人全員が全員、自らの力を出し尽くし、「何が何でも勝ちたい」という気持ちを全身で体現してくれたからだと思うのです。

試合後のロッカールームを覗いたら、鈴木達也選手がオレンジを食べていました。良かったね、と声をかけると「いや?やっとですよー」とたっちゃんスマイル。そこへ李忠成選手が歩み寄ってきて、「やっぱリーグ戦のゴールって違うよね」と小声でささやくのです。無言のまま笑顔で頷く鈴木達也選手。
その李忠成選手も、2点目の起点となったクロス、その前の突破は並じゃない(【C】佐藤大)。右サイドで相手DFの厳しいチェックを受けながら、身体を反転させて抜け出した。あそこで倒れれば、FKをもらえたかもしれません。しかし貪欲にゴールへ迫っていった、その闘志をいつまでも忘れないでほしい。自らの特長を生かした、素晴らしいプレーでした。
そしてそして忘れてはならないのが藏川選手。「影のMVPなんじゃない?」と声をかけると「いやホント勝てて良かった」と、疲れを漂わせながらも笑顔でした。藏川選手は、先日の練習試合対アルディージャ戦で石さんはじめ指導陣の評価が高く、今週の紅白戦ではレギュラー組に入ることもありました。試合に出られないからと腐らず、常に全力投球でトレーニングに取り組めば、必ずチャンスは回ってくる。他の選手にとってもいい刺激になったのではないでしょうか。
北嶋選手は「自分のゴールよりも達也のゴールがうれしい」とやはり笑顔。やっぱりあの国立のゴールが引っかかっていたのですね。「忠成が準備してて、もう交代だなって、最後だからと全力で走ったのに、巌さんがケガで代わっちゃって…『ウソ!もう走れないよ!!』って焦った」と笑ってました。

気になるのは負傷交代した2選手。小林祐三選手は左足首の捻挫で明日検査を受ける予定。山根選手は左太腿裏の張りということです。山根選手は、以前から気になっていた部位とのこと。検査等は未定です。症状が軽いことを願っています。

さあ、勢いに乗って、第3クールの残り2試合、仙台戦と横浜戦に勝ちましょう! 私たちレイソルの力を見せてやりましょう!

さて、明日はサテライトの湘南戦(2日連続!)。今日の藏川選手の活躍で刺激を受けた選手たちが、きっと全力のプレーを見せてくれます。メインスタンドから無料にてご観戦いただけますので、ぜひお越しください。
また試合後には、「Glory of Reysol」の歌の収録もやります! ぜひ多くの皆さんにご参加いただきたいのです。人数がまったく読めず、今日も河合さんと「少なくて50人、多くて1000人ぐらいですかね?」と話していたのですが。
河合さんも仰っているように、もしかしたら収録される歌はすごく小さな音になってしまうかもしれない。しかし、ここ聖地日立台で皆さんの歌声が記録されること、一人一人は見知らぬ者同士でも、“レイソルが好き”という共通項のみにおいて集まった家族同士が歌うこと、そのイベントにこそ意味があると思うのです。ぜひぜひご参加ください。お待ちしております!

2006年9月 1日

更新日:9/1 20:7

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本日の担当:種蔵里美

明日の湘南ベルマーレ戦に向けて、チームは午前9時半より練習を行いました。チームとしての動きや戦術面の確認は昨日までに終えていますので、本日はコンディション調整。明日のホームゲームのあとは、仙台、三ツ沢とアウェーが続き、少しバタバタします。そのためか、本日お昼過ぎにクラブハウスに行ったときには多くの選手が帰ったあとでした。休むときには、しっかりと身体を休めています。

今週までは午後練習のスタート時刻が4時、終わるのが6時過ぎと遅く、治療をして帰る選手は夜遅くまでクラブハウスにいる姿が見られました。選手の人数も多いので、それだけ治療の待ち時間も長いんですね。さすがに疲れているのかトレーナールームは静かですが、待ち時間にはそれぞれ、トレーナールーム前のソファでコミュニケーションをとったり、ゲームをしたり、アンケートに答えたりと賑やかです。ちなみにアンケートとは昨日の日記にも出た、例のアンケートです。これがなかなか時間がかかる、長いアンケートなのです。ポンポン答えているつもりでも、「まだあるよ!」と、半ばキレ気味で記入していく選手、そんな先輩を気遣いながら一緒に答えている選手、家に持ち帰る選手など様々です。気長に、お待ちいただければと思います。
来週からは、季節の変わり目にあわせて、午後練習が午後3時半スタートとなります。見学にいらっしゃる方はご注意ください。

さて昨日、酒井直樹監督率いる柏レイソルU?12(団長は佐々木直人スクールマスター)が、フランスはリヨンに向けて旅立ちました。いよいよダノンネーションズカップ世界大会が始まるのです。広報のデジカメを預け、さらにはPCも持っていったようですので、子どもたちの様子が毎日届くはず!なのですが、いまのところ音沙汰はありません。いまごろデジカメか通信環境と格闘しているのかも。でも、子どもたちの成長や大会での経験を本当に楽しみに出掛けていったので、充実したレポートが届くと思います。こちらも楽しみに待ちましょう。

明日の湘南ベルマーレ戦。
原点に立ち返って、みんなで手にした愛媛戦の勝点3。いい部分も、修正できる課題も両方出た試合でした。「原点」にどれだけさらに近づけるか、全員で走り、ボールに食らいついていかなくてはいけません。
ここからの3連戦。気を引き締めて、再び明日、日立台でお会いしましょう。お待ちしています!