2008年2月29日

Jリーグキックオフカンファレンス&柏レイソルキックオフパーティー

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担当:桜林 舞

今日はバタバタでした!
Jリーグキックオフカンファレンス(以下カンファレンス)が15:30から都内のホテルで行われ、
柏レイソルキックオフパーティー(以後キックオフパーティー)が19:00から柏市内ホテルで行われました。

カンファレンスへは石崎監督と大谷キャプテンが参加しプレス対応、キックオフパーティーは全選手・スタッフがスポンサーやホームタウンの方々をお迎えいたしました。

午前練習は9:30から通常通り行われ、監督は13時から行われた監督会議に間に合うように練習を早めに切り上げて都内へ移動、大谷選手も練習後「ご飯食べる時間が3分しかありませんでした」というほどタイトなスケジュールで都内に駆けつけました。

カンファレンスでは、鬼武チェアマンによる2008シーズンのキックオフ宣言に始まり、スローガンが大ビジョンに映し出される中、全33クラブの監督が入場します。荘厳な音楽が鳴り響く中、われらが石崎監督も壇上にあがります。

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兼ねてより一般公募されていた、2010年までにスタジアムへの年間来場者数を11,000,000人にするという11 million project(イレブンミリオンプロジェクト)のロゴが発表されました。サッカーボールを模した六角形には老若男女の笑顔。赤・黄・緑・橙・桃・水色に彩られたカラフルな色彩は「それぞれのクラブが自分たちの色を出してJリーグを盛り上げていって欲しい」という意味が込められたものです。「11MILLION」に取り囲まれたスタジアムは楽しさに溢れています。

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そして、選手の入場です。

開幕戦のカードに合わせて左右から選手が中央に進み、ジュビロ大井健太郎選手と硬い握手をかわしました。

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緊張した?と聞くと「いや、ぜんぜん。僕、なにもしてないですからね。」と至って普通。いつもと変わりない笑顔で、その後も取材に応じるタニでした。レイソルブースはこのような感じです。開幕戦の相手であるジュビロ磐田さんが隣りのブースです。

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18時までのカンファレンスを途中で切り上げて、柏にとんぼ返りの監督と大谷選手を待っていたのは、柏レイソルキックオフパーティーでした。

選手・スタッフ紹介ののち河西社長、本多柏市長など来賓の方からの挨拶に続き、長妻三協フロンテア会長による乾杯の音頭とともに宴はスタート。全選手・スタッフが今季よりクラブスポンサーの株式会社佐田さまのオフィシャルスーツに身を包んでのもてなしとなりました。「全員が同じスーツを着て並ぶと統一感があってすごくいいですね」と大谷選手も述べていました。黒っぽく見える紺に、裏地と裏地のステッチには黄色が施され隠れたところがレイソル仕様というところがポイントです。今季アウェイの移動や公式イベントにはオフィシャルスーツを着用した選手が登場しますので楽しみにしていてください。

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そしてしばしのご歓談です。

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パーティー半ばには、前方の大スクリーンにちばぎんカップのハイライトVTRが映し出され、惜しい場面や点が入った場面では会場全体から拍手が鳴り響いていました。

そして、楽しい時間も終わりの時間を迎えます。

石崎監督が今季の決意を述べます。

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そして、パッパラー河合さん「初めて仕事をする方には、レイソルの話をするんです。今日初めて仕事をしたタレントさんはサッカー自身を全然知らないと言われて…撃沈しました」とユーモアたっぷりにお話をいただきました。

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そして大谷キャプテン。選手を代表して挨拶です。

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最後は、畔高(あぜたか)柏市商店会連合会会長さまより締めのご挨拶をいただき、景気良く三本締めを行って、閉会となりました。

都内で、柏で、全国で、いよいよ開幕の足音が近づいています。明日から3月です!早いものです。もちろん一刻も早く今季のレイソルを見たいですよね!どのチームも最後の仕上げに磨きをかける追い込みの直前期。わがレイソルも良い開幕を迎えるべく全力で最高の準備をして残り9日間に臨んで参ります。

2008年2月29日

3年目の強み

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担当:桜林 舞

松原フィジカルコーチが日立台に帰ってきました!左手首を鹿児島キャンプ半ばに骨折し、急遽帰柏を余儀なくされてから早2週間。選手からも拍手で迎えられ、今日はピンクビブスを右手に紅白戦のラインズマンです。手術した手首はギプスと包帯。痛々しさは残りながらも「ご心配をおかけしました。今日から復帰します!」と挨拶をした松原フィジコの顔は、ようやくピッチで仕事が出来るという喜びに満ち溢れていました。

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今日も冷たい風の吹きつける日立台。午前練習をフィジカルトレーニングで終えて、午後からはちばぎんカップのビデオミーティングが行われました。

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後姿で申し訳ないのですが、酒井選手同様柏レイソルU-18から第2種(トップ可登録)の比嘉選手もチームに合流。3月3日に手術を控えておりますが、筋トレルームでメディカルの指導のもとリハビリを積んでいました。同じく別メニュー組の桐畑選手や柳澤選手もレイソルユース出身。トップチームでは年少組のキリやヤナギもユースの後輩の前では立派な先輩。言葉を交わしながらメニューをこなしていました。

といっても、桐畑・柳澤選手が高校3年生のとき、比嘉・酒井選手は中学3年生なので、年代的にはあまり被っていないようですが。大島選手とは3年違いなので、一緒にやっていたということですね。ちなみに、太田選手と杉山選手も、清水エスパルスユースの4歳違い(太田選手が高校3年生のとき、杉山選手が中学3年生)です。

ちばぎんカップのビデオを見ながら「サイドを起点にしていこう。何度かいい形があった。それを継続してやっていこう」「ゴール前を厚くしたい。攻撃のバリエーションに変化をもたせていこう」「マークをしっかりしていないとシュートを打たれてしまう。しっかり体を寄せていこう」と石崎監督。どれも練習ごとに石崎監督が繰り返している言葉ですが、こうして実際のプレーを示しながら具体的に見せられると説得力が増します。「自分たちの時もこういうふうにいきたいやね」と相手の良いところも取り入れていきます。「開幕まであと10日。もっとレベルアップして開幕に臨もう。チュンソンやケガから戻ってきた選手もいる。それぞれ要望をきちんと話し合って、コミュニケーションをとって、コンビネーションを高めていこう」と締めくくりました。

午後のトレーニングは、6対6、8対8、最後はフルコートでの紅白戦。オフェンスの選手をひとところに集めて攻撃のあり方について話合いがもたれました。事細かに、バリエーション豊かに、さまざまな組み合わせ、さまざまなパターンを想定しての練習が繰り返されます。石崎監督の頭の中には開幕戦の陣形が徐々に組み上げられていることと思われます。それでも「やってみないとわからんよ」とポリバレントな選手が多いだけに、選手層が厚くなりつつあるだけに、悩みは尽きることがないようです。


午前午後練習の合間には、大谷選手、小林選手、菅沼選手の鼎談が行われました。この組み合わせも初めてですね。ちばぎんカップを振り返って、「ケガ人が戻ってきてこれからという段階(タニ)」「完成度はまだまだだけど開幕まで10日間。まだ時間はある(パンゾー)」「必死にやりましたけど、まだまだです(ミノル)」と仕上がり具合の未熟度を口にしながらも、「少ない人数でのキャンプだったからこそ、新加入の選手と石崎監督が密なトレーニングができたというメリットもあるとも言えますし。昨年からいる選手はやるべきことを分かっているし、そんなに心配はしていません(タニ)」といえば「そういうのが『3年目の強み』だよね(パンゾー)」。ちばぎんで最後のPKを抑えられてしまったミノルくんも「PK練習します!だから、次も打たせてください!!」と高らかに宣言してくれました。レイソルの中核を担うこの年代がこれだけ元気ならば、今年も大丈夫なのではと確信した開幕11日前でした。

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明日は午前練習のみ9:30から行われます。練習見学の皆様、くれぐれも風邪を引かないように暖かい格好でお越しください。

2008年2月27日

北風

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担当:大重正人

真冬でも素足に短パン。相方の松原フィジカルコーチの戦線離脱の寂しさを振り払うかのように、練習中は元気と闘争心みなぎる古邊コーチですら、フリースキャップをかぶっていました。冷たいだけでなく、かなり強い北風。カメラを構えようとしても風で焦点がずれてしまうほどの突風が、日立台を襲いました。

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ですが、風でずれたわけではありません。ウォーキング中の北嶋選手が帽子を脱がしにかかったのです。必死に抑えるフルベコーチをニヤリとみつめるキタジです。

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そのフルベコーチ、仁王立ちで紅白戦を見つめるなか、インターバルで私の隣にいた下平スカウトに、若手選手についてなにやら熱弁をふるっていました。

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その下平スカウト。「やっと紅白戦ができるようになったね」とグアムで一緒に汗したスタッフだからこその感慨。「でも、紅白戦のレベルも間違いなく上がったね。人数は減ったけど、少数精鋭だよ」。

まさにその通り。今日の“ペナペナ”での紅白戦など、主力組で絶えずプレーする古賀選手や山根選手を除いては、選手たちのチームやポジションが目まぐるしく変わっていきました。レベルの高い選手たちがいろいろなポジションに挑戦し、最高の組み合わせを見つける段階。石崎監督もつぶさに選手のプレーを見定めている様子。練習後の囲み取材でも、いつもの絶口調というわけでなく、開幕に向けて慎重なコメントが多かったように聞こえました。「今はいろいろ試して、来週からは連携を高めていかないとね。開幕が3月の終わりぐらいだったらなぁ」と最後は練習大好きの石さんらしい言葉でした。

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練習後。水曜日が一部練習となったことで、近藤選手を中心としたストレッチ組、李選手、茂原選手や太田選手のシュート組など、思い思いの自主トレが続いていました。そのなか、ピッチ脇では、、、

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菅沼選手がゴムチューブを腰に巻き、古邊コーチを猛ダッシュで牽引!練習の虫は、今日も変わりません。もっともっとコンディションを高めようと、トレーニングを怠りません。先日、広報である原稿をチェックしました。Number誌に掲載予定の原稿です。内容は愛媛FCに期限付移籍した選手の成長とその後を伝えるものです。愛媛FCと言えば、菅沼選手。そして彼を見送り、愛媛で成長を見届け、柏に連れ戻したのが下平スカウトでした。

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今日の紅白戦でも、下平スカウトはミノルシュートに「いやあ、決めないと!」とか「ナイス!」と思わず声を上げていました。やはり目をかけた選手は、いつまでも目が離せない。原稿に書かれていたように、二人は深い絆で結ばれている。はやく皆さんにも掲載誌を読んでもらいたいです。3月6日発売予定です。

最後に連絡です。まず、明日28日の午後練習は14時30分スタート、そして3月2日日曜のトレーニングマッチ山形戦は13時30分キックオフと、それぞれ時間変更となっていますので、どうぞご注意下さい!

2008年2月26日

久しぶりの日立台

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担当:大重正人

鹿児島キャンプ以来、久々の日記です。ちばぎんカップで選手やスタッフと1週間ぶりに会いましたが、疲労のピークを、サポーターの前で久々にプレーできる高揚感でカバーしている。そんな風に私なりに感じました。そして試合は1対1のタイスコア。それほど足が止まったようには見えませんでしたし、最後の最後のワンプレーでゴールをこじ開けた精神力はすばらしかった。グアムで4対4しかできなかったことを思えば、どんどん戦列復帰を果たし、ちばぎんカップを戦い抜いて、そして今日。監督を囲む選手の輪が1週前に比べると見違えるように大きくなっていたことに安心し、嬉しいこと極まりなしです。

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残念ながら、今はまだこの輪に加われない選手もいます。大けがを負った2人。ですが柳澤選手は「バレンタインに手術しました!もう退院しましたよ!」と表情はいつもどおりのスマイル。そして比嘉選手は、同級生の酒井選手と自転車でクラブハウスへ。「もう歩けるようになりました。来週、手術です」とこちらも笑顔を見せてくれました。とにかく、プレーできる日を待ってるよ!という気持ちでいっぱいです。2人の笑顔に、逆に励まされたような朝でした。

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午前はフィジカル。ちばぎんカップに長い時間出場した組と、そうでない組に分かれてのトレーニング。後からグラウンドへ出てきた不出場組で、特に動きが目立ったのは、近藤、小林祐、石川の各選手でした。ともにケガを負って、ようやく全体練習に戻ってきたところ。ひとつひとつのジャンプの高さやスピードがすばらしく、躍動的。古邊コーチからも彼らに対する褒め言葉がさかんに聞かれました。ちばぎんカップで出場できなかった悔しさは当然あるでしょう。ようやく全力で身体を動かせるようになってきた喜びを表すかのような頑張りでした。

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午後練習は、ハーフコートでの11対11。ぎゅうぎゅう詰めのピッチでは、狭いからこそプレスもかかるし、攻守の切り替えが瞬く間に行われ、ボールを奪ったらそこはシュートレンジ。レイソルがやりたいサッカーが必然と行なえる状況がそこにはあります。ポポ選手がボールを奪えば、もうGKと1対1。石川選手がボールを奪えば、すぐにクロスを入れて鈴木選手がスライディングシュート。ゲーム中は石崎監督のいつもの甲高い声が鳴りを潜め、じっとプレーを静観。ハーフコートとはいえ、選手たちを入れかえ、またポジションを替え、いろんな組み合わせをじっと試しているようでした。

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代表合宿から帰って来た李忠成選手はいつもと変わらぬバイタリティ。元気に声を出し、ポストプレーではまったく焦った様子を感じさせない堂々の捌き、全体練習後は茂原選手と最後までシュート練習に打ち込み、ゆっくりランニング。ここにポポ選手を加えたコンビネーションが熟せば…さらに、レイソルのキングが控えているのですから……どんな魅惑の攻撃を見せてくれるのか期待できそうですよ!楽しみですよ。ブラジルから戻って来て、一日も早くプレーしてくれるのを待つばかりです。GKもDFも中盤も前線も、監督の頭を悩ませるような質の高い競争があれば、チームは日に日にレベルアップしていきます。開幕まで約2週間。いよいよ仕上げの段階に入ってきたのは、間違いありません!!

2008年2月25日

第14回ちばぎんカップ

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本日の担当:桜林 舞

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「さすが、タニ!」
と誰もが口にしてしまったのではないでしょうか。

後半45分を終え、ロスタイムは4分。
1点ビハインドのレイソルは最後のチャンスに思いを託し、千葉のゴールを攻め立てます。
ラストワンプレーでの、アレックスの右コーナーキック。
一度跳ね返されるものの、クリアボールを再度右サイドのアレックスへ。
ドリブルからシュート!
相手DFに当たったこぼれ球を、
すかさずゴール前に詰めていた大谷選手が押し込み残り数秒での劇的な同点弾!
その直後、後半戦終了のホイッスルが鳴り、PK戦に突入です。

PK戦の結果は以下のとおり。

(千葉)
1st  2 坂本将貴  ○
2nd  6 下村東美  ○
3rd  3 斉藤大輔  ×(キーパーによる阻止)
4th 29 益山司   ×(枠外)
5th 15 中島浩司  ○

(柏)
1st 11 ポポ    ○
2nd  6 アレックス ×(枠外)
3rd  7 大谷秀和  ○
4th  8 茂原岳人  ×(クロスバー)
5th 15 菅沼実   ×(キーパーによる阻止)

記録によれば、ちばぎんカップでのPK戦は、第4回目(1998年、●2-2、1-PK-3)以来10年ぶり、2度目となります。惜しくもPK戦は3-2でレイソルが敗れてしまいましたが、最後まで手に汗を握るドラマティックなプレシーズンマッチとなりました。

自陣に引き気味な千葉に対して、ボールは終始レイソルがキープ。押し気味の展開だったもの、前半は前線にボールが収まりませんでした。ハーフタイムで形成を建て直し、後半はテンポよくゴールを狙います。しかし、連係ミスに足が止まってしまったところを突かれて千葉に先制点を許してしまい0-1でこのまま終了かと思われたところに、冒頭の今季キャプテンである大谷選手の同点ゴール!

グアムと鹿児島のキャンプ中、数少ないフル練習に取り組んだ選手の1人として、またキャプテンとしてチームを引張り続けた大谷選手。選手入場時、左腕に黄色のキャプテンマークを巻き、18人の先頭に立ってピッチに入るのも今日が初めてでした。「ぐいぐいと前に立ってチームを引っ張るというよりも、みんなのバランスをとってまとめ上げるタイプ」と自身のキャプテンシーをそう表現しますが、本日はチームの雰囲気を鼓舞するだけでなく、最後まで諦めない気持ちの1得点という結果でリーダーシップを発揮してくれました。

「ゴールのシーンは、セットプレーの流れで、残りワンプレーだと思ったので、ゴール前に構えました。アレックスが巻いたシュートを打つことがわかったので、狙っていました」という試合後のコメントの通り、落ち着いてよく周囲を見ている大谷選手の良さがあの得点に結実したと思います。だからこそ誰もがあの瞬間「さすが、タニ!」と心のうちで叫んだと想像してしまうのです。


開幕戦前、今季を占う大事なプレシーズンマッチ。負傷者が多くまともにコンビネーションの練習をしたのはここ1週間ほど。チームがまだ煮詰まりきっていなかったというのは、もちろん言い訳にすぎませんが、大谷キャプテンの粘りのゴールが今季のレイソルを体現しているといったら言いすぎでしょうか。負けたことに「よい」も「悪い」もない!、というお叱りを承知で述べるとすれば、今日は「よい負け方」をしたといえるのではないでしょうか。

「仕上げはまだまだこれから」と竹本GMが試合前に述べていました。開幕まで残り2週間。明日はチームオフ日となります。明後日より「仕上がり具合を100%」に近づけるべく、チームはさらに精練に邁進いたします。引き続き応援のほど、よろしくお願いいたします。

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最後に少し谷澤選手のことを。メディア対応のミックスゾーンを抜けると、千葉と柏のチームバスが並んでとまっていまして、谷澤選手、「お疲れ?」と大津選手の肩をポンっと叩きながら、普通にレイソルのバスに乗り込んでいってしまいました。もちろん、誰か選手を探していたのだと思いますが、そのあまりにも自然な行動に「谷澤くんだなぁー」と。ちなみに記者さんに「今日は(永井)俊太くんにことごとく止められていたね」と水を向けられると「昔から俊太君は(プレーを先読みされるので)苦手なんです」と答えていました。永遠の愛されキャラ谷澤くん。本日は途中交代してしまいましたが千葉でも元気に活躍してほしいですね。次はリーグ戦で、会えることを楽しみに待っています!

2008年2月24日

鹿児島キャンプ15日目

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担当:桜林 舞

キャンプ最終日!選手たちにとっては待ちに待った日の到来でしょう。午前練習を恒例のミニゲームで締めくくりました。今年はベテラン勢ではなく、新加入選手がキャプテンとなり、朝食後にジャンケンによるメンバー選定が行われました。

メンバーは以下の通りです。(◎がキャプテン)

【赤チーム】
◎鎌田、加藤、大谷、蔵川、大島、アレックス、ポポ、古邊、木村将文、木村正樹

【黄チーム】
◎村上、南、近藤、石川、酒井、永井、太田、鈴木、公文、石川

【青チーム】
◎大津、菅野、小林、古賀、茂原、山根、阿部、菅沼、假谷、平川

若手選手らしい気遣い(?)により、選手・スタッフをグルーピングして、GK→DF→MF→FW→スタッフという順番でメンバーをセレクト。「ミニゲームなんじゃから、なんでもありじゃよ!」と石さんが声をかける場面も見受けられました。

各チーム10分×2本の総当り戦。全3試合の勝点・得失点差で勝敗が決まります。2タッチ以内で、パイロンに当たってもゴールとみなすというのがルールです。

グラウンドについてからのウォーミングアップも各キャプテンに任せられます。先人を切ったのは青チーム。大津キャプテンを中心に円陣を組み「絶対勝つぞ?。オー!!!」と気合を入れます。「印象いーよ!高得点だよ」と石崎監督。それをみた黄チーム「イチ!ニー!サン!シー!ゴー!」と別のチーム以上に声を張り上げアピールします。「黄チームは俊太に直樹がおって『声出し隊』だな」と石さん。そして赤チーム「とっとこ鎌次郎(命名:杉山浩太選手)」こと鎌田キャプテンは「いくぞー!」と声を張り上げながら、石さんの目の前をアグレッシブに猛ダッシュ。試合前のパフォーマンスもいつも以上の気合でスタートです。

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結果は…
<1試合目> 赤vs青 1?0 得点者:赤・南選手
<2試合目> 赤vs黄 1?1 得点者:赤・太田選手、黄・ポポ選手
<3試合目> 黄vs青 2?0 得点者:黄・公文通訳×2

黄チーム 勝点4 得点3
赤チーム 勝点4 得点2
青チーム 勝点0 得点0

黄チームが優勝を飾りました!!!

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黄チーム2得点を叩き出した公文通訳。ボールキックと思しきもボールが、コーナーキックになったことを「(ラインズマンを務めたロビンソンコーチの)『中東の笛』が効きました」と試合後、告白しました。

なにはともあれ、3位の青チーム。一発芸をかけての全員ダッシュ。スタッフにアドバンテージをあげて、選手がその後を追いかけますが、明らかに出遅れた選手が1名。。。鹿児島キャンプ初めてで最後の一発芸人に抜擢されたのは、阿部嵩選手でした!そして、古邊コーチ、菅野選手と続き、ミニゲーム大会は終了。ちばぎんメンバーが発表された後、石さんの訓示に続き、大谷キャプテンの「今年はまだ勝ってないので、ちばぎんカップを勝って開幕戦を迎えましょう!」という力強い言葉と一本締めで2008年鹿児島キャンプは無事終了となりました。

「しかし、開幕に間に合ってよかったよ」という高橋ヘッドコーチの安堵の言葉に、今年のキャンプは集約されていると思います。とかく負傷者の多かった2008キャンプも終了間際にきて、20数名の選手が実戦に臨めるまでになりました。「ケガ人が戻ってきて、チームとしてこれから作っていく段階。日立台に帰ってから開幕までが勝負だと思います」と大谷選手。チーム戦術に関してはまだまだブラッシュアップの余地があるとはいえ、今現在のレイソルの仕上がりとキャンプの成果を、まずは明日のちばぎんでお見せすることができると思います。明日はフクアリで13時キックオフ!是非ご来場ください!!

2008年2月22日

鹿児島キャンプ14日目

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担当:桜林 舞

最終日を明日に控え、本日はあいにくの雨。といっても午前中だけ弱雨に見舞われましたが、午後は曇だったもののほとんど降っていませんでした。鹿児島キャンプでは前半で1日ほど小雨の日があったようですが、17日以降はずっと晴天続きでした。「今年は天気には恵まれた方だよね」と大津メディカルスタッフ。レイソルの日頃の行いがよかったのでしょうか。

天候と、ちばぎんカップが明後日に控えていることもあり、本日のトレーニングは昨日よりは少し軽めに設定されました。「負荷を少し落とすけど、気を抜かないように」と石崎監督。午前中はフィジカルトレーニング、3人一組のボール回し、4対2、5対3、6対6、8対8といずれも10数分づつ集中して短く行われました。昨日に引き続き最後にはシュートゲーム。昨日最後まで残ってしまった村上選手も落ち着いて決めて面目躍如です。最後は30歳・藏川選手と17歳・酒井選手の一騎打ち。ジュースを賭けた熱いバトルを制したのは、酒井選手でした!

午前練習後、大浴場入口の椅子に腰をかけ「みんな出てくるの待っているんですよ。ジュース買わなきゃいけないから。うぅ、メンドクサイ…」と少々ぐったりとした様子の藏川選手がおりました。ちなみにGK陣のお好みは、南選手「カフェオレ。ノンシュガーで」、加藤選手「オロナミンC」と体全体を曲げて「C」のポーズ。菅野選手は「ローソンで売っている炭酸水」というピンポイントなリクエスト、でした。

先日アレックス選手に質問を受けまして、「『ちばぎんカップ』。『ぎん』、ドウイウイミ?」。『ちばぎん』の『ぎん』が気になった模様。私はポルトガル語はできませんので、「BANK。銀行。Sponsered Name」と英語と日本語で答えると「アー!」と合点が言った様子。

本日練習を見にきていた小見ダイレクターも「ちばぎんカップは久し振りの公式戦だからね。今年のレイソルがどういう戦いをするのか楽しみだよ」と。石崎監督も「谷澤率いる千葉との対戦」とプレシーズンマッチへの意欲は万全。いやが応にも期待が高まります。

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午後練習は、セットプレーの確認とFW・MF陣はシュート練習、DF・MF陣はクリア練習でした。その後ちばぎんメンバーが発表となり、メンバー入り選手は千葉市のホテルへ、リハビリ・メンバー外選手は帰柏いたします。明日は午前練習のみとなり、ミニゲームで鹿児島キャンプを終える予定です。

今日はとてもうれしいことがありまして、小雨の中、国分運動公園に駆けつけてくださった鹿児島のファンの方から「毎日ホームページを見ています」とお声掛けいただきました。毎年レイソルのキャンプに足を運んでいただいているファンの方でした。オフィシャルファンクラブ「アソシエイツ」会員で年間シートをお買い求めいただいている方にも、関東圏以外の住所のサポーターの方もいらっしゃると聞いています。日立台に足を運べなくともレイソルを暖かく見守っていてくれること、柏以外にも、千葉以外にも、関東圏以外にも多くの方がレイソルを見ていてくださることに本当に心強さを覚えます。明日で鹿児島キャンプは終了しますが、最後まで精一杯走り抜けますので、これからもご支援のほど宜しくお願いいたします。

最後にサポーターの方から近況報告のご要望が多いフランサ選手についてご報告です。現在ブラジルでグラウンドレベル(ウォーキング&ランニング)のトレーニングを受けつつ、2月下旬、遅くとも3月9日の開幕戦前には来日の方向で調整中です。鹿児島キャンプへの合流ができずご心配をおかけしておりますが、今しばらくマジックフランサが戻ってくるのをお待ちいただければと思います。

2008年2月22日

鹿児島キャンプ13日目

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担当:桜林 舞

鹿児島キャンプ終了を2日後に控え、ケガの選手が徐々に復帰してきています。キャンプ前半は4対4を行うのがギリギリだったという状況から、昨日は8対8を行い、今日は10対10を行えるまでになってきました。「キャンプ終盤でようやく追い込みをかけられる」とスタッフ陣の過酷な宣告が発せられました。「疲れてきていると思うが、意識を高く持てば身体は動く。短い間で集中していこう」と石崎監督は選手の疲労を慮りながらも向上心を煽り奮い立たせます。8日間のグアムキャンプ、そして15日間の鹿児島キャンプ。どの選手も「キツイよ!」と口を揃える地獄のキャンプですが、この23日間を乗り切ることができなければ、3月から10か月近く続くリーグ戦を戦い抜くことなど不可能なのでしょう。体力や技術だけでなく、心の強さも培われるのがキャンプといえるでしょう。心技体、一体となって過ごすキャンプ13日目です。

といっても、トレーニングに悲壮感が漂っているかというとそういうわけでもありません。ケガから復帰した選手が増えたことで、少人数でのフィジテクだけでなく、大人数でのポゼッションやフォーメーションの練習ができるようになったからなのでしょう。やはり実戦に近い練習を行う選手たちには活気があります。大谷キャプテンや、永井選手なども積極的に声を張り上げ、チームを盛り上げていきます。

【午後のフォーメーション練習】
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午前練習はラダー、ポール、パイロンを使用した3種目4種類のフィジカルトレーニングが行われました。リーグ戦時には水曜日に行われるものです。昨年古賀選手もこのアジリティートレーニングに戸惑いを見せていましたが、今季新規加入のポポ選手、アレックス選手、茂原選手、村上選手、大津選手なども今はまだどちらかというと苦手の種目のようです。「できなくてもいい、積極的にチャレンジしていこう」と古邊コーチ。ポールの間を左右のステップで小刻みに抜けていく練習では「38歳のおっちゃんでもぶつからないんだから、若い君らはもっとうまくできるはずだ」と自らをネタにして場の雰囲気を和らげます。その後、ボールリフティング、ジャンプヘッドと続き、8分の1のコートでの練習をして午前を終えました。

午後練習の前には、久しぶりにビデオミーティングが行われました。先日の清水エスパルス戦を編集したビデオを見ながら「ゴール前に斜めのクサビを入れる」という課題の検証です。「バイタルエリアで前向きにボールを持つためには、ここではこういう選択肢もあるんじゃないだろうか」ひとつひとつ良かったところ、改善の必要があるところを丹念に探り出します。発見された課題は、午後のトレーニングでも取りあげられ、修正されていきます。トライ&エラー、その繰り返しでチームは着実に鍛練されていきます。

午後は、2人1組のボールトレーニング、10対10でポゼッションの確認、センターリングからのシュート練習、そしてフォーメーション練習と、今日は午前午後含めて何種類の練習が行われたのかと思うほど多岐に渡った練習でした。グアムキャンプの時も、疲れからくる集中力の乱れか、終盤になってケガをする選手が多かったため、「短い間で集中していこう」というのは選手の気力をキープするための工夫であると言えるでしょう。

最後はこちらも久し振りのシュートゲームで締めくくりました。全選手が一列に並び、ゴールを決めた選手から抜けていき、最後の選手は全員にジュースを振舞うといういつものゲームです。嬉々として最初に蹴ったのは山根選手でしたが残念ながらゴールならず。。。そのまま最後まで残ってしまいました。山根選手、古賀選手、村上選手の三すくみとなったラストゲームで、山根選手、古賀選手が先にゴールネットを突き刺すと、先輩たちの気合いに押されたのか村上選手はゴールを阻まれ、ペナルティーを課されてしまいました。

【ゴールを奪えなかった村上選手。顔を隠して悔しそうです。】
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下平スカウトがブログでも触れていましたが、酒井選手が午後練習から再合流しました。清水戦ではほぼフルタイムに近い75分強を戦い抜いたあと関東に帰り、次の日ユースの試合(U-18プリンスリーグ参入戦、柏レイソルvsジェフ千葉)に出場し、また鹿児島キャンプに戻ってきたという強行日程です。さすがに、どこからどうみても「疲れています」という面持ちの酒井選手に、「疲れているみたいだけど、若いから大丈夫だよ」と励ましの声をかけるスタッフ陣。今日の午後練習もフル出場で頑張ってくれました。U-18プリンスリーグ参入戦は1-1でPK戦にもつれ込み、残念ながらレイソルユースが負けてしまったということですが、その悔しさをバネにもっと大きく羽ばたいて欲しいですね。

【疲れも撥ね退けて、酒井選手】
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さて、今日も多くのサポーターの皆さんが練習見学に訪れてくださいました。今日は男の方も多かったように見受けられました。鹿児島キャンプは残り2日。明日は午前練習が9:30から、午後練習が15:30から。明後日は午前練習9:30のみとなります。鹿児島のみなさん、是非一度生のレイソルを見にきていただければと思います。

【サインをする近藤選手と阿部嵩選手。後ろに見えるのは神田メディカルとトレーニング中の桐畑選手】
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2008年2月21日

鹿児島キャンプ12日目

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担当:桜林 舞

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「クリエイティブってどうやったら育てられるんじゃろ」


キャンプ中の昼食はピアノと同様バイキング形式で、最上階の見晴らしの良い部屋で、選手もスタッフも同じ場所で食事をするようになっています。スタッフは午前練習が終わったあと用具の片づけなどがあるので、そしてホテルまでランニングで帰ってくるスタッフが多いこともあり(※監督は午前午後の行きと帰り、一日2往復されます)、だいたい選手が食事をとったあとにコーヒータイムになります。そこで監督以下コーチ陣が、時にはたわいもない話をしたり、時には真面目にトレーニングメニューの話をしたり、時には真剣に練習試合の反省をしたりと、ランチミーティングが行われます。そこで冒頭の言葉を呟いた石崎監督。攻撃のアイデアをどうやって育成していくかという話です。


「天性のもの、といってしまえばそれまでだけど。でも、『周りをよく見ている』よね。フランサにしても」


と、応えたのは高橋コーチだったか、古邊フィジコだったか。その後の話は具体的なところまではよく聞こえませんでしたが、攻撃のパターンを増やすため、攻撃のアイデアを想像力豊かにイメージし実行できるようにするため、さまざまなトレーニングアイデアが話し合われていました。コーチ陣が頭を悩ますクリエイティヴィティ。ランチミーティングで出たアイデアは午後のトレーニングにさっそく取り入れられていました。

ミニコートで行われた8対8。ただの8対8ではなく、両端から少し中央寄りに2つのパイロンが自陣と敵陣それぞれに置かれており、そのパイロンの間をパスで通すことができれば1点、1点入った後にさらにバックパスでパイロンの間を通すことができれば2点目、さらに戻したパスがパイロンの間を通れば3点…という初めて見る練習でした。一昨日から重点的に行われている「ゴール前へ斜めのクサビを入れる」という攻撃の練習を実践形式の中で作り出すという工夫です。


「『第3の動き』を意識してやろう!」


と石崎監督は口を酸っぱくします。ボールをパスする1つ目の動き、さらにパスする2つ目の動き。それだけでは、「相手に読まれてしまう」。そのため、読まれないように、さらにその先の3つ目の動きを行っていこうという意味です。将棋でいう「先手を読む」ということですね。将棋であれば、50手先や100手先を読むことがプロ棋士として最低でも必要なことなのでしょうが、サッカーでも同じ。一刻一刻と変わる状況の変化に、即時に、瞬時に、先をみて一番適切な判断をすることが求められます。3手先を読んだあとは、4手先を。4手先を読んだ後は、5手先を。先回りして状況を読むこと、それがクリエイティブな動きにつながっていくのでしょう。

いや、むしろ「先の状況を読む」というのは正しい言い方ではないのかもしれません。先のことを察するというよりも、3手先、4手先の状況をあらかじめイメージして「先の状態を作り出す」という言い方の方がしっくりくるように思います。まさに「創造力」と言われるゆえんでしょう。

「想像力は育成することができるか」という問題はサッカーのことだけに限らず、教育の永遠の課題のような気がしますが、その中でもコーチ陣から発せられた『周りをよく見ている』という言葉はとても示唆に富むものだと思うのです。最善の結果を得るためにその場で求められていることを行う力、刻々と変化する状況を把握して正しい判断をすること、「第3の動き」、「先手を読む」ということ。そのためにまずは「周りをよく見ること」。どの立場であっても重要なことだなと、自分自身も意識していかければいけないなと、改めて考えさせられた鹿児島キャンプ12日目でした。

「ケガから復帰してきた選手も多くなり、ようやくキャンプらしい練習ができるようになった」とランチミーティングで述べていました。最初からフルでトレーニングに臨んでいる選手は疲労もピークに達していることでしょう。「最終日の日曜日はミニゲームだから、練習ではないみたいなもの。明日、明後日と実質トレーニングは後2日。みんなで盛り上げて、元気よくやっていこう」と午後練習終りの石崎監督の訓示です。キャンプも終盤。あとふたやま、今できる最善の準備をして、明るく乗り切って行きましょう!

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2008年2月19日

鹿児島キャンプ11日目

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担当:桜林 舞

本日は清水エスパルスとの練習試合が11時から行われました。鹿児島ふれあいスポーツランドという清水がキャンプの拠点にしている鹿児島市内までバスで移動。キャンプの練習試合で唯一のアウェイ戦です。2月21日(木)に予定されていた鳥栖戦は、体調を調整中の選手が多数のため、また24日(日)に行われるちばぎんカップが控えていることもあり、キャンセルさせていただきました。そのため、キャンプ中の練習試合は4試合。今日が最後の練習試合となりました。

8時半に霧島市内のホテルを出発するとあって、朝食はいつもより30分早い6時半からでした。選手たちも若干眠そう。というよりかなり眠そうな感じです。9時半に到着した試合会場にはサポーターの皆様、そして練習場を整備してくださる方々が既に到着しており、昨日に引き続き快晴の空のもと準備は万全です。「歓迎!清水エスパルス」と書かれたオレンジ色の昇り旗が翻り、フェンスには背番号入りのエスパルス選手の写真パネルが掲げられており、国分運動公園とはまた違う雰囲気に新鮮さを感じました。

古巣との対決に「気合いが入っています!」と笑顔でグラウンドに足を踏み入れた太田選手。監督やコーチ陣、サポーターの皆さんとにこやかに会話を交わしていました。北嶋選手と杉山浩太選手は別メニュー調整のため、残念ながら今回の練習試合には帯同しませんでした。リーグ戦に持ち越し、ですね。

フォトギャラリーでも掲載させていただきましたが、鹿児島ふれあいスポーツランドの芝生が実に見事です。何でも鹿児島県立鴨池陸上競技場(地域リーグであるヴォルカ鹿児島のホームスタジアム)は23ミリに刈り揃えられているのに対して、こちらは18ミリに設定されているのだそうです。それでもエスパルスは15ミリにして欲しいという要望を出しているとのこと。「試合の時だけ2,3日15ミリにするのはいいんだけどね?、18ミリくらいないと芝が寝ちゃってうまく育たないのよ」と芝の管理の方が育成の難しさを話してくれました。

11時からの試合では、昨日初めて着手した攻撃のトレーニングが早くも活きて、前線のポポ選手、大津選手、アレックス選手、太田選手が開始そうそうに敵陣を脅かします。特に攻撃の要、ポポ選手と大津選手とのコンビネーションにはまだまだ改善の余地が残るものの方向性が見えたことに対して「おもしろいんじゃないかな」と石崎監督もまんざらでもない様子でした。

前半13分、ポポ選手が右サイドからドリブルで抜け出しそのまま先制点を挙げたポポ選手。「コンディションはまあまあかな。徐々に良くはなっているけど。キャンプの間にチームにも慣れてきて、選手たちとも分かりあえるようになってきているとは思うけど、毎日良くなっていかなければいけない。まだまだこれからの部分も多いです。まずは監督が求めるサッカーをできるように日々取り組んでいかなきゃね」と、日本で初めて見るポポ選手に期待の声をかけるプレスの方々にもかなり控えめな対応でした。

「おもしろいアイデアを持っているし、テクニックも高さもあり、身体能力も高い。あとはしっかりと経験値を積ませたい」と石崎監督も期待する大津選手。本人的には「全然ダメでした」と納得のいかない表情を見せながらも、
物おじしない堂々としたプレーでゴール前で絡み、観客を沸かせていました。

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「新しい選手ともだいぶ慣れてきたかな。ディフェンス面では細かいミスが多くて。1点目の失点もミスからでしたし」と、左サイドバックを務めた藏川選手。「反省すべき点はいろいろありますが、まずはケガの選手が戻ってきたことがなによりです」とも。

今回の出場選手は全部で20名。90分、60分、45分、30分と各選手の体調に合わせて出場時間が決まりました。90分フル出場となった鎌田選手は後半の30分間、永井選手と組んでボランチに入りました。「選手がおらんから鎌田にボランチをやってもらったんじゃが、練習でもやっていなかったのに、意外と悪くなかった」と石崎監督。はたして、鎌田選手のポリバレントぶりが開花するきっかけとなるのでしょうか?

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試合は1?1で折り返した後半34分にPKを奪われ、1?2で白星ならず、でした。しかしながらケガ明けの選手が復帰の手ごたえをつかめたことや、攻撃の新しい形が垣間見えたことなどを鑑みると勝敗以上に実りある練習試合だったと言えると思います。今週末にちばぎんカップがありますが、あくまでチームの照準は開幕戦。ジュビロ磐田戦まであと3週間。選手個々にケガの完治や実戦感覚の向上など、それぞれ乗り越えなければいけない取り組みがあると思いますが、焦らず着実に上昇曲線を描いて参りましょう。

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2008年2月19日

鹿児島キャンプ10日目

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担当:桜林 舞

快晴に恵まれた鹿児島キャンプ10日目。午前午後の2部練習が行われました。全国的に寒さの厳しい今年の冬。鹿児島も例外ではなく、キャンプ中も「ずっと寒い!」とのことでした。特に国分運動公園は少し高台に位置していることもあり、吹きつける風が冷たいので気温よりも体感温度はずっと下がるのですね。風がなく日が差していれば暖かいということでしたが、今日は風もそんなになく、キャンプ中でも暖かい日だったようです。

「昨日半日リフレッシュして、身体は十分休まったと思う。だいぶ別メニューから全体練習に合流できる選手も増えてきた。今日からまた気持ちを新たに練習に取り組んでいこう」と練習前の訓示にて石崎監督が喝を入れます。古邊コーチのもとフィジカルを中心としたトレーニングが続きますが、「選手たちもフィジカルばかりでは飽きるじゃろ」と午前練習の半分は石崎監督のもとでオフェンスの練習が行われました。「飽きるじゃろ」というのは石さん流の冗談であり、キャンプも後半に入り、いよいよ攻撃面での戦術も煮詰めていく段階になったということなのだと思います。「今までディフェンスの練習が主だったから、攻撃の練習なんて珍しいね。キャンプで初めてかもしれない」と近藤選手が呟いておりました。

【みごとな快晴の中、オフェンスのコンビネーションが何度も試されました】
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【中盤の要、山根選手も砂煙があがるほどのステップを披露】
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【左から永井選手、小林選手、林選手、酒井選手】
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先日より、明治大学から練習参加している林陵平選手は185センチと長身のFW選手。ヴェルディユース出身で昨年は横浜FCの特別指定選手でもありました。いろいろなクラブを見てきている林選手ですが「レイソルは本当にみんな明るいですね。声がものすごく出ていて驚きました」と鹿児島キャンプでのレイソルの印象を語ってくれました。明日の清水エスパルスとの練習試合にも出場する予定です。

【午後には後援会の方々が激励に訪れてくださいました】
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「はるばる鹿児島まで足を運んでくださいましてありがとうございました。皆さんのご期待に応えられるよう今年もチーム一丸となって戦いますので、引き続き応援をよろしくお願いします」と石崎監督。チームには鹿児島牛のステーキが差し入れされました。

【10対10の前に選手同士でミーティング】
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選手が戻ってきたこともあり、午後は10対10のトレーニングが行われました。取り組む前に選手たちで話合いをするように促します。青チームは大谷選手、赤チームは永井選手が中心となって。いままでも選手たちでの話合いの場が実戦形式の練習の前に行われることはありましたが、午前練習も含めここまで徹底して事前ミーティングに臨むのは今年からのように思います。今年のチームの目標も選手たちで決めたことも、自分たちで考えるということを意識して練習が行われています。竹本GMも「言われたことだけやっているだけではプロではない」と述べていました。進化し続ける石崎レイソルはこうしてさらなる高みへ歩を進めています。

明日の清水エスパルス戦は11時から、鹿児島市内のふれあいスポーツランドで行われます。45分×2本で、リハビリ中の選手以外は全員参加する予定です。鹿児島キャンプ中4試合目、最後の練習試合となります。お近くの方は、是非見学に来ていただければと思います。

また、最後になりますが、本日2月18日より柏レイソル公式オンラインショップ「e-Reysolista(イーレイソリスタ)がサービスを開始いたしました。遠方の方や、レイソルグッズを今すぐ欲しい!と思った方が、PCおよび携帯を通じて気軽にグッズを購入できるようになりました。オフィシャルファンクラブ「アソシエイツ」会員割引も、レイソリスタでお買い求めいただくのと同様に、適用されます。(一部除外品はございます)こちらもぜひご利用いただければと思います。

2008年2月17日

鹿児島キャンプ9日目

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担当:桜林 舞

皆様おひさしぶりです。2月7日以来の広報日記を担当させていただきます。本日2月17日よりキャンプ最終日の23日まで7日間、わたくし桜林が鹿児島キャンプをリポートさせていただきます。本日午後から鹿児島入りしました。

私が鹿児島入りした、ということは…柏レイソル公式イヤーブック2008が印刷工程に回ったということです!!!(涙)

昨日リリースをださせていただきましたが、全体のページボリュームは昨年度と同様であるものの、インタビューや特別収録のページは昨年に比べて1.5倍(いやそれ以上かもしれません!!!)です!イヤーブックに関してのアンケートで、もっとインタビューを増やして欲しいというご要望が多かったので、本数、ページ数ともに増やしてみました!しかし、例年のことながらスケジュールがドタイトなイヤーブック。インタビュー本数はページや日程の許す限り増やしましたが、あとは校正ミスがないことを祈るばかりです。。。

内容的にもご期待いただきたいのですが、今回のこだわりはズバリ表紙です!選手が駆け出している写真が表紙なのですが、これは写真で構成された写真なのです。フォトモザイクっていうんですけどね。もちろん写真はすべてレイソルの写真です!サポーターの皆様の写真も入っていますよ。ルーペを片手にお楽しみいただければと思います。

3月11日(火)オフィシャルショップ「レイソリスタ」で一般販売、3月9日(日)日立台での開幕戦(vsジュビロ磐田、14:00キックオフ)のテニスコート特設売り場で先行販売となりますので、是非お買い求めの上、ご感想をお戻しいただければ幸いです。

さて、鹿児島キャンプ9日目。折り返し日ということで、午前練習のみ、午後からオフの1日でした。昼食は鹿児島キャンプ恒例のBBQ。石崎監督の広島風お好み焼きも今年も登場していましたよ。

午前練習は大重広報談です。

【スズタツさんがボールを蹴る相手は…】
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【先日負傷リリースを出したパンゾーくん。ボールも使って順調に回復中のようです】
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【シゲも久し振りにボールトレーニングに取り組んだとのことでした。野々村さんのインタビューに応じて】
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とにかくケガ人が多い多いと話には聞いていたのですが、ちばぎんカップを1週間後に控えて、徐々に全体合流しはじめる選手が増えているようです。様子をみながら、調整をしながら細心の注意を払って、というところなので、もちろん全員が万全というわけではないようですが、大事をとって無理をさせていない選手も多いとのことですから、楽観できるとはいえないものの、そう悲観的になる必要もなさそうですよ。

【霧島市高校生選抜メンバーを対象に高橋コーチを中心としたサッカー教室開催】
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「いやー、高校生教えるのは2年ぶりだからさー、新鮮な感じだねー。最初にね、ガチっと心を掴むことがね、大切なんだよね」と語っていた高橋コーチ。なんでも高校生たちに「きみたち、開幕戦は3週間後だぞ?。頑張りすぎてケガすんなよ?」と言って、高校生を和ませていたとのことです。これで掴みはバッチリ☆ですね。

昼食はホテルの前の芝生の上でBBQ。毎年恒例、なのだそうですが、私は今年初めて参加させていただきました。石崎監督の広島風お好み焼きの模様はフォトギャラにてお楽しみください。今回は私もご相伴にあずかりましたが、これが本当に、おいしーんです!!!もちっとして、ふわーっとして、ほろほろっとして…ってどんなだかよくわかりませんね。レイソルのBBQではコーチ・メディカル陣が焼き焼き部隊を務めるので、いつも焼くのに忙しい古邊フィジコも「石さんのお好み焼き、オレも今日初めて食べたよ!」とのことでした。さすがに何枚焼いたかわからないぐらいお好み焼きを焼き続けた石さんも最後のほうには「ふぃー、ようやく食べられる?」とイスに座り込んでおりました。でもそのあと、チャーハンと焼きそばも自ら進んで焼いておいでだったので、石さん実は料理が好きなのかもしれません。ご本人は「料理が好きゆうわけじゃないんじゃけど?、なんかなぁ、こういう雰囲気になるとやってしまうんじゃ?」との弁でした。

【選手たちもわれ先にと争奪戦。奥で、すでに満足げなシュウにご注目】
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午後のオフは、街にでた選手もいたようですが、ホテルでゆっくりくつろぐ選手の方が多かったようです。つかの間の休息ですが、キャンプ後半戦を乗り切るために必要なリフレッシュになったことでしょう。明日はまた午前午後の2部トレーニングが始まります。少しでも暖かい日であることを祈って!

2008年2月16日

鹿児島キャンプ8日目

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担当:大重正人

鹿児島にきて、3試合目のトレーニングマッチ。1週後の日曜日にはちばぎんカップを控えていることもあり、そろそろチームとしての形をみせていかなければいけません。その状況下で、この日は故障で出遅れていた選手たちがゲームに復帰。柏ほか遠く離れるサポーターの皆様の心配も少しは和らいだことでしょう!

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センターバックには古賀選手が初めて出場し、鎌田選手とのコンビ。45分間の出場でしたが、ハイボールに対する高さあふれるヘディング、読みの鋭いパスカットはさすがのプレー。カバーリングに長ける鎌田選手とのコンビネーションも危なげなく、ますますDF選手層の厚さにつながっていきそうです。

ボランチにはおなじみの山根&永井コンビが復活。レイソルプレッシングサッカーの心臓である2人。ここでボールを奪って前へ左右へボールを早く展開する。もちろん求めるところはもっと上でしょうし、徐々にピークの状態へと持って行ってくれるはずです。失点シーンについては、古賀、山根、大谷選手らに石崎監督も加わって対応の仕方をもう一度確認していました。

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それから後半から左サイドに入った菅沼選手です。同じ左サイドにいた酒井、畑田の両ユース後輩選手をリードし、さかんに声をかけていました。ダイナゴラル(斜めに)に左サイドから中央へ進み得意のコースからシュートを放ち、また鈴木選手の決定的なシュートを引き出すパスなど、随所に持ち味を発揮していました。

試合は、前半終了間際。古賀選手がハーフウェイライン近くですばらしいパスカットを見せ、さあ二次攻撃というところでボールを繋げず、逆に相手のカウンターから先制ゴールを許します。後半はメンバーを入れ替え、開始早々に右クロスに鈴木達也選手が懸命に飛びこんでゴール!終了間際にはFW工藤選手(ユース)がドリブル突破からPKを誘って、自らキック。これが相手のファインセーブに遭い、1-1のドローとなりました。

試合後の選手たち。鈴木選手は「身体キレてるね?」とライターさんから声をかけられると「よくそう言われるんですけど、自分としては疲労のピークで。。。ゴールはよかったんですが、もう一本決められるチャンスがあって、そこをゴールできれば最高だったんですけど」と話していました。トップ下の位置から相手の裏を狙って走り込んでの左足シュートは、わずかにゴールポスト右に。「自分としては理想的な形だったので、決めたかったです」と少し悔やんではいましたが、それでも大きなケガもなく充実したキャンプを送れているのがみてとれます。

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また惜しくもPKを外してしまった工藤選手。試合後はメンバーに慰められるシーンもありましたが、着替えが終わるとすっきりした表情。「あのシーン、写真撮ってました?」と私がPKのシーンを写真で撮ろうと移動したところが見えていたそうです。それだけ落ち着いて周りが観察できる余裕もあったのでしょうが、少し集中を乱してしまったかなと深く反省しています。。。

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昨年末のユース公式戦では、トップチームと同じ4-5-1のフォーメーションで1トップ、大柄な力強いプレーでゴールを量産していた姿が印象に残っています。しかしトップの中に入ればもっと大柄選手ばかりです。そのなかでもシジクレイ選手や茂庭選手などを相手に堂々のプレーを見せてくれました。「自分でPKをとって、自分で蹴ったので納得はしています!今日で柏に帰りますけど、本当にありがとうございました!」。最後まで礼儀ただしいあいさつを残して出発していきました。山崎選手、畑田選手とともに、すばらしいボールさばきと大人びたプレーを見せてくれました。この経験を生かしてもっともっと成長につなげてくれることでしょう!

明日は、午前練習のみとなります。午後は恒例のバーベキュー大会。石さんは夕食を終えたあと、なにやらメモを。明日腕によりをかけてつくるメニューの材料を宮本マネに託していました。名物の広島風お好み焼きだけでなく、新メニューも登場の予定。「キャベツ切りすぎて腱鞘炎にならんようにせんとね」。何が出るのか、、、こちらも楽しみです☆ 私は明日をもって、桜林広報と交代となります。鹿児島最後の夜、きっちりと仕事をやり遂げるべく最後まで頑張ります!!

2008年2月15日

鹿児島キャンプ7日目

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担当:大重正人

7日目の鹿児島生活です。今日は一段と寒さが厳しく感じます。グラウンドへ着いたバスから降りてくる選手たちの背中もこわばっているようです。それでもひとたびスパイクを履いて、ピッチへ入り、ボールを蹴りだせば、徐々に身体も暖まってきて、元気良い声が響くようになります。

午前はフィジカル中心のトレーニング。寒さを気合いで跳ね返す古邊コーチはハーフパンツ姿。いつもと変わらぬ声で選手たちを盛り上げ、練習の号令をかけます。ウォームアップからストレッチ、ラダー(縄梯子)の細かなステップワーク、コーンをおいてのターン、ポールの間をすばやく抜けていくサイドステップ。アジリティを鍛えるフィジカルトレーニングです。

ここで動きが目立っていたのは、菅沼実選手です。意図的に身体を動かしていこうという意識からかもしれませんが、太ももを高くあげ、またステップワークも足の運びが見ていてわからないぐらいのスピード感。古邊コーチからも「ナイス!ミノル!」という声が何度も響いていました。鹿児島で予定されている練習試合は、鳥栖戦が中止となり、残り2試合。無理はいけませんが、この2試合あたりでなんとか元気に躍動する菅沼選手を見たいところです!

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最後は、フットバレーです。レクリエーション色が強く見えますが、それでも「さっきやったステップ、足の運びを意識して!」という古邊コーチの言葉にもあるように、当然練習のひとつです。でも、こういったゲーム形式は疲れを忘れて大変盛り上がるんです。敗れたチームには相手にジュースプレゼントの罰。チームを3人ずつの6チームに分けての対戦。きわどい判定には審判を務めるコーチに激しく詰め寄り、ミスが起これば怒声や笑いが巻き起こり、すばらしいプレーには「ナイス!」の声が!時間的には短いなか、集中したトレーニングができました。

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その選手たちを待っていたのは、小さなお客さんたち。カラフルな帽子をかぶった、地元の国分幼稚園の園児のみなさまが応援に来てくださいました。毎年の恒例となっているこの行事、元気いっぱいにピッチに入ってくると、まずはクラスごとに記念撮影。そのあとは選手たちとの楽しいふれあいタイム。山根3兄弟とほぼ年の近い子供たちを相手に、顔がほころぶイワオパパ、そのほか独身の若い選手たちの周りにも人だかりができて、一緒にボールを追いかけたり、高く抱え上げたりと、心身疲労のピークである選手たちもかなり癒されたのではないでしょうか。

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大田選手はいっぱいの手作りペンダントを渡されてニッコリ!
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なお、明日からファンクラブ「アソシエイツ」会員向けチケット先行販売がスタートいたします。会員の皆様には、すでにご連絡させていただいておりますが、今季よりオフィシャルショップレイソリスタでの発売初日からの販売は行いません。レイソリスタでは、残席がある場合のみ、2月23日(土)午前10時から販売いたします。くれぐれもお間違えのないよう、またチケット販売方法が変更になったことへのご理解ご了承をなにとぞお願い申し上げます。

そして、土曜日はFC東京との練習試合です。午前練習は一部選手のみの参加となりますので、ご注意ください。

2008年2月14日

鹿児島キャンプ6日目

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担当:大重正人

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柏レイソル水泳部誕生!!!ではありません。昨日のトレーニングマッチを受けて、午前練習はホテル内のプールでリカバリーに。ケガを抱える選手も多いことからプールでのトレーニングに変更となりました。それぞれカラフルなスイムキャップをかぶり、ザブンと飛び込む選手たち。グアムのときでもそうですが、気分転換というのは大切です。長期間にわたって合宿生活を送る選手たち。ホテルと練習場の移動に限られ、規則正しい生活→単調な生活、になりがちです。寒い地方のチームはレイソル以上に長期間の合宿を強いられ、本当にたいへんだと思います。

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古邊コーチの指揮のもと、選手が輪になって水中をゆっくりとウォーキング、横向きや後ろになったり、いろいろな筋肉を使って歩行。仰向けや腹這いの状態でのキックなど、30分ほどの短い時間でしたが、選手たちからは笑顔がこぼれ、リラックスしていたように感じました。今日数えてみたら、23人ぐらいプールにいたと思います。ここまで多くの選手が一緒のトレーニングをするのは、キャンプが始まって以来最多かもしれません。やっぱり、みんなが一緒というのは気持のよいものですね。

ただ数名の選手は、プールのとなり、ガラス張りで見えるフィットネスルームで運動中でした。北嶋選手、杉山選手、桐畑選手、大津選手、アレックス選手。故障や疲労など理由は別々ですが、それぞれの具合によって、トレーナーの指示で運動を重ねていました。そのなか北嶋選手は「帽子かぶろうぜ!!オレらもみんなと仲間だからな」といってプールキャップを頭に。他の選手にも配ります。気持ちが落ちてしまいそうな状況にもかかわらず、冗談めいた行動でみんなの笑顔を誘い、いいムードを作り上げます。フィットネスルームでも副キャプテンは副キャプテン。若い選手を元気にリードします。

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しかし復帰へのトレーニングは真剣そのもの。北嶋選手は、鏡の前に立ち、ヒザをゆっくり曲げたり、体重をヒザに少しずつかけてみるなど、酒井トレーナーと二人三脚です。その酒井トレーナーは杉山選手ともパートナー。午前は片足で立って体幹のバランスを真剣に見定め、午後は一緒にランニングから軽めのボールトレーニングに付き添います。

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ケガが多いことは、褒められたことではありません。でもケガをしたくて、させたくてハードな練習をしているわけではないし、プレーしたくてもできない選手たちの思いは計り知れない無念さに満ちているはずです。チームスタッフは身体のケアだけでなく、話を聞いて精神的なケアをすることも大切な仕事のひとつです。選手は逸る気持ちを抑えて、それでも一日も早く復帰したいと努力します。だから大きな気持ちで温かく見守ってください。心よりお願い申し上げます。

2008年2月13日

鹿児島キャンプ5日目

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担当:大重正人

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本日は、トレーニングマッチの第2戦、京都サンガ戦が行われました。強力な補強を進めてきたサンガの先発は豪華そのもの。鹿島から新加入の柳沢選手、同じく千葉からの佐藤選手、ガンバからのシジクレイ選手、また大型ストライカーの田原選手。またレイソルでおなじみの水谷選手や中谷選手など、J1復帰にかけるチームの強化が進んでいる模様です。そしてなおかつ、それらの選手が元気にプレーできていること。レイソルだって、選手を補強してすばらしい選手たちの質はけっして負けていないと思います。しかし、いかんせん、まだ出場することができません。現在それは、明らかな差と言わざるをえません。

本日もリリースを出したように、けが人が相次ぎ、練習試合のスケジュールも変更されています。この日も新しく復帰して試合に出場できる選手がいないなか、U-18から練習生として参加している3選手がすばらしい活躍を見せてくれました。

センターフォワードとしてフル出場した工藤壮人(まさと)選手。相手はトップチームのレギュラーメンバー、しかも巨漢のシジクレイ選手にマークを受けていました。序盤はなかなか仕事をさせてもらえませんでしたが、徐々にボールが入ると、相手をしっかりブロックしてボールをはたき、ユース選手とは思えないプレーぶり。

ボランチの畑田真輝選手は、前半は大谷選手、後半は藏川選手とコンビを組み、中盤の底で身体を張ります。体格は小柄ですが、ボールを持った時のパスワークにセンスを感じさせます。最後まで衰えなかった運動量も光っていました。

そして左サイドの攻撃ポジションに入った山崎正登(まさと)選手。昨日のフォーメーション練習のシュートも見事でしたが、今日は値千金のゴール!クロスをボレーでたたき込んだ豪快な先制弾でした。トップチームの成人選手を相手に、堂々のプレーぶり。同じ左サイドに入った酒井選手とはU-18でのチームメイトでもあり、抜群のコンビネーションとダイレクトパスで何度も攻撃の起点となりました。

また、菅野選手がサンガ田原選手の強烈なロングシュートを横っ飛びで弾き出したスーパーセーブ、前半ロスタイムのポポ選手のフリーキック。強烈な一撃がクロスバーを激しく揺らすなど、随所にみどころもありました。惜しくも同点とされてしまいましたが、それでも村上、大島、鎌田、酒井の若い4バックが高さのある相手攻撃陣を懸命に抑えて、1対1の引き分けとなりました。ベストメンバーを組んだ相手に対し、すばらしいチームワークで健闘したと言えるでしょう。特に「若い子たちは本当によくがんばった」と石崎監督も称えていました。その言葉通りです。しかし、チームにとってはユース選手が目立ってしまう状況は、決して芳しいことではありません。故障からの復帰をめざす選手は1日でも早く、またプレー可能な選手は、それぞれの役割ですばらしいパフォーマンスを。そして自分も。同じ名前の若き選手に負けないよう、より評価される仕事をしていかなければいけないと強く刺激を受けた1日でした。

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2008年2月12日

鹿児島キャンプ4日目

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担当:大重正人

この日も時間を決めて、短めのメリハリの効いたトレーニングを行いました。午前は、パス&ムーブの繰り返し。20メートルほど距離をとってのミドルパスを、ダイレクトで送る。パスを出したらもう一度駆け出して、ボールを受ける。シンプルな練習ですが、この基本的な動作ができないと、ボールを奪っても繋げずにまたピンチを迎える。プレスで密集した地域から抜け出したあと、今度は大きな展開で素早く敵陣へ迫る。より実戦的な練習に移ってきました。

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ピッチを半周して、最後はクロスからのシュート。ゴール前でボールをつま先で浮かせて、南選手をかわして華麗にゴールを決めた李忠成選手です。彼にとっての鹿児島キャンプは今日で最終日。鎌田選手との競争では「クリスチアーノ・ロナウド!クリスチアーノ・ロナウド!」とポルトガル代表のスピードスターの名をを連呼しながらの猛ダッシュ。練習後、南選手からは「がんばれよ、アメリカ土産頼むよ」という言葉に「土産話でいいっすか?」と返す場面も。非常にリラックスした振る舞いです。そして、U-23日本代表のアメリカ遠征に参加するため、午後早くの便で帰京しました。常々、「北京のピッチに立ちたい」と話している李選手、その思いをかなえるために、まずは遠征でアピールしたいところ。ケガなく無事にプレーして、戻ってきてください!

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午後からは、柏から河西晋二郎社長が石崎監督を激励に。その後、10対10の“ペナペナ”で戦術練習でした。右サイドから飛び出した鈴木達也選手のクロスを見事合わせてゴールしたのは、ユースから練習参加中の山崎正登選手でした。ピッチ脇でランニング中の茂原選手が、酒井トレーナーに「うまいよ、今の。ほんとすごいよ」と感心して興奮していました。トップ登録された酒井選手と同学年の選手ですが、昨年末のサハラカップで準優勝したU-18チームの個人能力は相当のものです。トップの練習に触れ、どんどん吸収してこれからも成長していくのでしょう!

夕食後には、地元のサッカー少年たちを招待しての歓迎の夕べ。鹿児島県サッカー協会の長嶺一夫専務理事から激励の御言葉をいただき、そのあとは選手全員が誕生から降りてのサイン&写真撮影会。そして抽選会では、ラッキーなお子さんに実使用練習ジャージがプレゼントされました。

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その後は、コーチングスタッフとの交流会。こちらでは霧島市の前田終止市長が「昨年はすばらしい成績を残された。今年はそれ以上、できれば優勝を狙ってください」と熱い激励。これに対し河西社長が「今年はほぼ満足できる補強ができた。期待に応えられるよう頑張ります」と答えました。そのほか霧島市サッカー協会の山崎亨会長、同顧問の田之上耕三氏、山田国治氏、中重真一氏をはじめとする来賓の方から激励のごあいさつをいただき、レイソルスタッフはキャンプにご協力いただいている皆様に感謝を伝えるとともに交流を深めました。

さて、明日ですが、京都との練習試合です。中谷、水谷両選手との対面を楽しみにしている選手も多いことでしょう。キックオフは当初の予定より30分繰り下がっての14時30分キックオフとなりました。また午前練習は、試合に出場しないメンバーとGKのみとなりますので、ご注意ください。

2008年2月11日

鹿児島キャンプ3日目

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担当:大重正人

愛媛FCとの練習試合翌日。90分近く出場した選手たちは、午前の練習はリカバリー。軽めのランニングと、室内練習場特設筋トレルームで器具を使った補強運動でした。ピッチ内では、復帰間近の5人衆+U-18から練習参加している、山崎、畑田、工藤の若き3選手が古邊フィジカルトレーニングに汗を流しました。

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そして午後練習。小雨舞い散るなか、こんな応援プレートが飾られていました。雨の中、寒さの中、熱心な応援ほんとうにありがとうございます。まずは石崎監督が選手を集めました。「ケガ人がとても多い中、チームはとても苦しい状況。元気な選手もこの時期から練習試合に90分出なければいけない。ケガしている人は一日でも早く戻ってこられるように、きっちり治療してほしい。開幕まで1カ月を切ったし、練習は量よりも質を追求してやっていきたい。だからこそ集中していこう!」。キリっと空気が引き締まりました。監督が非常事態という言葉まで用いました。もちろん選手たちも危機感をもっていると思いますが、もっと強い気持ちを持ってやらなければいけないという監督の意志の表れです。

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選手が円になってのユニークな鬼ごっこ、ボール回しでスタート。3組に分かれてビブスを着て、ダイレクトパスを意識し、また攻守の素早い切り替えを促す12対6のパスゲーム。そして9対9、最後はスタッフが3名参加して10対10まで行われました。おそらく水曜の京都サンガ戦でも長い時間プレーするであろう、鎌田、村上、大島、酒井の4バックには、石崎監督から指示。チャレンジ&カバーの原則やビルドアップなど、プレーを止めては念入りな指示が飛んでいました。

そして別メニュー組も、近藤、古賀、菅沼、山根の4選手が本隊のゲーム形式練習にも合流。石川、太田、小林祐、永井、阿部嵩選手はランニング。北嶋、杉山選手はウォーキングとそれぞれ小雨降るなかグラウンドへ姿を現しました。そのなかには茂原選手の姿もありました。行きのエレベータの中で一緒になり、手には真っ白な目新しいスパイクが。「まだ使えるかどうかわかんないんすけどね」。まだランニングを始めたところで、ボールを思い切ってキックできるところまでは行っていません。それでもランニングシューズを履いてジョグを終えたあと。
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スパイクに足を入れて、パスやリフティングなど軽くボールタッチ。やっぱりボールが蹴りたくて、プレーしたくてうずうずしている感じでしょうか。焦りは禁物ですが、早く元気な姿で華麗で迫力あるドリブル突破を見せてほしいです!

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夕食後には、ルール講習会が行われました。Jリーグの審判アセッサー(審判を評価する方)と現役のスペシャルレフェリーの方がご来場。24のファウルと思しきプレー、またそれがイエローカードなのかレッドカードに相当するものなのか、それともノーファウルなのか。それぞれ審判の方から説明があり、見事全問正解は菅野選手でした!

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その後、監督やコーチングスタッフから、昨年のいくつかのプレーについて意見交換が行われました。真剣に勝利を欲して戦う選手たちのプレーが正しく判定されるよう、レフェリーの技術向上を求めるとともに、レフェリー側からもシミュレーションといった反スポーツマン的な欺く行為をなくすべく、同じ現場で働く者同士の生の声がぶつかりあいました。すぐに劇的に改善されることは難しいでしょうが、プレイヤー、レフェリー、そして何よりもサポーターの皆様が納得して試合の結果を受け入れられるように。退場者を出して不利な展開を強いられることがあったレイソルにとって、今日の講習会が有意義なものにしていかなければなりませんね。

2008年2月11日

鹿児島キャンプ2日目

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担当:大重正人

今日は日曜日。愛媛FCとの練習試合には、観客席がほぼいっぱいになるほどのギャラリーとなりました。多くの観衆を前に、幸先の良いスタートを!と意気込んだ試合でしたが、結果は2-3の敗戦。昨年12月以来となる、約2か月ぶりの対外試合。やっぱりゲームを見ると勝ちたくなるのは常で、その意味では残念な結果でした。その中で良かったところ、改善すべきところ、いろいろと見つかったと思います。

相手ボールのキックオフ早々。猛然とボールに向かってダッシュしたのは、ポポ選手でした。ボールを奪うと、そのまま豪快なシュートまで持って行きました。FWコンビを組んだ李選手とともにゲームを通して、守備意識が高く、ファーストDFとしての役割を果たしていました。ただ2列目以降は、新加入選手や藏川&大谷の急造ボランチということもあってか、どうしてもプレスのかからない時間が長くなり、ボールを奪っても、中央へ偏りがちでなかなか攻撃の起点を作れませんでした。セットプレー、クロス、カウンターと3失点。

ここからは練習試合とはいえ意地をみせなければいけません。「もっとボールに寄せていくこと。それから中央だけでなくサイドにも攻撃の起点をつくること。負けてるぞ!」と石崎監督のゲキもあってか、後半途中からは反撃モードに。3点目を失った直後のキックオフ、ポポ選手が力強い突進で相手ゴール前へ持ち込んでシュート!1点差に迫ると、残り5分では中央の起点から、最後は左サイドからスルスル上がっていた酒井選手がゴール。後半は大津選手のシュートがポストをたたき、大谷選手、ポポ選手が決定的なシュートを放つチャンスもありましたが、1点及ばずという試合でした。

「まだディフェンスの練習しかしてないからね」。石崎監督が話すように、新加入選手をまずはプレッシングサッカーにフィットさせることに主眼が置かれた、ここまでのトレーニング。また故障者が多く、昨日8対8の戦術練習をしたのが、最大人数のゲーム形式ということで実戦感覚もまだまだ。ただ、この試合から徐々にチーム力を上げていかなければ、もう悠長なことを言える時間は残されてはいません。監督もそろそろムチをいれていくところでしょうか。

ピッチ外には別メニューの選手たちが観戦。試合が終わると、石さん自らが完全復帰間近の選手を鍛え上げます。近藤、古賀、菅沼、永井、山根。この主力級5人は、グアムからずっと同じグループでトレーニングしてきました。フィジテクから1対1、そして2対2。松原コーチ、さらには大津選手を加えての練習は見ごたえがありました。

コガvsミノル。ふわっとボールを浮かせて抜き去ったコガに軍配!
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悔しがるミノル。。。
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こちらはドゥーvsイワオ。肉弾戦から、ベテランの勝負強さでここはイワオ勝利。
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しかし最後は、ともにノックアウト。死力を尽くしました!!
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この日、出場できたフィールドプレイヤーは10人。明日からユースの練習生が3人加わるものの、火曜日には李選手が代表へ。二日後には京都との練習試合もありますし、この5人衆には一日も早く復帰してもらいたいところです。こってり絞られた5人には、明日の午前も石さんが密着マークの予定です?

2008年2月10日

鹿児島キャンプ初日

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担当:大重正人

白雪舞う柏から、南国鹿児島へ!!と空路春季キャンプへ向かったところでしたが、、、やはり冬は冬。吹きっさらしの寒風が容赦なく襲い、一同凍え気味ではありました。それでも鹿児島空港には、地元テレビ局のカメラ、さらにはレイソルイエローのユニフォームと横断幕で迎えてくれた鹿児島高専のみなさんなど、ロビーの一角は人だかり。

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そして式典。あでやかなはっぴ姿の前田終止・霧島市長の「ぜひ優勝を目指してください!!!」という1年前と全く変わらぬ熱のこもった激励。そしてお美しいミス霧島、そしてそして、「ミスター霧島」からの花束贈呈。「ミスター!?」。選手も一様にビックリしていましたが、ロマンスグレーのダンディな紳士。一体何者です?ということで少し調べてみました。永田 龍二さんという方で、「お遍路さん旅日記」という本を出版され、霧島市の観光をPRする役割を果たされている地元では有名な方だそうです。みなさま、熱烈な歓迎まことにありがとうございました。


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さて、午後3時半からは初練習。その前に、石崎監督が選手・スタッフを集めます。「今年は、選手のみんなに決めてもらった目標“勝ち点55”を目標に頑張っていこう。みんなもわかっていると思うけど、去年50点獲れたからといって、決して簡単な数字じゃない。去年はこの鹿児島と和歌山でいいキャンプができたからこそ、そのあとの好調につながった。今回も厳しい練習になるけど、そういうときこそ、みんなで声を出して、励まし合って練習していこう」と熱のこもった訓示でした。寒さのせいではなく、2008年を全員で戦っていこうというキリリと締まった表情になったのは言うまでもありません。

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30分ほど長い時間をかけてのランニング、途中ステップなどを交えながら。そのあとストレッチで凝り固まった身体をほぐし、ボール回しから、8対8へ。明日は愛媛FCとのトレーニングマッチを控えていることもあり、攻守のグループに分かれての練習。やはり石崎レイソルの神髄はプレッシングサッカーから。これまで1対1、2対2、4対4と続けてきたボールを奪う動きを再確認。目についたのは、アレックス選手の守備意識。後方の選手がタテを切って時間を稼いでいる間に、バックしてきて相手をサンド。旧知の石崎監督の教えか、それとも長年の日本経験から自然と身についたのか、すばらしいディフェンスへの意識。今季、レイソルに請われて加入した理由がよくわかります。

そして、今日はU-23日本代表の選手発表がありました。レイソルからは李忠成選手がアメリカ遠征に参加、12日の午前練習まで鹿児島でトレーニングし、午後からは帰京します。「今日は僕にとっての、ある意味誕生日でもあります」。一年前の2月9日は、日本国籍を取得した日です。「海外遠征の経験が自分は少ないので、どこまで世界で通用するのか、とても楽しみなんです」。レイソルのチュンソンに加え、代表の忠成として。劇的に変化し、成長を遂げたこの1年間を感慨深く振りかえっていました。この日はランニングでも集団を引っ張り、練習後にはひとりシュート練習。チームを引っ張っていこうという強い意志も感じられました。

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そして、小林祐三選手の名前がリストから外れたことに驚かれた方も多いでしょう。実は、グアムキャンプで右太ももを痛めたこともあり、今回は選出されませんでした。もちろん鹿児島にも来ていますし、別メニューではありますが、徐々に運動も始めていくようです。J’sGOALのサイトでは、グアムキャンプでのインタビュー動画も流れています。祐三選手の復帰を心待ちにしていてください。

夕食後にはミーティング。平川テクニカルスタッフがこの日のために労を惜しまず集めたデータ集が選手たちに披露されました。前後期別や時間帯別の失点数やタックル成功率に07レイソルの傾向がくっきりと。やはり疲労がたまってくる時期・時間帯でどれだけ守備で踏ん張れるかということ。1試合平均失点は1.05は、優勝した鹿島とほぼ同じ。ディフェンス力なら優勝チームのレベルにあるということです。反面、得点率は1.26と鹿島とは0.5点の開きがあります。ガンバに至っては1試合平均2点を超えています。

そしてイメージビデオです。昨年に引き続き、石さんが心酔するバルセロナの映像ですが、今年はオフェンス中心の編集でした。ロナウジーニョ、メッシ、アンリらの攻撃。ただし個人技だけでなく、チーム全体でどうやってゴールを陥れるかというところがポイント。偏りなく中央からもサイドからも起点を作って、スピードあふれるパスワークで相手を崩すサッカー。メッシの言葉を借りれば、自陣のゴール前を固めて敵陣へ飛び出さない「アンチフットボール」ではなく、前線から飛び出してボールを奪い、積極的にゴールを狙う「レイソル流リアルフットボール」を作り上げる!

最後のまとめは…
「1試合平均失点数0点台をめざすため」
「1試合平均得点数2点台をめざすため」
これがアプローチ。J開幕までに自分たちのやるべきことは明確に示されました。2月23日まで、鹿児島での厳しいキャンプが続いて行きます!

2008年2月 7日

人をつなぐ仕事

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担当:大重正人

昨晩も大きなボタン雪が舞い落ち、前が見えなくなるほどの白い夜となりましたが、一夜明けると、すっかりと青空が広がりました。気温も少しではありますがアップして、日曜日に残り雪といっしょに解けていきました。わずか4日の帰柏期間は、思わぬ天候やケガ人の多さに見舞われ、スケジュールどおりのトレーニングはできなかったかもしれません。

しかし、そこは石崎監督が本領発揮。山形時代には比べ物にならない天候や環境でも、工夫してできる限りのトレーニングをやってきた石さんです。こんな天候は序の口でしょう。ウォームアップからフィジテク、そして6対6。

今日の6on6は、攻撃系の選手と守備系の選手に分かれての、実戦に近い練習。パスが動いている間に相手との間合いをつめ、タテのコースを切り、2人で挟み込む。「DOIS!」(ドイス)という指示が飛んでいました。ポルトガル語で「2」の意味。ポポ選手にも分かりやすいように、二人で挟め!ということです。鎌田、村上、大津、酒井という新人選手たちには、ディフェンスの原則をみっちり教え込む絶好の機会でもあります。監督は気になることがあれば、プレーを止め、彼らにポジション取りやボールへの寄せを強調していました。

また公文栄次通訳が、ポポ選手のプレー意図や特徴などを説明し、また監督から要望を受ける場面もありました。国籍は違えど、やはりコミュニケーションは大切です。互いが互いを活かしあう理想的なプレー。特に全員攻撃全員守備が求められる石崎レイソルには欠かせないネットワークです。公文通訳は以前に「言葉を伝えることだけが通訳の仕事じゃない。ブラジル人選手がプレーしやすいように、日本人選手との関係を取り持つことも大切です。もし日本の環境やプレーにフィットできないようなら、それは通訳として責任を感じます」と教えてもらったことがありました。スタートは人として分かり合えること。こういった日々の小さな積み重ねが、ひいては美しいスーパーゴールや勝利に繋がるのです。
そして午後……エイジーニョはグアムにいる友人の様子をとても心配していました。。。

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昨日の日立台短信にもありましたが、今季のレイソルキャプテンが大谷秀和選手に決まりました。朝一番に「今日は、キャプテンとして目標を決める仕事があるね」と初仕事に向けて声をかけると「うーん、いつもと変わんないしょ」。なんだ、もっとグイグイ引っ張ってほしい!と思う方もいるかもしれませんが、これこそが大谷秀和。いたって普段どおりで自然体。キャプテンだから、といって気負うこともありません。「タニくんは(精神的に)まったくブレないところがすごいです。」桐畑選手がモバイルのインタビューで話してました。普段どおりのタニが発するオリジナルのキャプテンシーを皆が分かっているから、推挙されたのです。

周りの状況を感じられる洞察力はプレー中だけでなく、ささいな一瞬においても発揮されます。今日は6対6でエキサイトしてしまった選手に声をかけてなだめ、また新加入のブラジル人選手についてだと思いますが、公文通訳と話し込むようすもありました。そういった気配りが、監督をはじめとするスタッフや、年齢関係なく選手からも信頼を集め、キャプテンに推される大きな要因なのでしょう。

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そして、午後には、選手たちを集めてのミーティング。トップダウンからボトムアップで。監督から与えられるものではなく、選手自らが思案して目標を決める。北嶋、南という経験豊富な副キャプテンとともに、選手全員でいろいろな議論が交わされたようです。こうして決まった目標は、、、これは然るべきタイミング(近々デス!)に発表したく。チームのスローガン、目標、キャプテン、そして骨格。どんどん整っていきます。レイソルの2008年、どんな一年になるのか。上へ前へ。勝つためにみんなの力を結集して、土曜から鹿児島で第二次キャンプに行ってきます!

明日はオフですので、練習も日記もお休みですので、ご承知おきください。

2008年2月 7日

雪が止みません

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担当:桜林 舞

いまだに雪がシンシンと降っています。明日も降り積もるのでしょうか。

鹿児島キャンプを目前に控えてこの天候。本日予定されていた2部練習は、急遽午前練習のみとなりました。そのため午後練習後に予定されていた取材の調整やら連絡やらでバタバタ。練習を見に行く時間もなく。。。

当初、古邊フィジカルコーチは、66(ろくろく)と呼ばれる666メートル×6セットのフィジカルトレーニングを行おうと考えていたようなのですが、この天候のためボールを使ったドリブルとシャトランに変更すると、朝のミーティングで言っていました。

以下、大重広報談です。
シャトラン後、6対6を行ったとのこと。雪が舞い降る檄寒のグラウンドで、1時間ほどトレーニング。のち、筋トレルームでミッチリフィジカルトレーニングを行ったそうです。

以下午前練習のトレーニングの模様です。

【古賀ちゃん&ドゥー】
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この寒さの中でも、こだわりの黄色い練習着を着るドゥー。なぜかというと「だってさー、黄色い方が元気がでる感じするじゃん」なのだそうです。

【白いグラウンドの上でも激しく】
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ボールに向かって飛びだしていくポポ選手。鎌田くんのむき出しの膝にご注目。長ズボンではなく短パンなのは、こちらもこだわり?なのでしょうか。寒い中での熱い戦いです。

【やっぱりこの人】
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抗議する姿がここまで似合う選手もなかなかいないでしょう。山根選手、ジャッジに疑問を抱いたのか、古賀選手に詰め寄ります。「いやーでも」といったかどうかはわかりませんが、左手を胸の前にかざし話しを受ける姿はいかにも古賀ちゃんらしいところ。

【ポポ&スズタツ】
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【クラ、シュンタ、ヤナギ、ドゥー】
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6対6終了の訓示。グラウンドでの練習を終え、筋トレルームへと急ぎます。

【今日もちびっこが日立台へ】
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本日も職場体験の皆様が日立台を訪ねてくれました。昨日雪かきをおこなったので、今日はゆっくりと練習見学コース。といってもこの寒さですから、のんびりと見てはいられなかったかもしれませんね。

写真はありませんが、今日も多くのサポーターの皆様が日立台にきてくれました。皆様くれぐれも風邪など引きませんように。

では、私はイヤーブックの校正作業に戻りたいと思います。こちらの作業も大詰めです。もうしばらくお待ちいただければと思います。

2008年2月 6日

フィジカルテスト

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担当:大重正人

柏に戻っての2日目。まだまだ雪が残っています。昨日、スタッフによる懸命の雪かきで、なんとか練習スペースを作っての今日の午前はフィジカルテストが行われました。50mダッシュ(10m、30mもタイム測定)、シャトルランのランニング系と、ステップ、バウンディングの筋力系の、合わせて4種目です。故障を抱える選手が軒並み外れましたので、純粋なナンバーワン決定戦には残念ながらなりませんでした。

バウンディング、片足だけを使って、5歩ジャンプして何メートル進めるかを競います。大島選手、懸命なる最後の一歩ジャンプ!

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50mダッシュはチカラ強い太もものポポ選手がナンバー1!大津選手と太田選手が同タイムで2番目でした!

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そしてシャトルラン、最後に登場の太田選手が、スピード+スタミナの総合力で他を圧倒してのナンバー1でした!

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グアムキャンプの成果か、疲れか、わかりませんが、みな一様に「もっと記録が出るはずなのに」と若干不満げ。次回の測定での巻き返しを期待ですね。

そして最後に。職業体験で日立台に来られた小学生のみなさんが、雪かきのお手伝いをしてくださいました。これだけ広い練習場の雪かきはとても大変だった思いますが、元気に楽しそうに片付けてくださいました。本当にありがとうございました。明日はキャンプ前最後の二部練習。寒さと足下に気をつけて、ご来場くださいませ。今日は短いですが、このあたりで失礼します。

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2008年2月 4日

白銀の日立台

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本日の担当:桜林 舞

日立台にチームが帰ってきました。昨日はオフ。皆さんご存知のように関東地方は雪に見舞われました。その結果・・・


【一面純白の練習場】
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誰の足跡もない雪で一面に覆われる練習グラウンドは美しい。のですが、これではトレーニングができるはずもなく、急遽隣接の体育館で練習を行うことになりました。

【足元を見ながら歩を進める小林選手と鈴木選手】
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床が固いからということで、体育館の練習は午前練習のみでした。「このあと鹿児島キャンプも控えていることだし、今日は無理せず午前練習だけで行こう。集中して行って、その後はしっかり体を休めるように」と石崎監督。

「グアムキャンプはよかったよ。やっぱり暖かいところでトレーニングをするとやるほうも見るほうも気持ちいいじゃろ。こんなに着膨れして練習するよりもねぇ」と石崎監督もさすがに帰国早々の雪にびっくり。

【真っ黒に日焼けした石さん】
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体育館では、ランニングに始まり、フィジカル、2人一組のフィジテク、ボール回しと続きます。

【まずはランニング。人数が多いので体育館の下と上の回廊の2グループに分かれて】
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【その隣ではバスケットボール!?のGK陣】
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もちろん練習の一環です。もとバスケットボール部の南選手が華麗にリングを狙らっていました。ロビンソンコーチの即興トレーニングか、本日は終始、バスケットボール選手と見まごうステップをふんでいました。

【ループを使ったフィジカルトレーニング。ポポ選手もリズミカルにジャンプ!】
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【2人組で行うフィジテク。相手選手の投げるボールを手で弾いたり、腹筋や背筋を使いながらヘディングしたり】
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【大島選手、太田選手とも、投げるほうは微笑みが絶えません。】
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【こちらは「もう勘弁してくれ?」と山根選手。永井選手もこの笑顔です☆】
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午後からはスタッフによる雪かきが行われた模様です。これで明日のグラウンドはばっちりでしょう!

さて、本日、イヤーブックに先駆け速報選手名鑑 「KICK OFF!2008」パンフレットが出来上がりました!

明日より、日立台の事務所およびオフィシャルショップ「レイソリスタ」でもパンフレットを配布しておりますので是非お持ちいただければと思います。

遠方の方は、公式HPにアップしましたので
ダウンロードしてお楽しみいただければと思います。
パンフレットダウンロードはこちらから→速報選手名鑑 「KICK OFF!2008」

そうそう、体育館の壁に今年のレイソルカレンダーが1月から12月まで横並びに張ってありました。見ごたえがあったのでついぱしゃり。まだの方、こちらも是非レイソリスタでお買い求めください!税込1,050円です。

【2008柏レイソルオリジナルカレンダー】
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2008年2月 3日

グアムキャンプ最終日

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担当:大重正人

ただいまグアムの空港のロビーで、フライトを待つ間にグアムキャンプ最終日の広報日記を書き始めました。

最終日の朝、晴れ渡る青空のもと、グラウンドへ向かう選手たちはバスの到着を待っていました。そこへやってきたのは……

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レイソルイレブンに乗ってくれ!と言わんばかりの、目に鮮やかなイエローバス。しかも街中を周回するようなトロリーバスと言うのでしょうか。吹き抜けになっていて、ここちよい朝の涼風を感じることができるのです。今までは大型の観光バスで片道10分ほど揺られながらサッカーグラウンドへ向かっていました。今日が最終日ということもあり、疲労のピークにあるはずの選手たちも「キモチイイ?☆」とテンションがアップ。気持ちを新たにして、キャンプ最後の練習へと向かったのです。

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古邊コーチの指揮のもと、ウォームアップからスピード系のフィジカルトレーニング。声を出し合って、活気あふれる雰囲気を選手・コーチ共に作り出します。この8日間暖かな気候のなか、常にすばらしいムードで練習が進んでいきました。

そして最後の最後は、恒例のミニゲームです。別メニュー組が多いなか、スタッフを加えての10対10。青チームが攻勢を強めるなか、赤いコーンを「コン」とかすめたかに見えましたが、ロビンソンコーチの判定は「NO GOAL!」。山根選手や假谷エクイップの猛抗議もむなしくはねのけられます。しかし、青チームの勢いは止まりません。木村エクイップが前線でセカンドボールを拾うと、山根選手が繋ぎ、ポポ選手も絡んで、最後は假谷エクイップ!怒涛のゴールラッシュで試合を決めました。後方では菅野選手が相手のハイボールを、ことごとく高いヘディングで跳ね返し、ここでもセンスを発揮した守備がキラリと光っていました。

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罰走からの罰ゲームは、阿部嵩選手、大島選手とつなぎ、最後はやはりこの人古邊コーチ。「右サイドで藏川から太田が余裕を持ってボールを受ける時」というフリから、続きました「相手のプレッシャーで焦ってボールをもらうときの動き」。宿舎の同部屋だった松原コーチが「やたら去年のビデオを見ていると思ったら、このためだったんすか」と茶化すほど、似ているのかどうかも定かではありませんが、とにかくおもしろく、選手の爆笑を起こしました!

最後に石崎監督から。「けが人が多いのは残念だったけど、個人やグループ戦術を含めて、しっかり鍛えることができた。鹿児島でもしっかりやっていこう」と訓示。最後は新任の高橋ヘッドコーチの一本締めでキャンプ打ち上げ!!と思いきや……最後に石さんからのご褒美が☆

ミニゲームに勝った青チームにポケットマネーの賞金が。メンバー10人によるジャンケンで、一喜一憂、雄たけびを上げて喜んだり悔しがったり。最後の3人勝負を制したのは……山根巌選手でした!!故障上がりということもあり別メニュー調整だったイワオ選手が全体練習に加わったのはキャンプ終盤戦から。「最後だけじゃねぇかよ」と不満の声が上がったのは言うまでもありません。ベテランのここぞの勝負強さ、いかんなく発揮。

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そんなこんなで賑々しく、楽しく、柏レイソルらしさが存分に表れたキャンプは無事終了しました。今夜成田に到着して帰柏。日曜はオフ、月曜から木曜まで柏でトレーニングが始まります。月曜日は施設休館日のため、練習見学はできません。またスタジアム証明工事のため、バックスタンド下の通行ができません。いろいろとご注意事項がございますが、また火曜日からレイソル選手たちの頑張りを、日立台で応援してください。選手、スタッフ、そして私も含め、体調管理には気をつけましょう。

2008年2月 2日

グアムキャンプ7日目

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担当:大重正人

今夜で最後のグアムナイト。といってもいろいろなデイリーの仕事は変わらずで、満喫できるはずもなく、部屋のパソコンで打ち込み始めました。テレビはNHKが映るだけですが、なにやら日本は食品問題で大変な事になっているようですね。そんなこともつい知らぬまま、日本人の舌に合わせたグアムの食事を大口にほおばっています。とてもおいしい。そばやラーメン、納豆、すき焼き風牛肉などなど、日本食も豊富。多少体重増してしまったかもしれません。

いよいよあと2日となってしまいました、グアムキャンプ。選手たちの疲労はマックス状態。ゴールが見えてきたこともあり、こんな時こそ気を緩めて不慮のないよう「ケガだけはしないようにな」と集中を促す石崎監督。アップからゴムチューブダッシュ、そしてシーズン中に取り入れる古邊コーチのパワー系フィジカルトレ。そして石さんのフィジテクです。そして、ジャンケン5本勝負。先日もジャンケンの話をしましたが、けして手心を加えているわけではありません。それまでに死力を出し尽くすトレーニングを積んでいることをご承知おきください。その上で、石さんの楽しんで厳しい練習を乗り越えようという配慮なのです。

大谷選手は決戦に敗れて、天を仰いで悔しがります。結局選手チームは3勝2敗、5本中2本でトレーニング完了です!

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それにしても、大谷選手も奥の藏川選手も、南国の日差しを浴びて褐色の肌に焼け、しかも精悍ですばらしく充実した表情をしていませんか。「元気出していこう!」と、別メニュー組が多かったこのキャンプを引っ張ったのは、この2人です。ここまでケガもなく、「あいつらソルジャー(兵士)だよ」と厳しいメニューを課す古邊コーチも彼らの頑張りを心から称えます。

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全体練習後には、柳澤選手と大島選手が居残りで練習。パスを受けて、ワントラップターンしてパスという基本動作を繰り返します。高橋ヘッドコーチがマンツーマンで指導。二人はユース代表の時から旧知であり、才能をより伸ばせる指導を期待できそうです!

さて、明日は午前練習で打ち上げ。午後は帰国の途に着きます。最後までケガなく無事に。ここまでの頑張りが貯金となり、次に続くことを祈るばかりです!

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