2008年11月30日

今日から

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担当:大重正人

笑って、泣いて、悔しくて、言いようのなかった晩秋の夕暮れ。
一夜明けた日曜日。昨日の先発選手を中心としたリカバリーが終わり、昨日も共に戦ってくれたサポーター皆様は選手たちと触れ合っていました。それが終わると、いつもなら少しずつ人影が消えていくのですが、今日はなかなか途切れません。

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その人を待っていたからに他なりません。丁寧な漢字のサインをいつものように書き、気軽に撮影に答え、ひとりひとりと楽しげに会話を交わしていた石崎監督。その時間は優に30分以上かかっていたはずです。自分が心を開けば、皆も開いてくれる。そんな信念がレイソルを少しずつ変えて行き、サポーターの心をぐっと鷲づかみにしたのでしょう。

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今日のトレーニングマッチ水戸戦でも、こんな一幕がありました。後半、大津選手が果敢なドリブルをしかけ、ペナルティエリアで倒されてのPK獲得。ここで甲高い声が響きました。その主は、小林、栗澤、杉山選手らと観戦していた石さんでした。
「工藤、お前が蹴れぃ!!あのときの借りを返せぇぇ!!!!」

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トップ昇格が決まった工藤壮人選手。これまでもトップの練習やサテライトリーグに参加しており、チーム内でおなじみのフォワードです。一瞬驚いたような表情でした。「大津さんが蹴ると思ってたんで」。しかし臆することなく、ゴール右隅へ力強く蹴りこみ、同点に追いつきました。試合後に「あの時って、鹿児島の時だよね?」と試合後の工藤選手に聞いてみると「そうです!」とはにかみながら答えてくれました。

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今年の2月、冬風厳しかった鹿児島キャンプ。2月16日の広報日記をご覧下さい(PKの写真には栗澤選手も写ってます、懐かしいですね?)。FC東京とのトレーニングマッチに、工藤選手が出場しました。1-1で迎えた終了間際、自らの突破でPKをゲット。ボールをセットして同じく右足で狙ったものの、GKに阻まれてしまった。試合後は思わず頬が濡れるほどの悔しい思い出。石さんは、それを思い出して、粋な鶴の一声をかけたのでした。

さて、トレーニングマッチは、前半は相手が高いラインをキープし、レイソルは全体的に押し込まれる時間が続きました。パスもつながらず、決定的な場面は2度ほどで、逆に先制を許してしまいました。しかし後半は高橋コーチの指示通り、相手DFの背後をつくフィードを繰り返して相手を揺さぶると、中盤に徐々にスペースが生まれました。

前半は鎌田&渡部のCBコンビが組み立てる展開でしたが、一列前の永井&阿部ボランチコンビでボールをキープできるように。そして終了間際、永井選手らしい大きなサイドチェンジが右サイドへ。ここに走りこんだのは、なんとDFの大島選手!見事なトラップからの強烈シュートで逆転!「シマ?!!」駆け寄る永井選手や石川選手から手荒い祝福を受ける大島選手を見ながら、いつも以上に盛り上がったベンチでした。

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そして、一番印象的だった一枚。石川直樹選手のこの表情見てください!
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攻撃参加のあと、ゴールキックまでの間にポジションへ戻る、歯を食いしばってのダッシュ。今日はフル出場の予定ではなかったのですが、試合中の行けるか?の言葉に「行けます!」と答え、故障明けをものともしない根性のフル出場でした!

さあ明日はオフ。いよいよ12月ですね。遅くなりましたがチームスケジュールを更新しました。実は、今日の発表前に一部変更が知らされました。13日(土)のTM流経大戦の翌14日(日)はリカバリーで、15日(月)がオフの予定でした。しかし今朝のスタッフミーティングで監督が「天皇杯までしっかり5日間トレーニングしたい」と、14日オフで、15日始動と変更になりました。石崎監督の天皇杯にかける思い、気合、意気込み。ビシビシ伝わってきました。まずは神戸戦、そして、やるかやられるかのノックダウントーナメント。元旦まで、あと1ヶ月です!!

2008年11月29日

・・・and REYSOL's football is going on!!

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担当:河原 正明

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試合終了後、定例の監督会見場。いつもよりかなり遅れて登場してきた石崎監督を見て、進行役にも関わらず不謹慎にも笑いそうになってしまった。

「わし、これで会見にいってもええじゃろ?」そう尋ねられた桜林広報も「はい」とだけしか答えられなかったそうで。サポーターの皆さんから贈られたTシャツを着て。まるで「優勝監督」みたいだ。

実は、セレモニーは監督挨拶での「Yes,We Can!」コールを聞いてから後は大分・シャムスカ監督の会見を対応していて殆ど見ていないのです。
スタンドで「何があったのか」判らぬまま始めた会見。でも、判ろうとしなくても凡そ「何があったのか」の察しがついてしまうところが石さんらしい。

日立台全体に、拍手を送ってくれた大分のサポーターの方も含めて「ありがとう」の気持ちがギュウギュウに詰めこまれていました。


今日は「サポーターサンクスデー」。今年一年間ご声援いただいた方、ご支援いただいた方、いろんな人にホーム日立台で行う感謝祭の一日でした。

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ボールで遊ぼう!芝広場。ここ数試合は天候不良で中止が続いていたこの企画。今季最後にもう一度元気な声がここから聞こえてきてよかった。お天道様、ありがとうございました。


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フェイスペイントサービスでは老若男女を問わず多くの方が列を作っていました。ペインターを務めていただいたアーデン山中ビューティーアカデミーの学生の皆様、ありがとうございました。

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「レイソルの試合が見たくてしょうがなかった」千葉ロッテマリーンズ・小宮山 悟投手にも来場いただき、「Vamos!レイソル」にもご出演いただきました。「これからもサポーターとして応援していきます!」ユニフォームを着て力強い応援宣言もいただけました。我々も来季のご活躍を祈念しております。お忙しい中ご来場いただきありがとうございました。

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今日はまた我孫子ホームタウンデーでもありました。4種類のお菓子の詰め合せ「我孫子市名物パック」のプレゼントをはじめ、ハーフタイムには「湖北台河童太鼓」の皆さんによる熱のこもった組太鼓をご披露いただきました。今日に向け柏レイソルコールをアレンジして猛特訓されたという演舞、スタンドも盛り上がっていました。星野我孫子市長を始めとする我孫子市の皆様ありがとうございました。


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先ほど21時ごろまでレイソル後援会ボランティア部会の皆様とご一緒でした。一年間の労を労うささやかな会を催していました。今年もJリーグ公式戦を初め、ユースの試合やファン感謝デーなど多くの場面でお世話になりました。ご協力に感謝いたしますと同時に、来年もまたよろしくお願いします。ボランティアスタッフの皆様ありがとうございました。


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試合前、客席には数千個の風船が登場。演出してくれましたサポーターの皆様。また忘れられない風景が刻まれました。朝早くから準備していただきありがとうございました。


そして試合後。「一心同体」のパネル。やられました、涙腺を。

スタンドに上がる監督の写真を見たときに、「ああ、その場で見届けたかった」というのが正直な気持ちです。2006年から今日までの日々が頭を駆け巡ります。

しかし、感傷的になるのも今日まで。まだこれで今シーズンが終わりではありません。
明日もこれからもレイソルのサッカーは続きます。選手も、監督も、サポーターの皆さんも。
我々はあと4試合「2008年の柏レイソル」として闘うことが出来る権利を手にしています。
「UNIAO」「一心同体」で元日まで!では


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2008年11月28日

日常

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担当:桜林 舞

9時、
スタッフミーティング。
ケガ人の状況を確認し、明日のメンバーの最終調整。

9時半、
トレーニング開始。
ウォーミングアップから、ボール回し。
試合前恒例のミニゲームで調整。

パラパラと雨が降り出していたものの、
練習中にはカラリとあがる。
少し肌寒い日。

「今日のコートはいつもより小さめ!」
石さんのちょっとしたいたずら。

そのため、ゴールも量産。
赤チーム、黄色チームともに一歩も譲らず3-3。
延長Vゴールに突入。

両軍入り乱れての攻防を制したのは、
赤チーム。

ヒーロー・公文通訳を囲んで、
歓喜の輪。

「ほれ、みんな写真写真!」
選手を促す石さん。

ミニゲームの敗者が一発芸をかけて、罰走。
みんな必死。

「一番手前だったから」
石さんの独断で選ばれたのは村上選手。

「何も準備してないよ。。。」
それでも北嶋選手の笑顔を勝ち取った。

古邊フィジコのクールダウンを終えて、
円陣を組む選手たち。

「明日は今季最後のホームゲーム。
1年やってきた成果を見せよう。
やらなければいけないこと、
やるべきことをしっかりとやっていこう。
サポーターに期待されていることを、
きちんとやりとげよう」
いつも通りの石さんの訓示。


11時、
練習終了。

ふれあいゾーンで、ファンサービス。
メディアの人に囲まれて、取材対応。

あるものは筋トレ。
あるものは治療。

クラブハウスで着替えて、
シャワーにお風呂、
ピアノで昼食。

明日に備えて帰路に着く。

毎週続けられてきた、試合前の1日。


フロントに戻ると、
明日の準備。


広報は、
報道資料の作成、
HPの更新。

運営は、
スタジアム周辺の清掃、
進行の打ち合わせ。

営業は、
売店の整備、
スポンサー対応。

業務は、
月末処理をこなしつつ、
ロイヤルシートの点検。


スタジアムが夕闇に包まれると、
遠くでコーチと子供たちの声。
ユースの練習が始まったらしい。


いつもと変わらぬ、
サッカークラブの日常。


今日が少しだけ特別な日に思えるのは、

明日が今季最後のホームゲームだから。

それだけではないことを、

みんなが知っている。


試合終了後には、

ラストホームゲームセレモニーとして、

キャプテン大谷選手と、

石崎監督の挨拶が予定されています。


万感の思いを胸に、いざ今季最後の日立台へ。

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2008年11月27日

石崎レイソル

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担当:大重正人

今朝。その話は選手やスタッフ、フロントにも伝えられました。
でも、今日のチームスケジュールが変わるわけではありません。9時半からのトレーニング。冷たい雨が予報より早く日立台に降り始めていました。士気は高まっているように感じました。古邊コーチが指揮をとってのウォームアップとスピード系のダッシュやターン。

その後石崎監督がバトンを受けて、ボール回しへ。全員が輪になって、そのなかを2人の鬼がボールを狙います。20回パスを繋がれたら、バービーの罰。皆が声を上げ、叫び、そして笑う。
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最後までカットできず天を仰ぐチュンソン。。。
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鬼を指名する石さんから「次はキムちゃんと大津さん!」
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「次はシンイチロウ!」
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最後は自らも輪に入って……獲りきれず
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スタッフ連帯責任のバービー。撮影協力:『ミノルカメラ』
広報まで罰ゲームをやらされるなんて!? もうビックリです!!
しかもまったく皆についていけず。。。
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でも、これが石さんの変わらぬスタイル。作り上げてきた『チーム』です。
スタッフも一緒にひとつになって戦う。
自分はサッカーの素人なのに、こうして仲間として受け入れてくれる。
石さんの人柄に触れたことのあるサポーターのみなさんはご存知でしょう。
石さんは、そんな人です。

確かに今日は特別な日だったかもしれません。だからこそ自らが盛り上げ役になって、明るく元気に声を張り上げ、笑いの源に。選手たちだって複雑な思いを抱えながらも、そんな石さんを目の当たりにして、男の意気を感じないわけがありません。

「ワシは、大分にも神戸にも勝ちたい。天皇杯だってあと3つ勝って優勝したい。だから、みんなの力を貸して欲しい」。この言葉、皆さんにも届いていますか。土曜日のトリニータ戦、まずは一戦必勝です。石崎レイソルとして戦う最後の日立台。積み重ねてきたみんなの思いを込めて、気持ちを込めて、愛を込めて。勝利の凱歌を今ここに!

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2008年11月27日

答えです

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担当:河原 正明

連投です。

昨日のエントリーですが、見事なまでにモバイルレイソル「デイリーレイソル」と非・連動企画となってしまいました。

答えは・・・この人です。

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古邊フィジコの愛娘が日立台に遊びにきました。見て下さい、この顔・・練習での「アニキ」とは一転、よきパパとしての顔を見せてくれました。

という訳で、モバイルレイソル会員の皆様、(それと大重広報)大変失礼しました!では

2008年11月26日

親の気持ち

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担当:河原 正明

昨日の夕方から降り出した雨もあがり、日立台には晴天が帰ってきました。
ピッチでは選手たちの元気な声が。一時的に戦列を離れていた選手たちも合流してきています。最終盤に来て「いい試合が出来ている」のもそんな状況下にあるおかげでしょう。
昨日のミーティングでの冒頭「次は今年最後の日立台での試合。絶対に勝ちたい!!」と石崎監督。大分戦まであと3日。指揮官の熱い想いを受けて激しいトレーニングが続きます。
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珍しく白いバンダナを装着しているフランサ選手。スカイパーフェクTV!アフターゲームショー「月間ベストゴール」総集編の取材です。
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7月・8月と2ヶ月連続で視聴者の選ぶベストゴールに選定されたのは記憶に新しいところです。「ゴールとはどの選手にとっても特別なもの。選手は毎日そのためにトレーニングをしている。毎週ゴールを決められればこれほど幸せなことはない」と自身のゴール観などを話しています。
この模様はオフシーズン企画で年末に放送される予定ですので、お楽しみに。


さて、今年発行した「Vitoria」も19号。残りあと一号です。表紙を並べてみると・・・どのカバーも今季活躍した選手(と監督)ばかり。もちろんチームに貢献しているものの泣く泣く表紙にならなかった選手もいます。
この「Vitoria」を作るというのは、主に桜林広報が担当しているのですが、毎ホームゲーム週の度に「誰を表紙にして」と選定して写真を選んでという作業が結構手間と時間がかかるのです(もちろん原稿集めもですが)。

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初公開!桜林広報のデスク。原稿と取材依頼の山の上にはクリップされた「Vitoria」が。

こうして毎号難産で生まれてくる「Vitoria」は1冊1冊が我が子のようなものです。今年も今号が最終号・・・と思うと仕事中に開幕戦号から見返して、時間を忘れて耽ってしまいました。

そのマッチデープログラム「Vitoria」Vol.144の
「サポーターズボイス」への皆様の熱い投稿も引き続きお願いします。
ハンドルネームも忘れずに。では。

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2008年11月25日

『成長の証』

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担当:桜林 舞

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ジュビロ磐田戦が行われたのは2日前。

私はこの試合を、ちばテレビさんの編集ルームで見ていました。そう、同日20:30から放送されたレイソル応援番組「ライジングレイソル」に出演するためです。

「負けるのか、勝つのか、引き分けなのか?!」と心はまさにパッパラー河合さん状態。ヤマハスタジアムの、テレビの前の、モバイルレイソルテキスト速報を観ていた人のすべてのひとが「どっちなんだー!!!」とハラハラドキドキしながら試合の行方を見守っていたことと思います。

2点ビハインド、杉山選手が高い打点で反撃の1発。「点を取る」と前回のライジングレイソルインタビューで色紙に書いてくれた杉山選手。今季初得点はまさに「有言実行」のひと言です。

もう1点はいるのかな?前線が活性化する中、ポポ選手のゴール前のグラウンダーを李選手がスルーして、菅沼選手の今季「10ゴール目弾」。「まずは二桁に乗せたい」。貪欲にゴールを狙う姿勢は、リーグ戦直近7試合で6ゴールと驚異的な決定力を生み出しています。

残り5分まだまだいける!と番組スタッフの皆さんと目の前のモニターを食い入るように見つめると、あ、入った?!古賀選手も今季初得点。どんぴしゃなヘディングシュートがゴールネットを揺らしました?!!!

「いやー、今日はいい雰囲気でスタジオに入れますね?」と言われながらロスタイム表示をみると「5分」。「長いよ。長い!!!」と言ったところで、ロスタイムが減るわけではないのですが、スタッフ一同で突っ込んでしまいました。

すわ、名古屋戦の逆転劇再来か!と意気込んだものの、壮絶な打ち合いのすえ、皆様ご存知のとおりのセットプレーからロスタイムで失点…。編集室の他の番組スタッフのことも考えず、「いやぁぁぁああああぁぁぁあぁぁ?」。ライジングレイソルスタッフ一同騒然。惜しかった、惜しかった、惜しかった?、と興奮しながら収録の打ち合わせに入る我々でした。

試合終了後は、なんていうのでしょうか。「残念!」という思いももちろんありましたが、それでも「いい試合をみせてもらったなぁ」というしみじみドキドキというか、ハラハラきゅんきゅんするような、熱気と高揚感に満ちていました。パッパラー河合さんの言葉を借りれば「う?ん、シビれたよ…」という言葉こそが、かなりしっくりくる精神状態です。いや、本当に痺れました。サッカー自身の醍醐味が凝縮されていたような、そんなゲームだったと思います。

「0-2から3-2に逆転できたことはすばらしいが、そこで勝ちきることができなかった。ものすごくもったいなかった」と石崎監督も本日のビデオミーティングで振り返りました。そして、「後半からの、何人もが連動しての動きは今季で一番良かったかもしれない」とも。

ライジングレイソルの収録直前に終わった磐田戦。磐田戦の画像編集を待って、スタジアムの撮影が行われたのですが、そのとき「おや?」と思ったことがありました。ホームゲームの時はちばテレビさんが収録した監督記者会見の模様が流れますが、アウェイのゲームでは監督のコメントを広報が読み上げます。公式HPにアップされた監督コメントのプリントアウトを受け取ったときのことです。「0-2の状況から3-2まで逆転できたのは、諦めることなく戦ってくれた『選手たちの成長の証』だし、リードされても慌てず自分たちのリズムでチャンスを作れた」というコメントが記載されていました。

石崎監督は、対外的には、特に監督記者会見などではあまり褒めない印象を私は持っていました(もちろん、選手個々には言ったりするのかもしれませんが)。むしろ勝った試合こそ、辛口評価…というような。でも、白星は手にすることができなかったけれども、一度は逆転したことは『選手たちの成長の証』だと会見で述べていたことに対して、ジンときたというか、シビれたというか。

一観戦者としても「いい試合だったなぁ」と思ったのですから、監督やコーチや選手が「いい試合だった!」と手ごたえを掴んだのは道理なのかも知れません。しかし、負けても「いい試合だった」とか、引き分けでも「いい試合だった」と言える試合が全34試合あるリーグ戦の中で、いくつあるのかと思いまして。ましてや、ロスタイムの失点で引分けた試合では、なにをかいわんをや、です。

ロスタイムの失点も、勝ちを目前にした引分けも、前半の2失点をも差し引いて、「0-2の状況から3-2まで逆転できたのは、諦めることなく戦ってくれた『選手たちの成長の証』」と監督が言える、そんな試合が出来たこと、それが磐田戦の一番の「味わい」であったのではないか、と私は思いました。

みなさんの磐田戦はいかがでしたか?


チームはすでに、今週末のホーム最終・大分戦に思いを馳せています。
大分戦は「サポーターサンクスデー」。
ホーム最終戦こそ、味わい深いゲームにしてまいりましょう!

今季最後のマッチデープログラム「Vitoria」の「サポーターズボイス」への投稿もお願いします。ハンドルネームも忘れずに!


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2008年11月23日

0-2から

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担当:大重正人

今日ほど90分間が短いと感じた試合はありませんでした。2点目を取られたときは一瞬言葉を無くしてしまいましたが、「今日はゴールできる予感があった」という杉山選手のレイソル初ゴールで1点を返すと、あとの時間はあっという間にすぎていきました。シュート数は後半だけで13本。レイソルが支配した45分間でした。

前半は、ジュビロがシンプルに2トップにロングボールを入れて、そこを起点にサポートしたり、セカンドボールを狙う展開。レイソル自陣のバイタルエリアでキープされると、やはり苦しい試合となってしまいます。前半は押し込まれる時間が続くなかで先制を許し、何度かカウンターからのビッグチャンスも決めきれません。

しかし後半から流れが変わりました。その立役者は、スタートから投入された李選手でしょう。「チュンソンは五分五分のボールをしっかりキープしてくれた」と杉山選手が振り返ったように、球際での競り合いに負けず、また相手ボールをがむしゃらに追って、何度もカウンターの起点となっていました。

2点ビハインドから杉山選手のゴールで1-2とし、迎えた後半29分。右サイドでポポ選手がグラウンダーのクロスを送ると、チュンソン選手がニアに飛び込みます。「トラップしようかと思ったけど、後ろにミノルが来てるのがわかった。ミノルの10ゴールがかかっていたし」と、絶妙のスルーでゴールをおぜん立て。「今日のゴールはみんながとらせてくれた」と菅沼選手が感謝の言葉を口にするのもうなずける同点ゴール。今季ずっと口にしていた「目標10ゴール」をついに達成してくれました。

残り4分、セットプレーから古賀選手の今季初ゴールで逆転。しかしロスタイム、逆にセットプレーから同点ゴール。「2-2のままじゃなくて、一度は勝ち越せたからこそ、やっぱり勝ちたかった」と大谷キャプテンは悔しさをかみ殺していました。「セットプレーで2失点したし、交代選手がいるなかで、マークの付き方とかしっかり修正しないといけない。次はホーム最終戦。応援してくれるサポーターのためにも、絶対に勝ちたい」とバスに乗り込んでいきました。

確かにタイムアップの笛が鳴るまで、上には行けません。ただ2-0から、3-2への逆転。そうそうできることではありません。石崎監督をはじめ、どの選手も口にしていましたが、これはまちがいなく自信につながっていくはずです。リーグ戦は残り2試合、そして天皇杯の準々決勝。まだまだ上を目指す戦いに終わりはありません。今日もヤマハスタジアムで一緒に戦った方をはじめ、サポーター皆様にとって極上の夜にはなりませんでしたが、それでも最後まで諦めなかった彼らの頑張りを思い返しながら、ゆっくりとお休みください。

2008年11月22日

みんなで笑う

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担当:桜林 舞

灼熱の太陽が降り注ぎながら、激寒の風が吹く日立台では、白熱したミニゲームが繰り広げられました。

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「えー、絶対ライン割ってたよ…」
と、赤ビブスを着て、ライン際で座り込む菅沼選手。

ラインを指差しながらライズマンに目をやりましたが、試合は続行。
肩を落とし、芝生の上に正座をして、一瞬考え込むそぶりを見せましたが、次の瞬間立ち上がって、猛然とボールを奪いに渦中へと飛び出しました。

その直後でした。
ボールをかっさらって、赤チーム2点目となるゴールを叩き込みました。
これぞ、菅沼選手!というゴール。
ゴール後のうれしそうな表情は、フォトギャラリーの通りです☆


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こちらは、諸手を上げてゴールを主張する山根選手とアレックス選手。アレックス選手の鋭いクロスにゴール前の山根選手が詰めて、黄色チームの勝ち越しゴールか…と思われましたが、赤チームの前線の選手からも「こっちから見ても、まぎれもないハンドだよ?!」の声。選手の主張を一通り聞き終わり、周りのスタッフにも確認をする石崎主審の判定は、、、「ハンドじゃな」。悪びれることもなくいたずらっ子のように「やっぱりバレチャッタか…」と失笑する山根選手とアレックス選手でした。

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しかし、この判定が2人の気持ちに火をつけたのか、その後アレックス選手は、今度こそ間違いなく完璧な勝ち越しゴールを上げます。見てください写真の砂煙!アレックス選手がゴール前に一直線に迫ると、キーパーの藏川選手も一歩も動けず。ゴールマウスの右側に押さえぎみながら強烈な一撃をお見舞いしました!

その後、黄色チームが追加点を上げ、4-2で黄色チームの勝利。「(いると勝てない扱いされるけど)意外と勝ってるんだよ?」と呟く、山根選手の姿がありました。

今日は、久しぶりにミニゲームをフルタイムで見ることが出来ましたが、ミニゲームっていいものですね。一番好きな練習は?の問いに多くの選手が「ミニゲームです」と答える気持ちがよくわかります。小さいコートで、誰にでもシュートチャンスがあって、「ボールを追いかける」ということを純粋に楽しむことができる。走り回るスペースが少ない分、ボールのキープ力やテクニックや体の入れ方など個々の技術力が試される。そして、勝っても負けても最後はみんなで笑うことができる。

明日の磐田戦のメンバーは、午後には静岡に出発していきました。ミニゲーム終了後、シュート練習を行っていた選手も集めて、石崎監督がいつもよりは気持ち長めの訓示。

直近のリーグ戦も名古屋にホームで快勝!
天皇杯もベストエイトまで勝ち上がり、
負傷から戻ってきた選手もいます。

このまま、
リーグ戦残り3試合、
天皇杯残り3試合。

すべて全勝で、
2009年を迎えたい!

まずは、
明日の磐田戦。
勝利で飾って、
残留を確定させ、
気持ちよくホーム最終戦に向いましょう。

2008年11月21日

好運=準備X機会

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担当:河原 正明

今日も寒いですね。今朝は午前中の来客に供えて会社の応接室を暖めておこうとエアコンのスイッチをオン!あとは来社されるのを待つだけ・・・のハズでしたが、「冷房が入っていたぞ!」との声が・・・。朝一番からしくじってしまいました。

来客対応を済ませ、次のお客様まで時間がある・・・と急ぎ練習場に向かったものの、既に大方練習は終了しており、石崎監督がシュート練習の球出しをしているところでした。
しばしチェックして、また事務所へ・・・というわけで少しだけ練習の模様を。

今日はいつものボール回しにアレンジを加えたメニューを。鬼になる選手は2人1組で3組6人。周りの選手たちも手をつないで行うというものです。

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握った手を離さずにがルール!石川選手にアタックを仕掛けるのは阿部選手!

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こちらは藏川・栗澤ペア。栗澤選手、ポーズがややジョン・トラボルタ風(古い)です。

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百戦錬磨、手練の山根・古賀ペア。白熱した戦いのなかにも時折笑顔がこぼれます。


柏も充分寒いのですが、寒波が押し寄せている影響で信越地方はもっと寒いようです。
明日、新潟県新発田市五十公野公園陸上競技場で行われる予定でしたJユースカップ2008 予選リーグDグループ アルビレックス新潟ユース vs 柏レイソルU-18は積雪の影響で会場が東北電力スワンフィールドに変更となりました(ビックスワンの隣です)
その弟分のU-18チームは今日午後新潟に向けて出発しました。
既に予選リーグ突破を果たしているとはいえ、新潟市内は明日も雨もしくは雪になりそうとのことで、条件的にも非常に厳しい試合になることが想定されますが、全勝で次のステージ進出を決めて欲しいものです。頑張れ!レイソルユース!!

冒頭に書いた言葉は、好運は良い準備と良い機会があって初めてもたらされる方程式ですと、今日はまるで出来ていなかった自省を込めていますが、トップチームも明日最後の調整をして磐田に乗り込みます。
石崎監督も常々「監督やコーチはいいチーム作りをして、いい雰囲気を作り、そしていいトレーニングをすることが仕事」と言ってはばかりません。その結果がいい試合=勝利につながると。
相手云々ではなく、自分たちのサッカーをする。そのためにも良い準備をしてその時を迎えられるように。

練習場でも沢山の方から「磐田に行きます!」と声を掛けていただき、大変嬉しいと同時にありがたく思います。
自家用車で、バスツアーで、電車で向かわれる方は現地で、もちろんスカパー!観戦と言う方もテレビの前からご声援お願いいたします。

2008年11月20日

冬構

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担当:桜林 舞

「さっむいぃぃぃぃぃぃぃ!」
ダウンコートを羽織らずにクラブハウスに向かおうとして、事務所を出たとたんに思わず呟いてしまいました。昨日に負けず劣らず、空は快晴。完璧なまでの冬晴れにすがすがしい気持ちでグラウンドに向かいましたが、さすがにコートを羽織りに舞い戻ってしまいました。

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グラウンドに出ると、レイソルイエローに染まる選手はゴールキーパーのみ。すでに練習を行っていたフィールドプレーヤーの選手たちは黒のピステとウォーマーや手袋などで完全防備です。石川選手や阿部選手など、別メニューで調整していた選手たちも徐々に部分合流。リーグ戦を終えても、天皇杯の準々決勝がある今シーズン。選手たちはオフを返上して1月1日を目指しています。9時半から行われた本日のトレーニングは、この寒さからか、11時には全体練習を終えました。それでも、その後続く自主練習にはクロスにシュート、多くの選手が参加し、自身のパフォーマンスに磨きをかけていました。

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練習後、これだけ寒い気候にもかかわらず今日も多くのサポーターの皆様の姿。そして、今日もにこやかにファンサービスをするレイソル選手の姿がありました。寒さの中でも、心温まるひと時です。


本日は、ちばテレビの応援番組「ライジングレイソル」の収録が行われました。天気の良い日は外で行われるのが恒例の「日立台蹴球団一丁目」のコーナーも、この季節柄、取材ルームで行うことが多くなりました。

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取材ルームの前を通りかかった菅沼選手。MCの「まちゃぴんさん」こと木村雅子さんの姿を発見すると「こんにちは?。この間はありがとうございました!」と丁重な挨拶。「次節は今季10ゴールを達成してくださいね?」などと話に華を咲かせていると、本日偶然にも別件で日立台に顔を出していた佐藤大さんがひょっこりと顔を出してくれました。大さんによれば「ミノルが2種登録選手としてトップチームのキャンプに帯同していた時に、同部屋だった」間柄の二人。「あ、大さん!」「おっ、ミノル!」という感じで、プロ5年目(04年の正式プロ契約から)の菅沼選手も予想せぬ先輩との再会に照れるしかないチーム得点王でした。

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そして、ライジング初登場の栗澤選手。落ち着いて言葉を選ぶ栗澤選手とまちゃぴんさんのほのぼのとしたインタビューは磐田戦が行われる11月23日(日)に放送予定です。インタビューのあとに、CM入りする前の7秒ほどのタイトルコールの撮影があるのですが、選手の個性が光る印象的なフレーズを捉えようとアイデアを絞るまちゃぴんさんとスタッフ陣。「チームメイトの○○選手にひと言!」という問いかけに応じた答えに、スタッフ一同大爆笑でした。

リーグ戦残り3節。
明々後日の磐田戦も、このまま晴天で臨めますように。

2008年11月19日

晴れの国

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担当:大重正人

今日は、シベリアから寒気がやってくると聞いて、身構えて日立台に来ましたが……全国的にはかなり気温が低かったですが、柏のところまでは下りてこなかったようです。これぞ「冬晴れ」という感じで、雲ひとつない青空。太陽がピッチを照らし、風もほとんどなく、今日は気持ちの良い午前中になりました。

昨日は攻撃のトレーニングを行いましたが、今日はディフェンスのトレーニング。相手のパスワークにかわされることもありますが、やっぱり石崎監督が教え込むディフェンスの原則をしっかりできるかどうかにかかっています。個々がそれぞれやるべき仕事を忠実にやっているからこそ、この数試合で結果が残せているのだと思います。今日は太田選手の動きがキレていたように見えました。ボールへの寄せ、裏への飛び出し。「いい動きだ!オオタ!」。石崎監督の声が響きます。思えば、開幕のジュビロ戦。今季のレイソル初ゴールは、そう太田選手が決めてくれましたよね。浜松出身の太田選手にとって、磐田は故郷に近いところ。週末へ向けて期するところもあるでしょう!

さて、先週の話。富山空港の出発ロビーは、勝利を分かち合った選手たちとサポーターでいっぱいでした。「次はいったいどこなんでしょうか??」といろんな方に声をかけられました……皆様の期待が高まる天皇杯の準々決勝の会場が、岡山県の桃太郎スタジアムに決定しました。富山→磐田→神戸→岡山とつづくアウェイロードに「え?遠いよ…」と少々落胆された方もいるかもしれません。しかし、次はNHK-BSでの生中継も決まりましたので、お茶の間でたっぷり応援いただけると思います。

でも、岡山にも是非いらしてほしいです。前にも書いたことがありますが、岡山は私の生まれ故郷です。倉敷の町並みや後楽園など、由緒ある観光スポットもあります。桃やマスカットは本当に美味です(しかし季節が…)。そして何より、「晴れの国 おかやま」という言葉を知っていますか。降水量1mm未満の日数が全国第1位ということで、そういう標語を作ったそうです。晴れと言えば、そう太陽王のレイソルにぴったりではありませんか!?

また岡山にはJ2入りを目指してJFLで上位を争っているファジアーノ岡山というクラブもあり、サッカー熱がどんどん高まっています。もちろん岡山の人たちにはわが町のクラブを応援して盛り上がってほしいという気持ちもありますが、今自分が身を置かせてもらい、チームとサポーターが一体となって戦う『柏レイソル』というクラブがあるということを知ってほしいとも思います。そのためには、すばらしい応援に後押しされてアグレッシブなプレーで一致団結して勝利すること。少しでも多くの人にサッカーとレイソルを好きになってもらいたい。かなり先の話ですが、12月20日が特別な日になればいいなと思う夜でした。かなり私的なエントリーで失礼しました。

2008年11月18日

巣立ち

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担当:河原 正明

今日は比較的暖かい一日でした。午後練習前に選手たちと話していても「寒い日から急に暖かくなるからビックリですよ」。
トレーニングにはちょうどいい気候なのでしょうが。
でも明日からまた寒いそうです。みなさんも体調管理にはご留意下さい。

チームは午前9時30分から、スタジアムでフィジカル中心のトレーニングを行いました。火曜日恒例の2部練習です。
アップの後、選手が2組に分かれてランニングを。その後はパスを中心としてメニューをこなしました。
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GK陣は今日もロビンソンコーチの指導の下、ハードなトレーニングを。

午前練習の後、北嶋選手と杉山選手はJ-com REYSOL TIMEの取材を。恒例の「タカ(写真が全部背中しか写っていなくてゴメン!!)とリフティング」です。
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北嶋選手も杉山選手も余裕の(?)笑顔ですが、結果はいかに・・・。この模様は12月にJ-com東関東局で放送予定ですのでお楽しみに。

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午後の練習は市内で会合のため見ていません・・・。
朝のチームミーティングで監督は「シュートを中心にした練習とフィジテク」を午後のメニューにしていましたので、そのような練習が行われたものと思われます。大重広報によるとコンビネーションを重視したシュート練習で「見ていて面白かったけど、GKが大変そうでした」ということです。短くてスミマセン!


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日が一日ごとに短くなっていきます。午後にピッチに伸びる影も長くなってきて、日立台の緑も黄色く色づいてきています。もうすぐそこまで冬の気配が近づいています。

さて、今日柏レイソルU-18所属の島川 俊郎選手のベガルタ仙台来季新加入内定のお知らせを発表しました。ベガルタ仙台さんのサイトを拝見しましたが・・・T広報様、写真が大きいです(笑)。
島川選手といえば、やや幼さも残る顔立ちながらもその腕にはしっかりとキャプテンマークが巻かれていて、最終ラインから、あるときは少し前目にポジションを移して正確なパスを繋いで攻撃陣に配給する冷静なプレーヤーというイメージがあります。佐藤選手や同じポジションの岡山選手、ユースコーチだった佐々木理GKコーチなど仙台にはレイソル出身の先輩たちが在籍していますので、諸先輩方の指導を受けて一回りも大きくなった姿をスタジアムで見られる日を楽しみにしています。

残り少ないレイソルU-18での時間ですが、旅立ちの前にまだJユースカップという最後の大会があります。まずは自分たちの目標を達成して、有終の美を飾れるよう頑張ってもらいたいものです。

トップチームは日曜にアウェイでの磐田戦、ユースは土曜に同じくアウェイでの新潟戦を闘います。いい準備をしていい結果を!まだまだレイソルの2008シーズンは続きます。

2008年11月16日

最高のパフォーマンス

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担当:桜林 舞

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小雨が降ったりやんだりするはっきりしない天気の中、横浜FCとの練習試合が日立柏総合グラウンドで行われました。

「リーグ戦も残り3試合。みんなの力が必要になる時もあるだろう。自分達のパフォーマンスを最大限にアピールして欲しい」。試合開始前ミーティングでは、高橋ヘッドコーチが練習試合に臨むメンバーに語りました。

前半は、2トップに北嶋選手と昨日復帰戦を果たした李選手。2列目に澤、大津、太田選手が並び、永井選手のワンボランチ。柳澤、大島、鎌田、ユースの御牧選手の4枚に桐畑選手がGKを努めます。序盤からペースをつかめず苦しむイレブン。パスが繋げず、前線でいい形で攻めることができません。逆に横浜FCは池元選手や長谷川太郎選手、アンデルソン選手、滝澤選手などが、ゴール前に積極的に攻め込み、結果は前半だけで4失点を喫してしまいます。

ハーフタイム時、「1対1、攻守の切り替え、ハードワーク、どの面をとっても相手に負けている。イージーなミスが多すぎる。相手に負ける前に自分達に負けている。悔しくないのか!」と高橋ヘッドコーチの激が飛びます。

後半は、李選手と交代したユースの畑田選手が永井選手とダブルボランチを組み、中盤が安定。右サイドにボールが入るようになると、後半3分、太田選手の鋭いクロスに飛び込んだ北嶋選手が反撃のヘディングゴール。続く同11分には、太田選手のキープからネットを揺らすミドルシュートが飛び出し2点を返しました。レイソルにリズムが戻り、ここから逆転を!と奮闘しましたが、その後もさらに2失点で、2-6の悔しい敗戦となりました。

ピッチサイドでは、昨季まで横浜FCに5年在籍していた菅野選手の姿がありました。また、古賀選手、栗澤選手、大谷選手、杉山選手、菅沼選手、村上選手なども、それぞれの旧知の躍動を見守っていました。

レイソルにとっては反省点の多い試合結果となってしまいましたが、シーズン終盤に向けて、それぞれの課題を胸により一層充実したトレーニングを積み上げていけることと思います。試合の模様はフォトギャラリーにてお楽しみください。


また、本日は柏レイソルU-18もJユースカップの勝負に挑んでいました。川崎フロンターレユースとの試合は、4-2で柏レイソルU-18が勝利を手にし、グループリーグの1位が確定。12月13日か14日の行われる、決勝トーナメントを日立柏サッカー場で開催することになります。

「トップチームの練習試合に参加した、畑田と御牧が出場停止。また工藤も負傷していたので、新しいメンバーで臨んだ試合でした。武富、山?、牧内とオウンゴールで、前半を3-0で折り返して、4得点。高校3年生にとっては、卒業前の最後のシーズン。苦しい場面もあったけれども、グループを1位通過すると日立台で試合を行うことが出来るので、『卒業前にもう一度日立台で試合をしたい!』という熱い気持ちで、選手たちはよく戦ってくれたと思う」と吉田達磨U-18監督。

柏レイソルU-15も、FC栃木ジュニアユースを4-0で下し、高円宮杯全日本ユースサッカー選手権 (U-15)大会 関東大会 第一代表でリーグ優勝。全国大会に駒を進めたとのことです。


勝負の世界。
ましてや、サッカーはチームプレー。
ずっと勝ち続けることは不可能に近いことかもしれません。

だからこそ、
勝利の嬉しさに酔いしれて、
敗北の悔しさを胸に刻んで、
肉体的にも、
精神的にも、
強くなっていきましょう。

11月も後半に突入しました。
シーズン終了まで、
2008年が終わるまで、
あとわずか。

戦える喜びを噛み締めて、
トップチームも、
ユースも、
我々スタッフも、
最高のパフォーマンスを見せて参りましょう。

2008年11月15日

9年ぶり

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担当:大重正人

やりました!天皇杯、ベスト8進出です!なんと9年ぶりのことです。ポポ選手のフリーキックでもぎとった1点を、全員が大切に辛抱強く90分間集中しつづけた結果が、最高の形で表れました。試合後の会見で石崎監督が振り返ったように、京都は3-4-3のフォーメーションで向かってきました。序盤はセカンドボールを拾われ続け、苦しい時間帯が続きました。しかしマリノス戦のように3トップに大きく崩されることなく、4バックとダブルボランチでしっかりとゴール前を固め、決定機を作らせるシーンは少なかったように思います。

前線ではポポ選手が攻守に走り回っていました。前半からの献身的な走りが、相手DFの肉体的精神的スタミナを消耗させます。そして後半18分、栗澤選手の身体を張ったボールキープで得たチャンスに、豪快な直接フリーキックを突き刺しました。その後、フェルナンジーニョ選手が投入されて、さらにピンチも招きましたが、やはり球際での激しさ、負けないという気持ちがひしひしと伝わってきました。

TV中継のないなか、今日はWEB、モバイル速報観戦されていた方にはお詫びしなければなりません。残り10分のところで、パソコンがフリーズ。画面を見るとバッテリー切れ……仮設の記者席に電源がなく、それでもなんとか90分持つかなと思っていたのが甘かった。いったい、どうなってるんだ!? とヤキモキされたことと思います。本当に申し訳ありませんでした。こうなったら今できることをと思い、本部室に戻って電源コードをさし、試合の模様をなんとかメモ。ピッチ脇から見る平面と、スタンドから俯瞰して見るピッチはまったく別物で、なかなか状況がつかめませんでした。

それでも戦いの真っ只中、ベンチで大きな声を出しているスタッフ、ウォームアップを続けるリザーブの選手の息遣い、木村エクイップメントは熱いまなざしで試合を見ながらも、試合後の片付けやクールダウンの準備。そして勝利の瞬間、今日もすべてを出し尽くして交代した杉山選手の最高の笑顔。勝利の安堵感。サポーターが上げる凱歌。普段は味わえない雰囲気を感じることができました。

今日は、李忠成選手が待望の復帰を果たしました。五輪から戻った8月のFC東京戦を前にして離脱。手術を決断し、地道なリハビリが少しずつ実を結び、ようやく今日を迎えました。プレー自体は「まだ何も…」という感じでしたが、チームのおかれた状況に応じた懸命のキープなど、役割を果たしました。「みんなのモチベーションも高いし、1月1日の決勝まで行くのが目標です。ケガをして心配かけた多くの人に自分のプレーを見てほしいから。次の広島戦は誕生日のころだし、先発でいけるように体調を整えたい」としっかりと次を見据えていました。

天皇杯へのモチベーション。それは先日のナビスコカップの影響が大きいようです。小林選手や大谷選手は「大分の優勝を見て、モチベーションが高まっている。国立での決勝という場所でプレーしたい」。準々決勝はサンフレッチェ広島と12月20日に戦います。あと二つ勝てばファイナリスト。リーグ戦残り3試合と天皇杯、いま自分たちが立ち向かえる最大の目標をしっかりと見据えて闘っていきます。

2008年11月14日

レイソルしま専科に行ってきました

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担当:河原 正明

今日はホームタウン活動として「レイソルしま専科」を柏市立中原小学校で行ってきました。普及グループの池田コーチ以下増本、根引、秋谷コーチ4名に加えて桜林広報も同行、初のしま専科体験です。ちなみに中原小学校は、石川選手、桐畑選手の母校でもあります。

当初は体育館で希望者を対象として実施の予定でしたが、全員参加で行いましょうと学校側と協議した結果、5年生約150人全員参加で会場も校庭に変更して行いました。
校庭に出るとすでにお昼休みを終えて全員が集合していました。

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オープニングもいつもならコーチの紹介・挨拶から教室がスタートするのですが、今日は「キャリア教育」の一環としての側面もあります。
各クラスから代表して「サッカー選手になるためには」というテーマで研究してきた発表をしてもらいました。
中には自分たちで作った練習メニューとその技の見本を披露していてくれる児童もいて、「うまくいったかどうかは来年確認しにまた来ます」とコーチたちも熱心に発表を聞いていました。


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2人一組でボールに片足ずつタッチするメニュー。声を掛け合って二人のタイミングが合わないと、ボールが転がってしまいます。

技術指導に重きを置くのではなく、授業全体を通して「協力」「助け合い」「チームワーク」を学ぶカリキュラムになっています。

うまくいかない組もいましたが、コーチからの「リズミカルに声を出すといいよ」とのアドバイスがあると、周りでみていた児童から自然と手拍子が起きます!おかげで全員がメニューをやり遂げることができました。


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男子・女子それぞれに分かれてクラス対抗のゲームは3本勝負。チームを応援することも「協力」のひとつ。白熱した展開に次第に応援する声のボルテージも上がっていきます。


最後は質疑応答の時間。様々な質問が飛び出しましたが、女子からは「どうやったらスタミナがつくのでしょうか?」など食育にも力を入れている学校だけあって鋭い質問も。
予定より20分ほどオーバーしてしまい、楽しい時間はあっと言う間に過ぎてしまいました。


スタジアムにほど近く、殆どの児童がレイソルの試合を見たことがあると手を上げてくれたのはとても嬉しかったです。このような活動を通じてレイソルが近くに在る、ということが少しづつでも各家庭に伝わっていけばと願っています。

石川・桐畑両選手の母校は、緑に囲まれた校庭が「うらやましい」(桜林広報)素敵な学校でした。先生方、いろいろとご調整ありがとうございました。今日は行けませんでしたが次回は石川・桐畑選手、一緒に行きましょう!


チームは明日富山で天皇杯5回戦 対京都サンガF.C.戦を闘います。目標は高く。一戦一戦、まずは目の前の対戦に集中するのみ。
私も朝一番の便で現地入りします。では明日、富山で、柏で、ご自宅のパソコン・モバイルレイソル大重広報入魂の速報で。全ては勝利のために。それぞれの応援場所から万雷のご声援よろしくお願いいたします。

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2008年11月13日

コーヒーブレイク

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担当:桜林 舞

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青空が広がりよりいっそう清清しい日立台。洗濯物がよく乾くだろうなぁーと誰もが口にしたであろうと思われる、関東では6日ぶりの晴れマークの本日。朝のスタッフミーティングへ行くと「假谷(エクイップメント)なんて半袖でしたよ!」と松原フィジコが教えてくれました。

スタッフルームでは、朝から爽やかにコーヒー談義に華が咲いておりました。レイソルのスタッフ陣にはコーヒー党が多いようで、コーヒーを手に着席するスタッフの姿がみられます。寒いこの冬の時期はホットコーヒー。コーヒー豆購入担当の松原コーチがパンフレットを見ながら真剣に「今回のコーヒーどうですか?」と問うと、石崎監督以下スタッフ陣は「うまいよ!これは○○の豆かと思ったよ!!」と大絶賛。「それは良かったです。今回のはクリスマス限定ブレンドなんですよ。次回はバレンタイン限定ブレンドを狙ってます」と季節は年末を通り越えて、来年の2月までばっちりの朝のコーヒーブレイク・スケジュールでした。

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太陽が出ると温度も5度ほどあがるのだそうです。ラダーに紅白戦、いつも通りの木曜日メニュー。練習の合間には水分に群がる選手たちの姿がありました。

明後日の天皇杯・京都戦メンバーは午後には富山へ出発しました。前々泊で現地入りするのは先の札幌戦に続いて今季2度目となります。

「寒くなってきましたし、明後日のキックオフが少し早めの13時なので。現地の気候に体が慣れるというのは大きいです」と某選手。

「名古屋にも逆転勝利して、勢いがあるのは間違いないと思います。天皇杯は、みんな元旦目指して、ポジティブに臨めています。1つ1つ勝っていくことで、元旦の国立も現実味を帯びてくると思います」と某選手。

「天皇杯は内容だけでなく、トーナメントなので勝つことが重要。球際の争いのちょっとした差が勝負を分けると思います。まずは気持ちで負けないことが大前提ですね」と某選手。

伏字が多くて大変申し訳ないのですが、選手たちの気持ちも万全です。

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最後に出発時のポポ選手。某選手に「ポポ、かっこよすぎるよ?!」と声をかけられ、不敵な笑みで応えます。バッグを斜めがけにして、サングラス姿で颯爽と駐車場を闊歩します。ネットに突き刺さる痛快なゴールを、富山でも見せて欲しい!逆転劇とは言わず、先制点で、豪快なポポ砲で狂喜乱舞させて欲しい!!

と、天皇杯な気分を盛り上げてしまいましたが、京都戦は明後日、11月15日(土)富山県総合運動公園陸上競技場にて13:00キックオフです。お間違いなく!

2008年11月12日

次へ繋げる

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担当:大重正人

「これ、暖かくていいよね?!」。さっそうとトレーニングを見に来た強化部の下平スカウト。ユニフォームサプライヤーUMBROさんのダウンコートがすっかり欠かせなくなりました。この1週間ですっかり冬支度の準備が必要になっています。身震いするような冷たい風にも負けず、今日も走り続けます。

ミーティングでは、名古屋戦のレビューと京都戦のプレビュー。名古屋戦は時間の都合でゴールシーンを振り返りましたが、やはりポポ選手の逆転ゴールは、今季レイソルで3本の指に入るすばらしい展開だったと思います。右サイド、大津選手からアレックス選手へ。その脇を猛然と駆け上がる村上選手の動きに相手DFがつられるところで、大谷選手がフリーに。その前でスペースに駆け込んだポポ選手への見事なスルーパスが通り、あとは豪快に決めてくれました。

石崎監督も「すばらしいゴールだった」とタッチペンを動かす中、「イシサン!」。フランサ選手の声でした。「タニがボールを受けるとき、トラップしないでターンしたのがとても良かった。あれで選択肢が増えた」。そこで大谷選手がワンタッチしていたら、パスのタイミングが遅れ、ポポ選手がオフサイドになったかもしれません。ほんの些細な動きですが、フランサ選手はそんな味方の隠れた好プレーを見逃していませんでした。

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ゴールは、時間的にはあっという間に決まってしまいますが、何人もの選手が労を惜しまず走り、正確なトラップとパスでボールを前に進め、最後は守備をかわして枠を捉えるシュートが必要です。一人のドリブルでゴールを決めてしまうのもスーパーですが、何人もの選手が絡んで決まったこのゴールは、とてもレイソルらしさが出たスーパーゴールだったと思います。

さあ次なる相手は、京都です。7月、ホームで行われた試合では、逆にすばらしいパスワークで守備陣を崩されて2失点。その2点目を決められた柳沢選手は、前節のマリノス戦で、頭脳的なリスタートから、後ろからのボールをダイレクトで決めるスーパーゴール。さらに会場の富山は、地元凱旋となります。やっぱり強敵には変わりありません。

今日の午後、モバイルレイソルのインタビュー。藏川選手が、この秋から新しい挑戦(!?)に取り組んでいる本邦初公開の話を教えてくれました!(モバイルレイソル近日公開までお楽しみに!本人に聞くのはそれまでお待ち下さい?!!!!)そんななか、「キタジと話すんだけど、やっぱりタイトルが獲りたいよね」と。ベテランだからこそ、その言葉により重みがあります。「レイソルは勢いに乗ったら、どんどん行けるチームだから」。一発勝負のトーナメントだから何が起こるかわかりません。まずは週末の京都戦。ここで勝てば、12月20日の準々決勝へ。選手たちのオフは若干短くなりますが、その分楽しみが残る12月を迎えられますから!

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2008年11月11日

旧知を暖める

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担当:河原 正明

今日チームは週末の天皇杯5回戦 対京都戦に向けて、火曜日恒例の2部練習でした。
午前中ランニングで体を温めてから、筋トレを。そして午後はビデオミーティングの後、フィジテクからスタート。

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4人一組に分かれてパス交換をしていく練習。パスを出した後にダッシュをするなど、切換えを目的としたメニューです。
チームプレーですので、誰かがミスをすると全体の時間が延びたり、ノルマの回数が増えますが、逆に良いプレーがあると回数が減ります。

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パスの種類も監督の指示で変わっていきます。
永井選手のヘディングの高さには「うちにもヨンセンがいたよ!!」と北嶋選手がアピールします。

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いつものように監督と1本増減を懸けてのジャンケン。
「今日はA契約になったムラじゃ」と村上選手が指名されます。結果は・・・見事村上選手の勝利!


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最後の一本は、3分間リフティングを交代して連続で行うもの。使う場所は監督からの指示で「モモ」「アタマ」「インサイド」と変わっていきます。

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ここまでポポ選手が引っ張る形で好調だった北嶋チームですが、最後の「アウトサイド」残り3秒で痛恨のミス!
思わずガックリと座り込んでしまいました。その後はあえなくお約束のバービーに。

その後は8vs8のミニゲームを日が暮れるまでみっちり行いました。内容の詳細は記しませんが、リーグ戦残り3試合だけでなく、その先も見越しての体力作りはもちろんのこと、実戦練習でも攻守に渡り、選手も「今日はもう何もできないです」とボヤくほどハードなトレーニングでした。

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今日は日本サッカー協会のS級ライセンス者への講習会が日立台で行われていました。教材としてレイソルトップチームの練習を見て、その後も講義を受けるというものでしたが、来場したメンバーが豪華でした。
相馬直樹氏、沢登正朗氏、秋田豊氏・・・加えてレイソルOBの方々も多数来られていました。
財前恵一氏(現:コンサドーレ札幌U?18コーチ)、曺貴裁氏(現:湘南ベルマーレU?18監督)そして横山雄次氏(現:大宮アルディージャJr.ユースコーチ)沢田健太郎氏(現:サンフレッチェ広島強化部育成コーチ)。懐かしい顔ぶれと下平スカウトや強化部の飯田さん、吉田U?18監督などは旧交を温めていて、ちょっとした同窓会のようでした。
もちろん選手も、古賀選手や加藤選手は秋田氏と、北嶋選手や太田選手は沢登氏と挨拶を交わしていました。

いずれもかつてはJリーガーとして鳴らしていた選手が、指導者への道を進んでいます。
Jリーガーとしてレイソルで活躍した選手が監督となって日立台で指揮を執る日が来るのも近いかもしれませんね。

では今日はこの辺で。

2008年11月 9日

灯は小さくても

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担当:桜林 舞

劇的逆転勝利から一夜。
トップチームは午前練習が、通常通り行われました。

しかし、寒い!昨日以上の冷え込みです。そんななか、朝、クラブハウスの方に新聞を取りに行くと、李選手と酒井選手と澤選手にすれ違いました。3人ともばっちり自転車通勤。エコですね。

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昨日の名古屋戦メンバーは、クールダウン。そのほかのメンバーは、石崎監督のもとで対人トレーニング。若手から30'sまで、入り乱れて1つのボールを追いかけます。4対4のトレーニングのときは余りの白熱に、選手の足元でボールは膠着状態に。レフェリーボールで再開になるほどでした。

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1対1でのボールの奪い合いでは、黄色チームが勝利まであと1つと迫るも、澤選手、山根選手、柳澤選手と怒涛の3連続勝利で、赤チームが昨日同様劇的逆転勝利を掴みました。ハイタッチで勝利の喜びをかみ締める加藤選手と柳澤選手、そして悔しさで咆哮をあげる大津選手です。

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その加藤選手は実は「北の国から」の大ファン。と、私もサポーターの方からお伺いしたのですが、確かに2005年のイヤーブックで「最近一番感動したこと:ドラマ『北の国から』を見て」と答えています。サポーターの方が加藤選手にプレゼントしたのは、なんと俳優・田中邦衛さんの直筆で書かれたサッカーボール型色紙。「灯は小さくても いつも暖かい。『北の国から』」という言葉には、心にぽっと小さなともし火がともるようでした。

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近藤選手もブログにアップしてくれていますが、14時からは、Jユースカップ2008 予選リーグが、日立台で行われました。比嘉選手と酒井選手はもちろんですが、大島選手も「僕、柏レイソルユース出身ですから!」と後輩たちのプレーに熱い視線を注いでいました。私が見かけた限りでは、大津選手と杉山選手も観戦していましたよ。

Jユースカップ2008は、グループリーグの上位2チームに入れば決勝トーナメント進出となります。浦和レッズユースにはアウェイで3-1で勝利しています。とはいえ、高円宮杯を制した強豪チーム、油断はできません。試合前には、日立台の練習場をランニングする浦和レッズユース、スタジアム内で話し合う柏レイソルU-18の姿がみられ、両者準備は万全。少し雨がぱらつく中でのキックオフでしたが、前半17分、PKから工藤壮人選手が先制点をあげ、1-0で前半を折り返します。ハーフタイム、浦和のメディアの方が「レイソル強いね、いいサッカーしているね」と呟くほど。後半開始直後から浦和に押されぎみになり、19分一人退場者を出して柏が10人になりましたが、勢いは衰えず。後半33分には指宿洋史選手のヘディングパスに、またもや工藤選手が抜け出し、GKの股を抜く勝利を確定させる追加点を上げました。上記は、まさに、ゴールシーンです!

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日立台で連日の2連勝。選手も気持ちよくオフに向かうことができるでしょう。サポーターの方たちにとっても、心温まる週末になっているとうれしいですね。

倉本聡さんの大作には遠くおよばないかもしれませんが、
日立台が皆様にとって、
「灯は小さくても いつも暖かい」、
そんな存在であり続けられますように。

2008年11月 8日

YES! WE CAN!!

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担当:河原 正明

記念すべき広報日記1200回目です。


勝ちました!!
強豪名古屋グランパスを相手に、昨年アウェイ新潟戦以来の見事な逆転劇。日立台では2006年 J2第49節 ベガルタ仙台戦以来2年ぶりの逆転勝利となります。

試合後の古賀選手。「ホッとしました。とにかく日立台で、逆転勝ちできて」

あふれ出る感情を抑えられなかった。


「古巣対決」「古賀&小林VS玉田&ヨンセン」と取り立たされた今日の試合。
DFラインのコントロール、最後まで体を張った守備、本当に見事でした。
彼の胸中にはいろんな思いがあったのだと思う。
でもこうして結果を残した。今日はそれだけでいいと思います。
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もう一人のセンターバック、小林選手も「やっぱりヨンセンは大きくて、重くてやりにくかった」。前回は、悔しい失点をしました。あれから4ヶ月、1失点はしたものの、雪辱を晴らしました。

そしてポポ選手。「試合に出れなくても練習から一生懸命やっていた」とは大谷キャプテン。
後半開始前「Boa Sorte!(幸運を!)」と声をかけるとグッと親指を突き出してピッチに向かっていったポポ。
スルーパスに反応したキャノンシュート、久しぶりに「ネットが揺れ」歓喜をもたらしたゴールには、魂が込められていました。リーグ残り3試合、まだまだポポ砲が炸裂するシーンを見せてくれるでしょう!

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今日の後半は久々に前線からのプレスで相手を押し込む、石崎レイソルらしいサッカーを披露することができたように思います。
疾走感、爽快感の残るサッカー。指揮官も「技術面、体力面、戦術面、いろいろあるが
まずは気持ちを全面に押し出していこう」と望んだ一戦。前半立ち上がりからペースを掴めていたと思います。ハーフタイム後も「集中力を切らすことなくいこう」という指示戸通りに、運動量で相手を上回ることができた。
その結果、「同点になってから、サポーターの皆さんのスタジアム全体での声援がのせてくれた」とキャプテンのコメントにもありますように、7月の大宮戦以来114日ぶりに日立台での「レッツゴー柏」を聞くことができました。
皆さんの笑顔であふれた幸せなスタジアムが、そして「何かが起きる日立台」がようやく帰ってきました。ご声援ありがとうございました。ホーム日立台でのゲームも残りあと1試合。チームはさらに上位目指して戦っていきますので引き続きご声援お願いいたします!
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今日は初めての「印西ホームタウンデー」でした。用意した印西市の花、コスモスの種1,000袋もあっという間になくなってしまいました。種を受け取られた皆さん、今日の記念にぜひ育ててみてください。
山?印西市長を始めとする印西市、ハーフタイムに演奏してくれました原小学校の皆さまありがとうございました。

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明日は日立台でJユースカップ 浦和レッズ戦が14:00キックオフです。高円宮杯王者のレッズユースへ、予選突破を懸けて挑む大一番。お時間のある方はぜひユース戦士たちへもご声援をお願いします!

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2008年11月 7日

日立台秋祭り

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担当:大重正人

名古屋戦に向けた4日間のトレーニングは、今日で終わり。いつものように楽しく、そして勝利にこだわるミニゲームが行われました。最近、試合途中から『コーチ&スタッフがゴールすれば3点』という新しいルールが加わりましたが、今日はスタートから古邊コーチと公文通訳が入り、両チームとも2人にボールを集めます。しかしDF陣もやすやすとゴールを許すはずもなく、余計に激しいマークが集中。しかし『3点』の魅力に誘われてか、他の選手も強引なシュートよりもパスを選択。後方から「シュート、シュート!!」「打てるよ?!!」という声が飛んでいました。

パスなのか、ドリブルなのか、シュートなのか。前へ進むのか、いったんキープするのか。いろんな選択肢の中で、どういうプレーを選択して実行に移すのか。選手たちは90分間ずっとその決断に迫られて、一瞬でプレーしなければなりません。その判断は本当に難しいところでしょう。でも明日の試合は、積極的にシュートを打ってほしい。打たないとゴールは生まれない。ホーム日立台の熱きサポーターがついています。勇気を持って闘う、アグレッシブなサッカーを皆が望んでいるはずです。

話は変わって、明日のイベント関連のお知らせです。
まずいきなりですがお詫びになります。明日発売のマッチデープログラム「vitoria」の対戦レポートのstatsデータが間違っております。正しくは、下記の表となります。訂正してお詫び申し上げます。
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続いて、選手チャリティーオークションに新加入の栗澤選手が参加いたします。ご連絡が遅くなりまして申し訳ございませんでした。いつも商品を抱えた紹介写真をとりますが、今日は3選手の別カットを紹介します。オークションページの写真を見比べてみてください。3選手への多くの入札をお待ちしています。

小鳥のさえずりが気になって、視線がそれてしまった大津選手。
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「クリさん、ちょっと変わったポーズにしましょうよ」小林選手のイジリに笑顔がこぼれる栗澤選手。
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よりやさしい表情に見える加藤選手の端正な笑顔!
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そして明日は、「印西ホームタウンデー」です。印西市立原小学校 音楽部によるハーフタイムショーなど、いろいろなイベントが行われます。そのひとつで、印西市の花「コスモスの種」がご来場のお客様1,000名様にプレゼントされます。そのひとつひとつに、印西市内小学生が心をこめて我が町のいいところをアピールしてくれたメッセージがついています。そのひとつがこちら↓ 顔がほころんでしまうメッセージですね☆ 

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さらに先着5000名さまに配られる、レイくん金太郎飴も、レイくんの顔がきちんとわかる出来に仕上がっています。本当に職人芸です!チケットは完売となってしまいましたが、ご来場予定の皆様は「日立台秋祭り」を存分にお楽しみいただき、そして最高の勝利を皆の力でつかみとって秋の思い出を作りましょう!

2008年11月 6日

チャンスの神様

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担当:河原 正明

 今日は昨日までの寒さから一転、穏やかな日でした。
 練習後にランニングをしていた大谷選手も「今日は暖かいね。昨日までの寒さはキツかったけど」と話しかけるほど。

 その大谷選手は、今日が24歳のバースデー。練習後にはチームメートやスタッフ、そして練習見学に訪れたサポーターの皆さんに盛大に誕生祝いをされていました。
良く「本当に彼は24歳なのだろうか?」と思うことがあります。自分とは一回り以上年下の大谷選手ですが、考え方や行動もデビュー時からしっかりしていました。加えて人を引き付ける笑顔。
 生まれつきキャプテンシーをもつ人というのは彼みたいな人物なのかと、漠然と思うのです。みなさんはどうお感じになりますか?

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サポーターの方からからも持ち切れないくらいのお祝いの品をいただいて、今日もスマイル炸裂です。


 さて、もう一つお祝いといえば村上選手。
プロ選手の第一の目標である「プロA契約」への変更を果たしました。これで今季新加入3選手全員が揃ってA契約を果たしたことになります。

 本人はその点は気にはしていてはいなかったようですが「ずっと試合に出られなかったらと不安な気持ちだった」とポツリ。
Jリーグデビュー戦で大活躍、華々しいスタートでもA契約になる前に「ハットトリックで全部の運を使ってしまったかと思った(笑)」。でもしっかりとチャンスの神様の前髪は掴んで離さなかったようです。

 もっとも小見ダイレクターからは「契約書には『試合でA契約クラスのクロスを入れること』って書いてあるからな!」と檄を飛ばされていましたが、どこまでも謙虚な村上選手のこと、武器である右からのクロスの精度を上げてポジション争いに、自身の精進に努めることでしょう。まずはおめでとう!

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 いよいよ明後日に強豪グランパスを迎えてのホームゲームを控えて、チームには良い緊張感が高まっています。
その試合に向けては「相手の攻撃陣は強力だから、まずは失点しないこと」とは指揮官。「下位の順位にばかり目を向けていてもダメ。チャンスがある限りひとつでも上の順位を目指して闘う」とその目は常に上を向いています。

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このメンバーの中から、チャンスを掴み、ピッチの上に立つのは誰なのか楽しみな一戦でもあります。
そのグランパス戦、すでにチケットは完売となっておりますが、NHK総合テレビでの生放送もあります。日立台で、TVでご声援いただきますようお願いいたします。

2008年11月 5日

日立台、赤の陣!

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担当:大重正人

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この秋、いちばんの寒さがやってきました。天気予報を見て、コートも着込んで準備万端のつもりでしたが、2時間近い練習で身体が固まってしまうほど。平日にもかかわらず、今日もサポーターの皆様が練習見学にお越しくださいました。レイソルにかける熱い気持ちで、寒さを打ち消す。サポーターと同じく、選手たちも元気に声を出し、活気溢れるトレーニングが行われました。

名古屋との対戦は4ヶ月ぶり。レッズ、ガンバを連破して、アウェイの瑞穂に乗り込んだ試合でした。試合は0-1の惜敗。「あのゲームはチャンスも作れていた。カウンターでやられてしまったけど、いい試合ができていたよ」と石崎監督が報道陣に話したとおり、真夏の暑さにも負けることなく押し気味に進め、「あ?勝てた試合だった…」という無念さが蘇ってきます。

しっかりとボールをつなぎながら、サイドからアタックをかけてくるグランパス。フォワードコンビには、大型ストライカーのヨンセン選手と、みなさまご承知の玉田選手。柔と剛、強さとスピードを補い合うチームの柱です。「相手のサイドアタックは強いですが、センターバックがしっかり真ん中を押さえればいい」と小林祐三選手。週間ベストゴールにも選ばれたほどのヨンセン選手の見事なシュートでしたが、それでも悔しい思いは忘れてはいないはず。いつもの落ち着いた口調のなか、静かに闘志を燃やしていることでしょう。

では、ここからはお知らせをいくつか。
まず、その名古屋戦ですが、チケットが完売となりました。ホームゲームラスト2で、しかも優勝を争うグランパスが相手となれば燃えないわけありませんね!皆様のその思いに応えなければ!

それから、日曜日に予定されていたトレーニングマッチは、残念ながら中止となりました。楽しみにされていた方は申し訳ございません。その代わりと言っては若きイレブンに失礼ですが、レイソルU-18の公式戦が日立柏サッカー場で日曜日に行われます。「いま、ユースで一番おもしろいカードだと思うよ!」と吉田監督が大きな期待を口にする相手は、浦和レッズユースです。ユース3大大会の、クラブユース選手権準優勝のレイソルと、高円宮杯王者のレッズと対決です。14時キックオフで、スタジアム開催となります。詳しいご案内は近日中にお知らせいたします。土曜はグランパス、日曜はレッズ。日立台で連勝といきましょう!!

2008年11月 4日

月に願いを

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担当:桜林 舞

ずいぶんと日が暮れるのが早くなってきました。
本日はオフ明けの2部練習。午前練習の筋トレ・フィジカルトレーニングがお昼前に終わると、昼食をはさんで、14:30から11月2日に行われた天皇杯4回戦ザスパ草津戦のビデオミーティング。

「ナビスコ決勝を見ると、お正月に国立でやりたいね。そのためには1つ1つ勝って行くしかない。積み上げていくしかない」と石崎監督。とはいえ、「今週末はリーグ戦で名古屋との試合がある。ホームでは7月以来勝っていない。目の前のことに集中して、しっかりやっていこう」と締めくくりました。

15時過ぎに選手たちがピッチに出ると、午後のトレーニングは17時前まで、ボール回しだけでなく、シュート練習まで、2時間みっちりと行われました。全員参加のシュート練習では、ヘディングあり、ダイレクトあり、ループシュートあり、ヒールキックあり、セカンドボールを拾い再度ゴールに迫るものあり、とそれぞれの選手が多彩にゴールを狙いシュートのイメージを拡げていました。陽があるうちには、少し寒いながらも見学日和だった日立台も、陽が陰ると同時に風が吹きはじめ、コートなしには寒さに震えてしまうほどです。

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午後練習後、事務所に顔を出した太田選手に「今日の練習長かったね」と声をかけると、「長かったですね?。でも夏の暑い時期を越えて大分涼しくなったので、まだ大丈夫ですよ」と元気に答えてくれました。

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「昨年リーグ終了時の勝点は『50』。今シーズンの現時点勝点は『39』。リーグ戦残り4戦を全勝すれば、勝点は『51』。昨年より1点でも多く勝点を積み上げよう。4連勝するつもりで、最終戦まで戦っていこう」とビデオミーティング時の石崎監督。

名古屋戦のマッチデープログラムインタビューに臨み「負けたあとの試合こそが重要」と述べるのは杉山浩太選手。「横浜マリノス戦は完敗でした。でも、その前は大宮、札幌と2連勝している。この時期の大宮と札幌に連勝したことは自信を持っていいことだと思う。連勝した後の1敗ぐらいで落ち込む必要などまったくないでしょう」と心強いコメントです。

さて、リーグ戦としては、ホームゲーム2連戦となる名古屋戦。マッチデープログラム「Vitoria」の「サポーターズボイス」を募集します。寒さも吹き飛ぶレイソルへのアツアツの思いと、ハンドルネームを記載の上投稿をお願いします。


最後に一句。

秋の夜
月に願掛け
太陽王

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ツキをも味方にして、
ホームで白星を手にして、
ひとつでも上の順位を目指して、
昨シーズンの勝点を上回るように、
リーグ戦のラスト4ゲームを、共に戦っていきましょう!!!

2008年11月 2日

初戦、勝利!

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担当:桜林 舞

天皇杯、初戦。
まずは、勝利を掴み取りました。

三連休の中日、柏の葉の空は晴れ渡りました。
しかし、昨日木枯らし1号が吹いた関東平野の風は冷たく、日陰にいるとコートが手放せませんでした。

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Jリーグの試合とは少し異なる雰囲気の天皇杯。
ピッチ周りの看板もないため、ボールパーソンの方々がこんなに多かったかしら?と思うほど。
選手たちも、相手チームと審判団への握手に、少し戸惑いぎみでキックオフ。

「天皇杯の初戦はむずかしい試合になると思っていた」と試合後、選手たちが口にしたように、試合開始直後はなかなかペースをつかめず、前半20分ほどからようやくエンジンがかかりはじめました。大津選手、菅沼選手、アレックス選手、大谷選手などゴール前でおしいシュートを放ちますが、前半は0-0で折り返します。

後半65分にザスパ草津が10人になってから、状況が変わります。

栗澤選手が中盤でボールを奪うとアレックス選手→フランサ選手→栗澤選手と再びつなぎ、最後は菅沼選手が相手DFに身体を寄せられている中で、トラップからくるりと反転しての左足シュート。82分に先制点となる決勝ゴールを叩き込みました。その後、危なげなく試合終了のホイッスル。観客席からは歓喜と安堵の歓声があがりました。

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「早く1点を取りたいと思っていたのでよかったです」と、公式戦6試合で、5点を決めている絶好調男・菅沼選手。「ミノルの調子があがると、チームの調子もあがるので、頑張って欲しい」と、サッカーaiの特集で北嶋選手も述べていました。そんな菅沼選手と村上選手は、明日13時からビッグカメラ柏店にてサイン会を行います。ビッグカメラで1,000円以上お買い上げいただいた方、先着100名さまに整理券をお配りいたしますので、お時間がある方は是非、ビッグカメラ柏店にお立ち寄りください!!!

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「内容より、勝つことが大事だったので、勝ててよかった。最低限のことはできたと思う。(2年ぶりのザスパ草津との対戦だったが)選手もシステムも変わっていた。相手どうこうではなく、いかに自分たちのプレーができるか。フィニッシュが決めきれなかったが、決して悪い内容ではなかった。半年ぶりの試合出場となったが、アップの時からサポーターの方が暖かく迎えてくれてモチベーションがとてもあがった。サポーターに心から感謝しています。残りの試合も出場機会があれば、チームに貢献していきたい」と、久しぶりの公式戦出場となった南雄太選手。

「草津は、気持ちの入ったいい守備をしていました。栗澤選手とうまく連携してできたと思います。カウンターの芽をつぶすことができたとは思いますが、自分自身も含め、決めるところでもう少し決めたかったですね」と、レイソルで初めてフル出場となった杉山選手。

「まだリーグ戦は残り4試合あります。皆さんの納得してくれる結果を出したいと思いますので、これからも変わらず熱い応援をよろしくお願いします」と大谷キャプテン。

天皇杯での勝利の勢いを、リーグ戦につなげて戦って参りましょう!
本日も寒い中、熱い応援ありがとうございました。

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2008年11月 1日

ファイナリスト

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担当:大重正人

いよいよ今日から11月。あとで振り返った2008年が良かったと思えるか、残念に思えるか……大事な大事な1ヶ月のスタートです。その開幕は、明日の天皇杯4回戦、ザスパ草津戦。昨日みっちりと紅白戦やトレーニングをおこない、今日は軽めのミニゲーム調整でした。詳細はフォトギャラリーを見ていただければと思いますが、今日はPK戦にもチャレンジしました。

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あれだけ近くでPKを見たのは初めてだったのですが、本当にボールを蹴ってから、コンマ数秒でゴールまで飛んでいくのですから、ゴールキーパーにとってはきわめて過酷な勝負だということを改めて痛感しました。すごい迫力。ボールをセットして、キッカーとGKが向かい合う9.15mの間で、読み合いや駆け引き、探りあい。身体に当てるだけでも本当にすごい。一発勝負のトーナメント、もちろん90分で勝つのが第一ですが、試合はどんな行方になるか始まってみないとわかりません。『準備は決して怠らず』。

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午後は、ナビスコカップの決勝を見ていました。前半は竹本GM、小見編成部長と同席させていただきました。「去年の決勝は見に行ったんだけど、『このスタンドを黄色一色にしたいよね』って言ってたんだよ」と竹本GMが、青とオレンジで染め上げられた国立を見てつぶやきました。「決勝とかこういうすごい舞台だと、いつもの2倍ぐらい走れちゃうんだよ。そのあと1週間も疲労がとれないぐらいに」と渡辺光輝強化部スタッフも「決勝」の重みを教えてくれました。

試合は、大分トリニータが初優勝を飾りました。チームが本当にひとつになって、チャンピオンチームにふさわしい戦いでした。もちろん素直に「おめでとうございます!」なんですが、どちらのチームが勝っても、やっぱりうらやましいというか悔しい気持ちに。ウェズレイ選手の2点目で勝負が決まったときには、なんとなく席を立ってしまいました。。。

でも、今年の残り2ヶ月。まだ国立の決勝戦を闘えるチャンスが残っています。その第一歩が、明日のザスパ戦です。われらがレイソルがファイナリストとして、満員の国立を黄色一色にして、柏バカ一代を響かせて、ヤマトのゴールテーマで盛り上がり、レッツゴーカシワで勝利の凱歌を上げる。そんな光景を想像してみてください。ちょっと先走ってしまったかもしれませんが、やっぱり頂点を目標に闘っていかなければならないと思います。明日の柏の葉では、WEB速報も行いますが、TV中継はありませんし、ぜひスタジアムへお越しいただいて、夢への第一歩をいっしょに踏み出しましょう!