2006年2月28日

更新日:2/28 23:52

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:横井孝佳

週末のレイソル事務所には、工事の槌音が(ってほど大げさでもありませんが)響いておりました。というのも、クラブ事務所の一角にあった6畳ほどの広さの社長室を、取り壊していたからなのです。「開かれたクラブはまず社長室の撤廃から」と小野寺が申したわけではありませんが、組織の風通しをよくするため、社員全員の一体感を高めるため、等々さまざまな理由から、社長室の壁を取っ払ったのでした。おかげで事務所が広く、大きく使えるようになりました。こんなところにもレイソルの変化が具現しつつあります。
明日3月1日付けで社内の職制も変更されるため、事務所内のレイアウトも変わりました。私はこれまで慣れ親しんだ、ピッチが一望できる特等席から引越し。顔を上げて左を見れば、社長室から出てきた小野寺の席が…。仕事がはかどるようになる、かもしれません。

さて、今日は明治大学サッカー部との練習試合。先日の山形戦1、2本目に出場したメンバー以外の選手を中心としたスタメンでした。試合はレイソルが押し気味に展開するものの、フィニッシュが決まらずにスコアレスドロー。ここのところ無得点の試合が続き、今日は特に大学生相手にノーゴールとあって若干不安な心持になりますが、「内容的には先週の佐川急便戦よりよかった」と石崎監督。心配はしていないようです。前線からの連動した守備、攻守の切り替えの速さといった、佐川急便戦での課題を選手たちがよく理解し、それを克服しようという姿勢を見せてくれたからなのでしょう。
ところで、今日は後半途中から怪しい日系人「フィジコ松本」が左サイドバックとして出場。フォトギャラを見ていただければわかるように、正体は松原フィジカルコーチです。キャンプ地鹿児島で行われた清水戦の奮闘の甲斐あって、このほど立派な登録名を石崎監督に名づけていただきました。Woooのトレーニングウェアを着たときは松原直哉フィジカルコーチですが、ユニフォームをまとった彼は「日系人フィジコ松本」です。げんに今日も監督は「松本?ナイスプレー!」とピッチの対角線で奮闘する彼に大声で声援を送っていました。面白すぎます。
それを見ていた古邊フィジカルコーチ、「俺も出たくなってきた」と、元DFの血が騒ぎ始めたようです。しかし練習試合はスタッフが楽しむ場ではなく、あくまでも選手に実戦の経験を積ませる場。スタッフが出場するのは、どうしても人数が足りない非常事態であることは言うまでもありません。いちおう、その旨ご承知おきください。

2006年2月26日

更新日:2/26 13:58

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:種蔵里美

あいにくの雨にもかかわらず、レイソリスタ、レイソルチームショップには多くの方にいらしていただき、イヤーブックをご購入いただきました。ありがとうございます!
先程レイソリスタの田中店長に確認しましたところ、「初日で400から500くらいは行くのでは?」とのことでした。

本日はチームはオフ。開幕前の最後の休日です。キャンプから帰ってきた翌日はただぐったりと寝ていた人が大方のようですから、このお休みを楽しみにしていた選手・スタッフも多いと思います。
ちなみに石崎監督の趣味は映画鑑賞。よく奥様と映画館にお出かけになるのだとか。そしてもうひとつの趣味はビデオ編集。主に好きなのはバルセロナの試合を編集することだそうで、いいシーンを集めておくのだそうです。そして用途に応じて、守備のいいシーンを編集したり、クロスだけのDVDを作ったり、ポストだけのを作ったり。で、このDVDを課題がある選手に渡したり、ミーティングで見せたりしているんですね。
この話をするときの石さんは、そしてそれを聞いているときの記者の方々はいつも本当に楽しそう。探求心旺盛というよりも、本当にサッカーが好きで、それを練習メニューに反映させたり、ピッチ上で表現するのが本当に好きなのだということが伝わってきます。

2006年2月25日

更新日:2/25 21:44

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:種蔵里美

トップチームにとっては、開幕戦を前にした最後の練習試合。
午後2時より、日立柏サッカー場でモンテディオ山形との45分×3本の練習試合が行われました。
「昨日、わしと南でJリーグのプレスカンファレンスに出席してきた。新生レイソルの、サッカーの評判はいいんだな。守備とはボールを奪うこと、攻撃とはシュートを打つこと」と試合前のミーティングで選手たちにはっぱをかけ、あらためて方向性を示して送り出した石崎監督。
その言葉通り、45分×3本のうちの1本目は前線からのプレスなどやりたいことを形にできたレイソルでした。
コンビネーションや各選手の適性など、見極めが必要なことは山ほどあります。様々な試み、チャレンジを行うために、目まぐるしく選手やポジションが入れ替わった2本目は山形のボールを奪ってからのスピード、徹底した戦法に対応で遅れをとる場面も見られました。新生レイソルがスタートして1ヶ月。熟成度でいえば、山形と比べて当然差はあります。どの選手が出ても同じように力を発揮できるような基盤をつくっていくために、いろんなチャレンジが、トレーニングがまだまだ必要です。
とはいえ、それとは同時に、勝負には勝たなくてはいけません。今日もチャンスを作り出せていないわけではない。いい時間帯に点が取れなかったのは、ちばぎんでもあげられていた課題です。
「ベンチから見た判断だけじゃなしにビデオでも確認して、総合的に見てから選手たちには言うようにしている」という石崎監督。
今日の練習試合を撮影したビデオを視聴し、開幕戦に向けての現段階でのコンビネーションの見極めを行い、チームの課題、修正点をオフ明けの火曜日にはチームに伝えるのではないかと思います。
試合後のクラブハウスには、決められるときに決められなかった悔しさを見せる選手、新人として入ってまだプロ選手への対応に戸惑い反省しきりの選手、などいろんな表情が見られました。
それぞれが向上心をもって、全体でレベルアップするのも今年のチームの共通認識のひとつ。練習試合で見えた課題を練習でクリアして、次の練習試合に反映していけばいいのです。

さて話はかわりますが、明日はいよいよイヤーブックの先行発売日です。
表紙の空の色、ページをめくってすぐ目に飛び込んでくる太陽、「企画倒れになってないですか!大丈夫でしたか?」と石川選手も気にしていた石川直樹企画(大丈夫、企画倒れにはなってません)、そしてボリュームアップした選手名鑑ページ(アンケートも健在です)などなど。もちろん、インタビューページの監督、選手それぞれの言葉も必読です。
来週に高校の卒業式を控えている新人の長谷川悠選手からは、「とてもいい出来栄えだと思います」とのお言葉をいただきました。
午前10時からレイソリスタ、レイソルチームショップで発売を開始します。しつこくセールストークで申し訳ありませんが、家族である皆さんですから、お手にとっていただき、レイソルをもっと好きになっていただきたいのです。よろしくお願いします。

2006年2月24日

更新日:2/24 23:43

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:横井孝佳

Jリーグ開幕前の恒例行事、プレスカンファレンスが本日、六本木ヒルズで開催されました。
昨年までの新高輪プリンスホテルから場所を移して行われた今年のプレスカンファレンス、第一部の会場と第二部の会場が離れていたため、若干の不便さを感じたものの、○○と煙は高いところが好きと言われますように、都内屈指の眺望を誇るヒルズの眺めに見とれる私でございました。
レイソルからは石崎監督と南選手が出席。午前練習を終えた後、急いで会場へ駆けつけてくれました。このところ切に思うことがあります。それは南選手の意識の高さ。GKというポジション、そして年齢の割には若い頃から試合に出続けていたこともあって、「みんなを引っ張っていく」という意識はもともと強い選手でした。しかし今年は、それがさらに強い。自分がレイソルの顔として、積極的にスポークスマンになっていこうという意識も感じます。今日も、各クラブの監督、選手が一堂に会した第一部会場で、J2の選手からは唯一、インタビューを受け、ジョンカビラさんらとトークを展開していました。堂々とした受け答え、言葉の選び方にも、成長と自覚を感じます。広報として頼もしい限りです。
第二部は、会場内にJリーグ各クラブのブースが設けられており、各々のブースでプレスの方々からの自由取材を受けます。ここで驚いたのは石崎監督。常に列が出来ているほど、たくさんのプレス関係者が話を聞きたがるのです。おかげで石さんは2時間しゃべりっぱなし。終了後には、「話し好きなワシじゃけど、さすがにしゃべり疲れたわ」と枯れかけた声で笑っていました。
昨年のプレスカンファレンスでは、控え室で同テーブルとなった三浦カズ選手のオーラに当てられた私でしたが、やはり各クラブの広報担当者、選手、監督が会するこのイベントは面白い。完成したばかりのイヤーブック比べっこなどしたりして。レイソルブースの隣の湘南ブース(ブースは開幕戦のカードごとに隣りあっているのです)には、例年通りハイセンスなイヤーブックが積み上げられていました。湘南のイヤーブックってご覧になったことあります? まるでCDのライナーノーツですよ。各クラブ広報入魂のイヤーブックが並ぶ中で、レイソルのイヤーブックもおかげさまでご好評をいただきました。
レイソルの向かいには、偶然モンテディオさんのブースが。以前Jリーグ広報研修会でもご一緒した山形の広報・新野さんから、柏までの乗り換えルートを何度も聞かれました。そうです。明日は山形との練習試合。45分を3本行い、別メニュー組以外の全選手が出場する予定です。会場はスタジアムとなります。「相手から、開幕前の大事な時期なのでできれば非公開にしたいって言われたんじゃけど、断ったわ。なんでうちのホームゲームで、サポーターに秘密にせにゃならんの」と石崎監督。さすがです。もちろん無料にてご見学いただけますので、ぜひお越しください。

2006年2月24日

更新日:2/24 1:21

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:種蔵里美

本日は、クラブ初の開催となる、スポンサーやホームタウン関係者の方々をご招待しての「キックオフパーティー」を開催させていただきました。日頃の感謝の気持ちをお伝えするとともに、新生レイソルをお披露目する場でもありました。
昨年まで自治体関係者の方をお集めしての会はありましたが、今年はスポンサーの方々もご招待し、レイソル側からもクラブ職員だけでなく、全選手・スタッフも参加しての大掛かりな会となりました。レイソルに関わるすべての人とともにシーズンを戦い抜くために。来週開幕するリーグ戦を前に、あらためて家族の絆を確かめ合った次第です。
300名を越す参加者に会場は熱気で包まれました。スタッフ、選手ともに立食形式の会場のなかで、それぞれのテーブルにわかれ、各々が招待者の方々とコミュニケーションをとっていました。キャプテン、副キャプテンが自らテーブルを回って飲み物を注いで回ったり、新人選手が地元メディアの方々に名前と顔を覚えてもらったり、監督やスタッフがスポンサーや地元の関係者の方々と直にコミュニケーションをとったり。もちろん、我々クラブ職員にとっても、一度にいろんな方々と新シーズンに向けたお話ができる大事な場所です。レイソルを取り巻く人々のつながりがより密になっていれば嬉しい限りです。

さて、今週の日曜26日の千葉テレビ『キャンドゥレイソル!』で、「2006レイソル選手名鑑」として全選手のコメントが放送されます。
33人の選手を一度に撮影するのはなかなか大変ですので、半分を鹿児島キャンプ中に、半分を本日撮影いたしました。一選手につき、だいたい2?3分で終わるこの撮影。随時、撮影場所に出向いてもらったのですが、ちょっと確認のために入ってみると、そこには15分近くどんなコメントを言うか悩み続けていた谷澤選手の姿が。部屋のはじっこに椅子をわざわざ持っていき(おかげですぐには気づきませんでした)、なにやら考え中。宇野沢選手同様、こちらも周りと本人とのイメージにギャップがあるのか、面白いコメントを考えるのではなく、本人はあくまでも真面目に、真剣に自身の抱負を考えておりました。たしか去年もそうでした。李忠成選手が「谷澤くん、もういいでしょ」と言うくらい、長いこと悩んでいました。
結局、そのあとに来た南選手が先に撮影に臨み、その様子を参考にした谷澤選手もようやくカメラの前に座ったのですが。延々と悩んで考えたのに、実際はずいぶんとシンプルに削ぎ落とされたコメントでありました。ご視聴いただける方は、ずっこけずに、どうぞ千葉テレビをご確認ください。今年はいろんな面において一味違うと感じさせる谷澤選手。カメラ目線でのコメント撮りはまだまだ勉強する必要がありそうです。

2006年2月22日

更新日:2/22 23:40

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:横井孝佳

佐川急便東京との練習試合。平日にもかかわらず多数のご来場、ありがとうございました。事前に広報日記で、ちばぎんメンバー外の選手中心に出場するとアナウンスしていたのに、ゆうに100人を超える方々にご来場いただきました。新生レイソルへの、皆さんの期待の現れでしょうか。重ねて御礼申し上げます。
業務の都合で私は前半しか観戦できませんでしたが(後半をチェックしていたのは種蔵広報。練習試合や取材に交代しつつ対応することを、我々は“マークの受け渡し”と呼んでおります)、なかなかアグレッシブなプレーが展開されていました。とはいえ、後半はあまりよくなかったようですね。強靭な体力と集中力が要求される石崎サッカー、それを90分間体現しなければなりません。石さんの言うとおり、「まだまだ鍛えなければならないことは山ほどある」ようです。
それはそうと、ご来場いただいた皆様にお会いするたび、体調を気遣っていただきまして、大変恐縮しております。パッパラーさんにはコラムでも言及していただきまして。ご心配いただきありがとうございました。もう大丈夫です。今は晴れやかな気分です。

そうなんです。私を死の淵の一歩手前まで追い込んだイヤーブック、ついに完成です! 明日見本が刷り上ってくるはず。いやーもう見たくない! 校正で嫌になるほど読み返しましたから。作業佳境の折、お手伝いを買って出てくださった編集歴10年のTさん、そんなもんですよね?
先ほどついに、先行販売のリリースを発表するに至りました。お知らせのページに表紙のイメージ画像を貼り付けておきましたが、いかがでしょうか。毎年毎年レイソルイエローの表紙というのもアレなので、今回は青空をバックに力強くはためくチームフラッグの写真でデザインしました。気分転換という意味もありますけど、石崎監督のもと生まれ変わった新生レイソル、そして新しいコンセプトを掲げて生まれ変わろうとしているクラブ、その清新さ、フレッシュさを視覚化したつもりです。
内容的にも、インタビューや選手名鑑のボリュームをアップさせ(全選手1人1ページを確保!)、ページ数も昨年比8ページ増やしています。石川直樹企画や資料的価値も高いヒストリーページ、もちろん昨年の公式記録もついてます。そしてそして、みんなで撮った集合写真は必見! 個人的なお勧めは、巻頭のグラビアにある檄文。10年史でもお世話になった日経新聞が誇る名文家、吉田誠一さんにご寄稿いただきました。読むときっと、元気が沸いてきますよ。
こんなに内容盛りだくさんのイヤーブック、今なら使い勝手抜群のサポーター手帳(アンケートの声にお応えし、サイズダウンして持ち運びやすく改良、おまけにメモも増量!)もお付けして、お値段は昨年と変わらず1,000円! 先着1200名様限定となっております。26日はぜひレイソリスタ、チームショップへ!
チーム情報をお伝えするはずの広報日記でセールストーク全開してしまって申し訳ございません。が、買って損はさせません! ぜひお手にとってみてください。

2006年2月21日

更新日:2/21 23:55

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:種蔵里美

一昨日の広報日記は、本来ならば私の順番ではなかったかと思うんです(横井さん、すみません)。キャンプ(私は先に帰ってきてしまった「裏切り者」ですが・・・)とみなさんの前での試合を終えた安心感に襲われ、ボーっと蘇我から帰ってきてしまいました。本当にすみません。
今日のレイソルオーレで小林祐三選手も言っていましたが、「ジェフより多いんじゃないかというほどの(レイソル)サポーター」に集まっていただき、再び心強い応援を聞き、3月4日の開幕戦に向けて明るい希望が見えた、そんな一日でした。

もちろん、0?2の敗戦、そして多く見えた課題に気を引き締めないわけにはいきません。リーグ戦開幕まで、あと2週間を切っています。
今週は、土曜日に行われるモンテディオ山形との練習試合(45分×3本なので、おそらく全選手が出場するでしょう)に向けてトレーニングを積んでいくこととなります。
今日は、別メニュー調整の選手も含めた全体でのミーティングを午後練習の前に行いました。ちばぎんカップの編集ビデオを観ながら、見えた課題についてひとつひとつ確認しあいました。
「0?2は必ず反省しなければいけない。でも悲観することはない」。石崎監督はこうミーティングをスタートさせました。
試合後、多くの選手がコメントし、またみなさんも観ていて感じたことと思いますが、前線からのプレス、連動しての守備の意識はだいぶ出ていました。もちろん、後半落ちてしまった運動量、運動の質、細かい部分での守備意識は上げていかなければいけないのですが、明らかな課題として出たのがボールを奪ったあとのスピードアップや全体の押し上げなどの攻撃面でした。
今週は、そういった修正点を練習で意識しながら、それをいかに山形戦で出せるかを追求していきます。
まだ選手個々の見極めが続く段階。明日の佐川急便東京との練習試合には、ちばぎんカップに出場しなかったメンバーが出場します。アピールは続きますし、石崎監督自身も選手たちに「切磋琢磨して、向上心を持ってレベルアップをしていこう」と説いています。

ちばぎんカップのビデオを観ていて、あらためて感じたのは決定的ではないにせよ、いい展開、いいチャンスは作り出せていたのだということ。ただ、それも「決定的」でなければ意味がありません。
クロスやシュートの精度をどんどん上げていかなければいけない。今日の練習後には、北嶋選手、鈴木達也選手、長谷川選手が石川選手、藏川選手のクロスでシュート練習を繰り返していました。
(ラジオがなければ・・・と小林祐三選手も残りたそうでした)
選手全員にチャンスがある現在。明日も個々の選手たちの相当なアピールが繰り広げられる予定です。繰り広げられなければいけません。お時間のある方はぜひ、日立台の練習場まで見学にいらしてください。

2006年2月20日

更新日:2/20 23:0

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:横井孝佳

昨日広報日記を更新せず、まことに申し訳ございません。ちばぎんカップが終わり、名実ともにキャンプが終わった安堵感からか、広報日記のアップが頭からすっかり抜け落ちていました。夜遅くまで何度も覗いていただいたことと存じます。重ねてお詫び申し上げます。
そんなわけで、普段は休日とさせていただいている月曜日ですが、日記をアップいたします。

ちばぎんカップ敗戦後のロッカーでは、結果的に0-2という完敗を喫した悔しさがあふれていました。その一方、自分たちの目指すサッカーがある程度体現できた手応えと、長かったキャンプがようやく終わるというホッとした空気も感じました。今日は皆、芯から身体を休めていると思います。あ、でも山根選手は家族を連れて野球場に来ていましたね。家族サービスも久しぶり。ご苦労さまです。

さて、チームとは直接関係ありませんが、貴重な体験をしてきましたのでご報告します。本日、柏市立第八小学校に下平スカウト、佐々木直人ユースマスター、渡辺毅コーチ、増本伸弘コーチとともに出向き、3年生の「総合的な学習」の出張授業のような催しをさせていただいたのです。
「総合的な学習」で、柏レイソルについて調べるというテーマを選んだ児童が20名ほどいる、と。ついてはレイソルについて、せっかくだから3年生の全児童を対象に教えていただけないか、とのお申し越しを受けたのでした。鹿児島と柏のやりとりで細部を詰め、本日の実現に至ったものです。
まず私からレイソルのあらましについてご紹介。そして児童の皆さんからの質問に答える質疑応答、下平スカウトと渡辺毅コーチによるリフティングの実技披露、そして児童の皆さんのサッカー体験。あいにくの雨で体育館で行われましたが、手前味噌ながら皆さんに楽しんでいただけたものと思います。手を骨折して参加できなかった子が、「僕もやりたい」と体験プログラム中ずっと泣き続けていた、と言えば、どれくらいみんなが楽しそうだったかご想像いただけるのでは。
その後、学校の皆さんからのお礼として、給食のご相伴に預かりました。あのちっちゃな机に座っての給食は、私にとって20数年ぶり。子どもたちとの会話も面白く、楽しい時間を過ごせました。

じつは、このような試み、すなわちサッカーを指導する普及活動ではなく、レイソルそのものを知っていただくための学校訪問といった催しは、レイソルではこれまで行ったことがありませんでした。今月初め、私と下平とで第八小に打ち合わせにお伺いした折、教頭先生から「いつも、レイソルと関わりを持てたらいいな、と思いながら日立台の脇を通っていたんです」と言われ、後頭部をぶん殴られたような衝撃を受けました。第八小は、日立台も学区に含むいわばお膝元の小学校です。その学校に、レイソルとしてお伺いしたことがなかったとは。
私と下平は危機感を感じ、佐々木ユースマスター、池田アカデミーマスター、そして湘南コーチ時代に学校訪問の経験のある増本コーチにも参加してもらい、今後この種の活動を定期化しよう、そのためにこの第八小訪問を何としても成功させようと話し合ったのです。幸い、新しいクラブコンセプト「強く、愛されるレイソル」「開かれたクラブ」「地域貢献」に沿った活動であるとして、小野寺社長からも快諾を得、どんどん進めていくようにと指示を受けました。
そして今日を迎え、半ばぶっつけ本番であるにもかかわらず、成功と言える成果を収めることができました。(3年生の皆さんから感想文をいただくのは先のことですから、まだわかりませんけど)

長くなってしまいました。でも、このような活動もクラブにとって非常に大切だと思うのです。皆さんに知っていただきたくて、トップチームとは関係ないことですが、書き綴っています。
これまでのレイソルは、地域との関わり強化、ホームタウンへの浸透を怠ってきた、とは言いませんが、十分ではなかったと思います。これではいけない、もっともっとやるべきことがたくさんある。我々のような末端の職員も、トップである社長も、そのような意識を持ち始めた。それがうれしいのです。
トップチームは、石崎監督のもと一丸となっています。昨日はジェフに敗れたけど、きっと開幕までに修正してくれる。フロントに目を移せば、ファンサービス課の設置も決まり、皆さんの声をもっと聞こう、反映させようとやる気になっている。
何か、クラブ全体がいい方向へ回りだした、そんな気がするのです。そのためのきっかけ、イニシエーションとしてのJ2降格なら、ロングスパンで考えれば良かったのでは……というのは時期尚早に過ぎますね。結果論で語るべき部分ですね。
でも、「レイソルは変わり始めた」、皆さんにそう感じていただけるなら何よりです。この流れを断ち切ることなく、もっともっと進めていきたい。さらに、今以上に皆さんに愛されるレイソルになるために。何か無茶苦茶忙しいんですけど、ほとんど疲れを感じないのです。頑張ります! 引き続きご声援をお願いします。

2006年2月18日

更新日:2/18 21:58

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:横井孝佳

ついに、鹿児島キャンプ終了の日を迎えました。と言っても私は12日以降の参加ですから、もう少し滞在してもOKなんですけど。なんて選手に言ったらぶん殴られそうだなあ。みんな疲れきっています。
今は千葉市内のホテルに入っています。明日は恒例のプレシーズンマッチ、ちばぎんカップ。鹿児島を発ち、羽田に到着して、別メニュー組を除く全選手がそのまま千葉入りしました。ちばぎんカップ出場メンバーはホテルから直接フクアリへ向かいますが、メンバー外の選手は付近の練習場でトレーニングを行い、その後フクアリで試合を観戦することになっています。
傍目に見ていても過酷な、充実過ぎるほどのトレーニングを積んできた選手たちが、ジェフを相手にどんなサッカーを見せてくれるのか。楽しみです。と同時に、久しぶりのテキスト速報を打つ身としては、選手と同様にリーグ戦の本番に向けたテストとして、少しでも詳しく臨場感ある速報をお届けできるよう頑張ります。

昨日の日記でお伝えしたとおり、今日のトレーニングはレクリエーション的な意味合いが強いミニゲーム。結果はフォトギャラでお伝えしたとおりです。せっかくなので、組分けをご紹介しましょう。

青組:柳澤(主将)、中澤、小林祐、山根、李、石川、岡山、高コーチ、松原フィジカルコーチ

黒組:大河原(主将)、小林亮、根引、大谷、ピント、北嶋、谷澤、石舘、鈴木将、カリカリ(假谷エクイップメントスタッフ)

赤組:長谷川(主将)、南、ディエゴ、永井、桐畑、鈴木達、藏川、加藤、古邊フィジカルコーチ、キムチ(木村エクイップメントスタッフ)

ポイントはGKとスタッフの出来でしたね。赤組の南選手はポストプレーがお世辞抜きにうまい。最初の試合、黒組戦では本領発揮できなかったものの、青組戦では強靱なフィジカルを生かしたキープと左右への散らしでチャンスをつくっていました。
ピント選手はフォトギャラでもご紹介したように、ダエイばりの存在感で前線に君臨しました。その割にはノーゴールだったような…(記録をつけていたわけではないのでうろ覚えなのです)。観戦していた南選手が「ピント、絶対中東系だよ」とつぶやいていました。
スタッフに目を移せば、古邊さんは数年前まで選手だった方ですから別格。高さんもセンスあふれるプレーを披露していました。カリカリは…うん、穴でしたね間違いなく。松原フィジコは先日の清水戦での活躍(対面に太田圭輔が出てきたときはヤバかった、と振り返ってました)が認められ、竹本GMに「D契約しようか」と言わしめるほどの実力(D契約なんてないですよ、念のため)。そしてキムチは、選手が「スーパーホペイロ」と呼ぶテクニックの持ち主なのです。積極的にボールに絡んでましたね。

結果はお伝えしたとおり、黒組の勝利。赤組の長谷川選手が坊主になる、はずなのですが、今のところ刈られてません。ゲーム中に岡山選手が、自チームの主将柳澤選手に「本当に坊主にされたら、人権侵害で訴えられるで」と言っていたので、たぶん脅しのニュアンスが強いのかも。しかし山根選手によれば「石さんは昔、坊主にこそしなかったけど、ハサミで適当に切っちゃったことがあって、切られた選手は坊主にせざるを得なかった」とのことですから、まだわかりません。

さて、本日の面白ネタ…はミニゲームなので、省略。本日の懺悔ネタです。すみません、チーム揃ってホテルを出発、鹿児島空港で搭乗を待っているとき、ホテルの部屋に財布を忘れたことに気付いたのは私です。車を飛ばして空港まで届けてくださったご担当の新谷さん、この場を借りてお礼申し上げます。主務の拓ちゃんが「そんなだからJ2の広報なんですよ」と今になってもネチネチいじめます。

2006年2月18日

更新日:2/18 1:10

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:横井孝佳

すみません、先ほど広報日記をアップしましたが、追加させてください。石崎さんとの重要な約束を忘れていました。

先日、山下選手、加藤選手、鈴木達也選手が人命救助をしたのです。キャンプの宿舎の地下にある温泉で、3人が風呂に入っていたとき、床に倒れているご老人を発見したそうです。3人はすぐさまチームドクターの白石先生に連絡をとり、浴場へお呼びして、診察してもらったのでした。その甲斐あって、ご老人は一命を取り留めたのでした。
今日、石崎監督から「こういう善行はサポーターの皆さんにもお伝えしたいね」と言われていたのです。皆さん、3選手に拍手をお送りください。

2006年2月17日

更新日:2/17 23:25

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:横井孝佳

長かった鹿児島キャンプも最後の夜を迎えました。現在、スタッフ陣は荷積みで右往左往の大忙しです。私もついさっきまで手伝っていました(広報日記書かなきゃ、と言い訳して抜け出してきました。みんなごめん)。キャンプとなると、クラブハウスが丸ごと引っ越すようなものですから、それはそれは大荷物になるのです。
順調に消化してきたキャンプですが、最後の最後でケガ人が出てしまったのが残念です。フランサ選手、リカルジーニョ選手は昨日お伝えしたとおり。加えて、昨日の清水戦で内転筋に違和感を生じた瀬戸選手が、今日は別メニューとなりました。練習会場に、大阪から瀬戸選手に会いに来たというファンの方がお見えになっていたのに、そんなわけで会えずじまい。とても残念そうでしたが、こちらも恐縮でした。一方、昨年からの足首のケガが長引いていた宇野沢選手は、さっきエレベーターで会ったときに「だいぶいい感じになってきましたよ」と言っていたので、もうすぐ本格的なトレーニングを再開できるのではないでしょうか。早くあの猪突猛進ドリブルが見たいと思っているのは、私だけではないでしょう。
(全然関係ないんですけど、宇野沢選手といえば野性味あふれる前線突破を思い浮かべる人は多いと思います。私もそうなんですが、本人は違うみたいなんですね。イヤーブックの写真を選んでもらったとき、静かにたたずんでいるような写真ばかり選びたがるんです。周囲の人間と本人の間で、イメージに相当ズレがあるような気がしますね。)
さて、今日はキャンプ中最後の二部練習。午前は筋トレとフィジカルトレーニングを、午後はタクティクストレーニングを実施しました。フォトギャラでもご紹介したように、最後はアイデアマンの石崎監督の指示により、ボールひとつのみを用いるシュート練習を行いました。これにより、選手の集中、モチベーションが飛躍的に高まりました。石さんのそういう発想、すなわち、モチベーションのあげ方の上手さ、競争意識の植え付け、効率性の追求などには心から感服します。選手の目の色が違いますからね。この監督についていけばきっとチームは強くなる、レイソルはいい方向に行く。そう思えるんです。そのためならペナルティのダッシュくらいなんともありません。ま、伊能さんに次ぐブービー賞が私だったんですけど。
明日は鹿児島最後のトレーニング。とはいえ、ミニゲームが中心のレクリエーション的なメニューになりそうです。ミニゲームは選手を3グループに分け、それぞれの監督兼キャプテンを柳澤選手、長谷川選手、大河原選手の新人3人が務めます。今日の夕食会場で、石崎監督と4人、片隅でこそこそと“ドラフト会議”をやってました。ええ、それぞれのチームにどの選手が入るかについても、3選手が選んだのです。何しろ、ビリのチームの監督は坊主頭にしなければならないとか。真剣です。目の色変わってます。長谷川選手など、やっと髪が伸びてきたというのに。
最後に本日面白かったこと。午前のトレーニング中、私のところに石さんがつかつかと寄ってきて、いきなり抱きつかれました。何事か、と混乱していたら、パンツの外に出していたジャージの上着の裾を、無理やりパンツの中に入れ始めたのです。そう、石崎さんのあのスタイルにされたのです! せっかくだから、同じスタイルの石さんと並んで2人、主務の拓ちゃんに写真を撮ってもらいました。さすがにフォトギャラには載せませんでしたが。会社のPCの壁紙にでもしよう。
何でも、石崎さんが上着の裾をパンツにたくし込むのは、「ワシがディスコに通っていた頃、セーターでも何でもズボンに入れるのが流行ってたのよ。80年ごろ、カンタベリーハウス・ギリシャ館とかで」とのこと。石さんがディスコ通いしていたっていうのも意外ですが、エイティーズの伝説的なディスコが石さんのジャージスタイルのルーツだったとはこれまた意外。君の瞳に恋してる!

2006年2月17日

更新日:2/17 1:51

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:横井孝佳

すみません、いつの間にかこんな時間に…。日記のアップが遅れて申し訳ございません。

本日鴨池で行われたエスパルス戦。1本目はどうなってしまうのかと思えるほど清水に圧倒されていました。あとで選手たちに聞いたら、「疲れがたまっていて全く動けなかった」とのこと。
しかし、後半にきっちり立て直してくるのはさすがです。後半は山根選手に代わって鈴木達也選手が入り、ディエゴ選手がボランチに入りました。これだけ言うと山根選手が良くなかったようですが、十分役割を果たしていました。後半は、攻撃にアクセントをつけたかったのだと思います。
3、4本目は若手中心のメンバー。こちらは「これまで練習でやってきたことを発揮してくれた」と石崎さん。「点差以上に内容で圧倒してたじゃろ」とも話してくれました。
これでキャンプ中の練習試合は負け無しとなりましたが、選手たちは浮かれることなく冷静です。そのあたりは、本日更新したレイソルカフェの、キャプテン&副キャプテン座談会をご参照ください。

なお、ご心配いただいているリカのケガですが、左膝の裏を後方から蹴られ、傷めてしまったようです。詳しい検査結果は、柏へ帰ってから出るようです。
また、フランサ選手は、昨日の紅白戦で左大腿部内転筋に違和感を感じ、今日のトレーニングマッチを回避しました。こちらも詳しい検査結果は帰柏後になりますが、それほど重症ではないようです。

さて、じつは今日、練習試合終了後に、明日から鴨池で第二次キャンプを張る千葉ロッテマリーンズさんの宿舎へ出向き、熱烈なレイソルサポーターとして知られる小宮山悟投手に挨拶してきました。ホテルのロビーに、当たり前のようにレイソルニット帽を被って現れた小宮山投手。ありがとうございますと礼を述べると、「いや、これはいつもだから。普通に被っていますから」とのことでした。今年はぜひ日立台へお越しください、と申し上げると、「ぜひ行きたいと思います」とお答えいただきました。生粋の柏っ子でありレイソルサポーターでもある小宮山選手、ぜひ今後ともレイソルをよろしくお願い申し上げます。

2006年2月15日

更新日:2/15 22:38

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:横井孝佳

関東地方はぽかぽか陽気のいい空模様だったようですね。こちら鹿児島は終日ぐずついたお天気でした。特に午後練習の時間は、時折激しい雨に襲われ、身体の芯までずぶ濡れになりましたよ。カメラも軽く壊れてしまったし…(たぶん雨がレンズ内に入り込んだだけと思われます。明日までには乾いて直るでしょう)。
フォトギャラでもお知らせしたように、午前中は守備に重点を置いたメニューを、そして午後は攻撃系のメニューをこなしました。石崎監督が「攻撃系の練習に切り換えたら守備がおろそかになった」と言っていましたから、明日の清水戦に備えて攻守の再確認を行った、といったところでしょうか。
午後練習のラストには、紅白戦を行いました。明日には試合が控えていますから、時間はわずか20分間。ピッチには水が浮き、コンディションは最悪でしたが、雨の激しさにも負けない激しい攻防が繰り広げられていました。
ちなみに明日の練習試合は、午後1時から45分を計4本行い、リハビリ組を除く全選手が出場する予定です。現時点で監督の頭にある組み合わせを、全て試すことになると思われます。しょせん練習試合、結果にこだわる必要はないと言っても、勝てば自信につながります。「勝つことは重要。勝ち癖がつくからね」と北嶋選手も言っていました。
明日の清水戦、そして19日のちばぎんカップ、その後もリーグ戦開幕までに練習試合を数試合行う予定です。いよいよチームとして仕上げの時期に差し掛かってきました。
今日は一日雨に濡れて、つらいイメージしか思い出せません。ゆえにおもしろネタは無し。つまんない日記で申し訳ございません。

2006年2月14日

更新日:2/14 21:39

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:横井孝佳

バレンタインデーでございます。あまりにもチョコをもらえないがために、チョコレートそのものが嫌いになってしまった男、横井が鹿児島からお送りいたします。

パッパラーさん、じつはさっきまで、オリンピック観てました。夕食会場で、選手スタッフ数人と石崎監督とで、カーリングを。確かにサッカー漬けの毎日ですが、フリーの時間はサッカーから離れたくなるのも人情。オマケにみんなスポーツ好きですから、結構熱中してテレビに食い入ってましたよ。
それにしても、こうして選手と監督を含む現場スタッフ、そして私などフロントの人間が、お互い歓声を上げながらオリンピックを観るというのも、なんだかいい感じだな、と。チームはいま、すごくいい雰囲気なんですよ。こうして広報日記とフォトギャラぐらいでしかお伝えできないのがもどかしい、出来ることなら皆さんに直接見てほしいと思えるほどに。今日、北嶋選手も言っていました。「間違いなく、Jのクラブの中でも一番キツいレベルのトレーニングをこなしてる。でも練習が楽しいし、誰一人そっぽを向いてる奴もいない。すごくいい雰囲気」なのです。石崎さんのトレーニングは目的がハッキリしていますから、これをやったらチームは強くなるし、自分自身もレベルアップするという手ごたえを感じているのでしょう。
もうひとついい雰囲気のもとは、これほど過酷なトレーニングを積んでいるのに、ケガ人が出ていないことでしょう。別メニュー組はいますが、皆キャンプ前からのキャリーオーバーで、キャンプ期間中に深刻な脱落者は出ていません。これは石崎監督はもちろん、古邊フィジカルコーチ、松原フィジカルコーチ、徳弘アスレチックトレーナー、その他スタッフ陣の仕事のおかげです。古邊さんは甘えを許さず、非常に厳しく指導しており、故意に選手の憎まれ役を買っているのでは、と思えることもあります。しかしそれぐらいしないと、1年間戦えるフィジカルは養えないのでしょう。
実際、今日計測した乳酸値や心拍数など、持久力と体力の指標となるデータは、1月に計測したときより全選手とも向上していました。グラフにすると一目瞭然、見事に上がっています。「すごいですね」と古邊コーチに聞いたら、「松ちゃん(松原コーチ)のおかげだよ」と謙遜していましたが。見事な仕事ぶりです。
その古邊コーチが「これほど走れる男が、今まで3年何をやってたの」といぶかしがるほど、谷澤選手の数値は抜きん出ていました。永井選手に「おいタツヤ、次の職業決まってよかったな。マラソン選手になれよ」と冷やかされてました。誰もが認める才能を持つ谷澤選手なのですから、今季石崎監督以下スタッフの下、覚醒してくれることを期待しています。ちなみに数値が良かった選手は、順に瀬戸選手、ディエゴ選手、小林亮選手。頼もしい限りです。
さて、本日面白かったことは…。フォトギャラにほとんど載せてしまいましたから、ネタはなし。ディエゴ選手の怪しい日本語シリーズに、飛び切り怪しいのが加わって爆笑しましたが、言えません。口が裂けても公式HPには載せられません(笑)。
あと、トレーニング終了後に石さんから「息子から電話がかかってきたんやけど、ワシが走っとる写真が載っとるの?」と聞かれました。やべ…「すみません! 昨日ワゴン車のなかから隠し撮りして、載っけてしまいました!」と正直に謝ったら、「違う違う、4kmじゃなくて、午前と午後の2往復走ってるんだから、 16kmって載せといてよ」とのことでした。いや、確かに、すごいですよね。

2006年2月13日

更新日:2/13 22:55

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:横井孝佳

今回のキャンプは、種蔵女史がフォトグラファー魂を発揮して頑張ったこともあり、フォトギャラのボリュームがすごいことになっています。1日や2日の写真は深海みたいな下層に追いやられていましたから、Windowsならともかく、Macユーザーの皆さんは相当不便に感じておられたのでは。そこでトレーニングの合間の時間を利用して、フォトギャラの体裁を変えてみました。写真一覧に行き着くまでにワンクリック増えてしまいましたが、過去の写真は見やすくなったと思います。いかがでしょうか。

本日行われたロッソ熊本との練習試合は、先日の名古屋戦に出場していないメンバーが中心。昨日、石崎さんは「いろいろな組み合わせを試してみたいんだけど、勝負だからどうせなら勝ちたいんだよな。どうしたもんかな」と悩んでいました。結局、リカルジーニョ選手とフランサ選手が先発。キャンプ当初はずっと別メニューだった彼らが、どこまでやれるか、チームにフィットするか。それを確認するのも今日のポイントのひとつでした。
結果的には、やはりブラジル人同士ということもあって、2人でチャンスを作り出していました。フランサのワンタッチパスにリカが、リカのスルーパスにフランサがそれぞれ反応し、決定機を作り出したシーンも。しかし試合後に監督にうかがうと、「まだまだ見極めが必要」とのことです。
この試合では、各選手が持ち味を発揮し、見応えのあるゲームを展開しました。鈴木将太選手は抜群のスピードを生かして右サイドを何度も突破。石舘選手のドリブルやイマジネーションに富んだパスもよかった。石川選手はフィードやクロスに成長をうかがわせましたし、先制点は大谷選手のスルーパスが起点でした。そして李選手は持ち前のスピードと突破力を生かしてDFラインを切り裂き、2得点をあげました。その他の選手も皆、よくやっていたと思います。
夕食のとき監督に「面白かったです」と言うと、石崎さんは「うーーん」と首をひねり、「キャンプ当初は守備の練習をやっていて、京都戦ではその意識が上手く出たのに、最近攻撃系の練習に切り換えたら守備のほうがおろそかになっている」と。なるほど。でも、両チームとも頑張っていたと思います。「京都戦はよほど面白かったんですね」と答えると、「見たい? じゃ後でビデオ持ってくるよ」とのこと。恐縮です。
一方、練習試合メンバー以外の選手たちは、午前と午後の二部練習をこなしました。こちらのトレーニングは、傍目にも相当ハード。フィジカル、テクニック系のトレーニングがえんえんと続き、選手たちの額からは汗がだらだらと流れ、一つのメニューが終わるたびに皆ピッチに倒れこんで…。うわ、なんか申し訳ない、と見ていて思ってしまうほどでした。
これほど過酷なメニューをこなしたのは、明日のトレーニングが一部練習のみとなったことが影響していると思います。明日は全員の尿、じゃなくて乳酸値を計測することになったのです。午前9時から、4人一組のグループごとに順次乳酸値を計測、その後30分ほどトレーニングというメニューを行っていきます。たぶん、午後2時半には全てのグループが終了するだろうとのこと。明日練習見学を予定されている方はご注意ください。
最後に本日面白かったこと。午後のトレーニング中、ディエゴ選手が突然大声で「ウザイ!!」と絶叫。何のことかと思ったら、松原フィジカルコーチの手拍子がウザイらしいのです。松原コーチもわざとディエゴ選手に向かって手拍子、ディエゴ選手は「ウザイ!!ウザイ!!」を連発してました。もちろん冗談ですよ。両者とも笑顔でした。
もうひとつ。午前のトレーニング前に、主務のタクちゃんと小林祐三選手がガンダム談義に花を咲かせていました。自他共に認めるガンオタの祐三選手は「なんで大黒さんなのかわからない。俺、サッカー界で一番ガンダムを語れる自信がありますよ」とブツブツ。どうやら去年、Zガンダムの映画試写会で当時ガンバの大黒選手らが舞台挨拶したことを差しているよう(バンダイの方、小林祐三をぜひ)。とそこへ、ディエゴ選手が蹴ったボールが! とっさによけるタクちゃんとパンゾー君、「危ないな?」と言いつつ、「でも俺たちニュータイプだから大丈夫(笑)」だそうです。

2006年2月12日

更新日:2/12 21:53

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:横井孝佳

ちょっとひどいんじゃないかと思うんですよ。イヤーブックも無事校了し(ご心配おかけしました。メールなどで励ましてくださった皆様、心から御礼申し上げます。なんとか生きてます!)はるばる鹿児島までやって来たというのに、この非歓迎ムード。「来ちゃったんだ」(北嶋選手)、「種ちゃん帰っちゃうの… (絶句)」(岡山選手)、「2日だけやろ。2日だけなら居ってもええぞ」(石崎監督)。紅一点が帰るからって、そんなに冷たくあしらわなくても。いいじゃないですか、男だけの世界に浸りきりましょうよ、と声を大にするのでした。
まそれは冗談としても(いや本心かも…)、12日間も一緒に生活しているメンバーには既に共同体意識が芽生えていて、後から参加する者が入り込めない空気を感じるのも事実。それを養うのもキャンプの目的のひとつですから、成功と言えるのでしょうけど。チームの団結心と言いますか、選手間の距離が近くなっている雰囲気があり、順調に日々を過ごしてきたことがうかがえます。
今朝羽田を発った私は、午後練習から参加しました。国分運動公園に着き、思い思いにアップする選手たち。石崎監督がホイッスルを鳴らし「集まって!」と号令をかけると、選手・スタッフが監督の下へ駆け足で集まるのです。おぉ、聞いてはいたけど覇気があっていい感じ、と思いつつ後ろから写真を撮りながら歩いていくと、「はーい横井くん腕立て10回ね」と石崎監督。えええ!!! お、俺もですか!? あとでトレーナーの荒川さんが「最後のやつにはスタッフでもペナルティがあるんだよ。ヘタに行くからいけないんだよ」。先に言ってくださいよ…。キーボードを叩くくらいしか使っておらず、すっかり衰えた二の腕に腕立て10回は効きました。
本日午後のトレーニングメニューは、軽いランニング、ボールを使ったアップ、選手が4組に分かれて、2組ずつ対戦形式のボール回し、そして9対9のミニゲーム。ミニゲームでは、ゴールが多少前に置かれていましたが、フィールドの幅は公式戦と同様で、ピッチの幅を目いっぱい使ったワイドな攻守が繰り広げられていました。おぉ、噂には聞いていたけどプレスが効いてる。ボールを持った選手を守備側が複数で囲んでプレッシャーを掛け、奪ったら素早く攻撃。それが繰り返し行われますから、いやが上にもスピーディで目まぐるしい展開になります。この調子でシーズンインすれば、皆さんにかなり面白いフットボールをご覧いただけそう。ぜひご期待を!!
本日面白かったこと。トレーニング終了後、ディエゴ選手から夜のマッサージを依頼された大津トレーナー。快諾した後に、なぜか鼻血が!「大津さんがジエゴとの 2人きりの夜を想像して鼻血出した?!」と周りから囃されてました。ちなみにディエゴ選手は、チームではジエゴと呼ばれてます。普段は笑顔の絶えない陽気なブラジル人ですが、ゲームでは豹変したように目つきが鋭くなるのが印象的でした。
さて、最後に別メニュー組情報をお伝えします。本日別メだったのは、宇野沢選手(右足首を傷めています)、中谷選手(左足首の捻挫)、山下選手(昨季の手術のリハビリ)、そして小林亮選手。小林亮選手は、右足の外側を傷めたようです。「名古屋との練習試合の辺りから違和感があったけど、今朝はすごく痛かった」とのことで、今日のトレーニングは回避しました。早く回復することを願っています。
それでは18日のキャンプ打ち上げまで、私の広報日記にお付き合いください。レッツゴー男だけの世界!!

2006年2月11日

更新日:2/11 21:44

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:種蔵里美

ようやくキャプテンが決定しました!
キャンプに入ってから各選手と面談を行い、グランドやホテルで選手たちの様子を総合的に監督が判断し決定。午後のバーベキューで選手やスタッフに発表がありました。

今季のキャプテンは南雄太選手。副キャプテンは北嶋秀朗選手、中澤聡太選手が務めます。

やる気みなぎる3人が、いいグループワークでチームをフォローして鼓舞し、ときには見守ったり叱ったりして、率いていってくれると思います。キャプテンの大変さを同年代としてずっと身近で見てきて、なおかつレイソルのいいところ、悪いところを的確に分析する目を持っている南選手。中心選手としての自覚も人一倍です。頑張る姿勢でチームを引っ張り、若手選手や後輩の面倒見がいい北嶋選手。昨季は副キャプテンを務めながらシーズン途中でケガをしてしまい、悔しい思いを味わったであろう中澤選手。チームを盛り上げる姿勢はみなさんがよく知っている通りです。

最近、宿泊先とグランドを往復するレイソルバスの一列目には、南・北嶋・永井・加藤の各選手がずらりと揃って座っています。入った瞬間、ちょっと怖いです。そして少し後ろに中澤選手が控えています。バスのなかは広いですから、後ろにはかなりスペースがあるのですが、揃って座っていつも元気で賑やか。笑いが絶えません。おしゃべりも絶えません。そのままチームを引っ張っていっているような、そんな雰囲気が伝わってきます。今日行われたバーベキューでも、選手たちが引き揚げる時間になっても最後まで新人選手やスタッフと残って談笑し、心地よい空間を演出してくれていました。
厳しいJ2リーグではなおさらのこと大事になってくる「チームのまとまり」。いい雰囲気だなぁ、「いいチーム」にしていきたいなと思っておりました。

そして話は飛びますが、バーベキューでは石崎監督が作ったお好み焼きに感動しました。監督が自らチームに料理を振舞うことはあまりないことですし、それにおいしかった。どのクラブでも愛されてきた理由がよくわかります。材料もクラブの遠征スタッフ・横川氏に細く指示を出し、選手たちより一足先に会場に着いて、キャベツもネギも全部自分で切っていたのだとか。「マイヘラじゃないからね。ちょっと違うんじゃけど」と言いつつも、スタッフ・選手からは「手つきがプロっぽい」との声が上がっていました。

今日はミニゲーム対決に子どもたちとのサッカー教室、バーベキューに自由時間、と選手たちにとってはリラックスできる一日となりました。自由時間には、コンビニに行ったりテレビゲーム対決をしたり、ひたすら眠ったり、とそれぞれ思い思いに過ごしていたようです。キャンプも残り1週間。このままの雰囲気で、助け合って乗り切っていきます。

さて、本日でキャンプ期間中に担当させていただく広報日記はこれで最後となりました。明日の午前練習を最後に帰京します。これからチームが出来上がっていくところを見られないのが非常に残念なのですが、明日からは横井広報のキャンプレポートで確認しようと思います。
横井ファンの皆様、お待たせしました。明日からは、フレッシュな視点で横井広報が日記をお届けします。

2006年2月11日

更新日:2/11 0:47

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:種蔵里美

名古屋グランパスエイトを相手に2?1。バスで往復4時間の道のりを無事に制覇し、勝利して戻ってきました。
指宿のグランドには柏からいらして下さったサポーターの方や黄色いタオルマフラーを巻いた方も。非常に嬉しかったです。
相手チームにユース選手がいようとも、若手選手中心であろうとも、主力がいなくとも、勝つのはやっぱりいいことです。
練習のなかの小さなゲームでも罰ゲームがあり、勝つことにこだわる石崎監督のもとでは尚更のことそう思います。
よく「やろうとしていることの方向性を間違えないようにしたい」と選手にも報道陣にも語っている石崎監督。今日までのチームを見て「順調に来ているよ」と言っていました。
明日はリーグ戦チケットの後援会先行発売日。タフでエネルギッシュな新生レイソルが日立台で公式にお披露目されるのは3月4日(土)の開幕戦から。J1復帰に向けて、一緒に歩み始める道のりが、いよいよスタートです。お互いに、準備は万端でいきましょう。

前後半ともに4?4?2のスタイルで戦った今日のレイソル。メンバーを絞ってきましたが、いろんなポジションで選手を試している、まだ見極めの段階です。たとえばディエゴ選手は前半45分を北嶋選手とのツートップ、後半を左ハーフ、ボランチでプレーしました。センターバックやボランチ、サイドバックにしてもいろんな選手、組み合わせを試しています。今日は足に痛みが出て大事をとった大谷選手や鈴木将太選手、別メニュー調整から戻ってきつつあるフランサ、リカルジーニョ、落合の各選手たちなどもいます。キャンプ中の残りの2試合でさらなる見極めが続きそうです。

今日の名古屋戦。レイソルがやりたかったことは、守備の意識はそのままに、ビルドアップの部分でボールを持ったときにどうするか、リズムが悪いときにどうするか、を改善することでした。昨日一日しかトレーニングをしていませんが、FWにくさびを入れての展開、サイドに起点を置いての展開を意識して臨みました。またこれだけ各試合で選手が入れ替わっているなか、どれだけコミュニケーションを密にして戦えるかということもテーマでした。
1得点目は前半44分、中盤でボールを持ったディエゴ選手が左サイドを力強いドリブルで突破し、ゴールライン付近からゴール前で待っていた北嶋選手にパス、北嶋選手のシュートがGKに当たるも跳ね返ったボールに粘り強く対応して決まったもの。この前にも25分、左サイドバックの小林祐三選手からパスを受けた平山選手がクロスを上げ、北嶋選手がヘディングシュートを打つなど、いい展開もありました。
ハーフタイム。石崎監督が「悪くないけれど、サイドでもっと起点を作ろう。もっと早くボールを回そう」と指示を飛ばしました。後半10分、右サイドから展開されて1?1としますが、後半35分、ノリノリの岡山選手がCKをヘディングで決めて2?1としました。
いまは、「失敗してもいいから、プレスに行くことやボールを持ってからの展開で積極的にやってみろ」と監督は選手たちに説いています。そのなかで出た課題を練習のなかでどんどん修正していけばいいということです。あさってからのタクティクス練習で再びその修正が図れていくと思います。

さて名古屋といえば、移籍した玉田選手に会うのを今日は多くの選手たちが楽しみにしていました。出場がなかったため試合後なかなかタイミングが合わなかったのですが、バスの出発前に無事に再会。短い時間のなかで、それぞれ再会を楽しんでいました。

2006年2月 9日

更新日:2/9 22:0

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:種蔵里美

キャンプは9日目を終了、これで折り返しです。
それにしても、一ヶ所で行うキャンプとしては18日間は本当に長く感じます。オフもなく、連日の2部錬できついトレーニングを積んでいる選手たち。だいぶ体が慣れてきたとはいえ、「本当にようやってる」と監督が言うのもわかるくらい、みんながんばっています。「同じような食事、生活リズムで飽きるじゃろうけど、一年間の18日間と思えばな。我々スタッフもタフにならにゃ」と石崎監督。トレーナールームで体のケアを行い、選手たちと身近に接しているトレーナー陣の「心のケア」も効いていると思います。
今日の国分幼稚園園児たちの訪問は、選手たちにとってとてもいい激励&心のリフレッシュになりました。パパらしく子どもたちと遊ぶのが上手な南選手、園児たちを「食べられちゃうぞー」と追いかけて遊んでいた小林亮・鈴木達也コンビ、15名くらいの園児を引き連れてピッチを走り回っていた永井選手、そして園児たちに「遊ぼー」と追いかけられていた宮本主務などなど、それぞれ本当に楽しそうでした。あ、でも一番嬉しそうだったのは、率先して園児たちと触れあい、お別れの挨拶では園児2名からほっぺにキスされていた岡山選手かな。関西弁で「どーしよう、嬉しい」と連発、しばらくメロメロでした。

さて明日にはもう次の練習試合、名古屋戦が指宿で行われます(試合メンバー外選手たちは午前、午後ともに国分運動公園でトレーニング。別メニューの山下選手、中谷選手、宇野沢選手も国分組となります)。
本日の午後は、明日の名古屋戦を見据えながら、タクティクスの練習を積みました。フィジカルを整えるために別メニューだったフランサ、リカルジーニョ、昨季の足首のケガから復帰してきた落合選手がタクティクス練習初参加となりました。
前回の愛媛戦の課題とは何か。石崎監督は、「守備の意識はだいぶ出てきた。でもボールを奪ってからの展開が課題。引いて守られていたのもあるが、展開できないところに逆にプレスをかけられるシーンも目立った」と分析していました。
今日はまずはボール回しから、ボールを受けた際の自身の体の向きやタイミング、味方のサポートなどを考慮してトレーニングを開始しました。練習のなかで、多くのみなさんが目にしたことがあるこのボール回し。選手何人かが円になってボールを回し、中で一人か二人の選手がそのボールを追うゲームなのですが(鳥かごとも言われますよね)、「集中してやれば、ボールコントロールが本当に上手くなる」と。狭いスペースのなかでプレッシャーを受けながら、いかにいい方向へ、スペースがあるところへボールを展開していくかをイメージしながら進めます。
6対6、8対8のゲーム形式では、いままで積んできた守備の意識はそのままに、奪ってから素早く前へ、前線までのボールの回し方を意識しました。ポスト役となる選手を置き、くさびから展開してシュートまで。北嶋選手が引き続き好調をキープしています。全体としてもシュート数を昨季よりも大幅にアップさせたい意向ですので、明日も積極的にシュートを打っていく姿勢が求められます。
指宿まではバスで2時間。こういった移動にも慣れてタフになるのが狙いです。明日もいいご報告がみなさんに出来ますように。

2006年2月 9日

更新日:2/9 0:44

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:種蔵里美

多くの課題が見つかったキャンプ8日目、愛媛FCとの練習試合でした。対戦相手、疲労度、コンビネーション、と状況は異なれど、4日に行われた京都戦と比べると、素晴らしい内容での勝利とはなりませんでした。
本日2得点を挙げた北嶋選手は「勝てたことはいいこと。こうしたところから勝ち癖をつけていきたい」と試合後にコメントしました。

午前中のミーティングでは、前回の京都パープルサンガ戦を編集したビデオを見ながら、良かった点、悪かった点について確認しました。「やってきたことを出してくれた。この3日間で精度を上げてきたわけだし、45分しかないんだから積極的にいこう」。
今日もシステムは4?4?2。途中で雪が舞い、顔が痛くなるほどの冷たい風が吹くなか、45分を2本行いました。サイドの左右やボランチの位置など、前回とは異なる組み合わせやポジションが試されています。各選手ともに、試合終了後にはシュート練習やストレッチなどを約1時間弱行いました。
試合後、石崎監督はこう振り返りました。
「いろんな選手を新しいポジションでやらせたりしている段階。京都戦のほうが積極性はあったけど、チームとしての成熟度はまだまだ。トレーニングもかなりハードにしてるしね。ミスをしてもいいからチャレンジして、と選手たちには言っている。それで、矛盾するようだけれども、何をしてもどういうゲームでも勝たにゃいけんと。毎日かなりきついトレーニングだけど、選手たちはようやってる。北嶋なんかも、きつくても積極的にやってるし、それに若いのがついていく」。
今日の出来に危機感を募らせていた選手たち。4日の京都戦と今日の45分間を経て、10日に指宿で行われる名古屋戦ではある程度メンバーを絞って挑むこととなります。どんなメンバーでどのような戦いとなるのか、注目です。

最後になりましたが本日、大河原選手がチームに合流しました。同部屋の藏川選手は「広々と使えなくなっちゃうよー」とちょっとぼやいていましたが、大河原選手はお昼頃ホテルに到着。午後からは、本日の試合を体調不良により回避した石川選手と汗を流しました。これでキャンプのメンバーがすべて揃ったレイソル。今日の試合に出場しなかった石川選手も「明日から頑張ります!」と気合十分。ポジション争いが本格的にスタートです。

2006年2月 8日

更新日:2/8 0:42

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:種蔵里美

「4日に行われた練習試合(京都戦)を見させていただきました。まずひとつに背番号30、石舘くんのシュートは素晴らしかった。加えてチームとしてのリスタートの早さ。相手や審判に言いたいこともあったでしょう。それでも、とにかくリスタートが早かった。変わってきた。そう感じましたし、それはレフェリーにとっても嬉しいことです」

今年で4年目となるJリーグルール講習会の冒頭で、Jリーグからいただいた言葉です。4日の京都戦。素早いプレスもシンプルな攻撃も見られたけれど、このリスタートに関しても「そうなんだよ、これだよ」と宮本主務がうなるくらいの、素早い展開を見せていました。何かあるごとに異議を唱えていても仕方がない。必要のないところで時間をかけても、意味がありません。我々はゴールを目指すのですから、フェアに前へ前へ進みたいと思います。
午後7時から行われたこのルール講習会では、試合中のあらゆるシーンを見ながら、オフサイドやフィジカルコンタクト、シミュレーションに関する確認を行っていきました。
スピーディな、フェアな、そしてタフなプレー(簡単に倒れずゴールを目指す)をしてもらいたい、と3つの点に関してお願いがありました。どれも今季のレイソルのテーマにぴったり当てはまります。皆さんもぜひ同じ共通認識のもと、ともに戦いましょう。

早いもので、キャンプも7日目を迎えました。選手・スタッフに配られた3ページのキャンプ予定表も、2ページ目に突入です。
今日はホテルのなかでもごうごうという風が吹く音が聞こえるくらい(いまでも)、風の強い一日となりました。午前中はボールを使ったフィジカルメニューを、午後はタクティクスの練習を行いました。ピッチ縦半分を使用し、6対6から始まって、攻撃8対守備6、そして最後には守備陣だけGKを入れた8対8でゲーム形式を繰り返しました。
明日行われる愛媛FCとの練習試合には、4日の京都戦同様、前後半と選手が入れ替わり、全選手が出場する予定です。午前中には、先日の京都戦をまとめたビデオを見ながら、リハビリ組を含めた全体でのミーティングが行われます。まだ練習試合2試合目。先日見せた素早いプレス、ボールを奪う意識はそのままに、それぞれがポジション争いに勝つために各々の特長を見せます。

帰りのバスのなか、今年選手会長を務める大谷秀和選手と、選手会主催の福祉活動についての話になりました。流山出身、レイソル10年目。21歳と若くてもクラブのことを常に真摯に考えています。「J2で注目度も減るし、お客さんも減っちゃうかもしれないから、いろいろやりたいんだよね。なんか始めたいよね」。
ホームタウンエリア8市の児童福祉課に年間シートを寄贈したり、義援金や寄付金を贈るなどのほかに、何かないかなぁと。まずは中澤副会長と予算の打ち合わせをするのが先なようですけれども。キャンプから帰ると開幕まで2週間。時間がないなかですが、試合観戦の機会が増えるようなことを、新たに始めることになりそうです。準備が整い次第、みなさんにお知らせします。

2006年2月 7日

更新日:2/7 1:24

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:種蔵里美

中澤選手のチームを盛り上げる大きな声が響き渡る国分運動公園。18日間と長いキャンプ。めげそうになって元気がなくなりそうな雰囲気も自ら払拭する、チームにとって欠かせない掛け声です。
今日は風が吹かなければ生暖かい空気に包まれるという不思議なお天気の一日でした。午前中は冷たくて強い風が吹き、逆に午後は雨が止むと一気に暖かくなって春のようでした。日々の気温の変化に加えてホテル内は乾燥しますから、油断すると一気に風邪をひきそうです。濡らしたタオルを部屋のなかにぶらさげたり、マスクをして寝たり、湯船にお湯をはったり。選手たちはそれぞれの方法で体調管理に気を遣っています。
今日も午前中はフィジカル、午後はタクティクスの練習を行いました。一部の選手たちは、実は現在3部練習を行っています。夕食のあとにホテル内で筋トレを実施。昨季に膝を痛めた北嶋選手も、膝周りと下半身を中心に筋力を強化しています。筋肉に負荷もかかっているため、今日のランニングはかなりきつそうでした。それでもきちんと、設定タイム通りにこなしていましたが。あさってから練習試合が立て続けに入ってくるスケジュールから、今日が「フィジカル的にピークだと思う」とコメントしている選手もいました。そんな様子を見てか、「じゃんけんで勝ったら1本(ランニングメニューは全部で6本)減らしちゃる」と石崎監督が提案を。気合を入れて挑んだ中澤選手、巌選手が見事勝利し、いずれの組もランニングは5本に減りました。
午後からのタクティクス練習では、縦の幅を狭くしたコートでボールキープ、紅白戦が行われました。まずは縦の幅が全体の1/3のコートで10対10を、続いて縦が全体の2/3のピッチでGKを入れた11対11の紅白戦を実施しました。これまでの練習では横幅も狭く設定されていたのですが、今日は横幅は従来のピッチの幅。「横幅があるんだからワイドに展開しよう」と選手間で声が飛び交っていました。全体をコンパクトに保つなかで守る、という明確な狙いが見えました。

夜、トレーナールームに顔を出すと、高コーチの姿を発見。ちょうど巌選手が治療を受けていたのですが、その脇にある小さなイスに座ってなにやらお話をしていました。選手たちが自然と集まってくるレイソルのトレーナールームですが、この自然体のコミュニケーションがいい雰囲気を醸し出しています。選手たちがピッチ上で楽しそうに個々を表現しているのは、監督はもちろんのこと、コーチ陣、スタッフの力がおおいに働いていると思います。

2006年2月 6日

更新日:2/6 0:35

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:種蔵里美

俊太、シューシャ、聡太、ソウザ(ディエゴ)、将太…と似た名前が多い今年のレイソル。さらには同じ名前も多数。達也も二人、鈴木も二人、亮も二人、小林も二人。また今まで「イシ」と呼ばれていた石川選手も、今年は石舘選手に加えて監督も「イシ」なため、名称変更を余儀なくされそうです。ゲーム中や練習中にこまめに選手の名前を呼んでアドバイスを送る石崎監督ですが、こう同じ名前ばかりだと、さすがにこんがらがってしまうもの。今日は咄嗟に「シュータ!!」と。選手同士でも、鬼ごっこの際に「聡太!!」と誰かが呼んだ声に、ディエゴ選手が反応してビクッとしていました。
(ちなみに本日のゲームで得点を挙げた「鈴木」選手は鈴木達也選手です。)

さてキャンプは5日目を迎えました。昨日が45分間のプレーだけだったこともあり、3日前と同じフィジカルメニューをこなしていても、全体的に身体が軽い印象を受けました。このメニューに身体が慣れてきたというのもあるかもしれません。タイムを設定して670メートルを走るランニングでも、タイム内に全選手がおさまりました。長丁場であるJ2リーグに加えて石崎サッカーでは相当な運動量が求められますから、フィジカル強化は重要なテーマです。
午後からは、再び守備戦術のトレーニングを行いました。6対6から始まって8対8、最後にはGKを入れた11対11を狭いコートで実施しました。プレスをかけて守ることは、相手にシュートを打たれないようにするだけではなく、パスを出させないだけではなく、ボールを奪うこと。今日は時折ボールを止めながら、一人一人に対して身体の向き、動き方について戦術を徹底させていました。
U?19日本代表遠征参加のため、チームを離れていた柳澤隼選手も本日、鹿児島入りしました。1月中旬にカタールに出掛けていったため、今季のチームが始動してからは初めての合流となりました。新人選手でもある柳澤選手。練習前のミーティングでは「柳澤隼です。よろしくお願いします」と挨拶していました。一昨日、日本に戻ったばかりでまだ少し時差ボケが残っているよう。「新人だけれど、一年目から自分の存在をしっかりアピールすること」という目標に向かって、のびのびとプレーしてほしいものです。

2006年2月 4日

更新日:2/4 22:2

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:種蔵里美

新生レイソルで、初の練習試合を行いました。
初のゲームで心なしか緊張しながら、午前11時15分にホテルを出発。1時間ほどバスに揺られ、さつま町インターナショナルゴルフリゾート京セラに到着しました。
京都パープルサンガを相手に45分を2本。1本目と2本目で選手が入れ替わり、別メニューで調整する選手、サブのGKをのぞく全選手が出場しました。(メンバーはトップページのお知らせをご確認ください)
今日のシステムは4?4?2。「各自の持ち味を出そう」、「プレス、カバー、守備の同時性を」、そして「どんなゲームであろうと勝たなくてはいけない。フェアに、激しく、勝つことを忘れずに」と送り出された選手たち。前後半ともに、相手へのプレス、速い攻守の切り替えを意識したプレーが見られました。
京都にとってもレイソルにとってもこれが初めての練習試合。レイソルにとってはまず、守備面でやりたいことが明確化し、個々の選手たちがそれぞれかたちにすることが出来たのが収穫です。

試合終了後、石崎監督に今日の感触を聞いてみました。
「結果はまぁ練習試合だからなんともいえないけれど、この2日間でトレーニングした守備の部分で、やろうとしていることが選手たちの態度で見えた。攻撃に関しては具体的なトレーニングはまだだが、今日は選手たちが持っているパフォーマンスでやってくれた。いい位置でボールを取れたことが1点目にもつながったし、攻守の切り替えが上手くいった証拠でもある。キャンプの目的はフィジカルと守備の構築。今日はそれぞれの選手たちが持ち味を出してくれた。まだまだ競争の段階。方向性を間違えずにやっていきたい」。

Jリーグ新人研修に参加し、今日がキャンプ初日となった石舘選手と長谷川選手。長谷川選手は「今日は全然だめだった。明日がんばります」と言ってバスに乗り込みましたが、身体の強さやボールタッチの柔らかさ、巧さなど、持ち味を見せてくれていました。そして石舘選手!全体の守備練習に参加しておらず、「全体で見ればやらなきゃいけないことはまだある」と石崎監督は語っていましたが、ペナルティエリアの左外からのミドルシュート(20メートルくらい)は見事でした。途中ゴールポスト右に当たりながら、きれいにゴールに吸い込まれていきまして。スローモーションを見ているみたいでした。左足のテクニックには本人も自信を持っていますからね。このキャンプ、いいスタートを切れたと思います。
今日は各選手ともに45分のプレーで終了。明日からは再びフィジカル&タクティクスの練習です。次の練習試合に向け、石崎監督は今頃、今日の練習試合のビデオをチェックして編集している頃だと思います。

2006年2月 4日

更新日:2/4 0:17

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:種蔵里美

キャンプ中はデスクワークがあまりないのですが、イヤーブックの原稿確認やら文書作成をしていたら、いつの間にかこんな時間です。
イヤーブックの原稿は続々と仕上がってきていまして、インタビューに関しては、本日インタビューを受けた各選手たちにも確認をしてもらいました。あとは写真ですね。現在、飯村オフィシャルカメラマンが新加入選手たちの名鑑用の写真、そして巻頭グラビア用の写真を鹿児島でひたすら撮影してくれています。明日の練習試合が最後のチャンス。少しでもいい写真が掲載できますように。

さて、キャンプは3日目を迎えました。明日には、今シーズン初めての練習試合が京都パープルサンガを相手に行われます。
ところで皆さん、集中とは?と聞かれたら、何と答えますか?2004年シーズンに清水で石崎監督と一緒だった北嶋選手は、こう答えました。「常に考え続けること」。石崎サッカーにおいては、味方が何をすべきか、相手が何を考えて次プレーしてくるか、を常に考え動き続けることが「集中すること」。攻守の切り替えが速く、連動して動いていくなかでは非常に重要なことです。
まだまだ個々に戦術を浸透させている段階。ここ数週間はいろいろなシステムを試しながら進んでいきます。今日の午後は、8対8の戦術練習から始まり、最後にGKを入れた10対10での紅白戦を25分間行いました。「いい選手になるんじゃない、こりゃ」と紅白戦を見学していたスタッフがつぶやいたディエゴ選手が溌剌とした動きを披露してくれました。今日は2列目でプレー。積極的にボールを追い、紅白戦終了後には、同じく2列目でプレーした平山選手と入念に動きの確認を行っていました。明るい性格と若さ、そして2ヶ月ばかり神戸に在籍した経験も手伝ってか、とにかくチームに入り込もう、馴染もうという気持ちが伝わってきます。

ボールを奪う守備戦術を浸透させる一方、フィジカル強化も着々と行っています。休みがないJ2リーグ。走りこみができるのは今しかありません。「今しかできないことを今やっているんだからな。身体は疲れとるかもしれんが、精神に疲れはない。朝起きたら常に新鮮な気持ちで」と石崎監督も選手たちに語り掛けました。
今日の夜からは、監督と選手個々の面談も始まりました。それぞれの選手たちと話をして、そのなかでキャンプ中には新キャプテンが決まりそうです。
ちなみに「集中とは?」のほかに、「愛とは?」にも、石さん特有の答えがあるようです。なんだろう・・・今度聞いておきますね。とここまで書いていたら震度3の地震が。薩摩町で震度3だそうで、かなり揺れました。

2006年2月 3日

更新日:2/3 0:0

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:種蔵里美

キャンプ2日目です。昨日、「明日から寒くなるようです」と書いたのですが、時折強い日差しがピッチを照りつけ、暖かい一日となりました。あさってからは本格的に寒くなるようですね。
「選手たちが、キャンプ2日目とは思えない疲労度」とは朝一番の宮本主務の言葉です。でも、お天気に誘われてか、身体が悲鳴を上げていても選手たちの表情は明るく、チームは元気な雰囲気に包まれています。
午前中には「いままでで一番きつかった…」というランニングが行われました。660メートルをタイム通りに走るこのメニュー。2分15秒以内に走る組と2分25秒の組とにわかれたのですが、どちらの組も、最初は集団で走っていても、回数が増えるにつれて選手間に差が出てきます。ダントツで速かったのは、今年も小林亮選手。最後の回は2分5秒で滑り込んだそうで、「化け物だよ」と一緒に走った選手たちに言わせしめていました。2分15秒組では、亮選手に追いつかなくとも、途中まで先頭を走っていた谷澤選手が印象に残りました。「広報と代わりたい…」と言ってくる選手が出るほど、苦しそうな午前中でした。

午後からはタクティクス中心の練習を。昨晩のミーティングで、ビデオを見せながら監督が伝えた守備戦術を実際にピッチ上で表現していきました。6対6のミニゲーム形式でも、オフェンス、ディフェンス、サイドとポジションが割り振られ、それぞれのポジションでプレスをかけ、ボールを奪い、攻撃につなげていました。
右サイドでプレーした鈴木将太選手も守備、攻撃ともに好調ぶりをアピール。大宮アルディージャ時代に当時J2だった、石崎監督率いる川崎フロンターレと対戦し、強い印象を監督に残していた将太選手。新加入組としては新人選手をのぞくと最年少で、ピッチ外ではまだ少し遠慮気味でしょうか。ピッチ上では大いに暴れてほしいですね。
それにしても、監督が自ら公言してはばからない「楽しい」練習は、見ていても楽しい。全員で手をつないでリフティングをしたり、罰ゲームがあったり、機転を利かせないとついていけない鬼ごっこがあったり。ミニゲームの最中にも、「縦を切っていけ!!」「ナイス!!」「バーモス!!」とひっきりなしに声がかかり、選手たちもそれに乗せられるかのようにプレーに集中していく様子が見えます。

2006年2月 2日

更新日:2/2 0:37

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:種蔵里美

アップが遅れてすみません。
鹿児島の地に、イヤーブックの編集でまだ眠眠打破が手放せないであろう横井広報を一人置き去りにして、やってきました。横井さん、先に島豚を食べてごめんなさい。
Jリーグ新人研修に参加している石舘・大河原・桐畑・長谷川各選手たち(4日から合流)、カタール国際大会決勝に進んだU-19日本代表・柳澤選手(5日から合流)、そして病院でのリハビリを頑張る近藤選手を除いた選手27名とスタッフ16名、総勢43名で鹿児島入りしました。
18日間という長い合宿がいよいよスタートです。この間予定されているオフは11日の午後のみ。「いろいろなストレスもあるかもしれんが、みんなで励ましあっていこうな」と夜のミーティングで石崎監督も口にしていました。
そのミーティングでは、開幕までの1ヶ月のスケジュールが事細かに、そして監督の目指すサッカーがビデオを交えながら説明されました。
3月4日の開幕戦で勝利をおさめるために、この1ヶ月間はチャレンジ&見極めの連続となります。J1復帰後も見据えたレベルの高いサッカーを追及し、しっかりとした土台をつくっていきます。
この1ヶ月間で予定されている練習試合は、ちばぎんを含めると8試合。その第一戦目となる4日の京都戦には、全選手が出場予定です。ポジション争いで有利になるために、選手たちは全力で力を発揮する必要があります。またチームとしては、その京都戦で組織としてやりたいことがどれだけ出せるか、この2日間で練習を積んでいかなければなりません。
監督が目指すサッカーは練習を見ていても非常に明らかです。高い位置でボールを「奪い」、素早くシュートに持っていく。プレスをかけ、選手たちが連動性をもって動いていく。この戦術を理解しつつ、なおかつ個人のプレーを発揮できる選手が試合出場のチャンスを掴むのでしょう。
本日の練習の最後に行われた10対10の紅白戦(コートは通常の4分の1の大きさ)では、軽いケガ人(平山選手が接触して額に軽い傷を。額をぐるぐる巻きにされ、本人いわく「イケメンが台無し」状態でした)が出るほどの白熱した戦いが見られました。
印象的だったのは、どの練習でも監督が選手たちに考える機会を与えていたこと。戦術を考えるのは監督でも、実際にピッチでそれを表現するのは選手たち。練習のなかで多くのヒントを与えつつ、考える種をあらゆるところで選手たちに蒔いています。

今日は日中13℃と暖かかった鹿児島も、明日からは少し寒くなるようです。こちらに練習見学にいらっしゃる予定のある方は、油断することなく防寒着をもっていらしてください。着いたら、ぜひお声がけくださいね。

2006年2月 1日

更新日:2/1 0:0

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:横井孝佳

本日はキャンプイン前の最後の休日。チームネタがありません。チームネタを読みたい方は、恐れ入りますが読み飛ばしてください。

29 日に開催したサポーターズカンファレンスについて、好意的な反応をいただくことが多く、ホッとしております。レイソルが本気で変わろうとしていることが、皆さんに伝わったとしたら何よりです。しかしここで気は抜けません。これまでも、スローガンを立てては行き詰ってきた過去があります。実行するのが一番大事、立ち止まることは許されません。
それにしても、議事録打ち込むのは難儀でした…。前回のカンファレンス議事録を即日アップしたら、Jリーグから「驚異的早さ」と驚かれ、後に引けなくなったという事情もあります。しかし何より、一刻も早く議事録を公開することこそが皆さんへの誠意と考え、種蔵広報と二人、その責任感を支えに眠気と戦いましたです。
そうそう、今日、ふれあいフェスタで撮影した「レイソル史上最大の集合写真」が上がってきました。なかなかのできばえですよ。見開きで載せたら、顔が判別できるかどうか微妙ですが…。イヤーブックをお楽しみにお待ちください。

最近、会う人ごとに「疲れてますね」と言われます。早くキャンプに行きたいな…。キャンプ中はデスクワークもないし、気分転換できるんですよね。でも石崎さんから「来なくてええよぉ、種ちゃんがずっとおりゃあええよ」と真顔で言われたからなぁ…。どっちにしても、鹿児島へ行く前にイヤーブックを終わらせなければならないのですが。
カンファレンスの準備で忙殺されてきましたが、これで本腰を入れてイヤーブックに取り掛かれます……って、入稿まで10日切ってる!!!! ああ、まだまだ眠れない日々が続きます…。とりあえず、明日からの広報日記は種蔵広報が鹿児島からお届けします。