2009年2月28日

必勝祈願

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担当:大重正人

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今日の朝は必勝祈願から。J開幕までちょうど1週間、この季節の恒例行事です。朝10時に、選手、スタッフ、フロントスタッフが日立台稲荷に集合。神前に整列し、礼を繰り返し、手を合わせ、チームの飛躍を祈る大切な儀式です。大谷キャプテンからは「勝ち点55が獲れますように」の言葉。選手たちが自ら決めた目標へ、気持ちを新たに、この1年をこのメンバーで戦っていくんだという気持ちをひとつにします。

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来週の開幕戦を前に、最後のトレーニングマッチが14時から行われました。チームミーティングを終えた選手たちが、なにやら玄関のテレビをいじっています。何かと思えば「ゼロックススーパーカップ」でした。J1王者の鹿島と天皇杯王者のガンバが争うカップ戦。昨日のJリーグキックオフカンファレンスでも、この大会と参加する2チームをフィーチャーするイベントがありました。

「あの試合に勝ってたら、マスコミの注目を集めて、そして国立の大舞台でまた戦えたんだなあ」と、ふと思いがよぎります。限りなく大きな、あと一歩。でも自分たちは、そのチャンスを掴めるか、という舞台には到達したのです。これは自信をもっていいと思うし、でも悔しさは忘れてはいけない。今年1年、またあんな痺れる試合に臨むため、選手たちは日々精進しています。

今日のソニー仙台戦。高橋監督がベースとするプレッシング、前線からのボールを奪い取る守備は実践できていました。ミノル&チュンソンコンビがディフェンスでも激しく動いて相手にプレッシャーを与え、波状攻撃につなげるプレー。攻撃のホットラインも利いていました。李選手のヘディングは菅沼選手の突破&クロスから。菅沼選手のゴールは李選手との鮮やかなワンツーパスから。お互いのゴールをお互いがアシスト。今年もゴールゲットを期待して良さそうです!

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さらに、動きが目立っていたのは北嶋秀朗選手でした。「今日はキタジさんがトップだったので、やっぱりポストプレーがうまいし、ボールを受けてくれるので、キタジさんを活かすようなサッカーができたと思います」と石川選手。高橋監督や竹本強化本部長からも「キタジは良かったよ」とすぐに名前が挙がりました。その北嶋選手は「調子のバロメータは、ポストに入った時のトラップだったりするんですけど、今年はそれがいい感じです。今年は新しいチームになって、競争もあるし、湧き上がるような気持ちがあります」ととても前向きな言葉が聞かれました。

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そして最後は、このルーキー。
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比嘉厚平選手が、ついに実戦復帰しました。ユースながらトップ登録された矢先の昨年1月、飛び級で参加したU-19アジア選手権で両ひざを負傷。ここから手術やリハビリを乗り越えて、ついに対外試合に出場するまでに回復しました。「いきなり30分はキツかったです。でも足の方は問題ないし、ゲーム感覚も1年休んでいた割には、想像してたより良かったです」。右サイドで持ち味である果敢なドリブルを試み、ゴール前では左足での決定的シュートも。惜しくもキーパーがブロック。それでもこの日一番の拍手が彼に送られました。

試合後スパイクをクリーニングしているところに、「おおッ!」と威勢のいい声で駆け寄ってきたのは、吉田達磨U-15監督と井上敬太GKコーチでした。吉田監督は、昨年までU-18を率い、比嘉選手とは6年の師弟関係が続いています。言葉はほとんどなく、がっちりと抱擁するだけでしたが、吉田監督のあんなに嬉しそうな顔、見ているこっちも嬉しくなるし、心から写真に収めたかった感動的なシーンでした。井上コーチは「涙が出そうだったよ」と教え子をねぎらいました。普段は明るさが長所の比嘉選手も「ずっと見ててくれた人ですから」と神妙な表情。言葉はなくとも、深い信頼関係を築き上げてきたことがすぐにわかりました。今日一緒にプレーしたユース出身仲間も感じるものがあったはずです。もちろん、比嘉選手の本領発揮はまだまだこれから。とにかく無事に、そして温かく、その成長を見守っていきましょう。

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2009年2月28日

Jリーグキックオフカンファレンス

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担当:石本瑞奈

ちょうど一週間前の日記で、「今日はかなり寒いです」と書いたのですが、それを上回るような一日でした。

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朝、グラウンドに出ると、みぞれから雪に変わっていくところで、あまりの寒さにポポ選手は完全防備。他にも同様の姿をしている選手がいましたが、それでも練習自体は熱気があり、グラウンドには元気な声が響いていました。

そして昨日の日記にも最後に触れましたが、午後からは毎年恒例のJリーグによるキックオフカンファレンスがありました。J36クラブが勢ぞろいするイベントで、3部構成になっています。1部は記者発表、2部はマスコミ取材対応、3部はスポンサーの方々とのレセプションパーティーとなっています。さらに監督はキックオフカンファレンス直前に監督会議があります。今年は高橋真一郎監督と李忠成選手が出席。午後1時には都内の会場に到着し、そこから夜7時までの長丁場でした。

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第1部の記者発表の様子です。監督、選手がそれぞれ分かれて舞台に上がりました。

第2部はクラブごとにブースを作ってそこでマスコミの取材を受けました。これも毎年のことですが、開幕戦の対戦カードのチームが隣合わせにブースを作ることになっています。

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今年のレイソルのお隣は川崎フロンターレ。こちらは鄭大世(ちょん・てせ)選手が来ていたので、ストライカー対決となりました。

李選手が「大世選手の去年の14ゴールを越えたいです」と意気込みを語れば、鄭大世選手は「開幕戦は2人ともゴールをあげて、ケガなく終わりたいです」とのコメント。さらに「李選手はJリーグでは自分より2年先輩ですから」と言われ、年齢は2つ下になる李選手が恐縮する一幕も。冗談半分のやりとりだとは思うのですが、その様子は、先輩にとても気を遣う李選手らしかったです。

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このカードはマスコミも注目とあって、「スーパーサッカー」からは2人いっぺんに取材を受けていました。

そして、李選手はなつかしい人たちと再会。

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まずは石崎監督。お世話になった恩師に「点を取るんだよ」と激励を受けた李選手。

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お次は北京五輪代表の反町監督に挨拶。北京でともに戦った指揮官は嬉しそうに「頑張れよ」と言葉をかけていました。

その後、第3部のレセプション会場でもこのお二人にきちんと挨拶をしてから帰った李選手。大勢の人に囲まれ慌しい中で、一度挨拶した人にはつい声をかけそびれることがあってもおかしくないと思うのですが、本当に礼儀正しいです。

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そして、高橋監督はスーパーサッカーの加藤未央さんと写真に納まってご機嫌。

川崎の応援番組からも取材を受けていましたが、終始にこやかな受け答えでした。

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たくさんの取材を受けていた高橋監督ですが、私が一番印象に残ったのは「天皇杯の決勝までいったことで、選手がみんな、ああいう場所でもう一度戦いたいという思いが強い」とおっしゃったことです。あの時は残念ながら勝てませんでしたが、あの場所に立てたことが、チームにとってとてもいいモチベーションになっています。

プレスカンファレンスが終わると、いよいよ開幕までカウントダウン。明日はソニー仙台との練習試合があり、その後はチームで練習を重ねて3月7日の川崎戦に備えます。

2009年2月26日

2009柏レイソルキックオフパーティー

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担当:河原 正明
あっというまの一日でした。

今日は午前中に選手たちが練習をしているのを横目に、市内へ企画部の熊谷とポスター配布に。今年も柏市商店会連合会の各商店会でポスターを掲出していただくことになりました。帰社後慌しく準備をし、再出発・・・。本日は午後三時よりザ・クレストホテル柏にてクラブ主催の毎年恒例の「キックオフパーティー」を開催したのでした。このキックオフパーティーとは選手・スタッフが全員参加し、レイソルに係わるクラブスポンサーや地元協力者さまや関係者さまとの絆を深めるために、毎年シーズン前に開催する集いです。

我々広報担当ほか、事前に準備する部隊が先発する中、大重広報は遅れての会場入り。理由は・・・オフィシャルスーツサプライヤーである株式会社 佐田様の2009年版宣伝ポスターの撮影に立ち会っていたのです。

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オフショットをご紹介すると、今年のモデルは菅沼、李、そして菅野の3選手。少々緊張気味?いやいや凛々しい顔つきです。今年は黒を基調とした色使いのモデルです。もちろん今日のパーティーは佐田様ご提供のNEWスーツで選手は登場、初披露です。
なお、今日撮影した写真はポスターなどいろいろな場面で皆様もお目にすることがあると思いますが、出来上がりまでしばし楽しみにお待ちください。


さて、話をパーティー会場に戻します。既に受付開始からあふれんばかりの人人人・・・。午後三時、今年の新体制発表会・サポーターズカンファレンスでも司会を務めていただいた桑原 学さんの進行で、定刻通りにパーティーはスタート。

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高橋監督・参加全選手・スタッフが壇上に登り紹介されたのちに河西社長、本多柏市長など来賓の方からの挨拶をいただきました。乾杯のあとは懇親タイム。

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高橋監督はこちらはHUB柏西口店さんと談笑を。「全選手からサイン貰います」このサイン入りフラッグもお店に飾られるのでしょうか?

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杉山・小林の静学先輩・後輩コンビはこの表情。パーティー楽しんでますか??・・・浩太の目は何を訴えているのでしょう?

パーティーの中盤では、先日のちばぎんカップのダイジェスト模様も放映し、3回あった得点シーンや菅野選手の好セーブシーンでは、会場の皆さんから大きな拍手が起こっていました。

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高橋監督も壇上、開幕を目前にし「不安もあるが楽しみもある。ポジティブにいきたい。」と話し、また今年の目標は「勝ち点55に再チャレンジする。そして(天皇杯決勝のような)ファイナルの舞台に立ち、今度はタイトルを取りたい。」と力強い言葉も飛び出しました。

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大谷キャプテンの挨拶に引き続き、最後は、ポスター掲出にご協力いただいた畔高(あぜたか)柏市商店会連合会会長さまに、昨年に引き続き中締めのご挨拶をいただき、三本締めで閉会となりました。

会場では多くのご来場いただきましたお客様方より「今季も昨年以上に期待し、応援します」との言葉を沢山お聞きしました。クラブをご支援いただいている方の力添えがあって、柏レイソルが活動出来ていると、改めて感じました。多くのご来場とご厚情ありがとうございました。

もうすぐそこまで開幕の足音が聞こえてきています。明日は、開幕前恒例のJリーグのキックオフカンファレンスが都内で開催されます。J36クラブが勢揃いするイベントです。広報部隊は明日も都内に出撃、皆様にその模様をお知らせしたいと思います。では。

2009年2月25日

筑波大学戦

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担当:大重正人

心配された雨もさほどでもなく、曇り空のなか筑波大学とのトレーニングマッチが行われました。45分×2本+30分、スコアはお知らせの通り、6?0の快勝でした。序盤から高い位置でボールを奪い、ボールを自分たちがキープするポゼッションの時間も長く、終始主導権を握った試合でした。今日目立ったのはサイドアタック!

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特に右サイドの太田選手と村上選手がどんどん前のスペースに飛び出します。ここに北嶋選手がうまく絡んで、サイドを崩してからクロスを連発。ここから山根選手や大津選手のゴールが生まれ、また左サイドからのクロスに飛び込んだ太田選手がゴールゲット、村上選手もフリーキックのこぼれ球に詰めてゴール。また、左サイドから上がった藏川選手のラストパスを北嶋選手が決めるなど、「今日はサイドからばっかりだったね」を高橋監督が笑みを浮かべたとおり、5点がサイドを起点に生まれました。

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しかし、大勝にもかかわらず、質の高いサッカーを追及する高橋監督からは、もちろん課題も挙がります。試合中に聞かれたのは「前を向いて!」という言葉。相手ゴールに背を向けてパスを受けたときに、そこでターンして前線へしかけるのか。逆にそのままバックパスしてしまうのか。これは大きな違いです。相手のプレッシャーを感じながらも勇気を持ってチャレンジする。今季のスローガンではありませんが「前へ」。練習試合なんだから、もっともっとチャレンジしてほしい。そんな思いが監督のゲキから伝わってきました。

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そんな高橋監督。試合中から試合が終わった後も、筑波大学の風間八宏監督をいろんな会話を交わしていました。マツダSCからサンフレッチェと現役時代に同じ釜の飯を食った仲間。風間監督がプレーしていた「ドイツにも一緒にいったことがあるよ」とのことで、「筑波は本当にいいチーム、今年1年でもっともっと良くなるよ」と球友にエールを送っていました。

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今日出場しなかった選手たち、もちろん午前中にトレーニングをおこないました。こちらは本降りの雨の中、4対4を中心としたパスゲーム。攻撃側だった小林チームがボールロス、すると相手側に井原コーチからボールが出されます。「井原さん!パス出すのなんか速くないですか!?」「攻守の切り替えだよ、切り替え!」。それでもがむしゃらにボールを奪い返そうとする祐三選手、今日も気迫十分です。フランサ選手の妙技も炸裂!ボールを浮かせてリフティングで相手を鮮やかにかわすと「気持ちいい?」と歓声。サッカーを見ていて気持ちいい?って思うことあまりないと思いますが、あまりの美しさに比嘉選手(おそらく)からそんな言葉が飛び出すほどでした。

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2月も残り3日となり、3月の春はもうすぐそこ。開幕の日までちょうどあと10日間。まだまだ伸びしろはあります。身体を動かし、頭で考え、日々成長あるのみです。

2009年2月24日

大事な2週間

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担当:桜林 舞

オフ明けの本日。
なんていう書き出しも、「懐かしい!」感じですね。ちばぎんカップは、例えていうとレイソルとジェフのファンにとってはウグイスのようなものではないでしょうか。春の訪れを含め、新シーズンの到来を告げる「ホーホケキョ」の響き。日立台でちばぎんカップを見ながらそんなことを思っていました。

さて、ゲーム→オフ→トレーニング→ゲーム・・・というサイクルが戻ってきました!本日は、午前中のフィジカルトレーニング後にビデオミーティング。その後午後練習となりました。

鹿児島キャンプで行われた練習試合vsFC東京戦のビデオミーティングは、攻撃・守備などとテーマ別で行われてましたが、ちばぎんカップでは「流れの中から見ていこう」と
時間軸でのミーティングとなりました。

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午前練習はフィジカル中心に。ちばぎんカップに出場したメンバー、明日の練習試合vs筑波大学のメンバーなど、各人に合わせて決め細やかにコンディション調整が行われました。GK陣は12時を過ぎてクラブハウスに戻っていました。「11:30にはフィールドプレーヤーはほぼ上がってたよ!」と桐畑選手が呟くには、11:30まで合同練習を行った後、GK練習は+30分行われたようです。GK練習のサポートをしていた松本拓也ユースGKコーチに「僕はこんなに頑張っているってユースの選手にも伝えてください!」とユーモラスに訴える姿がキリらしいところです。


選手も頑張っていますが、スタッフ陣も頑張っています。開幕前とあって高橋監督や井原コーチへの取材が今日も行われました。

午前練習後、3-1で快勝しましたが?という記者さんからの問いには、「みんなそういうね。リーグ戦とちばぎんカップはちょっと違うと思うんだけど・・・」と苦笑しながら「まだまだ改善すべき点はあるけれども、キャンプからやってきた成果がある程度形になってみえてきたという面はある」と慎重ながらもまずまずの手ごたえを掴んだ様子。


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インタビューのあとは、「こういうの苦手なんやけど」と照れながらもカメラマンのリクエストに応じていろいろなポーズを取ってくださいました。本日のMVPは高橋監督で間違いないでしょう!


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午後練習はボールトレーニング。ハンドバレー(?)のあとは、8対8でミニコートゲーム。「午前練習もあったし、明日も練習試合があるしね」と午後のトレーニングは短め。集中して行われた、このミニコートゲームでも、ちばぎんカップ同様、杉山選手→菅沼選手のホットラインは健在!「ナイス、ミノル!」「ナイス、コータ!」の掛け声にピッチを振り返ると、ゲーム終了間近に杉山選手のアシストで菅沼選手がきっちりゴールを決めた直後でした。「今季も2桁取ります!」と高らかに宣言した菅沼選手。練習でも手を抜かない、貪欲にゴールを狙う姿勢が、プレシーズンマッチでの今季日立台第1号ゴールに繋がったのでしょう。

「選手にも伝えたんだけど、開幕までのこの2週間で、選手たちみんながどれだけ切磋琢磨できるか。すごく大事な2週間になってくる」と語気を強めた高橋監督。「Pra Frente, Reysol!!(プラフレンチレイソル)」のスローガンどおり、登り始めた太陽は、前に前に進み続けます。

2009年2月22日

千葉ダービーを制す

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担当:石本瑞奈

今日は待ちに待ったプレシーズンマッチ。一部では世界三大カップ戦といわれる?「ちばぎんカップ」の日です。
天気もよく、9時前からかなりお客さんが集まってきていました。ありがたいことです。11時の開場後には子どもたちによる50vs50のサッカー大会が行われたり、レイソルダンサーズによるパフォーマンスも行われるなど、否が応でも盛り上がってきました。

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さらに今年はアウェーのジェフからマスコットのジェフィくんとユニティくんも乗り込んできて、レイくんと試合前に健闘を誓い合っていました。

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こういうマスコット対決は去年まではなかったですが、ダービーらしくていいなと思いました。来年、レイくんがフクアリに乗り込む姿を見てみたいです。

そして午後1時キックオフ。記念すべき今シーズン日立台第1号のゴールを決めたのは菅沼選手でした。

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前半7分、杉山選手からのパスを裏に抜け出して、鮮やかに先制。時間帯もチームを勢いづかせるものでした。「今年も2桁ゴールを狙いたいので、最初からガンガンいきました。ボールも見えていたし、コータくん(杉山選手)がいいパスを出してくれたから」と充実の表情で振り返っていました。

そして、MVPはその菅沼選手の話にでてきた杉山選手。

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1点目のアシストだけでなく、3点目のきっかけを作るなど好守に渡って活躍したヒーローは「MVPの賞金は僕と偶然同じ店で出会ったら、チームメイトにおごろうかな。もちろん逃げ切りますけど」と冗談を飛ばしていました。去年はケガで苦しい思いをしていた杉山選手ですが、今シーズンはコンディションもよく、今日は「プロになって初めてです」というキャプテンマークを巻いていました。ハーフタイムのロッカールームでも、皆に修正点を提案していくなど、積極的にチームを引っ張っています。

そして、日立台初采配を勝利で飾った高橋監督は「課題もあるけど、攻撃面でもよいところが見られた」と前向きに捉えていました。

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キャンプからずっと変わらない今シーズンのテーマは「去年のベースを大事にしながら攻撃面では自分たちでボールを主体的に回す『ポゼッション』を高める」というもの。それが、この試合でもきちんと出ていたことに、監督も選手も手応えを感じているようです。

ちばぎんカップが終わるとあとは3月7日の開幕を待つばかり。レイソルはアウェイで川崎フロンターレと対戦します。去年はリーグ戦2敗、ナビスコカップ1勝1敗と悔しい思いをした相手だけに、チーム一同、リベンジに燃えています。

2009年2月21日

春を告げる

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担当:河原 正明

前日までの雨が上がり、春らしい日差しが日立台に戻ってきました…と感じられましたが、実際には時折強い風が吹いていました。選手のみならず、大勢見学に訪れたサポーターの皆様も完全防備です。日差しは暖かでも、体感温度は低くダウンコートとネックウォーマーがありがたい1日でした。

明日はいよいよJリーグプレシーズンマッチ、ちばぎんカップが日立柏サッカー場で開催されます。グアム・鹿児島キャンプの成果を計る一戦ということもあり、試合前日の軽めのメニューでしたが選手たちは変わらぬ姿勢でトレーニングに臨んでいました。

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ミニゲームで軽快な動きを見せる山?選手と大津選手。

古賀選手も「寒いのは我慢できるけど、風はね…」と「風」を警戒しているようです。昨年のフクアリでの一戦は、強風が吹く中での接戦。終了間際に大谷選手が同点弾を放つものの、PK戦で惜敗しています。
「昨年は(キャンプ明けは)選手がいなかったから」と監督も話していましたが、多くのケガ人に泣かされ、コンビネーション練習が少なく望んだ状況とは一転、アルセウ選手の離脱はありましたが、今年は多くの選手たちが戦列を離れることなくホームで公式戦初戦を迎えることができます。
監督もスタッフも変わりましたが、昨年と変わらないサポーターの皆さんの熱い応援で包まれた日立台で、監督も選手たちも「新しいレイソル」を皆さんに見てもらいたいという強い思いがあります。
ぜひ明日も選手たちを鼓舞するご声援をよろしくお願いいたします。


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千葉に春を告げるこの試合、チケットは既に完売となっております。当日券の販売はございませんが、ちばテレビで18:15から録画放送がありますのでお楽しみください。ちなみに20:30からは「Risingレイソル!」も。明日はスタジアムで収録→放映となる予定です。併せてご覧ください。

ちなみにテレビ放映といえば、本日TBS系列で放送の「スーパーサッカー」で先日取材のフランサ選手のインタビューがオンエア予定です。こちらもお見逃しなく。
では明日、日立台で!


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2009年2月20日

雨にも負けず

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担当:石本瑞奈

今日の午前練習はかなり雨が降りしきるなか行われました。おまけに寒かったので、鹿児島の暖かいキャンプに慣れた選手、スタッフには久しぶりの「冬」という雰囲気だったようです。私も写真をとる手がかじかんでいました。

しかし、寒いからといって練習に影響したわけではありません。実戦をにらんだ11対11の練習では、選手たちの動きもよく、高橋監督は「今日は本当に良かった。いい攻撃の形も作れていたし。」と合格点を出していました。ちばぎんカップまで気が付けばあと2日。チームの仕上がりは順調にいっているようです。


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午後はJリーグ主催の「ブランドアップセミナー」が行われ、選手と監督などスタッフ陣も参加していました。

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今回はその中でも「PRコミュニケーションセミナー」という項目に絞って行われました。これは、主に、マスメディアを通じて、自分たちをもっとよく知ってもらうにはどういう対応をすればよいかということを、教材をもとに講師の方が説明していくというものです。そして、その教材の一部となったのが、セミナー直前に撮影した選手3名のインタビュー。ベテラン、中堅、若手をそれぞれ代表して古賀選手、菅沼選手、比嘉選手が答えていました。

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ただ、3名とも教材に使われることを知らなかったので、それぞれが仰天。
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特に比嘉選手はモニターに流される自分のインタビュー映像に、ひたすら照れていました。

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最後にはインタビュアーと選手に扮した擬似インタビューも行われ、

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インタビュアー役菅野選手と選手役桐畑選手のやりとりに場内大爆笑となってお開きになりました。

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選手の皆さん、お疲れさまでした。

そしてセミナーが終わると李選手がauとエルゴラッソのタイアップ記事の取材を受けていました。これは、auが出す春の新機種を試してもらって感想を聞くというものです。以前にも同じ取材を受けたことのある李選手は、ワイヤレスのヘッドフォンを手に「携帯ってどんどん進化していきますね」と驚いていました。

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お気に入りを聞かれて「やっぱりWOOOでしょう」と答えた優等生の李選手。

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最後は雨が止んだ外での撮影。こちらもお疲れさまでした。

最後にお知らせです。いよいよ明日から公式戦の一般チケットが発売されます。
2009年シーズンから、SD席、SF席、ML席、AL席、AR席を『ホームエリア』と明記致しました。このエリアでは、ビジターチームグッズ(レプリカ・タオルマフラーなど)の着用は不可となりました。
また、レイソルを熱く応援してくれるホームゴール裏自由席を『柏熱地帯(はくねつちたい)』と名付けました。ここからスタジアム全体に応援の波が押し寄せ、選手たちを勇気づけるようなご声援をよろしくお願いいたします。
さらに、これまで両チームサポーターが混在することの多かったAR席がホームエリアとなりました。毎試合、日立台をレイソルイエローに染めて、レイソルの選手たちを強く後押しする最高の雰囲気をみんなで演出しましょう。
なお、座席図、また初めて日立台でご観戦される方、チケット購入される方は、「レイくんのto日立台ルーキーズ」をご参考ください。よろしくお願いいたします。

2009年2月19日

『プレーの幅』

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担当:桜林 舞

キャンプから帰ってきて、日立台の練習も2日目。今週末にはちばぎんカップが控えていることもあり、本日の合同練習は午前中のみ。U-23の若手選手は、午後練習も行う2部練習となりました。すっかりとシーズン中と同じリズムに切り替わった日立台ですが、シーズン直前の試行錯誤はまだまだ続いています。

「グアムと鹿児島でフィジカルコンディションがしっかりとあがったと思う。攻撃面でいろんなバリエーションを試している。今週末のちばぎんカップやリーグ開幕戦で完成型に持っていけるほど、そう簡単に出来るものではないけれど、そこでは今までやってきた成果を出せればいい思う。1年かけて、理想のスタイルに近づいていきたい」と高橋監督。


「今日は守備中心にやってみたんだよ」と高橋監督。その言葉どおり、本日は井原ヘッドコーチが中心になって指示する姿が見受けられました。

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古邊フィジカルコーチも一緒になって、ボール回しに興じる「ディフェンダーズ」。


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コウタ&クリの「中盤ズ(チュウバンズ)」も砂煙をあげるほどに、白熱していました。


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ファンサービスゾーンでは全選手が「レギュラー」です。本日も多くのファンの方にご来場いただきました。手前から、近藤選手、南選手、菅沼選手、石川選手、李選手です。


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15時からスタートした午後練習。16時頃グラウンドに出ると、すでに選手達はクールダウンを始めていました。長い時間をかけるのではなく、短く集中してきっちりやるということなのでしょう。2部練習を終えても、余裕の表情のU-23の選手達でした。左から工藤選手、酒井選手、大津選手、アデバヨ選手、桐畑選手でした。


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そして、ピッチ外での『2部練習』に臨んでくれたのは菅沼実選手。「ネットでどこでも申告・納税」という標語の、国税電子申告・納税システム(e-Tax「イータックス」)のキャンペーンで柏青色申告会を訪れました。

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最初は「パソコンではネットぐらいしか出来ませんよ?」と呟いていた菅沼選手ですが、職員の方にスライド画面で説明を受けながら実際に試してみると、ふんふんとかなり真剣な表情。『午後練習』の最後には「e-Tax(イータックス)」のイメージキャラクター・イータくんと2ショット。「今年も応援しているので、頑張ってください!」と、レイソル後援会会員にもなってくださっている柏青色申告会さんで黄色声援を受ける菅沼選手でした。「もっと難しいと思ったら、考えていたよりも簡単ですね。僕もチャレンジしてみようかな」と攻撃のバリエーションを増やした菅沼選手。サッカーだけでなく、ひとりの社会人としての『プレーの幅』が広がる、こんな午後練習もたまにはありかもしれませんね。

2009年2月18日

夢の教室

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担当:河原 正明

トップチームが鹿児島キャンプを終えて日立台に帰ってきました。暖かであった鹿児島から一転、冬の柏へ。それでも平年よりも日差しが暖かく感じられました。そのせいでしょうか「いつもより見学の方が多かったです」とは桜林広報。皆さん、帰ってくるのが待ち遠しかったようで、ご声援ありがとうございます。

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井原コーチと居残りで練習をする古賀選手と大島選手。井原コーチのウェアにご注目、トップチームのスタッフ用のウェアが新調されました。いままでにない色使いで斬新ですよね。

本日お知らせしましたが、古賀選手に第二子が誕生しました。「おめでとう」と声をかけると「よかったです。なんとか間に合いました」との答えが。実はキャンプ最終日の月曜日朝に急遽、鹿児島から奥様の入院する病院に向かったのですが、無事出産に立ち会えたそうです。当初はグアムキャンプ中に生まれるかも、と心配していたようですが、キャンプ後に出てくるとは生まれたときから親孝行なお子さんですね。二人のパパとなって、今季さらなる活躍に期待です。

さて実は、今日の練習は見れていません。日本サッカー協会(JFA)の「JFAこころのプロジェクト」活動に協力して、「夢の教室」で柏市立高柳小学校に訪問していました。この「夢の教室」は、「子どもたちの心身の健全な成長に寄与する」ことを目的に、2007年度よりスタートしました。レイソルでは初の事業となります。

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今回の先生は…初登場、吉田達磨 U-15監督です!これから6年3組の児童33人と2時限の夢先生としての授業開始です。夢の教室は、前半35分の「ゲームの時間」と後半55分の「トークの時間」で構成されており、5時間目はボールを使った授業を体育館で行いました。
最初は緊張気味の「吉田先生」でしたが、体を動かすのは得意です。すぐに児童たちとも打ち解けていました。

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この夢先生、JFAからもこころのプロジェクトスペシャルスタッフのアシスタントの方にお手伝いいただくのですが、さてこの方、お判りになりますか?


答えは、式田高義氏。市立船橋高からジェフ市原などで選手として活躍、北嶋選手や永井選手の高校の先輩に当たります。現在はクラブや母校・市立船橋高で後進の指導に当たりながら、夢先生のお手伝いもしているそうです。吉田監督とも旧知の仲で、息もぴったり。授業は式田さんの指導で、ボールを使ったコミュニケーションゲームを行います。おとなしかった児童たちも次第に先生の話術とペースに引き込まれて、気がつくとあっという間の35分でした。

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さて、後半は教室に戻って「夢トーク」。小学校年代の夢や味わった挫折、さらには夢を叶えたエピソードを「夢曲線」を使って話していきます。
野球少年だった吉田先生が、サッカーを始めたきっかけや、実は中学時代に読売クラブのテストを受けるものの不合格となり、激しく落ち込んだこと。そのときに家族の助けで日立サッカースクール(当時)を受け進んだこと。さらには高校時代に選手権出場を懸けた戦いの中で得た仲間との秘話、そしてコーチになった現在の夢を時間がオーバーするまで話していました。

さすがにいつもと勝手が違ったようで「自分のことを先生とは言えないよ」と言いつつも
「いい経験ができたよ」と言うところが、いつもポジティブな吉田監督らしいところです。

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最後は6年3組全員と記念撮影。最初は遠慮していた児童たちも、最後は控え室まで追いかけてきて別れを惜しんでいました。今回お世話になりました高柳小学校のみなさん、JFAスタッフの皆様ありがとうございました。


さて、本日アルセウ選手の受傷の診断結果を発表しました。捲土重来と自身も今季にかける想いも強く、また副キャプテンを任されるほど仲間の信頼を得ていただけに、戦列を離れざるをえないことが残念でなりません。それでもクラブハウスでは笑顔でチームメイトと接する姿をみると胸が痛みますが、まずはしっかりと治療を受け、リハビリに励み再び日立台のピッチに登場する日を願って、しばし待つことにしましょう。では。

2009年2月16日

鹿児島キャンプ最終日

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担当:大重正人

鹿児島キャンプが、無事に打ち上げとなりました。2月9日、柏から鹿児島へ飛んだ日がほんの数日前だったような気がするほど、毎日がどんどん過ぎ去っていくような感覚です。行きの機内、隣の席には高橋真一郎監督。緊張というか恐縮というか。。。でもそんな内心を解きほぐしてくれるかのようにいろんな話を聞かせてくれました。

機内に常備されている航空会社の案内ブックがありますよね。それに航空路線地図が載っていて眺めていると「ここに釣りをしにいったことがあるんよ」と指さしました。長崎県のはるか西の方に、「鳥島」という小さな無人島がありました。「冬に息子と二人で、広島から車で出かけて。2泊3日で。グレっていう魚を釣りにね。無人島だから食料も全部持って行って、テントでキャンプ生活。夜に空を見上げたら、星が降ってきそうなぐらいに近くに見えて、本当にきれいだった。その星を見ながら、息子に『来年からガンバに行くから。家族のこと頼むな』って伝えたんよ」。それから真さんの単身赴任生活が始まり、今年で9年目になります。

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今日のトレーニング前、選手たちを集めて、息子を諭すようなおだやかな口ぶりで選手たちに語りかけました。「もう一度言うけど、去年までの激しいディフェンスをベースにして、そこに上積みを重ねていきたい。プレッシングだけじゃない新しい武器を身につけたい。仲間をもっともっと信頼してプレーしよう。新しいチャレンジをしていくなかで、ちょっとプレー内容が良かったからといって満足しないで、逆にうまくいかないときには悲観的にならずに。Pra Frente,REYSOL。開幕まであと3週間、前を向いて戦っていこう」。

今日はミニゲームだけの調整でしたが、そんな深みのある口調が選手たちの心をピリッと引き締めて、すごくいい緊張感に包まれた鹿児島最後のトレーニングでした。そのミニゲーム。「おっ!」と目を引いた小柄な選手が。

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「こういうゲームの中でプレーするのは、1年ぶりでした」。比嘉厚平選手は、昨年1月、17歳の時に飛び級で参加したU-19日本代表の試合で両膝に大けがを負って、手術。長くつらいリハビリを乗り越えて、肉離れのアクシデントも克服して、ようやくここまでプレーできるまでに至りました。私も彼のプレーを見るのは、正直初めて。前にスタッフと「比嘉ってどんなプレーするのか楽しみだし、早く見てみたいよね」と話したことがあります。2タッチ制限の中、得意のドリブルはできませんでしたが、ボールをもらってうまく前を向き、人混みをスルリとかいくぐるようなすばらしいパスを連発。そのセンスの一端を見られたような気がしました。もっとコンディションを上がれば、もっと魅力的なプレーをみせてくれるはず!

その後、高橋監督からのごほうびを争い、赤チームでじゃんけん。ここでも残り2人まで勝ち残り、杉山選手との決戦に。しかしここで「いいよ、これあげるよ!」と心やさしい先輩の一言でGET!復帰戦でいきなりの幸運、今まで苦しんだ分、これからたくさんの幸福が降り注ぎますように。

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最後に、連絡事項です。ちばぎんカップのチケットが完売となりました。当日券発売もございませんのでご了承ください。チームは明日はオフ、水曜日からトレーニングがスタートいたします!

2009年2月15日

鹿児島キャンプ7日目

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担当:石本瑞奈

始めまして。最近ちらっと日記に名前が出ていた石本と申します。先月から柏レイソルの広報を担当しています。サポーターと選手に一体感があるのがレイソルの良いところだと思いますので、その輪に加わって、少しでも皆さんのお役に立てるように頑張ります。まだまだ不慣れではありますが、どうかよろしくお願いいたします。

鹿児島キャンプも残すところあと2日。グアムキャンプと合わせるとここまでのべ15日になります。その多くがフィジカルを鍛えるという苦しい練習の中で、選手たちの疲れもピークですが、時間は待ってくれません。プレシーズンマッチのちばぎんカップまであと1週間。今日はゲーム体力を養おうということで、鹿児島キャンプ3回目のトレーニングマッチを行いました。相手はFC東京。今シーズン初めてのJ1チームとの対戦です。

試合会場であるFC東京のキャンプ地、都城に着くと、子供たちが大勢選手バスを取り囲み、すごい熱気を感じました。「やった!選手に触っちゃった!」と喜ぶ子供たちはまるでテレビで見るお相撲さんの花道のようです。この子供たちがこれでもっとサッカーを好きになってくれるといいなと思いました。もちろんレイソルを好きになってくれるともっと嬉しいです。

そして、試合は気温20度を超える日差しの中、12時キックオフで45分マッチが3本行われました。やはり疲れからか、FC東京に2点を先制されます。しかしレイソルもボランチの杉山選手がタイミングよくパスカットし、そこからの展開で何度かチャンスメイク。キーパーの菅野選手から何度も「浩太、ナイス!」という声が飛んでいました。

そして、2本目に入ると、菅沼選手が高い位置でボールを奪い、そのままシュートに持ち込んでゴールを決めます。

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3本のトータルは1対4。残念ながらレイソルは敗れてしまいましたが、試合後、高橋監督は「今日のトレーニングマッチでケガ人がでなかったのは良かった。今日悪かったところは選手たちも分かっているし、これから修正していく。」と前向きなコメントでした。そして、その言葉通り、選手たちは自主的に円陣を作り、じっくりと自分たちでも改善点を話し合っていました。

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こうしたコミュニケーションはとても大事なことなのですが、それを選手たちが監督やコーチ陣に言われてではなく、自分たちでやっていけるところに、今シーズンにかける気持ちと頼もしさを感じました。選手たちは明日、午前練習を行った後に柏へ戻り、1日オフを挟んで18日からは日立台でちばぎんカップに備えます。

2009年2月14日

鹿児島キャンプ6日目

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担当:大重正人

ここ鹿児島は、真冬の2月とは思えない暖かさが続いています。午後には20度近くまで気温が上がり、昼休みに部屋で仕事をしていると、窓を開けないと汗をかくほどに、一足早く春が来たようなお天気でした。昨日はヴェルディ戦、明日はFC東京戦を控え、キャンプ終盤ということで疲労もあるとは思いますが、今日もしっかり2部練習でした。

試合のなかでできたこと、できなかったこと。それをすぐにトレーニングに反映して、次の試合に臨む。ボールを奪った後に、もっと落ち着いてつなごう。慌てるな! 高橋監督からよく聞かれる言葉です。明日のFC東京戦では、45分×3本の予定。天皇杯準決勝では粘り強く勝利をつかみましたが、相手のパスワークはレイソルを上回っていました。どれだけパスワークの勝負で主導権を握れるか、腕試しには最高の相手です。午前中にバス2台に分乗して宮崎県の都城市高城運動公園へ出発。国分でのトレーニングは行いませんのでご注意ください。

またニュースでもお伝えしていますが、公式DVDと公式イヤーブックの発売が決定いたしました。DVDでは2008年シーズンを選手・監督のインタビューで振り返りながら、さらに決勝まで上り詰めた天皇杯もしっかり収録。前作よりも本編収録分数は長くなっています。ナレーションを担当された桑原学さん(サポカンで司会を務められました)も「去年は3時間弱で終わったコメント収録が、4時間以上かかりましたよ」という大作です。

イヤーブックは、桜林&石本広報が寝る時間を削り、キャンプを戦う選手たちと同じぐらいに心身の極限に挑んで編集したものです。昨日から鹿児島に来た石本広報がその原本を持って来てくれたのですが、選手紹介のページはもちろん、選手や監督のインタビューに、企画ものなどもりだくさん。レイソルサポーターなら一家に一冊。石川選手ではないですが一冊は寝巻用、いや保存用にもう一冊いかがでしょうか?

2009年2月13日

鹿児島キャンプ5日目

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担当:大重正人

今日は、今季2試合目のトレーニングマッチが組まれました。そのため、午前は試合に備えた軽めのメニューということで、サッカーバレーでリラックス。古邊&松原コーチが綿密に準備した大会要項により、6チームによる対抗戦。世界選抜、ベテラン、中堅、オリンピック、若手、ユース新人の総当たりリーグ戦。

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このなかで老獪な戦いを見せたのがベテランチーム。タイム測定などにより別メニュー選手がいたことで、「ベテラン」と呼ぶには早すぎる太田&栗澤選手が、藏川&古賀選手でチームを組みました。スピードの太田、テクニックの栗澤で広く後衛をカバーして、前衛の30’sがアタック。このバランスが絶妙で、次々と相手を撃破。1試合5分制で、ボールが遠く転がった際には、時間を気にした栗澤選手がわざと戻りを遅くするなどマリーシアを発揮し(主審の井原コーチから警告)、5連勝でチャンピオンに輝きました。

その後、毎年の恒例となっている国分幼稚園のみなさんが応援に来てくれました。ピッチ上では厳しい顔を見せる選手たちも、無邪気でかわいらしいお子さんたちを前にすると、自然と顔がほころびます。写真撮影では先生と練習してきたのか、「ダブルピース」や「ういっしゅ」ポーズ。今年もたくさんの元気をいただきました。

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さあ、午後2時半から行われた東京ヴェルディ戦。天気予報では雨マークがついていて、午前終わりにはもくもくと黒い雲が。そして、キックオフ直前、バチバチと頭上から頭やジャージに何か落ちてきました。あぁ、雨か……と思ったら、何か違います。目が痛い。水滴じゃない。今ニュースで流れている黄砂??と思ったら、実は、なんと火山灰でした。強い風に乗った桜島の灰がやってきたそうです。霧島市職員の方も「いやあ、めずらしいですね?」とびっくりの様子。これが目に入ると、本当に痛くて開けていられません。「目も痛いし、息苦しかった」と藏川選手が話した通りで、選手たちにとっては非常にタフな試合でした。

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昨日、ディフェンスのトレーニングをした成果もあり、3本通して高いラインを敷いて、前線から激しい当たりを見せたレイソル。1本目のロスタイムの先制点も、杉山選手が見事なパスカットから前線へ、ここへフランサ選手宝刀のスルーパスが通り、杉山選手が左足でしっかり決めました。得点はこれだけでしたが、守備に関しては去年の土台もあり、120分間無失点に抑えられたことは好材料と言えます。「練習試合とはいえ、やっぱり勝ちたくなるんよね。アジアの大砲vsアジアの壁は、アジアの壁の勝ちよ」と1-0の初勝利に高橋監督も前向きな笑顔を見せていました。

話は変わりますが、明日からはアソシエイツ会員先行のチケット販売がスタートします。今季からはバックスタンドのAR席を「ホーム席」とさせていただきました。すなわち、ビジターグッズを着用しての応援はできないエリアとなっています。バックスタンド全体をレイソルイエローで染めて、思いっ切りレイソルを応援しましょう!というチームの強い思いを形にしました。さあ、日立台を黄色に染めましょう!!

2009年2月12日

鹿児島キャンプ4日目

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担当:大重正人

今日の午前練習を終え、ホテルのロビーで取材の時間待ちをしていたとき、
「おつかれっす!」という聞き覚えのある声。今日はまず、この人から!

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代表スーツにキャリーバック姿。日本代表に召集されていた菅野孝憲選手が、レイソルに帰ってきました。残念ながら試合に出場することはできませんでしたが「すごくいい経験になりました。スタッフの人ともいろんな話をさせてもらって」。午後練習の前にも「いい緊張感の中でやらせてもらいました。みんなに追いつけるように、コンディションを上げていきます」とあいさつ。普段から人一倍高い意識を持ち続けている菅野選手、より上の世界を体感できた経験を絶対に糧にして、より頼れるたくましいGKに成長してくれるはずです。

今日の午前は、フィジカルトレのあと、パス練習、そしてシュート練習とボールを使ったトレーニングでした。パス練習もシュート練習も2人、3人が動きながら連動していくもの。最初は動きがぎこちなく、3人目の動きが遅れたりするところもありましたが、徐々にリズムが合って、ボールがうまく回るようになりました。午後は10対10。攻守の切り替えとプレッシングを意識したもの。トレーニングはより実戦的なものになってきました。明日の東京ヴェルディ戦でどれだけ成果をみせられるか。45分×2本+30分の3本勝負となります。短めの午前練習は多目的広場で行いますが、午後のゲームは陸上競技場で行いますのでご注意ください。

そして、今日は2009年シーズンを戦うチームからの大切なお知らせです。
まずは、今季の『目標』です。
グアムキャンプでの広報日記でもお伝えしましたが、『勝ち点55』です。去年果たせなかった目標にもう一度立ち向かおう!という思いから、選手たちが自ら決めたものです。

その折、どこからか「R55」という言葉が聞こえてきました。北嶋選手と小林選手が殺気立ちながら「オレが考えたんだよ!」「オレの方が先ですよ!」とほぼ同時に著作権を主張していたのが、異様におもしろく。。。。まあ、2人の共同制作案ということでどうですか?? 去年の「Go!!55」のように、一瞬の思いつきというか、レイソルの“ノリ”というか……それにしても、ウマくできた標語というか、いつの間にか皆の合言葉になっていました。

この「R」。いろんな意味が考えられます。
たとえば、「Restricted」(制限)の「R」。
※「R25」というフリーペーパーがありますが、これは、25歳以上のビジネスマンを対象としたものです。すなわち、レイソルでは「勝ち点55以上」をめざすというものです。
また、「Retry」(リトライ=再び試みる)の「R」。
選手たちからは、「Revenge」(リベンジ=雪辱)の「R」だという声もありました。
そして「REYSOL」の「R」。
この短い3文字にいろんな意味を込めて。

そしてもう一つ。
キャプテンと副キャプテンが決定しました。
キャプテンは、昨季に続き大谷秀和選手です。
グアムのミーティングで「みんなで決めた目標に向かって、いい競争をしながら、いい雰囲気で1年間戦っていきましょう」とあいさつ。
副キャプテンは2人。ひとりは北嶋秀朗選手です。
「今年も引き続きよろしくお願いします。タニをサポートしていきます」。
そして、もうひとりは、アルセウ選手です。
「勝ち点55をクリアするには、みんなが1日1日を大切にしていく姿勢や真剣さがあって達成できるものだと思う。試合が終わったあと、笑って家に帰れるように戦おう」
高橋監督はアルセウ選手について「ポジションも真ん中だし、責任あるチームの中心になってほしいというメッセージも込めている」とのことでした。

今日のアルセウ選手。グアムでのシジマールGKコーチのモノマネ。
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「イチ、ニ、サン」と黄色いポールを振り回していました?今日も陽気でムードメーカーになっていた練習前のアルセウでした。
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新しいレイソルが動き始めています。
1日1日強くなるために、前へ進むために。

2009年2月11日

鹿児島キャンプ3日目

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担当:大重正人

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今シーズン初の対外試合は、昨年に続き愛媛FCを迎えてのトレーニングマッチ。できるだけ多くの選手がプレーできるように30分×3本でおこなわれました。結果はニュースでもお知らせしたとおり、1-1の引き分け。1本目の11分、バイタルエリアでボールを回され、エリア外からのシュートを桐畑選手が止めたものの、こぼれ球を詰められて先制されます。2本目は0-0。3本目も得点を奪えないまま迎えた29分、ルーキーの仙石選手がボレーシュートを決めて、土壇場で追いついたところでタイムアップとなりました。

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「最初の15分はしっかり繋いでいたけど、バックパスが増えて相手にプレッシャーをかけられて失点してしまったね。もっと自信をもって前へパスしてもよかった」。高橋監督はさらに続けます。「今日は(パスをつないだあとの)3人目の動きを課題にしていたけど、アルセウや浩太、クリは特に意識してプレーしてくれた。あとは、もっとゴール前で決定的な場面を作らないと」。

ただ初ゲームということもあり、内容についてはある程度想定内の結果だったとのことでした。今日は“ゲーム体力”をつけることが一番の目的。走り込みはグアムから積んできましたが、ゲームで走って飛んで蹴ってぶつかってというなかでのスタミナとは、やっぱり種類が異なります。これはゲームでしか積めないものですし、“ゲーム体力”が元に戻れば、プレー中に頭で考える余裕も出て、よりクリテイティブなプレーができるはずです。

個人的にいろんなチャレンジをしている選手もいました。「太田くんは、今日は下がってプレーしていたね。そういう指示はしてなかったけど、新しいチャレンジはどんどんやってほしい」。右サイドが主戦場の太田選手が、今日は時間帯によってはボランチの前あたりへ下がって、ボールを動かす役割をしていたのは少しビックリでした。右サイドのスペースを空けて、そこへ藏川選手が飛び込んだり、もちろん自らが抜け出すシーンもあり、ポスト直撃のシュートもありました。高橋監督がめざすサッカーへ、個人の中で課題を見つけて高い意識を持ってプレーする選手のひとりです。

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試合後には、予定を30分繰り上げてのルール講習会。なぜ繰り上がったかといえば、代表戦があったから。練習後、十分に夕食を食べられなかった選手たちは、食い入るようにその試合を見つめていました。我らの菅野選手は残念ながら出場機会に恵まれませんでしたが、常に高いモチベーションで向上心を忘れない彼なら、この機会にも何かを掴んで自分のものにして帰って来てくれるはず。明日の午後練習から合流の予定です!

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2009年2月10日

鹿児島キャンプ2日目

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担当:大重正人

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初日は雨に見舞われた鹿児島キャンプ。今日は澄みわたる冬晴れのなか、2部練習が行われました。それにしても、レイソルってこんなに選手いたっけ?というぐらい、今はけが人も少なく、大所帯となっています。「これだけ人数が多いと、練習メニューもよく考えないと……うれしい悲鳴です」と高橋監督。やっぱり無事是名馬。ケガなく気持ちよくトレーニングできることがなによりで、その上に体力強化や戦術浸透があるのですから。

午前は徳弘トレーナーの筋トレステーション5。勝手に名付けてしまいました。
背筋を伸ばしてのハードルまたぎ。
腕立て伏せからのダッシュ。
片足ジャンプ。
階段またぎ昇り。
バーベルスクワットからのダッシュ。
「スピードではなく、身体の姿勢を意識してやろう」。片足ジャンプがその顕著な例です。ガツンと相手にぶつけられたときに、どれだけ踏ん張ってバランスよく姿勢を保てるか。膝の上にまっすぐ体重をのせることがこのトレーニングの目的です。フィジカルというのは説明するのが難しいですが、スピードやパワー、持久力などだけでなく、ステップワークなどサッカーの動きに応じた身体の動かし方を植え付けること(コーディネーションというそうです)も必要です。こういった地味に映るトレーニングのひとつひとつが、その選手のパフォーマンスを高めていきます。

ハードなダッシュを繰り返して、午前練習は早めの切り上げ。しかし一団から離れてクールダウンしない選手が。アルセウ選手が着けていた手袋をピッチに置き…

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それを折り返しの目印にして、寝ころんだ姿勢からダッシュを繰り返していました。

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他を寄せ付けないような雰囲気すら感じました。もちろんネガティブな意味ではなく、それだけ黙々と集中していた。「もう一度レイソルでプレーするのが夢だった」という言葉を身体でプレーで表現している。そんな漲る気持ちを感じました。

午後は……ついにこの日がやってきました!高橋監督になってから初めての紅白戦、11対11が行われました。明日に愛媛FCとのトレーニングマッチを控えており、そろそろだとは思っていましたが、、、やっぱりワクワクしますよね。ということで私なりの感想ですが、バックラインからボランチからロングボールを入れる回数は少なかったと思います。早く攻められないときは、しっかりパスをつないで崩していこうとしていました。高橋監督は言います。「これから目指すサッカーをやっていこうというみんなの意識が感じられた。もちろん課題はたくさんあるけどね」。

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また「ただ“ポゼッション”が強調されているけど、これまでやってきた切り替えの早いサッカーのいいところは残していきたいんよ」という言葉通り、ボールを奪ってから相手DFの裏を太田選手や菅沼選手が突く速攻からチャンスを作る場面もありました。それぞれ選手の持ち味を生かしながら、さらにレベルアップしたサッカーを追及していくのが高橋レイソルです。

明日の愛媛FC戦は、14時半から国分運動公園で。30分×3本の変則マッチとなります。ホームページでは結果速報を配信いたします。建国記念日の昼下がり、高橋レイソルの初陣をどうぞお楽しみに!

2009年2月 9日

鹿児島キャンプ1日目

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担当:大重正人

長い一日が終わろうとしています。朝6時半に日立台を出発して、お昼ごろに鹿児島へ到着。昼食と短い休息の後、15時半からさっそくのトレーニング。日が暮れるまで汗を流して、夕食をとったあとは、ミーティング。今頃は、グアムとは違うルームメイトと一日の疲れをとっている時間です。太田選手が「クドウ、行こうぜ!」と声をかけ、村上選手は山崎選手を連れだってコンビニへ。ルーキーは先輩たちに新しい仲間として迎えられています。

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前田霧島市長をはじめ、地元の皆さま、鹿児島県職員の方々、レイソル後援会と、多くの皆さまに温かい歓迎と激励をいただきました。名産の黒豚やトマト、いちごで栄養を補給しながら、力強い肉体と新しいスタイルのサッカーを築いていくための鹿児島キャンプがスタートしました。初日からランニングとパスゲームで2時間近くのトレーニング。最高気温が15度近く。夕方から小雨に見舞われはしましたが、凍えるような寒さはなく、さっそく南国の恩恵を授かっています。

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夕食後のミーティングでは、高橋監督からこの鹿児島キャンプでの目的が話されました。グループ戦術の向上、そのなかで個人がレベルアップすること、コミュニケーション、フィジカル。この4点が挙げられました。「個人では、パス一つから、味方へのサポート、動き出しの速さまで。それと、考えるスピードを上げること。そうすれば冷静にプレーできるし、ミスがなくなる」。

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平川テクニカルスタッフからは、「ボール奪取後の前方へのパス成功率」がデータで示されました。昨年のJ1リーグTOP5のチームは80%近い数字だったなか、レイソルは76%。ボールを奪う力はタックル成功率をみてもレイソルは力を示しました。そのあといかに落ち着いて、ミスなくボールを前へ運ぶか。緩急も必要です。チームとして急ぐのか、ポゼッションするのか。ここに高橋監督が「コミュニケーション」の重要性を説く理由があります。チームの中で個々が臨機応変で正しい判断を共有できるか。ここを突き詰めていく合宿になります。

初日から南選手や菅沼選手は居残りで自主練習に取り組んでいました。そのため、第1便のバスに乗れず、ルーキー選手たちと一緒に少々待ちぼうけ。待望のバスに乗り合わせたなった菅沼選手が、ふとつぶやきました。「いろんな人の支えがあって、いまプレーできていると思うんです。だから、もっともっとうまくならないと」。先日の秋田豊さんの引退試合で、秋田さんほどの実績を残した方が今なおサポーターへの変わらぬ感謝を言葉にしていることに感銘して、自分はまだまだという気持ちになったそうです。

今日も練習が終わって、バスを待つ選手たちと、冷たい雨に濡れながら1時間近く待ってくれた高校生の5人組がいました。柏でも人生をかけて応援してくれるサポーターの皆さんがいます。そんな気持ちをひしひしと感じて、選手たちは強くなるために今日も戦っています。

今日は、夕闇を走るレイソルバスの車中をおさめたミノルカメラの1枚でお別れです。
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2009年2月 8日

お見知りおきを

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担当:桜林 舞

グアムキャンプから帰ってきた選手たちは肌が浅黒く焼けて精悍な顔つきです。チームが日本に帰ってきて、昨日、1月26日以来の日立台での練習を行ったのですが、私は事務所にこもりっきりだったため、本日12日ぶりに練習グラウンドに顔を出すことができました。

午前中は体力測定が行われました。

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10m、30mと中間タイムを計りながらの50m走。かっとばすミノルーニーの顔はグアム色。ユース後輩陣に見守られながらのダッシュです。

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自分のタイムが気になる古賀選手。松原フィジコ、假谷エクイップメントが測定、記録していきます。

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こちらはジャンプ測定。3段とびならぬ5段とびをスタートしようとする武富選手を、後ろからサポート(?)してくれる優しい杉山先輩です。周りの選手も笑いをこらえ切れません。


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レイソルタイムのMCアッキーさんこと岡田亜紀さんが澤選手にインタビュー。「グアムで家族にお土産を買ってきましたよ。奥さんにはサンダル、娘にはワンピース」。これまたしっかりと日焼けした澤選手のよきパパぶりがにじみ出ていました。

お昼を挟んで、午後練習はボールトレーニング。8人を3グループに分けての8対8。「攻撃のバリエーションを増やしたい」という高橋監督のトレーニングは今季のスローガン通り「前に、前に」が随所に意識された内容になっています。記者さんに「フォーメーションは固まりましたか?」と問われ、「これからでしょ。グアムではフィジカル・個人戦術中心だったからね。まだ11対11でやっていないし。鹿児島で、グループ戦術・チーム戦術を試してみて決めていこうと思う。選手たちはみんな高いモチベーションで練習に取り組んでくれている。だからなおさら『この選手でいこう』と色眼鏡で見ないように、公平に見るようにしている。今は、みんなにチャンスがある」と高橋監督。

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トップスタッフ全員で、午後練習後にリフティングゲーム。「強くなるには、選手同士、スタッフ同士のコミュニケーションが必要」と常にいっている高橋監督。標榜する「アクションサッカー」。その全容はこれから否が応にも立ち現れてくることでしょう。


さて、冒頭で「事務所にこもりっきり」と書いたのですが、そのわけは皆さんご存知ですよね?2009年のイヤーブックをただいま編纂中です。

今年のイヤーブックのコンセプトは「GIFT(ギフト)」。新しくなった今季のレイソルをそっと包んでお届けいたします。かなーり、シンプルに。その分、かなーり目立つ表紙になっています。そのデザインは、正式リリースがでるまでいま少しお待ちください。

その代わりといっては何ですが、イヤーブックが発売されるまでの間、2009年のレイソルの全貌を俯瞰できる唯一のパンフレット(というと大げさですが)、「players guide 2009」の表紙がこちらです。

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今季は、新しくなったユニフォームを全面にあしらってみました。そして、昨年「KICKOFF(キックオフ)パンフ」という愛称をつけてみたのですが、思いのほか定着率が悪く、でも「選手名鑑」という言い方も味気ないので、「players guide(プレーヤーズガイド)」という見出しにしてみました。って、単純に横文字にしただけですけど、ね。皆様、今季からは「players guide(プレーヤーズガイド)」の呼称でお見知りおきを。

A3の2つ折のこのパンフは、鹿児島キャンプやちばぎんカップ、ホーム開幕戦などで無料配布いたします。こちらは、2月10日の午後からレイソリスタでも配布されますので、是非お手にとってご覧ください。

さて、そろそろ校正に戻ることにいたします。今季のイヤーブックは、1月中旬より広報に着任した、新任の石本瑞奈(いしもと みずな)さんと一緒に制作を進めております。石本広報の丁寧な校正に助けられて、今季はタイトなスケジュールながらも順調に(?)出来上がりつつあります。まぁ、まだ終点は見えませんが。。。石本広報は鹿児島キャンプの後半に合流する予定ですので、その折、広報日記デビューにて自己紹介をしていただくことにいたします。

皆様、パンフレットも新任広報も、ひとまず名前のみ、お見知りおきいただければと思います。

2009年2月 6日

10日ぶりに

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担当:河原 正明

トップチームがグアムから帰ってきました。10日ぶりの日立台です。広報日記を書くのも、久しぶりです。

「日本は寒すぎるよ。20℃違うんだよ」とボヤく高橋監督。日本の冬ですから、冬は寒いが当たり前ですよ。とは言っても、午前中のトレーニングは気温差も大きいことから、コンディション調整のため、ランニング中心のメニューでいつもよりも短めで終了しました。


午後の練習前には、集合写真撮影を。昨年は天気が悪く、室内での撮影となりましたが、今年は撮影時間には快晴といってもいい天気に。冬とはいえ、午後の強力な日差しが選手たちを捕らえます。

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残念ながら菅野選手は、日本代表に召集されており不参加となりましたが、グアム帰りということもあり例年よりも精悍な顔つきに見えるのは気のせいでしょうか??さて出来栄えはいかに。今年1年間を通じて様々な媒体で使用されますので、ぜひご確認下さい。

集合写真のオフショットを一枚。さて、このカメラにお尻を向けている選手は誰でしょう??


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午後はボールを使ったメニューを中心にトレーニングを。軽めであった午前とは一転、最後に行った8vs8vs8の変則でのミニゲーム形式でのトレーニングは、約60分ノンストップでのハードなものに。その目的を高橋監督は、「新しい選手も多いし、その力が必要になる時が来る。だから今からチームのコミュニケーション力を上げていきたかった」と語ります。そういえば新人選手研修でチームを離れていた7選手も今日から再合流をしたので、6日ぶりにほぼ全員が揃ったのでした。

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トレーニング前にはしっかりと目的と意図を自ら説明し、時にはプレーを止めて出来なかったプレーには改善の要求をしていきます。
監督の狙うサッカーは常に次のプレーを考え、自ら仕掛けていく「アクションサッカー」。しかし、根っこでは「ENJOY」がレイソルスタイル。厳しくも楽しい時間が底流にあります。


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午前練習後、TBS「スーパーサッカー」の加藤未央さんが久々に来場、フランサ選手のインタビューを。未央ちゃんがフランサ選手の「秘密」に迫ります。どんな「秘密」なのか、内容はオンエアを見てのお楽しみに!なお、オンエアは2月中を予定しています。


さて、本日JリーグよりJ1リーグ戦およびナビスコカップの試合日程・対戦カードが発表になりました。リーグ初戦はアウェイ等々力で川崎フロンターレ戦、開幕戦では2005シーズン以来4年ぶりの対戦です。昨年リーグ戦ではホーム・アウェイ2試合いずれも悔しい敗戦を喫した相手。開幕まであと1ヶ月、初戦必勝を目指して研鑽を積んでいきます。明日まで日立台でトレーニングです。では。

2009年2月 4日

グアムキャンプ最終日

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担当:大重正人

1月28日から始まったグアムキャンプ。7泊8日の全日程を終えて、無事帰国の途に着きました。今日は9時半からのトレーニング、いつものサッカーグラウンドではなく、初日にトレーニングした多目的グラウンドへ移動。これまで選手たちが積み重ねてきた頑張りが認められたのか、今日は軽めのメニューで、リラックスした雰囲気でスタートしました。ボール回しや、チーム対抗でドリブルやボールを抱えてのリレーゲーム。

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そしてコーチ陣が混ざってのミニゲーム。「アジアの壁」井原コーチや、「クモ男」シジマールGKコーチのプレーが、レイソルで見られるなんて、やっぱり不思議な感じですよね。ただゲーム自体は当たりも激しく、白熱したものに。ピッチが広かったこともあり、縦へ急ぎすぎることなく、ボールをしっかり繋いで崩そうとしているように見えました。

井原コーチの一本締めで、第1次キャンプは打ち上げとなりました。初めて監督としてキャンプを迎えた高橋監督は「いやぁ、1週間があっという間だったよ。やり残したことがあるんじゃなくて、やりたいことができた。80点ぐらいの出来だと思うよ」。選手たちはランニング中心のフィジカルメニューに、午後はこれまでとは違うスタイルのサッカーに挑戦。心身ともに疲労した1週間をみんなで乗り越えました。途中は「キツイっす」という言葉しか出なくなる選手たちにも、松原フィジカルコーチは「口ではああ言ってますけど、なんだかんだでやりますからね」とコーチと選手の間にはしっかりとした信頼関係があるんだろうなと感じました。

「あれだけ走れる選手がいるんだから、もっと考えて走れるようになったら、すごい可能性を秘めている。ウチはJ1で一番走れるチームだと思っているよ」。ストロングポイントであるフィジカル面をさらに強化し、そこに高橋監督が理想とするパスサッカー、緩急のメリハリがついたサッカーを色づけしていくのは、鹿児島キャンプから本格スタートとなります。

その前に6日、7日と日立台で午前午後の2部練習となります。別人のように黒々と日焼けし、たくましく成長した選手たちのトレーニングも見学できます。日立台はどんな冬につつまれているんでしょうか。グアム国際空港では、そんな寒さを忘れてしまいそうです。ただいま離陸50分前。現地で16時、日本では15時です。それでは、また柏で会いましょう!

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2009年2月 4日

グアムキャンプ7日目

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担当:大重正人

いよいよ残り2日になったグアムキャンプ。今日の午前練習を引っ張った(?)のは、栗澤僚一選手でした。ふだんは黙々と仕事をこなす職人系の選手ですが、今日は筋トレ系のトレーニングで列の先頭に立ちます。ハードルをまたいで、股関節の可動をスムースにするトレーニングでは、誰もが無言の中でひとり「イチ、ニ、サン」。周りの藏川選手や小林 選手も思わず笑いを誘われます。そこへ「部屋だと全然しゃべらないクセにね」と杉山選手の突っ込みにスタッフにも笑いが。「きょうは声を出してめずらしいね?」と声をかけると「カラ元気でも、声出していくしかないでしょう!」。

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ムードメーカーになった栗澤選手、そのあとのシュート練習でも魅せました。左右両方の足で、ゴールの隅へ狙い澄ましたコントロールショットを連発!「クリ、調子よすぎじゃないか??」と高橋監督もびっくりするほどのナイスシュート。もともとキック技術の高い選手ですから、今季はもっと前線に絡んでゴールを決めるシーンを期待できそうです!

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午後は、昨日と同じ練習でした。4対4+4に、GKつきの9対9。はじめてのトレーニングということもあって、理想とするパスサッカーの糸口がなかなか見出せませんでした。だからこそのリトライ。アルセウ選手や杉山選手、栗澤選手ら中盤でキープしてさばける選手たちが狭い局面を一気に打開すると、一気にスピードアップしてゴールへと迫るシーンが今日は増えたように見えました。練習後にも選手たちがさきほどのプレーについて話し合うシーンも。

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練習後には、高橋監督がこのキャンプを振り返りました。
3つの目的へどうチャレンジし、クリアできたのか。
「フィジカルは、みんなの頑張りもあってこれからもっと成果が出てくると思う」
「個人戦術は、ディフェンスはこれまでのベースもあるし、なかなか良かった。あとは攻撃、もっとアイディアを出していこう」
「コミュニケーションは、ピッチ上でしっかり話ができていた。これを続けていこう」

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ここまではけが人を増やすことなく、順調に進んでいると思います。明日、無事に打ち上げて我が家の柏へ、みんなで帰ろう。みんなの待つ柏へ帰ります。

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2009年2月 2日

グアムキャンプ6日目

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担当:大重正人

「残り3日。ここで気を緩めないように、ケガをしないように、しっかりやっていこう」。疲労のピークにある選手たちに高橋監督からゲキが飛びます。今日も午前から走り込み。通称「ロクロク」と呼ばれるタイム走です。ピッチを2周しての660mを6本、設定されたタイムはどんどん速くなり、これまでの1000m走よりもハードなメニュー。息も絶え絶えになりそうになりながらも「さあ、行こうよ?!」と励まし合う姿は、レイソルらしいチームワークを感じさせます。2分間のインターバルを入れながら、走った直後とスタート30秒前に脈拍をとります。「みんな、走った後すぐに脈も落ちてるし、順調だよ!」と測定係の石川コーチも手ごたえを感じている様子。

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その後、ジムに移っての筋トレ。ただいまグアムではレイソルをはじめ、FC東京(今日まで)、ガンバ、アルディージャ、ヴィッセル、コンサドーレ、さらに韓国Kリーグのチームがキャンプ中、ジムには各チームの選手が入り交じり、普段では絶対にありえない交流があります。ガンバの明神選手やルーカス選手がレイソルの選手と言葉をかわし、なごやかな雰囲気です。そのルーカス選手と握手をかわしていたフランサ選手、アルセウ選手と一緒に身体を鍛えています。「ポポも含めて、それぞれ去年は満足いかないシーズンだったから、今年こそという気持ちが強いですよ。みんなモチベーションがとても高い」と公文通訳からも頼もしい言葉が聞かれました。

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キーパー陣は、フィールダーよりも先に集合して、練習場までランニングする毎日です。3人の後ろ姿を見ていたら、ひとつ気づくことがありました。ユニフォームの肩口から背中にかけて、同じ模様のように茶色く汚れているのです。シジマールコーチの激しいシュートを横っ跳びでキャッチすると、肩口からはげしく地面に落ちます。でもボールをしっかりと抱き込み、こぼさないように。猛暑の中、基礎練習を繰り返している証が彼らの汚れたユニフォームに記されています。

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フィールド陣は午後からボールトレーニング。「今日から、攻撃を中心にやっていく」と高橋監督はユニークな練習を取り入れました。4対4+4とでも言いましょうか。ドッジボールの内野に4人ずつ、そして外野にも4人ずつが立っているところを想像してください。ボールを保持してゴールを狙う際には、外野の選手も使うことができます。つまり8対4の数的優位の状況のなかで、サイドへワイドに開いた選手をうまく使いながら、しっかりと相手を崩してゴールに迫ろうという意図です。

内野は2タッチ、外野は1タッチのみで、外野→外野へのパスは2回以上つなぐと反則。最初は慣れないトレーニングに戸惑い気味でしたが、徐々にすばやいパスを繰り出し、シュートも決まり始めました。しかし監督からは「奪った後、もっと正確につなごう。慌てずに!」と途中で指導が入る場面もありました。口で伝えてすぐにできるようになるほど、御存知の通りサッカーは簡単じゃありません。こういった新鮮なひとつひとつのトレーニングが選手たちの眠っている才能を引き出し、より高度で主体的なサッカーを実践するためには欠かせないことでしょう。

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グアムでは残り2日。選手もスタッフも最後まで懸命に汗を流し、闘っています。

2009年2月 1日

グアムキャンプ5日目

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担当:大重正人

5日目の今日こそ、午前練習のみの一日となりました。「(身体が)キツイです」という言葉すら少なくなり始める中盤戦、ここまで極限まで精神と肉体を追い込んできた戦士にも休息が必要でしょう。それでも午前中は、ボールを使いながらの走り込みを中心としたメニュー。最後はミニゲームで絞めて「午後はオフだから、しっかりリフレッシュしよう!」と高橋監督の号令で中打ち上げのようにトレーニングが終了しました。

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そのトレーニングが終わると、今日もTV取材が。Jリーグ公式サイトの「J’s GOAL」で配信されるインタビューです。2年目の飛躍を誓う村上選手が登場。「みんながいる前だと緊張するんです。タオル持っててもいいですか?」と練習直後での汗かきなのか、緊張から来る汗かきなのか。それでも実直な性格の表れたコメントを残してくれました。「ハットトリックのことはもう済んだことです。自分はうまい選手ではないので、キャンプで身体を鍛えて、走って走って走りまくって、チームに貢献したいです!」。ところが、そんな村上選手には、夜にさらなる大役が待ったことは知る由もありませんでした……

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取材に来られた高木聖佳さんの写真レポートがJ’s GOALにも掲載されています。また高橋監督、李選手、菅沼選手のインタビュー動画も合わせて近日公開される予定です!

午後は待望のフリータイム。ホテルで休む選手もいれば、多くの選手が一台のバスに乗り合わせて、グアムの市街地へ。家族や知人から頼まれたであろうおみやげをしっかりと買い込んで、去年は時間を勘違いして遅刻してしまったあの仲良しコンビもしっかり午後6時に集合。ベテランも若手も一緒になり、ポリネシアンバーベキューで新鮮な肉や魚介類をほおばりました。そしてポリネシアンファイアーダンスショーでは、恒例になりつつあるドッキリも。

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昨年は誕生日を迎えた杉山選手とロビンソン前GKコーチが壇上に導かれました。今年は入籍、挙式をめでたく迎えた永井選手、村上選手、木村エキップメント、そしてなぜか李選手(まだ入籍はしていないはずですが??)が飛び入り。彼らの見よう見真似の即興ダンスに選手・スタッフは手を叩いて爆笑の大ウケ!この5日間の疲れを忘れるような楽しい時間を過ごすことができました。

キャンプは折り返しを過ぎて、残りは3日間となりましたが、フィジカルを中心に順調に進んでいます。最後まで集中してケガをすることなく。これまで積み上げてきたトレーニングを身体にしみこませながら、残り3日を最後まで走り続けてほしいものです!

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