2006年12月31日

大晦日ですね

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本日の担当:横井孝佳

いつの間にやらこんな時間、もう日付のうえでは大晦日じゃあないですか! 日立台はしんと静まり返っておりますよ。やっぱり気が向いたので(笑)、広報日記アップしちゃいます。

今日の午後、クラブハウスのほうへ行ってみたら、駐車場でちょうど鈴木達也選手と出くわしました。トレーニングに来たの?
「いやー、年内にブログ更新しとこうと思って、写真を撮りに来たんですよ。そしたら携帯の充電が切れちゃってて保存できなくて、充電器持ってきました」
ご苦労なことです。さっき、アップされてましたね。ありがとう。

鈴木選手にメールを送ったら、
「今年はたくさんご迷惑おかけしました、来年もたくさんご迷惑をおかけしますのでよろしくお願いします!」
と返信が来ました。おうよ、バッチこーい!てなもんだ。欲を言えば鈴木達也オシムジャパン入りで取材殺到、広報てんてこ舞い、なんてのを希望。


日中、仕事をしながら、1年前の今日のことを思い出していました。あれからもう1年か、早かったなと。

1年前のクラブ事務所は大混乱でした。どうやら大量の選手が移籍しそうだ、来季のチームはどうなるのか。小野寺社長、竹本GM、石崎監督らが、当時あった社長室(その後壁を取っ払い、社長室は消滅しました)にこもって、朝から晩までチーム編成について打ち合わせをしていた去年の12月30日。
あの日のことを思い出すたび、今年のチームの団結力、成し遂げた結果、それらが奇跡のように思えるのです。
いや、奇跡なんて言ったら石さんやタケさん、選手たちに失礼だ。彼らの努力が、本当にかけがえのないものに感じられます。

今年手にした大きな成果を、絶対に無くさないように大切に握り締めて、2007年の扉を開けようと思うのです。
というわけで、皆様、良いお年をお迎えください!! 来年もレイソルと広報日記をよろしくお願いします!

2006年12月29日

仕事納め

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本日の担当:横井孝佳

柏レイソルは本日が仕事納めでございます。お昼過ぎから納会が始まり、無茶苦茶な飲み方をしてさっきまで寝込んでました。一度は起きて、契約更改合意選手の一覧をアップしたりもしたのですが・・・。デイリーレイソルの更新は遅れてしまいました。深くお詫び申し上げます(今年の年末は、飲み絡みで謝罪してばかりですね。ホント申し訳ございません)。

14時には佐藤由紀彦選手の完全移籍をリリース。コレはもうね、ホントにうれしいです。かつては「東京のベッカム」「ハマのプリンス」と異名をとったスター。しかし今では、チームの精神的支柱になり得るいぶし銀のベテラン(と呼ぶのは失礼ですが、若いチームなので相対的に年長者になるのです)。試合後のコメントを求めるといつも、こちらが唸らされるようないい言葉が返ってくる。若い選手はぜひお手本にしていただきたい、広報として本当に頼りになる選手です。

契約更改選手の一覧は、あくまでも現時点のリストです。たぶん年内の進展はないと思いますけど、年明けにはまた契約交渉が復活しますので、更改が合意に至った選手、選手の移籍動向などがございましたら、随時お知らせいたします。パッパラーさんはじめ、サポーターの皆様をやきもきさせてしまって申し訳ございませんが、竹本GMはじめレイソルの有能な強化部を信じてお待ちください。

明日以降も出社する予定ですので、気が向いたら(何様だ!)広報日記も更新するかもしれませんが、ひとまずこれにて今年の更新は最後とさせていただきます。皆様、どうかよいお年をお迎えくださいませ! 来年も柏レイソルに、熱いご声援をお送りください!





・・・ここから先は、私から種蔵里美さんへの私的な“ラヴレター”ですので、興味のない方は読み飛ばしてください。




種ちゃんへ

本部室裏で寝込んでて、起きたら種ちゃんの姿がなかった。
私物がすっかり整理された、がらんとした机を見て、想像を絶するような喪失感に襲われてます。

種ちゃんは同僚であり、戦友でした。クラブが決していい状態ではないときに一緒に仕事を始めて、今日まで、二人三脚で突っ走ってきました。クラブとサポーターをつなぐ架け橋になり得る、広報という仕事の重要性を二人で認識して、共有して、足りない部分を補いあって。

いろんなことを思い出します。

2004年の10月3日、雨の横国でのマリノス戦。僕がレイソルに来てから、3ヶ月経って初めての勝利。ホイッスルが鳴り終って、振り向いたら、種ちゃんが眼に涙を浮かべて右手を差し出していた。あれには泣かされました。

種ちゃんも書いてたけど、サポカンの議事録を起こしたことも思い出深い。眠眠打破を大量に買い込んで、「これを朝までにアップすることが、サポの皆さんへの誠意だよね」と声を掛け合って、ひたすらキーボードを叩いたよね。

まだまだ道は半ばだけど、レイソルはいい方向に向けて走り始めてる。もちろん、選手や他のスタッフの力は大きいし、サポーターの皆さんの力によるところも大きい。でも、種ちゃんの果たした仕事は、とてつもなく大きい。
これからは種ちゃんと僕とで目指してきたものを、新しくやってくる担当と一緒に実現できるように、微力ながら精一杯尽くします。

本当に本当に本当に、ありがとう。
種ちゃんの未来に幸多かれ、じゃなくて幸ばっかりありますように。
またどこかで。

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2006年12月28日

本当にありがとうございました

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本日の担当:種蔵里美

このたび、この月末(29日)をもちまして、柏レイソルを退社することとなりました。
みなさんとつながっているこの広報日記でお知らせするのが正しいと思い、このタイミングでのお知らせとなりました。ただ、涙腺が緩みっぱなしのいま、「レイソルの広報にとって一番重要な業務は広報日記」と言っておきながら、今日の広報日記を最後まできちんと書き上げられるかどうか自信がありません。

5年間、レイソルの広報を担当させていただきました。
激動のシーズンの繰り返しとなり、クラブが壊れてまた再生されていくなかで、ピッチと観客席の近さのようにそのままの勢いでクラブに真っ正直に向かってきてくれるみなさんとチーム、フロントがなんとかうまくつながるよう、試行錯誤してきました。
矢面に立つ選手たち。自分だけでなく大勢のひとの夢を背負って、一個人としての勝負だけでなく、チームのために戦う彼らの苦悩や我慢や陰の努力、成長や喜びをいいかたちで伝えたい、レイソルというクラブをなんとかいい方向に持っていきたい、その一心でした。
選手のように特別な能力があるわけではない私にとっては、ただただ一生懸命に全力で対応することで進んでこられたように思います。

少しずつ形作られてきた、いまのレイソルの広報スタイルを導いてきてくれたのは、ほかでもないみなさんです。
試合前に私を泣かせるスタンドの一体感、素晴らしい応援、真剣さ、温かさが、広報日記のスタンスや空気をも作ってきてくれました。
この場を借りて、心より感謝申し上げます。
今季ホーム最終戦。
キックオフ前、スタジアムに充満するみなさんの嬉しそうで幸せそうなわくわくした顔を見たとき、見たかったのはこれだと、大河原選手のふれあいタイムに帯同しながら、緩みそうになる涙腺を止めるのに必死でした。

たくさんのひとに助けられてきました。
こちらの気持ちを楽にしてくれたり頑張らせてくれる生え抜きの選手たち、声をかけてくださる練習見学の方々、いつも気遣ってくれるトレーナー陣に宮本拓ちゃんをはじめとするスタッフ、広報を担当させてくれたクラブ、それまでのレールをしっかりと敷いていた小田切元広報、レイソルを取り上げてくださるメディアの方々。
そして誰よりも、いまあるレイソルの広報スタイルを築くなかで、常に広報ズを引っ張ってきてくれた横井さんに感謝の気持ちでいっぱいです。夜通しの作業で仕上げた1月29日のサポーターズカンファレンス議事録。広報ズの2006年は、年始早々に出社してきた1月4日でも、新体制発表の20日でもなく、サポーターと進んでいく道程に手応えを掴もうとした、あのサポカン議事録アップの瞬間から始まったと思います。

レイソルというクラブに住むひとびとが大好きです。
本当にありがとうございました。
今後とも柏レイソルをどうぞよろしくお願いします。

そして最後に。嬉しくて、やっぱり触れられずにはいられません。
カタール遠征のU?22日本代表メンバーに選出された石川直樹選手に菅沼実選手。
菅沼選手にとってはひさしぶりとなる年代別代表選出、そして石川選手にとっては初となる選出&国際大会。臆することなく、いつもどおりの姿勢でチャンスを掴んで帰ってきてほしいです。
彼らの今後にもおおいに期待しています。

2006年12月28日

契約更改選手のお知らせは明日に

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本日の担当:横井孝佳

取り急ぎお知らせです。

昨日お伝えした「契約更改選手の発表」ですが、大変申し訳ございませんが、事情により明日29日金曜日の発表とさせていただきたく存じます。

楽しみにお待ちいただいた方々、大変申し訳ございません。明日必ずお伝えいたしますので、今しばらくお待ちください。よろしくお願い申し上げます。

2006年12月28日

忘年会と送別会の日々

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本日の担当:横井孝佳

タイトルどおりの毎日を送っております。
今日は日中、都内ほかで打ち合わせが相次ぎ、その後柏へ帰って来てそのまま忘年会&送別会に突入したため、お知らせすべきニュースをアップするのがこんな時間になってしまいました。深くお詫び申し上げます。

この時期、忘年会は皆さんも同様のことと存じますが、送別会っていうのは・・・・。

永遠に続くことなんてありえない。物事にはいつか終わりの時が来て、出会いがあれば別れがある。今年チームを去る選手たちも。そして・・・・・・それは本人にこの日記で語ってもらいましょう。「レイソルの広報で一番重要な仕事って何ですか?」と聞かれ、躊躇なく「広報日記です」と答えていた彼女に。

なんかしんみりしちゃってヤですね。明るく行くぞ!

明日(といいますか日付の上では今日)、以前お知らせしていた契約更改済選手のリストをご公表したいと思っています。ただし、あくまでも予定ですので、諸般の事情で延期となる可能性があることもご承知置きください。また、現時点で契約更改を済ませていない選手がいたとしても、毎年、年明けにサインするのが慣例になっている選手などもおり、決して「更改を渋っている」といったわけではないことを、予めご理解ください。

それにしても、昨日(日付の上では一昨日。くどい)は醜態をさらして申し訳ございませんでした、送別会にご参加いただいた皆様。この場を借りて深く深くお詫び申し上げます。なんか、やっぱり、しんみりしちゃってヤですね。

2006年12月26日

落合選手がフロンターレに移籍

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本日の担当:種蔵里美

落合選手の川崎フロンターレへの移籍が決まりました。
シャイで優しく、時折かなり広報泣かせな落合くんですが、ピッチ上でがらっと変わるその表情といい、言葉の透明度といい、横井広報とも話していたのですが、「得がたい大事なキャラ」の持ち主です。
何よりも今季、苦しいときこそ響いていた練習中のその大きな声に、見学していて何度も元気をもらいました。
フロンターレでの今後の活躍を心から願っています。
フロンターレサポーターの皆さん、落合選手をどうぞよろしくお願いします。

さてクリスマス休暇が明けたレイソルはいつも通り。
今日は流通経済大学の阿部嵩(あべ しゅう)選手の来季からの加入内定のお知らせを出しました。流経大からは、阿部選手のほかにJリーグ各クラブに内定した選手が昨日付で3選手です。
阿部選手はこの秋練習参加にも来ていたのでお馴染みの方もいらっしゃるはず。大谷選手の同期ですから、チケット課・じゃんぼさんの教え子でもあります。
どんな性格の選手ですか?と聞いたら「どちらかというと大谷系」と答えが返ってきました。落ち着いている、と捉えていいのでしょうか。

短い広報日記で申し訳ありませんが、時間が迫ってきました。
今年最後のラジオに行って来ます。

2006年12月23日

ミノルーニーがフッキ!ではなく復帰!!!

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本日の担当:横井孝佳

ついに、ようやく、菅沼実選手の復帰リリースを発表しました!

「全身全霊で頑張りますので、熱いご声援をお願いします」。コメントもしっかりしています。

菅沼選手の復帰は、早い段階から決まっており、今月のチーム練習にも参加していたことは練習見学にお越しいただいた方ならご存知だったと思います。私も早く発表したくてウズウズしてました。先日のフォトギャラで、待ちきれずに「愛媛FCから練習参加中の某選手」などとフライングしてしまったことをお許しください(笑)。

2年間の武者修行で、ホントにたくましく成長しました。正直、リュックサックを背負って「行ってきます!」ヤラセ写真を撮っていた頃と同一の選手とは思えないくらい。プレーはもちろんのこと、表情も仕草も大人の男になったなと思います。
メンタルの成長も然り。10月18日のアウェイ愛媛戦でのこと。松山で配られていたフリーマガジンで、何と巻頭グラビアにモデルとして登場しているのを発見(レイソルサポーターの方に教えていただきました)。撮影場所はダーツバー、女性モデルに膝枕してもらってる写真も。今だから記せますが、試合前に本人を捕まえて雑誌を見せ、「おうおう何コレ。モデルデビュー? 出世してんじゃん」などと囃したてたものです。「カンベンしてくださいよ?」と照れまくるミノルーニー。精神面の動揺を狙ったのですが、それをものともせずゴールを叩き込んでくれちゃいました。

今シーズン、J2に旋風を巻き起こした愛媛の素晴らしい全員サッカー。その中で開花した抜群の才能。ホント、愛媛の方々には頭が上がりません。広報のジャンさんも「がんばれミノル!俺たちはミノルを忘れないぞっ!」なんてエールをリリースに載せてくれて。ちょっと目頭が熱くなりますね。

選手の動向について、皆さん気にしてらっしゃることと思います。来週の半ばには、契約更新選手リストを発表したいと思っております。しばしお待ちを。

そして残念なお知らせ。高円宮杯全国大会に進出していたレイソルU-15、本日の試合で、残念ながらFC東京深川に敗れてしまったそうです。石川健太郎監督によると、「内容的にはすごくよかったから残念」とのことです。悔しさを糧に、来年の飛躍を期待したいものです。

最後になりましたが、長谷川悠選手が期限付移籍していたFC岐阜、ホンダロックとの入れ替え戦を制し、見事来季からのJFL昇格を勝ち取りました! おめでとうございます! 残念ながら、今日の試合では、長谷川選手の出場機会はなかったそうです。

2006年12月21日

日光は寒かった

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本日の担当:横井孝佳

広報日記はレイソルのチーム情報や選手の情報を提供するメディアです。だからこそ、レイソルとは異なるクラブのことをお話しするとお叱りを受けそうですけど、シーズンオフでネタもないことだし、いいですよね?

じつは昨日20日、午後に半休をいただいて、日光へ行って来たんです。栃木県の日光。世界遺産の日光。えのきどいちろうさんのお誘いを受けて、アジアリーグアイスホッケーの、日光神戸アイスバックス対西武プリンスラビッツの試合を観てきたんです。
えのきどさんはファンとして、日光神戸アイスバックスを熱烈に応援しているんです。サッカーの仕事で知り合ったセルジオ越後さんを引き込み、今年からついにセルジオさんは、アイスバックスのシニアディレクターに就任してしまった。しかも無償で。えのきどさんも手弁当で、マッチデープログラムに文章を寄せたり、チームのアドバイザー的なこともしてらっしゃいます。
私もぜひ一度、アイスホッケーの試合を体験したいと思っていたんです。Jリーグとの違いも気になりますし、他のスポーツを観るのも勉強になるかと思いまして。それで昨日、ついにそれがかなったわけです。

しかしわたくし、アイスホッケーのゲームを観るのも初めてならば、アイスバックスについての知識もほとんどありません。東武日光駅から乗ったタクシーで、
「しもふりアリーナお願いします」
「しもふり? 霧降(きりふり)でしょ」
と突っ込まれる始末。会場名すらうろ覚えでした。和牛に飢えてると思われたらヤだな。

試合会場の霧降アイスアリーナでは、アイスバックスのキャプテン村井選手に直々に、試合前のロッカールームを案内していただきました。Jリーグではありえないことです。思ったよりもピリピリしておらず、穏やかな雰囲気。でも、これはフェイスオフ(試合開始)2時間前のこと。これからだんだんと、コンセントレーションを高めていくのでしょう。えのきどさん同様手弁当でアイスバックスをサポートしているYさんによれば、「試合直前は、サッカーよりもピリピリしてますよ。やはり『氷上の格闘技』と呼ばれるほどボディコンタクト強いですから」だそうです。なるほど。

試合前にはセルジオ越後さんにもご挨拶。「レイソルの広報? ああ、おめでとう。よかったね」と笑顔で握手を求められました。ホッとしました。なぜか、根拠もなく、怒られるような気がしてました・・・。
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そして19時、フェイスオフ。初めてのアイスホッケー、サッカーとはまた違う魅力に圧倒されました。何と言ってもスピード感、特に攻守の切り替えの速さはすごい。めまぐるしく攻守が入れ替わり、なおかつ選手交代も随時行われますから、最初はその展開に戸惑いました。でも第3ピリオドに入る頃には、戦術的なこともおぼろげながら理解でき始め、俄然面白くなりまして。氷が削られる音、プロテクターがぶつかり合う音、スティックでパックを叩く音などなど。音で興奮する、という経験も新鮮でした。

しかし、アイスバックスは惨敗を喫しました。えのきどさんによると、西武との対戦は「浦和かガンバと、J2下位のチームが対戦するほどの実力差」があるそうです。淡々と得点を重ねていく西武に、ホーム霧降のサポーター(アイスホッケーでサポーターがついているのは、市民クラブであるアイスバックスだけだそうです。他は企業チームで、会社の応援団が主だとか)は声も沈みがちでした。しかし「アーイスバックス!!!」と声とメガホンで選手を鼓舞する様に、サポーター魂を見ました。選手もそれに応えます。明らかに劣勢ながらも、諦めることなく氷を蹴り、相手選手に必死にぶつかっていく。気持ちの上では上回っていたと思います。そして第3ピリオド、結果的にこの日唯一の得点をアイスバックスが挙げたときには、爆発的な歓喜がアリーナにあふれました。

また、このアイスバックス、非常に厳しい財政状況で運営されているのです。アリーナ内の運営係員は、全員高校生のボランティア。売店で豚汁をよそっているのは、地元の校長先生でした。皆ボランティアで、売り上げもクラブへの寄付金になるそうです。涙ぐましいほどの努力を重ねてらっしゃいました。
しかしそれでも、ついに12月と1月の遠征費が底をつき、このままではクラブ解散の危機なのだそうです。今、えのきどさんとセルジオさんが中心となって、寄付金を募る活動を行ってらっしゃいます。お二人とも、月曜日から宇都宮に泊り込んで、栃木県内の企業やマスコミを回っていらっしゃる。銚子電鉄かアイスバックスかという危機的状況です。

私もわずかばかりのお金を寄付してまいりました。正直、Jリーグとは規模が異なり、単純に比較できない部分もあります。しかし、底冷えのする霧降アイスアリーナに響いたサポーターの声援、それは日立台と何ら変わらない熱さでした。きっとこの危機を乗り越えてくれるはず。あのサポーターの声援がある限り。同じスポーツの世界に身を置く者として、そして地域密着の素晴らしさとサポーターの力を実感する者として、心からアイスバックスを応援したいと思った日光の夜でした。

2006年12月20日

ひさしぶりのクラブハウス

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本日の担当:種蔵里美

オフに入って5日。
クラブハウスをのぞいてみたら、2階スタッフルームでは模様替えが進んでいました。いたるところに段ボールや荷物整理のあと。少しずつ来季にむけての準備が始まっています。段ボールといえば、今季途中にプロA契約になった鈴木達也選手も今週、寮を出て新しい家に引越をすませたようです。晴れて新居での生活スタート!のはずなのに、「拓さん、段ボールが・・・」「荷造り大変です・・・」とアウォーズ懇親会の席で宮本マネージャーにしきりに訴えていました。

リハビリや自主トレの選手などがぽつぽつと現れて、現場は思ったよりも賑やか。午前中は北嶋選手、永井選手、根引選手などが大音量の音楽のなか、室内トレーニングルームで汗を流していました。「まだまだ休まないよー」と言わんばかりに。

さて、出張で出掛けていたためにお知らせが遅くなりましたが、このたび、ホームゲーム後にレイソルロードで配っていた朝日スポーツキッズの速報号外が一冊の本になりました!(詳細はこちら
今季号外を発行した全15試合分の写真がオールカラーで入っていて500円。お近くの朝日新聞販売店でもお問い合せいただけます。
昇格が決定してからの2週間で横井広報がものすごい勢いで調整したたくさんの取材も、それぞれの媒体でこれからどんどん出てくると思いますが、こちらの号外集もぜひお手にとっていただけると嬉しいです。

2006年12月19日

アウォーズをモチベーションに

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本日の担当:横井孝佳

今年も行って来ました、Jリーグアウォーズ。会場の新横浜は横浜アリーナまで、鈴木達也選手とマネージャーのタクちゃんとともに、イエローのレイソルカー(軽自動車)で。首都高をトリッキーかつツイスティーに爆走してきました(もちろん制限速度内で・・・)。
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なかなか濃い車内でした。

昨年のアウォーズは、J2降格が決定し、「J1扱いされる最後のイベント」でございました。ゆえに、J2クラブとしてこの催しに参加するのは初めて。選手にとっては、J1のような事前のリハーサルもなく、来場客の1人といった感じです。少し会場入りが遅れたため、タキシード姿の鈴木達也選手は控え室でくつろぐ時間もなく、すぐに関係者席へと連れて行かれました。
で、私とタクは3階のクラブ関係者席で観覧。今年はプレゼンターにオレンジレンジや佐藤江梨子さん、大相撲の白鵬関らが参加し、例年にもまして華やかな雰囲気。そして、壇上に上がる各チームの選手たちが、また晴れやかなんですよね。ふだんユニフォームという戦闘服に身を包んだ選手たちがタキシードを着ると、ハレの場である感がいっそう強調されます。

鈴木達也選手には、相当刺激になった様子。筑波大の後輩、藤本淳吾選手が新人王を受賞したこともあるでしょう。「いつか、最優秀選手としてあのステージに立ちたいね」と、セレモニー終了後に話していました。彼のこういうハングリーなところはとても頼もしいし、大好きです。

J1を制覇した浦和レッズ。選手みながステージに立つ栄誉。そして、広報担当者はじめ多数来場していたスタッフ、特別席を用意されたサポーター。皆さん晴れがましい笑顔で、素直にうらやましい。いつかレイソルも、選手全員とスタッフとで来てやるんだ。そんな意欲を掻き立てられます。毎回思うことですが、アウォーズってホント、選手にとってはモチベーションになり得る。1人でも多くの選手に、この会場の雰囲気を味わってもらいたい、そして鈴木達也選手のように、憧憬を燃料に変えてほしい、と思います。

本日うれしかったこと。石さんに私の携帯を貸したら、「この待ち受け、どうしたんじゃ。ウチの息子も同じのにしとるぞ」と言われたこと。そう、いつぞや私が作製したフランサ選手の「信じれば望みは叶う」待ち受けでございます。息子さんにもご愛用いただいているとは。ありがとうございます。
本当に、フランサ選手の言ったとおりになりましたよね。信じれば叶う。いつかアウォーズに、チーム全員で来ることも、きっと叶う。叶えたいですね。

2006年12月15日

オフの過ごし方

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本日の担当:横井孝佳

ついに、今シーズンのチーム活動最終日を迎えました。

朝一番で、今季最後のミーティング。石さんが「明日から約1ヶ月の休みだが、みんなプロスポーツ選手としての自覚を持って、きっちりとした生活態度で過ごしてほしい。来季はJ1という舞台で戦う。いいかたちでシーズンインを迎えられるよう、いいかたちで休みを取ってほしい」と檄を飛ばせば、古邊フィジカルコーチから休み中に消化すべき練習メニューの説明などもありました。
プロスポーツ選手にとって、オフ期間の過ごし方は非常に重要です。今日取材に見えたプレス関係の方に伺った話です。
「ジェフ千葉が強くなった理由を、退任された祖母井GMに伺ったんですよね。その答えは『そんなに奇抜なことはしていません。ただ、オシムが監督に就任して、キャンプ初日から試合形式の練習をやるようになったんですよ。だから選手たちが、オフの間にきっちりと体を作ってくるようになった。それが大きなポイントでしたね』というものでした」
なるほどね、と膝を打ちました。

疲労を取り去ることもオフ期間の重大事。だけど、休んでばかりでは、コンディションを元通りにするのに時間がかかる。古邊さんによれば、アスリートがコンディションを回復するには、「休んだ日数×2」の日数が必要だそうです。選手たちは既に十分理解していると思いますが、ぜひ自主トレを欠かさず、いい状態で新年のスタートを切ってほしいものです。

今日はその後、ミニゲーム大会を実施。選手・スタッフ全員を3組に分け、それぞれ北嶋、平山、永井各選手が監督として采配を振るいました。フォトギャラでお伝えしたように、永井俊太監督率いる青組が勝利。愛媛FCから練習参加している菅沼選手の活躍が光りました。

そして最後はみんなで記念写真。1月29日のふれあいフェスタで撮った家族写真、参加人数こそ以前より少なかったのですが、それでも平日の午前とは思えぬほど、多くの方々が集まってくださいました。先ほどPC版ホームページのトップにも掲載しましたが、いい写真ですよね・・・。

明日からは1月中旬までオフ。でも、契約更改等でクラブハウスを訪れる選手も多いでしょうし、それなりにネタもあるかと思いますので、広報日記は続けていきます。ただし、明日、明後日はお休みする予定ですので、何とぞご了承ください。取材ラッシュも今日で終了。今は広報として、つかの間の達成感を味わっています。冬の日本海でも観に行ってこようかな・・・。

2006年12月14日

まとめてお知らせ

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本日の担当:横井孝佳

いやーバルサすごかったっすね。あそこまで個々のテクニックが秀でていると、何だか競技としてのサッカーというより、プロバスケのアクロバットチームを見ているような感じがしてきました。
でも、そんなテクニックを誇りながらも、チームとしての連動性や、ボールを持つ人間を追い越す動きなどがしっかりできていて、こりゃ強いはずだ、と。ぜひ明日、生観戦した石さんに感想を伺ってみたいと思います。

さて、明日は今季最後の練習です。今朝ほどアップした日記にも記しましたが、楽しい趣向が用意されておりますので、お時間のある方はぜひ練習見学へ。ミニゲームをやるんですけどね。お楽しみに。

また、何人かの方から同様のメールを頂戴したので、この場を借りてお知らせいたします。

まず、選手の移籍動向について。これは当クラブとして発表できる段階になったらリリースいたしますので、何とぞそれまでお待ちください。「知っている情報があったら教えて!」というメールも何通かいただきましたが、相手クラブのあることでもあり、事前に公表するわけにはまいらないのです。ご理解ください。

そして、先日の鈴木将太選手の湘南ベルマーレへの移籍の件。所属元である大宮さんと移籍先の湘南さんからリリースされましたが、ぜひレイソルでもアナウンスして欲しいというご要望です。
原則的には、期限付移籍で加入している選手は、移籍期間が過ぎれば所属元のクラブに戻ります。加入リリースを発表する際に「契約期間は○月○日から○月○日までとなります」と表記しているのはそのためです。したがって、今年在籍した期限付移籍の選手も、基本的に今季限りの在籍となります。
ただし、移籍期限を延長したり、完全移籍に変更する場合には、原則としてリリースを出してお知らせいたします。
とはいえ、「今年一緒に戦った“家族の一員”というべき選手が移籍するのに、レイソルから何もお知らせがないのはいかがなものか」「レイソルサポーターに何も言わずに出て行ってしまうのは淋しい」といったお声もまことにごもっともですので、今後はこの広報日記などでお知らせし、かつコメントもフォローしていきたいと考えております。

さて、トップページにリンクを貼ったフラッシュムービー、もうご覧いただけましたか?

先日夜なべをしながらつくっていたのですが(写真とテキストのみ。フラッシュに加工したのは業者さんです)、改めて出来上がったものを見てみると、うーん。いささか仰々しかったですかね? でも、やっぱり、今年のドラマチックなシーズンを振り返ると、あれでよかったかな、と思えるのです。
ちなみにこれは、興が乗って作ってみたもので、先日日記に記した、皆さんのDVD勢作要請にお応えするものではございませんのでご了承を。改めて、今シーズンを振り返る何らかの媒体を残したいと考えております。

2006年12月14日

客観視

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本日の担当:横井孝佳

大変申し訳ございません。昨晩は久しぶりに潰れてしまい、広報日記を更新できませんでした。デイリーレイソルの更新までは何とか行えたのですが・・・。

昨晩、石さん主催の食事会が行われたのでした。コーチ陣や宮本タクをはじめとする現場のスタッフ、そして山根選手、佐藤選手、平山選手、藏川選手、岡山選手、北嶋選手、南選手ら、ベテラン(と書くと語弊がありますが、若い選手が多いレイソルでは相対的にベテランと呼ばざるを得ない)組も参加。日付が変わる頃まで大いに飲み、語り合い、親睦を深め合ったのです。

隣に座っていたキタジがやたら飲ませ上手で・・・。完全に潰れてしまった次第。いやお恥ずかしい限りです。


昨日のトレーニングは白熱していました。特に、4人対4人のミニゲーム。幅は狭いものの縦には長いコートで、当初はGKなしでプレー。その目的は、「ボールを持っている人間を追い越す動き」を実践すること。「ボールを持っている人を追い越す」攻撃は、石さんが目指すサッカーにおいてとても重要な動きです。
しかし、選手たちはついボールを持っている選手を「サポート」してしまう。近くまで行って、パスコースを見て止まってしまう。そのたび、石さんはプレーを止めて「トレーニングの意図を理解しないといけんよ」と注意していました。
面白かったのは、いざ自分がプレーしていると飛び出すタイミングがわからなくても、入れ替わって休んでいる組がピッチサイドから観ている時には、非常によくわかるらしい、ということ。李忠成選手など「今だ!! 飛び出せ!!」なんて声をかけていて、その後自分がプレーする番に回ったときには、ちゃんと実践できていました。客観的に眺めることが、プレーの理解に役立つこともある、というのを実感しました。

さて、今年の練習も残すところ今日を含めてあと2日。明日15日の最終日は、楽しい趣向を考えているようですよ、石さん。もしお時間がある方は、ぜひ練習見学にお越しください。

2006年12月12日

I LOVE PARTY PEOPLE

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本日の担当:横井孝佳

タイトルと本文は関係ありません。小林亮選手が以前紹介していたCDを私も買って、毎日bounceしていたから自然に・・・。

加藤選手のブログにもあるように、本日、「2006柏レイソルシーズン終了報告パーティー」なるイベントを行いました。
これは、柏市をはじめとするレイソルのホームタウンエリアの関係者(市の方や各種団体、地元メディア関係者の方々など)、クラブスポンサー関係者の方々をお招きし、石崎監督以下スタッフ、選手たちから今季のご声援への感謝の気持ちを込めて、グラスを傾けつつ交流する、という催しなのです。サポーターの皆様に向けては、湘南戦の終了後に祝会を行いましたが、改めて関係者の方々に、今シーズンの終了とJ1昇格をご報告した、という意味合いです。

会場となったホテルの宴会場には200名を超える方々が詰めかけ、レイソルからは選手24名、スタッフ14名が参加して、にぎやかなパーティーとなりました。選手にとって、日ごろサッカーに集中していると見失いがちなこと、「こんなにもたくさんの方々に支えられ、応援されてレイソルが成り立っている」ということを再認識できたのではないでしょうか。

パーティーの司会は、RisingレイソルのMCでおなじみまちゃぴんこと木村雅子さん。
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隣に写っているのは無視していいです。弊社事業部マネージャーの河原でございます。

パーティーは当初の予定よりも早く終了。今日のレイソルオーレには、石さんが会場から電話出演する予定でしたが、程よく時間が余ったため、bayFMのスタッフさんに電話して急きょ生出演に変更しました。こんな無茶なお願いを、「ええよええよ」と二つ返事で聞いてくれる、オレ、石さんが好きです

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私がレイソルオーレに選手やスタッフをアテンドするとき、放送中はスタジオの手前にあるブースから見ています。位置関係的に、松本英子さんと目が合います。ムーンウォークやフランサダンスなどをして松本さんを笑わせるのがひそかな趣味です。

さて、話は変わりますが、本日大宮さんと湘南さんから、鈴木将太選手の移籍リリースが発表されました。
湘南へ完全移籍することは聞いていましたが、その発表が今日だとは知りませんでした。クラブワールドカップに出張中の種蔵広報から、「湘南から電話がありました。将太君のリリース、3時だそうです」という連絡を受けているとき、まさに目の前に将太選手がいて、北嶋選手とウイニングイレブンをプレー中。ちょっと面食らいました。
基本的に、期限付移籍加入している選手の動向に関しては、移籍元のクラブからの発表に任せる、というのがレイソルのスタンスなので、当クラブからはアナウンスを行いませんでした。「レイソルサポーターの皆さん、1年という短い間でしたけど、熱い応援をありがとうございました」とのことです。
大宮在籍当時から菅野監督(当時はコーチ)の高い評価を得ていたという将太選手、ぜひ来年は望さんのもと、暴れまくってほしいです。函館のロスタイムゴールは、一生忘れないよ。短い間だったけど、本当にありがとう。

2006年12月12日

晴れて…!

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本日の担当:種蔵里美

FIFAクラブワールドカップが開幕しました。
世界各国からメディアが殺到するであろうバルセロナ戦の対応に今から少々怯えつつ、またそれぞれの出場クラブが見せるチームの絆にあらためて「チームっていいなぁ」と思いつつ、順調に運営を進めています。
今日は名古屋から戻って国立競技場に出向いたのですが、メディアセンターや試合会場などで、会うひと会うひとに「おめでとうございます」「よかったね」と声をかけていただきました。正直、びっくりするくらい多くの方に。
なかでも一番多いのはこれです。

「昇格シスターズだね」「お、J1シスターズ」

というのも今回の大会には、ともにJ1昇格が決まった神戸からI広報が派遣され、セットで動いているのです。
昨年も同じようなかたちで担当。J2降格が決まり、息つく暇もなく大会に突入しました。FIFAのメディアオフィサーから「J2シスターズ」と正式に命名され、その後J2を戦い抜き、晴れてこのたび「J1シスターズ」となりました!
昨年の大会中、さびしげに見える二人の後姿がどこかのメディアに掲載されそうになったこともあったのだとか。「あまりにもどよーんとしてたから撮っちゃったけど、さすがにマズイってやめたよ。本当に(昇格できて)よかったよ」と教えていただきました。
同じ立場で気持ちがよくわかるI広報をはじめとする神戸広報ズのみなさんにはとっても助けられています。
昨年の入れ替え戦第2戦で降格が決まった翌日、名古屋会場に到着したときにかけてもらった「これでちょっと気が楽になったやろ」の言葉は忘れられません。

今年、福岡での入れ替え戦第2戦を終えて、翌朝に大会に合流したI広報からは到着するなり「レイソルのサポーターにたくさん応援してもらったよ」と報告がありました。試合会場でも「レイソルサポーターのみなさん、応援ありがとう。ヴィッセルサポーターより」と横断幕が出ていたそうです。

と、本当は昨夜書きたかったのですが、スタジアムから帰るのが遅くなり断念しました。
タイミングがずれ、またチームと全然関係のない広報日記ですみません。
連日の業務でチームの情報を追いきれていないのですが、明日は午前練習後に千葉テレビ「ライジングレイソル」の収録を行うようですね。小林亮選手、鈴木達也選手をはじめとする「和やかメンバー」が参加するとのこと。24日の放送を楽しみにしたいと思います。
柏に帰る18日には練習が終わってしまっているのがさみしいですが、レイソルの一員として、大会で接する方々に微力ながらレイソルの名をアピールしてきます。

2006年12月10日

1年

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本日の担当:横井孝佳

あの日から、ちょうど1年が経過しました。

あの日から、私たちクラブスタッフは突っ走り続けてきた気がします。残ってくれた選手も、新たに加わってくれた選手も、石崎監督をはじめとするチームスタッフも、そして皆さんサポーターも。「レイソル」という大切な存在をもう一度輝かせるために、わき目もふらず突っ走ってきたのではないでしょうか。

1年でのJ1復帰という結果は残せたけど、ここで立ち止まるわけにはいきません。裏方にとって新しいシーズンはもう始まっています。私たちスタッフは、もう来年に向けて動き出しています。
何しろ今年、「切り替える」スキルは大幅に向上しましたから! もう来年に向けて気持ちが切り替っちゃって、昇格の余韻を楽しむ雰囲気じゃないんですよね。
だから今日の「Rising レイソル J1昇格スペシャル」、暗い暗い。石さんも南選手も落ち着き払っちゃって。CM中にディレクターさんがスタジオに入ってきて「何かJ2に残留したみたいですよ! 皆さんもっと明るく!!!」なんて指示出してましたけど、何かこう、盛り上がらないんですよね。もう遠い過去のことみたいで。つとめて弾けた雰囲気を出そうとしましたけど、たぶんかえって浮いていたのではないでしょうか、私。

でも皆さんはもう少し、楽しんでいてくださいね。来シーズンは3月3日開幕ですから、3ヶ月近くあります。今季終了以来、「この伝説のシーズンをDVDに!!!」というご要望を山のように頂戴しております。何らかのかたちで皆さんにお届けしたいと準備を進めていますので、今しばらくお待ちを!

2006年12月 8日

昨日に続いてちょっといい話

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本日の担当:横井孝佳

皆さん、これから話すエピソードを聞いたら、もっと石さんが好きになりますよ。

本日、柏三中の生徒さん5人が職場体験学習にお見えになったのです。午前中は練習見学の予定。でも、ただ見ているだけでもつまらないだろうからと、練習の球拾いをやってもらったんです。
今日のトレーニングメニューは、選手が4?5人のグループにわかれ、筋トレなどのフィジカルメニューを室内で行い、その後野球場の練習グラウンドに出て、ボールを使ったメニューを消化する、というもの。時間差を設けて、グループごとに順繰りにメニューをこなしました。

最初は、石さんが外に出ていなかったのです。そこで、エクイップメントのカリカリに「この子たちに球拾いをさせてあげて」と言い残し、いったん事務所へ帰りました。その間際、マネージャーのタクちゃんが「あの子たちなんですか?」と聞きます。
「職場体験の中学生。ボール拾いやってもらおうと思って」と私。
「石さん何て言うかなあ」とタク。
そういえばそうだ。職場体験の子どもとはいえ部外者は部外者。監督の許可なしに練習グラウンドに入れたら怒られるかも・・・。と、一抹の不安を抱きつつ、事務所へ戻ったのです。

そして再び練習グラウンドへ顔を出すと、石さんが熱血指導中。ハードな「鳥かご」をやってます。しかしなんかおかしい。よくよく見たら、石さんが指導しているのは職場体験の中学生5人じゃないですか!!!

「ほら○○君、体の向きがおかしい! それじゃ左にしかパス出せんじゃろ!」
「○○君、サポート!! サポートせにゃ!」
と選手とまったく変わらぬ指導をしてらっしゃる。エー!!!! いいんですか!? とこっちがアタフタしてしまったほど。

最後に残った子には、やはり選手と同様、腕立てのペナルティを課したりして。三中の生徒さんたち、ものすごい職場体験、選手の仕事を体験してしまいました。

気さくな人柄にもほどがあります。でも、この子たちにとっては一生忘れられない体験となったでしょう。改めて石さんの懐の深さに感嘆した次第。
ちなみにこんなこと、過去にありませんでした。たぶん先にもありません。「選手と同じ練習が体験できる!」と職場体験を申し込まれても、非常に困ります。市内の中学生諸君、ぜひそこのところにご留意を。今日の5人はホントに運が良かったのです。

さて、本日選手たちは関東近郊の温泉に、納会へと出かけていきました。幹事役の選手会長、大谷選手の「大変そうぶり」が眼に焼きついています。今頃はまだ宴会の最中かな?
笑ったのは、選手たちの小ネタ仕込みぶり。覆面だとか変なおもちゃだとか。オカとクラは、600円で売ってたという馬の頭が付いたステッキがお気に入り。どんな芸を見せたのかな? 帰ってきたら聞いてみましょう。

明日、明後日はチームはオフ。広報日記もオフ、の予定です。何か書きたくなったらアップするかもしれません。それでは皆様、よい週末を!

2006年12月 7日

石さんが好きです

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本日の担当:横井孝佳

約束の時間の10分遅れでクラブハウスに行くと、岡山選手が口をとんがらせて言うのです。
「もう横井さ?ん。遅れるなら先に言ってや。パンゾーとガンダムのゲーム、もう1回できたのに?」
悪い悪い。これでもむちゃくちゃ急いで仕事を片付けたんだよ。それにしても、君もガンオタとは知らなかったよ・・・。(何でもガンダムの新しいアーケードゲームができたらしく、小林祐三選手と一緒にゲームセンターへ行っていたのだとか。祐三選手はZガンダム好きですが、岡山選手はファーストガンダムだそうです)

というわけで午後5時10分、スカパーの生番組「Jリーグナイト!」に出演するためお台場へ出発。石さんは所用を済ませた後、現地で合流することになっています。いろんな話をしながら車を走らせ、馬橋に差し掛かった頃、番組のディレクターさんから電話が。
「もうこちらに向かってますか? プレゼント用の一心同体Tシャツ、お持ちいただきました?」
忘れてた・・・。なんで私が忘れてるってわかったんですか? しかし、もう引き返す時間はない。悩んだ挙句、弊社総務の三浦に電車でお台場までもって来てもらいました。ありがとう萌ちゃん・・・。

駅で石さんと合流し、Tシャツも間に合って、何とか8時のオンエアに間に合いました。
番組中のトークの面白かったこと。石さんとオカの絶妙なやり取り、もはやコンビの域に達しています。

笑いが絶えなかったトークですが、以下のくだりにはほろりとさせられました。

岡山選手「祝昇会のあとに選手が集まって祝勝会をやったんですが、石さんが来ないんですよ」
石さん「ワシ、もう家に帰っとったもん」
岡山選手「そんで、石さんに電話したんですよ。ほかの選手に『オマエからも言うたって』言うて、藏川に代わったんですよ。そしたらクラが、『石さん・・・オレ、石さんのこと好きです』ってコクるんですよ! そしたらほかのやつらも次々に『オレ石さんが好きです』って(笑)」
石さん「みんな名乗らんから、誰が誰じゃかわからんのですよ」
選手たちが飲みに行ったことは知っていましたが、その際こんなエピソードがあったとは。生放送中に初めて知りました。ホントにいいチームになったなあ、と。

第1、第2クール辺りは、内容が伴わないのに勝てたりしていて、それなりにいいムードでした。でも、第3クール辺りから、特にアウェイでまったく勝てなくなった。チーム内に動揺が走ってもおかしくない成績でしたけど、ムードが悪くなるどころか、このチームは逆に結束を強めていきました。何よりボスの石さんがブレず、選手たちも全幅の信頼を置いていたからでしょう。「オレたちのやってることは絶対に間違っていない」と信じて。
順風満帆とは決して言えない成績でしたけど、佐藤由紀彦選手の言うとおり「苦労して上がる」ことで、レイソルはチームとして一丸となり、強くなった。それは間違いありません。

これからどんな補強がなされ、どんなメンバーで来季の開幕を迎えるかは、私を含めフロントスタッフにもわかりません。一つ言えるのは、今年のようには勝てないだろう、ということ。J1に上がったのだから、当然です。
でも、48試合の激闘を終えたこのチームの成長ぶりを見ていると、どんな困難もきっと一丸となって乗り越えていける、と断言できます。皆さんの温かいご声援と信じる気持ち、選手、スタッフ、サポーターの「一心同体」の力があれば。早くこのチームがJ1で戦う姿を見たいですね!

2006年12月 6日

市長にご報告

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本日の担当:横井孝佳

本日の午前、石崎監督、南雄太キャプテン、そして小野寺社長の3人で、柏市役所に本多市長を尋ね、J1昇格のご報告をしてまいりました。
「(春季キャンプ地の)鹿児島に激励に行ったとき、『1年で復帰してください』とお願いしましたが、その通りにJ1昇格を果たしてくれましたね」と本多市長も笑顔。小野寺弊社社長は「ホームタウンの方々のおかげです。感謝しています」と謝意を表し、和やかなムードでした。
石崎監督は「1年で昇格できたのは、選手の頑張り、サポーターの声援、そしてチームが一体になれたことが理由だと思います」と報告。そして南選手には、市長から「(仙台戦や湘南戦など)終盤戦のスーパーセーブはすごかったですね」と感嘆の声をいただきました。

ここで皆様にご報告を。市長との歓談で、小野寺がご報告したことです。
「祝昇会での、岡山選手のパレードの提案を市長に受け止めていただいたことは、非常に感謝しております。しかしながら、今回はあくまでもJ1昇格を果たしたということです。パレードは、J1優勝を果たすまで、封印させていただきたいと」
本多市長にもご理解いただきました。

というわけで、パレードは実施されません。楽しみにされていた方には申し訳ございませんが、ぜひ近い将来J1優勝を成し遂げ、その際にド派手にやりましょう!!!

本日は午前中に尿酸乳酸値を測定。春先のキャンプでチーム最高値を記録した谷澤選手は、今回も6回ランニングする好記録を樹立した模様。こんなに走れるのに、天皇杯では後半早々に足を攣らしていたっけ・・・。しかし抜群の基礎体力と天才的なセンスを持ち、そして人生のパートナーを得て充実した谷澤選手、来年こそは「トントントントン!!」と飛躍の年になるでしょう。

というわけで、今日は短めだけどこれにて。南選手に「広報日記長いよ!」と言われたもので。明日は石さんと岡山選手をJリーグナイトの生放送にアテンドです!

2006年12月 5日

入れ替え戦

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本日の担当:横井孝佳

昇格が決まって以来、ものすごい数の取材依頼が舞い込んでいます。種蔵広報が名古屋出張中で、広報ひとりになっている私は悲鳴を上げています。

・・・つっこむところですよ。普通こういう場合は「“うれしい”悲鳴を上げています」と表現するものです。否、ホントに悲鳴。「ひぃぃぃぃぃぃ!!!!」という感じです。幸い、今この日記を打ち込んでいるモニター越しに、以前広報を担当していた小田切企画課マネージャーの顔が見えますので、彼に助っ人を頼むことにしましょう。

石さんにいたっては、この先10日連続ぐらいで取材が入ってしまいそう。やはり「四度目の正直」というところが、メディアの皆さんにとってはポイントなのでしょう。大分、川崎で成し遂げられなかったJ1昇格を、わがレイソルで達成したことを、レイソル関係者として誇りに思うのです。
以前も日記に記した気がしますが、石さんの1度目の3位、99年の大分トリニータ。最終戦はモンテディオ山形戦でした。1点リードで迎えた89分、相手ペナルティエリア付近でファールをおかし、フリーキックを与えたのが山根選手。FKを蹴ったのが、吉田達磨現柏レイソルU-18コーチ。このボールがゴールマウスに直接入ってしまい、同点に。大分は目前にしていたJ1昇格を逃したわけです。
石さん、山根選手、吉田達磨コーチ。先日、この伝説の試合の当事者3人が、レイソルの食堂「ピアノ」で同時に昼食をとっていました。見ていて不思議な気がしたものです。ちなみに、吉田達磨選手(当時)を山形に呼んだのは、前年まで山形の監督をしていた石さんでした。こんなところにも運命のいたずらを感じるわけです。

J1昇格、J2降格は、ことほどさようにさまざまなドラマを生み出します。そして明日はいよいよ、入れ替え戦の第1戦です。先日酔っ払ってアップしたエントリに、露骨な神戸びいきの記述をしてひんしゅくを買った私ですが、やはり本音では、「トモニイコウ!!!!」と神戸に肩入れしてしまいます。福岡の関係者の方々には申し訳ないのですけど。
昨年トモニ降格し、48試合の長丁場を戦って、激しく昇格を争って。何と言いますか、「同志愛」のようなものが芽生えてるんですよね。同じ思いをしているレイソルサポーターは多いようで、今日、神戸の広報Kさんから「レイソルのサポーターの方から、数多くの激励メールをいただいてるんですよ。大変ありがたいです。広報日記でお礼の気持ちを伝えていただけませんか」とメールをいただきました。ぜひ頑張ってほしいです。

入れ替え戦といえば、地域リーグ決勝大会で2位になり、JFL最下位のホンダロックとの入れ替え戦を行うこととなったFC岐阜。今日、長谷川悠選手がレイソルを訪ねてくれたのは、フォトギャラでも既報の通りです。
先ほど長谷川選手から、私の携帯に選手日記のメールが届きました。後ほどモバイルレイソルにアップしますね。今日は柏から岐阜に帰る際、名古屋出張中の種蔵広報とも会ってきたようです。残念ながら入れ替え戦の応援に行けるかは微妙だけど、全力を出し尽くして勝利に貢献してほしい。吉報を待ってます!!!

最後にお知らせを。2日の湘南戦、平塚競技場の近くで、おそらくレイソルサポーターが落としたものと思しき「アフラックダック」を拾った、という親切な方からメールをいただきました。今年のアフラックデーでプレゼントされたNo.1ダックだそうです。心当たりのある方は、広報宛メールにてお知らせください。

2006年12月 5日

レイソルの岐路

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本日の担当:横井孝佳

夜なべ中です。作業の手を休めて、今日はオフだけど、広報日記をアップしてみようかな、と。
2日以来、皆さんにお伝えしたいことは多々ある気がするのですが、それをつらつらと綴ればとりとめのないエントリになってしまいそうで。幸か不幸かこれから2週間、毎日日記を書くことになったので、徐々に記していこうかと思います。

本日、J1昇格が正式決定しました。鬼武チェアマンは電話を取った弊社社長小野寺に、「J1で思いっきり暴れてください」とおっしゃったそうです。皆さん! チェアマンのお許しが出ましたよ! 来季はJ2で揉まれて格段にパワーアップしたレイソルの暴れっぷりを、とくとご覧いただきましょう!!! 選手はもちろん、サポーターの皆さんもです。レイソルサポーターの弾け度合い、きっとJ1他クラブのサポーターはビックリしますよ。

今日の夕方、北嶋選手が一家揃ってスタジアムを訪れ、奥様も交えてしばらく話しこみました。ピッチを駆け回る大地くんを横目に。
「ホントにね、今年はサポーターだよ」とキタジ。
「オレが前にいた頃は、必ずしもいい関係が築けてなかった。それが今年は、試合に負けても胸を叩いて選手を鼓舞してくれるし、スタンドを黄色く埋め尽くしてくれるし。どれほど助けられたかわかんないよ」としみじみ。
私もまったく同感です。1年でのJ1復帰を実現した最大の功労者は、間違いなくサポーターでしょう。ゴール裏、バックスタンド、メインスタンド問わず、レイソルを応援してくれる全ての皆さん。文字通りチームの「サポーター」でした。
来季は今年ほど勝てないかもしれない。でも、選手とサポーターとは、もう過去のぎくしゃくした関係に逆戻りすることはない。そう信じています。もちろん、皆さんにはクラブを信頼していただけるに足る情報をできる限りお届けし、改善点を改善する作業も継続していきます。この先どんな状況になろうとも、皆さんがレイソルを心から応援できる、そんな環境をつくっていけるよう、われわれフロントスタッフは最大限の努力を惜しまないことをお約束します。

ここからがスタートです。キタジも言ってましたが、「ようやくあるべき姿になった段階」なのです。レイソルが将来ビッグクラブになるか、人気も実力も今ひとつのクラブになるか。その岐路に立っているという認識を持ち、力を尽くしていきたいと思います。

そうは言いつつも、もう今季の試合は終わったのですから、しばらく余韻に浸っていてもバチは当たりませんよね?

yellowdalma.jpg

昇格が決まり、続々とお祝いのお花をいただいています。そんな中に、晴れて両目の入ったイエローダルマをおいてみました。心なしか、うれしそうですよね。

2006年12月 3日

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本日の担当:種蔵里美

さみしさが募ります。
毎週のように全選手が集まってミーティングを行ってきた室内練習場で、解団式を行いました。
今季限りで退団する選手、スタッフ、そしてレンタル移籍でチームに加わっていた選手たちが(去就はこれからの交渉となりますがひとまず区切りとして)挨拶を。
これで、今年の行事はすべて終わりです。
この時期に強く意識する、選手やスタッフ、クラブ、それぞれにある絆を思っていました。
ユースから8年間一緒にプレーしてきた宇野沢選手と試合後に号泣したという近藤選手。
石さんをJ1に上げたいとレイソルに来た巌選手に岡山選手。
去年はスタンドで悔し涙、今年はピッチで嬉し涙を一緒に流した、同期の鈴木達也選手と小林亮選手。
小学生からいるチームのJ1復帰に、顔を真っ赤にして泣き通しだったヤナギ。
加入して間もないのにレイソルを「大好き」と言ってくれる選手。

今年のレイソルの主役はサポーターです。
でもそのサポーターを主役と言わせるまでに沸かせて、素晴らしい応援をさせて、最高に幸せな気持ちにさせてくれたのは、38名の選手たち。
今年のレイソルの一員となってくれたすべての選手にお礼が言いたい。
それが、いまの率直な感想です。


さて、シーズンは終わりましたが、まだまだ練習はあります。
5日から、ボールを使ったメニューや各種測定が組まれたトレーニングが午前中に入っていきます。石さんのもと、2007年シーズンに向けた準備は、ここからもう始まっています。
5日からの広報日記はしばらく横井広報からお届けします。私は、FIFAクラブワールドチャンピオンシップのお手伝いとして、名古屋会場や横浜会場の広報業務を17日まで担当してきます。
普段のJクラブでの広報現場経験を活かして貢献できればいいのですが、いかんせん、いずれも大きくてハイテクなスタジアム。日立台に慣れているのでホームシックにかかりそうです。会場で見かけたら、ぜひお声をかけていただけると嬉しいです。

2006年12月 3日

祝砲

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本日の担当:横井孝佳

祝い酒飲んでて遅くなりました。申し訳ございません。

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さっきまで宮本タク主務と、エクイップメントのキムちゃんと、広報ズの大切なパートナーである種ちゃんと飲んでました。タクがかっこつけて「祝砲お願いします」とオーダーしたのが、写真の1杯。「太陽が昇る」テキーラサンライズのテキーラの代わりに、ロイヤルサルーテを合わせたもの。ロイヤルサルーテはイギリス王室の・・・えーと・・・酔っててよく覚えてませんが、とにかく祝砲なのです。

会社までの帰り道、ぶらぶらと歩きながら、ずっと星空を眺めていました。まだ起きてる方いらっしゃいます? ちょっと窓を開けて、空を見てみてください。柏の星空は今、ものすごく綺麗ですよ。2006年の記憶で、また一つ、忘れられないシーンが増えました。

明日の朝、解団式が行われます。本っ当に大好きだったこのチーム、明日が一応の区切りとなります。だから今は、うれしい、そして寂しい。
時間は絶え間なく流れ、全ては移り変わっていきます。でも、忘れられない、忘れたくないものがある。レイソルの2006年シーズンは、まさにそんなSpecial oneだったと思うのです。この伝説のシーズン(になりましたよ!えのきどさん!)を忘れることなく、レイソルはさらなる高みを目指して、改革を怠ることなく、進んでいきます。
どうか皆さん、これからもレイソルをよろしくお願い申し上げます。

2006年12月 2日

みんなで作り上げてきたレイソルの集大成を

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本日の担当:種蔵里美

いつまでも目に焼き付けておこうと思う、最後の全体トレーニングでした。
明るいときは思い切り明るく、メリハリをもって、真剣なときは真剣に。
誰か一人のキャラクターで出来上がるものでは決してなくて、みんなが作り上げることで活性化してきた雰囲気。
「誰一人しらけている選手はいない。わしが開幕前にやろうとしていたことの80?90%を選手たちが表現してくれている。それはなにもサッカーだけじゃなしに、練習に取り組む姿勢もそう」(石崎監督)
サッカーに二度と同じ状況でのプレーがないのと同じように、プロのクラブにおいて、全く同じチームが2年連続して同じように存在することはほぼ不可能。
リハビリ組も見学者の方々も含めてみんなが、同じ瞬間にいられることを噛み締めるような、そんな表情ばかり野球場にあふれていました。
いい調整をして最高の状態で試合に臨めるよう、最高の雰囲気でいい状態で試合メンバーを送り出せるよう。
今日に限っては、試合メンバーの選手たちが一足先に引き揚げるのではなく、全員でクールダウンをして、輪になってストレッチをしました。
「明日の試合、あとから来るメンバーもいるけれど、みんなで一丸となって戦おう」
石さんの言葉のあとに手拍子で解散し、最後の試合に向けて、野球場をあとにしていきました。
our last trainig, as one.JPG


準備は万端です。チームもフロントも。
準備を終えたいま、不思議と穏やかな気持ちです。
鈴木達也選手の練習後の言葉を借ります。
「この47試合、何度も痛い目を見ている。第4クールに入って順位も競って、苦しいなかでプレッシャーもかかり続けてきた。不思議と、いまは開き直れているかな、と思います」

キャプテンの南雄太選手。
広報の立場から今年は、南選手になにかと助けられてここまで来ました。
「今年はサポーターの力でここまで来た。明日の一戦に集中してもらって、それが祈りとなって仙台にまで通じると思う。とにかく勝ちにいく。結果、いいことが起きるかもしれないのだから」

私たちの集大成です。
振り返ることはしません。いまここで出来ることを、そのまましっかり出せば結果はついてくるはずです。
私たちを代表して、チームを代表してピッチに立つ、誇れる選手たち。
彼らをしっかりと支えて、最後まで集中して戦いましょう。
それでは平塚競技場で。
よろしくお願いします。

2006年12月 1日

彼らの覚悟

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本日の担当:横井孝佳

やけ酒飲んでて遅くなりました。申し訳ございません。

1年でもっとも嫌な一日、11月30日が終わりました。厳しいけれど、これがプロです。彼らはそんな世界に身をおいています。選手たちは皆、それを承知の上でこの職業につき、承知の上で日々切磋琢磨している。そんな彼らの「覚悟」を、理解しなくてはなりません。感情の部分で、やるせなさを拭い去ることはできなくとも。

11月30日を期限として、契約の意思の有無を選手に通達しなければならないことは規定で決まっています。それをいつ発表するかは、クラブの判断に任せられている。今回、昇格のかかる一戦を前に皆様に発表したのには、いくつか理由があります。

一つには、ネット上などで憶測が流布して、決戦ムードに水を差されるのを避けたかったこと。一つには、決まってしまった以上、少しでも早く皆様にお伝えするのが「開かれたクラブ」としてのレイソルの責務だと考えたこと。そして、該当の選手たちに、皆さんからメッセージを伝える時間を確保したかったこと。2日の試合で昇格が決まった場合、該当の選手は3日からのトレーニングに参加しないことも考えられます。3日にお伝えしたのでは、「ありがとう」を伝える時間もなくなってしまう、ということです。
「なぜこのタイミングなんだ」と憤慨しておられる方もいらっしゃるかもしれませんが、どうか諸般の事情をご賢察いただき、ご了承いただきたく存じます。

2日は、契約満了選手にとってラストゲームとなります。「今年のこのチーム」のラストなのです。絶対に勝ってJ1昇格を決めて、歓喜の中、笑顔で送り出してあげたい。残る選手たちも皆、そう考えているはずです。どうか皆さんも、彼らの門出を祝う勝利を勝ち取るために、精一杯のサポートをお願いいたします。


取材陣の多さ、石さんのコメント、北嶋選手の学校訪問など、広報日記のネタになる、と思ったことはいくつかあったのですが、どうにも筆が進みません。今日は短い日記となることをお許しください。