2010年12月30日

2010年

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担当:大重正人

2010年もあと2日を残すのみとなりました。長かったようであっという間に毎日が過ぎていった、そんな1年でした。J1復帰、J2優勝という、2010年で私達がなしえる最高の結果を残せた1年でした。あらためて、ご支援ご声援をいただいたサポーターをはじめとする、レイソルにかかわるすべての皆様に心からの感謝を申し上げます。誠にありがとうございました。

しかし、もうすでに来季へ向けての戦いが始まっています。この時期は「ストーブリーグ」と呼ばれます。各チームが新戦力の補強をおこなう戦いです。レイソルは、ブラジルからジョルジ ワグネル選手、大宮から安英学選手、U-18から相馬大士選手の昇格が決まりました。

サポーターの皆様からは他チームの動向と比べて、現状を心配される声も届いています。J2ではすばらしい戦いを演じることができましたが、J1の厳しさは身をもって体感されているでしょうし、そのお気持ちも当然のことと思います。先日のイエローハウスでもお伝えしましたが、現在発表している以外にも、強化部は2011年に向けて、少しでも上の順位を狙えるよう、全力を尽くしています。移籍については、当事者の選手、双方のクラブ、代理人など、関係するすべての人の理解と合意があって契約が結ばれ、ようやく広報から正式に発表できるものです。ご心配をおかけして申し訳ありませんが、決定次第、1分でも早くお伝えできるよう準備していきます。

フランサ、アルセウ、古賀、菅沼、小林、石川といったレイソルの一時代を築いた選手たちが、チームを離れることになりました。未来永劫、ずっとレイソルの選手としてプレーするのは不可能だとわかってはいても、淋しさや残念な気持ちは隠せません。でも、来季もレイソルの一員として戦ってくれる選手たちが、そんな心配を打ち消してくれると信じています。ネルシーニョ監督のもと1年半で熟成してきた戦術はさらに磨かれるでしょうし、天皇杯ではヴィッセル、ガンバと、J1勢と互角以上の戦いをすでに見せてくれました。年末年始ぐらいは、すばらしい勝利と歓喜に酔いしれた2010年に浸りながら、2011年シーズンへの夢と大きな希望を抱いて、過ごしたいと思います。

そして最後に、明日の大みそか。キャプテンとして2010年のレイソルを引っ張り続けた北嶋選手にとっては、ようやく最後の仕事。FMラジオ「bayfm」(78MHz)の「SPEAK SOCCER SPEAK 2010 SPORTS」(PM7:00?11:00 生放送)でインタビューが流れます。20:15頃?20:45頃の間で15分くらいのオンエア予定となっておりますので、千葉県周辺でお過ごしの方は、ぜひラジオに耳を傾けてください。今年の広報日記も今回で最後です。1年間読んでいただいて本当にありがとうございました。それでは、よいお年を。

2010年12月23日

ここでいつかまた会う日まで

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担当:河原 正明

 さきほどコンサドーレ札幌に期限付き移籍中の石川 直樹選手のアルビレックス新潟への移籍を発表いたしました。「また雪国です(笑)」と笑って話してくれましたが、その石川選手は今日の昼前に日立台の人工芝グラウンドに現れました。吉田 達磨アカデミーダイレクター、こちらもスペイン・エルクレスC.Fでの練習参加から帰国したばかりの仙石 廉選手と共にU?11のトレーニングに参加したのでした。
  
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 昨日は実家に戻ってたっぷりと寝たという石川選手。すでに札幌の練習場は雪で閉鎖されているそうで「久々に体を動かしたくて、昨日達磨さんに電話しました」。その吉田ダイレクターも「まずは小学5年生から足慣らしだね(笑)」と快く受け入れを。飛び入り参加の仙石選手ともどもミニゲームに加わります。
「両選手が何をコーチングしているかしっかり聞いておけよ!」見守るコーチたちからも声が飛びます。リラックスしたモードから一転、子供たちの表情は真剣そのもので先輩たちに挑みます。

 「こういうのは本当にありがたい」とは吉田ダイレクター。今季もオフを中心にたくさんのOB選手がアカデミーの練習に加わってくれています。先日は工藤選手に杉山 新選手(大宮)がU?18の練習に参加、また仙石選手や茨田選手らアカデミー出身選手はもちろん、時には北嶋選手の姿も。「トレーニングの中に入るので、当然キタジといえども笛を吹いて注意する場面もある。でも、彼らが本気でプロとしてのプレーをしっかりと見せてくれるので、選手たちにはかけがえのない経験になる。一年を通じてこれができるのが日立台の強みだよ」。数多くの選手がここから育っていきました。プロ選手となっても、育った日立台で後輩たちにプレーでお返しをしていく先輩たちの姿が見られる光景は、これからもクラブの良き伝統として続いていくことでしょう。

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 石川選手はクラブ事務所にも寄ってくれました。今季は北の地・札幌で主将としての重責を負いました。レイソルユース時代以来の責務でしたが「(腕章は)重いです。周りの人に気を使うようになりました。その面では人間としてさらに成長できたかな」と貴重な経験だったようです。「でも、同時に大変さも多くてタニくん(大谷選手)の凄さがわかりました(笑)」とも。
 柏での一番の思い出は「やっぱり小さいころから憧れていたユニフォームを着て日立台でプレーができたこと。これにつきます」。2006年のJ2時代に札幌相手に初ゴールを決めたのもここ日立台でした。中学生から9年間のレイソル生活に一度別れを告げ、新天地の新潟へ。そして来季は同じJ1のステージで戦うことになります。「サポーターの皆さん、いつも応援ありがとうございました。また日立台に戻ってきます!」。ユース時代、さらにはプロ入団時から見知っている生え抜きの選手がまた一人旅立つのは寂しいですが、プロ選手としての決断です。ピッチ上で戦う石川選手と再会できる日を楽しみにしたいと思います。頑張れイシ!

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2010年12月20日

JAGSに行ってきました!

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担当:河原 正明

昨日の夜、大谷選手がスカパー!のオフシーズン企画「Jリーグアフターゲームショー(JAGS)PLUS」に生出演をしました!番組の舞台裏をレポートします。

まずは楽屋入り口。なんだか「業界」の雰囲気がぷんぷん。ちなみに隣の部屋は欧州リーグの中継に出演する実況・解説者の方たちの控え室でした。

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収録前には長めの打ち合わせを。プライベート写真の選定では「いや?これはまずいでしょ??」という広報的に×な写真は殆どないのがさすがキャプテン。入念にコメントの確認も済ませて、夕食タイム。その後は「ファン感謝デー以来だよ」というメイクもしてもらい本番を待つだけ。

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その本番前、スタジオで待つ大谷選手。事前の打ち合わせでは「リフティングをしながら登場」だったのですが「実は5日のミニゲームから1回もボールにさわっていないんだよね...」と若干の不安もあり?1回蹴り上げただけで終了。MCの平畠さんにすかさず突っ込まれていました。

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スタジオはこんな感じです。MCからの質問にも落ち着いて回答して、笑いも交えてトークは盛り上がっていましたが「いやいや、さすがプロです。平畠さんの本番になってのスイッチの入り方がすごい!」と意外にもMCに助けられていたようです。

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Jリーグアウォーズの北嶋選手インタビューシーンでは「来年はもっとおもしろいことをTVで話す」というコメントに「キタジさん、ハードル上げ過ぎ。来年が楽しみ」と笑顔で厳しくチェック。

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最後は来季の目標を。楽屋でさんざん悩んだこの一言でしたが、最後はキャプテンらしくまとめてくれました。

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21時58分に無事に本番終了。スタジオへの初生出演の感想は「しゃべるのはキツイです。サッカーやっている方が何倍も楽です」とホッとした表情で話していました。

MCの平畠さんに寺田さん、そしてスカパー!ならびに番組スタッフの皆様ありがとうございました!。「来年も(スタジアムからの)JAGSに出られるように頑張ります!」とのことですので、よろしくお願いします!


なお、この番組ですが、再放送もありますので、見逃した方は番組表を再チェックしてみてください!

ちなみに26日(日)オンエアのチバテレビ「Risingレイソル!」には酒井選手と茨田選手のフレッシュコンビがスタジオ出演予定です!!大谷選手以上に緊張するであろう二人の姿も要チェックですよ!

2010年12月18日

日曜日には

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担当:大重正人

この1週間、新しい加入選手のお知らせを発表しました。
まずブラジルの名門、サンパウロFCからやってくる、ジョルジ・ワグネル選手。攻撃センスに長けたミッドフィールダーで、左足のスペシャリスト。ボール捌き、パスはさすがブラジルの一線級で闘ってきた技術を誇り、また見事なフリーキックも持っています。32歳と経験豊富で、人間的にもすばらしい選手だと聞いています。攻守のバランスがとれた、今季のレイソルの中盤にどんな化学変化を起こしてくれるのか、非常に楽しみです。

そして、もうひとり、安 英学選手です。Jリーグでは名古屋、新潟、大宮でプレー。韓国Kリーグでも4年間プレーし、今年は北朝鮮代表としてワールドカップにも出場した大きな経験を持つ選手です。さる木曜日には日立台で正式契約を結び、「柏レイソルの一員となれたことを非常にうれしく思います。僕を必要としてくれた監督をはじめ、クラブの期待に応えられるように一生懸命頑張ります。ファン・サポーターの皆様、応援よろしくお願いします」と誠実な人柄が表れたコメントを寄せてくれました。

新年1月7日から29日までカタールで開催されるAFCアジアカップに出場。18日のチーム始動や22日の新体制発表会には欠席となってしまうかもしれませんが、それも安選手の活躍あってこそ。新しい仲間2人に温かいサポートをどうぞよろしくお願いいたします。

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公式戦もなく、チームもオフになって、少々さみしい日立台のスタジアムに、今朝は活気があふれていました。明日11時から、Jユースカップ準々決勝を戦うU-18チームが、愛知への出発前に最終調整を行いました。2時間近くしっかりと身体を動かし、万全の調整でしょう。練習後には下平監督が、GK増川キャプテンと、来季トップに昇格する相馬選手をつれだって、フロント事務所へ。

「スタジアムを貸していただいて本当にありがとうございました。明日は絶対に勝ちたいと思います」と2選手から決意のあいさつ。「FC東京戦が大きな山場です」と大宮戦の前から話していた下平監督、実は今日12月14日が39歳の誕生日です。明日は、苦楽をともにしてきた選手達から、最高のバースデープレゼントをもらえるよう、柏から祈っています。ハッピーバースデー、シモさん!!

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最後に、明日夜のスカパー「アフターゲームショーPLUS」に大谷選手が生出演します。先週、浦和のエスクデロ選手が出演していたのを拝見しましたが、番組のほとんどが選手にまつわる映像やトークばかりでタニ&レイソル一色の1時間になるはず。写真紹介では、今週、元チームメイトの山下選手を沖縄に訪ねた時の写真を披露してくれる予定です。スカパーに加入しているレイソルサポなら絶対に見逃せませんよ?午後9時からの生放送です。

2010年12月10日

「幸せ者」

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担当:大重正人

大きなニュースをリリースしました。まず今日は、ネルシーニョ監督とレアンドロ ドミンゲス選手の契約更新をお知らせいたしました。ブラジルから遠く柏に来てくれたこの2人が、ピッチの外側と内側から、今季の柏レイソルの躍進を支え続けてくれたことは言うまでもありません。来季J1で戦うには絶対に欠かせない主柱が、2011年も仲間でいることは、我々もサポーター皆様も大変心強いことでしょう。

8日の後援会パーティーでチームの大きな行事は終了し、9日朝に柏を出発。レイソルバスに、監督以下、エドゥーコーチ、そしてブラジル人選手と、その家族が一緒に乗り込んで「とても賑やかでしたよ?(公文通訳)」と一路成田へ。来月中旬の再来日まで、今年1年の疲れをとって、家族サービスもたくさんこなして、最高の英気を養って。そしてまた来年、レイソルの一員として共に闘っていきましょう!!

そしてチームを離れる選手もいます。栃木SCへの期限付き移籍が決まった渡部博文選手。パク、近藤のセンターバックコンビは大きな壁ではありましたが、日々のトレーニング、井原コーチとの居残り練習で努力を続け、トレーニングマッチを重ねる中で、力を付けてきたからこそ、シーズン終盤になって、初出場初先発のチャンスをつかみました。

天皇杯ガンバ戦のあと、中2日の連続アウェイ、負傷者が続出、近藤選手が出場停止という苦しい状況で、初出場を感じさせない堂々のプレー。大きな体格を生かした力強いヘディング、両足共に長短のパスを使いこなし、ビルドアップの起点にもなれる現代型のDFです。栃木SCとは、今季2試合で2引き分け。チームワークが大変良く、組織的な守備がとても印象的でした。そこに渡部選手がどう割って入るか。「栃木SCのJ1昇格に貢献して、成長して戻ってこられるように頑張ってきます」。試合経験を積めば、もっともっと成長が見込める弱冠23歳。レイソルと同じ黄色のユニフォームをまとって戦うナベに、来年も変わらぬ声援をよろしくお願いいたします。

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そして3日前の8日、藏川選手の契約満了を発表いたしました。皆様へのお知らせが最終戦、最後のトレーニングの後になってしまいましたことを深くお詫びいたします。一日も早くという思いはありましたが、結果的にサポーターの皆様に一目会う機会を設けることができず、申し訳ありません。

最初はすっごくしゃべりづらかったけど、いつの間にか犬の話とかで、気兼ねなく話せるようになってました。つかみどころがなく、いつも一人でいるようで、でも気づけば周りに誰かが輪を作っているような。しんみりと不思議な存在感をいつも出していました。「クラ!」「クラさん!」。年下の選手に慕われるというか、むしろイジラレっぱなしの最年長。

ピッチでは、強烈な印象を毎年残し続けてきました。ネンイチかもしれないけど、だからこそ記憶に深く刻まれる。そんなスーパーシュートばかり。もう1年早くレイソルに関われたら、2006年仙台戦のスーパーゴールをこの目で見ることができたのに。それが一番悔しい。2007年の甲府戦と、ナビスコのマリノス戦、2008年のマリノス戦、2009年は一休みで、今年は17日前の横浜FC戦。すべて利き足とは逆の、左足でした。

横浜FC戦の前から、決定的なチャンスが何度も彼の足下に転がっていました。フリーなのにことごとく決め切れず。試合前、監督から「クラのところには、ずっとチャンスが来ている。また来るから、落ち着いて打て」と助言されていたにもかかわらず、7分の決定機はGKブロック。コーチや仲間は、激しくズッコケたそうですww。でも12分後にチャンスがやってきて、DFに当たって入ってしまう。。。「当たってなきゃ入ってないっしょ!」と生放送でタニにイジラれる最年長。

今シーズンはリーグ戦で71点、天皇杯9点。80ゴール、どれもがすぐに思い出せるすばらしいゴールばかり。でも他の選手には申し訳ないけど、キタジやクラのゴールは、どうしてこんなに嬉しいのだろう。人の心を揺さぶるのだろう、と。

「あまり試合に出られなくていろいろあったけど、最後に昇格や優勝が決まるピッチにいられて、僕は幸せ者です」

ヒーローインタビュー。あの状況で自分は「幸せ者」と言い切ったクラ。自分のことを「幸せ者」と言える人が、どれだけいるのでしょうか。感謝の気持ちを、カッコつけずにサラっと言える藏川洋平。彼には、たぶんまた幸福が訪れると思います。これからも心から応援したいと思います。

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2010年12月 7日

Jリーグアウォーズ

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担当:大重正人

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昨日6日、2010Jリーグアウォーズに行って来ました。司会ジョン・カビラさんの「J2チャンピオンは、、、柏レイソル!」と盛大にコールされると、ネルシーニョ監督、公文通訳、北嶋選手、近藤選手、大谷選手が、華やかなライトに彩られたステージに登場。大型ビジョンにはレアンドロやJ1昇格を共に喜びあう選手とサポーターなど、思い出の写真が何枚も映し出され、改めて「優勝」の感激と重みを実感できました。

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檀上でのスピーチ。まずネルシーニョ監督です。「まずこの舞台に立てたこと、プロとしてすばらしい経験をさせていただきました。レイソルを取り巻くすべての人たちの努力によって、優勝という結果を手にすることができました。我々が全力を尽くせるこのような環境がなければ、J2という難しいリーグを勝ち抜くことはできなかった。本当に皆様のおかげでJ1にまた戻ることができた。本当にありがとうございます」

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そして大谷ゲームキャプテンです「今期は1年でのJ1復帰と、J2優勝を目標にして戦ってきました。レイソルにかかわるすべての人たちの最高の努力によって、このような言い結果が得られました。来年はJ1の舞台に戻りますが、柏レイソルがいい意味で『衝撃』を与えられるように戦いたい。ありがとうございました!」。神戸の広報さんにも「大谷選手、すばらしいスピーチでしたね!」とお褒めの言葉もいただきました。

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式典のあとは、Jリーグのスポンサー関係者方々が参加するパーティに出席。ここでも元チームメイト同士で話に花が咲きます。グランパスの玉田選手、コンサドーレの石川選手、ベガルタの鎌田選手、栃木SCの落合選手などなど。「レイソルにいた選手がいっぱいですよね、、、」と宮本マネも感慨深げです。最後に写真をとらせてもらいました。

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[イシ]オレだけ普通で写っちゃった(汗)というわけで、もう一回(笑)
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仙台の広報さんは「カマジロウって読んでるんですけど、かわいい子ですよ」と移籍1年目でレギュラーをつかみ、すっかり愛されキャラとして定着してるみたいです?。「チームは違っても、どこかでつながっている」。選手から聞かれますが、まさにそのとおり。仲間は、いつまでも仲間。その関係に変わりありません。また会おう!!

2010年12月 5日

最後は笑って

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担当:河原 正明

 寒かった1月15日に始動した2010シーズンも柏レイソルトップチームも、昨日の最終戦を終え、今日で解散となりました。午前11時より解団式がスタジアムで行われました。
 冒頭、あいさつに立った小見強化部ダイレクターが「今年の1月に『みんなでいい仕事をして、笑って終われるシーズンにしよう』と話した通りになった。これも選手・スタッフみんなのおかげ」と話すように、シーズン当初に全員で自らに課した約束を果たすことができました。さらに今季限りでチームを離れるスタッフもあいさつを。古邊フィジコも「ここで5年間できて、自分も成長できたと思います。特に2007?2008シーズンは日本一走れるチームを作れたと思う」と振り返っていました。

 そして11時からは恒例のミニゲーム。選手組vsスタッフ組の対決、今年も実況してくれたのはご存知桐畑選手。「マイクないの?」いやいやもちろん用意していますよ!という訳で、今年はバックスタンドに詰め掛けたお客様にも楽しんでいただきました。

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 詳細は公式サイトのフォトギャラリーを見ていただくとして、今日はGK陣が大活躍。選手組のGKはなんとレアンドロ選手が、そしてスタッフ組はシジマールGKコーチ。そのシジマールは何本ものシュートをなんと素手で止めまくります。試合後にキリが「50歳過ぎて、若者のマジなシュートをビシビシ止めちゃうんだよ?どんだけ凄いんだか(笑)」ともうあきれるほど。「絶対マケナーイ!」はダテではなかったようです。
そして「兄やん」ことレアンドロ選手も負けじとセーブを見せ、試合は好勝負となりました。

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  一方、裁くのは北嶋選手。事前の「仕込み」も念入りに劇場を演出します。開始早々に出したカードはなんとレッド。井原コーチもこれには懸命の抗議をするも主審の笛は絶対。「2分間ファンサービスをしてきてください!」これにはスタンドのお客様も大うけ。促されて向かったバックスタンドも盛大に迎えます。
 
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  惜別の思いを胸に、最後までアニキらしいプレーでピッチを駆け抜けていたのは古邊コーチ。みんなが得点を取らせようとお膳立てして、ゲットゴール!走り出した古邊コーチも...仕込んでいました、フランサのユニフォーム(笑)。「キムちゃん、勝手に借りたでー」解団式後にクラブハウスでそっと着込んでくるあたり、さすが一発を狙う男。そしてもちろんシャツはお約束の「パンツにイン」。スタイルは不変です。
 試合は同点のままVゴール形式の延長に突入するも、最後は田中順也選手が豪快なボレー一蹴りで決着を。楽しい雰囲気の時間も終了となりました。

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 最後はキタジの掛け声でスタンドの皆さんと感謝の一本締め&記念撮影を。これで今季のスケジュールは終了となりました。本当にアッという間のシーズンでした。まだ明日もチームが動いているような気がしてしょうがないのですが。

 そんなオフモードには早いと思う中、早速チャレンジに旅立つ選手も。仙石選手が今夜
スペインに旅立ちます。練習生としてスペイン・リーガ1部のエルクレスC.Fの下部組織、エルクレスBに練習参加します。なお、移籍を前提としたトライアウトではなく、あくまでも国際経験を積むための武者修行の旅です。昨日の今季最終戦でJデビューを果たした仙石選手、「今後レイソルの中心選手としてピッチに立ちたい」と決意を語ったレン。昨日感じた何かを確かなものにする3週間となるように頑張って来てほしいものです。

 チームも明日から公式行事以外はオフ。広報日記も来年の始動日までお休みとなりますが、しばしのお別れとなりますが、お知らせすることがあれば不定期で更新します。皆様本当に一年間ご声援ありがとうございました。来シーズンも素敵な笑顔が集うスタジアムでお会いしましょう!

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2010年12月 4日

有終の美

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担当:大重正人

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2010年最終戦、4-0の快勝で有終の美を飾ることができました。正田スタには駆け付けてくださいました約1500人のサポーターの皆様、1年間応援を続けてくださいましたすべての皆様へ、御礼を申し上げます。誠にありがとうございました。

喜びも悲しみも、笑顔も涙もあった一日でした。
まずは、お久しぶり?のこの方から。
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以前、チバテレビ「ライジングレイソル」のキャスターを務められた、まちゃぴんこと木村雅子さんです。今季から、事務所の先輩からのバトンを受けて、ザスパ草津戦のピッチレポーターをされています。「レイソルでサッカーのお仕事をさせていただいたから、こうやってまたサッカーの仕事ができて嬉しいです。今日のレイソル戦はすごく楽しみでした」。久々のまちゃぴんスマイルいただきました。

3点目のゴールを挙げた林選手。PKを豪快に決めて、待望の10点目。岐阜戦で北嶋選手に持っていかれた幻の10点目を最終戦で見事ゲット。いつものPKキッカーはレアンドロ選手ですが「ハーフタイムに頼んでみたんです、レアンドロにPK蹴らせてくれって。なぜか後半にPKがあるんじゃないかって予感がして。前半最後にレアンドロが決めたFKは自分がファウルをもらったやつだったし、快く『いいよ!』って言ってくれたと思います(笑)」。そういうしたたかなところを、爽やかにサラリとやれてしまうのが、ヤッシーのいいところ☆。指でイチとゼロを作るパフォーマンスで、大きな目標達成を自ら祝いました?

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記念すべき「初」も続きました。まずは山崎選手、今季「初」先発、プロ入り「初」ゴール、そして「初」ヒーローインタビューの初物づくし。性格は温厚で控えめなところもある山崎選手ですが、「最初から点を取ろうと心に決めていた」と貪欲な姿勢で試合に臨みます。持ち味のパスワークだけでなく、長いフリーランニング、相手の背後を狙う動きでゴールへの意欲十分。迎えた後半35分、クロスを受けると、左足できれいにコースを突くシュートで嬉しい嬉しいプロ初ゴール。インタビューに呼ばれると「オレ、一人ですか?何話せばいいんですか(汗)」と、ピッチでの堂々とした姿から一転、いつものヤマちゃんに戻っていました......。

そして同級生の仙石選手、プロ初出場を果たしました。出場時間は後半アディショナルタイムからでしたが、夢にまで見たプロの舞台に立ちました。「ピッチの外側からしか試合を見ることしかなくて、中に入るとまったく景色が違いました。こんなに細いタッチラインの中と外なんですけど、大きな違いでした......。デビューさせてくれた監督、いつも応援してくれているサポーターの皆さんに感謝したいです」。でも彼にとっては、もちろん通過点。強い意志をもった仙石選手だからこそ、道を切り開いてくれるはずです!

試合後には、パク選手が花束を抱えていました。実は試合前、宮本マネが教えてくれました。「ドンヒョクが、草津のチェさんに花束を渡したいみたいで。高麗大学でも、プロになって蔚山現代でも大先輩で、今日で引退と聞いて。まあまあ急な話なんですけど」。崔成勇選手はパク選手の4学年上で今月35歳になるベテラン。今日は残り10分ほどで現役生活最後の雄姿を見せて、試合後には無事に花束を受け取っていただけました。J'sGOALに素敵な写真が掲載されておりますので、どうぞご覧ください!
http://www.jsgoal.jp/photo/00070000/00070018.html

そしてレイソルでは、古邊コーチにとってレイソルラストゲームとなりました。午前9時半から、日立台でのメンバー外トレーニングを終えると、すぐに車で移動。「どうしてもサポーターの皆さんに挨拶がしたくて」ということで、試合終了になんとか間に合いました。盛大な「フルベコール」を受けて、勝利の喜びを味わうことができました。そして、明日は今季最後の練習。このメンバーで行う最後のトレーニングです。11時からの解団式を終え、おそらく11時半前後からスタジアムに集まり、選手とスタッフが一緒になったミニゲームを行う予定です。昨年同様バックスタンドを開放して、サポーターの皆さんとゲームを目一杯楽しんで、手作りのセレモニーで送り出したいと思います。たくさんのご来場をお待ちしています。

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そしてそのあと午後2時半から、村上選手がイベントに参加いたします。柏市などが主催する「かしわ環境フェスタ2010」です。モバイルレイソルでのブログでも「エコキャップ運動」を積極的をアピールしてきた選手会長が、司会の岡田亜紀さんとともに環境保護啓発の呼びかけを行います。開場は「ららぽーと柏の葉 2階クリスタルコート」となりますので、そちらにもどうぞお集まりください。

2010年12月 3日

VITORIAを共に!

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担当:河原 正明

 朝から激しい雨が降ったかと思えば、日が差し、また雨が降る。今日はおかしな天気に悩まされた皆様も多かったのではないでしょうか。その雨の影響で明日の草津戦を前にしたトップチームの練習も、体調を考えて短い時間で、軽めの調整のみで終了となりました。

 早めにクラブハウスに戻り、遠征に備える選手たち。今朝の日経新聞の『身体能力だけじゃない』と題した三浦知良選手(横浜FC)コラムの一節に、藏川選手のプレーを引用した例えが載っていました。11月23日の横浜戦で「柏の33歳SBと、横浜FCの20歳MFがマッチアップした時に、足の速い若者の方が相手にちぎられてクロスを許した。サッカーはボール無しでの競争では勝てなくても、タイミングと緩急一つで勝敗は変わる」というもの。
 この記事をクラブハウスに持っていくと多くの選手で人だかりが。「クラさんが、キングカズに認められたって?」「でも名前がないし、別に褒めてはいないでしょ」と冷やかしながらもみんな記事に興味深々。しかし、当の本人は読んだ後に「でもボール無しの競争でも、俺の方が早いかもしれないよ!」と強気なコメントを。さすが「永遠の若手」心も若いようです。「おじさんパワーで頑張るよ!」というクラがサイドを駆け上がる回数が増えれば、レイソルのゴールチャンスも増えるはず。明日もサポーターを魅了する走りを見せてくれ!
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 いよいよ今年最後の試合となります。相手は4連勝中と好調のザスパ草津。情報によると相手はホーム最終戦で5連勝でフィナーレを飾ると気合十分。一方、前節・岡山戦の引き分けを受けて「レイソルは優勝を決めてホッとしているのでは?」と言う方もいます。しかし、「全てが決まった後の試合だが、選手のモチベーション、気合は全く落ちていない」ズバリと言い切ったネルシーニョ監督。全くの杞憂でした。
 「どんな試合でも勝つ」信念の指揮官の下、闘う選手達をご声援ください。明日12時30分キックオフです。今季最後のVitoriaを皆さんと共に!応援よろしくお願いいたします。

2010年12月 2日

出会いと別れ

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担当:大重正人

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来週からチームがオフに入るということもあり、取材スケジュールがいっぱいです。まず今日はスカパーの年末スペシャル「J1昇格クラブ特番(仮)」のTVインタビューに北嶋選手が登場しました。「プロ生活で一番苦しい1年だったかもしれない」というキタジが、レイソルの1年を振り返りました。その他昇格争いで激闘を繰り広げた甲府、福岡と合わせてのプログラムとなっております。初回放送は23日(木)の午後10時からです。

ほかにもスカパーでは関連番組を多数放送。6日(月)18時10分からは「Jリーグアウォーズ」を放送!J2クラブは通常1名の選手が参加しますが、優勝クラブからは3名が登場します。ここで発表してしまいましょう?、、、、、北嶋選手、近藤選手、大谷選手の3選手です!タキシードに身を包み、華やかな舞台に立ちます。彼らの雄姿も見逃せませんよ!

午後からは、柏の街へ出かけました。選手ノンフィクション「on the way」は次回で記念すべき10回目!今回は、林陵平選手が、サッカー人生を振り返ります。ユースの名門ヴェルディに入団も「中学時代は挫折しかなかった」。しかし「天才」と称された元名選手が自分を推してくれたことで道が開けます。明治大学では日本代表で、イタリアリーグで活躍する同級生の長友選手と切磋琢磨し、プロのJリーガーにまで上り詰めました。大学3年で林陵平の名を全国に知らしめた天皇杯の活躍など、話は大いに盛り上がりました。

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お邪魔したのは、カレーで有名な「ルンビニ」さん。アソシエイツ提携店やレイソルタッチャンなど、これまでずっとレイソルを応援いただいています。レイソルがホームゲームで勝利した日に、ファンクラブ会員証提示やレプリカ着用の方は、なんとドリンク50%オフのサービスも頂いています。日本語堪能なスタッフの方がいつも笑顔で迎えてくださいます。今季ラストの草津戦は「絶対2ケタゴール乗せたいです!」と意気込むヤッシーのゴールで乾杯できれば最高ですよね?ぜひルンビニさんにお立ち寄りください。

なお草津戦アウェイ席のチケットが完売間近だと、ザスパさんからご連絡をいただきました。詳しくはザスパHPよりご確認ください。http://www.thespa.co.jp/top.html

学校訪問「レイソルしま専科」では、桐畑選手と山崎選手が柏市立富勢西小学校にうかがいました。桐畑選手は、野球少年が多かったこともあって、野球に例えながらのスピーチ。「キーパーってなかなか交代することがない。キャッチャーみたいなもんなんです。それがジェフ戦でいきなり出番が来て、野球でいえば巨人対阪神みたいなすごい試合に、いきなりキャッチャーが変わるみたいな。でもその時のお客さんの歓声はずっと心に残っているし、親や友達やみんながすごく喜んでくれた。夢を叶えると、自分はもちろん嬉しいけど、周りを喜ばせることもできるんです」。モバイルレイソルのブログには「ノープラン」と綴っていますが(汗)、それでも彼の熱い思いは、抜群の話術に乗って、子どもたちの胸に届いたことでしょう。

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最後に、さみしいお知らせがあります。古邊フィジカルコーチが今シーズンをもって退団することが決まりました。選手たちの肉体を鍛えに鍛え、選手たちにとっては「鬼軍曹」に見えたこともあるでしょう。その一方で豪快すぎる明るさ、繊細な気づかいでサポートする、よき「アニキ」でもあります。サポーターにもおなじみとなった石崎監督時代の一発芸、ファン感謝デーでのパフォーマンスはまさに「すべらない男」。日立台のグラウンドにいつも響き渡っていたフルさんの怒号が聞けないのは、本当にさみしい。5日の今季ラストの練習では、毎年恒例のミニゲームとなる予定です。涙よりも笑顔で。サポーターの皆様、どうぞたくさんお集まりください。どうぞよろしくお願いいたします。

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2010年12月 1日

特訓の成果

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担当:河原 正明

 師走の入りです。今年のサッカーシーズンも大詰め、選手の取材も今週が佳境です。ファンクラブ会報誌「日立台通信」今年度最終号の冒頭を飾る対談は「クラ×タニコンビ」が登場。今季のレイソルを振り返るのはもちろん、サッカーだけでなくお互いの第一印象やプライベートまで、ここでしか聞けない話や、全く使えない話も山盛りでした(苦笑)。会報誌は今月下旬に発送予定ですのでお楽しみに!
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 今日の午後、昨日の広報日記でも告知しましたが、「レイソルしま専科」で村上選手とリンタロウ選手が柏市立旭小学校を訪問しました。リンタロウ選手はこれが初めての学校訪問となります。
実は昨日も夕方6時過ぎまでレッスンを受けていました。トレーナーの方が文章から発声まで彼のいいところを引き出そうと細かく指導を。シャイな彼は、だんだんと声が小さくなっていってしまい「木村通訳の方が声が大きいよ」と言われる一幕も。

 そうして迎えた本番、少し緊張した顔つきで舞台に立ちました。緊張の第一声は「こんにちは!こんにちははポルトガル語でBoa tarde.みんなで言ってみよう?!Boa tarde!!」。児童たちもポルトガル語に興味深々、上手い導入で良いコミュニケーションができたようです。
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 14歳で家族と共に来日するも、中学校にはうまく編入できず(ブラジルは8年制)周りの方の助けでようやく中学3年の途中から日本の学校に通います。「日本で働くこと」から「サッカー選手になること!」。家族の夢もやがて変わっていきます。だが、異国の地でどうしたらプロサッカー選手になれるかは、全くわからなかった。
その時に「高校のサッカー推薦を受けられる」話が舞い込んできます。だが日本ではクラブにも部活でも活動していなく、練習不足。不安が頭をよぎるものの「この1回しかチャンスはない!」と必死の思いでテストを受けました。でも、出来は良くなかった。「ダメか...」しかし、数日後届いたのは合格の知らせ。
こうして、彼は高校への特待生入学を掴み、その後は毎日懸命に努力を重ねます。やがて岐阜県内はもとより、国内でも注目選手となり、高校卒業と同時にJリーガーとなったのです。

 「夢は簡単には叶わない。でもあきらめなかった」。決してありがちなサクセスストーリーではありません。でも彼の一言一言はシンプルな言葉だからこそ、人の心を動かすようで、同行した新聞記者さんたちも「いい話でした?!」と大絶賛していました。
 帰ってきてからポルトガル語の原稿を見ると、便箋の一番上には日本語で「大きなこえでおねがいします」と注意点が書いてありました。彼の頑張りはきっと小学生たちにも伝わったのではないでしょうか。特訓の成果、大ありでしたね!
 受け入れていただきました旭小の皆様方ありがとうございました。明後日3日にもスクールコーチたちがサッカー教室でまたお伺いしますので、よろしくお願いします!

 日立台でのトレーニングもあと2日となりました。選手と触れ合えるのも残りわずかです。しかし、まだ大事な試合がもう1つ残っています。気温や天候が悪い場合は、選手の体調管理のため、サービスを制限させていただく場合がございます。予めご了承の上ご来場ください。では!

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