2013年11月30日

さようならの前に

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担当:河原 正明

 今シーズン最後のホームゲーム、FC東京戦は4-1の快勝でした!満員のサポーターの後押しを受けての勝利です。はじめに熱い応援に御礼申し上げます。
 FC東京には今季第2節で対戦、その試合では0-3で完敗といっても差し支えのない敗戦を敵地味スタで喫しました。立ち上がりから激しいプレスで主導権を握られ、カウンターがビシビシと決まる。もうあと1?2点取られてもおかしくないような展開でした。

 今日は互いに慎重な、しかし運動量の多い試合でした。ともすればオープンなカウンター合戦になりがちですが、守備でのブロックや球際の強さで互いの見せ場もあり、その中でレイソルは得点機を決めることができました。ネルシーニョ監督も「今日でこのシステム(3バック)で6試合目だが戦術が整理されて内容がよくなってきている。さらに挑戦する中で選手たちに積極性が出てきた」と話していましたが、特に後半は相手のウラのスペースを使い飛び出す動きでチャンスを作り、何度もスタンドを沸かせました。
 前半に与えられた2つのPK。キッカーは田中選手。一本目は相手GKのタイミングをずらして浮かせたボールでゴール。続けての2本目は蹴る田中選手にとっても難しいものです。今度は思い切って蹴りこんでPK成功、大きなリードを奪うことができました。

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 後半立ち上がりに、相手GKとDFの連携ミスから工藤選手にパスが。これを難なく決めて3点目。これで相手はガックリきて、試合はほぼ決まりました。後半に一点返されるも、途中交代で入ったワグネル選手のパスに抜け出した山中選手があげたクロスをまたしても田中選手が合わせてこれで4点目。柏レイソルでは昨年の工藤選手以来1年ぶりの、そして田中選手自身初のハットトリック完成で今日の日立台劇場 第一幕は終了しました。

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 そして第2幕、試合後に恒例のセレモニーを。急病で入院中のクレオ選手と、足首の手術後でリハビリ中のキムチャンス選手を除く全選手・スタッフが揃ってスタジアムに登場しました。
 まずはネルシーニョ監督が、続いて大谷キャプテンが挨拶をしました。残念ながらクレオ選手は入院中のためメッセージはありませんでしたが、メッセージを送ってくれました。改めてここで全文をご紹介したいと思います。「レイソルでプレー出来たことは自分の心の中に一生残ります。とにかく感謝の言葉しかありません。監督含めスタッフ選手、そしてサポーターのみなさんに心より感謝します。短い期間で帰るのは悲しいですが、本当に本当にありがとうございました」。

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 そして最後にワグネル選手が挨拶に立ちました。「レイソルサポーターのことは誇りに思います。ここで過ごした3年間を決して忘れることはないでしょう」丁寧に書かれたメモを手に心を込めて話してくれました。その姿勢がプロフェッショナルです。
再び場内一周をするとそこにはいくつもポルトガル語で「Obrigado!(ありがとう)」の文字と「15」が掲げられていました。
 しかし、まだ1試合残っています。本当のオブリガード!を言うのは最終戦まで取っておきたいと思います。

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 最後にアカデミー情報です。本日行われたプリンスリーグ関東1部 第17節 vs浦和レッズユース戦に4-3で勝利。これで最終戦を残してリーグ3位以内が確定し、プリンスプレミアリーグ参入戦出場が決定しました。12月14日(土)15日(日)に広島県内で行われます。対戦相手は12月9日(月)に抽選で決まります。1・2年生にとってはブラジル遠征に弾みのつく勝利に、そして3年生には悲願のプレミアリーグ入りという最後の大仕事が残っています。また、12月8日(日)にはプリンスリーグ最終戦も日立台で開催予定です。サポーターの皆様もU-18を応援いただきますようお願いいたします。

 明日の練習は急遽オフになりました。なお、明日太田選手、工藤選手らの出演が予定されている柏タカシマヤ開店40周年イベントは予定通り行われます。ぜひご見学・参加ください。広報日記もまた火曜日に。

2013年11月29日

最後の日立台前夜

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担当:大重正人

明日のFC東京戦。2013年シーズン、日立台でのラストマッチとなりました。毎年ホーム最終戦のチケットは自然と残りわずかになります。今シーズンも例外なく、試合前日の夕方時点で、柏熱地帯が若干数残っているのみ。前日までに売り切れれば、当日券販売もありませんので、どうしても日立台で応援したい!という方は、ぜひ今日中お早目にコンビニのローソンかミニストップの「Loppi」にてお買い求めください。

チケットの売れ行きには、やはりジョルジの存在が大きく関わっていることでしょう。残り少ないのは試合だけではありません。この日立台のトレーニングも数えるほどになってしまいました。彼の一挙手一投足を目に焼き付けようと、そして彼の笑顔と真摯な振る舞いに触れたくて、今週は連日たいへん多くのサポーターの方がお見えです。彼を待つ長い列、来週はもっと長くなるかもしれません。

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昨日の退団発表を受けて、メディアの方もジョルジの声を伝えようと、たくさん集まりました。「頭には今までの思い出がいっぱい浮かんできます。レイソルでの3年間のすべてのこと、このすばらしいサポーターの前でプレーできたことが頭をよぎります。サポーターのみなさん、そしてメディアのみなさんにもよくしてもらい、感慨深い心境です」。こうしてメディア方々へも感謝の気持ちを話す選手は、決して多くはないでしょう。それが「ジョルジ ワグネル」という人柄です。

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去年のホーム最終戦、神戸戦を覚えていますか。1-0で勝利をものにした唯一のゴールは、ジョルジの左足からでした。ゲンの良いラストマッチですし、残り2試合、やっぱりゴールを期待してしまいます。「もちろん決められれば嬉しいです。でもそれは個人的なことですけど、自分にとっても、家族にとっても、サポーターにとっても、プレゼントになる。でも残り2試合に勝つこと、それが一番大きなプレゼントです」。クレオ選手が急きょの虫垂炎で手術を受けるアクシデントのなか、その思いも背負ってピッチに立ちます。

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2013年11月28日

送る

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担当:河原 正明

 今日の午後、クラブから選手の退団についてお知らせをしました。ジョルジ・ワグネル選手の退団と、クレオ選手のレンタル移籍終了です。ブラジル人選手が2人チームを去ることになります。

 まずはクレオ選手。今季のアジア王者・広州恒大からのレンタル移籍、何よりも昨年のACLで立ちはだかった相手の主力選手ということもあり、サポーターからも大きな期待が寄せられました。ちばぎんカップ、スーパーカップで足慣らしをし、迎えた2月27日のACL開幕戦。敵地・中国での貴州戦の前半アディショナルタイムに、ワグネル選手のクロスに頭で合わせたシュートが一度はクロスバーに跳ね返るももう一度押し込んで先制。貴重な決勝点となり、初戦を制したことは今季のアジアでの躍進につながりました。
 そして何よりもレイソルサポーターを驚かせたのは4日後のリーグ開幕戦。開始5分にテクニカルなドリブルシュートで先制すると、後半には相手DFと競り合いもつれながら最後まで追いかけたボールがコロコロと無人のゴールへ。デビュー戦の2ゴールで一気にサポーターの心を掴みました。その後もリーグ戦にACLや天皇杯を合わせると14得点をあげ勝利に貢献。特に海外チームとの対戦では体格を活かしたポストプレーとボールキープで脅威となり続けました。残念ながら今季で退団となりましたが、短い在籍期間でも大きな存在でした。

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 そしてワグネル選手。2011シーズン、J1復帰を果たしたレイソルに加わった王国のレフティ。リーグ初戦に日立台で見せた「挨拶代わりの」フリーキック。実況した下田アナの「ジョルジーーワグネルーーッ!この左足は本物だ!」というフレーズとともに芸術的な軌道を描いたシュートは、その後何度もレイソルサポーターを喜ばせることになりました。
 2011年J1優勝では先制点を、翌2012年のスーパーカップでも強烈なミドルシュートを、そして今年元日の天皇杯決勝では決勝点のアシストとなるコーナーキックを決め、そして先日のナビスコカップFINALでも献身的な守備でチームに3年間で4つのタイトルをもたらしてくれました。そしていずれの試合でもピッチ上に立っていたひとりでもあります。ブラジル時代に在籍したすべてのクラブでタイトルを獲得した「優勝請負人」の異名は、地球の裏側でも健在でした。
 そして何よりもフレンドリーな人柄は、練習場を訪れた多くのサポーターを魅了してきました。それだけに寂しい思いをするサポーターの方も多いと思います。

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 両選手にとってレイソルでの試合はあと2つ。土曜日は最後のホームゲームとなります。「クレオとジョルジ、そしてサポーターにホーム最終戦は勝利を贈りたい」という気持ちは全ての選手の願いです。チケットはおかげさまで現在発売中は「柏熱地帯」(レイソル側ゴール裏自由席)のみ、残りわずかとなりました。そしてぜひ、満員の日立台で感謝の気持ちと共に彼らを送り出していただきたいと思います。

 今年もJリーグオフィシャルDVD『柏レイソルシーズンレビュー2013』が発売されることになりました。14年ぶり2度目の優勝となったナビスコFINALのハイライトはもちろん、今回レイソルのシーズンレビューDVDでは初めてACLの映像も収録されます。そして・・・ネタばらしですが・・・ワグネル選手の独占取材も収録予定です!
 先行予約をされますと一般販売に先駆けて1月下旬に発送されます。ジョルジファンのみならず、全てのレイソルサポーターに購入していただきたいと思います。30日からオンラインショップで予約開始です。詳しくは公式サイトでご確認ください。

 なお、明日の練習時間が午前9時からに変更になっております。お間違えのないようにお願いします。

2013年11月27日

お帰りなさい!

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担当:大重正人

今日は朝からうれしい再会がありました。藤田優人選手が、日立台に帰ってきました。11月2日のナビスコカップ決勝戦の前半早々に膝を強打し、その負傷した右ひざで渾身のアシストクロス。その代償はあまりに大きく「頭が真っ白になった」という全治8か月の靱帯損傷の大けがを負いました。11日に手術をおこない、3週間近い入院生活を終えて、日立台でのリハビリをスタートさせました。

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頭にタオルを巻いて、右足はしっかりとサポーターで保護。マシンバイクを慎重に漕ぐなど、トレーニングハウスからグラウンドの芝生を見ながら、ゆっくりと体を動かしました。「みんながサッカーしているところを見たら、やりたくなってしまいました。Jリーグも天皇杯も、ずっとテレビで見てました。病院ではあまりすることがなくて、ほかのチームの試合も全部見ましたよ。スカパーオンデマンド、すごいですね!」

さらに言葉は続き「グッチくんやテツロー、キムやアキノだったり。一緒に苦しんできたみんなのプレーを見て、こみあげてくるものがあった」。励ましを受ける立場なのに、逆に病床からチームメイトを励ますメールを送っていました。広報日記も楽しみに読んでいてくれていたそうです。厳しい現実に向き合いながらも、今日の表情は、とても明るく見えました。しっかり怪我を治して、またピッチに戻ってくる。連載「on the way」のタイトルにもなった「不屈」の姿で、気持ちを前向きに、リハビリを乗り越える。復帰の日まで、温かく見守っていただければと思います。

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ホーム最終戦のFC東京戦のマッチデープログラム、大谷キャプテンのインタビューです。「Jリーグで日本人のトップクラスの選手が11人揃っている」とFC東京の個の力をまずは警戒です。そして球際やセカンドボールなどの一つ一つの競り合いの重要さを改めて説きます。「この前の青山選手のゴールみたいに致し方ないシュートもあるけど、その失点に至るまでのところで、もっと突き詰めていかないと。そこを見逃しちゃいけない」。

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ここまでリーグ3番目の得点力、攻撃的なサッカーを標ぼうするFC東京に対し、やはり勢いづかせるような先制ゴールをなんとしても防ぎたいところです。「今年はホームの勝利が多くないし、お客さんを増やす、また日立台に来たいと思ってもらうには勝つことが一番。相手はいいチームだけど、ホーム最終戦を勝って終わりたい」。チケットはもう残りわずかです。リーグ開幕戦やACLアルシャバブ戦のように日立台を黄色に埋め尽くし、今季最後のホームゲームを後押ししてください!

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明日は非公開練習、そして明後日29日(金)のトレーニングは、午前9時スタートに変更になりましたので、合わせてご注意ください!

2013年11月26日

反発力

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担当:河原 正明

 先日の名古屋戦試合終了後。ゴール裏に挨拶に向かった選手たちに送られたのは大きな激励でした。ややもするとうなだれそうな選手たちに向かって「俺たちは最後まで応援するから!」と熱い声。
 だからこそ「自分たちは応援するサポーターのためにも結果を残さないといけない」とキャプテンの大谷選手や栗澤選手は異口同音に語っていました。

 2試合連続で、しかもアウェイの試合でアディショナルタイムに失点して敗戦というのは、応援していただいたサポーターの皆さんだけでなく、さすがに選手たちにとってもショッキングな結末でした。監督は急遽2日間のオフを与えたのは「心も体もゆっくり休め」ということでしょう。そして今日から週末の今季ホーム最終戦のFC東京戦に向けて練習が再開しました。
 
 昨晩に吹き荒れた嵐が去り、足元には剥がされた青い木の葉が積もっていましたが、一転して小春日和のような陽気の。日立台しかし、ピッチ上にはぬるい空気はありませんでした。ひとつのボールを追って、攻めて守る。残念ながら今季のリーグ戦では数字上昨年以上の成績を残すことはできなくなりました。順位も9位以下が確定しています。  
 しかし「どんなに苦しくともチャレンジすることをやめない」(大谷選手)のがチーム内の約束です。今日の練習ではキャプテン自らがその言葉を裏付けるように、激しく敵にチャージし、スライディングしてボールを奪うシーンがありました。

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 すると、一度はやられた橋本選手も、同じことは繰り返させないとばかりに次は一歩早く抜け出して大谷選手のスライディングを鼻先でかわしてゴールを決めます。今日の練習ではこういうシーンが大小さまざまに、そして何度となく繰り返されていました。
 FC東京には今季開幕2戦目に敵地・味スタで3-0の完敗を喫しました。このままやられっぱなしでいられるか。ホーム最終戦で選手たちの反発力に期待していただきたいと思います。

 おかげさまでFC東京戦のチケットは指定席が全て売り切れとなりました。現在発売中なのは「柏熱地帯」(レイソル側ゴール裏自由席)のみで、残りわずかとなりました。ぜひ、お早めにお買い求めいただき、熱く応援してください!

2013年11月23日

豊田で

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担当:大重正人

豊田スタジアムでの試合は、2011年以来。あのクラブワールドカップ準決勝、サントス戦以来のゲームでした。すり鉢のように深く掘り下げられたピッチと、急こう配のスタンド。冬の始まりだった時期も同じころで、今日も後半から冷たい空気が記者席に入り込んでくると、あの時の凍えそうな身体の冷えと、反面に心は熱く燃えたぎったことを思い出しました。

今日のグランパス戦も、サントス戦と同じように、互いが攻撃的な姿勢で攻め合い、非常にチャンスの多い、エキサイティングな試合になりました。レイソルは太田選手、工藤選手がゴールを決め2点を奪いましたが、最後に突き放されての惜敗。特に前半は絶好機が多く、「自分はもちろん、前線のフィニッシュの精度が高ければ勝てていた」と工藤選手は悔恨を口にしました。比べようもありませんが、当時のサントスのボルジェスやネイマールのような決定力が両チームにあれば、また違う展開になったかもしれません。

今日はまた新しいレイソルの課題が浮き彫りになりました。新しい3バックのシステムにチャレンジし、時には5人が最終ラインに戻る態勢で、守備は間違いなく安定しました。その分、攻撃や得点力がパワーダウンすることもありました。ただ今日は「ボール回しはこれまでで一番良かった(増嶋選手)」、「この前の試合よりもさらに高まっている(ネルシーニョ監督)」という言葉通りの、カウンターとポゼッションを織り交ぜた攻撃は非常に見応えがありました。

一方守備では、何度もグランパスの鋭いカウンターにさらされました。レイソルの攻撃時には右の太田選手と左の橋本選手が最前線に上がり、5トップのような形になります。4バックの相手に対して、このシステムの優位性が最も現れる場面です。ただその分、中盤を一人でカバーすることも増えます。今日は栗澤選手が勝負の縦パスを入れたときに、それがカットされるとたちまちカウンターのピンチにさらされる場面が特に前半目立ちました。「自分とワタルくんが前に張った時、相手のサイドハーフに攻め残られるとカウンターになってしまう(太田選手)」「カウンターになったとき、誰がどのポジションに戻るのか。そこを整理しないといけない(大谷選手)」

ただ今日は、とても攻撃的にいけたからこそ見えてきた、このシステムでの守備の課題。ただそれはこのシステムを突き詰めていくためには、大きな収穫でもあります。「新しいことにチャレンジする難しさはあるけど、自分たちはプロとして、お金を払って遠くまで見に来てくれるサポーターの人達のためにも、結果も出さないといけない」。大谷キャプテンの言葉をここでしっかり伝えたいと思います。より強く、勝てるチームになるために、あと2試合を見守っていただければと思います。

最後に、今日ゴールを決めた工藤選手。リーグ戦での18ゴール目は、レイソル史上の日本人選手最高記録タイです。これまでのレコードホルダーは北嶋秀朗選手、2000年に同じく18点をマークして以来のタイ記録となりました。「気にしすぎると力が入ってしまうんですが、尊敬するキタジさんの記録はやっぱり意識していました。今日並べたことで、更新するチャンスを狙っていきたい。とはいえ、キタジさんを越えるようなところはまだひとつもないし、こういう記録を始め、少しでも近づけるように頑張りたい」。明日、神戸で現役最後の試合に挑むキタジへの熱いエールにもなったことでしょう。背番号9でつながった2人のストライカー、戦う舞台は違っても、「最後のアベックゴール」を期待しています!

2013年11月22日

仲間

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担当:河原 正明

 明日はアウェイでの名古屋グランパス戦。トップチームは午前中にトレーニングを行い、午後には試合会場のある豊田市へ移動をしました。

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 今季もいよいよ最終盤になってきました。リーグ優勝、残留争い・・・レイソルが目指すものは「ひとつでも順位を上げてシーズンを終えること」(ネルシーニョ監督)。「この3試合にかけるモチベーションは高いです」と言い切ったのは工藤選手。「ケガ人もいて厳しい状況ですが、チームメイトのためにも力のある名古屋に対して結果を残して今季を終えたい」現在リーグ戦17得点でチームを牽引するエースだけに語気も自然と強まります。

 明日の試合会場は豊田スタジアム。2011年12月のFIFAクラブワールドカップ以来、2年ぶりとなります。オークランドシティ、モンテレイ、そしてサントス・・・世界の強豪と戦った試合がいまでも記憶に焼きついています。
 練習後に取材を受けた工藤選手も「豊田スタジアムではゴールも決めているし、今季は(5月の)名古屋戦でも2ゴールを決めているからいいイメージを持って試合に臨めます」。オークランド戦のゴールは相手のスキを逃さない鋭い反応で決めましたが、今季の名古屋戦では相手の強力なDF網をドリブルでこじ開ける力強さが加わっています。「新しいゴールパターン。自分自身も成長を感じる」と話していましたが、「自分がゴールすることよりもチームのためにどれだけ働けるかが優先。そのおかげでゴールを積み重ねることができたから」明日も変わらぬ姿勢で試合に挑みます。

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 さて、トップチームが練習を終えたころ、隣の練習場からにぎやかな声が聞こえてきました。柏レイソルシニアスクールの参加者たちでした。前回10月は雨で屋内での実施になりましたが、今日は動くと汗ばむ陽気に恵まれました。
 参加者はいずれも65歳以上のシニアの皆さんたち。孫のような(?)秋谷、志田、山中コーチの指導のもとボールを使った運動を楽しく行っていました。
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 どの方もとても元気でして「ずっと前から参加したかったけど、やっと65歳になれたから応募したのよ?」「アナタよく言うわよ!」と皆さんカラダもですが口もまぁよく動きます(笑)。おかげで最初から最後まで明るく和気藹々とした雰囲気でした。
 「本当に楽しいのよ。毎月やって欲しいくらい!」とリクエストをされましたが、ここで新たな仲間が出来ているようで、お揃いの黄色いTシャツを作ったり、レイソルの試合を観戦したそう。ここ日立台にはそれぞれの世代での楽しみ方、そして我々クラブとの関わり方があります。私たちもますますアクティブなシニアに負けてられないです!

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 最後に今シーズンホーム最終戦のFC東京戦のチケットは残りわずかとなっています。お早めにお買い求めください。では、明日も応援をよろしくお願いいたします!

2013年11月21日

秋深まり

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担当:大重正人

昨日行われた取材のお話からです。一気に3件行いました!
まずはJ:COMの応援番組「レイソル魂」から。太田徹郎選手に登場願いました。ナビスコ優勝後にオファーを出していたのですが、その後サンフレッチェ戦でレイソルでのJ1初ゴール!いいことは重なるもので、本当にいいタイミングでのインタビューになりました。サポーターの皆さんの中では、とてもテツローのユニークなキャラでお馴染でしょうが、実はあまり口数が多くなく、シャイな一面も持っています。

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ですがですが、インタビューのなかで突如飛び出した、とっておきのエピソードで、MCの須貝さんら室内を大いに笑わせてくれました。ヒントは「足!」。少し先、12月1日からの放送となります。放送エリアですが、一部千葉県内だけでなく、各地のJ:COM テレビ(札幌・仙台・関東10ch/関西・福岡12ch/下関111ch)でも放送されています。放送時間などの詳細はこちらからご確認ください。
http://www.myjcom.jp/tv/channel/kanto/reysol-damashii.html

そしてもうひとつの応援番組、チバテレビの「ライジングレイソル」には、アキノ&キムのルーキーコンビです。小学生の時からずっと同じレイソルアカデミーで育ってきた、まさに生え抜き。レイソルのこれからの将来を担っていく2人がルーキーイヤーを振り返りました。MCのあや吉こと西谷綾子さんは、先日の神戸マラソンで自己ベストを一気に8分も短縮するキャリアハイをマーク。そんな疲れも見せず、いつものように元気いっぱいの笑顔で2人とお話し下さいました。放送時間が今月は変更となっており、今度の日曜24日の『18時30分から』。お間違えのないように?

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テツロー、アキ、キムが育ったアカデミーの後輩たちも、シーズン佳境のビッグマッチを控えています。まず長男のU-18チームは、プリンスリーグ関東1部が残り3試合です。首位の前橋育英高校を勝ち点4差の2位で追っています。今週末からFC東京、浦和、八千代高校という強豪3連戦。逆転優勝を飾り、トップリーグの「プレミアリーグ参入戦」出場をめざしています。12月8日の最終戦は、日立台のスタジアムで開催されます。3年生にとっては最後の日立台スタジアムでの試合になるでしょう。

三男のU-12チームは、『第36回 JAバンクカップ・チバテレビ旗争奪 千葉県少年サッカー選手権大会』の準決勝&決勝戦が24日(日)フクアリで行われます。セミファイナルで対するは、アライアンスアカデミーの「TOR'82」。夏の全少ベスト8の強豪との「レイソルダービー」になりました。できれば決勝で当たりたかったことでしょうが、こちらも6年生にとっては最後の大舞台。悔いのないよう全力を出しつくして下さい!

次男のU-15チームは、3月から闘ってきた関東ユースリーグ1部で「関東2位」となり、見事12月末におこなわれる高円宮杯全日本ユース選手権の出場権を獲得しています。そしてトップチーム。工藤選手が熱を込めて「アカデミーの子供たちのためにも、強いレイソルを見せないといけない」というように、まずは23日の名古屋戦での勝利を待っています!!

2013年11月20日

詰め

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担当:河原 正明

 今シーズンも残りわずかになってきました。今日もTV取材に雑誌の取材とオフ前に終わらせたい案件を毎日詰め込んで選手にも急ピッチで対応してもらっています。そんな午後、学校訪問事業「レイソルしま専科」で松戸市立松飛台小学校を茨田 陽生選手と山中 亮輔選手が訪れました。久々の柏市外での実施となります。

 今日の会場は「音楽室」。児童120名がぎゅうぎゅう詰めで待っていてくれました。両選手も体育館だと思っていたので「えっ!?」というリアクションでしたが、実際に進めると地声で話が届く近さが却って良かったようです。

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 その後はボールを使ってのふれあいの時間、全員で校庭に移動します。今回は宮本マネージャーが代わって司会進行。両選手も久々の土のグラウンドでのプレーになれないところもありましたが、積極的に児童たちとボールを使って楽しい時間を過ごしていました。

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 最後に 今シーズンホーム最終戦のFC東京戦のチケットが残りわずかとなっています。まだお買い求めでない方はお早めにお買い求めください。満員のスタジアムで今季最後の勇姿を見届けてください。
 明日は非公開練習となります。ご見学はできませんので予めご了承ください。

2013年11月19日

3試合にすべてを

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担当:大重正人

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日立台の練習グラウンドは、すっかり紅葉に覆われました。空の青と、緑の芝。その向こうに見える桜の木々が、緑から赤色に変わってきました。色鮮やかで、本当に日本らしい晩秋です。気づけば11月も半ばをすぎ、練習見学をしている皆さんには冷たい風が吹きつけます。

元日まで、あと1か月半続くと思っていたシーズンが、あと3週間で終わってしまうなんて、まだちょっと信じられない気持ちもあります。ここ2年はリーグ戦が終わっても、天皇杯が残っている、そんな12月でしたから。試合に勝つことで得られるものは、喜びや自信だけでなく、何よりも常に試合が待っているという充実感、期待感だったかもしれません。

でも、まだまだ3試合が残っています。ACLでベスト4に入り、ナビスコカップのタイトルを獲ったチームが、この順位にいてはいけないという思いを、選手たちはみな持っています。来年に向けても、J1のライバルに「レイソルは強いチーム」という印象を変わらず植え付けなければ。それが常に勝ち続けるチーム、常勝と呼ばれるクラブだと思います。

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去る8日の話ですが、工藤選手がテレビの取材を受けました。BS日テレの「アスリートの輝石」という番組です。レイソルでは2年前のこの時期に酒井宏樹選手がとりあげられたことがあります。プロ選手と大いに活躍しているクドーの、その原点を探る取材でした。そのハイライトはやはり、小3時代に受けたレイソルのセレクション。クリアできなかったお兄さんの為にも、父子鷹でなんとしても合格してやる!という特訓の日々がどう構成されるでしょうか。ご家族への取材、そして夜中遅くに特訓したという公園も取材する予定と伺いましたので、本当に楽しみです!放送は今週末の24日日曜日、夜22時54分からの30分間、BS日テレをご覧ください?
http://www.bs4.jp/athlete/

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2013年11月17日

ザ・プロフェッショナル

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担当:河原 正明

 昨日の天皇杯敗戦で、レイソルの2013シーズンは残り3試合だけとなりました。モヤモヤした気分の選手もサポーターの皆さんもいたでしょうが、選手たちはその3試合で今シーズン戦ってきた証を見せないといけないでしょう。大分戦に出場して悔しい思いをした選手、ベンチで見届けた選手らは次の名古屋戦への出場目指してトレーニングを続けていました。

 今日11月17日はジョルジ・ワグネル選手の誕生日です。今日で35歳になります。今日も多くのサポーターがお祝いの言葉をかけていました。そこへリカバリートレーニング前の選手たちが近づき・・・「ハッピーバースデー、ジョルジ?♪」の歌声で誕生日恒例のケーキが登場!選手たちには「本当は40歳でしょ?」といえば「ワタシ25サイ!」と笑顔で返すジョルジ。「キタジ、ヨンハ、(中村)シュンスケ、オナジトシね(笑)」同級生の選手たちもそうですが、何よりもジョルジ自身がバリバリの現役選手であることには間違いありません。

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 2011年のレイソル加入時に「ブラジル国内では在籍した9つのクラブでタイトルを獲った優勝請負人」との評判が届いていましたが、3年間期待にたがわぬ活躍をし続けてくれた選手です。
 「レイソルに来てタイトルを4つ獲れた。J1リーグ、スーパーカップ、天皇杯、ナビスコカップ・・・すごくうれしいよ!」。ナビスコカップの報告会前に金のメダルを手にしながら、笑顔で話してくれた言葉が非常に印象的でした。クラブに4つのタイトルをもたらした、いわゆる「決戦」でピッチに必ずいた選手の一人です。そしてJ1リーグ優勝時とスーパーカップでは得点も決めています。先日のナビスコFINALでも攻撃は少なくとも粘りの守備を最後まで続けてくれたことは皆さんの記憶にも新しいでしょう。ここぞ、で頼りになる活躍ができるのがまさに「優勝請負人」なのでしょう。
 もちろんファンサービスもメディア対応も素晴らしく、完成されたプロフェッショナルな選手だと改めて思います。まだまだその左足を見続けていたいものです。

 明日はチームはオフです。広報日記もお休みします。では。

2013年11月16日

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担当:河原 正明
 

2010年以来2年半ぶりに訪れた岡山。天皇杯4回戦は大分トリニータ1-0の敗戦。アディショナルタイムに痛い失点を喫して大会敗退となりました。こうして書くのも虚しいですが、相手を下回ったのはゴールだけという結果でした。

後半アディショナルタイム、必死の攻撃も決定的なシュートをかき出され、ラストプレーに狩野選手が放ったシュートも決まらず。「チャンスをもらって結果を出したかった。何本かあった決定機を決めていれば…」(狩野選手)タイムアップのホイッスルが鳴った後も倒れ込んだまま微動だにしない背番号14が目に焼き付いています。

大事な「結果」を出せなかった今日の試合。レイソルの選手たちは終始試合を支配していましたが、ナビスコカップFINALとは逆にゴールを求めて戦い続けた相手にワンチャンスを決められてしまったこと。「サッカーはチャンスをどれだけ作ったかで競うのではなく、ゴールをどれだけ決めたかを争うもの。レイソルにはゴールだけが足りなかった」(ネルシーニョ監督)。今日はその一言に尽きます。

今日で2014シーズンのアジアへの挑戦が終わりました。天皇杯連覇、そして3年連続でAFCチャンピオンズリーグに出場することは出来ませんでした。「来年ACLに出られないのは残念」(大谷選手)「ACLにまた出たかった」(栗澤選手)「あの場所に戻りたかった。でも、改めてACLは簡単なものではないこと」(工藤選手)。試合後挨拶に赴いた選手たちに「アジアへの想い!」「この悔しさを忘れるな!」とサポーターからの声は届いていました。

遠く岡山・カンコースタジアムにはるばる柏から訪れたサポーターに声援が力強く響いていました。「サポーターに感謝しています。残念な思いをさせてしまって申し訳ない」(工藤選手)グッと唇を噛みしめて答えるエースの顔は改めて大きな責任を負っている自覚を伴っていました。

 明日はリカバリートレーニングを日立台で行います。今季はリーグ戦が残り3試合のみとなりました。「今日サポーターを失望させた分は残りの試合で取り返す」(工藤選手)。30日(土)は今季最後のホームゲームです。最後までその決意を見届けていただきたいと思います。

2013年11月15日

太陽王@晴れの国

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担当:大重正人

昨日、岡山入りした選手たち。天皇杯のラウンド16を前にした最終練習が行われました。日立台にいるときから、こちらの天気予報は気になっていました。「雨が降るらしいよー」というスタッフの声を聞いて、雨用のスパイクやウェアなども準備してきたことでしょう。ただ、今日の朝を迎えたところで、強く降り続いていた雨がぴたりとやんで、一気に青空まで広がりました。雨が降る日が少なく、「晴れの国」として知られている岡山県に、我らが太陽王「レイソル」がやってきたのですから、晴れないわけがありません笑

瀬戸内海、空と海は本当に色鮮やかなブルーに染まっていました。
※WEBブラウザー、端末によってはクリックすると大きな写真も見られます。

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コートがいらないほどの陽気のなか、自然と大きな声と活気がみなぎるトレーニング。そこには、レイソルU-18出身で、工藤選手と同期の仙石廉選手の姿も。午前の練習を終えて、わざわざ駆けつけてくれました。「おおっ!レン!!」と声をかけられ、懐かしい再会。また「ケツがでかくなったなー!」とはちきれそうなパンツスタイルに、岡山に移籍してからの鍛錬の後がすぐにみてとれます。

また練習中は、吉田達磨ダイレクターとずっと2人話しこんでいました。レイソルU-18黄金時代の監督とキャプテン、いまはクラブこそ離れ離れにはなりましたが、同じような理想を持った師弟であり同士ですから、話も弾んだことでしょう。「明日は勝ってくださいね!」。レンのエール、しっかり受け取りましたよ!!

明日は久々となる13時キックオフ。もちろん90分での勝利をめざしますが、天皇杯は独特の一発勝負。120分の延長戦、そしてPK戦も想定して、しっかり準備してきたレイソル。岡山、天皇杯、延長戦。といえば、2008年の準々決勝、サンフレッチェ戦がすぐに思い出されます。「フランサが跳んだ日」です。そんな劇的でも、そうではない展開だったとしても、めざすは勝利のみ。カンスタで、そしてNHKBS1では13時から生放送、スカパー!でも17時から録画放送があります。スタジアムで、テレビの前で、勝利への念を送り続けてください!

2013年11月14日

岡山へ

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担当:大重正人

「寒い、寒い」。練習上がりの選手たちからそんな声があがり、囲み取材を受けるその身体から真っ白な湯気がたちのぼります。短かった秋から、一気に冬がやってきたようです。日立台のトレーニングを見守っていると、手や身体がどんどん冷たくなっていくのがわかります。ただそうしたひんやりとした空気感が、より緊張感を高めているようにも感じます。大分戦に向けての非公開練習、「天皇杯に優勝しなければいけない」という思いが伝わってきます。

綿密に戦術練習をおこない、午後一番には慌ただしく日立台を出発していきました。岡山には前々日入りします。「柏から岡山のホテルのチェックインまで、5時間はかかる。我々にとっては長い部類の移動になるので、いつもより1日早く現地に入ることをクラブに要望した」とネルシーニョ監督。選手たちのコンディションを最高のところへもっていくための決断です。

「大分はJリーグでは思うような成績ではなかっただろうが、レイソルとの2試合は非常に難しい相手だったと感じている。とても訓練されて、よく走るチーム。サッカーでは何が起こるか分からないが、何かを起こす力を持っている。細心の注意、最善の準備が必要だ。天皇杯はリーグ戦と違って一発勝負。相手はまったく違った思いを持って、向かってくる」。いつも以上に厳しさを含んだコメントでした。

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10月16日の天皇杯3回戦から3バックシステムに再挑戦して以来、守備が安定し、失点は最小限に抑えられています。2失点はリーグ戦の浦和戦だけ。この5試合で3失点という堅さを取り戻してきました。その分か、ゴール数も6得点と量産とはいかない状況ですが、こういった1点を争う拮抗した戦いこそ、レイソルが身につけてきた勝負強さが最も発揮される展開でもあります。焦れずに堅く、そしてワンチャンスを逃さない。カップ戦を勝ちあがる「強さ」を、ぜひ土曜日にみせてほしいところです。

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2013年11月13日

来る人、行く人

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担当:河原 正明

 天皇杯4回戦まであと4日。トップチームは12月上旬並みに冷え込んだ日立台で練習を行いました。大分トリニータとは今季3度目の対戦。天皇杯もここから先はJ1のチームとの対戦が続く可能性があります(もちろんパルセイロ長野も忘れてはいません!)
 3回戦のファジアーノ岡山との一戦も「決して簡単な試合ではなかった」(太田選手)。それだけに「(J2降格の)苦しい経験をしているチームが一番手ごわい」と警戒します。
短い期間ですが、「監督がやろうとしているサッカーをしっかりと試合で出すこと」(渡部選手)に向けた練習を積み、早めの岡山入りで調整を行います。
 全ては「たとえ延長、PK戦でも勝ち上がる結果だけを求める」(工藤選手)ためだけにです。

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 明日は非公開練習とあって、今日が日立台では最後の練習公開日。多くのファン・サポーターの方が練習場に訪れていました。
 水曜日なのにやけに子どもが多いなと思っていたのですが、今日は茨城県民の日だそうで、隣接する取手市や守谷市などから見学に訪れてくれたそうです。皆さんサインをもらったり写真を一緒に撮ったりして楽しんでいました。ちなみに茨城県出身の太田選手は県民の日を「知らなかった」そうです(笑)。

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 来てくれた子がいれば、会いに行った選手もいます。今日の午後に秋野央樹選手と小林祐介選手が「レイソルしま専科」で柏市立松葉第二小学校を訪問しました。今シーズンもリーグ戦が残り1ヶ月を切りました。2学期中の実施希望する学校が多く、練習もあるのでなかなか全てとはいかないのですが、できる限りお伺いして子どもたちがサッカー選手とサッカーを通じて夢と希望を与えられる活動ができればと思います。

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2013年11月12日

天皇杯へ始動

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担当:大重正人

「トレーニングのボールが変わりました。『天皇杯への戦いが始まる』という思いで、気が引き締まります」。週末の大分戦に向けてのコメントを求められた、工藤選手の第一声でした。たしかに今日から、白地に真っ赤な桜模様の天皇杯ボールに変わっていました。近づいてみると、去年とのデザイン変更がよくわかります。ゴールドの模様に、桜の花びらがちりばめていて、より特別で崇高な感じのするイメージです。

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ラウンド16まで勝ち残り、天皇杯連覇とACL3年連続出場権獲得へは、あと4試合を勝ち抜ければいけません。ただ、準々決勝以降は12月の下旬。まずはこの試合を突破しなければ、なにも始まりません。「このJリーグで、レイソル以上に天皇杯に勝ちたいと思っているチームはいないはず。チーム全体がACLの舞台に戻らなければいけないと思っているし、その高いモチベーションを、ピッチで表現しないといけない」。

藤田選手が全治半年を超える大変な重傷を負ってしまいました。まさに身を削って、最後の力を振り絞ってのアシストクロスが、レイソルにさらなる栄冠をもたらしてくれました。「けがをしている人が、天皇杯決勝まで残れば戻ってこられるかもしれない」(工藤選手)。マサトやチャンスは難しい状況ではありますが、そういった仲間への思いがあればこそ、ナビスコカップのようにチームが結束し、優勝カップを掲げるにふさわしいチームになりえるのだと思います。

全力で獲りに行く。ネルシーニョ監督は前々日の岡山入りを決断し、明日明後日のトレーニング後に移動します。移動の疲れをすこしでも和らげ、万全の態勢でトリニータ戦に挑みます。

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2013年11月10日

5度目はドロー

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担当:河原 正明

 本日行われたJ1リーグ第31節 サンフレッチェ広島戦は今季5度目の対戦。「手の内」を知り尽くした相手だけに「互いの戦術の良さを引き出した試合」(森保監督)「1-1の引き分けは妥当な結果」(ネルシーニョ監督)と双方の監督が振り返る一戦となりました。

 昨年の日立台での対戦は嵐が襲いましたが、今日も朝から風が強く、午後からは雨予報と荒れるとの天気予報も、先週のナビスコ決勝と同じく「ハズレ」て今回は雨は降らず。ただし、試合は強風に悩まされました。立ち上がりから「プレッシャーをかけてボール奪うのではなく、ミスを誘う守備」(ネルシーニョ監督)で慎重な立ち上がりに。それでも局面での攻守ではやはり守るレイソルに連携プレーで崩す広島の構図が長く続きます。緊張感の高い、また言い換えれば「固い」試合運びのまま前半終了。

 後半も互いに切先を喉元に突きつけあうようにカウンターで切れ込む展開でしたが、先制をものにしたのはレイソルでした。74分のセットプレー、跳ね返りを茨田選手が放り込み谷口選手がヘディングで競って落としたのに素早く反応した太田選手が、ワントラップで鮮やかなボレーシュート!これが決まってようやくスコアが動きます。藤田選手に代わって右ウイングで出場した太田選手がゴールを決めるのですから、監督の起用がまたしてズバリと的中したと言えるでしょう。

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 J1優勝争いから脱落するわけにはいかない広島はここから圧力を強めます。そして、ワンプレーで流れは変わります。ファンソッコ選手が放ったミドルシュート。これで少し守備ラインが下がった後、同じように空いたスペースで青山選手の鋭いミドルシュートが炸裂。GK菅野選手もノーチャンスでした。その後はさらに互いにカウンターを仕掛ける展開が色濃くなりましたが、両者追加点ならず。ドローとなりました。
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 太田選手のレイソルでのJ1初ゴールは今日のハイライトのひとつ。「リーグ戦初ゴールは素直にうれしいです。ボールが来るって予感があった。グッチくんのヘッドのおかげです」とアシストの谷口選手に感謝。一方、「あれは素晴らしいとしか良いようがないね」と先輩の近藤選手。ゴール後はずいぶんと手荒い祝福をしていましたが(笑)「テツも普段から頑張っているからね」と労いの言葉をかけていました。ホームでしぶとく勝ち点1を奪い、リーグは残り3節。最後まで一つでも順位を上げるように戦っていきます。

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さて、今日は『LAWSONエキサイトマッチ』&印西ホームタウンデーでした。印西市出身の秋野央樹選手もベンチ入り、前回の広島戦に続く出場に期待がかかりましたが叶わず残念でした。また、おかげさまで『LAWSONエキサイトマッチ』も盛況でした。スタジアムそばの「レイソルローソン」も朝早くから抽選券を求めて多くのお客様でにぎわっていました。

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 明日はオフ、火曜日から土曜日の岡山での天皇杯・大分戦に向けて準備となります。この大会で優勝して何としても三度のアジアへ挑戦したい。本当は昨日試合をしたかった・・・改めて昨晩のACL決勝戦をTVで観てその思いが強くなりました。広州恒大は強かった。でもFCソウルも負けてはいない。レイソルだったら・・・と黄色いユニフォームのFCソウルに姿を重ねてしまったサポーターの方もいらっしゃるでしょう。切り替えてまずは目の前の大分戦に全精力を傾けます。

 最後に ヤマザキナビスコカップ優勝記念グッズ予約販売も本日が最終日となります。お忘れなくお買い求めください。
 今日も最後まで熱い応援をありがとうございました。また土曜日もご声援よろしくお願いします!

2013年11月 9日

王者戦

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担当:大重正人

今日は土曜日。先週のいまごろ、日立台で優勝報告会の準備をしていたのは、ほんの少し前のような気がしています。3連休のオフがあったこともあるでしょうが、本当に早い早い一週間の進みを感じています。優勝の余韻は、今日の日立台のグラウンドにもまだまだ残っていました。久しぶりの土曜日の公開練習。大変多くのサポーターのみなさんが、選手たちに会いに来て下さったのですが、ほとんどの方が手元で広げていたのがこちら!

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ちょうど昨日発売になった「サッカーダイジェスト・レイソルナビスコ優勝記念号」です。あのファイナルの模様はもちろん、そこまでの勝ちあがりを含め、現在のリーグ3強をすべて破っての価値ある優勝への道程、レイソルの歴史、北嶋秀朗選手からの祝福コメント、そして優勝ポスターの付録つき。そして所属全選手の写真もありますし、選手個々の写真のところへサインをもらおうという方でいっぱいでした。

その優勝記念グッズのお申し込みも、いよいよ明日10日が締め切りとなりました。優勝報告会で工藤選手たちが着ていたTシャツ、背中にはこの優勝メンバーがゴールドの文字で並んでいます。ほかにもマフラー、ストラップセット、マグカップ、リボンマグネット。これまでのコレクションに、さらなる新しいタイトルのグッズをぜひぜひ加えてください。KAMO柏店、オンラインショップ、東急ハンズ柏店で明日の営業時間までにお申し込みください。
http://blog.reysol.co.jp/news/2013/015942.html

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何度でも味わいたい優勝、そしてタイトル。だからこそ、来たる次のゲームに向けて、切り替えなければいけません。サンフレッチェとは今季5度目の対戦、どの試合も互いに組織的でディフェンスが崩れず、矛と盾がぶつかりあうような堅い試合展開が目につきました。明日は天候の心配もあります。風雨が強ければ、互いに持ち味のパスサッカーは難しくなるでしょう。そこで勝利へのこだわり、現実的なプレー、そしてどれだけミスをしない方が勝てるか、そういった試合になるでしょう。ナビスコ制覇の強さか、リーグ連覇への意欲か。

J2、J1、天皇杯、ナビスコ。すべての優勝決定戦に先発フル出場し、優勝の瞬間を体感してきた茨田選手。「リーグは残り4試合だけど、ナビスコ優勝チームにふさわしい順位にいなければ。この前の決勝戦のように我慢の時間が長いかもしれないけど、踏ん張っていれば前線の選手が点を取ってくれると信頼しています。先に1点取れれば、勝てるという雰囲気になる」。負傷者が続出している窮地に、チームの総力で王者たる経験値の高いプレーを期待しましょう!

明日は「LAWSONエキサイトマッチ」。ローソンのカツサンドを食べ、先着500名の方は「ハタメグミさんオリジナルステッカー」をゲットして、強敵サンフレッチェを迎え撃ちましょう!当日券販売や試合イベントのご案内は下記をご確認ください。それでは明日10時45分開場です、日立台で会いましょう!
/ticket/next/#1110

2013年11月 8日

謀る

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担当:河原 正明

 ひんやりとした空気が今朝の日立台を包んでいました。空は雲ひとつなく、立冬も過ぎて落ち葉も増えて、一歩一歩冬に近づいていることが感じられます。
 
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 トップチームは非公開で練習を行いました。サンフレッチェ広島とはなんと今季5度目の対戦となります。初めての対戦はFUJI XEROX SUPER CUP。国立での一戦は佐藤寿人選手のスーパーなボレー1発に沈みました。5月のリーグ戦では徹底した広島対策を講じて敵地でしぶとくドロー。そしてリーグ戦中断を挟んで6月末に続けて行われたナビスコカップ準々決勝、敵地での第1戦は2-1で勝利したものの第2戦はホームでまたしても佐藤選手にゴールを奪われ0-1で敗戦。辛うじてアウェイゴール数で上回り準決勝進出を決めたのでした。
 
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 昨年の対戦でもそうですが、やはりキーはいかに相手のエースFW・佐藤選手を抑えるかでしょう。レイソルは先週、先々週の浦和レッズとの2連戦。ナビスコカップ決勝ではケガ人や出場停止でメンバーが5人も入れ替わるも、念入りに準備して試合に臨みました。浦和が採用しているユニークなフォーメーションとシステムは、ペトロビッチ監督が広島時代から続けているもの。そして今も色濃く広島に引き継がれています。実は5月の対戦も浦和戦の直後でした。
 しかし、同じシステムでも「広島の方がパスは上手い」(レアンドロ選手)とやはり成熟度、完成度は上回っていると警戒をしています。3バック5連戦の最後、今回もネルシーニョ監督がじっくりと練った策でホームで迎え撃ちます。果たしてその手段は?ややマニアックになりますが、ぜひ細かい部分の駆け引きも楽しんでいただければと思います。

その広島戦は『LAWSONエキサイトマッチ』 http://blog.reysol.co.jp/news/2013/015966.html。リンク先に詳細がありますが、カツサンドを食べてステッカーをもらっちゃおう!キャンペーンやローソンマスコットのポンタとPK対決、さらには選手サイン入りプレミアムグッズが当たる抽選会も実施します。
 澤選手が持っているのがプレゼントされるステッカー(実物)。おなじみハタメグミさんのイラストです。ちなみに澤選手からは「(澤)マサカツサンドだね」とお約束コメントもいただきました?!
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 また、10日からスタジアムおよびオフィシャルショップサッカーショップKAMO柏店で2014年版のオリジナルカレンダーも販売します。値段は1,050円(税込)と大変お買い求めやすくなっております。広島戦のチケットも発売中です。ぜひお買い求めの上、スタジアムでの応援をよろしくお願いします。
 
 最後になりますが、ナビスコカップ優勝記念グッズの予約販売が明後日10日(日)までとなっております。公式オンラインショップ、オフィシャルショップサッカーショップKAMO柏店、東急ハンズ柏店で予約受付中です。締め切り間近ですのでお忘れなくどうぞ。

2013年11月 7日

予防!

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担当:大重正人

大谷選手のバースデーと、陽が当たる温かな青空で、とても気持ちのよかった昨日でしたが、今日は一転。朝から冷たい雨が降り続き、トレーニングも短い時間で集中しての戦術練習でした。来週からはぐっと気温が下がるそうで、選手たちもサポーターみなさんも、体調管理に注意が必要な季節になってきました。そこで今日は、チームでインフルエンザの予防接種が行われました。

いつもの取材部屋がメディカルルームに一変。そこにいたのは、、、
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アカデミーU-18の永井俊太コーチ!ニヤニヤと嬉しそうにしている理由を聞くと、「最高のブログネタです☆」。今日の担当だったらしく、いつもネタ探しに苦心しているところ、たまたま予防接種の日に重なったそうで、スマホのカメラで、同い年のクリら、パシャパシャと撮影!広報日記でなんの説明も要らないぐらいに、選手の個性が存分に表れ、ナイスコメントでまとめてくれました。アカデミーブログ、ぜひぜひご覧くださいね?

その同じ部屋。昨日はレアンドロ選手のインタビューを行いました。日曜日に控える広島戦のマッチデープログラムの取材です。万全ではなかったにせよ、相手の警戒をもっとも集める存在なのは変わりなく、レッズの脅威となっていたのは間違いありません。昨日のスカパー取材でもクリ&クドーは「(去年の天皇杯みたいに)またニーヤンがおいしいところ、持って行きましたね笑」と茶化していましたが、そういう勝負強い星を持っているのもエースたる所以でしょう。

「多くのメディカルスタッフのお世話になり、ファイナルに間に合った。90分最後までピッチに立たせてもらい、特別にうれしい優勝です。体力的にはだいぶ戻ってきている。プレーのフィーリングも毎日の練習やゲームを重ねて、もっと良くなってくると思います。タイトルを毎年獲れているが、まだまだ勝ちたいです笑。これだけのチームメイト、スタッフが揃っているチームですから」。リーグ戦、そしてACL出場をかけた天皇杯、エースの復活、心強いです!

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そしてこちらは今日の取材。山中選手が、朝日スポーツキッズの中学生記者体験の取材を受けました。日立台にほど近い豊四季中学校の男子生徒さん2名です。よーくレイソルとヤマのことを調べてくれたようで、本物の記者さんのような良い質問、ヤマが答えやすい質問ばかりでした。ヤマも地元柏の第二中出身で、中学2年生の時に同じ職業体験をしたそうです。「日立台のすぐ近くのスーパーで、友達6人ぐらいと一緒に品出しをしました。修学旅行の実行委員をやったりもしましたよ!懐かしいですね?」。チームでは年下だからか遠慮がちなところもありますが、実は前に出るタイプだったようですね?。昔を思い出して、とてもいい表情ですね☆ 豊四季中のおふたり、取材ありがとうございました!!

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明日は非公開練習となっています。土曜日の午前練習でお待ちしております。

2013年11月 6日

余韻

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担当:河原 正明

 ナビスコカップ制覇の翌日から3日間のオフ!思い思いに過ごした時間もあっという間に過ぎ、今日からトップチームは今シーズンのラストスパートに向かいました。
 長いシーズン、特に8月は1日、9月も2日間しかオフがありませんでした。望んではいなかったもののACL敗退で10月からは週1日ペースで休みとなりましたが、まとまっての休みは6月のJリーグ中断期以来。
 ネルシーニョ監督からは優勝した直後のロッカールームで告げられたそうで「2日間だと思っていたから、思わず監督の出した3本の指を確認しました(笑)」と栗澤選手。思いがけないごほうびに選手たちはその日一番の歓声をあげたとか?

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 再開した練習はいつもと変わらず、短くも集中して行われました。ただ、ここ2週間の張り詰めた空気と違い、練習場を包んでいた雰囲気が少し柔らく感じたのは、やはり多くのサポーターの方が見学に訪れていたからでしょう。非公開練習が続き、また大雨などなかなか足が遠かったかもしれませんが、今日は快晴。練習後には選手やスタッフに労いの言葉をかけていただく方がたくさんいました。
 そして他にもお祝いの言葉をかけられていたのは、今日が誕生日の大谷選手。練習後に太田選手がケーキを持って室内トレーニング場に向かいます。

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 練習場に面した窓を開けてみんなでお祝い、という流れでしたがなんと窓のブラインドが上がらないハプニング。「キム、何やってるんだよ!」と先輩たちのプレッシャーに木村選手は余計に焦ったのか何度やってもブラインドの向きが変わるだけ(笑)。
 ようやく開いた窓から大谷選手が姿を現して無事お祝いは終了しました!なお、公式facebookでは動画でもアップされていますのでご覧ください。

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 さて、練習再開初日とあって、もう少し優勝の余波が続きました。午後からはスカパー!のヤマザキナビスコカップ総集編の収録が行われました。ゲストにまずは栗澤選手と工藤選手が登場。司会の水沼貴史さん、進行の寺田ちひろさんとともにここでしか聞けないウラ話を交えつつもう一度試合を振り返ってもらいました。

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 後半には菅野選手が登場。今年のナビスコカップでのベストゴールを選ぶという企画です。GKならではの視点で、時にユニークで、時にはなるほどと気づくスゲの解説は見ものです。レイソルサポーターなら永久保存版間違いなしでしょう!17日(日)23時初回オンエアです。再放送もありますのでぜひチェックしてください。

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 最後にお知らせです。今夜のJ-sportsの番組"Foot Wednesday"ではフットボールライターのショーン・キャロル氏と共同通信のガス・フィールディング記者による「ガイジン目線」でのナビスコ決勝戦のレビューが放送されます。
 また、明日の昼11時からのNHK Fm千葉の情報番組"ひるどき情報ちば"のスポーツコーナー「Go-go レイソル」に工藤選手が出演します。
 そして8日(金)には週刊サッカーダイジェスト増刊「柏レイソル優勝記念号」が発売されます。こちらも忘れずにどうぞ。
 
 さあ、優勝関連取材も今日まで。明日からピっと切り替えて日曜日のリーグ戦の準備です!

2013年11月 2日

4つめの星

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担当:大重正人

今日の選手たち、そしてサポーターが一体となった戦いぶり。「後ろから見ていて、感極まるものがあった」という菅野選手の言葉通り、胸を打つものがありました。いままでの3度の優勝はどれも忘れられないものですが、今回ほど厳しい状況の優勝決定戦はなかったと思います。レッズの攻撃的サッカーを跳ね返し、あれだけの赤いサポーターに対して一歩も引かない応援を繰り広げたイエローのスタンド。レッズという屈指のクラブに勝れたこと、本当にすばらしい優勝を全員でつかみとりました。

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工藤壮人選手、前半唯一のチャンスだったヘディングゴールを決めたのですから、文句なしのMVPです。しかし、それと同時に守備での貢献が抜群でした。キックオフの前、今日の前線を見て、あれ?と思いました。先発復帰したレアンドロ選手がいつもの右ではなく左へ。工藤選手が右へ回っていました。すぐに合点がいきました。槙野選手にはりついていたからです。先週のリーグ戦、立ち上がりに槙野選手の攻め上がりを許し、連続失点を喫しました。復帰初戦のニーヤンに厳しいアップダウンを求めるのは厳しいでしょうし、クドーは大変難しく重要なタスクを負っていました。

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ただクドーの良さは、間違いなくゴール前の決定力。同じ右サイドだった藤田選手は「クリさんとグッチ、自分でカバーし合って、常にカバーにいける距離感を保とうとみんなで言っていた。できるだけ、クドーが攻め残りできるようにしたかった」と、ネルシーニョ監督のチーム戦術をみんなが理解して、ピッチで表現していました。

ハーフタイムに大谷キャプテンが「見ている人にとってはどうかわからないけど...」とつぶやいていましたが、立ち上がりの15分ほどを守備の時間が長くなりながら無失点を続け、相手の長所を消して、堅く勝負にこだわったゲーム展開に持ち込んだ時点で、レイソルのペースになったと思いました。そこで生まれた最初のチャンス、相手にダメージを与える終了間際の先制ゴールでした

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藤田選手からのクロス。右サイドから内へ曲がるクロスではなく、ストレートボールでした。相手は間違いなく意表を突かれたはずです。かぶり気味になった裏でクドーが見事合わせました。マサトは膝を痛め、メンバーチェンジも準備される中で、懸命にピッチに残りました。最後の力を振り絞ってのキック。「夏ごろに監督から練習しろって言われて、トレーニングしてきました」。現役時代右サイドバックだった監督は、同じポジションへのこだわりか、とても熱心に指導することがあります。居残りで2人が黙々とキックを続けていたことをすごく覚えています。この大舞台で大きく実りました。

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マサトの出場の裏には、キムチャンス選手の大きなアクシデントもありました。非公開練習のさなか、担架で運ばれ、痛みに喘ぎ苦しむチャンスの声が忘れられません。病院に搬送されたその日の夜、チームのLINEにチャンスからのメッセージが届きました。「まだ少し痛いです。みんな頑張ってください」。痛みもあるはずなのに、微笑みの写真でした。

それに返事がありました。「必ず優勝します」。工藤壮人、まさに有言実行のメッセージでした。ユニフォームの下には、27番のユニフォームを着て、ともに戦っていました。「去年の天皇杯はコウキくんが自分のユニフォームを着てくれた」。そしてチャンスからもメッセージが届きました。「優勝おめでとうございます!試合ちゃんと見てました。みんなの戦う姿を見て、自分も頑張らなきゃと思いました。一日でも早くみんなとボールが蹴れるように頑張ります」澤選手がすかさず「待ってるぞ!!」、テツローもハングルでメッセージがありました。

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鈴木選手も負傷し、大谷選手、橋本選手も出場停止。急きょの右ストッパーで力強い奮闘を見せた谷口選手、膝の重傷からファイナルへ間に合わせた増嶋選手。茨田選手、太田選手もこの大一番での起用に身体を張った守備で応えました。スタメン、リザーブ、スタンドで見守った選手も、病院から見守った選手も。

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そしてサポーターのみなさんの声援なくして、この優勝はありませんでした。赤く染まったスタジアムで、黄色の一角からの強力な後押し。2011.12.3と同じように『柏』の人文字。本当に心強かったと思います。レイソルにかかわる全員の力、これぞ「レイソルの組織力」で4つ目の星を勝ち取りました。今日は大いに喜びましょう!最高の一日です。みんなが笑顔になれた最高の一日、みんなに感謝したいと思います!

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2013年11月 1日

Believe

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担当:河原 正明

 ナビスコカップFINAL。クラブ史上2度目の挑戦がいよいよ明日に迫りました。
 今日は国立競技場で公式会見とナビスコカップでは初となる公式練習を行いました。まずは公式会見。レイソルはネルシーニョ監督と栗澤選手が、レッズはペトロビッチ監督と阿部選手が登場しました。

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 会見の後は両チームの選手、監督がカップを挟んで撮影。栗澤選手の鋭い眼光が緊張感ある一枚になりました。なお、会見の模様はJ'sGOALのナビスコカップ決勝前日コメント に掲載されています。

 その後14時から60分間の公式練習は、冒頭15分のみの公開となりました。公式練習はFCWCやACLで経験スミですが、やはりコクリツの雰囲気は特別なもの。
ほどよい緊張感が身を包みます。しかし、チームの雰囲気はいつもと変わらず。短くも集中した練習を行いました。

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 練習後にスタジアムでメディア対応を終えると、バスで都内のホテルに移動。18時30分から「前夜祭」。カップスポンサーやJリーグの来賓と交流するパーティーに出席しました。ステージへ両チームの選手たちが登壇するとやはり華やかになります。

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 そうした中、再び栗澤選手がインタビューに答えます。「レイソルは出場停止選手が2名いて、けが人も何人か出て。その上で全員で戦って行きたいという気持ちが強いので、明日の決勝にかける思いは浦和レッズよりは強いのではないかと思っています。(2011年に)Jリーグ優勝して、去年は天皇杯を獲ってきているので、今年は、目の前に、手の届くところにある明日のヤマザキナビスコカップというタイトルを獲るために、全員で力を合わせて優勝したいと思っています」と敵を前に堂々のコメントで会場を沸かせます。クリらしいストレートな表現ですが、きっとこれが彼の偽らざる気持ちそのものなのでしょう。

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 レイソルはご存知の通り、キャプテンの大谷選手と左翼の橋本選手の2人を出場停止で欠きます。それについてネルシーニョ監督は「選手たちはいつも自分に突然出番が来ることを理解して日々準備をしています。明日も落ち着いて選手全員が望む心境にあります。同じ状況でも天皇杯でタイトルを勝ち取った経験もありますので、明日も変わらず私は自分の選手たちを信じます」。
 今年の元日の天皇杯決勝戦、エースFWの工藤選手を出場停止で欠き、近藤選手も負傷で出場できませんでした。しかし、代わって出場した選手が活躍して戴冠したのは記憶に新しいところです。「信じること」。選手も、スタッフも、サポーターの皆さんも同じ思いで戦ってくださることを願うだけです。

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 さて、何度もお知らせしていますが、明日の試合の選手入場時にスタジアム全体でコレオグラフィーの演出が予定されています。柏レイソル側自由席でもレイソルイエローに染め上げるコレオを行います。ぜひ、選手入場に遅れることなくお越しいただき、ご協力いただきますようお願い申し上げます。なお、アソシエイツ会員向けの自由席は試合当日も少量販売されます。お近くのコンビニのローソン・ミニストップのLoppiでお買い求めください。

 今日の国立競技場は昼間は上着要らずの陽気でした。太陽の下、輝くのは我ら。明日もどうぞスタジアムで、そしてTVの前で応援いただきますようお願いいたします!