2011年6月30日

落ち着いていこう!

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担当:河原 正明

 「遅いよーーー!何やってるの??」昼食のためレストラン「ぴあの」に入ったとたんに飛んできた声。しまったー!今日が桐畑和繁選手の誕生日ということをすっかり忘れていました・・・。
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 「いや、河原さんそれで正解だよ」と笑いながらクラ。大重広報が「宮本主務から電話が来たんですよ」とカメラを抱えて先に到着していたので撮影は間に合いました。しかも「本人が『みんなが来ない』と電話をかけて呼んでいましたよ」。呼ばれたのは選手だけでなく井原コーチも(笑)。自らが呼び集める新しいパターンです。

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 ようやく集まったところでシジマールGKコーチが運ぶワゴンには「24」と大きなロウソクが乗ったケーキが。
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 みんなのバースデーソングで、毎回のことながらにぎやかにお祝いされたキリなのでした!23歳最後の試合でJ1初出場を飾ったキリ、24歳のサッカー人生も輝ける一年になりますように。おめでとう!!
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(ちなみにシジマール夫妻からのプレゼントには「おたんじょうびおめでとう!おちついてがんばっていこうね!」と夫人からのお祝いメッセージが書かれていて苦笑いなキリでした)

 さて、トップチームはセレッソ戦に向けての調整が続いています。週末のJリーグが待ち遠しい方も多いでしょう。でも、土曜日のセレッソ戦には大阪までは行けない・・・という方、e2 by スカパー!ではJ1リーグは全試合生中継です。地デジ・CS対応テレビをお持ちでまだスカパー!に加入されていない方、いまなら16日間無料体験が可能です。ぜひこの機会にご加入ください。

 お知らせです。北嶋選手のドキュメンタリーが来月に放送されます。NHK総合で毎週月曜夜に放送の「アスリートの魂」。先月からオン・オフのキタジの姿を追い続けてきました。キタジが手にするのは、明日より掲出される山手線の中吊り広告です。山手線に乗られた際はぜひチェックしてみてください!もちろん番組も必見です。11日(月)夜の放送予定です。サポーターの方はお見逃しなく!!
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 最後に、7月13日(水)開催のJリーグ第4節 対サンフレッチェ広島戦で開催のアソシエイツ会員限定『親子サッカー教室』参加者募集のお知らせをします。レイソルスクールコーチによる楽しいサッカー教室です。平日ナイターですが、ぜひご応募お待ちしています!詳しくは公式サイト・モバイルレイソルのニュースをご確認ください。

2011年6月29日

メキシコで再戦

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担当:大重正人

今日も梅雨の合間の猛暑が続きます。4時からの練習スタートでも肌がじりじりと焼けていくようで、美白の近藤選手や増嶋選手もおそらく肌を焦がしたことでしょう。8対8のゲームトレーニングから、シュートやヘディングなどの攻守別練習へ。日がほとんど暮れかけた6時頃まで、濃密なトレーニングが行われました。

しかし練習が終わったグラウンド。選手から疲れを忘れたような歓声があがります。何かと思えば...「ニアピン勝負」に興じている選手でした。キタジ、ユウキ、サカイ、バラでした!まずはユウキから
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だれが芝の刈り目のラインにボールを近づけられるか!! 110629_ball.jpg

そしてサカイ、バラ。2人で相談しながらキックしますが...
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優勝は御大キタジ!!さすが長年の経験をいかした勝負強さでみごと優勝でした
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それをネルシーニョ監督らスタッフも、ゲームが終わるまで笑顔で見守っていました。トレーニングでも、こうした遊びに興じるときでも、選手たちは一生懸命だし、スタッフも共に同じ時間を共有しています。ご見学いただいたサポーターの方にもチームのムードの良さを感じていただけたと思います。

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トレーニングを見ていた吉田達磨強化部長に呼ばれ、すごく興味深い話を聞くことができました。日本時間で明日の朝、8時から行われるU-17メキシコワールドカップのラウンド16、日本vsニュージーランド戦。既報のとおり、レイソルからMF秋野選手とGK中村選手が主力選手として活躍し、フランス、アルゼンチンと強豪揃った予選リーグを1位通過。いよいよ決勝トーナメント初戦を迎えます。

その相手、ニュージーランド代表には、この日立台でプレーした選手が、実は7人もいるんです!毎年1月に恒例となっているサッカー&ホームステイの国際交流で「ウィナーズ」のメンバーとして5年前に来日していたメンバーなのです。

【2】Harshae RANIGA、【3】Stephen CARMICHAEL、【4】Reece LAMBERT、【7】Kip COLVEY、【8】Rhys JORDAN、【17】Harley TAHAU、【18】Calvin OPPERMAN の7選手。

さらにオーストラリア代表の【8】Mitch COOPER選手も同じウィナーズのメンバーだったそうです。そごうカップで対戦したレイソルとウィナーズ。いきなりCOOPER選手が先制点を決めて大きく沸いたそうですが、「そのあとレイソルが7点ぐらい取っちゃったんだよね」と吉田強化部長が思い出話を教えてくれました。

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これがその時の写真です。奥で一歩前に出ているのが、当時キャプテンだった秋野選手。一番手前の白いユニフォームがGK中村選手です。ちなみに一番奥のレフェリーが酒井直樹コーチです。この日立台で戦った9人の選手が、遠くメキシコの地で世界最高峰の戦いで再戦できるなんて、まさに「DREAM」。夢あふれる話ではありませんか。

U-22日本代表の酒井選手に続いて、今度はU-17日本代表の2人を大いに応援して下さい!CSフジテレビで生放送もされますので、どうぞお楽しみに!

2011年6月28日

試されています

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担当:河原 正明

 ピッチ上で練習する全てのカテゴリーの選手・コーチングスタッフ、そして我々たち広報やメディア関係の方、そして毎日のように日立台に訪れるサポーターの皆さんにとっても、今年はこんなに早く暑さとの戦いがやってくるとは思いませんでした。
昨日から酷暑を避けるためにトップチームの練習は午後4時開始になりました。それでも肌を突き刺す熱線を避けないととても見学には耐えられないとばかりに、サポーターの方もみな木陰に避難していました。

 そんな中、久々に中1週間空く今週は、数少ない機会とばかりにハードトレーニングが続きます。取材に訪れたフジテレビの青嶋アナウンサーも「こんなに夏場にハードな練習をするチームは見たこと無いですよ」と感嘆していましたが、昨日軽めだった甲府戦スタメン組は、ピメンテウフィジコの指導下で、過酷なフィジカルトレーニングのメニューをこなしていました。
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 一方、残りのメンバーは4vs4vs4の「キリカエトレーニング」を行いました。こちらも見ているだけで汗が出そうな暑さの中、ひと時も休まずにひたすらボールを追いかけます。昨日の広報日記のタイトル通り「追い込み」続けます。
7月の7試合は、本来ならばすでに終わっている試合がほとんど。それゆえに、チームでの暑さ対策が大きく今後を左右します。昨年も中断期に韓国合宿でもう一度カラダをいじめて、追い込んだことで試合終盤でも走り負けない体力を備え、リーグ戦の夏終盤から秋へのラストスパートにつながりました。全てはシーズン最後に笑っているために。ここからがチームもクラブも真の力が試されます。
 
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 クラブが継続して行っている社会貢献活動のひとつ「レイソルしま専科」。今年も多くのお申し込みをいただき、今日、今年第一回目の活動を柏市立大津ヶ丘第一小学校で行い、澤選手と茨田選手が登場しました。今回は小学6年生76名に体験談を披露しました。

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 澤選手は自身の南米アルゼンチン、ペルー時代の経験を伝えました。毎回原稿無しで挑む澤選手、その整理された話の内容と子どもたちに問いかけるような話術に、サッカー以外も才能の持ち主であると、改めて感心させられますね。
また、昨シーズンはルーキーながら試合出場が多く、昨年11月以来の登場となったのは茨田選手。久々の登場に付き添いのスタッフが「緊張しすぎ」と心配になるほど。それでもマイクをもつと「僕は男4人兄弟の末っ子で、中村俊輔選手(横浜F・M)や遠藤保仁選手(G大阪)と同じ(4人・3人兄弟の)末っ子なんですよ」と日本代表選手の名を挙げ、「末っ子はおおらかだけど、才能があると思う」という持論を展開します。
 「今年の目標はまずは試合に出続けること。そして、2014年ブラジルワールドカップに出場することが目標です。」昨年のワールドカップに強い感銘を受けたバラ、きっと目標が自分の周りまで来ていることを感じているのでしょう。児童たちも3年後には中3、夜更かしもできる年齢?になっていることでしょう。「あの時話した選手だ」と言ってもらえるようにも、バラも頑張らないといけないですね。

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2011年6月27日

追い込む

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担当:大重正人

先週の暑さがうそのように、またひんやりした梅雨に戻った日立台。土・水・土・水・土とハードスケジュールの5連戦がようやく終わり、次のセレッソ戦は7月2日の土曜日です。今日から5日間、フィジカルも戦術もじっくりと調整ができます。甲府戦の先発組は室内トレからローパワーのランニングでしたが、それ以外のメンバーには強烈なフィジカルトレーニングが課せられました。

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ラダーによるステップワークから、ゴムでつながれたペアの相手をけん引。ヨーヨーのように行ったり来たりのダッシュや、四角形におかれたコーンの間を何度も反復ダッシュするなど、4時にスタートした練習が終わったのは6時過ぎ。「今日も3時スタートで、暑かったらほんとヤバかったですよ」と橋本選手。久々のフィジカルメニューだった大谷選手も「試合だけじゃなくて、こういうきついトレーニングをやってることを伝えるのも広報の仕事ですよ(笑)」。もっと厳しそうなところを写真に撮れなくて申し訳ないです。。。終わった瞬間、ひざまづいて倒れ込むまで。息を吸いたくても胸が痛くて呼吸が苦しくなるほど、ギリギリまで、身体も心も限界まで追い込んだ選手たちでした。

北嶋選手はクラブハウスの玄関までたどり着いたものの、スパイクを脱いで腰をおろしてしまうと「もうここから動けねぇ...」と精魂尽き果てた様子。「ほんとヤバかったよ、今日は。久々のフィジカルというのもあるし、連戦で体力が落ちていることもあるけど、今日はきつかった。市船よりも走ったよ!」。とそこへ温冷交代浴を終えて帰路についた増嶋選手が偶然通りがかり「市船よりもっていうのはウソでしょ」と後輩からクールな一言。報道陣を笑わせます。それでも北嶋選手は「すごく苦しいけど、でもこういうのが必要なんだよ!」。

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今月はハードだった6月よりも、さらに1試合多い7試合が控えています。セレッソ戦までの1週間、そして仙台戦までの1週間。ここでのコンディション調整やフィジカル強化が間違いなく連戦の結果を左右するはず。レイソルのここまでの快進撃の源は、やはり運動量で相手を勝っているから。選手たちもそれがわかっているからこそ、口では苦しいと言いながらも、歯をくいしばって練習でも酸素が続く限り走り続けるのです。

そんなトップチームに負けじと、アカデミーチームの快進撃も続いています。まずU-12チームが「全日本少年サッカー大会」の千葉県大会で見事制し、2年連続13回目の優勝を飾りました。8月1日から静岡県で行われる全国大会に出場します。U-18はクラブユース選手権ですでに全国出場を決め、週末の順位決定戦で横浜FCと川崎Fを逆転で破り、関東5位代表として全国大会へ挑みます。U-15チームもクラブユース関東大会初戦を7-1で快勝。あと2勝してベスト8入りすれば、文句なしで全国へ進みます。この夏もレイソルイエローが全国のサッカーシーンで飛躍することを待ちわびるばかりです!

2011年6月26日

甲府から

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担当:大重正人

2005年の入れ替え戦をはじめ、なかなか勝てなかった鬼門の甲府で、胸のすくような勝利をおさめました。まさに攻守のかみ合った試合でした。

今日はネルシーニョ監督が「チームの特徴を変えて、スピードをつける攻撃を狙った」と中盤には長短の鋭いパスが出せる兵働選手、そして前線には相手DFの背後を狙える工藤選手を起用しました。「兵働やレアンドロが中盤のいいところに顔を出してくれて、単純に裏を狙うんじゃなく、くさびを入れてからサイドの裏をつけた」と栗澤選手が振り返るように、スピードあふれるアタックを繰り返します。

そこで田中選手のファインゴールが決まります。「最近シュートの感覚がすごくいいので思い切って狙った」という超ロングシュート。「ジュンヤはシュートビジョンがすごくいい。だから迷いがない。あの距離のシュートは誰でも狙えるものではない」と監督も称賛したスーパーゴールでした。

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2ゴールを奪って折り返した後半。ビルドアップで追い込まれたところから思いがけない失点を喫したものの、直後にジョルジ選手のこれまた見事なフリーキックが突き刺さります。田中選手の先制点同様、試合の流れを大きく決めた一発でした。その攻め上がりの裏のスペースを後ろの選手たちがカバーすることもあれば、逆に相手の戦意をそぐような強烈な飛び道具でゴールを決めて味方を助けることもあります。これもお互いを助け合うチームプレーと言えるでしょう。ハーフナー選手のアタックをことごとくはね返した増嶋選手のハードな守備もすごかった。靴磨きのパフォーマンスもナイスサポートですね☆

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そしてレイソルのゴールを守りぬいた桐畑選手。「緊張しましたよ!いきなりカブっちゃいましたけど、みんなが『フリー』とか声をかけてくれて。でもこういうとき(取材)、何か言葉でてこないっす。とにかくレイソル、マジサイコー!勝てて良かったっすよ!」キリらしい、いつものまくしたてるようなトークが出てきません(笑)。昨日の出発前、本当に緊張感に満ちた、男らしい表情が思い出されます。いきなり巡ってきたチャンス、プレッシャーに打ち勝ち、仲間に支えられ、そして彼も仲間を支えました。J1デビュー戦、みごとな勝利おめでとう、キリ!!サポーターにもらった黄色い麦わら帽子をかぶって、嬉しそうにバスへ乗り込みました。

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そして酒井選手。クウェート2連戦でいまや日本のサッカーファンの知るところとなりました。成田空港到着が予定より1時間ほど遅くなってしまいましたが、迎えにいった河原広報と成田空港を車で出発し、5時過ぎには甲府に駆けつけました。40度のなかの試合、10何時間にも及ぶ移動にもかかわらず、その充実感もあってか、元気そうな笑顔を久々に見せてくれました。監督に「試合に出たいです!」と強く直訴したように、フル出場も想定して、機内でもストレッチも繰り返し、食事もスタミナがもつように考えて摂取したそうです。後半頭から起用され、吉田強化部長が「酒井、今日はプレーに余裕があるな」と疲れも見せず、攻守に安定感あふれるプレーを見せてくれました。

これで6月怒涛の5連戦は、3勝2敗と勝ち越して終えることができました。ホーム日立台で勝てなかったことは残念ですが、逆にアウェイで3連勝。これもチームの強さと成熟を感じさせる結果です。そして、7月。Jリーグが「HOT6」と銘打つ夏の戦いは、レイソルにとって上位チームとの対戦、そしてタイトな日程となる連戦が続きます。選手たちはホテルで食事をとって、深夜に帰柏。ゆっくりオフを過ごして、週末のセレッソ戦へ向けて、じっくりと調整できる1週間となります。練習時間が当初より1時間繰り下げて、16時開始となりますのでご注意ください。どうぞよろしくお願いいたします。

2011年6月24日

寝不足ですか?

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担当:河原 正明

 寝不足で朝を迎えたレイソルサポーターも多いのではないでしょうか。ご多分にもれず、私もついつい朝まで見入ってしまいました。
酒井選手がやってくれました!昨晩未明に行われたロンドン五輪2次予選 対クウェート戦で、名誉挽回の先制ゴール!試合後のインタビューにも登場、「自分のミスを自分で取り返したいと思っていた」と初戦で失点に絡んだ戦犯扱い?の汚名を見事に返上しました。もちろん結果は1?2で逆転負けと、振るわなかったのですが、なにはともあれ最終予選に駒を進めたU?22日本代表にホッとしました。

 クラブハウスでも当然、酒井選手の話題が。「今朝テレビで見ました。アイツはもっていますね?!」とは田中選手。「ゴールシーンはまるでダニエル・アウヴェス(バルセロナ)みたいでしたね!」と現役ブラジル代表に例えての賛辞です。「でも、レイソルでは今まで見たことないです(笑)。Jでもたまーに見せてくれれば。相手がガチガチに引いてきた時には絶対に武器になると思う。あの感触を忘れないで欲しい」と注文も入りました。
 一方、「クラブに戻ったら、まずはチームのことをしっかりやってもらわないと」とはクリ。そうは甘くはないよ、という先輩からの激といったところでしょうか。

 そんな酒井選手が代表合流前の6月9日に収録した最新インタビュー記事が ASSC〔朝日サッカーサポーターズクラブ〕のサイト URL:http://www.assc.jpでご覧いただけます。昨日アップされたということですので、レイソルサポーターのみならず、「酒井宏樹」を検索してこのサイトにたどり着いた方もぜひご覧ください(※会員登録の必要があります:無料)。日本代表選手は明日、帰国の予定です。

 トップチームは明日の甲府戦を前に、軽めのトレーニングを行いました。恒例のミニゲームでは、試合終盤に1点差に追いつき「まだ勝負はわかんないぞー!」と叫んだキタジ率いる黄色ビブス組が最後の最後で逆転勝利。チーム全員が輪になって勝利を喜びます。ガンバ戦での逆転負けから中2日ですが、連戦最後の試合に向けてチームの雰囲気は依然良好です。
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 その甲府戦、「アベちゃん(FW阿部吉朗)にも気をつけないと。どんな態勢からでもシュートを決めてくる。気をつけるのはハーフナー・マイクだけじゃないですね」とは大谷選手。かつての同僚への警戒を強めます。
 一方、古巣に帰還、となるのは増嶋選手。「甲府には一年間しかいなかったけど、すごく思いのあるチームです。当時一緒にプレーした選手ももう少ないのですけどね。小瀬の雰囲気が良いんですよね」。当時もひたむきなプレーで、ファンにもすごく愛されていた増嶋選手。そういえば、今も甲府在のファンからプレゼントが届いています。
でも試合は別。「ハーフナーの高さに対抗しないと。CBとSBとの連携が鍵ですね。またセカンドボールをしっかりとマイボールにすることも大事」と狙いを明確にして試合に臨みます。

 6月の5連戦も明日が最後。4試合はアウェイ2勝、ホームで2敗という成績ですが、まずは連敗しないこと、そして上位争いに踏みとどまるには勝ち越しをすることが必要です。リーグ戦としては「折り返し初戦」の第18節。昨年は2分け、そしてつい2ヶ月前に対戦したばかりですが、再び甲府と敵地で戦います。遠く甲府まで応援に来られる皆様、TVの前で応援される皆様も、負けられない一戦です。気合を入れて応援ください!

2011年6月23日

世界の場へ

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担当:大重正人

今日も昨日と同じような猛暑の日立台でした。午後3時から選手たちはヴァンフォーレ戦に向けてのトレーニングをスタート。ガンバ戦先発組はランニングのあと、温冷の交代浴で疲労回復につとめます。その他のメンバーは、4対4などボールトレーニングです。炎天下で少人数、インターバルもごくわずか。汗だくになりながら激しくボールを奪い合います。

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その中のひとり、澤昌克選手。先週、チバテレビ「ライジングレイソル」のインタビューでは「いまはメンバーから外れたり、出場時間がなかったりすることもあるけど、試合に行けなかった居残りトレーニングでもみんな必死ですごくいいトレーニングをしています。自分も5分でも10分でもチャンスをもらえたら、そこでいいパフォーマンスを見せられるように毎日準備しています」。どんな時にも前向きでサービス精神旺盛。「そこまでおしゃべりじゃないですよ」と言いながら、西谷綾子さんの質問1つに対して、5つぐらいの答えを返してくれるのは、サワらしいご愛敬です。好きな言葉、アルゼンチンでしか使われない「キロンボ」の由来などなど、放送は今度の日曜日午後8時半からです。

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昨日の夜は、U-17日本代表が、メキシコワールドカップで強豪フランスに引き分け、2試合終わって1勝1分けとし、決勝トーナメント進出の可能性が非常に高まりました。レイソルの秋野選手は負傷が伝わりたいへん心配ですが、GK中村選手は2試合フル出場。予選3試合目は25日早朝5時からです。CSフジテレビで生放送されます。

そして今晩。U-22日本代表が、ロンドン五輪3次予選進出を懸けて、アウェイでのクウェート戦に臨みます。我らの酒井宏樹選手もホーム戦同様、右SBでの先発が有力視されています。初戦では得意のパワフルな突破、力強い守備で目を見張るプレーを見せていましたが、後半に自陣から攻撃の起点になろうとしたところでボールを失い、結果的にアウェイゴールを与えることになってしまいました。

ただ昨日のエルゴラッソ表紙に、その余談が掲載されていました。FC東京の正GK権田選手が「絶対に(バックパスを)戻せとは言いたくない」と、前を向こうとした酒井選手のプレーをかばうようなコメントを残したそうです。それまでの活躍をたったひとつのプレーで評価を覆されてしまうDFというポジションの難しさと、すこし厳しめの論調のメディア報道にちょっと理不尽な感じを覚えてしまったのですが(もちろん同じチームの酒井選手への大きな贔屓目があるからですが)、権田選手が多くのメディアの前で公式に話してくれたことで、少しは救われたことでしょう。いいリーダーがいるチームで戦えているのだろうと想像します。

酒井選手がサッカーを始めたクラブ「柏マイティーFC」の皆さんも今夜の試合を楽しみにされていることでしょう。代表の倉持行一さんにお話を伺うことができました。「酒井は年中から小6まで見てきました。身長は6年生の時に160cmぐらいで、特別大きいという感じではなかったです。昔は2トップの一角で、得意なプレーはやっぱり右サイドからのドリブルでしたよ」と当時からその突破力の片鱗を見せていたそうです。3月の中断期間には古巣を訪れて、子どもたちと一緒にサッカーを楽しみ、「子供たちは、あの酒井選手と一緒にサッカーしたんだよ!って周りに自慢してますよ。すごくいい影響を受けています。こうして代表に入って活躍してくれて本当にうれしいですね」と恩師からのエールを頂きました。

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今夜の25時45分キックオフ、TBS系列で生放送されます。「0-2」か「3点差以上の敗戦」でなければ負けないという試合です。先に1点を取って、相手が3点獲れたら延長戦、4点獲らないと勝てないという状況を作って優位に進めたいところです。ホームゲームの教訓を生かして、酒井選手らしい迫力あふれるプレーを見せてくれるか、柏から応援しています!!

2011年6月22日

苦杯

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担当:河原 正明

またしてもガンバに勝てず。昨年11月の天皇杯以来の逆転負け、相手は同じガンバでした。
「どのチームも首位のチームに向かってくるサッカーをしてきますね。」試合後に旧知の記者さんから声をかけられました。前回ホーム磐田戦に続き、「ガンバの決定力がレイソルを上回った(ネルシーニョ監督)」試合となってしまいました。「でも、こういう経験は首位にいないと経験できないものですよ」。確かにその通りです。昨季もJ2第5節から最終節まで、今年も第9節を除く11節で「首位」に立ち続けています。しかし、「去年も楽な試合は1つもなかった」と選手たちは口にしますが、それ以上に厳しい試合が多いのはやはりJ1だと痛感させられます。

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立ち上がりからガンバにボールを廻される苦しい時間帯が続きます。しかし徐々にペースを掴みかけた前半10分、コーナーキックからの流れで振りぬいた田中選手の左足が日立台に熱狂をもたらします。しかし、すぐに遠藤選手に冷静にゴールを決められて同点に追いつかれます。その後もガンバペースで前半が進み、レイソルは攻撃に転じようとするも、なかなかゴール前で決定機を作ることができません。

ハーフタイムにはネルシーニョ監督は「カウンターのチャンスはある。せっかく苦しい時間を耐えて作ったマイボールの時間をもっと長くしよう」と策を授け、さらに兵働 選手・工藤選手を投入、交代で活性化を図ると、停滞していた流れを一気に取り戻します。そしてようやくレアンドロ選手のゴールが決まり、追撃ののろしを上げます。しかし、一時は1点差まで詰め寄るものの、相手の素晴らしい4点目を決められ勝負ありでした。
それでも「後半の最後は5バックでディフェンシブに戦わざるを得なかった(ガンバ・西野監督)」とレイソルの攻撃の勢いは相手を受身に立たせたのも事実です。
次の試合もすぐそこに迫ってきています。「まずは連敗しないことが大事。切り替えて次に臨みたい(大谷選手)」。その甲府戦は土曜日です。相手もホームでの連敗を止めようと全力で向かってくるはずです。後半に見せたレイソルらしい思い切りの良い戦いで、次こそ勝ち点3を持ち帰りましょう。
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水曜日のナイトゲームでしたが、多くのお客様にご来場いただきありがとうございました。次回のホームゲームは7月9日の仙台戦になります。こそはホームで勝利をお見せしたいと思います。

2011年6月21日

柏レイソルの力

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担当:大重正人

まず、6月5日からモバイルレイソルのメルマガがシステムエラーにより配信できない状況が続いておりましたが、本日ようやく復旧いたしました。試合2時間前に届くスタメンメールを心待ちにされていた方もたくさんいて、また試合後の結果メールではスタジアムやテレビで観戦できない方が一喜一憂されていたことと思います。長い時間配信できない状況が続いておりましたことを深くお詫び申し上げます。今回のエラーにより、HPのメルマガにもご登録いただいた方は、大変お手数ですがメルマガページより登録解除くださいますようお願い申し上げます。

それから6月18日にお知らせしたローソンPontaカード ポイント特典キャンペーンも大好評をいただいております。すでにタオルマフラーとハタメグミさんのかわいいイラスト入りエコバックもお申込が増えているとのことです。そして「ポイントを集めてサッカー教室に参加しよう!」については、申込期間が6月30日までとあと数日となっておりますので、お早めにお申し込みください!

さあ明日はガンバ大阪戦です。平日ナイトゲームにもかかわらず、チケットの売れ行きが伸びており、サポーター皆さんも今年のレイソルが強豪ガンバ相手にどれだけの勝負を見せてくれるのかという期待が膨らんでのことだと思われます。前節のガンバはJ屈指のプレイスキッカー、遠藤選手の絶妙のキックから2点を挙げています。

ただ大谷選手は答えました。「遠藤選手をはじめ、前線には決定的な仕事ができる選手がたくさんいる。でも『ガンバ』や『セットプレー』ということを強く意識しすぎるのは良くない」。我々見る方からすれば、ガンバ戦にはどうしても肩に力が入ってしまいがちですが、どんな相手に対しても1試合1試合、相手どうこうよりもまず自分たちのサッカーをやることで、ここまで勝利を重ねてきたのですから。ヴィッセル戦も、アビスパ戦もそうやって勝ち点3をつかみました。ガンバ戦も同じように準備して、普段通りの平常心で戦うことが大切です。

日立台で戦うレイソルの選手たちは、他のどのスタジアムよりも近い観客席からサポーターの熱をダイレクトに感じ、その声援に支えられて戦う力と勇気をもらっています。だからこそ、本日公式サイトのニュースでお知らせしたとおり、Jリーグから甲府戦での問題について通達を受けてしまったことは、チームとして細部まで深く省みなければなりません。

「VITORIA」を掲げるネルシーニョ監督のもとでレイソルは確実に前進しています。去年は12試合終了時点で21枚の警告を受けた選手たちは、今季同試合で12枚に減らし、フェアプレーを心掛けながら試合で勝利を重ねています。試合の勝負でも、この臨場感満点のスタジアムでも、熱く激しい応援でも、Jリーグからも他のチームからも勝者として認められるようなチームに。それは選手たちの頑張りとそれを支えるサポーターの力がひとつに集結しなければ成し得ません。フェアでクリーンなプレーと応援で、レイソルが明日の試合に勝てるよう、これからもっと強くなれるように。まずは明日、日立台で我らレイソルの力を見せましょう!

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2011年6月20日

虎視眈々

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担当:河原 正明
 
 福岡戦翌日に帰柏したトップチーム、オフが明けた今日、2グループに分かれてのトレーニングを行いました。先発組は午後からリカバリーメニューで、サブ組は午前・午後の2部練習でした。

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(一人フライイングして走り出すホジェル選手にみんな苦笑い)

 その2部練習の合間の昼食会場では、一日遅れのバースデーを祝ってもらっている選手が。稲田康志選手が昨日19日に26歳となりました!イナが食堂に着くとケーキが運ばれてきましたが、2グループに分かれての練習ということもあり、当初は人が少なくちょっと寂しいお祝いに。しかし、「イナさん待っていてくれないとダメでしょ!」と遅れてきたキリたちがやってくるといつも通りにぎやかな食卓になりました。

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 昨年7月に熊本から電撃移籍をしてもうすぐ1年になります。それまで「柏には来たこともなかったし、まさかここでプレーするなんて想像もつかなかった」と話すように、激動の1年だったようです。またレイソルでは「子どもが同級生のパパ仲間」にも恵まれたそうで「特にドゥさんには仲良くしてもらっていますよ」。そういえば度々ブログにも登場していますね。ちなみにヨンハ、コウキ、ムラの5人が同じ年の子どもをもつパパ5人集です。

 昨年は移籍直後のアウェイ徳島戦でメンバー入りをしましたが、残念ながら出場はなりませんでした。しかし、完全移籍を果たした今季はチームもJ1に昇格したことから自身にとって大きな変化の年であり、チャンスのシーズンでもあります。
 練習は真摯な態度かつ仲間を盛り立て、オフでもカメラを向けると「どんな画が欲しいんですか(笑)?」と気配りも欠かさない男です。周りも認める努力家のイナ、キリと2人で正位置を掴んでいるスゲへの挑戦の日々は続きます。

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 さて、チームは連戦を闘っている最中ですが、水曜日のG大阪戦はJ1リーグ第17節となります。本来ならばここが折り返し地点となっていたのですが、震災の影響でJリーグは大きくスケジュールが変更されています。7月に中断・延期されている5試合を終えると、本当の意味での後半戦になります。その後半戦をお得に観戦できる「ハーフシーズンチケット」がアソシエイツ会員限定で好評発売中です。今季躍進を続けるチームですが、終盤戦にはさらなるサポーターの皆さんの応援が必要になります。また今後のチーム成績の推移によってはチケットが入手しにくい状況も考えられます。まだお持ちでない会員の方は思い切ってご購入されてはいかがでしょうか?詳しくは公式サイトのお知らせをご覧ください。

2011年6月19日

福岡戦【追記】

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担当:大重正人

勝ち点3を願うアビスパとそのサポーターのうねりに巻き込まれたような試合でした。激しい守備から、切り替えの速いサッカー。レイソルもそのテンポに乗って、ボールが左右のピッチをすばやく行きかうアップテンポな試合でした。多くの選手から「自分たちのリズムでなかった。苦しい試合だった」と聞かれたとおりの試合に見えました。

そんな試合、まず手を打ったのがネルシーニョ監督でした。システム変更で相手のサイドバックをしっかり抑え、カウンターを抑えようという戦術。今季は初めてのシステムだったかもしれませんが、選手たちがよく口にする「去年からの積み重ね」としっかり根付いたオプションのひとつをしっかり遂行し、徐々にレイソルのペースに持ち込みました。

そんなときに生まれたのが、田中順也選手の先制点でした。大谷、レアンドロと右サイド寄りで作った起点から茨田選手の浮き球のパス。サイドに引き寄せられた相手の裏側で田中選手がフリーになっていました。「一瞬トラップしようかと思ったんですが、読まれるかもと思って、ダイレクトでダイナミックに振り抜いた方がいいと切り替えました。実際は振り抜くというよりコンパクトにミートしたという感じでした。GKの位置がもっとニアに来ると思ったんですが、意外と真中にいて。シュートコースにいてヤバいと思いましたが、バウンドしたシュートが雨で濡れた芝でスリップしてうまく横を抜けてくれました。ラッキーでした!」と値千金の先制弾を決めてくれました。本当にコンマ何秒か一瞬の出来事を事細かに説明してくれた田中選手。非常に周りの状況が見えていて、思った通りのプレーができていることの証でしょう。

※スポーツ雑誌「Number」WEB版の木崎伸也さんのコラムで田中選手が大きく取り上げられています。そのなかにも「自分のプレースタイルを、ここまで言語化できているFWも珍しいだろう」とありました。まさにその通りに今日のゲームを丁寧に説明してくれました。記事はこちらからご覧になれます!
http://number.bunshun.jp/articles/-/133787


1点をリードしてからも、ホームの大声援に圧されたアビスパに勢いはなかなか止まりません。DFの身体を張った守備はもちろん、全員の高い守備意識で1-0の状況をキープしました。そしてアディショナルタイム、試合を決定づける一発を兵動選手が決めてくれました。うれしいうれしい移籍後初ゴールを決め、ゴール裏のお立ち台に立った兵働選手。「清水にいたときは他にこういう役目をやってくれる選手がいたんで、初めての経験でした。今までのレッツゴーカシワの流れを見ていたので、何とかやってみました!」。今日は試合練習を通じてレイソルに来て初めて右サイドでプレーしたはずです。それでも「清水ではここでプレーしていましたし、問題ないです」と試合状況に応じて求められる役割をきっちり果たしてくれるのは、本当に心強いことです。

そのゴールをアシストしたのは村上選手でした。「この前の試合は全然いいところがなかった」とせっかく得たチャンスを活かしきれなかった悔しさを胸に秘めていました。そしてもう一度得た機会に「相当気合いを入れて」試合に臨みました。身体を張った守備、持ち味の攻撃参加。ジュビロ戦とは違う彼らしいプレーがアディショナルタイムに実を結びました。北嶋選手は「ムラはこの前の試合、相当責任を感じていたと思う。だから今日、アシストという結果を残してよく乗り越えてくれた」。増嶋選手もブログに「ムラさんと組んで、マジで勝ちたかったからさ」と仲間からの思いに応え、2試合目で結果を残してくれました。「でもこれが最低限のプレー、スタンダードとして、これからもっといいプレーを見せたい」と会場を後にしました。

次は水曜日にガンバ大阪戦を控えます。アドリアーノ選手が移籍するという報道がありますが、今日マリノスにきっちり勝利して、やはり変わらぬ力を持っていることを証明しています。2008年以来ガンバ戦は勝利がありません。昨秋の天皇杯もいい試合はしましたが善戦どまり。今度こそ!最高の強敵相手に今のレイソルの力が試される試合になります。

※そして日曜はU-17メキシコワールドカップの初戦。レイソルU-18のGK中村選手、MF秋野選手が出場します!そして夜にはロンドン五輪予選クウェート戦に酒井選手が出場します。日の丸戦士にも大きなご声援を。そして6月19日は稲田選手、26歳の誕生日です!ハッピーバースデー、イナ☆

2011年6月17日

福岡へ

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担当:大重正人

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ジュビロ戦敗戦に落ち込んでいる時間はありません。土曜日のアビスパ戦に向けて、選手たちは正午過ぎに出発し、空路福岡へ向かいました。連戦が続き、試合で100%の状態で戦うため、フットバレーなどコンディション調整に重きを置いたトレーニングでした。「我々には立ち返るところ、これまで積み重ねてきたベースがある」。これまで自分たちが続けてきたサッカーをやるだけだ。ネルシーニョ監督のそんな決意が伝わってきます。

ただジュビロ戦での過ちは決して繰り返してはいけません。「我々がやらなければいけなかった、キリカエ、守備。そして気迫や自信。これらすべてが欠けていた。それを忘れてはいけない」と改めてミーティングで選手たちに説きました。それを受けて北嶋選手も「これまで自分たちがなぜ勝ててきたのかもう一度考えるように言われた。一人一人がやるべきことを考えなおした。もう一度自分たちが進んできた道が正しいと証明しないといけない」と気持ちを引き締めます。

アビスパは前節に初めての勝ち点を上げ、間違いなく気持ちを高ぶらせてレイソル戦を待ちわびているはずです。「去年からは前線に若い選手が入って、攻守の切り替えが早いし、運動量もすごく増えている。プレスも速そうなので、短くつなぐのか長く蹴るのか、ボールの運び方には気をつけたい」と警戒を強めます。先日のアビスパvsヴィッセルのハイライトを見ましたが、ジュビロから期限付き移籍中の松浦選手の動きは特に目を引きました。サイドから仕掛けるドリブルとそのスピード。前節はサイドの攻防で後手を踏んだだけに、がっちりと受け止めて、逆襲をしかけていきたいところです。

明日の福岡は、お昼前から1mmほどの雨が降り続くようです。スリッピーなピッチで、どれだけレイソルらしいパスワークが見せられるか、そして前節の雪辱を果たしてくれることを期待したいと思います。

最後にお知らせです。本日からアソシエイツ会員限定で、ハーフシーズンチケットを発売しております。8月6日のマリノス戦からホーム最終戦のセレッソ戦までの8試合分のお席を一度にお買い求めになれます。今後もレイソルの快進撃がつづくようであればプラチナチケットになるかもしれません!今季からレイソルを応援いただいて、今季からアソシエイツにご入会いただいたサポーターの方、ぜひハーフシーズンチケットで毎試合熱く激しく応援ください!
http://blog.reysol.co.jp/news/2011/012225.html

2011年6月16日

力を集める

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担当:河原 正明
 
 磐田戦から一夜明けた今日の午後、トップチームは2グループに分かれてのトレーニングを行いました。昨日の先発組はリカバリーメニューで、土曜日の福岡戦に向けた調整を行いました。今季2度目の複数失点、さらには2年ぶりの2点以上の得点差での敗戦とあり「戦術的な練習はやらないのか?」とお考えの方もいるかと思います。しかし、福岡戦は連戦の3戦目となることから「コンディショニングの意識を高く持とうと連戦前に話した。インターバル期間は充分な休養と栄養補給をすることが大事(ネルシーニョ監督)」との考えに基づき軽めのトレーニングとなりました。

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 もっとも選手たちも「昨日の負けもどうしようもない負けではなかった。ほんの少しの差。でもその『差』を今までも大事にしてきた。そこを次の試合ではシビアに突き詰めていきたい。自分たちがやることは理解しているし、闘い方を信じている(北嶋選手)」とネガティブなものはありません。
 「我々のパフォーマンスは、守備でも攻撃でも個人ではなく全体の力の集結」昨日のネルシーニョ監督のコメントにあるように、土曜日にチーム全体の力を集める作業が指揮官には必要なだけです。一昨年の監督就任来から今までのチーム歩みを見ても、監督の哲学・手法に一切の妥協とブレはありません。今のレイソルはそのブレない力を強く持っているチームのハズです。

 「間隔が詰まっているのは余計なことを考えるヒマもない。その意味では連戦も悪くない(北嶋選手)」と話すようにすぐに試合はやってきます。明日もいつもより早い8時30分からのトレーニングを行い、チームは福岡へと向かいます。選手を送り出しに日立台にお越しになられる方は時間のお間違えがないようご注意ください。

2011年6月15日

敗戦から

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担当:大重正人

ネルシーニョ監督の談話です。
「今日の結果は至ってシンプル、ジュビロを祝福したい。ジュビロは謙虚さに優り、守備もしっかりとこなして、カウンターをきっちりと決めた。我々が本来やるべきことをできなかった。守備を忘れていたようだ。相手と闘わなければいけないのにおろそかにしていた。今日の試合をシーズンの最後まで教訓としなければならない」。

土曜日のマリノス戦をもう一度見るような、でもレイソルと相手が正反対になった試合に陥ってしまいました。土曜日のレイソルはしっかりと守備のポジションをとって、1対1や球際で負けることなく、セカンドボールを拾い続け、最初のチャンスをものにしました。一時も集中力も落ちませんでした。今日はジュビロが、そのとおりのサッカーを続け、勝者にふさわしい戦いを見せました。

「1位という気の緩みが出たのだと思う」。0-3の状況下でも、決定的なシュートピンチを何度も防いだ菅野選手。ゴールを狙えるポジションではなくても、ゴールに匹敵するビッグプレーを続け、その高い集中力は最後まで変わりませんでした。もちろん反省の言葉が自然と続きます。ですが負けた時こそ菅野選手は結果を真摯に受け止めながら、でも弱い素振りを見せず、堂々とした姿勢を崩しません。1敗と深く受け止めることと、引きずることは違う。そういうことではないでしょうか。

勝ちは全員のおかげ、負けは全員の責任。大谷選手が前に話していました。これまでの勝利も、選手はもちろんレイソルに関わる全員の頑張りや思いが叶ったもの。負けに不思議の負けなし。チームの調子がいい時だからこそ、一人ひとりがこの結果の責任を考え、何かこの結果を招いた理由があるのではと省みること。私も家に帰って静かに考えたいと思います。

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でも次の試合は、もうすぐです。中2日で土曜日もアビスパ戦。「こういう試合にゴールできなかったのが本当に悔しいよ。ジュンヤやユウキが代わって、自分がピッチに残ったのに」。ユニフォームを引っ張られても味方を鼓舞して、ゴールを狙い続けた北嶋選手は「ベガルタに負けたあと、もう一度見つめ直して立て直せた。次こそ勝ちたい」。菅野選手や北嶋選手の言葉を信じ、私たちはそれを力いっぱいサポートしていきましょう。彼らもこの応援を力に変えて、応えてくれるはずです。今日も本当に応援ありがとうございました。次こそ勝利を分かち合いましょう。

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2011年6月14日

やることをやるだけ

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担当:河原 正明
 
 一昨日の日曜日ですが、選手12名とスクールコーチらとともに千葉県香取市に震災復興のサッカースクールにいって来ました。昨日のフォトギャラリーでもその模様をご紹介しましたが、幸いなことに前日までの雨が上がり180人近い子どもたちと触れ合ってきました。
もともとはレイソルサッカースクールの秋谷コーチが「募金よりもサッカーを通じて被災地の役に立ちたい」という強い思いで千葉県サッカー協会に打診したのがきっかけでした。一方の選手たちからも震災直後から「被災地に出向いての支援活動をできないでしょうか?」との相談も受けていました。先月中旬に香取市への派遣が決定してからは、チームがオフであればという条件で選手側とも調整を図っていました。そして6月になってチームスケジュールがオフと決まり、選手も急遽参加することになりました。

 迎えた12日は朝8時に2台の車に分乗してクラブハウスを出発。利根川沿いを東進、印西市?栄町?成田市を経由して一路香取へ。車が目的地に近づくにつれて車窓から見える風景に変化が出てきます。川沿いの家の多くに雨よけのブルーシートがかかり、走る道路もうねったり陥没した跡が。自然とハンドルを持つ手も緊張します。
無事目的地に着きましたが、周辺は震災から3ヶ月を過ぎた今でも家屋などの被害が目につく状態でした。それでも出迎えていただいた地元サッカー協会の皆さんや参加する子どもだちと保護者の皆さん方に「楽しみにしていました」と明るい顔で声をかけられるとホッとしました。
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(後ろに写る家の屋根にはブルーシートがかかったままです)

 スクールは大盛況、当日千葉県内で行われていた他の千葉県サッカー協会主催のスクールよりも参加希望人数が多かったそうです。保護者の方からは「まさかプロ選手と触れ合えるなんて思っていませんでした。どの選手たちも優しく接してくれて、子どもたちが楽しそうで本当にありがとうございました」御礼を言われてしまいましたが、感謝していたのは選手たちも同じです。
 北嶋選手は「こういう機会をいただいて感謝しています。東日本大震災では千葉県でも大きな被害を受けたことを知って、まずは柏と同じ千葉県内で何か支援行動ができることを考えていました。香取の子どもたちはみな元気で、僕たちがチカラをもらいました」とコメントを。そして「これで終わりではなく、今後も続けていきたい」とは大谷選手。チームはこれから連戦が続きますが、またチャンスがあれば活動をしていきたいと思います。関係者の皆さまには御礼申し上げます。


 さて、その活動にも参加していた栗澤・大谷両選手のインタビューが掲載された本日発売の週刊サッカーマガジン、レイソルサポーターの皆さんはもう読まれましたか?「別にこの対談が載るから大谷選手を横浜戦のMOMにしたわけではないのですよ」とは担当記者さん。中面で合計7ページに渡ってレイソルの記事が載っています。まだ入手できると思いますのでぜひお買い求めください。
今日はマガジンさんに許可をいただいたので特別に未公開写真を披露しますね!

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 なぜかカメラマンをイジるクリ。タニも思わずつられて笑っています。

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 キメ顔のツーショット。モバイルレイソルでもありえへん!な未公開写真を載せています。明日もこのコンビには要注目です!

 さて、明日はホームでの磐田戦です。リーグ戦では2年ぶりの対戦となります。前回日立台での試合でも得点を奪われた日本代表FW 前田選手は「要注意」とネルシーニョ監督。過去の対戦成績でも計4点を挙げています。一方のレイソルでは北嶋選手が計3点を挙げています。ちなみに現在両チームに所属している選手で、このカードで最もゴールを挙げているのは・・・菅沼実選手です。レイソル時代に5得点と「お得意さん」だったのですが、明日は敵として日立台に凱旋です。昨年は移籍後のナビスコカップ決勝戦でゴール、優勝に貢献するなど活躍していましたね。再会できるのか楽しみです。

 もちろんチームは「明日はホームゲーム。相手選手のことよりも目の前の1戦、連戦を勝ち切ることだけを考えている(大谷選手)」と油断はありません。千葉県民の日で学校がお休みの方もいらっしゃると思います。ナイトゲームですが、ぜひ日立台で選手を応援願います。

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2011年6月13日

ゴロー旅立つ

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担当:大重正人

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施設休館日で静かな月曜日。GKトレーニングは、今日から3人とすこし寂しくなりました。川浪吾郎選手が、期限付きでFC岐阜に移籍することが決まりました。引越しの準備をしながら、昨日午前は香取市でのサッカースクールに参加し、午後にはフクアリでFC岐阜の試合を観戦し、あわただしい週末を過ごして、岐阜に向かいました。

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ユースの先輩、桐畑選手からそっくりそのまま受け継いだかのようなトークと明るさで、常にロッカールームをにぎわせ、練習でもムードメーカーになっていた川浪選手。モバイルレイソルの選手日記でも「バラ、早く更新しろよ?!」と同期はもちろん、先輩にも容赦ない突っ込み。そして「まだ順番回ってこないの!?」と一番気にかけてくれていたのもゴローでした。U-22代表に出発した酒井選手の選手日記を今日更新しました。やっとゴローの順番が回ってきたんですが......契約時期の都合でサポーターの方とお会いできる機会を設けられなかったので、もし広報日記を読んでくれていたら、みなさんへのメッセージを一言寄せてくれるとありがたいです?

その酒井選手の日記。「いつもうるさうざいゴローですが、感動的なことをする奴です」。寮の同部屋だった先輩に、ゴローは直筆の置き手紙を残していたそうです。先輩なのに「酒井」でしたが(笑)。直筆の手紙を代表合流前に写メールしてくれましたので、モバイルレイソルでぜひ読んでください。桐畑隊長、岡田亜紀さんからもエールのブログが届いてます!

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いつも明るい川浪選手ですが、心の中ではいろんな思いがあったはずです。指宿キャンプで、けが人以外で唯一トレーニングマッチでの出場がありませんでした。その時、シジマールコーチに肩をたたかれ、そのままぐっとこらえるように前を向いて、クールダウンしていた姿が今でも忘れられません。中1から8年間レイソル一筋で寂しさも口にしていましたが「試合に出たい」という思いをかなえるチャンス。最下位からの浮上を懸ける岐阜からは、救世主になってほしいというオファーでもあるでしょう。「大きくなって帰ってきます」。これ以上大きくならなくていいよ!と突っ込まれるぐらいに成長して、また日立台で会おう!!

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2011年6月11日

100勝目

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担当:河原 正明
 
 今日がJリーグでのラストゲームとなる柏原主審の笛が大きく3度吹かれ、レイソルベンチ前では選手たちの歓喜の輪が出来ました。リーグ戦3位マリノスとの一戦は、田中選手と北嶋選手のFW陣揃い踏みのゴールで2?0の勝利。通算対戦成績でもレイソルの勝ちが1つリードとなりました。そしてリーグ戦は5戦負けなし、勝ち点を22に伸ばしました。
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 2得点の勝利も何よりですが、4試合連続で完封の守備陣がチームの快進撃を支えているといっても過言ではないでしょう。試合後の会見でも「なんでレイソルはあそこまで身体を張れるのですか?」という質問が出たほど。GK菅野選手は無論、ライン上でのシュートクリアを見せた増嶋選手の安定ぶりはもちろんですが、今日の注目選手はこの人、「昨日CBでの先発を言い渡されて、メッチャビックリしました!」今季初出場の橋本 和選手。高校生以来、というCBのポジションでしたが、今季の練習試合ではすでに経験スミ。「我々は常にアクシデントに備えている。いろんなポジションが出来るように準備してきたので、初出場でも心配していなかった」と監督は自信を持って送り出しました。

 「最初は緊張したけど、試合中もみんなが声をかけてくれて。マスさんも『ナイスプレー』など励ましてくれたので安心してプレーができました」。乗らせると調子が上がるワタル、クセ者揃いのマリノス攻撃陣を見事完封しました。試合後は久々にゴール裏で挨拶を。「やりましたー!」と言ったあとはもうノリだけで「レッツゴー柏」の音頭をとったワタルでした。

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 圧巻の働きだったのではないでしょうか。「レイソルの右サイドバックは俺だ」とレイソルサポーターに向けてもプレーで示し続けた90分間。酒井宏樹選手は今日の2得点とも起点となり1アシストを記録しました。
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 「これで気分良く代表に行けます」月曜日からロンドンオリンピック アジア2次予選 対クウェート戦のU22代表合宿に参加、19日に豊田スタジアムでの第1戦、そして23日はアウェイで、「負ければ終わり」ある意味リーグ戦以上に厳しい戦いが待っています。
昨日のメンバー発表後の開口一番「本当はユウキと二人で選ばれればよかったのですが」とチームメイトを気遣った酒井。チームを代表して堂々と乗り込んできてほしいものです。頑張れ酒井!

 「Jリーグ通算100勝目おめでとうございます!」監督会見に向かう際に伝えると「アリガトウ」と笑顔で応えてくれました。今日の試合、ネルシーニョ監督にとっても節目となる勝利でした。J1通算77勝に昨年のJ2 23勝を加えての100勝。ちなみに外国人監督の最多勝はクルピ監督(C大阪)の106勝(6月11日現在)。次の勝利で単独2位に浮上します。「我々のスタンダードをピッチ上で示すだけ」と常々話す指揮官、今はもう次の水曜日のホーム・磐田戦での勝利だけを考えていることでしょう。

 トップチームは明日はオフになります。なお、明日は選手有志が千葉県香取市での復興支援サッカー教室参加します。その模様は後日皆さまにもご報告したいと思います。
 最後に今日も雨の横浜で、そしてTVの前で応援いただきましてありがとうございました。水曜日の夜、日立台でお待ちしています!
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2011年6月10日

横浜経由代表へ

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担当:大重正人

今日の午後2時、ロンドン五輪へ向けたアジア2次予選のメンバーが発表されました。レイソルの誇るロンドン世代からは、酒井宏樹選手が今回のクウェート戦2試合に選出です。午前のミニゲーム中ではちょっとしたミスにもかかわらず、後輩の川浪選手から「今日発表で緊張してんのか?!笑」といじられ、チームメイトの笑顔を誘います。

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しかし正式な発表のあと、横浜への出発前に記者さんから囲まれます。たった2試合のホーム&アウェイ決戦に「負けたら終わりの一発勝負、悔いの残らないように戦いたい。オリンピックは憧れの舞台でもあるけど、目指さないといけない場所。日本の人からは勝って当たり前と期待してもらっていると思うし、その期待以上の結果を残さないといけない」
と神妙な表情で意気込みを語ります。

思えば昨シーズン終盤戦にチャンスを逃すまいと痛みをこらえて出場。今季最初は骨折からのスタートになり、リハビリの毎日。3月の中断期間中、指宿キャンプで何とか全体合流し、練習試合で2アシストの活躍。続く大宮戦から右サイドバックとして、堂々の出場を続けています。

「本音は2人で行ければもっと良かったです」今回は、これまで一緒に代表に参加していた大津選手が残念ながら選出されませんでした。「ほかにもクドウやバラとか、同じ世代の選手がいっぱいいます。その人の分まで頑張らないといけないという責任があります」

レイソルはこのシーズンオフ、不動の右サイドバックを送り出しました。小林祐三選手の攻守にわたる多大な働きをいかにして補うか。サポーター皆さんの心配が募っていたかもしれません。でもここまでのリーグ戦、酒井選手のプレーは祐三選手に勝るとも劣らないものです。もし祐三選手がいたら、ここまでの出場機会と台頭があったかどうかわかりません。失って得たものは大きかった。「レイソルには酒井宏樹がいる!」。そう確信させるような活躍を、明日もぜひ見せてほしいと思います

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個々の対決も見ものですが、サッカーは11人対11人のチームプレー。ネルシーニョ監督が常に口にするオーガナイズ、その組織力こそレイソルのストロングポイントです。個人、組織とも優れたバランスで今季好調を続けるマリノス相手に、レイソルが積み重ねてきたサッカーがをどれだけ誇示できるか。キックオフは14時。横浜まで参戦できない方も、関東ローカルでTBSによる生中継もありますので、どうぞ応援ください!

2011年6月 9日

パッション

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担当:河原 正明
 
 今朝の日立台は湿度の低い気持ち良い朝でした。昨日までU22代表合宿に参加していた大津選手と酒井選手も合流してのトレーニングが行われました。

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 仙台戦から休みなくトレーニングを行い、昨日はJクラブとの練習試合。「45分間だけの出場でしたが少し疲れました(酒井選手)」。両選手を待っていたのはピメンテウ フィジコの情熱あふれるウォーミングアップ。少し離れたところからでも聞こえるその熱い声で、身振り手振りで選手たちの身体を目覚めさせる手腕は、選手たちも一目おくところです。でも素顔はおちゃめな一面もあります。サポーターからいただいた自分の写真を見せて「誰が一番男前だと思う?」とたずねてきた時はビックリしました(笑)。
 シーズン途中からの加入となりましたが、いまや欠かせない人物の一人です。彼のプロフェッショナルなパッションが今季のチームを支えています!

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 情熱があふれているのはこちらのコーチも。レディースサッカースクールが本日も行われました。スクールコーチの指導の下、こちらも熱いスクール活動が行われました。それにしても今季のスクールでは雨に降られていませんね。「雨男」の某Hコーチから永井コーチに担当が替わったおかげでしょうか??

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 今日の午後、選手たちは自らが中学生を招待する「BtoJシート」の寄贈に試合の中学校を訪問しました。来週から平日のホームゲームが連戦となります。大津選手は柏市立中原中学校を訪問。ここは相馬大士選手の母校でもあります。相馬選手はレイソルU-15出身なのですが、出迎えてくれたサッカー部は現在部員が3年生3名だけになってしまったそうです。それでも大津選手は「まずは練習が大事です。どんなことがあっても夢をあきらめないように!」と熱いエールを贈りました。ガンバ戦は日立台でお待ちしています!

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 田中選手は柏市立南部中に。こちらは女子部員もいる大所帯で熱烈な歓迎を受けました。「リフティングは何回できますか?」と定番の質問に「1,000回以上は」と答えるジュンヤ。すると「あー、こんなところにボールが!」とのお約束の前フリからリフティングを披露。先日の「やべっちFC」では惜しくもベスト1にはなりませんでしたが、最高の難易度のリフティングもこなす順也。繊細なタッチで中学生も魅了しました。来週の磐田戦でもきっとゴールを決めてくれるでしょう!
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 さて、明日はいよいよロンドンオリンピック アジア2次予選 対クウェート戦のU22代表メンバーの発表です。レイソルからはだれが選ばれるのでしょうか。こちらも楽しみにしたいと思います。では。

2011年6月 8日

観察力

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担当:大重正人

朝から横風と小雨が降り続いた日立台。代表で安英学、大津、酒井と3選手がチームを離れ、人数的には少しさみしいトレーニングに映りましたが、6対6のトレーニングは球際の競り合いも激しく、身体も気持ちも集中をきらすことは当然ありません。6月は、これまで好調な成績を収めてきたレイソルにとって、本当の力が問われる正念場となりそうです。

初戦のベガルタ戦に惜敗でスタートした6月。続く11日土曜にはマリノス、15日水曜はジュビロ、18日土曜はロングアウェイのアビスパ、22日水曜はガンバ、25日土曜にアウェイでヴァンフォーレ。ミッドウィークにも試合が詰め込まれた5連戦となります。10日金曜日午後に大津選手と酒井選手がU-22代表に選出されれば、13日から25日までロンドン五輪予選合宿に送り出すことになります。連戦によるコンディション調整も難しくなり、文字通りの総力戦。これまで出場機会が少なかった選手にとっては、チャンスをつかむ好機になります。雨でヨネックスのキャップをかぶっていたネルシーニョ監督、そのひさしの下からピッチへ鋭い視線を送っていました。

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そのネルシーニョ監督が受けた取材記事が、明日発売の「Number」に掲載されます。「チームのリーダー論」としてヨーロッパサッカーからはモウリーニョ、グアルディオラ両監督など、Jリーグから広島のペトロヴィッチ監督、そして我らがネルシーニョ監督がピックアップされています。戸塚啓さんによる記事の視点は「観察力」。監督自らの信念・やり方はもちろん、小見強化部統括ダイレクター、北嶋選手、布部コーチと、普段からより身近に接している人の言葉をもとに構成されています。監督を中心にまとまり、同じ方向に突き進んでいるレイソルの一端を垣間見ることができます。「厳しい」とイメージをお持ちの方もいると思いますが、ひとりひとりに細やかな気遣いを欠かせない監督でもあります。穏やかに温かく見守るような表情の写真も印象的です!

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午後からの取材でも連戦です。田中順也選手がJ:COM「レイソルタイム」の取材を受けました。普段から丁寧にじっくりを言葉を選んで話す田中選手ですが、実は「テレビ取材が苦手です」とのこと。昨年の取材の自己紹介で「田中順也と申します」と、別に社会人としてなんら落ち度のないあいさつをしたにもかかわらず、まじめ過ぎる応対がどこか笑いを誘ってしまい、周りからイジられたというのがトラウマになっているかもしれませんね(笑)

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「自分はしゃべれる方だと思っていたけど、あまり得意じゃないって気づきました(笑)。」それでも特別指定時代から数えて3年目、ぐんぐんと成長を続けるプレー同様に、トークも巧みになっていました。チームの仲間から寄せられたコメントに笑顔で聞き入るジュンヤ。「みんなヒドイ!それはオレじゃないですよ?」と思わず反論した同僚の「観察力」もお楽しみに。放送は6月16日からとなります。

2011年6月 7日

柔と剛

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担当:河原 正明
 
 仙台戦から1日のオフを挟んで、今日トップチームは2部練習を行いました。各代表に召集されている選手がいるので、いつもより少ない人数でのトレーニングとなりました。
日本代表と言えば、今夜はキリンカップ チェコ戦があります。「もし今日も0?0だったらカップはどのチームが優勝するんですか?3チーム同時ですか?」と鋭い質問をしてきたのは澤選手。先日の日本対ペルー、チェコ対ペルー戦を見た感想を「Facebookに『ペルーも押していたし、良かったよ』って書き込みしたら向こう(ペルー)での反響がすごかった。『そうだろ?お前はわかってくれている!』って」。地球の反対側にもファンが多い澤選手ですが、トークの面白さで記者さんのファンも多いのです。やっぱりいつか「澤語録」をクラブから出版しますかね?

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 午前練習後、田中選手はMDP"Vitoria"の取材を。来週から水曜・土曜の週2回でのリーグ戦となります。制作進行上の問題で少し早いのですがマリノス戦を飛び超えてのインタビューとなりました。
しかしどうしても先に口をついて出て来るのは仙台戦の反省点。「もう少し攻撃陣がアクセントを加えたり、特にFWは狭いスペースでもシュートを打つなど工夫をしなければならなかった」。それでも「今は相手に関係なく自分たちのサッカーが出来ている。次節以降もこれを続けるだけ」とリーグ戦に向けて切り替えは完了しているようです。

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 ちなみに最近気になっていたことを聞いてみました。先日の神戸戦のスカパー!TV中継で、2点目を決めた直後に「(高校時代に)『(三菱)養和のアドリアーノ』と呼ばれていた」と紹介されていましたが、あれは初耳でした。本人曰く「高校時代もパワー系でズドン!というシュートが好きだったので。そのころを代表する選手ではアドリアーノ選手(ブラジル/元・インテルなど)がよくやるプレーだったので友達と言っていた」そうです。本人曰くあまり知られていないエピソードとのことですが、剛のイメージでは被るところがありますね。一方では神戸戦の1点目などは柔らかなタッチからのシュートフェイントで相手GKのスキを突く技ありのゴールも決めています。柔と剛の両面を見せてくれる順也ですが、柔の部分はだれに似ていますかね?

 さて、最後にお知らせです。5日に告知しました夏休みのレイソルアカデミーの各種サッカースクールですが、おかげさまでだんだんと人気も上昇、早くもすっかり定番イベントとなっています。どのコースも満員確実ですのでお早めにお申し込みください。

2011年6月 5日

90/180

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担当:河原 正明
 
 エアポケット。スタジアムをなんともいえない黄色い静けさと黄金色に跳ねる集団が包みます。すぐに声を上げ選手たちを鼓舞する黄色いスタンド。しかし、わずかなところで勝利がスルリと逃げていってしまいました。昨年8月の東京V戦以来の日立台での敗戦、そして10月の熊本戦以来の無得点試合でした。5年ぶりの仙台との一戦は苦い幕切れとなりました。
 
 「負けないですね」と試合後の仙台・鎌田選手。「去年からフィジカルも強くなり、守備がしっかりしてきた。最後だけはやらせないつもりでプレーしている」と話していましたが、どことなく我々にも共通している「継続」がキーワードのようです。
 昨年も仙台と対戦した増嶋選手も「今日は後ろから見ていても相手の守備がしっかりしていました。今季これまで闘ってきた相手と違う堅さがあった」と堅守を認めざるをえませんでした。
 ネルシーニョ監督も「お互いが隙を見せない展開」だったと振り返りましたが、前日も話していたように180分1本勝負と思っています。当然勝って有利にセカンドレグを迎えたかったのですが、それでも再戦までは50日近く。もちろんその間にリーグ戦・日立台で仙台を迎えての一戦があります。それまでのリーグ戦でまた自力を鍛え上げて再挑戦です。
 
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 さて、今日の試合で安 英学選手が待望のレイソルデビューをしました。「この日が来るのを信じて練習に取り組んでいた」しかし、前半途中で近藤選手がアクシデントで退場と、思いがけない早い時間・形での交代でした。
 ただ日立台でのデビュー戦は苦い結果となりました。「初めての公式戦、チームが苦しい時に助けたかったのですが、悔しいです。勝っていたら喜べたけど」と無念さを隠しません。それでも「練習ではなく試合で仲間とピッチに立てたことが大事。ここからがスタート。自分自身の課題も見つかったので、また気を引き締めていきます」。
 またレイソルサポーターには「応援歌も歌ってくれて嬉しかった。気分も上がるし、みんな楽しそう。今ではすっかりお気に入りですよ!」と感謝をしていました。
明日から代表戦のため中国に向かいます。「じゃ、皆さん中国で待ってます!」と笑顔で旅立ちました。9日に柏に戻ってくる予定です。

 2年ぶりのナビスコカップ、恒例の「ナビスコキッズイレブン」には多数のご参加いただきましてありがとうございました。なんと1時間で400人もの方が訪れ、予定人数が終了してしまいました。J'sゴールなどでも早速写真がアップされていましたが、親子で楽しく挑戦されていましたね。勝ち上がれば準々決勝でも実施しますので応援よろしくお願いします!
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 チームは明日はオフです。またヨンハ選手以外にも大津選手と酒井選手が8日までU-22代表合宿に参加します。いよいよ代表選考も近づいています。日立台には9日に戻りますのでご承知ください。では。

2011年6月 4日

ナビスコ前日

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担当:大重正人

すっきりとしないお天気が続いていましたが、今日は太陽が照り輝き、真夏のような快晴に恵まれました。日立台にはその天気にぴったりの、子どもたちの元気な歓声が起こっていました。「全小」と呼ばれている「全日本少年サッカー大会」の千葉県大会が日立台で行われました。昨年は千葉県大会を制し、全国大会でも準決勝まで進出し3位となったレイソルU-12。その先輩たちを越えようと、ここまで順調に勝ち進んでいます。今日も5回戦でバディSC千葉を3-0、6回戦ではマリーナFC ダイナモを6-0で破り、準々決勝へコマを進めました。

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次は6月12日に日立台で準々決勝、そして6月26日に白井陸上競技場で準決勝、決勝と行われます。今はトップチームに進んだ工藤選手も、小学生時代には全小に出場し全国3位となりました。この小さなイレブンの中に、将来のレイソルを背負う逸材がいるはずです。これからの戦いにもどうぞご声援ください!

トップチームは、明日ナビスコカップの1回戦を迎えます。試合前日は今日も2タッチゲーム。ジョルジ、ホジェル、近藤選手らのゴールに両軍一喜一憂するなか、試合を決めたのは意外なこの人!

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左端の橋本選手です。2タッチゲームではおそらくベスト5に入るぐらいのゴールを叩き出している隠れストライカー。赤チームを勝利へと導き、全員で輪になって、足を上げながらのラインダンス(?)で大喜び?レイソルらしいムードの良さは変わりません。

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久しぶりのホーム&アウェイの2回戦制です。大谷選手は「やっぱりリーグ戦とカップ戦とは、1点の重さがまた違います。たとえば浦和戦で3点リードしていて、最後に1点獲られた。あの1点がアウェイですごく重くのしかかるし、シビアだと思います」と分析します。ただ「だからといって、アウェイゴールを与えないようにと消極的になるのは良くないし、まずは初戦でいい結果を残すこと。アウェイゴールのことは変に意識せずに、2試合目になったときに改めて考えるぐらいの気持ちで臨みたい」と、まずは1試合1試合に集中するいつもの平常心で挑みます。

ネルシーニョ監督も「180分の試合のうちの、前半90分と考えて戦いたい。ただ2試合目にいい状態で臨めるように、明日も大事な試合になる」。2回戦制のトーナメント戦について質問されますが「ブラジルではこのような大会方式が多く、慣れている」も心強い前日コメントを残してくれました!

明日対戦するベガルタ仙台。2006年のJ2リーグでは4試合に渡って死闘を繰り返した、戦友でもあります。そして仙台と言えば、やっぱりこの人でしょう!

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「大学の時から知っているジローがレイソルから移籍することになって驚いたけど、今は調子のいいベガルタで主力になって、本当にすごいと思う。フロンターレ戦でゴールを決めた時もメールしましたよ。日曜は誰よりも気持ちが入っていると思います」と大谷選手も対戦を心待ちにしています。

そして明日はナビスコカップ恒例の「キッズイレブン」を開催。大人から子供まで楽しめるサッカーアトラクションを準備しています。参加いただいた先着400名様にはヤマザキナビスコのお菓子をプレゼントいたします。ホーム側は12時20分開場で、お天気も今日と同じように25度を超えるような快晴に恵まれそうです。チケットもその予報のおかげか、この週末にどんどん販売されているようです。ご家族やご友人、お仲間を誘って、日曜の昼下がりにどうぞ日立台にお越しください!

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2011年6月 3日

気が利く二人

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担当:河原 正明
 
 まずはアカデミーのお知らせから。本日、柏レイソルU-18所属の秋野 央樹選手(16歳、MF)、中村 航輔選手(16歳、GK)が、『FIFA U-17ワールドカップMEXICO2011 日本代表』メンバーに選出されました。両選手は、6月5日(日)からメキシコ国内で強化合宿を行い、その後本選へ。予選リーグでは、18日(土)にジャマイカ代表、21日(火)にフランス代表、24日(金)にアルゼンチン代表と対戦します。この予選グループ、98年のW杯フランス大会の日本代表の対戦相手を彷彿させる厳しい組ですね。勝ちあがればさらに強豪と対戦することでしょう。また、たしか前回大会は生中継もあったので、テレビ欄のチェックも欠かせませんね。ぜひレイソルを代表して世界の舞台に立つ二人にもご注目ください。

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 さて、今日の午後栗澤選手と大谷選手が雑誌の取材を受けました。なんと・・・またまた週刊サッカーマガジンさんです!レイソルの屋台骨を支える二人としてダブルボランチが登場。栗澤選手はレイソルではマガジン登場が初?らしく「やっとですよ!でも良く気づいてくれましたね」と『柏の有吉(byキリ)』が早速毒づきます(笑)。取材内容は本誌をご覧いただくとして、自らのプレーを「玄人好みなんです」と分析する二人が、チームでの役割やコンビネーションについて熱く、かつ渋―く語ってくれました。

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 取材後はユニフォームに着替えて撮影を。栗澤選手は某選手のモノマネ?もそっと披露するなど「プライベートでもボランチかも(大谷選手)」という二人は、記者さんにもカメラマンさんに対してもピッチ上同様に気が利きます。絶妙の掛け合いでカメラマンさんも楽しい撮影にノリノリでした。なお、今回のインタビュー記事は再来週14日(火)発売号に掲載予定です。ぜひお楽しみに!

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 一方、北嶋選手と山崎選手は招待事業「BtoJシート」の贈呈に柏市立逆井中を訪問しました。逆井中といえば桐畑選手の母校でもあります。今日はサッカー部員28名が出迎えてくれました。質問タイムでは「Jリーグで一番嫌なGKは誰ですか?」との問いに両選手とも「やっぱりスゲです」。現在Jリーグ最小失点の菅野選手ですが、チームメイトだけでなく、対戦相手も嫌なGKなのではないでしょうか。生徒たちも憧れのJリーガーを前に少し緊張していたようですが、日曜日は北嶋選手や山崎選手、そして菅野選手の活躍を観にスタジアムでお待ちしています!
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 日曜日の仙台戦ですが、雨天の神戸戦と違って雨には降られなさそうです。相手は現在リーグ戦無敗、2位のベガルタです。今日のスポーツ紙各紙では注目カードとして大きく取り扱われていましたが、まだチケットにはゆとりがございます。またベガルタとは来月にはなんと1ヶ月で3度も対戦します。トーナメントは先手必勝、そしてリーグ戦に弾みをつけるためにもサポーターの皆さんの熱い応援が必要です!ぜひスタジアムにお越しください!

2011年6月 2日

男前

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担当:大重正人

昨日の夕方、新潟のビッグスワンでU-22日本代表戦に参加した大津祐樹選手と酒井宏樹選手。その日のうちに帰柏し、今朝からさっそくトレーニングに復帰しました。90分フル出場した酒井選手はリカバー、大津選手は他の選手と同じくパスゲームやシュート練習に元気に参加しました。

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その大津選手、先日の神戸戦で実施した「男前ランキング」で見事得票数1位となりました!「去年までミノルくんが優勝したやつですよね!」と喜びの笑顔を見せます。昨年までは女性投票限定の「イケメンランキング」でしたが、菅沼実選手(現ジュビロ)が不滅の3連覇で殿堂入りしたこともあり、今季は男性も参加できる新たなランキングに生まれ変わりました。2位以下は林選手、増嶋選手、田中選手、そして5位タイにはベテランの藏川&北嶋選手が並び、根強い人気を証明しています。

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ニュースでは5位までの発表とさせていただきましたが、「6位以下は?」というお声が伝わってきましたので、ここで10位までを発表いたします。
7位=大谷選手、8位=桐畑選手、9位栗澤選手、10位=澤選手までがベスト10となりました。ご投票いただいたなかから各選手1名ずつ、展示したパネルをプレゼントいたしますので楽しみにお待ちください。

そして大津選手は、もう1本告知があります。さる4月3日に撮影したテクニックDVDが付録となる「ジュニアサッカーを応援しよう!Vol.21【夏号】」が来週月曜日6月6日に発売されます。フットサルなどで培ったユウキオリジナルのテクニックの秘密が詰めこまれています。なかなか真似できるものでもないかもしれませんが、大人から子供まで、どうぞご覧頂いて、チャレンジしていただければと思います!そして表紙を飾っているのは、レイソルU-12の落合 陸選手です?

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午後になると、雨がより強まったなかでしたが、予定通りトレーニングマッチが行われました。今日はレイソルU-18との「兄弟対決」でした。下平U-18監督が事前にトップチームのスカウティングをしたというほどの意気込みどおり、U-18チームのプレーには目を奪われました。「ポゼッションを高めて、自分たちが主導権を握る」というサッカー。センターバックの秋野選手、児玉選手が攻撃の起点に。正確なビルドアップでボランチやサイドに展開して、トップチームがブロックを作って守るという時間帯も多くありました。

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もちろんトップチームも黙ってはいません。自陣では激しくアタックし、力強くボールを奪取。それでもU-18はひるまず、すばやいサイドチェンジから、惜しいシュートチャンスを何度か作り出しました。トップチームも後半に中島選手のCKから村上選手がパワフルなヘディングで2ゴール。さらに藏川選手が黄金の左でミドルを突き刺し、3-0でトップチームが勝利しました。

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「これまで見た練習試合で、ここまでボールをつなごうとするチームはなかったですね」と記者さんも感嘆するほどのアタッキングサッカーでした。明日には、メキシコでおこなわれるU-17ワールドカップのメンバーが発表されます。これまでも代表チームに選ばれている選手もいますし、選出を大きく期待したいですね!

2011年6月 1日

夢へ前進

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担当:河原 正明
 
 大津選手と酒井選手が先ほど行われた国際親善試合『U-22日本代表対U-22オーストラリア代表戦』(東北電力ビッグスワンスタジアム)に揃って出場しました!出発前には「強くて高いイメージ」と話していたオーストラリア相手に両選手とも一歩も引かず。DFでは酒井選手が先発出場。右サイドでレイソルでも見せる対人の強い守備を披露。試合中に電話で話したメディアの方も「酒井選手、いいですね!」とお褒めいただきました。一方、残念ながら大津選手は出場なりませんでした。両選手は明日よりチームに戻って仙台戦に備えます。

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 トップチームは午前中にトレーニングを行いました。今日はスタジアムからほど近い柏市立柏第八小学校の2年生が「まちたんけん」の授業で練習場を訪れました。練習場ではシュート練習をしていたのですが「お、レアンドロだ!」「北嶋はどこ?」と声があちらこちらから聞こえます。みんなサッカーが好き?と尋ねると男の子たちからは「レイソルのスクールに入っているよ!」「僕は(レイソル提携クラブの)アクティブ!」やはりご近所ということもあってサッカーをやっている児童が多いようです。先生は「選手は何人いましたか?ボールは何個ありましたか?」と質問するも、みんな練習見学に夢中で答えに困っていました。また試合にも来てくださいね!

 そして午後に取材を受けたのは近藤選手と桐畑選手。この組み合わせ、結構斬新ですよね?共にユース時代からレイソル一筋、「柏のことなら任せてよ」柏歴が長い二人には柏市を中心とした情報誌「カシオペア」に登場してもらいました。
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20代の若者をターゲットにしている情報誌ということもあり「僕らはとにかく柏の地でレイソルを盛り上げたいと願います。それには若い方にもっとサッカーを観てほしい。とにかく一度スタジアムに来てください!『世界』の前に『柏』にもサッカーがありますよ!」といつもは冷静なドゥと柏市親善大使も務めるキリが熱―く語ってくれました。発行は1ヶ月先の7月1日です。新聞折込以外にも柏近郊の大学や駅周辺でも配布されます。ぜひゲットをお忘れなく!

 さて、先ほども触れましたがユース出身の二人。その後輩たちに当たるレイソルU18が今週の日曜日に日立台で貴重な勝利を挙げました。震災の影響で開催延期となっていた、「平成22年度 第15回千葉県ユースサッカー選手権大会『柏レイソルU-18vs流通経済大学付属柏高校戦』」、この勝者が平成23年度天皇杯千葉県代表決定戦の2種代表チームとなります。結果はすでにアカデミーブログなどでもお知らせの通り、0?0のまま延長にもつれた激しい雨中の一戦を制して、見事レイソルU-18が代表権を得ました。
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 率いた下平監督が「雨の中、やりにくいピッチ状態で、流経柏に勝ちきれたのは大きい。試合前には今日の試合に勝って、天皇杯でトップチームと試合をしようと話した」その言葉通りに掴んだ勝利、試合後の選手たちも大喜びでした!
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 レイソルU-18がセミプロクラブを打ち破って天皇杯に千葉県代表として出場したのは、今から7年前。その当時のGKは桐畑選手でした。「あの時はクラブユース選手権にも出られず、とにかく3年間やってきたことをぶつけようと臨んで良い結果がでたんです」と懐かしそうに振り返ります。少し気が早いですがもし対戦したら?と質問してみると「柏vs柏は夢の対決。でも、サッカーは何が起きるかわからないからね」後輩たちに先輩からエールを送っていました。夢に向かってまた一歩進んだU-18は次のステージでも勝利を目指します!