2012年4月30日

VITORIA

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担当:大重正人

土曜日の鳥栖戦から、もう明日火曜日に、ACLブリーラム戦が行われます。過密日程ではありますが、6日の広島戦を含めて、すべて我が日立台のホームで戦えるのは、何よりも大きな追い風です。鳥栖戦では先制しながら勝ちきれなかっただけに、今度こその思いが自然と強くなります。

スタジアムでの公式練習は2タッチゲーム。ゴールがたくさん決まって、元気な歓声が巻き起こります。ゴールを決めて咆哮するバラ、悔しがるミウラの表情も生き生きしています。
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こちらは、クドー、恍惚のゴールパフォーマンス!
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「何のポーズ!?」という記者さんの質問に、、、
「ドログバですよ、ドログバ!!」。世界屈指のストライカーのような、豪快なゴールゲットを期待です!

もちろん前日会見も行われました。ネルシーニョ監督は「アウェイの試合では、自分たちの時間帯で不注意から2失点してしまった。後半はよく盛り返したが、最後カウンターを決められてしまった。相手はホームだったが、カウンターを狙ってきた。中盤にはスペースもあったし、我々はそこを突きながら、FWに質のいいボールを入れていきたい」と相手の戦い方と自分たちの戦い方をしっかり見据えています。

また北嶋選手は練習後に「僕たちは明日勝つことが使命。タイでは前半は出場したので、ある程度はイメージがある。カウンターは鋭かった。自分たちは変なボールの取られ方をしないように、シュートを打ちきるとかボールを奪いきるとか、とにかくプレーを最後までやりきることが大事」と意気込みを語りました。

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今日4月30日は、川浪吾郎選手の誕生日でした。食堂ピアノでは「タクさん、ケーキまだぁ!?」とわざと悪態をついていましたが、実は待ちきれなかったと見えます。今回宮本マネージャーからプレゼンターを任命されたのは、GK稲田選手でした。美声の歌で21歳になったゴローをお祝い、そして記念撮影!これまで、なかなか試合に絡めなかった2人が、先日不意に訪れた機会にも関わらず、それぞれ果たすべき役割を担い、チームに勝ち点をもたらしました。

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どんな状況でも向上心を持って、日々手を抜かず、重ねてきた努力があったからこそ得られたチャンスです。「リハビリや別メニューの選手はいるが、誰が出てもゲームレベルを落とすものではない。代わりに出る選手を私は自信を持って送り出している」。記者からの質問に答える監督の語気は非常に力強かった。信頼感の表れに感じました。ブリーラムは間違いなく強敵ですが、レイソルもチームとして全員の力を結集して、VITORIAを信じて戦います!

2012年4月29日

興亡をかける戦へ

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担当:河原 正明

トップチームは今朝通常通りのトレーニングを行いました。リカバリー組がピッチに登場すると一度全員集合して監督が青空ミーティングが行われました。5月も引き続き最低6試合の公式戦が行われます。さらにAFCチャンピオンズリーグで決勝トーナメントに進出すればさらに1試合と、まだまだ過酷な日程が続きます。

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 その後、試合出場メンバーはリカバリーを、控え選手たちは2時間30分近くもピッチで汗を流し続けました。

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 今日は休日ということもあり、多くのサポーターの方が練習見学に訪れていました。大トリにファンサービスゾーンに登場した酒井選手。丁寧にファンサービスを行っていましたが「すごかったですね?!」と人数の多さに驚いていましたがこれもありがたい期待の表れです!

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 明後日、火曜日の夜にはAFCチャンピオンズリーグ 予選リーグ第5戦、ブリーラム・ユナイテッド戦が行われます。午後にはマッチコミッショナーが日立台に来場、試合のミーティングを行いました。スタジアムも規程にあわせて場内装飾を隠す作業を急ピッチで行っています。
 相手チームのブリーラム・ユナイテッドも来日し、今日はあけぼの山農業公園でトレーニングを行いました。いよいよあと48時間後には命運を分ける一戦がキックオフとなります。この1戦、引き分け以下で決勝トーナメント進出の可能性がなくなります。
 ゴールデンウィーク中ですが多くのサポーターの方にいただこうと、今日の午後、サポーター有志の方たちが柏駅周辺でチラシ配りもされました。チームも自らの手で決勝トーナメント進出を掴む、そしてサポーターの期待に応えるべくベストメンバーをピッチに送り込み、ベストの結果を追い求めます。

 なお、明日は施設休業日のため、一般の方は日立台への入場および柏レイソル、ブリーラムの練習見学はできませんのでご了承ください。火曜日の夜に日立台でお待ちしております!

2012年4月28日

艱難辛苦

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担当:河原 正明

 日立台にはやはり太陽が似合います。晴れの土曜日は何週間ぶりでしょうか?今日から始まったゴールデンウィークのホーム3連戦、J1リーグサガン鳥栖戦。勝利を求めて戦った90分間でしたが、結果は惜しくも1?1のドローでした。
 リーグ戦での連敗阻止、そしてホームゲームを勝つことで勢いを取り戻したい。そのために足りないものを追い求めて、今週チームはこれまで以上に集中したトレーニングを行ってきました。そして迎えた今日、スタジアムで待つサポーターも「勝ちにこだわれ貪欲にいこう!」と鼓舞するメッセージを掲げました。選手たちも普段の笑顔とは違い、やや緊張した面持ちでピッチに向かいました。
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  緊張した面持ちの理由が他にあるであろう選手も一人。稲田 康志選手がレイソル移籍後初の試合出場を果たしました。試合後に監督が明かしましたが、実は今週の練習で菅野選手にアクシデントが発生。ギリギリまで回復を待ちましたが指揮官はイナの起用を決断。「いつ出番が来てもいいように」という姿勢で移籍後の約2年近くチャンスを待っていたイナ。それだけに今日の試合にかける想いが一番強かった選手かもしれません。
 試合も現在リーグ最少失点のサガン鳥栖が相手だけに、互いにゴールを割られない拮抗した展開に。その中でも前半42分、相手の強烈なシュートが襲いますが、これをイナがワンハンドでセーブ!その直後に先制点が生まれただけにチームに勝ち点をもたらすビッグセーブになりました。

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 そしてACL第2戦 全北現代戦以来となる待望久しかった先制点。決めたのは柏の男・北嶋選手でした。前半のアディショナルタイム、ワグネル選手からのCKに「相手DFとの駆け引きで上手くいいポジションを取れた。そこにジョルジから素晴らしいボールが来た」とニアサイドでお得意のバックヘッド!昨年10月のJリーグ30節、広島戦以来の「ニアジマ」ゴールは今季初ゴール。いつもの胸を叩くポーズとともに復活を告げるゴールでした!!しかし試合後は「ようやく点を取れた。でも、今はチームの勝利のことだけを考えているので、勝てなかったことには満足していない」と固い表情のままでした。

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 キタジにようやく、にはもうひとつ意味があります。今日のゴールでJ1でのクラブ通算最多得点記録を更新しました。エジウソン選手と51ゴールで並んでいたのですが、52得点を達成。これを告げると「知らなかった!レイソルの歴史に名前が残ることはすごくうれしい。いつも2番だったからね(笑)」とようやく少し笑顔が。来年のイヤーブックには堂々と単独で記録されますね。

 試合は終盤、運動量の落ちないサガン鳥栖との激しいカウンターと守備の応戦になりましたが、セットプレーから相手に同点ゴールを許してしまいます。その後何度かレイソルも橋本、酒井の両SBを中心にゴール前まで迫りますが、後半残りわずかで酒井選手が放ったクロスには北嶋・工藤の両FWに惜しくも合わず!そのままタイムアップとなりました。
 これでリーグ戦3試合未勝利、厳しい状況が続きます。しかしすぐに火曜日にはACL予選リーグ第5戦、ブリーラム・ユナイテッド戦が行われます。息を付く間もないくらいに現実は迫ってきます。でもこの苦境を変えるのは選手、チーム、クラブ、そしてサポーターの皆さんの力が合わさってこそ。「一心同体」と大きな幕を掲げていただきました。その言葉に甘えることなく、しっかりと胸に刻んで次の試合に全力を。今日もご声援ありがとうございました。火曜、日曜と2連戦も応援よろしくお願いします。

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2012年4月27日

黄金週間に

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担当:大重正人

「練習で競ったり、前の試合で良くなかったところを練習で修正して立て直すのが、去年からの自分たちのスタイル。今週はACLがないし、良いトレーニングにしないといけない」。大谷選手が週の半ばでそんなことを言っていました。内容は悪くないが、勝てていない。決定機を決められない、失点が減らない。どこかに原因があって、それを克服するには練習しかありません。

今週はいつになくシュート練習や実戦を想定した守備練習が繰り返されました。ネルシーニョ監督から自分たちの今の課題を突き付けられ、注意意識も高くなっていることでしょう。ただ、いい試合をするためのトレーニングですから、勝利があって「いい1週間だった」と振り返られるというもの。その成果を、明日ピッチで発揮してくれると信じています。マス、サワ、ワタルのように清々しく笑えますように。

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世間は、明日からゴールデンウィークです。レイソルはこの3試合をすべてホーム日立台で戦える、まさに黄金週間です。サポーターの大声援と地の利を生かして、逆襲のスタートにしたいところです。この時期Jリーグ恒例の「ファミリーJoinデイズ」と銘打ったイベントがおこなわれます。

「Jリーグ20周年記念プロジェクト 劇場版「名探偵コナン」with J.LEAGUE 11人目のストライカー」の上映を記念して、来場者全員にA5クリアファイルをプレゼント。またレイソルとコラボしたオリジナルグッズも販売、黄色いレイソルユニフォームを着たコナンくんグッズをどうぞお買い求めください。

さらに『「コカ・コーラ ゼロ×Jリーグ」コラボレーションCM企画 onスカパー!』も。スカパーをご覧の方は目にされていると思いますが、「Born To Be Wild」の荒々しいBGMをバックに、モノトーン調で描かれる選手の表情や、サポーターの熱い応援が非常にかっこよく仕上げられたCM。このCMに出演するチャンスです。開場からキックオフまでと、試合終了後約1時間、「スカパー!CM撮影中」と書いたプラカードを持ったスタッフにお声かけされた方、かっこよくコカ・コーラゼロを手に取ったり、ゴクゴク飲み干して、CMアクター&アクトレスになってみませんか!? こちらの詳細をご覧の上、どうぞチャレンジしてみて下さい。
http://blog.reysol.co.jp/news/2012/013609.html

当日券もAR席以外は残数があります。チームの成績もあってか、あまり売れ行きが芳しくありません。「ならばサポーターの応援でレイソルを勝たせようじゃないか!」。そんな気概をもった多くのサポーター皆様、日立台へのご参戦をどうぞよろしくお願いいたします。

2012年4月26日

プレゼント

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担当:河原 正明

 ようやくでした。選手による中学生招待事業「BtoJシート」、今季も公式戦ホームゲームの招待は継続して行っていたのですが、活動内容のひとつである「チケットを直接手渡す」ことがチームスケジュールの都合でなかなか実施できませんでした。また、「初回はやはり全員で揃って行きたい」と北嶋選手の強い希望もあり、桐畑選手のカムバックを待って今日になったのですが、残念ながらリハビリの都合でキリは参加できず。よって北嶋、田中、酒井、工藤の4選手が部活開始前に今季1校目となる柏市立酒井根中学校を訪問しました。

 でもこの4選手だけでもかなり豪華です。それぞれ日の丸を背負う代表選出経験を持つ選手ばかりです(もちろんキリもです)。通されたのは学校の図書室。なかなかシュールな画ですが、いかにも学校訪問らしいです。北嶋選手が代表して挨拶し、チケットを手渡しましたが、柏でサッカーをやっている子ならこの4人に囲まれれば自然と笑顔になるはずですね。
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 恒例の質疑応答タイムも。酒井選手には「ネイマール選手と対戦してみてどうでしたか?」など質問が多く寄せられました。「チームを強くするにはどうしたらいいですか?」という質問には北嶋選手が答えます。
「みんなが同じ目標を持つこと。例えば夏の大会でベスト○に入るとか、優勝するとか。そして目標を定めたら勝つことにこだわること。仲良し集団ではダメ」と熱いアドバイスを熱心に聴いていた酒井根イレブン。最後は全員揃って集合写真を。ぜひスタジアムで今日来た選手たちが活躍する場面を観てくださいね!
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 レイソルにもプレゼントが届きました。クラブスポンサー/サプライヤーである利根コカ・コーラボトリング株式会社様よりおなじみの真っ赤なベンチをなんと10基もご提供いただきました!!さっそく本日、5基をトップチームの練習場横に、そして5基はレイソルアカデミーが主に使用する人工芝グラウンド横に設置しました。明日からの練習や試合見学の時にぜひご利用ください!
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 そしてもう一つコカ・コーラからのニュースです。日本コカ・コーラ株式会社はJリーグのトップパートナーでもあります。28日(土)のJ1リーグ 第8節 サガン鳥栖戦では『コカ・コーラ ゼロ×Jリーグ』コラボレーションCM企画 onスカパー!』が日立柏サッカー場で行われます!これは当日ご来場のレイソルサポーターの皆さんが参加してTVCMを作るというものです。我こそは!という方、レイソルへの熱い気持ちをTVカメラの前でアピールしませんか?撮影時間は11時?試合開始までと、試合終了後?試合終了後30分程度の予定です。たくさんのご参加お待ちしています!

 さて、トップチームは明日は15時からの練習となります。GWのホームゲーム3連戦はぜひスタジアムにお越しください。なお、GW中の練習見学については公式サイトなどでスケジュールをご確認の上ご来場ください。

2012年4月25日

エース

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担当:大重正人

早朝、ヨーロッパチャンピオンズリーグ(CL)で、あのバルセロナが準決勝敗退という驚きのニュースで目を覚ました方も多いことでしょう。昨年末、クラブワールドカップで目の当たりにした異次元のサッカー、CL連覇間違いなしと言われていた大本命でした。もちろん、相手のチェルシーも世界有数のビッグクラブで実力の高いチームなのは間違いありません。前半で守備の大黒柱テリー選手が退場するアクシデントを凌ぎ切りました。

22本もシュートを浴びせ、ボール保持70%を超えながら勝利を得られなかったのは、まるで先週ヴィッセル戦でのレイソルのようですし、逆に前半で一人失いながら最後まで粘り抜いたのも、昨秋アントラーズ戦のレイソルのようでもあります。サッカーは本当に予想のつかないスポーツ、あのメッシ選手がPKを外すこともありうるのですから。

レアンドロ選手が練習後に話してくれました。「レイソルもこのところ追いついても離されるという試合が続いている。仙台戦も同点にした後、決めるべきところで決められていない。他の試合でも自分にゴールを決めるチャンスが何回もあったのに決めきれず、責任を感じている」

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エースと呼ばれるまでにものすごい努力を重ねて結果を出し、その座を射止めても、今度はプレッシャーをはねのけ、エースの名にふさわしい活躍を常に期待され続ける。レアンドロ選手にはメッシ選手の胸の内が見えてくるのかもしれません。「メッシがPKを外すこともあるし、でも彼の評価がこの試合で下がるなんてことはありえないよ。バルセロナが100%いつも勝てるわけじゃないし、それがサッカーというもの。レイソルだってそうだよ」。決して言い訳ではなく「次はやるよ」という思いが見えてくるような表情でした。

北嶋選手もPKキッカーを務めていた時代がありました。2000年、キャリアハイの18ゴールを挙げたシーズン。当時の西野朗監督から「PKは、北嶋」と伝えられて、本当にビックリしたそうです。そんな表情を見抜いた監督からの言葉で「お前がエースなんだ、責任と自覚を持つんだ」といった思いを感じ取り、キタジは心が熱く奮い立ったそうです。

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今日、北嶋選手がインタビューを受けたのは「柏レイソル名勝負ベスト10」というムック本。先日告知したサポーターアンケートの結果により、1位に選ばれたのは、99年のナビスコカップ決勝戦となりました。その試合の映像がフル収録されたDVDもセットとなる、レイソル20周年にふさわしい出版物が、コスミック出版さんから発売されることになりました。

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再収録される試合には、新しい実況コメントが収録されているのですが、その解説は「ホントですか!? それ、やべぇ、マジすげぇ!」とキタジが机を叩いて大興奮するのも無理ありません。何を隠そう、あの西野朗監督だったのです。あのビッグゲームを動かした当事者が、その試合を自ら解説。企画を立ち上げられた元サッカーダイジェスト編集長の六川亨さんと西野監督との深いご縁があって実現した、夢の企画です。すでに収録された実況コメントには、西野監督がキタジについて語るシーンもあり、キタジも当時のことを懐かしく思い返していました。当時を知るベテランサポーターの方も、初めてあの伝説の一戦を見る若いサポーターの方も、これは必見でしょう。ちなみに発売予定は5月23日、偶然にもキタジの誕生日です!

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2012年4月24日

邂逅

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担当:河原 正明

 神戸戦から3日、昨日に引き続きトップチームは午前中にトレーニングを行いました。練習後の取材で「今の状況は時間が解決してくれるものではない」と厳しい表情で話していた工藤選手。神戸戦を振り返り「チャンスは作れていた。でも決めるのはFWの仕事」と今日も居残りでシュート練習に励みます。この状況を変えるのは選手自身だということは痛いほど判っています。そんな工藤選手からは「ゴールデンウィークにホームで3連戦ができるのは大きなアドバンテージ、多くのサポーターの方に声援いただきたくです」。鳥栖戦もまだチケットがお買い求めできます。ぜひご家族揃ってご声援にお越しください。

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 さて、今日の練習後に取材を受けたのはのべ6選手。今季は平日の試合がない週にはがっつりと取材を入れています。そして今季第1号のファンクラブ会報誌「日立台通信」にはこの2人が登場。林・藤田の同級生コンビです。藤田選手は2日続けての取材ですが、ネタは豊富ですね。
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 この2人の対談ですが、個人的には見覚えがありました。2010年に林選手が東京ヴェルディから移籍してくる時にどんな選手か知りたくて、当時あるサッカー専門誌のヴェルディ特集号にインタビューが載っていたのを思い出して、情報収集のために読んでいました。実はその時も対談形式で「同じ大学を卒業してプロ入り」という同級生のくくりでの対談でした(興味のある方は2009年のバックナンバーを探してください)。今回も・・・話題としてはどうしても触れないわけにはいきません。が、その取材の翌年にはそれぞれが移籍をし、しかも3年経ってから3たびチームメイトになるということも、なかなか無いことです。

 チームメイトとなって約3ヶ月後の4月7日(土)のJ1第5節 札幌戦。後半から藤田選手、林選手ともに途中出場し、レイソル移籍後初めて2人が同時にピッチに立ちました。藤田選手がボールを持ち前線に視線を送ると、その先には大きな背番号11が眼に入っていたそうです。
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 お互いの生活や環境も大きく変わりましたが、こうして邂逅したのも2人の持つ縁からです。藤田選手のクロスから林選手がゴールを決める、こんなシーンをJ1のピッチで早く見てみたいですね!

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 取材の合間にクラブハウスの食堂に行くと、大きなTVが設置されていました。実は前のTVが故障して以来、しばらくクラブハウスには置いてなかったのですがようやくの(何年ぶり?)復活を。選手・スタッフたちも早速、サッカー番組にクギ付けになっていました。

 そしてようやく帰ってきた選手も。「(ブログに)書いてよね!」チームには選手会長から発散されるポジティブなパワーがいまは必要かもしれません。クラブハウスがにぎやかになって、ようやく「いつも通り」になった気がします。彼についてはまた今度詳しく!

 さて、先ほど今年第1回目のイエローハウスが終了しました。新スタジアム導線や施設のこと、観戦マナー・・・様々なご意見をいただきました。議事録は近々に公開いたしますのでご一読ください。

 と、ここまで書いていてロンドン五輪代表 男子サッカーの組み合わせが決まりましたね。日本はスペイン、ホンジュラス、モロッコの順に戦います。酒井宏樹選手も「スペインと戦えるのは楽しみ」とのコメントも届きました。最近の取材でも「どうせやるなら強い国と真剣勝負をしたい。スペインとやってみたい」と話していましたがその通りになりました。明日まで合宿ですがケガなく、そしてポジティブな刺激を受けて帰ってきて欲しいものです。

2012年4月23日

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担当:大重正人

まず、昨日ですが、橋本選手と酒井選手が日本代表候補トレーニングキャンプメンバーに選出されました。ただ橋本選手は戦列に復帰したばかりで、今回は残念ながら辞退となりました。サムライブルーのジャージを着ているワタルを見たかったですが、ザッケローニ監督の目に留まったことは変わらぬ事実。右の酒井選手のようにこれだけのサイズがあって、しかも純粋なレフティーの左サイドバックはJリーグを見渡してもそうそういません。現状に満足することなく、欲深くどんどん高みを目指してほしいですね!

さあ今日の日立台、春の陽気が長続きしません。一日中、雨が降ったりやんだりの天気でした。ちょっと気分が沈んでしまいそうな曇天でしたが、選手たちがそれを忘れさせてくれるような熱気と活気でトレーニングに打ち込みました。

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神戸戦では21本ものシュートを打ちながら、決定機をものにできず敗れました。ネルシーニョ監督が試合後に「フィニッシュでの落ち着きと判断力、技術を早急に解決しなければいけない」と語ったように、さっそくシュート練習!通常はシュート練習を外れることもあるボランチたちもシュートの列に。大谷選手も一球一球をおろそかにしない、気持ちのこもったダイビングヘッド!

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レイソルがこれまで勝利できたのは、トレーニングの積み重ねや競争があったからこそ。今週はACLがなく、思う存分練習ができます。この壁を乗り越える!という気概が選手たちのいたるところから伝わってきます。

週末にはサガン鳥栖戦を迎えます。現在リーグ5位、7試合でわずか3失点と、現在リーグNo.1の守備力を誇っています。J2から上がったばかりなのに、という考えはまったく筋違いです。何よりレイソルがそれを証明したのですから。マッチデープログラムのインタビューでは藤田優人選手に登場願いました。昨年も対戦経験のあるサガンへの印象は、一言「身も心もタフ。今の成績はまったく不思議ではありません」と身をもって知る経験者は語ります。

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そして新聞紙上を沸かせている、清武功暉選手をご存知でしょうか。セレッソ大阪の清武弘嗣選手の1歳弟で、福岡大学所属ながら、先週にサガンに特別指定選手登録され、いきなり途中出場から決勝ゴールに絡む活躍を見せました。そんな清武兄弟と、藤田選手は大分県の同じ明治北SSSの出身で、藤田選手が6年生時に、弘嗣選手が3年生、功暉選手が2年生。さらに藤田選手にとって、清武兄弟の長男、勇太さんが「ずっと追いかけていました」という憧れの存在(ちなみに大阪体育大学では橋本和選手の1年先輩)。ものすごい縁が明らかになりました。そんな幼少時代の興味深い話を含め、マッチデープログラムやモバイルレイソルでのインタビューをどうぞお楽しみに!

最後に、今日4月23日は公文栄次通訳の誕生日、そのお祝いの模様です。自分の誕生日でありながら、まずボスのネルシーニョ監督にケーキを。監督を支え、監督に支えられ、クラブを大きく動かす2人の深いつながりを見ることができました。今日も2部練習の合間に、ロボ選手のインタビューに立ち会い、誕生日ながら大忙しだったエイジーニョ、本当に誕生日おめでとう!!

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2012年4月21日

苦杯 神戸戦

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担当:河原 正明

まるで同じビデオを何度も繰り返し見ているようでした。今日のJ1リーグ ヴィッセル神戸戦は敵地で3-1で敗れました。これで公式戦3連敗、リーグ戦に限れば2009年10月以来3シーズンぶりとなる連敗を喫しました。

相手のヴィッセルも公式戦6連敗中と決して状態が上向きではありませんでした。試合内容はシュート数で21本vs6本とレイソルが圧倒しています。しかし、結果は無情なもの。3試合続けて3失点で、相手のゴールスコアを上回れずにいます。 試合序盤から攻守にバランスよく、特に北嶋と田中の両FWが相手CBを上手くコントロール、ハイボールやポストプレーも出足良く競り勝ち、セカンドボールもほぼマイボールになりゲームを支配します。ところが1本のスーパーシュートで形勢がガラリと変わります。ペナルティエリア近くで与えたFK、神戸の野沢選手の見事なひと振りがゴール隅に決まり3試合連続で先制を許します。
それでも試合はレイソルペース。出場停止のレアンドロ選手にかわり「久々のスタメンだったが身体は切れていて相手の裏を取る動きやビルドアップなどうまくできていた」澤選手がワグネル選手とチャンスを作ります。 そして迎えた41分、ワグネルのクロスのはね返りが「うまく自分のところにきた」(澤選手)瞬間に狙いを定め振り抜いた右足から同点弾が飛び出します。

ハーフタイムに「今日は効いているぞ。集中力高めて決めるところを決めて『澤の日』にしよう!」と送り出されるほどでした。後半もさらに攻撃の起点として機能し、また橋本、藤田の両SBのサイド攻撃からキタジらがゴール前に顔を出す回数も増え、12本ものシュートを浴びせます。いつレイソルに得点が入ってもおかしくない展開。しかし、勝負を分けたのはたった1本のカウンター。前がかりになった裏を突かれて失点すると、アディショナルタイムにも同じくカウンターから失点で万事休す。

仙台戦、広州戦と追いついてもまた引き離される展開。これには「レイソルは勝ち方を知らない」とネルシーニョ監督も厳しいコメントをせざるを得ませんでした。 これで公式戦連敗が3となりましたが、来週からはホーム日立台で公式戦が3試合続けてあります。
体調不良で仙台戦、広州戦を回避した近藤選手も「みんな気持ちが入っていたし、内容でも決して悲観するものでもない。紙一重の所をきっちりとやりたい」と話し、澤選手も「次のホームでの連戦が非常に大事になる。しっかり結果を残して失った勝ち点を取り戻さないといけない」。そして一際厳しい表情で「こういう結果になったことに対して選手たちが責任をもって臨まないといけない」と話したのはキタジ。

こんなに早くも苦境に立つとは開幕前には思っても見なかった、というのは選手のみならずサポーターの皆さんも同じでしょう。もちろん私もその一人です。しかし、こういう時にチームが力を出せるようにサポートしていただきたいと願います。ゴールデンウィークのホーム3連戦は天下分け目、となるやもしれません。選手たちもこの状況を打破出来るのは自分自身だということは十二分にわかっています。その上で多くの声援で後押ししていただきますようお願いします。今日の試合後の大きな「柏レイソル!」コール、ありがとうございました。まだまだここからです! 来週からもよろしくご声援ください。

2012年4月20日

神戸の決戦前夜

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担当:大重正人

今日から一足早く神戸に来ました。新幹線で西下していくごとに空がだんだん曇り空になっていきます。トレーニングが始まる15時すぎには最も強くなり、その後は降ったりやんだり。でもここのところ試合がおこなわれる毎週土曜日に限って雨に降られていたので、一日早まって良かったとポジティブに考えましょう!

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神戸市内、六甲の山々に見守られながら、切り替えのパスゲームや戦術練習など、90分ほどの練習となりました。ネルシーニョ監督やシジマールコーチ、選手たちの声がやまびこになって返ってくるかのように、大きな声がピッチ上から聞こえてきました。練習後には中学生らしきサッカー少年たちが競技場へ。胸元を見ると白黒のエンブレム、そうヴィッセル神戸の育成組織の選手たちでした。ホールに飾られたINACのパネルを覗き込むジョルジを見て「ジョルジ ワグネルや?。なんでいるん?」と興奮の面持ち。昨年のアウェイ神戸戦では、1ゴール1アシストの大活躍。レアンドロ不在の今回、ピッチの司令塔としてその黄金の左に期待が高まります。

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去年は2戦2勝したヴィッセル戦ですが、今季は大型補強でチームは大きく変わろうとしています。大谷キャプテンも警戒を強めます。「このところ勝ててなかったり、ゴールがなかったりしているようですが、ちょっとした噛み合わせ次第で状況は変わるでしょう。新しく入った選手が質を上げているし、攻撃やセットプレーが強みになっていると思う。」昨年の鹿島戦で決められた野沢選手→田代選手のホットラインがそっくりそのまま移籍しています。

そして「ウチもJリーグ、ACLと勝てていない。上位に食らいついていくために、アウェイだけど勝ち点3を獲らなきゃいけない試合です。特に失点が多い。ただコミュニケーションをしっかり取れば改善できること。もう一度原点に立ち返って、やるべきことを、90分間やりとおすこと。そうすればいい結果がもたらされると思う」。今日はいつにも増して、張りつめた緊張感に満ちた試合前日のトレーニングでした。明日の午後2時、ホムスタでの躍動し、VITORIAのために激しく戦い続ける選手たちを応援したいと思います!

2012年4月19日

次は神戸戦

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担当:大重正人

火曜日の広州戦を終えた選手たちは、昨日水曜日に関西空港に降り立ち、そのまま土曜にリーグ戦がおこなわれる神戸に入りました。リーグ戦出場停止のレアンドロ選手と酒井選手は成田空港から無事に柏へ到着。今日は朝早くからトレーニングを再開しました。2人のいないヴィッセル戦。大きな痛手であることは間違いありませんが、2人にとっては激戦の疲れをリフレッシュできるまたとない機会。そして代わりにメンバー入りする選手も、昨日の夜に神戸に合流しました。

そしてレイソルは、Jリーグでもここまで思うような成績を残せていません。ここまで6試合で、2勝1分3敗。9得点は仙台、名古屋に続くリーグ3位タイですが、得失点差は±0。
ACLをあわせた9試合のうち6試合で先制点を許し、ゴールを奪ってもそこで踏ん張れず、常にビハインドの状況で戦う時間が長くなっています。

失点に直接絡んでしまうのは、最終ラインの選手になってしまいますが、その状況を数多く作られていること自体が、やはりチーム全体の課題です。去年のような結果が得られていないのは「チームとして守り切る」ことができていないのも一因でしょう。去年は「苦しい時間帯でもここを耐えれば、必ずチャンスが来ると思っていた」という言葉がよく聞かれました。そんな強いメンタリティ、タフさをレイソルの選手たちは持っているはずです。明日、午後の練習からチームに帯同します。神戸での前日練習、監督のコメントなどをお伝えしたいと思います。

最後に、今週からファンクラブ会報誌「日立台通信」の取材がスタートしました。昨年同様に選手対談「ダブルパス」と新加入選手紹介の「私の履歴書」に加え、新しい企画がスタート!今回は、この人に登場してもらいました!

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平山智規コーチです。今年でレイソルがクラブ創立20周年を迎えた記念企画。レイソルOB選手に自身のレイソルベストゲームを振り返ってもらうインタビューです。食堂ピアノではオファーしたところ、隣にいた下平U-18監督が「シューシャは、あの時の試合しかないでしょ」と本人以上に饒舌に語り始めそうな勢いでした。平山コーチ本人は記憶を手繰り寄せられるか心配そうでしたが、インタビューが始まれば、そんな心配も杞憂に終わりました。

レイソルでプレーヤーとして活躍し、現在アカデミースタッフとしてレイソルに在籍しているコーチがたくさんいて、チームの歴史とともに今も共に歩んでいる元選手が多数いるレイソルならでは企画です。選手たちのインタビューも含めて、5月中に発送予定ですので、どうぞお楽しみにしてください。

2012年4月18日

ACL広州恒大戦

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担当:河原 正明

 AFCチャンピオンズリーグ第4戦、広州恒大との一戦は敵地で3−1での敗戦となってしまいました。「今日は予選突破をかけた大事な決定戦だ」。我々の入ったH組は各国王者の集まった史上類を見ない厳しいグループ。3節を終えての結果は僅差で、後半3試合の直接対決の結果が予選突破に大きく影響することは監督のみならず選手たちもよく認識していました。

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 広州天河スタジアムは、試合前からものものしい雰囲気に包まれていました。我々スタッフが会場に入ったのが15時ごろでしたが、すでにスタジアムの周りは幾重ものバリケードに囲まれ、多くの警備員と警察官が揃っています。日本のような「今日は試合だ」という雰囲気ではなく、むしろ「戦いの場」だという演出にも思えます。レイソルを応援するサポーターの方はバスで会場入りされたのですが、車窓から眺めるバリケードの中はどんな感じだったのでしようか。スタジアムの中もピリピリとした空気が流れています。相手サポーターも「ここはお前らの来るところではない」と言わんばかり。

 チームもいろいろなトラブルに巻き込まれました。バスは渋滞に巻き込まれ、さらにはタクシーとぶつかる交通事故に遭い会場入りが大幅に遅れる事態に。軽い接触でしたので選手にはケガはなかったのは不幸中の幸いでした。

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 試合でもレーザー光線が客席からレイソル選手めがけて発射されるなど、アウェイの洗礼を浴び続けます。試合も渡部選手のムリキ選手へのエリア外のチャージがPKとなる厳しいジャッジで先制されると、会場の雰囲気も一気にヒートアップ。相手をさらに勢いづかせてしまいます。

 ハーフタイムに「自分たちで試合を難しくしている。もっと相手を強く止めないとダメだ」と先制され少し冷静さを欠いたチームに規律を取り戻す指示を与えます。一方では「相手も我々を警戒してカウンターだけを狙っている。ボールも回せているし、チャンスも作れている。後半から澤を入れて攻撃に厚みをもたせるぞ」と策を授けると、その澤選手を攻撃のキーとして流れを取り戻します。そして後半の早い時間にセットプレーから酒井選手大会2得点目となるゴールで追いつきます。その後は一進一退を繰り返し、先週の仙台戦同様に「ミスをした方が命を落とす」ハイレベルの戦いに。

 しかし、2点目を個人の力で奪われてしまいます。「外国籍選手の個の力が図抜けていた」と試合後に多くの選手が話していましたが、カウンター攻撃から最後は相手エースFWムリキ選手の高い打点からヘッドで決められて再びリードを許す苦しい展開に。会場ではウェーブが始まるなどやっかいな状況になっていきます。ホームでさらに力を増し「前回対戦よりも手ごわかった(酒井選手)」。そしてトドメは再びムリキ選手に決められた3失点目。勝ち点を失うだけでなく、グループ最下位へと陥れるキツイ一発でした(全北vsブリーラム戦は全北の勝ち)。そして残念ながら延長戦を除く公式戦では3年ぶりとなる連敗を喫しました。この遠征で受けた、いろいろな思いから本当に負けたのが悔しいです。

 チームは明日の朝、広州を発ち関西空港経由で次戦の地・神戸に入ります。リーグ戦でこれ以上の連敗は許されません。気持ちを奮い立たせて次の戦いへ向かいます。今日も多くのご声援ありがとうございました。なお、明日は移動日となりますので広報日記もお休みとさせていただきます。

2012年4月17日

戦いは始まった

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担当:河原 正明

 更新遅くなりました。チームは昨晩遅くに広州白雲空港に到着しました。現地についてすぐの感想は「機内アナウンスの30℃まではいかないけどまあまあ暑いかな」でした。

 レイソルでは海外でのキャンプや遠征でルールとなっていることがあります。それは100戸近くある荷物を全員が協力して運ぶことです。若手選手はもちろんですが、ネルシーニョ監督も例外ではありません。しかし、ここから日本とは勝手が違うことが始まりました。空港出口からバスまでおよそ500m以上!しかも途中には陸橋があり、小さなエレベーターに2人ずつカートを乗せ対岸まで運ぶという作業を強いられます。荷物を移動するとさすがに汗もしたたります。そして移動すること30分、ようやくホテルに到着しました。ついてすぐに夜食をとり、選手は部屋で休みましたが、いろいろな部分で「中華流」の洗礼を浴びることになるとはその時点では想像もつきませんでした。


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 AFCチャンピオンズリーグでは、Jリーグと違い試合前日に公式会見が必須事項で行われます。監督およびスタメン選手1名が登壇します。なんとその大事な公式行事の時間が、広州入りした夜になって当初の夕方から昼の12時にスケジュール変更になっていました!!

 しかし、そこで慌てないのが監督。昨年末のFCWCでも急きょ予定が変更になることがありましたが、さすがに国際経験が豊かなだけあって「ライバル意識の強い国同士の戦いではよくあること」と意に介しません。

 会見の内容はJ'sGOALに全文掲載していますのでご参考いただくとして、今季2度目の対戦となる広州側も相当の準備をしているようです。広州は先週金曜日のリーグ戦で8人の主力選手を温存しました(ケガ人もいるようですが)。一方のレイソルは土曜日の仙台戦にほぼ90分間フルメンバーで戦いました。メディアの注目も「広州はターンオ−バー、レイソルは交代なし」に焦点が当たっていきました。ネルシーニョ監督は「明日もそうだが常にベストの選手で戦うのが我々のやり方」と話し、一方の広州の李監督も「スタミナ面でのアドバンテージはあるかもしれないが、ベンチ含めて18人で戦うのがサッカー。我々も1週間で2試合戦って疲労もある」と話すように互いに初となるリーグ戦と並行してのACLでの戦いで昨年までのような結果が出せていないのも事実です。拮抗したグループリーグの上位争いだけに、明日は取りこぼしができない一戦となること必至です。

 その後、夕方から明日の試合会場である天河スタジアムで公式練習を行いました。ピッチに立った選手で「懐かしい」と話したのは工藤選手。2010年の広州・アジア大会で決勝戦の舞台がここでした。「もう2度と来ないと思っていたのに、まさかレイソルの一員としてまた来るとは思ってもみなかった」。2010年はJ2で戦っていたのでACLは遠い存在、当然といえばそうなのですが「前回はロスタイムだけの出場だったので、今回はフル出場してしっかりと結果を残したい」と胸に期す思いを話してくれました。
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 いよいよ試合も間近に迫ってきました。天気予報はなんと暴風雨。気温は25度予想ですが湿度が高く、ピッチ上の選手にとっては厳しい条件となりそうです。大谷選手も「ピッチ状況にうまく対応したい」というように、アウェイでは様々なことで普段の経験則では通じないこともあります。しかし、これを乗り越えてさらに強くなり、「勝ち点をもぎ取って日本に帰る(大谷選手)」ことを目指します。

 こちらに来て思うのは「情報」の質の差。昨日のホテル到着時の中国のネットニュースを見ると事実とは全く違うことが書かれていたりします(苦笑)。が、一方ではホテルにもメディアが押し掛けるほど注目の一戦であり、露出が多いことは事実です。明日も「現時点で4万枚のチケットが売れていて、当日にはもっと多くのサポーターがくる」と相手チーム関係者は完全アウェイだといわんばかりです。すでに様々なところで戦いは始まっています。会場に来られるサポーターの皆様には天候や観戦・入退場ルールなど厳しく不便な面もありますが、よろしくご声援よろしくお願いします。そして日本で待つ皆様もよろしく応援お願いします!

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2012年4月15日

中国へ出発

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担当:河原 正明

 花散らしの雨が上がり穏やかな練習場。雨が一日早ければ、と恨めしくもなりますがキリカエていかないといけません。昨日の仙台戦に出場しなかった選手たちは直前まで激しいトレーニングが行われていました。
 
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 一方、試合出場メンバーはリカバリートレーニングを。練習後に北嶋選手とランニングするのがお決まりになってきた渡部選手。昨日も触れましたが、仙台戦で待望のJ1デビューを果たしました。実は昨日、「たまたま両親が山形から来ていたんです」。「メンバー入りするかは判らなかったけど、当日メンバー入りして、後半から試合にも出ることができた。人生こういうこともある。ただ、こっちは『いつでも来い』と準備していたけど、両親は気持ちの準備が出来ていなかったようです」と笑顔で話してくれました。一度きりの「初」を遠くの故郷からやって来たご両親に披露できたのは幸運です。しかし、これで終わりではありません。「チームのピンチをチャンスに変えるためにも、下(練習場のこと)でトレーニングしてきたメンバーがレイソルの総力を見せる良い機会。このチャンスをモノにしたい」と次は先発出場へ名乗りを挙げます。もとより試合ごとに先発する選手が代わることは昨年も一昨年も、レイソルでは驚くことではありません。逞しさを身に付け、大事な連戦へ向います。

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 さきほどチームは火曜日の広州戦に向けて出発しました。また、広州にもブリーラム戦以上に多くのレイソルサポーターの皆さんが駆けつけていただけるようです。あいにく現地はまたまた雨続きのようですが、ご声援よろしくお願いいたします。ではいってきます!!

2012年4月14日

首位追撃ならず

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担当:河原 正明

 ヒリヒリ、そして痺れる90分間でした。首位ベガルタ仙台をホーム・日立台に迎えての一戦は、残念ながら2-3と僅差で相手に勝ち点3を譲り渡す結果となり、今季無敗のベガルタを止めることはできませんでした。
 ベガルタとは昨季は約1ヶ月の短期間で4度も対戦。決着がついた3度はいずれも1点差。互いに上位争いの中、堅い守備をベースに相手のスキをうかがうという試合展開でした。ところが「昨年の王者に激しく、厳しくいこう(仙台・手倉森監督)」と臨んできた相手に開始2分に最初のコーナーキックから失点してしまいます。試合終盤までスコアが動かなかった昨季とは違い、早い時間から試合が動きます。レイソルも直後のセットプレーのチャンスで相手ゴールのバーを叩く惜しいシーンも。今日はセットプレーが鍵を握りそうだと予感させる立ち上がりでした。
 相手に先制を許すも、その後は「失点はしたが、しっかりと守れている(ネルシーニョ監督)」とハーフタイムで話したように相手の攻撃を防ぎ追加点を許しません。一方では、両チームともピッチコンディションに苦しむ試合展開に。いつもならつながるパスもつながらない、ややもするとフラストレーションが溜まるようなゲームになりました。

 1点差で前半を終えると、ネルシーニョ監督は「前線の動きをもっとよくしたい」と後半開始から北嶋選手を起用、相手CBの近くでプレーをし続けること得点を取ることを指示しピッチに送り込みます。1点差を追いつくべく、ペースを上げ始めた後半10分、したたかなセットプレーからレアンドロのゴールで追いつきます。反撃ののろしとなるゴールに日立台のボルテージが上がりました。が、相手キックオフからプレーが切れぬまもなく、ゴール前で崩されてすぐさま追いつかれてしまいます。これは相手にとっても「臨場感あるスタジアムのパワーを増させなかった」とレイソルの勢いをそぐ1点となりました。

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 しかし、ここで気持ちが折れている選手はいませんでした。失点から10分後、再び訪れたゴール前でのチャンスに再びレアンドロ選手が蹴ったボールが相手GKの股を抜いてゴールに転げ入れます。再び湧き上がる日立台!強くなる雨足とともにさらに悪くなったピッチに悩まされるも、お互いにのど元に刃を当てながらスキあらば一撃、という高い緊張が続く試合展開に。
 ところが、再び混戦のゴール前で相手FWに一瞬のスキを突かれて3失点目を喫してしまいます。その後も追うレイソルに守るベガルタ、残り時間はスタンドのサポーターも選手もベンチもヒートアップし続けますが、残念ながら逃げ切りを許してタイムアップの笛を聞きました。

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 試合後、各選手も悔しい敗戦に言葉少なでしたが、日立台デビューの選手も。2試合連続で左SBで出場した藤田選手。「持ち味は出せた」と左からのクロスで2点目となるレアンドロ選手へのアシストを記録。「ようやくスタートが切れました」と初先発で結果を残せたことに少しだけ安堵の表情も見られました。

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 そして渡部選手はレイソル復帰後初出場を。ハーフタイムにピッチでアップをしている中での急な召集でした。那須選手に代わりCBに入って45分プレーも「出来は50点」と結果が悔しいものだけに自己評価も辛めでした。しかし、いつどんな時に出番が来ても大丈夫なように準備をしていたからこそのJ1デビューでした。

 今日の試合で受けた警告により、次のJ1リーグ・神戸戦にはレアンドロ、酒井選手と主力メンバーを欠きます。しかも明日には早くも中国へ移動し、火曜日にはACL広州恒大戦と連戦が続きます。しかしどの選手も「どのメンバーでもやることはわかっている」とキタジ、ロボを含めたバックアップで出場した選手のガンバリで一時は同点に追いつきました。苦しい戦いが続きますが、踏ん張り時です。明日は日立台でリカバリーを行い、早々に空港に向います。ファンサービスについては広報担当の指示に従っていただきますようお願いいたします。
 最後に雨の中、多くの方にご声援いただきましてありがとうございました。引き続きアウェイ連戦となりますが応援よろしくお願いいたします。

2012年4月13日

勝ち点6差を追って

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担当:大重正人

いよいよ仙台戦前日となりました。恒例のフットバレーでの調整でしたが、そこから外れて黙々とシュートを続ける2人がいました。

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レアンドロ&ジョルジです。レイソルが他チームに対して、最もアドバンテージを持っているのがプレイスキッカーと言っても、異論はないでしょう。今季は直接FKこそないものの、レアンドロは5回、ジョルジも1回、そのセットプレーからゴールを生みだしています。そんな2人が、試合への予行演習を黙々と繰り返す様子に、この序盤戦最大の難所へ向けてその意気込みの強さが伝わってくるようです。

その相手は、もちろんGK菅野選手。3人とも昨年のJリーグ優秀選手です。鋭いシュート、鋭い反応で、互いが高いレベルで凌ぎ合う。これ以上ないトレーニング相手がいるのですから、本当にすばらしいこと。明日は、現在首位ベガルタを迎え撃ちます。

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ネルシーニョ監督は「今週は首位のチームと戦うことを意識してトレーニングしてきた。我々にとっての重要なポイントは、勝ち点6差を縮めるために大事な試合だということ」と当然重要な位置づけに置いています。「ウチもベガルタも、去年から同じ監督やスタッフで、継続して今季スタートした。クオリティを発揮できるベースを築いているという点では似通ったチーム。チームはオーソライズ(組織化)されて、統率がとれた同士の戦い。スペースを作れない時間帯にいかに我慢できるか、そして少ないチャンスをどちらが活かすか。決定力の高い方が勝負に勝つだろう」。

J'sGOALの鈴木潤さんによるプレビュー。「堅いチームから強いチームに」。まさに首位ベガルタを評するにぴったりの言葉です。去年の4試合、いずれの試合も常に90分間、気を抜けない試合展開が続きました。だからこそ、レアンドロ&ジョルジのキックや、スゲのセーブといった、得点や勝敗に直結するプレーに期待が高まります。

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満開のサクラの花びらが、はらはらと舞い落ちる、本当に美しい光景でした。しかし明日は、一転して冬へ逆戻り。あいにくの雨、そして気温も10度を下回る気候となりそうです。しかし、ビジター席は完売、ベガルタゴールドにスタジアムの左端は埋め尽くされます。だからこそ、レイソルサポーター皆さんにも相手を覆いつくすような聖地日立台を築くべく、ご参戦ご協力をどうぞよろしくお願いいたします!スタジアムでは「20周年記念ロゴ入りマフラータオル」も新発売されます。キタジのようにタオルを掲げ、レイソルイレブンとともに戦ってください。

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2012年4月12日

大人への階段

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担当:河原 正明

 春休みも終わり、ギャラリーも少し減って少々寂しかった日立台ですが、昨日までU23代表合宿に参加していた酒井・茨田選手らがチームに戻ってきてまたにぎやかになりました。満開の桜をバックにランニングする選手たちの表情も、陽射し同様に明るいものでした。トップチームは土曜日の仙台戦に向けて非公開で練習を行いました。

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 残念ながら練習の模様はお伝えできませんが、多くのメディアの方やファン・サポーターの方から「今日は練習見学できますか?」と問い合わせがあったのはこの選手の誕生日だからでしょう。

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 酒井宏樹選手、22歳の誕生日です。12歳からレイソルでプレーする酒井選手にとってはレイソルで10回目の、そして早いものでプロ選手として4回目となります。恒例の昼食時にピアノで用意されたバースデーケーキには、今やすっかり酒井の愛称となった「やってやれ!」とメッセージに書かれていました。
 そのケーキを一番最初に持って行った先はネルシーニョ監督。さすがサカイ、処世術を判っています(笑)。その次にやって来たのは北嶋選手。「さっき(練習後に居残りで)グラウンドを走ったんだ。サカイのために食べてあげるよ!」と面白理屈で手を出すキタジ。さらには「お前、俺といくつ違うんだっけ?12歳か!?」と干支が同じなのも重々わかっていてあえての問いかけに本人も苦笑い。

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 2種登録で「セミプロ生活」をスタートさせた高校3年生の当時は、どことなく幼かった面影も、5年も経つと精悍な顔つきに。「もうプロ4年目ですから『若手』のカテゴリーを卒業しないといけないですね。プレーでも若いから、ではすまない。自分自身で言い訳をしないようにしっかりとプレーをしたい。そしてこれからもチームメイトや監督、コーチ、さらには多くのスタッフやファン・サポーターに支えてもらうことになります。が、その負担を減らせるように、責任あるプレーをしたいです」。」とコメントも年々しっかりとしたものに。その成長曲線はここに来て急激に上昇しています。広報担当としてずっとそばで見ていても本当に逞しくなったとの思いがますます強くなります。もちろん酒井選手だけでなく、先日の札幌戦での工藤選手やそして他クラブにいる同期、先日J初ゴールを挙げた仙石選手(岡山)のヒーローインタビューを観た際にも同じような思いを抱きました。ますますプロ選手として切磋琢磨して欲しいと願うばかりです。なお、明日の練習終了後にはファンサービスも通常通り行う予定です。ぜひお祝いの言葉をおかけください。

 さて、土曜日の仙台戦のチケットは一部席種では残数が非常に少なくなってきています。またビジターサポーターはACL広州戦と同じく多くのサポーターが来場することが予想されます。ホームスタジアムで首位・仙台を討つには多くのサポーターの皆さんの後押しが必要です。ぜひ、スタジアムで熱いサポートをお願いいたします!

2012年4月11日

一足早い紅白戦

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担当:大重正人

今日もサクラの様子から。あれほど咲き誇っていたのですが、今日は強い風にあおられて、白い花びらが散り始めました。しかしサクラが舞うその様子もすごく風情があって、地面は一色に敷き詰められた白いじゅうたんのよう。日々変わる様子を、毎日楽しむことができます。ベガルタ戦へ向けて、戦術練習やシュート練習をおこなった選手たち。今週末、日立台に美しい花を咲かせてくれることを祈るばかりです。

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今日も取材がびっしり。まずネルシーニョ監督が久々の登場です。「キミの取材を受けないとシーズンが始まった気がしないよ」。そんな愛情あふれる温かい言葉に「すごく嬉しかったです☆」と笑顔が弾ける"あや吉"、今日はチバテレビ「ライジングレイソル」の取材でした。来週はACL遠征もあるため、時間のとれる今週にわざわざお越しいただきました。

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昨年の2月以来のインタビューでしたが、なごやかに進んだ時間。しかし最後に、ものすごいオチがありました。恒例の「色紙に一言」。スラスラをペンを走らせたネルシーニョ監督の一言に、あや吉もスタッフ皆さんも大爆笑!ユーモアあふれる監督の一言、そしてちょっと甘えるような言葉で、大いに笑わせてくれました。そして、それに応えるようにあや吉と監督がある約束をしました。その約束が叶えば、レイソルサポーターの皆さんも最高に喜べる内容です。放送は来週22日の夜8時半からです。どうぞお楽しみに。

そしてあや吉こと、西谷綾子さんは、マラソンランナーとしてもご活躍中。4月からは東京MXテレビで冠番組もスタートしたそうです。「西谷綾子のランドリ!Run&Dream」、ランニングの楽しさやランニングスポットなどを紹介する番組だそうです。毎週ん日曜日の午後12時半?13時までの30分間です。彼女への応援もどうぞよろしくお願いします!
http://www.mxtv.co.jp/rundre/

そしてキタジ&タニコンビ。この2人の取材と言えば、、、これしかないでしょう!
「ウイニングイレブン」のPS3版Jリーグパックの発売に合わせ、エルゴラッソさんによる体験取材を受けました。

発売元のコナミから来られた男性は、なんと元レイソル杉山浩太選手と高校の同級生という深い縁も。「コウタがいて3人のときが一番楽しかったよね!」と懐かしむ二人です。さっそくコントローラを握り、もちろんレイソルの選手チェックです。本当に実物を見ているかのようなCG、時代の進化を感じます。「マスは、、、はい、やっぱり男前!」。キタジも納得の出来栄えです。

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2人は、もちろん能力数値にも言及。ドリブル、パス、スピードなど細かく付けられた自分の数値を見ていきます。キタジがいつも嘆いていた「ケガ耐性」も今回は能力アップ!!再三のコメントが反映されたのでしょうか(笑)。そして2人が一番食いついたのが、なんと「メンタリティ」という項目でした。コナミさんの説明によると、疲労がたまってきたときに落ちる能力幅が少ないとのことで、肉体を精神がいかにカバーできるかというもの。チームメイトだからこそ分かる精神力分析、やっぱり2人の感じる印象とは違う数値の選手もいて「メンタル弱いって思われてたら、リアルに嫌だなぁ」と苦笑。ちなみに今日見たなかでは、不屈の若きストライカー工藤選手がレイソルNo.1でした!

試合は、お互いにレイソルを使いあう「紅白戦」。「ジョルジのコーナーの蹴るところ、似すぎ」「クリさん、こうやってボール獲るからね」などリアリティのすごさに驚く2人。そして延長戦まで突入した白熱の一線の結果はいかに。そしてエース北嶋を操って、得意の左足ゴールを決めたのはどっちか!? 詳細は田中記者によるエルゴラッソのブログにて、動画&レポートにて近日公開されます。ベガルタ戦へ向けての2人のメッセージ動画もありますのでどうぞお楽しみに!

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2012年4月10日

サクラの下で

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担当:大重正人

本当に桜が満開です!毎日アップしてても、飽きませんよね!? 今日は昨日のジェフ戦で頑張った選手たち、桜をバックにリカバーランニングの美景です?

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昨日のジェフ戦に出場しなかったメンバーは、ボールを使ったトレーニング。酒井選手、茨田選手がU-23合宿に行っていることもあり、人数が少なくてちょっとさみしい感じでしたが、熱のこもったシュート練習が続いていました。前節、右サイドで先発しゴールを挙げた工藤選手は、今日も右サイドからの攻撃ではクロッサーに、左サイドからのクロスには中央から本職のストライカーと、二足のわらじでした。もちろんセンターフォワードでゴールを奪いたいという気持ちもあるでしょうが、自分の与えられた異なる役割をきちんとこなせれば、間違いなくまたワンランク上の選手にレベルアップできるはず。ネルシーニョ監督が見守る中、ワンゴール&一勝に浮かれることなく、一球一球に魂を込めてけり込みます!

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今週は、ACLがありません。広報としては「取材消化ウィーク」です。試合がないということ=ハードな練習をしているということでもありますが、経験豊かな今日の2選手は、疲れも見せずにこやかで、かつ期待される言葉をしっかり口にしてくれる、胸を張って送り出せる選手です。

J:COMの応援番組が「レイソル魂」とリニューアルされました。その第1回目のトークゲストに、那須大亮選手が登場しました。MCは変わらず、いつも元気な岡田亜紀さんです!しかし、実は人見知りらしいです。。。那須選手には2回の短いインタビューはありましたが、こうしてセッティングしたものは初めてで、いきなり出だしのコールで噛んでしまうほど、珍しく緊張のご様子。しかし「全然おしゃべりですよ!」というにこやかな那須選手の返しで、徐々になごんでいくインタビュールーム。すごく楽しい楽しいインタビューになりました。16日からの放送予定です?

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そして仙台戦のマッチデープログラム。ベガルタ戦と言えば、この人しかないでしょう!去年のベストゲーム3本の指に入るであろうベガルタ戦で、値千金の決勝ゴール&J1初ゴールを決めた澤選手に登場願いました。ここまで厳しい試合が続いている現状に対し「やっぱりレイソル戦は向こうの意気込みが違う。去年はチャンピオンになれたけど、ユニフォームの左袖に黄金のマークがついてるからって、試合に勝てるわけじゃない。毎試合毎試合チャレンジャーとして戦わないと、すぐに足元をすくわれてしまう」。ペルーでの一回を合わせて、2回の優勝経験をもつ澤選手は、いつものにこやかな表情と一転して、強い決意を言葉にしました。

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中盤のキーマン、角田選手が出場停止ですが、非常に組織がしっかりしていて個の能力もあるチームですから、代わりの選手が入っても大きな変化はないでしょう。レイソルもここ数戦はメンバーが入れ替わっていますし、昨年の4試合同様に総力戦となりそうです。明日は午前練習、何とか雨が降らないうちにいい練習ができますように!

2012年4月 9日

練習試合 千葉戦

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担当:河原 正明

 オフ明けの今日は、11時からジェフ千葉との練習試合が日立台で行われました。酷寒の札幌から戻ると日立台の桜は満開に。お花見でもしたい雰囲気ですが、次節・首位仙台戦から続くアウェイ広州戦、神戸戦の大事な連戦に向けてPRの場である選手たちにとっては当たり前ですがそんな気分は微塵もありません。
 一方、対戦相手のジェフも昨日のアウェイ栃木戦を勝利し、好調を維持しており今日も主力級の選手が何人も出場していました。

 ゲームは開始早々にレイソルのFKの場面、水野選手のナイスボールに林選手が飛び込んでから試合が動き出します。パスを回して攻めるレイソルと高いDFラインから素早いカウンター攻撃ジェフと双方がそれぞれが持ち味を出す試合展開に。ジェフのオーロイ選手はさすがの高さで対峙する渡部、ハンジンの両CBも必死のプレーで押さえにかかります。そのこぼれ球を昨日の試合で得点を挙げた田中(佑)選手や荒田選手がスキあらばと狙うと、中島と藤田の両SBとヨンハが対応し、さらにはGKイナの好守もあり相手に得点は許しませんでした。

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 後半、試合が動きます。5分にキタジが「狙っている形」でスルーパスに反応、DFラインの駆け引きに勝ち、相手GKのタイミングを外したシュートで先制します。

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 しかし、7分にセットプレーからこぼれ球を大塚選手に決められてたちまち追いつかれてしまいます。大塚選手には、ガンバに在籍していた昨季に続き得点を決められてしまいました。その後は両者決定的なチャンスを作るもGKや守備陣が堅い守りでスコアは動かず、今季2度目の「千葉ダービー」は1?1のドローでした。

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 「今日は絶対にゴールを取りたかった」と強い口調で話したキタジ。しかし「なかなかいいポジションに入っても思ったようなプレーをさせてもらえなかった」と反省の弁が出ていました。それでも週末の仙台戦に向けて結果を出せてことには前向きに捉えていました。

 試合後は暖かな昼の陽射しの中、あちらこちらで旧交を温める場面が。古巣との対戦だった水野選手をはじめ、中島選手や布部コーチは福岡時代の同僚の田中(佑)選手と、「(大塚)翔平をチェックしにきました」と試合を観にきた工藤選手はユース時代から仲が良い大塚選手と、とあちこちに輪が出来ていました。
 一方、試合に出場した選手たちは15時からリカバリートレーニングを行い疲労回復に努めました。

 明日も午前練習となります。練習見学も可能です。日立台の桜も満開ですが、練習中のお花見はご遠慮ください。

2012年4月 7日

準備

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担当:大重正人

2-0。前半に先制点、後半に追加点、守っても完封。シュートは23本。今日は久々に攻守ががっちり噛み合ったナイスゲームだったのではないでしょうか。

「相手は、我々を研究し、プレーづらいやり方で臨んできている。新しいプランを準備しなければならない」。ネルシーニョ監督がジュビロ戦のあとに会見で話しました。その言葉をあらわすように、今日はメンバー表こそ、いつもの4-4-2でしたが、キックオフ後の前線の並びは変わっていました。レアンドロ選手がトップ下に入り、工藤選手が2列目の右、田中選手の1トップのようなシステムでした。

レアンドロ選手と左のジョルジ選手がポジションを替えながら、後ろからのボールを引き出し、工藤選手は右サイドで持ち前のポストワークで起点になります。もちろん前半は石崎監督らしいプレッシングサッカーで自由を奪われるところもありましたが、酒井選手のものすごい突破力から徐々にゴールに迫ります。「レアンドロが中に入ったことで、自分がドリブルで崩さないといけないと思っていました。工藤がしっかりキープしてくれるし、すごく上がりやすかった」。選手は同じでも、監督のちょっとした配置の妙で、2試合連続無得点だったレイソルの攻撃が、有機的に動き始めました。

そこで生まれた、工藤選手のゴール。相手との駆け引きから前を向くと、そのまま得意のコースからゴールゲット。いつもはGKの右手をかすめるような左隅へのゴールが多かったですが、今日はスバッとニアを打ち抜く強烈弾。「自分でもあまり撃ったことのないようなシュートが決まって、びっくりしました!」この先制点が大きくものを言いました。

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後半は相手の勢いが弱まったこともあり、さらにボールが回り、シュートチャンスも増えました。しかしペナルティエリアでの相手DFの奮闘もあり、どうしても追加点を奪えません。「1-0の状況はDFにとっては厳しいから。マスと踏ん張りながら、なんとか決めてほしいという思いだった」という近藤選手。セットプレーのチャンスで、マークマンとの駆け引きに勝ち、きれいなヘディングゴールを決めました。「我慢が続いているところで自分で追加点を取れたから、いつになく喜んじゃいました」とクールな近藤選手らしからぬ、ものすごいガッツポーズで喜びを爆発させました。

そして後半リードの状況から、藤田優人選手がベンチに呼ばれました。「左でいくぞ!」。レイソルに来てから練習でもやったことのない左サイドバック。「でも自分はボランチや両サイドバックができるのが持ち味。それに、いつ起用されてもいいように準備しておくのがチームの約束事ですから。布部さんの居残り練習のおかげでコンディションも良かった」。スコアはわかっているな?と監督から送り出され、得意のしかけよりも、まずは失点しないようなプレーに徹します。ジョルジと同じサイドでプレーする機会もこれまでほとんどなかったと思いますが「紅白戦でちょうどマッチアップして、やられたこともあります。だからジョルジがどういうプレーをするか、どこで受けたいかとか、しっかりイメージできていましたから、違和感なくプレーできました」。

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これぞ『準備』です。控え組にいても常にコンディションをキープし、なおかつ味方のプレーの研究も怠らない。慣れないポジションでも役割をしっかり理解し、臨機応変にプレーする。藤田選手はもちろん、工藤選手もそうです。さらに周りの選手もその長所をいかし、自分自身もいかに機能させるか。今日は非常に質の高い試合ができたのではないでしょうか。

もちろん今日の布陣だけが監督の考える「新しいプラン」ではないでしょう。相手の長所を消し、自分たちがいかに優位に立てるかを考えた上での配置です。監督の頭のなかにはその時折での最善のパターンがいくつもあるはずです。来週は、首位のベガルタが相手。この強敵相手に、去年のようなレイソルらしいサッカーが見せられるか。試金石となりそうです。

2012年4月 6日

北へ

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担当:河原 正明

 春休みも終わり、柏市内の小学校も昨日から再開。昨日、今日と暖かな陽射しな日立台でしたが練習見学に訪れる方がグッと減って少し寂しいですね。しかし、日立台の桜は着実に見ごろを迎えつつあります。
 早いものでまた明日は試合です。広州戦から中1日で移動して、そして試合と慌しい中ですが、桜のピンク色がだんだんと濃くなるのを見ていると、忙しさも一時忘れます。

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 トップチームは試合前日ということもありフットバレーで調整をしました。試合巧者、といいますか巧みなチームワークを見せたのはキタジ、サワ、マスの「千葉の高校サッカー出身者チーム」。プレイ中もにぎやかに声を掛け合うだけでなく、時には相手を声で揺さぶります。さらにサーブ時にはユニークな「カーテン」を作るなど「勝つためならなんでもやる」マリーシアたっぷりのチームです。

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 でも、いくら手を尽くしても必ずしも勝つわけでなく(笑)。負けたときも3人揃って見事なコケっぷり!このコンビネーションは吉本新喜劇でも通用するかも??

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 さて、チームは午後に明日の試合会場である札幌へ向いました。昨年もグアムキャンプで対戦しましたが、公式戦では2年ぶりの石崎コンサドーレとの対戦になります。「広州戦同様に相手のプレスとカウンターに気をつけないといけない。それは頭に入れてある。」とネルシーニョ監督。
 2010年も、まだ冬の札幌で4月に対戦しました。その時も激しいプレスになかなか攻撃の糸口がつかめず苦しい試合でした。しかし、86分に眼の覚めるようなレアンドロのミドルシュートが糸を引いてゴールネットに突き刺さり辛うじて追いつくことができました。

 一方、水曜日の広州戦では相手の時間帯を凌ぐと、徐々に相手の力を抑えることに成功、後半は相手を押し込んで自分たちのペースに持ちこめたことを監督は評価しています。「広州戦をスタンダードにしたい」と監督。2試合連続で無得点ですが、「シュート数は多く、チャンスを作れている」作ったチャンスを最後に決めるだけです。明日も攻撃陣の奮闘に期待がかかります。

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 さて、我々もまもなく札幌へ移動します。現地は今週は雪の日が多く、今夜も冷え込みそうです。現地で応援される方は暖かい格好で向かいください。もっともドーム内は暖かいのですが。またご自宅で応援される方でスカパー!が視聴可能な方はぜひご観戦ください。なお『スカパー!e2の無料体験で観よう!』キャンペーンも実施中です。こちらもお見逃し無く!

2012年4月 5日

リョウジ

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担当:大重正人

ただいま、今週土曜日の朝日新聞千葉県版に掲載される「Jの風」を書き上げたところです。ちょっと燃え尽き気味です。なので、ようやく咲き始めた日立台のサクラで癒されましょうか~

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今回のJの風。実は火曜日に「福井選手のことを書こう!」と決めて「試合翌日に話聞かせて」とオファーしていました。あの強烈なシュートが決まって1-0勝利ならパーフェクトでしたが、それでも今季初完封を果たし、レイソル初出場でDFの大きな仕事をやってのけたリョウジ。Jの風には書ききれなかった話を昼食時にいっぱい聞くことができました。

私が持ってた質問リストをのぞき込んで「やっぱ、これですか?」と苦笑した『イエローカード』の文字。そもそも、去年1年で17枚のイエローカード、3回の退場。移籍の話を聞いた時、写真をみれば大層ワイルドな感じで、どんなやんちゃな兄ちゃんが来るんだろう!?と正直構えていました。でも会ってみれば、新体制発表会でご覧のとおり、素朴さ満点の好青年でした。「性格は、、、あまり深く思い詰めるようなタイプではないです。普段はほとんど怒ったりしないですし。でも試合になると、なんかスイッチ入っちゃって。。。好きな言葉は『なるようになる』です」といたって自然派な感じです。

昨日も開始から14分でイエローカードをもらってしまいました。「自分のミスでイエローになってしまった。プレッシャーをきつく行こうとしたところで抜かれてしまいました。でも楔のボールにはいつも厳しくいかないとと思っているし、カードを恐れて消極的になるのもよくないですから。ただ去年は3回退場して、チームの戦い方を変えさせてしまった。逆にいい経験をさせてもらいましたが、もっと賢く守らないといけない」と反省の様子もありました。

ただ同じ左サイドでプレーしたボランチの大谷選手。「もしかしたら、月曜日のフォーメーション練習で初めてパスしたかも」と笑いながらも「プレーは良かったと思いますよ。もともとセンターバックで守れるし、攻撃で前に仕掛ける姿勢もある。90分は今季初めてだったのに足をつらせないで頑張った。コンビネーションは試合をこなしていけばもっと上がる。リョウジにとって、レイソルでのいいスタートになったんじゃないかな。あとは試合に出そうになった月曜に、焼肉連れて行ったからね。まあその話はリョウジから出てくるはずだから笑」。そんなキャプテンのナイスサポートに恐縮しきりのリョウジでした。

「もともと小さい時はキーパーやってました。ガンバの本並さんがかっこよくて、憧れてました」という意外なキャリアスタートも。大きな転機となった昨年ギラヴァンツでのプレーや、「練習では厳しいですが、終ったあとは気にかけて、よくしゃべりかけてくれました。なんというか愛情を感じさせる人です」という三浦泰年監督からの胸に響く言葉など、いい話をたくさん聞かせてくれました。最終的にどういう仕上がりになるかまだわかりませんが、ぜひ土曜日の朝日新聞千葉県版で福井選手の一面をお伝えできればと思います。

今日はサポーターにも大変声をかけられていました。「26番のユニフォーム持ってる人がいて、めちゃくちゃ嬉しかったです」と顔を緩ませた福井選手。左サイドバックはもちろん激戦区のひとつではありますが、これからも一層の応援をよろしくお願いします。

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2012年4月 5日

超級来襲!

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担当:河原 正明

 AFC チャンピオンズリーグ グループリーグ第3戦、広州恒大戦。先週末の磐田戦から中3日で臨んだ今日の試合は、ここまで2試合で勝ち点3で並ぶチーム同士の直接対決でした。「ミスをした方が負ける厳しい試合。両チームの力が拮抗した試合、互いに実力があった。結果は勝ち点2を落としたのではなく、勝ち点1を奪い合ったものと考える」とはネルシーニョ監督。一方、広州の李監督も「アウェイで勝ち点1を取れたことには満足している」と試合を振り返りました。

 相手の広州にはレイソルにおけるレアンドロ選手同様に攻撃のポジションに強力な助っ人外国籍選手がいます。アルゼンチン人のダリオ・コンカ選手は中国超級(スーパーリーグ)史上最高(当時)の移籍金で加入した選手。さらにブラジル人のムリキ選手は「ネイマール以上」と噂されるテクニシャン、と昨日までは何かと「比較」する報道が多かった気がします。
 しかし、今日一番の驚きは、会場のレイソルサポーターの皆さんが目の当たりにした真っ赤なサポーターではなかったでしょうか?1,500人を超えるサポーターが、チームから支給されたユニフォームを身にまとい「加油!加油!(ガンバレ!)」と応援する姿は前回対戦の全北戦とは対照的でした。
 そんな後押しを受けた広州相手に、レイソルは立ち上がりから押し込まれるシーンが目立ちます。前半20分過ぎまでは、何度も指揮官が大きく手を拡げ「なぜだ?」というジェスチャーが目立つ試合展開でした。「それでも耐えるところを耐えて、徐々にペースをつくれた(大谷選手)」相手のエース選手にも最後まで気を緩めない粘り強い守備で得点を許しません。

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 ネルシーニョ監督からハーフタイムに「相手のキーマンを恐れることなく潰すこと」「全員が常に360度に警戒してセカンドボールを拾い続けよう」と指揮官の指示があると、左右両サイドから好機を作り出すことに成功し始めます。

 今日の左SBはレイソル移籍後初試合となった福井諒司選手。「試合前から少し緊張した」そうですが、試合に入ると持ち前のアグレッシブさを発揮、次から次へと仕掛けてくる相手に体を張り、時には鋭く激しい当たりで自由にさせませんでした。
 一方でチャンスと見るや得意のサイドチェンジにクロスで、攻撃でもアクセントを作りました。そして私が3月の練習試合で衝撃を受けた「暴力的な」ミドルシュートも炸裂!惜しくも相手選手に当たりましたが、持ち前の攻撃力も見せてくれました。本人が望む結果は出ませんでしたがACLという大舞台でレイソルデビューを果たした福井選手に試合後も大きな拍手が贈られていたのが印象的でした。
 
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 その後、相手も運動量が落ち、レイソルが持ち返すも少ないチャンスを決めきれず0?0のドローに終わりました。これで3チーム全てとの対戦を終えました。なお、タイで行われたブリーラムvs全北戦は0-2で全北がアウェイで勝利しブリーラムの独走を止めました。レイソルは勝ち点4の2位ですが、グループリーグ自体も拮抗した「死のリーグ」の様相を呈してきました。

 時計の針は0時を回りましたが、実はサポーターだけでなく中国のメディアの来場者数も超級でした。サッカージャーナリストの重鎮の方も「今まで日本で行われたACLの大会にこんなに相手国のメディアが来たのは決勝戦でも見たことがない!」と驚いていましたが、広報として40名近いメディアとの戦いもまた痺れるものでした。こちらは23時過ぎに全てのメディアが帰り、ドロー?の妥当な結果でした(苦笑)。チームもクラブもまた貴重な経験をしました。
 さあ、すぐに週末にはアウェイ札幌での一戦が待ち構えます。チームは明日の午後トレーニングを行います。なお、本日試合に出場した選手は全てのトレーニングが終了後にファンサービスを行います。広報担当の指示に従ってファンサービスを受けていただきますようお願い申し上げます。

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2012年4月 3日

広州戦前夜

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担当:大重正人

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またしても、春とは思えない天候です。強い風雨のレベルを超えて、台風、嵐のような暴風雨はおさまりましたが、20時を過ぎても突風がまだ日立台に吹き付けています。明日のACL広州恒大戦を前に、今日は日立台での公式会見&練習が行われました。

まず14時半からレイソルの公式会見。ネルシーニョ監督と栗澤選手が出席しました。まず栗澤選手です。「明日の試合は大変厳しい試合になると、選手ひとりひとりがしっかり自覚している。球際や運動量や局面で相手を上回れれば、試合にも勝てると思う。そこを強く意識して戦いたい。相手の攻撃をしっかり止めるいい守備から、いい攻撃が生まれる。奪ったボールを大事につないでいい攻撃を見せたい」。栗澤選手復帰後は2試合とも1失点と守備は安定してきました。あとはゴールにつなげるゲームコントロールに期待です。

そしてネルシーニョ監督です。「グループリーグの中で我々にとって非常に大事な局面を迎えている。勝ち点が並ぶ広州との試合で、絶対に勝たなければゲームだ。相手の前線にはムリキとクレオというスピードのあるブラジル人、2列目のコンカはクリエイティブでボールをつなぎ、タメを作ったりリズムを変えられる選手。非常に強いチームという印象を持っている」。

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テクニック、スピード、パワーなど個人能力に秀でた前線の南米選手がゴールを狙い、ボランチ以下の4バックは非常にサイズがあって屈強。スマートな酒井選手や安英学選手をもっとパワフルにしたような感じでしょうか。ハイボールや競り合いは本当に強そうですが、そこで負けてしまったら試合には勝てません。栗澤選手がいつも言うように球際での争いに負けないこと。全北現代戦でも大型選手に負けなかったレイソルのハードワークが明日も生命線になるでしょう。

広州の会見には、センターバックのチェン・ジー選手が出席。背番号10が示すように、中盤でもプレーできる足技が光るディフェンダーです。「柏の試合のビデオを見ました。レイソルは非常に技術が高い選手が揃っています」とリスペクトするコメント。夕方はおさまっていた雨が18時からの練習開始から猛烈にぶりかえすなか、ピッチ上で黙々と身体を動かす広州イレブンでした。

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明日は19時キックオフ、日立台参戦の皆さんはちょうどお腹をすかせてやってくることでしょう。今季から柏熱地帯スタンド下がフードエリアに変わりました。たいへん多くのお客様にご利用いただき、誠にありがとうございます。ただこちらのご案内不足もあって、行列が長くなって、柏熱地帯入口への通路をふさいでしまう箇所が見られました。明日はフードエリア中央に下図のようにラインを引きますので、そのラインからカタカナの「コ」の字のように折れ曲がって列を作っていただければ思います。割り込みなどなく、みなさん譲り合いの精神でご利用いただければ幸いです。

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明日は広州側の自由席はすべてチケット完売しております。ホームジャックされないよう、これまでと変わらぬ大声援でレイソル戦士を後押ししてください。当日券も販売しますのでどうぞ日立台で一緒に戦いましょう!!

2012年4月 2日

フレッシュ!(追記あり)

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担当:河原 正明
 
 磐田戦が終わり昨日から4月に。ホッとしている間もなく明後日には日立台に中国王者の広州恒大を迎えてのACL第3戦が行われます。トップチームは午前中にトレーニングを行いました。中3日での連戦が続きますが、広州との連戦は予選リーグ突破をかけた直接対決となることが濃厚です。先日の磐田戦でも選手の入れ換えがありましたが、今季加入のロボ選手、那須選手らに続くフレッシュな戦力の登場に期待が高まります。もちろん先発の座を射止めた選手たちもそれをやすやすと許すハズもありません。目の前の試合でピッチに立つために、今日も熱いトレーニングでした。
 
 今日は先日新加入した三浦雄也選手の23歳のバースデー。昼食時に恒例のバースデーケーキプレゼントですが、加入後に他の選手の誕生日がなかったため、それが恒例であることは三浦選手は知る由もありません。あくまでもいつも通りに最後までグラウンドで練習し、食堂に現れたのは殆どの選手が食堂を後にしたころでした。宮本主務の「ミウラ待ちで1時間だよ!」の言葉とともに登場したケーキに本当に驚いていました。満面の笑顔で受け取るとピメンテウフィジコが祝福を。そしてその後は自ら監督やコーチ、選手らに自らケーキを配っている姿がとてもフレッシュでした。
 「まさかのケーキでした!(加入1年目の)今年が勝負の年。本当に必死で練習に取り組んで試合に出場したい」と熱い胸のうちを語ってくれました。練習に真摯にコツコツと取り組む姿はすでに周知されてきています。弛まぬ努力をし続ける三浦選手にとって23歳は良き一年になりますように!

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 ちなみに細かーい話ですがクラブハウスの取材用バックボードもリニューアル。今季のクラブスポンサー様のロゴが表示されています。取材第一号は酒井選手。昨年から引き続き、本選出場を決めた五輪関連の取材が殺到しています!

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 アカデミーも春休みで遠征やフェスティバル(大会)で各世代が不在となります。一方ではフレッシュなメンバーが大会に参加もしています。今日は先週末から始まった「八千代カップ」の会場として日立柏総合グラウンドの人工芝ピッチで試合が行われました。U18のメンバーはいずれもこの4月に高1になる選手たちばかり。背中の番号が大きいのはそのためです。新高3・高2のメンバーはアメリカ・ダラスで世界の強豪クラブと対戦していますが、この中からもきっと早くそういう戦いに身をおく選手が出てくることでしょう。新年度の4月はいろいろな楽しみがあります。

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 さて、最後にお知らせです。明日も、ACLの試合前日公式練習が行われます。会場は柏サッカー場です。レイソルは15時から(バックスタンド開放予定)、その後広州恒大のトレーニングとなります。なお、広州恒大の練習は前回・3月の全北現代戦同様に非公開の予定ですので、ご見学はできません。またレイソルも練習後のファンサービス対応はおこないませんので、16時すぎのレイソル練習終了をもってご退場いただきます。国際試合ですので、皆様ご理解とご協力をどうぞお願い申し上げます。

 ※追記:明日も先週の土曜日以上の大荒れの天候が予想されております。ご来場に際しておよびご見学中は突風や暴風雨にくれぐれもご注意いただきますようお願い申し上げます。

2012年4月 1日

4月スタート

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担当:大重正人

昨日はまさに春の嵐。ACL用に照明灯看板を覆っていたシートも吹き飛ぶほどの強風。ただ一日でおさまってよかったですね。

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ちょっと肌寒さもありましたが、昨日の嵐がうそのような4月のスタートとなりました。今日はエイプリルフール、ジュビロ戦の結果が載っている記事が全部本当じゃなければいいのに......なんて思ってしまいましたが、現実は現実。選手&スタッフは昨日の敗戦をしっかり受け止めて、水曜日のACL広州恒大戦へ向けてのトレーニングはスタートしました。

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「先制されると、みんなが少し焦って、前へ前へという気持ちが強くなってしまった。去年の一番いいときに戻そうとして焦らずに、今年は今年でひとつずつという気持ちも必要かもしれないね」と近藤選手。自分たちのやってきたサッカー、自分たちの長所、改めて見直し、逆襲の4月にできるように。3月は3勝1分3敗、3敗すべてアウェイで、日立台では2勝1分と負けていません。新しくなった日立台、柏熱地帯からスタジアム全体を覆うレイソルを後押しする空気を、水曜日も作り出していただければと思います。

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そして今日4月1日から、J:COMのレイソル応援番組がリニューアルされました。「レイソル魂」と番組名が変わります。キャスターはおなじみの岡田亜紀さんと大島孝弘さんです。試合や選手インタビューはもちろん、レイソルサポーターの思いや声を反映しながら、一緒にレイソルを盛り上げて行く番組作りになるそうです。変わらずのご愛顧をどうぞよろしくお願いいたします。

また今週はレイソル選手がメディアに登場します。先日もお伝えした火曜発売サッカーマガジンには、近藤&大谷のユース先輩後輩対談、そして田中選手のインタビュー。また日本経済新聞の夕刊ではレアンドロ選手が取り上げられます。イヤーブックでもおなじみの吉田誠一さんによる3日連続連載「懸ける魂」が、月・火・水と登場です。最近では2011年4月の北嶋選手昨年8月のネルシーニョ監督に続く、レイソルのコラムです。こちらもどうぞお楽しみに!

明日月曜日は、施設休館日のため練習見学はできません。火曜日は15時からスタジアムでACL公式練習となります。全北戦同様に練習公開やファンサービス対応の制限があるかもしれませんのでご注意ください。また明日の広報日記などでもお知らせいたします。