2013年2月28日

平常心

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担当:河原 正明

 ようやく今季初勝利。それも完全アウェイの中国・貴州で掴むことができました。2013シーズンのAFCチャンピオンズリーグ グループステージ第1戦 貴州人和戦は前半アディショナルタイムにクレオ選手があげた虎の子の1点を守り切って貴重な勝ち点3をゲットできました。

 今日の貴州は朝から濃霧で視界はほぼゼロ。そのため昨日広州での浦和戦を取材して移動する予定だったメディアの飛行機は、遅延でほぼ時間通りに到着せず。実はサポーター同様メディアも集団行動を要請されていたので、試合前はその対応に追われてバタバタしていました...。しかし、キックオフ15分後には最後の一団が到着し何とか日本向けの映像、写真、記事を届けることができました。

    試合は前半からピッチに苦しみます。前々日、前日練習でもわかっていたのですが、湿度が高い貴州の芝は常に濡れていて、しかも粘土質で柔らかいのです。クレオ選手は「広州もそうだったけど、ここもやわらかい。スタジアムの方が2か月試合をやっていないから幾分いいかも」と言っていましたが、TV中継をご覧になられた方はお気づきかと思いますが、試合開始直後から芝がめくれ続けます。イレギュラーも何度もあり、特に守備陣は神経を使ったと思います。監督が試合後話していましたが「レイソルらしいつないでいくサッカー」を実現するには少々厳しいピッチコンディションでもありました。そして柔らかい芝は「踏ん張りが利かず、ボールを持っても2歩目が出ない。非常に疲れた(大谷選手)」と選手の体力も奪っていったのです。

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 それでも、そんな芝に「慣れていた」クレオ選手が決勝点を奪ったのもうなずけます。もちろんワグネル選手のクロスも素晴らしかったですが、中国リーグで長くプレーしてきた経験が活きました。そして期待のストライカーに待望のレイソル初得点も生まれ二重の喜びになりました!

 ハーフタイム、「相手のカウンターに注意すること。リスクをもって仕掛けてくるし、ロングボールも多用してくる」と指示を与え、守備陣形を若干修正して相手の攻撃に備えました。

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 一方、ホームチームの貴州もホームゲームは絶対に負けられないと圧力をかけてきました。なにしろ今日の試合は勝つと500万元(約8,000万円!)、引き分けで200万元(約3,200万円)のビッグボーナスが支払われるのですから、必死です。

 高まる相手の攻撃に、監督は中盤で2手打ちます。疲れの見えた茨田選手に変えて栗澤選手、そして工藤選手に変えて谷口選手を送り込みます。栗澤選手は守備に重きを置いたプレーで相手の攻撃の芽を摘み続けます。そして谷口選手は相手の10番・ミシモビッチ選手をマークするようにと指示を受けると、持ち味の厳しいチェックを繰り返し自由にプレーさせません。守備陣も近藤、増嶋、キム、鈴木選手とGK菅野選手を中心にゴールを割らせませんでした。そして2度のFKのピンチもクロスバーにも助けられ、タイムアップとなったのでした。

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 菅野選手は「今日はいかに平常心で挑めるかだった」と話していましたが、今回の遠征はチームも早くから中国入りしてきたこと、ホテルも快適で、気候も予想の範囲で極端ではなかったことなど"普段仕様"にできたおかげだとも言っていました。

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 そして昨年のACLラウンド16の蔚山戦の経験も生きたことでしょう。終盤のロングボール一辺倒に屈した悔しい思い。あの時流した悔し涙が糧となり、今日の結果を生んだと思います。なによりもアウェイで奪った勝ち点3は、予選突破に大きなアドバンテージとなることでしょう。

 今日も平日の海外でのゲームにも関わらず柏からもサポーターが訪れてくれました。昨年も広州の大アウェー同様、人数は少なくとも素晴らしい応援をしていただき気持ちで相手に負けることはありませんでした。本当に心強かったです。改めてお礼申し上げます。

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 そして日本でTVの前で観戦いただいた皆様にも。チームは明日の朝、貴州を出発。広州を経由して成田向かいます。再びの長旅ですが、日曜日のJリーグ開幕戦に向けてしっかりと体を休めて、金曜日から柏で練習です。なお移動日につき、明日の広報日記はお休みとさせていただきます。では。

2013年2月26日

モロッコに向けて出発!

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担当:河原 正明

2013シーズンのAFCチャンピオンズリーグ、ACLが今日から開幕します。日本の4チームのうち仙台・浦和の2チームが26日、広島と我々柏が明日27日にそれぞれ初戦を迎えます。今日からレイソルも公式行事がスタート。まずは16時30分から貴州オリンピックスタジアムで公式会見を行い、その後17時から60分間スタジアムで公式練習を行いました。

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ACLへの注目度は中国国内でも高く、いくつかのチャンネルで今日・明日の試合が生放送されます。今日も多くのメディアが取材に訪れていました。なかでも中国メディアの注目はやはりクレオ選手。ちなみに当地のACLのCMには広州恒大時代にゴールをあげたクレオ選手も一瞬映っています。

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昨年リーグ戦、カップ戦で貴州と4回対戦したクレオ選手。ここ貴陽でも2試合プレーしています。「1-0、1-1といずれも難しい試合だった。相手はしっかりと守ってくる。そして大きい選手も多いからセットプレーやリスタートには気を付けないといけない。(2012年に出来た)新しいチームだけどかなり強いと思う」と自身が封じられた守備と攻撃に注意を促します。明日は何点取って活躍できそうですか?との質問にも「もちろん自分のゴールはたくさん取れればうれしいけど、まずはチームが勝つことが大事。その自信もあるし、明日の夜はいい結果を残せると信じている」日に日にコンディションが上がっているのでしょう、余裕のあるコメントでした。

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 そして、練習前に公式会見に臨んだネルシーニョ監督と大谷選手。コメント全文はJ'sGOALに明日以降に掲載されますのでそちらもご確認いただくとして、監督は「昨年の経験がある。いい準備をしてきたし、貴州の個人、チーム戦術の分析もしっかりとしてきた。質も高くパワーもある。でも我々も力のあるチーム。我々はまずはグループリーグ突破することを目指している。勝利の哲学を持って明日も戦いたい」とコメント。公式練習も隠すものはないと全て公開で行い「昨年広州と戦った経験は大きい」と決して未知との戦いではないことを強調していました。

大谷選手も「チームはとても落ち着いている」。中国入りしてからもチームはリラックスできています。試合に向けては「昨年のACLではスタートから勝ち点を落としてしまった。でも今年はいい準備ができている。自分たちにも期待している」と同じ過ちは繰り返さずに、初戦に挑みます。

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一方、相手の貴州は高監督と孫継海選手が登壇。孫選手は中国人で初めてプレミアリーグでプレーしたベテランサイドバックです。シーズン終了後、「12月23日から今日まで9週間に渡って準備をしてきた。レイソルの情報も入手しているし、ホームだからいい結果を残したい」と不敵なコメント。一方孫選手も「クラブにとっても、自分自身にとっても初めてのACL。今まで経験したことがないことも起きるだろう。貴州だけでなく国内のファンのためにも勝ち点3を取りたい」と話していました。

相手は前半の15分だけの公開でしたが、ホームで負けられないと気合が入っていました。スタジアムも大急ぎでACL初戦への準備が進んでいます。さあ、いよいよ明日の夜から アジアの旅第二章へ出発です!

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2013年2月25日

2度目のACLへ

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担当:河原 正明

 いよいよレイソル2度目のアジアへの挑戦が始まりました。昨日、朝早くから練習を行い、11時30分に成田空港に向けクラブハウスを出発。14時に成田空港発の飛行機で空路・上海に向かい、約4時間後に到着。ここで乗り換えをする間に選手たちは食事を取り、20時30分上海発の国内線で貴陽に着いたのが23時過ぎ。ここから荷物を下ろしホテルに着いたのは日付が変わった0時30分でした。時差は1時間ですので、14時間の長旅で、さすがにタフな選手も疲れた様子でした。今日の午前中はゆっくりと過ごし、夕方17時30分から練習を貴陽市内の貴州オリンピックスタジアム隣接の練習場でトレーニングを行いました。すぐ隣には水曜日の試合会場がそびえています。

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 練習グラウンドの芝はかなり柔らかく濡れてぐちゃっとしていましたが、「スタジアムとほぼ同じ」(クレオ選手)という芝の感触と、「軌道が変化をする」(工藤選手)Jリーグとは異なるACL公式球を確かめながらおおよそ90分間汗を流しました。昼間は暖かかったのですが、夕方に少し冷えたかな?というほどで、日本ほど寒くなくサッカーをするには支障がない気温でした。多くの方が心配されていた大気汚染問題ですが、ここ貴陽は"PM2.5"の影響は少ないようです。しかし、町全体が埃っぽく、土ぼこりで空が少しもやががっています。北京在住の中国人記者いわく「ここはいつもこんな感じだ。車も真っ黒だろ?」。たしかにどの車も泥だらけというか土ぼこりまみれで、洗車されてピカピカという車は数えるほどしか見ていません。

 一方では貴州という町自体が、ここ15年で成長を遂げた新興都市で、現在さらに大きな発展を目指して開発が急ピッチで進んでいる都市でもあります。そのため、いたるところで工事の音が昼夜聞こえてきて、車がせわしなく行きかい、鳴り止まないクラクションの喧騒とともに土が舞います。選手たちも少し気になるようですが、さすがにマスクをつけてプレーはできないのでここはガマンするしかないようです。

 そんな貴陽に2012年に訪れた一大転機が、中国超級リーグ所属のプロサッカーチーム・貴州人和の誕生でした。先ほどの中国人記者いわく「ここには1年前までサッカーは何もなかった」。それでもスポンサーのバックアップを受けて有力な外国人選手を獲得、初挑戦のリーグ戦で4位となり、一気にAFCチャンピオンズリーグ出場まで上り詰めました。ある意味"チャイナドリーム"を叶えたチームとも言えるでしょう。それだけに地元の注目は高く、行政を含めた大会への支援もいい意味で想像以上でした。

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 明日、公式会見でスタジアムに乗り込み、相手チームと初めて相対します。レイソルもここまでは問題なく良い準備が出来ています。明日は16時30分からスタジアムで公式会見、そして17時から公式練習を60分行います。その模様はまた明日の広報日記で!では。

2013年2月24日

いざアジアへ

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担当:大重正人

ゼロックスSCから一夜。今朝は、8時半からの始動でした。中国へのフライトを午後に控え、リカバー組は室内のみのトレーニング。それ以外の選手たちは、それでも1時間半ほどコンデイションをさらに上げられるよう、実戦練習を積みました。

昨日の試合、0-1と敗れはしました。心配されている方も多いかもしれません。ただ、キャンプからずっとチームを見てきて、チームは着実に前に進んでいる、と言えます。新加入選手の融合、コンディションアップ、新しいシステムへのチャレンジ。いろんな課題を少しずつクリアしながら、この序盤の「山」をめざして登ってきました。言うまでもなく、ACL初戦の貴州戦と、J1開幕戦の川崎戦です。チームはお昼前に日立台を出発し、14時の飛行機で上海へ。その乗り継ぎで休憩、食事をとって、敵地貴陽への到着は日付が変わるころの予定です。明日、明後日は現地でトレーニング、水曜日の試合に挑みます。

今日、この日立台では、トップチームでのプレーを夢見る、若き少年たちがたくさん集まりました。4月から小学4年生になる選手たちのU-10セレクションを開催。またU-18チームは、千葉県ユース新人戦を戦い、3-0で勝利しました。この新人戦を優勝し、千葉高体連代表との対戦にも勝てば、天皇杯千葉予選への出場を勝ち取ります。その前、新1年生も加わって、下平監督以下、スタッフ、選手が集合写真を撮りました。こちらも中谷キャプテンのもと、新しいチームが始動しています。トップチームも負けていられません!

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現在、大谷選手と田中選手が設けた招待席へのご応募を受け付けております。今日現在で受け付けているのは、3月3日の川崎戦から4月6日の名古屋戦までです(2月26日からはACL水原戦も)。これ以降の試合へのご応募は無効となりますので、期日をご確認の上、お申し込みくださいますようお願いいたします。

2013年2月23日

2連覇ならず

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担当:河原 正明

 1点の重み。FUJI XEROXスーパーカップは残念ながら連覇ならず、2012Jリーグチャンピオン・サンフレッチェ広島の前に惜しくも0?1で敗れました。

 今日も国立競技場には朝早くから多くのレイソルサポーターが集まっていました。開門と同時に黄色くなったゴール裏。そして試合開始には大幕での選手出迎えに、いよいよ開幕と気持ちが高ぶる雰囲気を作っていただきました。
 昨年のJリーグでは2度の対戦で1勝1敗。しかし、リーグ戦の勝ち点・順位では大きく差を付けられました。しかしながら我々も天皇杯王者として、何よりもタイトルに向かう気持ちが強いクラブとして負けるわけにはいきません。

 レイソルはちばぎんカップのスタメンから谷口選手に代わり、大谷キャプテンが戦列に復帰。今季取り組んでいる3バックの布陣でJ王者に挑みました。立ち上がりから連動する攻撃で仕掛ける広島に対して、まずは守備からのスタンダードで対峙するレイソルという構図で試合が進みます。レイソルも固い守りから素早いカウンターで応戦、しかし、徐々に試合のペースは相手に、特に右サイドバックから徹底した攻撃を受ける時間が長くなっていました。
 膠着した試合が動いたのは29分。左サイドからのクロスボールがレイソルDFに当たってコースが変わり、それを前線まで上がってきた相手DF水本選手が頭で流すと、FW佐藤選手がレイソルDFと競りながらもギリギリのタイミングで伸ばした左足のダイレクトボレー。乾いた音を残し、ポストに当たると跳ね返りがそのままゴールイン。菅野選手もなすすべなく、相手エースの一撃の前にレイソルサポーターも沈黙するのみでした。

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 ハーフタイムに「アグレッシブさを取り戻そう!」と送り出されたイレブンは、高い位置からの守備でボールを奪ってからの攻撃に活路を見出そうとします。47分にはレアンドロ選手とキム選手のコンビネーションからレアンドロ選手がシュート。さらに18分にはPAわずか外での絶好のFK。レアンドロ選手のシュートは相手GKに防がれます。その2分後には増嶋選手の惜しいヘディングシュートも、しかし1点が遠かった。終盤に田中選手と山中選手を投入、天皇杯決勝の再現よろしく前線でボールを引き出し、チームを活性化させるもあと一歩及ばず。タイムアップの笛を聞いたのでした。

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 試合後の表彰式。銀メダルを授与される選手たちの表情を表すとは悔しいの一言でしょう。一年前とは逆の立場になりました。が、試合での借りは次回対戦で晴らすだけです。  そして、挨拶に向かった選手たちに「ACL!ACL!」と絶妙なタイミングでエールを贈ってくれたサポーターの皆さん。「最後まで応援してもらい、励ましももらった。本当にありがたいが結果を出せずに申し訳ない。すぐに試合があることを前向きに捉えて、切り替えて貴州戦に向かいたい」(工藤選手)。このコメントで感謝の意とさせていただきます。

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 今日の大会、トップチームも頑張っていましたが、もう1人朝早くから頑張っていた選手がいます。前座試合のNEXT GENERATION MATCHにJリーグ選抜チームの1員として出場したU-18所属のGK伊藤俊祐選手です。昨年はGK中村航輔、MF秋野央樹、MF中川寛斗(湘南)の3選手が出場しましたが、今回はただ1人の選出でした。昨年の天皇杯、そして先週のちばぎんカップの後座試合にも出場し、大きな声援を受けていましたので覚えている方も多いでしょう。
 今日もスタメン出場、前半の35分間のみプレーしましたが、DF陣の攻守でピンチの場面も少なく、得意のシュートストップも見られずじまいでした。

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 ただJ選抜チームは、昨日初めて集まって今日の試合でしたの「レイソルでならこうする、というところも違った」と代表・選抜チームゆえに試合開始は戸惑ったことも。「それでもここでしか経験できないこと。それができたのはいい経験」と前向きに話していました。
 昨年、同じこの舞台に立った中村選手はトップ昇格を果たしました。「いつも一緒に練習していたので刺激になっています。でも、今年は自分がプレーで示していかないと」と最上級生の心構えも伴っているようです。「先週の日立台に続いて、初めての国立。大舞台に立てたことは幸せですし、レイソルサポーターの拍手がうれしかった」と顔をほころばせていました。来年もアカデミーからこの試合に出場できることを期待したいですね!

 さて、トップチームは明日から中国遠征に向かいます。さあ、次はACLです。工藤選手のコメントだけでなく、試合後の"ACL"コールに応えられるように今持てる全力で挑みます。遠征中の模様は広報日記でお知らせします。
 なお、試合中継も今シーズンは日本テレビ系列のCS放送(生),BS放送(録画)で中継されます。ぜひ、ご視聴、ご声援いただきますようお願いします!

2013年2月22日

プレスカンファレンス

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担当:大重正人

今日は、ネルシーニョ監督、大谷キャプテンと共に、Jリーグキックオフカンファレンスに行ってきました。毎年恒例のイベント、Jリーグ開幕に合わせ、メディアの皆さんをお招きし、各クラブから代表1選手が取材を受ける、J最大のイベントのひとつです。

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まず第1部はステージ登壇。今年は趣向をこらしたトークセッションがあり、質問に対して「YES」ならボタンを押すというもの。ここでタニが魅せてくれました。「ACLで優勝する秘策がある」という質問で、出場4クラブのうち、タニだけが「YES」。「押しました!秘策はありませんが、昨年の経験を活かして最初から(タイトルを)獲るという気持ちでボタンを押しました。アウェイの戦いでなかなか結果を出せなかったので、弱さを感じましたし、素晴らしい新しい選手たちと一緒にアウェイでの戦いに臨みたいと思います」。

はっきりと「優勝する、タイトルを獲る」と発言することは大変勇気のいること。しかし、言葉にして言い切るぐらいの強い気持ちがなければ、優勝を勝ち取れないということを2011年にレイソルは経験し、学びました。本当に頼もしく、誇らしい我がキャプテンでした。

その合間。NHKの「大!天才てれびくん」のみなさんと遭遇。実はこちらの「札付きワルズのワルドーナ」さん(=加藤謙太郎さん。お笑いトリオ・春夏笑冬)、大谷選手と以前から親交があって、名門帝京高校サッカー部出身だそうです。今季はJリーグとのタイアップもあるそうで、またご取材に来ていただけるかもしれませんよ?

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第2部では通常はクラブブースでの囲み取材ですが、大谷選手にはさらに大役が。まずは、ACL出場クラブ4選手による共同会見。
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そして明日行われる、富士ゼロックススーパーカップの会見です。こちらには両監督も同席しました。監督は「今季は選手の補強と、アカデミーからの昇格選手が加わって、昨年以上のクオリティーを期待できるチームになりました。ベストにもっていくまでにはまだ時間がかかるかもしれませんが、明日は今季初めてのタイトルが掛かった試合。タイトルはすべて手にできるように戦います。広島は力のある強いチームで、若手、中堅、ベテランのバランスもとれています。また、戦術にも特徴があります。明日はチャンピオン同士の戦いらしくよい試合をお見せできると思います」

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選手同士も早くも戦いの火蓋が切られました!といいたいところですが、佐藤寿人選手と大谷選手は、選手協会でも役員を務めるなど、旧知の仲。お互いについてのコメントを求められると。
「タニにたくさんボールを獲られると柏のリズムになってくるので...『明日はボールを獲らないで』ですね(笑)」」
「寿人さんはフィニッシュを獲るとチームもサポーターも盛り上がる選手なので...『明日は点を取らないで』ですね。ピッチでのんびりしていてほしいです(笑)」
と、ここでは終始和やかムード。しかし国立ではタイトルだけをめざし、エースである佐藤選手に、大谷選手が激しく襲いかかることでしょう!明日の13時35分、キックオフです!

またJ1開幕戦で戦う、川崎フロンターレの大久保嘉人選手とも共同取材!
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そして最後に、、、タニが「今日はすごく楽しみです」と言っていたのが、元チームメイトとの再会でした。登壇前の控え室、九州勢のところにタニが移動し、さながらレイソル同窓会。実はここにエスパルスの杉山浩太選手も加わってきて、一緒に写真を撮りたかったのですが、残念ながらこの時は取材のため不在(涙)。新しいクラブに移り、年齢を重ねてもなお、こうしてチームの代表として活躍を続ける彼らとまだつながっていられること。今日は本当に嬉しい嬉しい一日でした。

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それでは明日。10時40分からの高校選抜vsJユース選抜にはレイソルU-18の新守護神、伊藤選手も出場します。そして13時35分からは広島戦。天皇杯では2連勝し、優勝を勝ちとったゲンの良いアウェイ側で、選手たちを強く激しくサポートしてください。国立競技場で会いましょう!!

2013年2月21日

世界への扉

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担当:河原 正明

 昨日に引き続きのネタですが、昨晩、スポンサーをはじめご支援いただいている方々をお招きしたクラブ主催の「キックオフパーティー」。初めて参加して選手たちに感想を聞きました。「ああいうパーティーには初めて参加しました」とは鈴木選手。「本当に多くの人から『柏に来てくれてありがとう』と言われました。うれしかったです」と直接の励ましに感激だったようです。
 新人選手も頑張りました。まだ高校生の彼らも"ホスト役"。さすがに慣れない"大人"との会話に「ちょっと疲れました(苦笑)」とは小林選手。それでも「これだけ多くの方が関わっていると思うと、改めて頑張らないといけないと思います」とクラブをご支援いただいているスポンサーや地元の支援者さまたちと直接触れ合う貴重な場となったようです。

 さて、その選手たちも今朝は揃って練習を。今日は非公開での練習でした。いつも通り練習前に目的を確認して試合への準備を行います。前試合の反省を下に、新たな課題に挑戦する。これを繰り返していくことで"レイソルのスタンダード"の質を上げ、チーム力を上げていく。スタンダードを極めることこそがレイソルのサッカーです。

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 さて、2月も下旬になり、いよいよ世間は年度末、学生は学年末となります。そんな中、澤選手が学校訪問を行いました。今回はお隣茨城県での活動です。中学時代の恩師が現在教鞭を執る牛久市立立下根中学校を訪問しました。今日は3年生約160人を前にいつものサワトーク!ではなく、一時限まるごと質疑応答を。実は事前に先生が用意した澤選手の「情熱大陸」などのドキュメント番組を見ていたそうです。短い時間でも全部で20問近いやりとりがありました。
 「サッカーをやっていて今までで一番つらかったことは?」との質問に「辛かったことはないです。大ケガなど悔しいことはあったけど。自分には困難を必ず乗り越える自信がある。サッカーのおかげで言葉(スペイン語)も習得したし、いろんな所にも行ける。家族もできて家も見つけた。今もまだ楽しいことを探しているよ」と、いかにも澤選手らしい答えでした。

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 先週、今週とBSスカパー!の番組"フットボールクラッキ"でも海外を渡ったサムライと2週にわたって特集が組まれました。Jリーグを経ずに海外で活躍しその後日本でも成功した先駆者。自らの手で世界への扉を開いた彼を見ていると、サッカーを通じると世界との距離は思ったより近いものなのだと感じられます。
 最後に「全員と写真が撮りたいね!」と予定には無かったリクエスト全クラスを回って記念撮影も。サービス精神旺盛な澤選手らしいふれあいの時間でした。また、今回の学校訪問実施に際してご理解いただきました鹿島、水戸両クラブ関係者にも御礼申し上げます。

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 さて、明日はJリーグ主催の「キックオフカンファレンス」が都内のホテルで行われます。レイソルからはネルシーニョ監督と大谷選手が参加します。我々広報スタッフもカンファレンスに参加、チームはその翌日のFUJI XEROXスーパーカップに向けて最後の調整を行い、午後に都内へ移動し試合に備えます。
 2013シーズンのJリーグがいよいよ始まります!まだチケットも販売していますので、ぜひスタジアムでご声援ください。では!

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2013年2月20日

連覇へ

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担当:大重正人

チーム始動から22日目。ちばぎんカップを経て、次第にコンディションを実戦モードに回復させていく日々が続いています。週末には、サンフレッチェとの王者対決「富士ゼロックス・スーパーカップ」です。より貪欲に、勝利とタイトルだけをめざして戦う本格的なシーズン開幕です。ちばぎんカップでも披露されたように、新しいサッカーにもチャレンジしています。

田中選手は「今日は守備の時によく声が出ていました。自分にもやるべきタスクも多いし、チームの役割をこなしながらも、FWの自分はゴールに近づかないといけない。点を取れるチャンスをもっと大事にしないと。毎試合結果を出して、ゴールを取らないとポジションも奪えない。でもそういう競争があれば、チームは安定してゴールが生まれる。争いがないと、チームも上位にはいけない」と現状の自分を見つめ、殻を破ろうと鍛錬する毎日です。

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先日のちばぎんカップは休養した大谷選手。「ちばぎんカップで出た課題を意識しながらプレーしているし、だいぶスムースにやれてきた。練習のなかでいい形を探りながら、個人的にも試合間隔を取り戻していきたい。ゼロックスという大きな舞台に2年連続して出られることは幸せだし、サポーターの皆さんの期待も感じている。自分たちは『連覇』したい。ここを勝って、アウェイのACLに乗り込みたい」。ちばぎんカップを外から見ていたことで、感じられたこともあるでしょう。それをキャプテンとしてチームに落とし込み、いかに機能させられるか。しっかり見守っていきたいと思います。

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夜には、この時期恒例のキックオフパーティーを開催。スポンサーやホームタウン関係の皆様、関係各社の皆様、メディアの皆様などをお招きし、今季の飛躍をみなさんで期す時間となりました。
「一つでも多くのタイトルを取れるようにチームが一体となって戦います」(ネルシーニョ監督)
「今季の最強の補強、陣営をみて、ワクワクしています」(秋山柏市長)
「去年夏の天皇杯、レイソル対レイソルの試合で、ゴール裏から『ありがとう、マブチモーター』の横断幕を見て、社員一同大変感動しました。今年も身も心も高ぶらせて下さい」(マブチモーター・亀井様)

そして、場内を大きく沸かせたのは、永尾柏市サッカー協会会長のお言葉でした。「天皇杯ではできなかったので、今度いいことがあったら、ぜひみんなでお祝いしたい。そして大谷くんが、大変きれいなお嫁さんをもらいました。みなさん、どうぞ拍手を」。このお祝いメッセージに壇上の選手たちも大きな笑顔がこぼれ、和やかな雰囲気に包まれました。レイソルへの熱い温かいサポートを続けていただいている皆様の期待を一身に受けて、Jリーグ、ナビスコ、ACL、天皇杯、4つの主要タイトルに向けて、戦って参ります。今後とも御声援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。本日は誠にありがとうございました!

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明日は非公開練習です。公開練習は、明後日午前9時からとなりますので、ご注意ください。

2013年2月19日

トライ&エラー

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 担当:河原 正明

 昨年同様、Jリーグ開幕までの2週間で4試合のハードスケジュールに挑んでいるレイソル。チームはキャンプ明けからオフなしの20日間となります。私も金曜日は午後からJリーグキックオフカンファレンス、翌日にはFUJI XEROXスーパーカップ、そしてその後は中国・貴州への遠征となります。開幕まで事務所で仕事ができるのはあと4日間だけ・・・ちょっと焦ります。

 先日のちばぎんカップ、結果はレイソルにとっては思うようなものではありませんでした。結果だけを見れば、翌日の新聞報道でも辛口のコメントとなるのは仕方がありません。しかしそれはやはり天皇杯優勝で、週末にFUJI XEROXスーパーカップが控えるからにありません。すでにチームは"リーグチャンピオン"対"日本一"の戦いに向けて全力で準備にかかっています。実戦で浮き出た課題を練習から一つ一つクリアにしていく。そしてそれはシーズン終盤まで続くものです。

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 ジェフの分厚い攻撃の前に3失点を許したGK陣には、今日もハードなトレーニングが課されました。日々自分自身を鍛え、1mmでも遠くのボールを掴み、弾き、ゴールを守るために。アレックスGKコーチの指導に100%で応え、さらなる精度を高めるべく精進の日々が続きます。

 フィールドプレイヤーも同じです。試合後はどの選手からも「手応えはあったが、試合に勝てなくて悔しい」とのコメントがありました。
 「実は試合中からもどかしかった」と明かしたのはキム・チャンス選手。「自分のベストのプレーができず、集まったサポーターには申し訳なかった」。前所属チームの釜山でもキャプテンを務めていただけに、試合に勝つことへの責任を強く感じていたようです。それでも「スタジアムは想像通りで、サポーターの応援は良く届いていたし、雰囲気はすごく良かった」とのこと。チャンス選手がサイドを駆け上がると、期待込めた声援が何度もあがりました。そのことを本人に尋ねると「プレー中は集中しているから自分への声援かはわからないけどね(笑)」。

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 そんな彼に、練習後にちょっとホッとする場面が。母国・韓国から取材と広告写真撮影のためにスパイク契約メーカーの方と記者さんが日立台を訪れました。撮影に際してはやはり短髪が気になるようでしたが、久しぶりの母国メディアの取材に癒されたようです。
 日本語も「ベンキョウ」して日本での生活にも「少しづつ」なれてきているとのこと。「次こそはサポーターに勝利を!」と誓うチャンス選手、時間が経つにつれてピッチでの存在感はますます大きなものになっていくことでしょう!

2013年2月18日

全力

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担当:大重正人

今日、柏駅を利用された方はお気づきでしょうか!
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ビックカメラの大きな広告板がリニューアルされました。2013シーズン前期のポスターです。モデルチェンジされたヨネックスの新ユニフォームをまとった今回のモデル選手は、左から2ndユニフォームの増嶋選手、1stユニフォームの工藤選手、そしてGKの菅野選手です。みなタイトル奪還に燃える、力強い視線を放っています。ホームタウンにポスター掲出を呼びかける「イエロー作戦」ももちろん実施します。詳細は近日お知らせします。ホームタウンをレイソルイエローで染め上げましょう!

そして昨晩放送された、やべっちFCの「デジっち」ご覧になりましたか!? 明らかに放送尺を長くとっていただいた「柏レイソル The Movie」。栗澤監督、桐畑助監督、主演の太田徹郎選手、そして数々の豪華キャストによる『珠玉の物語』(笑)。選手たちの個性的なキャラクターをいかしながら、セリフやBGM、ダンスの振り付けにいたるまで、こだわりぬいた「大作」でしたね!レイソルのなかでも屈指の笑いを起こせる毒舌クリ&饒舌キリが、あえて裏方に回ったのも心憎い感じです。そして最高に楽しんで、笑っていただけたことでしょう!

でも、何より皆さんに感じてほしいのは、チームの一体感です。キャンプ中という心身ともにハードな日々のなかでありながら、クリやキリの呼びかけに、年齢も在籍年数も国籍も関係なく、協力してくれたことが本当にうれしいし、ありがとうの気持ちを伝えたいです。のちほど、フェイスブックにちょっと裏話を載せたいと思います。そちらもどうぞ?!
http://www.facebook.com/ReysolOfficial

そんな選手たちですが、今週はオフなしで、今日から始動しています!ちばぎんカップ出場組多くはリカバーで回復に努めましたが、それ以外の選手やキーパー陣は激しいフィジカルトレーニングを交えての、午前午後の2部練習でした。デジっちも全力、トレーニングももちろん全力です。今度こそ勝利、そしてタイトルを。昨日は残念ながら勝利をお届けできませんでしたが、これからも愛すべきレイソルの選手たちを支えてください。

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明日のトレーニングですが、室内練習もあり、グラウンドに現れるのは10時ごろになる予定です。寒さも厳しいようですし、暖かくして日立台へお越しください?。

2013年2月17日

Wダービー

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担当:大重正人

ちばぎんカップ、プレシーズンマッチでありながら「千葉ダービー」の名にふさわしい、11000人を超えるご来場をいただいて、誠にありがとうございました。結果は、0-3の完敗。始動からの日数、トレーニングマッチを重ね、ジェフの方がいいコンディションで臨んでいたのは間違いありませんし、試合の内容からみても、印象と結果に大きな差異のない試合だったと思います。ジェフの方がより拍手を受けるプレーをしていました。

レイソルは、今季3バックにチャレンジしてきました。指宿でのレッズ戦、そして今日のジェフ戦。どのシステムにも長所と短所がありますが、やはり今日のジェフのような4-2-3-1の布陣に対して、3-5-2システムではサイドのケアが一番難しいところです。選手たちもそれをわかっているでしょうし、改めて今日のメンバーで戦ってみての感触がいろいろ得られたことと思います。

前半早々の攻撃、すばらしかったです。カウンターのチャンス、クレオ選手が中央で受けると、そのまま左足で正確なパス。右サイドのスペースへ飛び出した工藤選手がドリブルでキープ。そこへタイミング良く猛然とオーバーラップしたキムチャンス選手へスルーパス。この折り返しにクレオ選手が合わせてのダイレクトシュート!惜しくもGKにストップされましたが、これまでのカウンターがレアンドロ選手の高速ドリブル中心だっただけに、個々の高い能力が連動した新しい攻撃に、本当に胸躍りました。

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前半の3バックを務めた、鈴木、近藤、増嶋の3選手はそろって「悪くなかった」と手応えを口にしました。J有数の3人が中央でトリオを組むのですから「守りやすい」という言葉にもうなづけます。サイドの守備に関しては、ウイングバックとボランチ、そして両サイドのCB(今日ならマス&ダイスケ)とコミュニケーションを深めることで、十分改善できると。

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後半から4バックに変更したネルシーニョ監督も「今季初めての90分ゲームであり、このゲームでシステムを2つ試したかったという意図があった」と会見で話しました。今日はその眼でピッチ全体を見渡し、いろいろな発見があったことでしょう。ゼロックススーパーカップに向けての課題と収穫を、来週からのトレーニングに活かしていきます。選手たちは明日もオフではありません。試合メンバーは午後からのリカバー、その他選手は午前午後の2部練習です。(次の練習公開は火曜日です)

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残念ながら、トップチームは破れてしまいましたが、その分はレイソルU-18が取り返してくれました。千葉県クラブユース新人戦で、ジェフを1-0で撃破。前半終了間際に2年生MFの会津雄生選手がゴールを決め、ちばぎんカップでは流れなかった「ヤマトのゴールテーマ」も日立台に鳴り響きました。13時から2試合続けて応援いただいたサポーターの皆さんの溜飲も少しはさがったでしょうか。寒くなった夕方まで応援をいただき、本当にありがとうございました。ネルシーニョレイソルはもちろん、下平レイソルへの変わらぬ御声援も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

最後にお知らせです。先日まで受け付けておりました年間シートにお申込みをいただきましてありがとうございました。そのなかでまだお支払いなど手続きが完了されていない方が多数いらっしゃいます。3月3日のJ1開幕戦当日までにICカードチケットをお送りできない心配もございますので、お手続きをお忘れなくご注意ください。

2013年2月16日

行くぞ!2013シーズン!!

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担当:河原 正明

 はじめにお詫びです。本日の練習ですが、公式サイト、モバイルレイソル上で練習時間を9時からと誤って告知をしてしまいました。大変申し訳ございませんでした。9時過ぎには多くのサポーターの方が練習見学にお越しになられていましたが、本当に申し訳ございませんでした。今後はこのようなことがなきよう努めますので何卒ご容赦願います。

 さて、元日から今日まで、あっという間の46日。早いもので明日はシーズン到来を告げるちばぎんカップ。万全の体制でお迎えできるようにとこの時間も試合準備に追われるスタッフ。「あれは大丈夫か?これは??」とバタバタし続けています。
 でもそんなことは試合を控えた選手・スタッフには関係なく、いつものレイソルスタイルで試合に備えました。

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 午後3時、ピッチでは恒例のミニゲーム。ルールは2タッチまで、ポジションはGK以外は決まっていない、というもの。いつもはDFの選手がゴール前で、意外な選手が守備で活躍というのも見所です。今日一番サポーターを湧かせていたのはこの人でしょう。アレックスGKコーチ。同じ赤組にはレアンドロ選手もいたのですが、彼以上にひたすらゴールを狙い続けるハンターでした。シュートだけでなく、コーナーキックも蹴っちゃいます(笑)。

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 まず最初に魅せたビッグプレーはこのダイビングヘッド!さすがのスゲも飛び込んで来た瞬間に驚きの笑みに。その迫力に負けて(?)ボールを見送るだけでした。そしてお次は体を倒しての左足でのボレーシュート!こちらは防がれるも想像以上(失礼!)の大活躍にチームメイトだけでなく敵チームからもやんややんやの喝采が起こります。

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 さらに後半にはスライディングボレーで2点目。今日のマンオブザマッチは間違いなくアレックスGKコーチでした。練習後「あのヘディングシュートすごかった!」と言うとめちゃくちゃうれしそうに親指を立ててくれました。明るく厳しいだけでなく、サッカープレイヤーとしてもしっかりとした技術を持っているのだと改めて証明してくれましたね。
 そんなアレックスGKコーチに触発されたわけではないでしょうが、リラックスした中にもピリッとしたプレーでカラダを試合モードに高めていきました。そして初の"レイソル流"を体験した選手たちも「いい緊張感(谷口選手)」を持って明日の試合に臨めそうです。

 さあいよいよ2013シーズンが始まります!サポーターのみなさん、用意はいいですか??明日の試合のチケットは販売中です。当日券も販売されます。TV中継もちばぎんカップ史上初、チバテレビとスカパー!の2局同時で生放送です。しかし、なんといってもスタジアムで観るのには叶わないでしょう。両チームサポーターが放つ今年最初の応援を、そしてサッカーをぜひ、多くの方にスタジアムで生で体験いただきたいと思います。

 そしてもう一つお知らせです。キャンプ中の広報日記で告知しましたが明日深夜放送のサッカー番組「やべっちFC」(テレビ朝日系)の人気コーナー"デジッチ"にいよいよ柏レイソルが登場します!今回はレイソルが誇るトークに自信がある二人、「クリ・キリ」コンビがキャンプ中に撮影した秘蔵VTRです。どのような仕上がりか、ぜひこちらも試合後のお楽しみとして忘れないように!

 では明日、日立台でお待ちしています!!!

2013年2月15日

日立台で

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担当:大重正人

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真冬の朝、寒さのなか、午前8時半から必勝祈願を行いました。トップチームスタッフ、アカデミースタッフ、選手、そしてフロントスタッフの順番で、玉串をささげ、二礼ニ拍手一礼で勝利と健康を祈りました。先日、谷口選手がインタビューで「柏は、練習場もスタジアムもクラブハウスも食堂も、みんな揃っていてビックリしました。これまでいたチームよりも、いいところがありますね!」とこの日立台の環境をとても喜んでくれて、嬉しい気持ちです。しかしまさか、ここで必勝祈願ができる稲荷まであるとは、想像もしなかったことでしょうね(笑)

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今日の非公開練習は、スタジアムで行いました。練習グラウンドでもスタジアムでもやるべきことは同じですが、やはり今年初めてのゲームに向けて、初めてスタジアムでトレーニングをやる新鮮さや緊張感がありました!おそらく多くの新加入選手が加わり、少しでも早く日立台のピッチに慣れてほしいというネルシーニョ監督の計らいもあったのではないでしょうか。しかし今季大挙10選手がレイソルに来てくれましたが、ユース組はもちろん、他のJクラブ経験者、そしてクレオ選手まで。キムチャンス選手を除いては、みんな日立台でのプレー経験がありますから、心配はないでしょう!

練習上がりの選手たちを待っているところへ、谷口選手が通りがかりました。
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「去年、あそこのゴールに決めたの、覚えてる?」と聞いたら、「しっかり、感触も覚えてますよ!」とニコリ。マリノスとの2012開幕戦。勝利を確信したアディショナルタイム、おなじみ小林祐三選手のクロスを頭で叩き込んだヘディングシュートを思い出しました。あの時は、NEW日立台こけら落としの試合、超満員で強烈な圧力を与えるレイソルサポーターが静まり返り、アウェイチームとしては本当に爽快だったでしょう。でも今年は一転、そんな黄色いサポーターが味方になってくれます。2006年にはなんと13ゴールを挙げた超攻撃型ボランチ、この日立台を熱狂させるゴールを待っています!

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今日はホームページのリニューアルを実施しました。予定よりも中断が長くなり、また不具合もありましたこと、深くお詫び申し上げます。コンテンツについてはほぼ同内容ですが、はじめて日立台観戦しようという方でも必要な情報へできるだけ簡単にアクセスできるよう第一に考えました。またトップページのメニューを右に配置したりと、他にはあまり見られないデザインにもチャレンジし、制作会社の皆さんのお力を借りて、リニューアルすることができました。

なお最新の技術を用いたサイトとなっており、インターネット閲覧ソフトはできるだけ新しいヴァージョンでないと、見られないケースもございます。大変ご面倒ではありますが、WINDOWSのインターネットエクスプローラは「7.0」以上、またFirefox(最新)、Google chrome(最新)、iPadSafariにて閲覧いただければと思います。

またこれに伴い、フェイスブックもスタートしました。早くも「いいね!」が800人近く集まり、本当にありがとうございます。こちらでも情報発信や拡散はもちろん、サポーター皆さんの交流や輪が広がるための、大切なツールにしていきたいと考えています。のちほど、またエントリーしたいと思いますので、HPについてのご意見ご感想をお寄せ下さい。
http://www.facebook.com/ReysolOfficial

時代の流れで、本当にいろんな情報発信の媒体が身近なものになりました。レイソルでいえば、ホームページ、モバイル、メールマガジン、ツイッター、そしてフェイスブック。それぞれに長所があって、ただどのように使い分ければよいのか、正直悩みどころです。先日、スカパーのTM浦和戦中継の放送時間告知についてご意見をいただきました。前日の広報日記でお伝えした時間が変更になり、それをレイくんツイッターで新しくお知らせしました。楽しみにされていた試合を見ることができなかったお客様も多くいらっしゃったと思います。

緊急の情報をお伝えする際。すべての媒体で等しく配信すべきであるのは重々承知しているのですが、ただ外出していたり、そばにPCがない場合、どうしても限界があります。たとえば練習時間の急な変更などあった場合は、まずツイッターにてお知らせしようと考えています。携帯でもスマホでもPCでも見られるツイッターをまずご確認くださいますようお願いいたします。災害時にも情報伝達に役立ったツールです。

もちろん拡散性の高いフェイスブックも有効なツールですし、ホームページはクラブの「顔」、情報料をいただいているお客様にはモバイルだけの特別なものをお届けしないといけません。メルマガを登録されている方は、一番レイソルの情報を求められている熱心なサポーターの方でしょう。これらのメディアの有効性を探りながら、よりよい広報活動を心がけてまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2013年2月14日

ルール

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担当:大重正人

今日は、男性も女性もドキドキする一日だったのではないでしょうか!? 「バレンタインデー」でした。激しい実戦練習を終えた選手たちを待っていた女性のサポーターみなさんから選手へ、心のこもったプレゼントをいただきました。そしてメディアの方からも。日曜日のちばぎんカップでピッチレポーターを務める、スカパー!の三須亜希子さんと、チバテレビのあや吉こと西谷綾子さんも。ネルシーニョ監督へレイソル愛のこもったチョコレートが贈られました。監督の顔も思わずニッコリ。素敵なプレゼント、お心遣いを、本当にありがとうございました!

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そのちばぎんカップで、イベントなどの追加ニュースをお知らせしました。
http://blog.reysol.co.jp/news/2013/014675.html
選手との記念撮影会、マッチデープログラム配布、恒例のひまわりの種プレゼント、そして福島県からご来場の少年サッカーチームとの交流戦、柏市立酒井根小学校吹奏楽部によるハーフタイム演奏、そしてスタジアムフードも昨年リーグ戦と同規模で出店されます。そしてメインイベントのダービーのあと、16時からU-18ダービーも開催されます。ちばぎんカップをご観戦いただいた方は続けてご観戦可能ですし、U-18ダービーのみご観戦の方も15:45予定でご入場いただけます。どうぞ史上初のW千葉ダービー、ぜひご参戦ください!

練習を終えた選手たちは、ミーティングルームに集合。今日は今季3度目の講習会、内容は「ルール」です。昨年実際に行われた試合の中からピックアップされたシーンを見て、ノーファウルか、ファウルか、イエローか、レッドかを自分で判定。テスト形式で選手や監督・スタッフも真剣なまなざしでペンをとりました。

選手たちも積極的に審判の方に質問し、自分の見解、レフェリーの見解をすりあわせます。特に声が上がったのは、負傷退場が起こってしまったプレー。ポジションや攻守にかかわらず、不慮だとしても自分が被害者にも加害者にもなってしまうことがありますから。そこはプレイヤー同士にしかわかりあえない「ライン」があるでしょうし、レフェリーの方も含めてそういった事故を未然に防いでほしいものです。

そしてディフェンスの選手は、やはり厳しい立場にあるということ。ボールを奪うためのタックルだとしても、ひとつのタイミングやパワーの大小で、ナイスタックルになったり、ファウルにもなりうる。そしてさらに難しかったのはオフサイド判定。選手たちが見ても「これはわかんない...」と苦笑するほどの微妙な瞬間。オフサイドラインは、DFの後ろ脚(ゴールに最も近い個所)になるのがルール。後ろ脚が地面にあっても空中にあってもそうです。だからDFが胴体部分は押し上げていても、足が残っていれば、アタッカーはオフサイドにならないのです。そしてそれを判定しなければならない副審のご苦労も知ることができました。1試合でも多く、選手もサポーターもレフェリーも、ストレスなく最高だったと思える試合が増えることを望むばかりです。

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最後に、突然のお知らせとなってしまいましたが、今夜24時から、明日金曜日のお昼12時ごろまで、ホームページのリニューアル作業を行うこととなりました。つきましては、上記時間においてページ閲覧(ブログ含む)ができなくなります。あらかじめご容赦くださいますようお願い申し上げます。また明日は非公開練習です。また土曜日に日立台へお越しいただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

2013年2月13日

見極めと追い込み

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担当:河原 正明

 久しぶりの日立台での練習ですが、選手たちの表情が今ひとつパッとしません。その理由はやはり「鹿児島に比べると寒い」から。当たり前なのですが、今朝の日立台は昨晩降った雪がうっすらと積もっていました。
 練習はできるようになっていましたが、グラウンドキーパーさんたちとエキップスタッフたちはしばらく雪をかき、払う作業をしていました。
 チームは午前中に練習を行いましたが、雪につづいて難敵が登場。朝のうちは無かった風がだんだんと強くなり・・・最後のシュート練習の頃にはさらに強く吹き付けると久しぶりに取材に訪れた記者さんたちからも「いやー、日立台ってこんなに寒かったですか?」と驚くほどでした。

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 そんな中でも動いている間は選手たちはさほど気にしない様子で、プレーに集中しています。8vs8vs8のキリカエの練習では、選手から大きな声が出ていました。指示に、呼びかけ、厳しい注文に気合の雄たけび、そして励まし。様々な種類の声で、コミュニケーションを取り続ける。時には強くぶつかることがあっても、全ては互いを理解しようとするため。ボールを通じてだけでなく、いろいろな試みがピッチの中で行われています。
監督もいくつも選手たちを組み合わせ、どのユニットが力を発揮するか、相性を見極めようとしているところでしょう。

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 新チームが始動して2試合目の実戦がちばぎんカップとなるのは昨年と同じスケジュール。そして、翌週のゼロックス・スーパーカップに、ACLとなだれ込むのも同じです。現在在籍する選手27人のうち17人はこの日程を経験しています。そして、クレオ選手は昨年のACLを、キムチャンス選手や鈴木選手も代表でさらにタイトなスケジュールも経験しています。谷口選手や狩野選手もそう。
 しかし、どの選手も先のことより目の前の一戦にかける、という気持ちで練習に取り組んでいます。中でも注目のクレオ選手も「ちばぎんカップにもちろん出たいが、それは監督が決めること。まずはチームに慣れることが大事。出るからにはどの大会でも優勝したい」とコメントしていましたが、どの選手たちも「タイトル」に飢えているのは去年以上に強く感じます。
 ちばぎんカップまであと3日。我々スタッフもいよいよ試合準備の追い込みにかかります!あれもこれもいくつもの仕事を同時並行しつつも、頭の中では早く試合を見たいのはサポーターの皆さんと同じです!まだこの試合のチケットは販売中です。ぜひ、多くの方にスタジアムで生で見ていただきたいと思います。

 ちなみに先ほどまで行われていたACLプレーオフで、ブリーラム・ユナイテッド(タイ)がブリスベーン(オーストラリア)に勝利、2年連続ACL出場権を得ました。おめでとうございます!昨年の予選グループで同組だったチームが全て連続出場。やはり力のあるチームばかりの「死のグループ」でしたね・・・。

2013年2月12日

鬼軍曹現る

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担当:河原 正明

 鹿児島・指宿での9日間のキャンプを終え、11日ぶりにチームが日立台に戻ってきました。全般的に春のように暖かだった鹿児島に比べるとまだ冬の柏は寒く、底冷えする中でのトレーニングとなりました。
 オフ明けの今日は2部練習。フィールドプレーヤーは午前中はフィジカル中心のメニュー。室内で約1時間のトレーニングの後は、ピッチに出て恒例の"4ステーション"と呼ばれるサーキットトレーニング。午後はボールを使った"キリカエ"のトレーニングで
メニューでカラダ作りにコンビネーション作りに励みます。
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 そしてその傍らで、フィールドプレーヤー以上にキツイメニューを行っていたのはGK陣。キャンプ中も猛烈メニューでGK陣を鍛え上げてきたアレックスGKコーチ。写真はないのが、午前中はサーキットトレーニングとセービングを同時に行うハードなもの。しかも、新人・中村選手はリハビリのため合流していないのでスゲ、イナ、キリの3人。必然と回る順番も早くなり、わずかな休息も短い。先月に行われた新体制発表会の壇上で「練習がキツイので長く立っていられないです」と菅野選手がこぼしたのもうなずけます。
 そんな「鬼軍曹」アレックスGKコーチですが、練習中も明るく大きな声を出し続け、選手たちを盛り立てます。そして、もう一つの特徴は、実は「両足で蹴れる」のです。もちろんキックの精度や質も高く、いわゆる「ブレ球」も蹴ります。
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 キャンプ2日目の練習後にそのことを尋ねたら「だって、実際の試合では相手は両足で蹴ってくるし、どんな球が来るか判らないだろう?」とさも当然とばかり。でも「相当練習して」両足で蹴り分けることができるようになったそうです。コーチになっても不断の努力をし続ける。もちろん、井原コーチや布部コーチ、ピメンテウフィジコもそうですが、今のレイソルのスタッフ陣は真のプロフェッショナルばかりです。こうした環境で鍛えられ、開幕に突入していきます。

 柏に戻ってきて、取材陣も増えてきました。先週までのキャンプの模様も昨日スカパー!で流れていましたが、いよいよ日曜日には「ちばぎんカップ」が開催されます。レイソルサポーターの皆さんにとっては恒例ですが、移籍加入で「ちばぎん」初体験の選手たちも取材を受けていました。
 谷口選手は「『世界3大カップ』だとは知らなかったです(苦笑)。フロンターレでもマリノスでもダービーは特別なもの。負けられないし、熱くなる」と自信の経験に照らし合わせます。キャンプ中に行われたレッズとの練習試合では1・2本目にボランチで出場、「内容ではまだまだ納得できないけど、チームのやり方、雰囲気を主力組でプレーして確認できたのは大きい」と手ごたえアリといったところでしょう。ちばぎんカップも「当然公式戦の一つとして戦います!」と頼もしいコメントを残してくれました。

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 そして練習後に"サッカーai"の取材を受けた太田選手。山形時代は始動から長期キャンプでそのままアウェイでリーグ開幕、というパターンが長らく続いたので「始動からキャンプまでの時間が短いので少し不安でした。でも始まれば、問題なく。レイソルはみんなが良く動くなぁと思いました」。太田選手はこのキャンプでユースの先輩・後輩達らが「いじってくれて」しっかりとチームメイトと打ち解けたようです。ここも"古巣"になります。今、一番"日立台"のピッチに立つことへの思いが強い選手かもしれません。「出場機会があれば、得点に絡んで『やれるんだぞ』というところを見せたい!」と熱い胸の内を明かしてくれました。
 その「ちばぎんカップ」ですが、チケットは好評発売中です。テレビ放送もちばテレビ、スカパー!と初の生中継もありますが、やはりスタジアムで観ていただくのが一番です。これを観ないと千葉のサッカーは開幕しません。ぜひお近くのプレイガイドでお買い求めの上、スタジアムにお越しください!

2013年2月10日

指宿キャンプ最終日

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担当:大重正人

今日で、9日間の指宿キャンプが打ち上げとなりました。フィールド選手はトレーニングジムで身体を動かし、GKたちはグラウンドで最後の練習。そして荷物をまとめ、昼食後に指宿をあとにします。

ネルシーニョ監督は昨日の試合後、このキャンプ、練習試合について振り返りました。「レッズとの試合は、我々にとってすばらしいものになった。選手たちは目標のゲームレベルにあったし、両チームとも動きにキレがあってよかった。我々はまだベストのコンディションではないし、昨日出場しなかった選手はコンディションが上がりきっていない選手もいる。ただ、我々にとっては非常によいトレーニングマッチだったし、満足している」。

さらに続けます。「この日はトレーニングやミーティングで求めたことを、選手たちが実践してくれた。守備の対応、数的不利な状況でも慌てずプレーしていた。もちろん奪ってからのパス回しやクオリティはもっと上げないといけない。この指宿は、グラウンドをはじめ、すべての施設が整っていて、やるべきことをすべてやれたキャンプになった。本当に満足しています」

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監督から守備の話がありましたが、私が見ていて特に存在感を感じたのは、増嶋選手でした。近藤選手が欠場し、最終ラインも新しいメンバー、さらに新しいことにチャレンジする試合で、「自分がリーダーなんだ!」という気迫や自信が漲っているようでした。敵陣深くのスローイン。「前から!!」「前から!!!」「前から!!!!」。何回繰り返したでしょう。後ろは自分たちがカバーして守り切る。だから思い切って行ってくれ!キャプテンだった市船時代も同じように大きな声を出し、味方を動かしていたでしょうが、その姿が蘇ってくるようでした。昨季は大谷選手がキャプテンマークを渡すこともありましたし、レイソル3年目にして、「自分がチームを引っ張っていくんだ」というチームリーダーとしての自覚が、さらに生まれてきているのはないでしょうか。

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柏に戻り、明日月曜はオフ。日立台で再始動し、火曜は2部練習、水曜からは午前練習を続け、日曜日のちばぎんカップに挑みます。来週で90分戦うためのコンディションアップを図り、まずは我らの日立台で勝利の歌を歌いたいところです。そして16時からは、U-18チーム同士による「千葉県クラブユース新人戦」もあります。弟の前で、まずは兄貴らしい力を見せなければいけませんよね。U-18千葉ダービーも天候さえよければ、もちろんスタジアムで開催します。トップチームの試合のあと、ぜひU-18チームへの変わらぬ後押しもお願いいたします!後座試合については無料で観戦できます。ちばぎんカップが終了して、入場準備がととのった段階でご入場できます。開場時刻はまた正式にお知らせいたします。

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最後になりましたが、監督の言葉にもあったように、指宿いわさきホテルの皆様、指宿市や鹿児島県の皆様、心からお礼を申し上げます。キャンプ地として最高のロケーション、きれいに整ったグラウンドと施設、力や栄養がたっぷりつく食材やお料理。そして何より、スタッフ皆さんのお心遣いと温かな笑顔。レイソルに大きな大きなサポートをいただいて、本当にありがとうございました!またいつかお会いできる日をクラブ一同楽しみにしています。柏から良いニュースをお届けできるよう、日々頑張ってまいります!

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2013年2月 9日

指宿キャンプ8日目

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担当:大重正人

たいへん暖かな指宿が戻ってきました。そんな心地よい土曜の午後、浦和レッズとのトレーニングマッチが行われました。30分×4本の変則マッチ。プレーできる選手はすべて出場、欠場した選手たちは、コンディションアップのために別のトレーニングを積んでいます。1月30日の始動から、今日で11日目。まだまだパーフェクトな状態でないなか、Jリーグ屈指の強豪レッズとの対戦。相手は何試合もすでにこなしていて、コンディション面で後れをとっているのは仕方のないこと。それでも目の前の試合に勝つために、最高の準備で全力を尽くすネルシーニョイズムを、選手たちは発揮してくれました。

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しかしキックオフから、代表経験者をずらりと揃えたレッズのボール回しは、やっぱり洗練されていました。ショートパスで中盤で細かくつないだり、一気にサイドのスペースを突くロングフィード。3-6-1から、4-1-5、5-4-1と攻守でシステムを変えるサッカーに対し、レイソルはこれまでとは違う戦術で対抗。序盤から守勢ではありましたが、守備からリズムを作る、レイソルの流れをじわじわ作っていました。

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迎えた1本目の19分、相手DFからGKへのバックパスで呼吸がずれ、無人のゴールへ。オウンゴールで先制すると、2本目も相手GKへの横パスを工藤選手が狙っていました!「去年のちばぎん、J2の福岡戦と同じ形ですね!泥臭いかもしれないけど、これが自分の形。みんなの後ろからの守備がはまってのゴールでした」。今日は日テレ「GOING」から元プロ野球選手の赤星さんがご来場。大の阪神ファンのクドーにとって、これ以上ない晴れ姿を見せることができました!この模様は2月23日に放送予定です。

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そして3点目は、澤昌克選手!左サイドからのスローインからでした。「目の前で2バウンドして、そしたら誰もマークがいなくて。とにかくゴールの枠内に向かって飛ばそうという気持ちでした。浮き球をアウトにかけるような感じでした」というシュート。右ポストに当たって、そのままゴールイン!まるで2009レッズ戦のフランサゴールを想像してください!そんな、ファインゴール!チームメイトの喜びが一番爆発した3点目のワンシーンでした。

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3本目4本目は多くのメンバーが入れ替わり、またも相手DFのドリブルをFW木村選手がカットして、落ち着いてGKの脇を抜く「プロ初ゴール」。その1分後、今度はペナルティエリアで山中選手がしかけ、密集を力強く抜けると、得意の左足で強烈ゴール。これで5点をリードする思いがけない展開に。しかしそこからレッズの反撃が始まり、原口選手の脱帽のハットトリックから追い上げられて、最後は残念ながら5-5の引き分けとなりました。

それでも、始動から間もないなかで、強豪レッズを相手に、鈴木選手は120分フル出場、90分出場の渡部選手をはじめ、上々のスタートが切れたのではないでしょうか。このキャンプの充実を、試合のなかで選手たちがしっかり示してくれました。明日の午前は、フィールド選手は室内のみ。GKは第2グラウンドで最後の練習をおこない、午後には柏へ帰ります。月曜のオフを経て、火曜からちばぎんカップへ向けてのトレーニングに挑みます。

2013年2月 8日

指宿キャンプ7日目

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担当:大重正人

今日の午前は、原則フリー。しかしGK陣と一部選手はトレーニングを実施しました。日々本当にお疲れ様です。その時間帯を利用して、取材を2件おこないました。まずは共同通信さんが鈴木大輔選手へ。「これまで知っていたのは、クドーやバラぐらい。でもみんなが話しかけてくれるし、溶け込みやすい。キャンプも楽しくやれていますよ!」

そして同じ時間に、サッカーダイジェストさんが谷口博之選手にインタビュー。「ドゥーさんや大谷くん、スゲやマス、年の近い選手が多いし、みんなが絡んでくれるんで」とこちらもチームに馴染んできています。その話に名前が出た大谷選手とは、ニックネームが「タニ」で全く一緒。「これまで『タニ』以外なかったんで、、、」と苦笑し、始動初日のアンケートにもニックネームは空欄でした。

もちろんピッチでプレーするときにも呼びやすい愛称が必須です。そこで誰が名付けたか晴れて「グッチ」に決まりました。「未だに『タニ』って呼ばれたら反応してしまいますけど(笑)、ちばぎんまでには慣れると思いますよ」。10年プレーしてきて、2位はたくさんあるけど、タイトルを獲ったことがない。レイソルでタイトルを獲りたい!という強い気持ちで決意した2度目の移籍です。ベストイレブン、ナビスコニューヒーロー賞など、これほどの実績をもった選手が、自身初めてのタイトルを勝ちとるためにレイソルを選んでくれたこと、本当に光栄なことです。

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狩野選手や太田選手も含めて、以前の所属クラブで、J1リーグで十分な実績を残した選手ばかりが、レイソルに加入してくれました。ここまでのトレーニング、それぞれが個性を発揮し、自信をもったプレーでアピールしています。もちろん昨年から所属している選手も譲るつもりはないでしょうし、本当に高いレベルの競争が続いています。本当にみんなに活躍してほしい!そんな思いです。

しかし1試合に出られる選手は限られています。そんな中でも、みんなが高いモチベーションを保つためには、やっぱり「勝利」することが一番だと思うのです。チームが勝てば、もし試合に出られないことがあっても、そのために払う犠牲や献身をいとわない雰囲気が自然と出来上がるでしょう。そして自分だって、そんな強いチームで、レベルの高いチームメイトとプレーして試合に勝ちたいと努力を重ねることでしょう。2011年のチームはそうだったと思いますし、もう一度勝ち続けることで、より高いレベルのレイソルになれるはずです。

そんな腕試しは明日、14時30分から浦和レッズとのトレーニングマッチ。45分ハーフではなく、30分×4本マッチとなる予定です。レッズも午後に指宿入りし、那須選手と久々の再会に選手も顔をほころばせますが、昨日の友は、明日のライバル。2013レイソルの「初陣」、本当に楽しみでなりません!

最後に、今日レイソル後援会の皆さんが、指宿まで激励にお越しくださいました。試合当日にボランティアとして試合運営に関わっている方は、選手とも顔なじみです。力がつくようにと肉の差し入れもいただき、選手たちもニッコリ。後援会の皆様もレイソルを支えていただいている「クラブの一員」です。今年も共に闘い、優勝を勝ち取りましょう!今日は遠く鹿児島まで、本当にありがとうございました。

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※昨日お伝えしたメディア情報に誤りがありました。スペシャル番組放送で時間が通常と変わっておりましたので、改めてお伝えいたします。
◆2/11(月)23:08、日テレ「手越祐也のJ☆BEST」田中選手

2013年2月 7日

指宿キャンプ6日目

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担当:大重正人

今日の指宿、6日目にして初めて冬を感じました。海からの風が吹きあたり、空は鉛色の雲に覆われて陽が差さず、本当に寒い寒い一日でした。ただ、今日は柏からフリーライターの鈴木潤さん、エルゴラッソの田中直希さんと馴染みの方がお越しで、またサッカーダイジェストさんもクレオ選手へ取材(さっそく来週火曜日号に掲載です!)

NHKBSのJリーグタイムは、解説者の宮澤ミシェルさんがいろいろお話し下さって、さらにスカパーのキャンプ番組クルーのみなさんも。ここにきて、にぎやかなピッチサイドとなり寂しい思いをせずにトレーニングを見ることができました。鈴木さんも田中さんも、今日の実戦練習を見て、私と同じように興奮を隠せないご様子でした!あさってのレッズ戦に向けて、日々準備が進んでいます。

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まだ終わっていない取材もありますが、キャンプ中におこなわれた取材、放送・発売などの予定です。

◆2/9(土)10:00?16:00、スカパー「Jリーグ×プロ野球春のキャンプSP」田中選手、谷口選手などキャンプレポ ※無料放送
◆2/9(土)23:55、日テレ「GOING」工藤選手などキャンプレポ
◆2/10(日)10:00?16:00(14:30ごろ予定)、スカパー「Jリーグ×プロ野球春のキャンプSP」2/9TM浦和戦 ※無料放送
◆2/10(日)21:00、スカパー「マッチデーJリーグEX」ネルシーニョ監督、鈴木選手、工藤選手などキャンプレポ
◆2/11(月)21:54、日テレ「手越祐也のJ☆BEST」田中選手
◆2/12(火)「サッカーダイジェスト」クレオ選手
◆2/16(土)21:00、NHK-BS1「Jリーグタイム」鈴木選手、ネルシーニョ監督などキャンプレポ
※やべっちFCの「デジっち」は17日以降の放送予定です。

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練習を終えた夕食後、外国籍選手も含めて、全選手が参加しての「心肺蘇生法、AED講習会」を実施しました。和田トレーナーがこれまで在籍してきたクラブでもおこない、京都時代にはマスも参加。心臓マッサージ、人工呼吸、AED。言葉は知っていても、いざどうやればいいのか。

倒れている人がいたら。すこし簡略して言うと、、、
[1] 意識を確認する
[2] 周りの人を呼ぶ(できるだけ多くの助けを借りる)
[3] かけつけた人に、救急車手配と、AED手配をはっきりと頼む
[4] 呼吸していないようだったら、心臓マッサージ。両手を合わせ、左胸ではなく、胸の中央当たりに親指の付け根部分を当てる
[5] ヒジをのばし、体重を乗せるようにして、成人なら5cmほど押しこむ。1分で100回のペース(『世界にひとつだけの花』のテンポだそうです)
[6] 介助の人と交代してマッサージを続ける(一人で続けるのは体力的にも苦しいので)
[7] AEDが届いたら、機械の音声指示に従って、電気ショックを与える。
※人工呼吸はマッサージ30回したら、2回ふきこむのが一般的ですが、あまり経験のない方でしたらマッサージを続けるだけでもよいとのことです。
※正式な方法はこちらのサイトもご覧ください http://www.jhf.or.jp/aed/

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柏市での統計では、救急車が到着するまで、電話から7?8分かかるそうです。心臓が止まって、それぐらいの時間が経つと、蘇生の確率は限りなくゼロとなってしまいます。「出血している時はどうするんですか?」「一人しかいないとき、マッサージしたほうがいいのか、AEDを探しにいったほうがいいのか?」。選手たちから次々と質問の挙手があがるほど、講習経験のある選手も、初めての選手も、本当に真剣そのものでした。

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2011年、松田直樹さんが練習中に倒れ、命を落とすという大変悲しい事故がありました。彼を知る元チームメイトもレイソルにいます。決して他人事ではありません。仲間だけでなく、家族や友人、そして通りすがりの見ず知らずの人の、大切な命を救うことができるかもしれないのです。それは選手たちだけでなく、一般の皆様にも同じことが言えます。和田トレーナーからは「今日のことを、ブログやツイッターなどでぜひ伝えてほしい」とお願いがありました。皆さんにも少しでも関心を持っていただけたら幸いです。

増嶋選手ブログ
http://blog.lirionet.jp/masu0422/2013/02/aed.html
田中選手ブログ
http://blog.lirionet.jp/tj18r/2013/02/post-e997.html

2013年2月 6日

指宿キャンプ5日目

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担当:大重正人

今日でキャンプは5日目、ようやく折り返し地点を過ぎました。昨年のグアムは他のクラブがいなくて、取材も大変少なかったのですが、ここ九州ではいろんな取材クルーのみなさんが巡回されています。今日は、スカパー!などでおなじみの日々野真理さんとJリーグさんがお越しです。すでにJ'sGOALには、ブラジルトリオ、髪の短さを気にして照れるチャンスなど、写真レポートが掲載されています。
http://www.jsgoal.jp/photo/00108200/00108279.html

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本日の取材のお目当ては、井原コーチでした。レイソルが2年連続で出場する富士ゼロックススーパーカップに際し、出場経験をもつOB選手たちのインタビューです。「この大会は、レイソルというクラブをアピールできるすばらしい機会。出場しない他のチームからも注目される立場だし、サポーターの皆さんも新チームの試合を楽しみにしているでしょう。去年広島にはやられたし、勝利にこだわって、シーズンへ向けて優位な状況をつくりたい」と『連覇』へ向けての準備を続けています。J'sGOALなどに掲載予定です。

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また、Jリーグ20周年特別サイト「Jリーグクロニコルベストサイト」向けにも、ベストゲーム、ベストゴールなど20年の思い出を振り返りました。ちなみに、ベストイレブン投票で、井原コーチは前週ベスト5入りです。また2009浦和戦「魔法をかけた」フランサゴールもランクインです。どしどし投票ください!
http://www.j20th.jp/

同様のインタビューを中山雅史さんにもおこなったそうで、日々野さんがその時のエピソードを教えてくださいました。天皇杯決勝戦の解説をされた時の話です。あの試合、急きょ先発のチャンスをつかんだDF渡部博文選手。前半にガンバのレアンドロ選手の背後へ激しいタックルを見舞いました。11月リーグ戦のガンバ戦ラストでやられてしまった反省から、「とにかく前を向かせない」とファウルも厭わず、ぶち当たりました。

そのシーンを見た中山さんは「この試合は、彼の試合になるかもしれない」と予感。FWの立場からか「オレはここにいるぞ!!」というディフェンダーの並々ならぬ気迫を感じ取ったそうです。すると、セットプレーからヘディングを決め、守備でも完封勝利。レイソルを優勝に導いたヒーローになりました。「だから、今年の開幕まで、渡部選手がどんな成長を見せるか、すごく注目しているんです」。そんな裏話をナベに伝えると、「それ本当ですか!? 鳥肌が立ちました。すっごく嬉しいです!」。彼のモチベーションが高まったのは間違いないでしょう!日々野さん、大変いいお話を本当にありがとうございました。

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明日のトレーニングですが、午前練習はとりやめとなりました。午後3時30分から一本となりましたのでご注意ください!

2013年2月 5日

指宿キャンプ4日目

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担当:大重正人

今日は、広報にとって、非常に大きな仕事が完了しました!集合写真の撮影です。本当はもちろん日立台で終えたかったのですが、ブラジルトリオが来日したと思いきや、新人研修で4人が離れ、、、広報泣かせのスケジュールにより、ここまでずれこんでしまいました。Jリーグへの納品や、各専門誌の名鑑の締め切りもあるなか、ご迷惑もおかけしてしまいました。

とはいえ、残念ながら今日の鹿児島地方は一日雨。ホテルの方に、3年前に日本代表チームが集合写真をとった同じロケーションで、すばらしいピッチの上に、特別な準備をほどこして写真を撮影するご厚意もいただいていたのですが、本当に天気が悩ましい一日でした。。。しかしとても大きなホールがあり、無事に撮影させていただきました。いわさきホテルの皆様、またしても深くお礼を申し上げます。

というわけで、こんな配置で撮影しました!(HPではクリックすると大きな写真も。宮本主務、平川&テクニカルスタッフは所用のため不在でした)選手+バージョンは各出版物でお楽しみいただくとして、フルスタッフバージョンです。
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2パターンの違いはわかりますか?? U-18から練習参加している中谷進之介選手も柏レイソルの一員ですからね!ユースの先輩、工藤選手の横に立って、記念撮影です!

今日は午後からの練習のみ。ウェイトルームでスタートして、8対8の実戦練習へ。強い雨の中、それでもタッチ制限のあるルールで、なめらかにボールがつながる、パスゲーム。昨日も中盤の選手の話をしましたが、前線が動き出せば、すっとそこにボールが来る。そんなイメージです。レアンドロ選手や狩野選手だけでなく、本当に多彩なパサーがそろいました。DFラインもそうだし、秋野、小林、木村のルーキートリオも落ち着いたボール捌きが光ります。選手たちの疲れもたまってきている頃で申し訳なく思いますが、見ている側としては毎日のトレーニングが楽しみでなりません。

そんな疲れを癒すのは、やっぱり食事です。本当に毎日、出されるメニュー出されるメニュー、箸が進んで仕方がありません。そして選手たちが楽しく談笑し、新しい仲間と打ち解ける大事な場所です。今日、一番最後まで楽しく話していたのは、このテーブル。

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たまたまでしょうが、アカデミー出身の5人組。左から中谷、小林、大谷、山中、工藤選手です。全員それぞれの世代が違っていながら、へだたりなく話せているのは本当にすばらしいことです。大谷選手や近藤選手といった先輩が、そういう雰囲気を作っている。レイソルアカデミーの血筋は、こうして継承されていくのでしょう。

最後に、レイくんがツイートしていた、やべっちFC恒例の「デジっち」。選手自身がカメラを持って、チームメイトを紹介するコーナーですが、今回の担当は、この異色コンビ!
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なんと毒舌王クリと爆笑トークのキリが、最強タッグ!?を結成しました。皆さんが想像しているようなキャラをいかすのか、まったく違う内容になるのかは2人とチームメイト次第!どんな映像が撮影され、VTRとなるのか。放送は17日以降の予定ですので、どうぞお楽しみに?

2013年2月 4日

指宿キャンプ3日目

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担当:大重正人

昨日、グラウンドキーパーの方が、空を見ながらおっしゃいました。
「風が南風に変わったね。こんなうろこ雲が出たら、明日は雨だよ」

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天気予報士顔負けの、完璧予報!そんな自然を読む力があるからこそ、すばらしいピッチも生まれるのでしょう。朝から横殴りの強い雨が降ったりやんだり。台風のようでもあり、南国のスコールのようでもあり。指宿キャンプ3日目は、本当にタフなコンディションとなりました。午前中のフィールド選手は、5人グループ4つに分かれてのゲームトレーニング。すばらしいピッチのおかげで水たまりもなく、濡れたピッチでボールが走ります。

ふたりの「司令塔」に注目してみました。まずはレアンドロ選手です。合流したのはキャンプ初日で、まだチーム練習はたった数日だけ。コンディションはまだまだ上がりきっていないところでしょうが、ひとたびボールを持てば、存在感抜群!味方へぴたっと合わせるパス、雨のなかでも正確なトラップやボールタッチは、やっぱりすばらしい。昨日の紅白戦でも、キムチャンス選手のラストパスをしっかり左隅へ流し込むなど、今年もキングレアンドロに期待してよさそうです!

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そして、新加入の狩野健太選手。昨日の紅白戦では、中盤の攻撃的なポジションに入ってチャンスメイク。素人目であることはご容赦いただきつつも、止めて、蹴るという動作にミスが少なく、右足でも左足でも味方へ丁寧なパスを供給。いろんなところへ顔を出す運動量もあり、セットプレーのチャンスでは、鈴木大輔選手の頭へ正確なプレイスキックも。田中選手も「健太くんは、タッチが柔らかいし、キック精度も高い。自分が裏へ飛び出すところを見てくれているし、自分の動きが見えていないかなあと思ったときにもボールを出してくれて、ビックリしました!常に味方がどこにいるかを把握できている」と、短いプレー時間のなかでも感じ取れるほど、その長所が際立っていました。

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その他の新選手のプレーを、キャンプ2日目にして実戦で見ることができるなんて、こんなにワクワクしたのは久しぶりです!今年のレイソルがどう化学変化、進化を果たすのか。もちろん監督やコーチたちは、より深く、細かく、選手たちを冷静に観察しているはずです。その特徴を図り、より高められる部分だったり、戦術の落としこみなど、しっかりと見据えてトレーニングに反映していくことでしょう。

また午後には、地元鹿児島県、指宿市、いぶすき農協、山川水産加工業の皆様主催による「レイソル激励式」をとりおこなっていただきました。豊留悦男指宿市長からは「天皇杯の決勝戦、応援しておりました!」と力強い言葉をいただき、名産品のかごしま黒豚50kg、かんぱち2尾など、抱えきれないほどの食材を贈呈いただきました。大谷キャプテンは「このようなすばらしい環境でキャンプができ、本当にありがとうございます。鹿児島のおいしいもので力をつけて、充実したキャンプにしたいと思います」と感謝のごあいさつ。

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また、新人研修からアカデミーカルテットも合流。新体制発表会をお休みした小林祐介選手も研修にも参加し、元気に指宿へやってきました。地元のみなさんの厚いご支援をいただきながら、27選手、全員がそろった柏レイソル指宿キャンプが「完全始動」です!

2013年2月 3日

指宿キャンプ2日目

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担当:河原 正明

 キャンプも2日目。昨日は移動日ということもあり、ランニングのみの軽めのメニューでしたので、いよいよ今日からが本番、といったところです。

 午前9時にまずは室内のトレーニングルームで筋トレと体幹トレからスタート。湾を見渡せる眺めの良い部屋ですが、選手たちには関係なく(苦笑)ひたすらトレーニングに励みます。

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 その後グラウンドに移っても、引き続きフィジカル強化のメニューが選手たちを待ち構えます。レイソルではすっかりおなじみのメニューですが、新加入組は初体験。3人一組でのサーキットトレーニング、今持てる全力で挑み、限界を超える。「もっとクオリティ、スピード、パワーを上げていこう!」とピメンテウフィジコも選手たちにハッパをかけると、呼応するように選手たちからもチームメイトに「もっとやろうぜ!」と自然に声も高まります。

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 追い込んだ午前練習を見て、監督から午後の練習時間が30分遅くなることが告げられました。そして練習メニューもウォーミングアップの終えると20分×2本の11vs11のゲームに。別メニューの近藤選手と研修中の新人4選手を除く23選手が出場しました。注目はやはり新加入の6選手。全員が得意とするポジションで起用されました。


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 FWにはクレオ選手。懐の深さとキープ力、そして攻撃的なセンスを要所で見せてくれました。さすがに「今はまだ疲れている(苦笑)」とのことでしたが「コンディションの問題は時間が経つにつれ解決してくれる。今日短時間プレーしただけでもレイソルでプレーすれば、勝ってタイトルが取れると強く感じた。まずは自分がチームに溶け込むことを考えていきたい」と頼もしい答えが返ってきました!

 コンビを組んだ田中選手はクレオ選手を「トップに張っていて、いかにもセンターフォワードらしいプレーヤーだと思います。背も高いし、真ん中でどっしりと構えてくれる。自分がサポートする動きをすれば自分も生きると思う」と期待を込めて評していました。

 右SBとして出場したキムチャンス選手。何度かサイドを駆け上がってからのクロスや、さらには正確なチェンジサイドのボールを披露、非常に攻撃的な部分を見せてくれました。試合後もCB増嶋と動きを確認するなど自己チェックも入念にしていました。今日初めてコンビ組んだレアンドロ選手との息がこれから合ってくれば、レイソルにとってはまた一つ大きな武器となるでしょう。

「柏レイソルと練習試合をしている?と錯覚しました(笑)」と感想を漏らしたのは鈴木選手。初めての移籍だけに、日本代表とはまた別の「いつもとは違うメンバーとサッカーをする」不思議な感覚だったようです。「これに慣れていかないといけないんですよね。でもゲームは本当に楽しかった」と笑顔で話してくれましたが、今日は最終ラインから終始大きな声でコーチングを続けていました。これから徐々に持ち味をだしてくれるでしょう。

 谷口選手は鋭い読みからのインターセプトとボール奪取、さらには攻撃への切り替えでプレーをアピールすると、狩野選手は両足で精度の高いキックから何度もチャンスを作っていました。太田選手も「さすがにキテます(苦笑)体がキツイです」と言いながらも随所に激しいプレーで攻撃にアクセントを加えていました。どの選手も早く実戦で見てみたい、そんな期待がさらに大きくなる40分でした。

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 さて、今日の練習にも日本テレビの取材クルーが訪れました。連日ご取材いただいていますが、今日の番組は「サッカーアース」。こちらは2月16日(土)25時20 分〜放映予定です。もう一つはタイトル未定ですが2月11日(月)放送のJリーグ20周年PR番組の中で「FUJI XEROX SUPER CUP2013」特集が組まれます。2年連続出場のスーパーカップとACLに挑むレイソル戦士たちの意気込みを収録しています。こちらもぜひお見逃しなく!

 昨日今日と土日ということもあり、地元だけでなく多くの方が見学に訪れました。あいにく明日は天候が悪そうなのが残念です。では練習レポートはまた明日に!

2013年2月 3日

2月壁紙カレンダーについてのお詫び

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先日公開しました、ホームページ、モバイルの2月壁紙カレンダーで、日付入力に誤りがあり、深くお詫び申し上げます。

手元に原本データが届き次第、火曜日には修正したものを再アップする予定です。その際は改めてお知らせいたします。繰り返しになりますが、申し訳ございませんでした。

2013年2月 2日

指宿キャンプ1日目

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担当:大重正人

さあ、今日から春季キャンプがスタートしました。今年は、グアムから国内へと変更し、鹿児島県指宿市で9日間おこなわれます。指宿は約2年ぶりの訪問、2011年の震災によるリーグ中断期間以来となります。あのときはJ1再挑戦のエスパルス戦でジョルジのFKが炸裂したところ、いったん仕切り直しの4月。ここで故障が癒えた酒井宏樹選手が、いきなり練習試合で起用されると、工藤選手へ2アシスト!サカイと柏レイソルのサクセスストーリーの始まりとなった、とてもゲンのいい思い出の土地です。

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鹿児島空港での到着ロビーでは盛大な歓迎セレモニーを催していただき、また指宿市内の沿道では、市役所の方や幼稚園ぐらいの小さなお子さんたちが歓声をあげて、レイソルのフラッグを振って、お出迎えしてくださいました。街をあげての応援、本当にありがとうございます!キャンプ会場として受け入れてくださる「指宿いわさきホテル」では、2年前に大変お世話になった皆さんとまた再会でき、本当にうれしい思いでいっぱいです。

今日は関東地方も冬とは思えない陽気だったそうですが、こちら鹿児島も心地よい暖かな気候。16時からの練習の前に、ネルシーニョ監督から選手たちに向けて2013シーズンを戦うにあたっての心構えや求めるところ、熱のこもったスピーチがありました。その後40分ほどランニング。Jリーグのベストピッチ賞が与えられてもまったくおかしくない、青々と整えられた最高の芝生の上を、気持ち良さそうな表情で走る選手たちが印象的でした。

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ランニングが終わったところ。しかしここからGKトレーニングがスタートしました。新任のアレックスコーチ、日立台でもいきなりハードな練習を課しましたが、この日もしっかりトレーニング。放つシュートの種類だったり、シュートキックを選手自身が蹴ったり、昨年までとはまた違うメニューは、見守っているだけの私達にも新鮮でした。同じく新任の齊藤通訳とともに、2013チームGKがまた一味違った成長を見せてくれるような気がします。

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取材もほぼ毎日行われる予定で、うれしい悲鳴です!今日は日テレの「GOING」が工藤選手の声を撮影くださいました。今夜のキャンプレポートのなかで紹介されるそうです。また、鈴木大輔選手のインタビューが、サッカーダイジェストとサッカーマガジンの来週発売号に、またダイジェストにはゼロックススーパーカップ会見当日に収録された工藤選手と佐藤選手の対談が掲載されます。あす以降もまた、メディア情報とともにお知らせしていきますので、どうぞおたのしみに!

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2013年2月 2日

CLEO

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担当:大重正人

昨夜遅く、新加入の大型FWクレオ選手が来日しました!
そしてさっそく今日から日立台へ初上陸!!
ではありません。昨年ACLでこのピッチで勇猛な姿を見せていますからね。

「去年、ここに来たし、日本へのいい印象は変わりありません。柏に来られて幸せです。自分はいろんな状況に応じて、ゴールを決めるのが仕事。高さもあるのでヘディングも武器だけど、それ以上に足元のテクニックにも自信があります」

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午前中はクラブハウスにいると、190cmに届きそうな大柄のクレオ選手が、レイソルのジャージを着ているところに遭遇。快く写真に収まってくれました。キリなどがさっそく声をかけると、「コンニチワー」とさっそく覚えたてのあいさつを返します。

午前はメディカルチェックを終え、午後は軽いランニングなどで運動。明日からさっそくチームとともに鹿児島へ飛びます。私も全日程帯同します。朝も早いので、キャンプに備え、今日はこのあたりでお休みします。明日からまたキャンプの模様をリポートします!

2013年2月 1日

新体制発表会2013

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担当:大重正人

今日は、新体制発表会を開催いたしました。毎年のことながら大変寒い冬の夜、平日にもかかわらずお越しいただいた1200人ものサポーターの皆様、本当にありがとうございました!第一部は御手洗社長、寺坂常務、吉田強化部ダイレクターが、2013年レイソルがどういったクラブ運営、チーム強化を進めていくのかについてご説明いたしました。詳細は近日中に議事録としてホームページやモバイルサイトにて公開しますので、今しばらくお時間をいただければと思います。

そして第2部からは、ネルシーニョ監督と選手たちが登場。サポーター皆さんの熱い期待のまなざしがステージに注がれました。監督からは「2013年のスタートをまたここで皆さんと迎えられて嬉しいです。我々のスピリットは変わることなく、去年以上の内容、質の高い仕事をお見せしたい」

そしてスローガンの発表!司会の桑原学さんに水を向けられると「NEW、NEW!」とおどけながらも、、、

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やっぱり、もちろん「VITORIA!」しかありません。「もちろん、この言葉は忘れることなく、日々この言葉のために、日々準備していく。レイソルはこの言葉に近づく力があると確信している。そして忘れてならないのは、サポーターの皆さんの力と支えと、つらいときに鼓舞していただく存在がないと成し遂げられない」イチ、ニ、サン、VITORIA!!恒例のご唱和、ありがとうございました!

そしてヨネックスサプライによる3シーズン目のユニフォームも、改めてお披露目しました。1stモデルは田中選手、上から黄・黄・黄。「太陽王降臨というのがピッタリだなと。着心地もいいし、最高です」
2ndモデルは増嶋選手、去年はアウェイゴールが目立ちましたので!上から白・黒・黒と近年になかった配色です。「去年は全身白でそれはそれでかっこよかったが、今年は白黒黒、引き締まってこれもかっこいい。星が3つついて引き締まる」
GKは守護神・菅野選手が熱望していた黒・黒・黒がついに実現、彼のスマートな肉体にぴったりフィットしています。「ファーストは黒、入団以来黒はあったが、やっと1stになってくれたなと。ユニフォームがすごく軽い。隣の彼がゴールを決めても、脱がなくて済む」そしてトレーニングウェアは工藤選手、胸にはスポンサーの日立アプライアンスの人気エアコン「白くまくん」のスポンサーロゴが加わりました。「今年は脱がないです。大丈夫です」

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そして、皆さんお待ちかねの新加入選手が登場!クレオ選手が航空便の都合で、また小林祐介選手が体調不良により、残念ながら欠席となりましたが、その他の8選手が一堂に勢ぞろいしました。

それでは各選手が場内を楽しく沸かせた印象的な一言です!
新潟から加入、背番号4、DF鈴木大輔選手。
「サカイやオーツから連絡をもらいました。柏は道が混むので気を付けて、と。より厳しい環境で選手としても人間としても成長したい。」

横浜FMから加入、背番号14、MF狩野健太選手。
「熱いサポーターがいるのはマリノス時代もわかっていました。髪型はレイソルカラーにしてきました!」

U-18からトップ昇格、背番号17、MF秋野央樹選手。
「ジョルジにフリーキックを譲ってもらって(笑)、自分がゴールを決めて優勝したい。レイソルには感謝の気持ちでいっぱいなので今度は恩返ししたい」

同じくU-18からトップ昇格、背番号19、FW木村裕選手。
「小学1年生から日立台のゴール裏で飛び跳ねていました。今度は自分のゴールで鼓舞したいです。19番といういい番号もいただきました」

山形から加入、背番号26、MF太田徹郎選手。
「山形にいるときから、いつか戻ってプレーしたいと思っていたので、また黄色いユニフォームを着られて光栄。優勝できたら、ロッカーに戻って工藤くんと抱き合いたい」

釜山から加入、背番号27、DFキム チャンス選手。
「優勝したいという気持ちだけでレイソルに来ました!レイソルOBのホンミョンボさん、ファンソンホンさんに『いいチームに入れたな』と言ってもらえました」

横浜FMから加入、背番号29、MF谷口博之選手。
「前回のACLでは自分がPKを外して負けてしまった。レイソルではいい結果を残したい。マスとはU-18日本代表などで一緒でした。新しく住むところを相談しましたが、まったく逆のところに住みました笑」

U-18からトップ昇格、背番号31、GK中村航輔選手。
「このチームに上がることが夢であり目標だった。このチーム以外は考えられませんでした。好きなものは、、コンビニで飲むヨーグルトを買ってしまう。貰えたらうれしいです☆」

場内を大きく沸かせるジョークあり、勇ましい決意宣言あり、彼らの個性の一部をいろいろと楽しくご覧いただけたイベントになりました。ただ、その本当の姿を最高に表現できるのはピッチしかありません。これからの本格的なトレーニングで、レイソルで実績を積んできた選手との競争や切磋琢磨のスタートです。また楽しみな一年になりそうですね!

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そして明日2月1日16時半の予定で、Jリーグの試合日程が発表されます。ACLのキックオフ時刻も決まりましたし、ようやくシーズンの全貌も見えてきます。追って近々チケット発売のお知らせもありますので、どうぞご注目ください!