2012年3月31日

暴風強雨如法

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担当:河原 正明

 J1リーグ第4節のジュビロ磐田戦、またしてもアウェイ ヤマハスタジアムで勝利することは出来ませんでした。浦和戦と2試合連続で雨のアウェイ。キックオフ直前まで激しい雨風が磐田まで応援しにきたサポーターを襲いました。その雨も試合開始とともにあがり時折太陽が顔をのぞかせます。そんな波乱めいた天候の中始まった今日の試合、レイソルは前節・清水戦とスターティングメンバーを入れ替えて臨みました。レイソル移籍後初先発の水野選手、さらには近藤選手が那須選手と公式戦初コンビを結成します。
 ゲームは序盤からお互いに堅い守りから相手のスキを狙う緊張感が高い展開となりました。

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 中でもレイソルの右サイドと相手の左サイドの攻防で激しい火花が散ります。ジュビロの左の槍は菅沼実選手。今季無敗、好調磐田でポジションを掴んでいるだけあり、対峙する後輩・酒井選手を上がらせないように何度も仕掛けてきました。酒井選手も守備に追われることが多く、「今日はミノルくんに何もさせてもらえなかった」と相手に押し込まれるシーンを目にしました。

 試合は唐突に動きます。前半26分、「あの場面は、自分たちのミス(大谷選手)」パスを奪われショートカウンターに。最後は元同僚の那須選手がカバーとチャレンジをしましたが、相手エースFW前田選手にゴールを割られてしまいました。

 後半からはレイソルも守備のシステムを一部変えて、相手ボランチからの配球を抑えたことで徐々に攻撃のボリュームを厚くすることに成功します。しかし、今日は残念ながらゴールが遠かった。毎試合そうですが、エース・レアンドロ選手を封じに2人・3人と囲んで自由にさせまいとしてきます。
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 そして「何度かあったチャンスに一本でも決まれば流れが来たハズ(那須選手)」ここ数試合威力を増していたセットプレーのチャンスがあるも決まらず、最後は攻撃的な選手をフル投入するもあと一歩届きませんでした。

 試合後はまるで嵐が去った後の静けさに包まれたようなレイソルサポーターでしたが、選手が挨拶に向うと一際大きな柏レイソルコールで選手を送り出してくれました。大谷選手も「下を向いている時間はない。すぐに試合がある」と4日後にあるACL 広州戦に向けて切り換えます。これで3月の7試合目が終了しました。しかし、また明日から始まる4月にも6試合、なおかつ今週もミッドウィークも連戦となります。ここ一番で必要なのは勝利を信じること、ネルシーニョ監督。我々はこの状況を自分たちで打破しなくてはいけませんが、皆さんのサポートも必要です。今日も雨の中、長い時間スタジアムで応援いただいた皆さま、そしてTVの前で声援を送っていただきましてありがとうございました。次は4日(水)、ACLで難敵の中国王者・広州恒大を迎えます。ぜひ応援をよろしくお願いいたします。

2012年3月30日

古巣

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担当:大重正人

今週はミッドウィークに試合がなく、ジュビロ磐田戦に向けて、しっかりとトレーニングを積んできた1週間でした。昨日までのピリピリとしたムードから一転、今日はフットバレーでリラックス。ボールを蹴り合い、純粋にサッカーを楽しむ選手たちから、自然とおおきな笑顔があふれます。

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明日の一戦は両チーム選手やサポーターにとって、特に思い入れの強い試合になるでしょう。互いのチームで功績を残した選手が、敵味方入れ替わっての一戦となります。レイソルの那須選手、言わずと知れた昨季までのジュビロキャプテンです。「もちろん古巣との試合は楽しみですけど、今は本当にどの試合も楽しみなんですよ。ただ、まず試合に出られるかどうかですからね」と先日のコメントはベテランらしくいたって冷静でした。

「組織がしっかりしていて、タレントも揃っている。パス、ドリブル、キープ力、3シャドーの能力も高いですよね。それにゴールゲッターもいて、駒野さんから質の高いクロスも入ってくる」と元僚友だからこそ、その良さを知っています。それでも「常勝チームになるには、苦手のチームがあっちゃいけない。どこに対しても勝たないと。ここ1、2年が優勝を続けられるチームになれるか懸かっている」。経験豊かな選手だからこそ言える重みのある言葉です。その意味でも明日は大変重要な試合です。

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そして、レイソルからジュビロに移籍した菅沼実選手との対戦となります。今季はここまでレギュラー出場を続け、ガンバ戦ではアシストをマーク。豊富な運動量は変わらず、明日も先発すればマッチアップする酒井選手に激しいプレスをかけてくるでしょう。「ミノルくんのシュートは本当にうまい。自由に打たせないようにしないといけない」。レイソルユースの先輩後輩対決。若手のホープだった菅沼選手が、いま後輩を迎え撃つ年齢に成長したのも時代の流れを感じます。遠慮のないガツガツした真っ向勝負を期待したいですね!明日はあいにくの天気予報ですが、15時からヤマハスタジアムへ勝利の念を送り続けてください。

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そして、今日11時。藏川選手のロアッソ熊本移籍を発表しました。サポーターの皆さんはもちろん、仲の良かった大谷選手らレイソル選手たちもその行き先を心配していたと思いますが、待ちに待ったグッドニュースが届きました。数日前にわざわざ報告の電話をかけてくれ、そして今日もコメントをもらう電話で少しお話しできました。ツイッターには、ちょっと体重を心配するつぶやきもありましたが(汗)、、、「すごい暑いよ、熊本は。もう半袖だよ!」さすが火の国、温暖な気候でしっかり汗をかいて、すぐにベストまで身体を絞れるでしょう。

「やっぱり、J1に上がって、また日立台に来たいよね。レイソルのサポーターにも少しでも応援してもらえたら嬉しいです」。今季新加入の藤本主税選手とならんでチーム最年長だそうです。おなじみの守護神・南雄太選手、そしてブレイクしそうな勢いのある武富孝介選手もいますし、ここからの巻き返しを期待しています。まだ34歳、もうひと花ふた花咲かせて下さい!ガンバレ、クラ!!

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2012年3月29日

それぞれの戦いに向けて

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担当:河原 正明

 トップチームは土曜日のジュビロ磐田戦に向けたトレーニングを行いました。練習冒頭、ネルシーニョ監督が全員を集めます。前週の清水戦もそうでしたが、「良い準備があれば大丈夫」と監督は常に口にします。同時に「勝てない相手はいない」とも。昨年、ジュビロにはホームで0-3、アウェイでは1-6と2戦2敗と苦汁を嘗めさせられました。「我々はそういう"ジンクス"を乗り超えてきたじゃないか」指揮官は選手たちを奮い立たせます。戦う前から相手に気持ちで負けていてはいけない、そういうことではないでしょうか。相手をリスペクトしつつも、自分たちのサッカーを信じていれば90分で良い結果が出る。ホームゲーム2連戦で取り戻した自信を持って、明日敵地に向かいます。

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 一方、練習後には多くの選手が取材対応に。近藤&大谷のユース出身コンビは週刊サッカーマガジンの取材で対談を。何度かアプローチしていただいた企画でしたので、満を持しての登場です。ネタばれしてしまうので、内容は本誌に譲るとしますが、取材後に「ある場所」で撮影を行いました。もうすっかりレイソルサポーターの皆さんには見覚えある場所となったところで、クラブ公式で初めて選手が撮影を行いました。今回は「マガジンの表紙を狙おう!」と撮影しながらけしかけてしまいましたが(笑)、本人たちも乗り気で撮影に応じてくれました。また同時に田中選手も同誌の取材を行っています。レイソル選手のダブルインタビューは4月3日(火)発売号をチェックしてください!

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 トップチームだけでなくアカデミーも春休みは試合がたくさんです。今日からU-18がアメリカでのダラスカップに向けて出発、U-15も来週からイタリア遠征を行います。現地ではトーナメントにも参加します。過去にもトーナメント優勝を果たしたことがありますが、サッカーの本場の空気と、直接体験するプレーを存分に楽しんできて欲しいものです。
 また、U-18は4月からいよいよ「高円宮杯U-18サッカーリーグ2012 プリンスリーグ 関東1部」の戦いが始まります。アメリカ遠征で開幕週がずれますが、15日(日)に柏総合グラウンドで行われる第2節・FC東京U-18戦を皮切りに、関東の強豪チームと12月までの長期のリーグ戦で覇を競います。トップチーム同様に1年ごとにカテゴリーを上げてきたレイソルU-18。「後輩たちのために絶対に『プリンス・プレミアリーグ昇格』をする」と高校3年生世代の思いと意気込みます。願いが叶うように、お時間のある皆様、アカデミーも応援よろしくお願いいたします。なお、スケジュールは「アカデミー 試合結果」ページでご確認ください。

2012年3月28日

春が来た

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担当:大重正人

練習をご覧のみなさん、サポーターの方も、メディアの方も、小見ダイレクターも、今日は暑いコートを羽織ることなく、寒さをまったく気にせずにすむ、心地よい春の一日となりました。暖かさのなかで選手たちの身体もより動くようになり、2月ごろに比べれば、明らかに運動の質量が増しているように感じます。いたるところで激しいぶつかりあい。集中したいいトレーニングが日々続いています。

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増嶋選手には、レイソル初ゴール&逆転ゴールにお祝いが殺到。抱えきれないほどの紙袋と花束で祝福を受けました。そんな最高のタイミングで、クラブスポンサー「日清医療食品」様の社内報のインタビューを受けました。食堂ピアノの運営を支えていただいていることもあり、食事に関することや、4月に発行されるということで異動された方や新入社員が新しい環境にどうなじんていくかというテーマでした。

「僕はプロ4チーム目になりますが、やっぱりコミュニケーションを積極的にとることが大切です。となると、やっぱりご飯を食べながらというのが一番ですよね。ご飯を食べている様子を見たら性格も見えてきますし。これまでのクラブにはピアノのような食堂がなかったし、特に若い選手は栄養管理の面ですごく助けられていると思いますよ」。

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そして「何かピアノのここを改善してほしいところは?」という質問に対し、考え込むマス。「う?ん、、、誘惑がありすぎることです(笑)。どのご飯もすごくおいしそうで、僕は太りやすい体質だから、我慢するのが大変なんです」と、これ以上ないナイスコメント☆ レイソルが躍進を果たした裏には、こういった企業皆様の心強いサポートがあってのこと。今後とも柏レイソルへの手厚いサポートをどうぞよろしくお願いいたします。

最後に、今日1通の郵便が届きました。中にはこんな冊子が!
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以前に北嶋選手が取材を受けた、京成線沿線誌フリーペーパー「京成ライン」です。北嶋選手の淡い青春時代を過ごした思い出がつづられています。京成線各駅にて随時配布される予定ですので、お立ち寄りの際はぜひお手元に?!

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2012年3月27日

春休みの思い出

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担当:河原 正明

 ようやく暖かな陽射しに春らしさを感じます。トップチームは午前中にトレーニングを行いました。そして午後、4月より放送のNHKアニメ「銀河へキックオフ!!」内の新企画に渡部、工藤、茨田の3選手が参加しました。

 昨年末にJリーグより出演依頼があり、今季始動前から「いつにしましょうか?」と調整すること数ヶ月(汗)。結局キャンプ終了からも延びに延びて3月もあと4日の今日に。そのおかげで?今日は絶好の撮影日和。「いままでは雨とか雪でも撮影していた」そうですが、「太陽王」に相応しい快晴でした。

 企画の詳細はネタバレになるので公式サイトをご覧いただくとして、Jリーガーと柏レイソルサッカースクールの6年生がガチンコで対決しました。この6年生は今春小学校を卒業したので、春休みが最後のスクールになります。最初は緊張&遠慮気味だったスクール生も徐々に場慣れしてきました。それゆえにプロ選手のこんな姿や、

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スクール生が大喜びする場面も。収録後は選手たちと短い時間でしたがレイソルスクールの思い出となったことでしょう。オンエア日が決まりましたらまたお伝えします。

 さて、気が付くと世間は春休み。今日も遠くは函館の高校生や「甲府から増嶋選手に会いに来ました!」というグループなど大変多くの方が練習見学に訪れました。ファンサービスは練習終了後に決められたエリアで行います。広報スタッフの指示に従って、多くの皆さんが選手と触れ合えますよう譲り合いの精神で楽しんでいただきますようお願い申し上げます。なお、明日も午前9時からの練習となります。なお、木曜日は非公開となりますので予めご了承ください。
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2012年3月26日

U-18も世界へ

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担当:大重正人

専門誌エルゴラッソにも「残り9分からの逆襲」と苦しい試合を物語るコピーがつけられていました。「ああいう勝ち方は、強いチームでないとできませんよね」。今日もご取材にきていただいた記者の方からそんな言葉をいただけました。去年のシーズン終盤のような勝負強さが少しずつ戻ってきたようです。リーグ戦初勝利はすごく大きな意味を持ちますが、これで満足や安心するような人間は柏レイソルにはいません。

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さあこれから、次節は去年続けて大敗を喫したジュビロ磐田です。今週はミッドウィークに試合がなく、コンディションも戦術もじっくりと仕上げられる1週間です。清水戦に先発した選手たちは午前のみでリカバリー、その他選手は午前は「ほんとキツかった」というフィジカル練習、午後もボールトレーニングと、2部練習をやり抜きました。

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今季はJリーグだけでなく、ACLという国際舞台で戦うレイソルですが、トップチームだけではありません。下平監督率いるU-18チームは今週から海外遠征に飛び立ちます。アメリカの南部のテキサス州で行われる「ダラスカップ」に招待されました。33回目を由緒ある国際ユース大会です。イングランドのマンチェスター・ユナイテッドやエバートン、アルゼンチンのボカ・ジュニアーズ、ドイツのフランクフルトやフランスのパリサンジェルマンなど世界的なクラブが多数参加します。

昨年は、U-18日本代表の一員として相馬大士選手(FC琉球に期限付き移籍中)と山中亮輔選手が参加しました。その山中選手は、予選リーグであのバルセロナとも対戦したそうです。「Aチームではなくて、自分たちより若い選手だったと思いますが、前線には黒人選手が並んですごく強かった。たしか1-2で負けてしまいました。予選敗退となってしまいましたが、決勝戦は大きなスタジアムで観客も多くて、すごく大きな大会でした」と1年前を振り返ります。

レイソルU-18は、明々後日の3月29日に出発。参加12チームが3つのグループに分かれての予選。4チームによるリーグ戦で、4月1日にクリチーバ(ブラジル)、2日にエバートン、4日にボリバル(ボリビア)と対戦し、各組1位と、各組2位のなかで最高成績を収めたチームが準決勝に進出します。勝ち抜けば、あのマンUと対戦できるビッグチャンスも残っています。

ときに、4-6-0のゼロトップとも称される独特のシステムを操るレイソルU-18。先日のゼロックスカップにも出場したGK中村、DF秋野、MF中川の3選手を中心に丁寧なショートパスとポジショニングで相手守備陣を切り崩す攻撃サッカーが、世界の舞台でどれだけ通用するか。アメリカにレイソル旋風を巻き起こしたニュースが届くのを心待ちにしています。

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2012年3月25日

勝利を引き寄せる

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担当:大重正人

この厳しい表情で、ピッチのいたるところに目を光らせていたのでしょう。

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前半から攻守ともにエスパルスの勢いに押され続けたレイソル。何とかしのいでいたものの、セットプレーからついにゴールを割られてしまいました。ハーフタイムでは監督から激しい口調でゲキを受けたと選手たちも話していました。栗澤選手です。「前半では跳ね返されたボールやセカンドボールが取れず、受け身のプレーになってしまったし、監督にもそれを指摘された。後半はそれらを意識しただけでも流れが変わった」

せっかくはね返したボールを相手に拾われて、非常に苦しい前半でした。ロッカールームの内情や監督の考えなど知る由もありませんでしたが、前線で身体を張って、球際で争い、守備から攻撃につなげられる選手がいたら、と思い、ハーフタイムの試合速報である選手の名前を書きました。その一人、澤昌克選手が後半からピッチに立ちました。

「攻撃だけを考えていてはダメだと。やはり守備から、きついハードワークからリズムをつくることも大事だ」という監督の意図をしっかり果たせるのが澤選手。さらに監督は「相手の右サイドの大前選手と吉田選手が上手く連動してゲームをつくっていました。そこをケアする必要があったので、同時にケアをしながらSBの裏を突いていくという展開を彼に求めました」という狙い通り、澤選手が守備から攻撃へとつなげるリンクマンになりました。

さらに、監督は厳しいマークにつかれていたレアンドロ選手のポジションをずらし、選手たちのハードワークが実りながら、徐々に流れを引き寄せます。そしてセットプレーのチャンス、これにはエスパルス選手もマークの術がありません。「フリー」キックから一度ならず、二度もゴールネットを揺らしたのはDF増嶋選手でした。

昨季レイソルに加入しての初ゴール。J1でいえば2007年甲府時代以来のゴール。1試合
2ゴールは高校以来とのころ。「こんなの慣れていないから、どうしていいかわかりません」。スカパー生出演のオーダーを伝えると、笑顔でおどけました。清水の先制点、自分のマークする選手に決められただけに、その分を取り返したいという思いも強かったはずです。「僕は気持ちで戦うプレーヤーですから。そこを見てほしいんです」という信念を聞かされたこともあります。全北戦、清水戦と守りで辛抱したからこそ、レイソルは大きな大きな勝ち点3をつかみとりました。

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明日は、先月2月5日以来、久しぶりのオフとなります。スタッフも含め、一日のオフを有意義に過ごしてください。それでもテクニカルスタッフは休むことなく、次節対戦するジュビロの試合を万博まで視察に向かうそうです。本当にご苦労様です。プロとしてやるべき仕事をやりつくす。それ故に勝利があり、その先に優勝があるのでしょう。レイソルは去年と変わりなく、目の前の試合だけに集中して戦っていきます。

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2012年3月23日

掴んだモノは

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担当:河原 正明

 本日、新加入選手のお知らせをリリースしました。GKの三浦雄也選手(22歳)です。この3月に筑波大学を卒業、プロを目指してレイソルにも一度、他のJクラブへも練習参加をしていました。今回再び3月中旬よりレイソルに練習参加し、2週間の練習期間で見事プロ入りのチャンスを掴みました。

 愛知県生まれの三浦選手、中京大中京高校時代の2007年にはU18日本代表候補にも選ばれた実績があり、筑波大学に進学後は中心選手として活躍、4年次にはキャプテンも務めました。「プロ」初練習後の「囲み取材」に緊張の様子も「ようやく決まったのでホッとしました。大きなチャンスをもらったがここからが大事。自分の持ち味はシュートストップ、見てください!」としっかりと自己アピール。これには「さすがキャプテン経験者」と取材陣の皆さんもホメていました。
 どんなゴールキーパーになりたいですか?という質問には「菅野さんが本当に上手い。身近にスゴイ人がいるので見習う点がたくさんある」と先輩GKの技を盗み、そして「シジマールGKコーチの気迫に負けないようにしないと」と新たな師についていく覚悟です。キリの負傷で一時的に3人となったGK陣に、新たな挑戦者が加わりました。今日からはGK5人でJリーグ、そしてACLに挑みます。
 
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 さて、トップチームは明日の清水戦に向けてのトレーニングを行いました。「全北戦後の選手の雰囲気や顔色を見ると非常に良い」とネルシーニョ監督。相手の清水は、今週火曜日に行われたナビスコ杯第1節は休みで、休養充分、万全の準備で乗り込んできます。これについても「確かに難しい試合になるだろう。連戦では疲れが出る選手もいるが、今のウチにはいない。(全北戦の)勝利が力になっている」と自信は揺らぎません。

 多くの記者から取材を受けた那須選手は「リーグ、ACLも関係なく負けて良い試合などない。強いチームはこういう試合間隔でも勝ち抜くのが当たり前」とさも当然とばかり答えていました。
 自信が過信、慢心になると言われることもありますが、まずは掴んだ自信を携えて今季リーグ戦初の"VITORIA"に挑みます。
 
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 また明日から新グッズも登場します。開幕・マリノス戦では多くの方にグッズをお買い求めいただきましてありがとうございました。新商品もぜひスタジアム売店でご購入ください!
 夕方には天気もなんとか回復しそうです。まだチケットもございますので、お時間のある方はぜひスタジアムにお越しください!

2012年3月22日

一勝の重み

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担当:大重正人

春休み間近。近隣の小学校は午前授業というところが多いそうで、午後練習にはたくさんのお子さんが見学に来てくれました。ネルシーニョ監督もおだやかな表情でサインや写真に応えます。チームもサポーターも自然と笑顔が増えます。

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一勝の重みを感じます。ブリーラム、マリノス、レッズ。どうしても届かなかった勝利ですが、ついにACLの大一番で5-1とすばらしい勝利をおさめたレイソルイレブン。私の帰宅も夜遅くになりましたが、どういうわけか疲労感を感じません。選手たちは移動や試合の連続で、疲労も少なくないはずですが、ランニングするみんなの顔はやっぱり晴れやかです。思えば昨年12月、途轍もないスケジュールのなか勝利を重ね、疲労を忘れているかのようなゲームを続けたことを思い出します。

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しかしすぐ土曜日にJリーグです。清水エスパルスを日立台に迎えます。今週はスカパー!に加え、NHK-BS1でも生中継されます。NHK杉澤僚アナウンサーも、先週のレッズ戦に続いての『連戦』です。今日は事前取材にお越しで、栗澤僚一選手に取材。「清水は3トップのような形、縦に早く仕掛けてくると思うので遅らせるような対応を考えたい」。取材後、杉澤アナから「僚っていう漢字の名前、珍しいですよね。一度あいさつしたかったんです」と名刺を差し出します。実は『澤』の字や『木』という部首も重なっています。意外な結びつきのあったお2人でした?

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それにしても、柏熱地帯の応援の迫力は、昨日も凄かった。レイソルにとっては心強い後押しに、相手チームにとっては大きな重圧となることでしょう。スタンドの様子を拝見すると、中央から埋まり始めるものの、まずは2階席が満席になっていました。そこでより多くの方が座席に座れるよう、お荷物は座席の上ではなく、必ず座席下にお入れ下さい。初めての会う方でも、同じレイソルを愛し応援する仲間。その仲間のために、みなさんの協力・譲り合いをどうぞよろしくお願いいたします。

また2階最上段に立って観戦されるとスポンサー看板を覆ってしまうことがあります。これは自由席に限らず、スタジアムすべての席に該当しますが、通路には立たず、必ずご自分のお席にてご観戦ください。こちらの観戦ルールページも来場前にご一読下さいますようお願いいたします。
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2012年3月22日

ACL初勝利!

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担当:河原 正明

 クラブ史に残る初勝利は思いもかけない大差がつきました。韓国王者・全北現代をホームに迎えたAFCチャンピオンズリーグ第2戦は5?1で初勝利を挙げることができました!
 あの広告も、この看板も無い・・・国際大会ゆえの仕様ですが「いつもの日立台」ではなく「柏サッカー場」としての姿に違和感を覚えた方も多いでしょう。しかし、応援席のボルテージはいつものままでした。水曜日のナイターにも関わらず「レイソルの歴史の証人になる」という8,000人を越えるレイソルサポーターに詰め掛けていただきまいした。

 そしてまず最初に歴史に名を刻んだのは那須 大亮選手。前半から押し気味だったレイソルですが、いずれのシュートもあと少しで決まらず。前半40分、いやなムードを打ち破るようにジョルジのFKに打点の高いヘッドで合わせてレイソルサポの集まるゴールに叩き込みます!そしてこの歓喜の跳躍!打点も高いが、跳躍力も高い(笑)!ベンチメンバーも全員が手招き、駆けて来た那須選手と喜びを分かち合いました!
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 このゴールを皮切りに残り5分で攻撃に勢いが加わります。44分にはここまで再三チャンスを作ってきたロボ選手のシュートが相手DFの手に当たりPK獲得。これをレアンドロ選手が落ち着いて決めて2点目。さらに直後にはカウンターで左サイドを持ち上がった橋本選手からのパスを頭でロボ選手が落とし、独走したレアンドロ選手が技ありのループシュート!時が止まったかのような美しい軌道を描いてレイソルサポーターの待つネットを揺らしました。
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 ハーフタイム「全員が自分の仕事をできている。後半もこのままでいくぞ!」と指揮官は選手を送り出します。一方相手も「予想していた通り(監督)」に代表FWでもある長身の李東国選手を投入、システムも3?4?3から4?4?2に戻してロングボールで攻めに転じてきます。後半6分、そのパターンで李選手が落としたボールを決められ1点を奪われます。その後は膠着状態が続きますが、局面局面では互いの面子をかけた激しいぶつかり合いが何度も繰り広げられます。
 しかし、レイソルも最終ラインの那須・増嶋コンビが体を張った守備と菅野選手の落ち着いたゴールセービング、そしてこの試合で復帰した栗澤選手と大谷選手のボランチコンビがピンチの芽を摘み、相手に追加点を与えません。

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 相手がさらに攻撃的な選手を投入してくると85分に「中盤に厚みを持たせたかった(監督)」とロボ選手に代えて茨田選手を投入。田中選手の1トップにシステムを変更、さらに守備を堅くしてカウンター攻撃を狙います。これが功を奏し、後半44分にカウンターから順也が右足で4点目、そしてアディショナルタイムには今日のハイライトの一つとなったバラの今まで見たことがないようなダイビングヘッド!「ここまで4点入っても誰もやってくれないので(苦笑)」とベンチメンバーに呼ばれて第一子誕生を自ら祝うゆりかごパフォーマンスでゴールラッシュに沸いた試合を締めくくったのでした。

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 前節浦和戦には敗れましたが、これで今季も「連敗しない」は継続です。今日の全北はいつもの4?4?2ではなく3?4?3と「うちの綻びを探す(監督)」システムで守備的に来ましたが先日の浦和も3?4?3。指揮官は「メンバー表を見てすぐに『手を変えてきた』と判ったが、選手たちにもレッズ戦を思い出すよう伝えたし、あれが合ったから今日の相手のシステムにも対応できた」と話すように、指揮官が授けた指示もハマったようです。しかし「もっと得点が取れたはず」と手綱を緩めることはありませんでした。これで1勝1敗ですが、総得点で広州を上回りHグループ2位に浮上です。

 時刻も12時を回り、ようやく日記に取りかかれました。初のACL運営、ここまで何ヶ月もかけて準備してきましたが、ようやく初戦を迎えて、そして良い結果も出たので正直ホッとしました。酒井選手も「ここで国際試合ができるのは夢のよう」だと話していましたが、長く応援いただいているサポーターの皆様も同感だと思います。一方、受け入れるクラブも自分たちのスタジアムでの国際試合、様々な困難やトラブル、紆余曲折ありました。広報も初となる海外メディアの受け入れと会見運営。決して満点ではありませんでしたが、クラブ総出で準備してきたことが報われました。
しかし、またすぐにリーグ戦、さらには広州とのACL第3戦が待ち構えています。特に次の広州戦は現在2連勝でリーグ首位のブリーラムを追いかけ、グループリーグ突破を争う直接対決となります。
 今日も寒い中ご声援ありがとうございました。より良い試合をご提供できるようスタッフ一同お待ちしております。また土曜日にお会いしましょう!

2012年3月20日

ACL上陸

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担当:大重正人

いよいよ、日立台はACLモードに変わりました。スタジアムの広告看板がすべて覆われ、会見場のバックボードもすべてACLスポンサーのものに。スタジアム内の案内表示もACLカラーのブルーを基調とした英字表示に。ちょっと違うスタジアムに来てしまったような錯覚に陥りそうですが、それでも明日は一杯のレイソルサポーターが、新柏熱地帯を開幕戦のように埋めつくし、1階2階が一体となった日立台らしい熱い応援で盛り上げてくれることと思います!

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14時半からは、レイソルの公式会見が行われ、ネルシーニョ監督と田中順也選手が出席しました。そして元レイソル広報でJFA広報の種蔵里美さんがローカルメディアオフィサーとして、会見司会や広報業務を担っていただいています。柏熱地帯のエンブレムを見上げながら「日立台、すっごくなりましたね?」とたいへん感嘆のご様子でした!

さあ会見ですが、初戦ブリーラム戦を落としただけに、2人ともこの試合に懸ける強い意気込みを感じさせます。その中で監督は「ACLは違う文化で育ってきた各国のフットボール同士が対戦するので、より注意が必要だ。タイでのFKからの1失点目は、我々が注意を欠いたが、主審のホイッスルが鳴る前でもあった。そうした面でも日本とは異なる特徴があるし、ピッチで予測しないことも起こる。何が起こっても注意して対応しないといけない」とACLで目の当たりにした経験を振り返りました。

田中選手は「ACLはとても刺激的で、自分の人生で体験したことのない貴重なものが得られた。2点のビハインドを追いつく精神力の強さも見せられた。あと5試合あることをポジティブにとらえて、この大会をもって楽しめるようにプレーしたい。より質の高いサッカーで、このACLを全力で戦いたい」と、こちらもただ目の前の勝利だけを見据えて揺らぐことはありません。

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対するは、韓国Kリーグ王者、全北現代モータースです。前節はホームで中国の広州恒大に1-5と敗れ、誰もが驚いたことでしょう。しかしネルシーニョ監督は「ACLに6回出場し、1回優勝した経験をもつチーム。この前は敗れたが、コンパクトなサッカーで攻守とも切り替えが早い。守備もハードでとても力のあるチーム」と警戒を強めます。

全北のイ・ヒョンシル監督は「お互いに初戦を落としているし、明日はとても難しい試合になるだろう。レアンドロ、ワグネルの2人はとても技術が優れる選手。我々は戦術で2人の個人技に対応したい」。またキム・サンシク選手は「負傷者がいて難しい状況だが、この窮地を乗り越えられればいい結果がついてくるはず。とにかく勝ちたい」と強い姿勢を崩しません。

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選手たちを少し見ましたが、とにかく大きい!3番DFのシム・ウヨン選手196cmを筆頭に、185cmを超えるフィールド選手が5人もいます。そこにエニーニョ、ルイスというブラジル人選手が絡み、パワフルかつテクニカルな攻撃サッカーを展開するでしょう。試合は始まってみないとわかりませんが、心身で圧力に屈せず、気持のこもったプレーが絶対に欠かせないでしょう。キックオフは19時、平日ナイトゲームではありますが、まだチケットも残っております。記念すべき日立台でのACL初ゲームを勝利で飾れるよう、多くのご来場をお待ちしています。

最後に。大谷秀和選手が、昨日入籍しました!練習前には種蔵さんとベンチで談笑し、いろいろ近況報告があったと思います。タニは、チームの浮き沈みや大きな怪我などいろんな出来事があったキャリアを振り返り「良いときも悪いときも変わらず支えてくれた女性とこのたび一緒になることを決めました。家族ができたことで、より自分に責任を持ち、その力でレイソルの勝利にも貢献できるよう頑張ります」とコメント。明日は奥様に捧げる勝利、そして茨田選手第1子誕生のお祝いもできるような試合を期待しています。おめでとう、タニ!!

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2012年3月19日

春はまだか

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担当:大重正人

いつになったら、春が来るのでしょうか。冷気を帯びた強い風が、午前中から日立台に吹き付けました。今日もご取材いただいたエルゴラ田中記者は「足先が冷え症になってしまいました...」と春の訪れを待ちわびています。練習グラウンドを1年で最も華やかにさせる春の桜並木、まだ枝先のつぼみも眠ったままのようです。。。

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選手たちは真冬と同じスタイル、寒さをしのぎながらも、激しく紅白戦をおこないました。先日のトレーニングマッチで復帰を果たし、レッズ戦でもメンバー入りした栗澤選手ももちろんプレーしました。埼スタではベンチから仲間の戦いを見守り「特に後半は決して悪い内容ではなかった。このゲームボリュームを下げずに戦うことが大事。やっぱり球際や1対1で相手より先にいかないといけない。それをやり続け、我慢するところで踏ん張ればゴールが必ず生まれるはずです。自分だけじゃなく、みんなゲームに出たいと思っている。監督からいつ声がかかってもいいように、全員が普段の練習からモチベーション、コンディションを保っています」と万全の準備を整えています。

あさって3月21日、日立台で初めてのACLを迎えます。「昔フラメンゴがこの日立台で試合をしたけど、公式の国際大会をここでできるなんて本当にすごいことだよね!」と北嶋選手は10年以上レイソルでプレーしているだけに感慨も一塩でしょう。自身、今季はまだノーゴールで先発を外れています。「出た試合で結果を出せていない自分が悪い。試合で結果を出して、この状況を覆したい」。栗澤、北嶋、両ベテランの奮起や活躍があれば、今のレイソルは必ず上向きになっていくはずです。

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ニュースでお知らせしましたが、明後日からはACL仕様の特別グッズが発売になります。クリーナーストラップ、ミニフラッグ、缶バッジの3種類です。ご観戦やACL初出場の記念にいかがでしょうか!なおスタジアムグッズ売店ではAFC大会規定により、レプリカユニフォーム・コンフィットTシャツ、その他リーグ戦ユニフォームデザインを採用したグッズの取り扱いができませんのでご容赦ください。
http://blog.reysol.co.jp/news/2012/013431.html

明日は、試合前日公式練習が行われます。会場はもちろんスタジアムです。15時からレイソル(バックスタンド解放予定)、その後全北現代のトレーニングとなります。しかし全北現代の練習見学は不可、またレイソルも練習後のファンサービス対応はおこないませんので、16時すぎレイソル練習終了をもってご退場いただかなければいけません。ご協力をどうぞお願い申し上げます。

2012年3月18日

準備進行中

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担当:河原 正明

 昨日の悔しい敗戦から一夜明け、トップチームは水曜日のACL 全北戦に備えてオフ無しでトレーニングを行いました。先発組は軽いランニングと室内でのリカバリーメニューで疲労回復に努めました。
 一方、残りの選手は全北戦にベンチ入りと出場をかけて変わらぬハードなトレーニングを。「いつもの試合3日前」の光景です。4vs4のキリカエのトレーニングではどの選手からも声が出ていました。味方同士で、敵味方で、その声は多種におよびますが、誰もが「チーム」として戦うスポーツに必要不可欠なものとわかっています。その声に導かれてパスでチャンスを、チャンスにシュートを、シュートカバーにチャレンジしていきます。 

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 「練習から手を抜けない」昨季まで所属していた選手だけでなく、今季加わった選手たちもこの時間が自身にとって重要なものです。昨日レイソルデビューを果たした那須選手も「普段の練習と外からゲームを観察していたので試合にすんなり入れた」とコメントしていましたが、今日の練習を見ているとどの選手が出場しても間違いなくチームのムードを変え、結果をもたらしてくれるという期待を抱かせます。

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 さて、この写真は今朝の日立台です。水曜の全北戦に向けてスタジアム装飾を一時的に隠し「クリーンスタジアム」となります。これはAFCチャンピオンズリーグでは主催者であるAFC(アジアサッカー連盟)のスポンサー広告だけが許されているからで、スタジアム内のあらゆる部分の広告が対象となります。一見見慣れないですが、これも「世界基準」のひとつです。ちなみに日立柏サッカー場も「KASHIWA STADIUM/柏サッカー場」と表記されます。

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 その相手チームの全北現代ですが早くも本日来日しました。今日、明日と練習を行い、火曜日夜は柏サッカー場で公式練習となります。敵も万全の体制でアウェイに乗り込んできます。我々もコンディショニングに努め、水曜に向け良い準備をしていきます。チケットはまだご購入できますので、クラブ初のアジアでのホームゲームにお越しください。

 最後に練習見学についてお願いです。選手が屋外でのトレーニング後に屋内に移動して室内トレーニングを行うことがあります。その際の移動時もまだ「練習中」となりますので、サインや写真撮影、プレゼントといったファンサービスはご遠慮ください。練習終了後にファンサービスの時間を設ける予定です。本日もそうでしたが、主に試合翌日の練習が対象となります。都度広報担当者が声をかけますが、集中して良いトレーニングができますように皆様のご理解・ご協力をお願いいたします。

2012年3月17日

ここから!

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担当:大重正人

昨年12月にレイソルが味わった歓喜の埼玉スタジアムは、一転してレッズサポーターの大歓声に包まれました。Jリーグはやはり簡単なリーグではありません。重々わかってはいますが、改めて思い知らされる結果となりました。

ペトロヴィッチ新監督のサッカーは赤いユニフォームにそのまま受け継がれていました。DFラインからしっかりつなぐサッカー、長身FWにシンプルに当てたり、ポジションチェンジを繰り返す、変幻自在の攻撃サッカーです。レイソル守備陣も最初は多少混乱に陥りましたが、しっかり修正し、カウンターを出し合う打ち合いの中でも、レイソルらしさを見せました。

名手ジョルジがボールを奪われての失点。でも「今までジョルジに何度も助けてもらった。だから取り返したかった」という酒井選手の言葉どおり、チームはそこでより一層結束を強め、特に後半は主導権を握って、クロスやセットプレーで懸命にゴールを狙い続けました。そしてビハインドで前がかりになるなか、DFラインの選手たちは広大なスペースをカバーし、相手の鋭いカウンターを止めて、ゲームを壊すことはありませんでした。

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その中心にいたのがレイソル初出場となった那須選手。「いきなりのビッグゲームだったが、ハイボールも足元も安定した仕事をしてくれた。技術、経験、リーダーシップ。彼のパフォーマンスには満足している。Jリーグ、ACLでも期待している」とネルシーニョ監督も高く評価するプレーぶりでした。近藤選手の欠場という大きなピンチで、いきなりの出番にもかかわらず、加入からしっかりと準備してきた成果をこの大舞台で存分に見せてくれました。これからも頼れる背番号6でいてくれることでしょう!

ここ3試合で1分2敗。2010年から数えても、ここまで勝利から遠ざかることはありませんでした。それでも表に出ずとも、こういった苦境を乗り越えてきたのがネルシーニョレイソルです。明日は午前にリカバーなどのトレーニング、そして21日水曜日にはACLの全北現代戦を迎えます。応援・サポートする広報としても、開幕して間もない現状で揺らいではいられません。諸所いろいろなご意見はあると思いますが、私はただVITORIAを信じるのみです。これからも熱く激しく温かく、選手たちをサポートしてください。どうぞよろしくお願いいたします。

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また明日10時から、4/28鳥栖戦、5/1ブリーラム戦、5/6広島戦チケットのアソシエイツ先行販売がスタートします。ゴールデンウィークは日立台で太陽のように黄色く燃えましょう!!
http://blog.reysol.co.jp/news/2012/013410.html

そして最後に、、、茨田選手に新しい家族が増えました。先日3月15日の午前練習中にご家族から無事に女の子が生まれた一報をいただきましたが、ちょうど紅白戦が始まるところ。練習後に急いでクラブハウスへ戻るバラに伝えました。その後わが子との対面を果たし、昨日の浦和出発前に「より一層責任が重くなりますが、家族に大きな元気をもらいながら、それを糧にして頑張っていきます」と神妙な面持ちでコメントを残してくれました。今日は勝利やゆりかごダンスでお祝いすることはできませんでしたが、微笑ましい若い家族3人、これから力を合わせてレイソルとともに明るい未来を創っていってください。おめでとう、バラ!!

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2012年3月16日

再び埼玉へ

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担当:河原 正明

 遅い時間の更新になりました。早いもので明日はJ1第2節、今季リーグ戦では初のアウェイとなる浦和レッズ戦です。昨年12月、レイソルに初の歓喜をもたらした場所に、こんなにも早く再び訪れるとは想像していませんでした。前回対戦はレッズのホーム最終戦、そして今回は開幕戦です。確かに前回はレイソルが3?1で勝利しました。しかし、所変わらずも「(昨年とは)同じチームではない。監督も変わり、選手も補強された。何よりもホーム開幕戦はモチベーションが非常に高いはず」とネルシーニョ監督。昨季まで6シーズンの長きに渡り、広島を率いて日本のサッカーを熟知しているペトロビッチ監督の特徴あるサッカーが、浦和でも継続されている、と警戒を緩めません。
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 一方、選手たちにも近年の対戦成績や埼スタの相性を絡め「昨年優勝を決めた場所ですが・・・」という質問が多く聞かれました。しかしどの選手も「それは昨年のこと。レッズは強くなっているし、全く別のチーム。相手もそうだが、自分たちもリーグ戦今季初勝利が欲しい。油断することなく、いい形で試合に入りたい(酒井選手)」と気持ちを切り替えて臨みます。

 それでもあの喜びを再び・・・と願うサポーターは多いことでしょう。明日はスタジアムでご声援いただける方はもちろん、スカパー!だけでなくNHK総合での生中継もあります。ぜひ、チームへの熱い応援をよろしくお願いいたします。

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2012年3月15日

成長の場

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担当:大重正人

まず、昨晩の五輪予選。見事日本代表が5大会連続のオリンピック出場を決めました!選手、関係者のみなさま、本当におめでとうございました。レイソルからは酒井宏樹選手、そしてドイツから駆けつけた大津祐樹選手が先発出場。2-0での勝利でロンドンへの切符を見事勝ち取りました。関塚監督は「ここをまたスタートにして、今度はロンドンに向けた戦いが始まる」とコメント。ここまでの活躍は当然評価されるものですが、7月末の本番でメンバー入りするために、また新しい競争の始まりです。

昨日はメンバー入りしながら、出場のチャンスに一歩届かなかった工藤壮人選手。当然悔しさも今日からレイソルに復帰し、他の選手と同じメニューをしっかりこなし、最後は熱心なシュート練習。練習後におこなったチバテレビ・ライジングレイソルの取材では「レイソルには菅野くんをはじめ、すばらしいGKが揃っています。レベルの高さは日本一だと思っています。そういう相手に練習からどんどんぶつかっていくことで、自分のレベルをもっと上げていきたい」。悔しさをパワーに変えて、自己鍛錬に努めます。

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こちらは、リーグ開幕前から「さすがMVP!」という働きを存分に見せている我らがキング!レアンドロ ドミンゲス選手が、日本経済新聞夕刊の取材を受けました。今季もイヤーブックに寄稿いただいた吉田誠一さんによる「懸ける魂」の連載取材でした。実は昨年もオファーを受けたですが、その前にも北嶋選手、ネルシーニョ監督と取り上げていただいたこともあり、このタイミングでの取材となりました。

吉田さんがまずフックにしたのは、爆発的な瞬発力。吉田さんは「走るフォームに無駄がなくて、重心の位置がすばらしいのでは」とマラソンランナーらしい身体のメカニズムに注目。ブラジルでの生い立ち、そしてまったく異質だった日本サッカーにどのように適応していったのか。ネルシーニョ監督に求められた守備への取り組みについても日本に来てから、より高い意識を持つようになったとのこと。ブラジル?日本でより進化した「レアンドロ ドミンゲス」の秘密に迫る内容になります。4月2日から日経夕刊にて3日連続の連載予定です。後日WEBでも公開されますので、ぜひご一読下さい。

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最後に、今日は試合観戦系のニュースをたくさんリリースしました。
まずは第2回チケット販売のお知らせ。4/28鳥栖戦、5/1ブリーラム戦、5/6広島戦が対象です。会員先行は今週末18日から、一般販売は25日からです。
http://blog.reysol.co.jp/news/2012/013410.html

そして今回の販売から、アソシエイツ会員限定で、SS指定席の選択購入ができるようになります。会員専用のインターネットにて空席のなかから、希望の座席をお選びいただけます。
http://blog.reysol.co.jp/news/2012/013409.html

また、JTBさんによる3月31日磐田戦、4月17日ACL広州戦のアウェイツアーも募集中です。ニュースページで詳細をご確認の上、アウェイでもレイソルへの応援をいただけますようどうぞよろしくお願いいたします。

2012年3月14日

Road to・・・

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担当:河原 正明

いよいよ今夜8時、ロンドンへの道が開通するかどうか。男子サッカー、五輪最終予選の最終戦が国立競技場で行われます。練習場を訪れるメディアの方も掛け持ちが多く、「長い一日」になりそうです。サポーターの方も「夜は国立に行きます!レイソルから3人選ばれているから(笑)」と酒井、工藤にそしてまだ大津選手も「うちの子」のようです。皆さんもぜひ応援してください!

 さて、トップチームは代表組4人もいないので、少し少ない人数での練習となりました。キレのあるシュートを連発していたのは田中選手。先日のACLブリーラム戦とJ開幕戦と2試合連続ゴールも「もっと何試合も続けないと」とまだまだの様子。あくまでも目標は次の埼スタでのレッズ戦にゴールをするだけです。

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 練習後に取材を受けたのは北嶋選手。「大好きなんです」と自ら熱望して登場したのは講談社 モーニング別冊「GIANT KILLING Extra」。「これも全部買って『ボブ』に置いてい読みふけっています。」とジャイキリマニアぶりを披露。実は、昨年のJリーグキックオフカンファレンスで同作品の漫画家・ツジトモ氏とのツーショット写真に興奮していたキタジだけに取材もノリノリで進行。インタビュアーの方も「こんなに熱烈に好きって言ってくれるなんて・・・ページを増やさないと(笑)」と悩ましげでした。詳しい発売日が決まりましたらまたお知らせします。

今日は短いですがこれで失礼します!
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2012年3月13日

次の舞台へ

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担当:大重正人

昨日のトレーニングマッチ出場組はリカバーとなりました。練習後にはネルシーニョ監督が選手たちを集め、5分ほど語りかけました。グアムのミーティングでは「勝利のためには、ここにいる全員が必要なんだ。いつ出番が来てもいいように、しっかり準備をしてほしい」と言ったように、チームの総合力あってこそのタイトルです。「出場した選手が活躍する」。そんなレイソルの定説が今年も続くよう、彼らにも大きな期待をかけたいと思います。

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昨日、マリノス戦先発メンバーにとっては、1か月以上ぶりのオフとなりました。グアムキャンプから、ちばぎん、ゼロックス、ACL、そしてJリーグ。怒涛の4連戦から、ようやく次のJ1第2節まで約1週間が空きます。マリノス戦は非常に前後に忙しい試合になって、特に後ろを守る選手たちにとっては息つく間もない、ハードなゲームを強いられました。それだけに、1日と短いながらもこのオーバーホールは、チームにとって大きなプラスになることでしょう。

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そんななかでも田中順也選手は、居残りのシュート練習。ネルシーニョ監督も注意深く見守るなか、狙いを定め、シュートタッチを確認するようにキックを繰り返していました。ACL、リーグ戦と2試合連続ゴール中!それでも決められるチャンスがまだあったと、試合後に悔しさも覗かせていました。次はあの埼玉スタジアムでのレッズ戦、チームを勝利に導くゴールを期待しています!

そのレッズ戦の前、明日水曜日にもレイソルサポーターにとっては絶対に見逃せない大一番があります。ロンドン五輪出場をかけたアジア予選最終戦、バーレーン戦です。レイソルからは不動の右サイドバック酒井選手、そして工藤選手が2010年11月のアジア大会ぶりに代表チームへ復帰。そして「レイソルのくくり」と言っていいでしょう!大津祐樹選手がドイツから帰ってきました。スポーツニッポンや東京中日スポーツで大きく取り上げられています?

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勝つか引き分けるかで自力突破となります。聖地国立に詰めかけたサポーター、レイソルファンの声援を一身に浴びて、そして「レイソルトリオ」のそろい踏み出場を楽しみにしたいと思います。キックオフは少しおそめの20時。テレビ朝日の解説はもちろん松木安太郎さんです。先日酒井選手をご取材いただいたフジテレビ「めざましテレビ」の放送もこの試合の前後とうかがっています。突発的なニュースによる編成変更もあるかもしれませんが、早起きされた方はチャンネルをお合わせください!

2012年3月12日

渇望

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担当:河原 正明

 昨日のJ開幕戦に続き、日立台ではトレーニングマッチが行われました。相手はJ2・水戸ホーリーホック。昨年のプレシーズンマッチ以来の対戦となります。今日は室内は陽射しが暖かかったのですが、グラウンドは春一番の強風、「やりずらかった(北嶋選手)」ボールのコントロールが非常に難しい試合となりました。

 マリノス戦に先発出場した選手はオフになり、今日から代表に合流したヨンハと工藤、酒井、さらにはU19代表の山中選手と負傷中の桐畑、林選手を除く全員が出場しました。先発出場した選手のうち水野、北嶋、澤選手を除く8人は今季の対外試合に初出場する選手。それぞれが自分の持ち味を出そうと前半からモチベーションの高さをピッチ上で爆発させます。
 
 まずは前半16分、ペナルティエリア近くまで上がってきた左SB・福井選手が強烈なミドルシュートを放ち相手のゴールネットを揺らし、右SBの藤田選手と歓喜の抱擁をします。昨年、北九州でも見せていた得意の一振りでレイソルが先制します。

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 その後もハーフコートゲームのような展開。右サイドの藤田選手が果敢なオーバーラップを見せれば、ボランチの栗澤選手とハンジン選手が潰す、奪う、つなぐプレーでゲームをコントロール。さらに攻撃的MFに入った中島、水野の両選手も交互にサイドから好球を送ります。那須、渡部のセンターバックは水も漏らさぬ守備と鋭い寄せで相手の攻撃の芽を摘み続けます。そして前線の北嶋・澤の2トップ。「気が利く」二人だけに、互いに周りの選手の持ち味を生かすプレーが多いのですが、今日はエゴイステックにゴールを狙うシーンも多く、それぞれが後半に1得点ずつとしっかり結果を残しました。それでも「90分間できたけど、1点じゃダメ。もっとインパクトを残す得点を挙げないと」とキタジ。昨年、一昨年もそうでしたが、練習試合にモチベーションが下がることはありません。

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 その理由を水野選手は「必死なプレーで、ベンチ争い、先発争いを起さないといけない」と話し、キタジも「選手たちの中で『競争』だと、今日の試合に対する取り組み方がしっかりできていた」とどの選手も試合に出るチャンスを掴もうとギラギラとした渇望感が強烈だったことを明かします。今のチームにはこの気持ちの強さがある選手たちばかりです。明日の練習にはオフ明けの選手も合流しますが、今日の先発メンバー誰もが次の浦和戦へ向けて高いモチベーションを保ってくることでしょう。今週末の試合に向けて楽しみが増えました。
 アウェイ、埼玉スタジアムのチケットはまだ販売中です。ぜひ現地で応援いただければと思います!

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2012年3月11日

一歩

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担当:大重正人

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まず、今日3月11日。あの東日本大震災から1年がたちました。今週は多くのメディアで当時の様子や、復興が進む町並み、そして今の東北地方の姿が報じられていました。まだまだ、あの大きな傷は癒えてはいませんが、今日こうしてJリーグの公式戦を開催できるということの幸せやありがたみを日立台に集まったすべての人が感じたことでしょう。キックオフ前、黙祷を捧げました。改めまして、震災で被害に遭われた方にご冥福をお祈りし、またお見舞いを申し上げます。あの日のことを一生忘れることはできません。でも1年後の今日、新しい一歩を踏み出す一日でもあります。

皆様に親しんでいただいてきた日立台も、今日新しい一歩、リニューアルオープンしました。まず会場前の10時から、KASHIWA CIVIC PRIDE GATE(カシワシビックプライドゲート)の除幕式が行われました。レイソルを応援される方が、このゲートを通るたびに、さあ試合に勝つぞ!!応援するぞ!!を胸高鳴らせるように。そんな思いが込められたゲートです。「日立台グラウンドに入場ゲートを建設する柏市民の会(会長 寺嶋哲生=柏商工会議所会頭)」の皆様、そして募金にご協力いただいた企業、そしてサポーターの皆様、本当にありがとうございました。

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そして、本丸。スタジアムです。柏熱地帯、MR席など約3000席が増えました。特にゴール裏の柏熱地帯、11時45分の開場からみるみる席が埋まり始め、1階の立見席も2階の座席も気がつけばレイソルイエロー一色の鉄壁!選手入場からものすごい迫力の応援が繰り広げられました。

試合が始まると、開始わずか3分で、酒井宏樹選手がJ1初ゴール!おなじみのやってやれコールで一気に沸騰。2度追いつかれるも、田中順也選手が「今日は迷わずスムースに打っていったら入ったので、波に乗って行きたい」という思い切りの良い右足シュート、そして後半19分には、我がレイソルのキングレアンドロが、カウンタードリブルの突進から一転、ソフトタッチのループシュート。まるで神が下りて来たかのようなアウトサイドにかけた美しい放物線がゴールネットを揺らし、この日最高の盛り上がりとなりました。

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柏熱地帯も最初の両サイドは静かに観戦されている方が少し多いように見えましたが、この3つのゴールを目の当たりにして興奮しないわけがありません!ゴール裏センターの応援の熱がさらに高まるように伝わり、セットプレー時のゴールコールではみなが拳を突き上げる応援に自然と変わっていました。1階も2階も、センターもサイドも一体となった「柏熱地帯」。茨田選手は「新しくなったスタジアムは、ゴール裏の高さがあって、黄色一色で、上からの声援がすごく聞こえたのでとても後押しになりました」と試合後に応援への感謝の気持ちを話しました。

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「新しいスタジアムはさらにサポーターが増えて最高の雰囲気だったのに、結果を出せなくて申し訳ない」というレアンドロ選手のコメント通り、アディショナルタイムに踏ん張りきれずにドロー。それでも選手たちは、今季4試合で一番いい内容の試合ができたと、コンディションアップを感じています。まだシーズンは始まったばかり、一喜一憂せず、目の前の1試合1試合を全力で戦っていく。それがレイソルスタンダードですから。明日は水戸とのトレーニングマッチ(一般見学は不可です)、控え組の選手にとっては「今季の開幕戦」です。強い意気込みの現れたプレーを期待したいですね!今日はたくさんの御声援、ありがとうございました。今季も変わらぬ応援をどうぞよろしくお願いいたします。

最後に今夜、テレビ朝日「GETSPORTS」にて「"規格外のサイドバック" U-23日本代表 酒井 宏樹」が放送されます。こちらもどうぞお楽しみに!

2012年3月10日

心躍る瞬間まであと少し

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担当:河原 正明

 柏は雨交じりで冬のような土曜日でした。今日3月10日、2012シーズンのJ1リーグが開幕しました。札幌、仙台は雪、関東は雨でしたが、一日遅れで明日開幕を迎える我々にとっては、この雨が止みそうなことは嬉しいことです。もちろん選手、サポーターの皆さんにとってもそうでしょう。新生・日立台のお披露目の日に「太陽が無い」のは寂しすぎますから。
 
 灼熱のブリーラムから帰国して3日、気温差は30度近くありますが、コンディションを崩す選手もなく、リーグ初戦を迎えます。「(中3日で)短い時間でもいい準備ができた」と監督。移動に気温差、そして敗戦とチームに疲れがあるのでは?というメディアからの質問にも「全く疲労がないと言えばウソになるが、チームにとっての『警告』を早く気付けたとポジティブに捉えている。自分たちのベースとなるサッカーには疑いはもっていない。シーズン初めにいきなり調子が上がるチームはない。少しずつパフォーマンスもモチベーションが上がっていくと思う」と動ずることはありません。そして「Jリーグ開幕、それだけで選手の士気はあがるもの」と自身も明日の試合が待ち遠しいようです。
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 昨年11月26日のC大阪戦以来、久々の日立台での試合です。1月末の始動から1ヶ月、どの選手も一様に「新しい日立台での初戦にスタメンで試合に出る」ことを目指して来ていました。工藤選手は初戦のちばぎんカップで今季チーム初ゴールを挙げています。
昨シーズン終盤から好調を維持してきて、明日の試合後には酒井選手とともにロンドン五輪最終予選 対バーレーン戦にも召集されています。「レイソルでの活躍があって選ばれた代表です。明日も結果を出して行きたい」とシンプルながら力強い言葉でマリノス戦の活躍を誓った工藤。はやる気持ちが抑えられません。
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 ただいま23時。明日の開場まで約12時間です。この時間でもほとんどのスタッフが残業しています。お客様は無事に入場できるだろうか、新しいスタンドに驚いてくれるだろうか、トラブルはないだろうか・・・何をしていてもあれやこれやが足りないような不安と、心配が尽きません。特にスタジアムの動線が大幅に変更になります。皆様にとっても我が家なのに勝手がわからない、となることもあるでしょう。ぜひ、公式サイトや場内の案内図を事前にご確認いただければと思います。

 一方でいよいよ市民の皆さんからご寄贈いただいた「カシワシビックプライドゲート」が開く瞬間が近づいています。飲食、グッズ売店も増え、さらには授乳室や救護室なども完備しています。これまで以上に利便性が高まることと思います。
 そしてなによりもリニューアルした「NEW柏熱地帯」に満員での黄色一色のサポーター。これまで以上に高さと迫力が増したスタジアムから「柏熱」の名にふさわしい声援が聞こえてくると想像するだけでワクワクします。また、明日はサポーター有志が選手入場時にいっせいにフラッグを掲げようと呼びかけています。柏熱地帯だけでなく、AR・MRホーム指定席、もちろんメインスタンドでも。もしご自宅にフラッグがあるようでしたらぜひご持参ください。
 選手たちは皆さんの応援に常に感謝しています「まるで黄色い壁のようで、とても心強い」と。さらに強固な壁となって、声援が相手を呑みこみ、選手に力を与える。キックオフの笛の音が聞こえる時間まであとわずか。ドキドキワクワクして皆さん新しい日立台でお会いしましょう!

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2012年3月 9日

最高の伴侶を得て

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担当:大重正人

酷暑のタイから、真冬のような日立台へ。選手たちはあらためて地球の大きさを感じたことでしょう。冷たい雨が降る中、2組に分かれてトレーニングが行われました。先発組はリカバリー。その他メンバーはゴールを付けたゲーム練習で、北嶋選手、大谷選手と前半出場だった両キャプテンも雨に濡れながら懸命にボールを追いかけます。稲田選手、川浪選手の両GK、そしてFPで最後まで居残り練習を行っていたのはベテランの那須選手。3/11の開幕戦に向けて、心身ともにシフトチェンジです。

その練習前、午前11時から近藤選手が『e-Tax(イータックス:国税電子申告・納税システム)』を体験し、『e-Tax』利用、PR活動を行いました。アップルームに特設スタジオを設置していただき、デスクに置かれたノートPCに向かうドゥー。職員の方にレクチャーを受けながら、金額を打ち込んでいきます。「思ったよりも簡単ですね。自分で計算しなくてもいいですし、間違いも少なくなってすごくいいですね!」と感嘆の様子。国税庁キャラクター「イータ君」、そしてレイくんも参加して、確定申告の呼びかけを行いました!

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その後は試合についてのコメントです。「ブリーラム戦前日は風もあって涼しかった。でも試合当日はめちゃくちゃ暑かったです。でも日本の夏だって暑いし、代表の海外遠征でアジアも経験していたので暑さは大きく気にはなりませんでした。

ただすぐにリーグの開幕戦。大会も変わるし、しっかり切り替えて戦いたい。マリノスは小野選手や斎藤選手みたいな若くて、ドリブルやスピードのある選手にはしっかり注意しないといけない。他にいい選手がそろっていて、マリノスは間違いなく強豪ですから。練習は多くできないけど、その分緊張感や高い意識をもって戦わないと。1試合1試合を去年のレッズ戦のように、決勝戦のように」とDFリーダーらしくしっかりと落ち着いた心構えでいます。

今日は、大変におめでたいニュースをリリースしました。事前に報道もありましたが、橋本和選手が、正式に入籍届を提出しました。3月4日の日曜日、「これから遠征とかで忙しくなるから」とタイ出発当日の午前に柏市役所へ届け出。日曜だったので受理確認がずれこんだため、帰国後の発表とさせていただきました。

お相手は、元サッカー選手の中川理恵さん。昨年までなでしこリーグの岡山湯郷ベルに所属、日本トップリーグで活躍したアタッカーでした。橋本選手と同じ1986年生まれの25歳。選手キャリアとして最高の時を迎えようとする年齢で、現役を引退しました。橋本選手は「身体を痛めたわけじゃないし、まだまだプレーできるのに、選手を辞めるということにはすごく悩んだと思うし、覚悟が必要だったと思います。それでも自分をサポートしてくれるために、大きな決断をしてくれました。だから、彼女の分まで本当に頑張らないといけないという気持ちです」。岡山の地方紙ではその引退を惜しむ記事もありました。
http://www.sanyo.oni.co.jp/feature/sports/bell/2012/01/19/20120119103855.html

湯郷ベルの練習風景がニュースに流れ、その中にレイソルのグレーのトレーニングウェアを着ている選手がいました。今思えば、それが中川さんだったんですね。同じ大阪体育大学で出会い、岡山と柏で遠距離になりましたが、共に日本のトップリーグで走り続けてきました。ワタルは最高の伴侶を得て、日本一の左サイドバックを目指して頑張らないといけないですね?。皆さんも2人に温かい祝福をお贈り下さい!おめでとう?、ワタル&理恵さん!

3月4日の入籍当日。キリにいじられて、さらに眼を細めるワタル。キリじゃなく、奥様にきちんと指輪を渡しましたか???(笑)

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2012年3月 8日

タイから帰ってきました

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担当:河原 正明

 悔しい敗戦から一夜明け、チームは帰国の途につきました。早朝7時にホテルを出発、8時すぎにバンコクを発ち、およそ6時間のフライトで空港からバスに乗り込んだのが日本時間で17時。それからクラブハウスについたのはすでに日も落ちた18時20分でした。昨晩は遅くホテルに入り、そして早朝の出発。選手がプレーするために必須とはいえ移動の多さと距離の長さは、確実に疲れをもたらします。中でも、試合にフル出場した選手たちにとっては、今夜は家で家族と共にすごし、十分な休息を取ることが大事な時間となります。シーズンが始まってからオフが2日しかありませんが、「こうした経験が強くさせますよ(橋本選手)」と前向きに捉えています。

 一方では帰国したチームには嬉しい知らせが待っていました。工藤選手が3月14日国立競技場で行われるロンドン五輪最終予選vs.バーレーン戦にU23代表として10年のアジア杯以来およそ1年半ぶりに召集されました。成田でも待ち受けていたメディアの取材を受けました。「驚きはないですよ」と本人はにべもなく。「選ばれるために、まず第一にチームで結果を出すことをずっと意識していた」工藤、昨季Jリーグ7得点にFCWCでも1得点。今年もPSMでも1得点と「結果」を残すことで、目を向けてもらえました。「日の丸をつけて戦う権利を得たのは光栄なこと。出場したら『結果』という形で応えたい」と頼もしいコメントを。なお、酒井選手とともに11日のJ1開幕戦後に代表チームに合流します。
 また安英学選手も北朝鮮代表に選出、こちらは「AFCアジアカップ」への出場となります。昨日の試合でも要所を締める活躍を見せてくれたヨンハ、レイソルだけでなく代表でも常に必要とされる選手です。ちなみにヨンハも開幕戦後に代表チームに合流となります。

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 さて、本日日立台では新スタジアムの竣工式が執り行われました。御手洗社長はじめ施工社来賓を招いての式典には多くの取材陣が訪れました。いよいよあと3日でこけら落としとなります。私もまだ全てを見てはいないのですが、11日にはファン・サポーターの方だけでなく、クラブスポンサーやメディアの皆さんを万全の態勢でお出迎えできるように引き続き準備していきます。

 トップチームは明日は午後からの練習となります。さすがに少々疲れましたので、今日はこの辺で失礼します。

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2012年3月 8日

アジア初勝利ならず(3月7日)

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担当:河原 正明

 まずは昨日の広報日記が更新できませんでしたことお詫びいたします。1日遅れですがご拝読ください。

 クラブ初のアジアでのアウェイ戦はほろ苦いものになりました。AFCチャンピオンズリーグH組第1節、ブリーラムユナイテッドvs.柏レイソルの一戦は3?2で敗戦。ヒリヒリする戦いでしたが、残念ながら所詮で勝ち点をあげることができませんでした。

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 試合開始4時間前に会場に到着するとそこにはすでにレイソルイエローを身に着けた集団が集まっていました。酷暑といいますか、気温35度を超える中で日陰も少ない場所で長い時間待っていただきました。一方のホーム側は、昨日ブリーラムスタッフと話していた際には「明日は売り切れだよ」と言われていた割には、開始30分前になっても3割程度のでに本当に満員になるのか疑問でした。しかしキックオフ前にはスタンドの7割程度が埋まり、バックスタンド正面の一体ではブリーラム名物の太鼓に合わせた歌の大応援がスタート。実は昨日の夜に練習をしていたのですが、一糸乱れぬ応援に、サッカーではなくなぜか高校野球の応援を思い出していました。

 その応援団ですが、味方のチャンスになるとかなりのテンションの高さで「オーー!という声や、試合展開に合わせて会場中がそろって曲を歌い選手を鼓舞します。その応援団をバックに、ブリーラムは試合開始からホームの利を生かそうと先制攻撃を仕掛けてきます。
 試合開始10分でした。酒井選手のショルダーチャージがファールの判定。FKのピンチでしたが、「失点シーンはふとしたエアポケットに入ってしまった(増嶋選手)」と話すようにDF陣が陣形を整えようと背中を向けた瞬間にすかさず蹴りこんだボールが直接ネットを揺らします。スタジアム全体がさらに沸き立つようなゴールに、飲み込まれまいとするレイソルイレブン。その後もスリッピーなピッチと暑さ、さらに相手のカウンター攻撃にさらされる時間が続きます。そして38分には、カウンターから持ち上がった相手MFが技ありのループシュート。さすがのスゲも見送るだけしかできずに苦しい2点目を奪われてしまいました。
 
 ハーフタイム、監督は選手の交代と陣形の変更を指示。これが功を奏し、徐々に流れを引き戻します。55分に田中選手のACL初となるゴールを皮切りに、徐々に相手のスキを伺いシュートチャンスを作っていきます。そして64分、酒井選手もコーナーキックから同点弾を頭で決めてくれました。静まるスタジアムに響く「やってやれ」コール。しかし「同点に追いついてすこしマッタリしたかも(安選手)」、相手も交代選手を送り込み攻撃を活性化させると77分「相手はずっと徹底していた(近藤選手)」ワンツー攻撃から崩され強烈なシュートを決められてしまいました。残り時間、後がないレイソルも何度もゴールに迫るも相手ゴールを割ることができませんでした。

 非常に悔しい一戦となりましたが、これで予選敗退となったわけではありません。残り5試合を終えたところで上位2位までに入ることが第一目標です。チームは飛行機で0時過ぎにバンコクに戻り、チェックインを済ませたのが1時近くになりました。明日は朝7時前には集合で、日本へと向かいます。日曜日のJ1開幕戦に向けてしっかりと準備をしていきます。
 最後に遠くタイまで駆けつけてくださいましたサポーターさん、ご声援ありがとうございました。リベンジのチャンスはまだあります。引き続きご声援をよろしくお願いします。

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2012年3月 6日

いざブリーラムへ!

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担当:河原 正明

バンコク到着から2日、暑さにも辛い食事にも少し慣れてきたところです。トップチームは今朝一番にブリーラムに移動しました。今回の大会ですが、本来の規定ではブリーラムでの試合は、厳密にいうと「国際空港からの距離が遠すぎる」ので開催が認められないものでした。しかし紆余曲折あり、結局は相手チームのホームスタジアムである「サンダーキャッスル」で開催されることになりました。今回の移動はこれが国際大会であることを改めて感じます。

まずは「チャーター機」での移動。ジェット機1機、貸切です。現在タイ国内は洪水の影響でバンコクにある国内線の空港(ドンムアン)が使用できませんが、国際空港から地方空港への移動します。飛行時間はわずか一時間足らずでブリーラム空港に到着。どの選手も疲れもなく「快適でした(酒井選手)」。しかし、移動はまだまだ続きます。次は空港からホテルまでの移動。通常なら1時間以上かかるのですが、陸路での移動は警察車両が先導するポリスエスコートが付きます。そのため移動はノンストップ、30分程度で目的地に到着しました。

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そして夕方にはスタジアムでの公式練習。その前に監督と大谷選手が記者会見に登壇しました。昨年のFCWCでも経験しているのですが、ACLになるとかなりローカル色が強く、タイ語→日本語→ポルトガル語の往復にプラスしてタイ語から英語も提供されるので通常よりも待つ時間が長かったです。

会見以外でもタイメディアの質問の多くは「暑さについて」。監督は「気温はとても高いが、バンコクで過ごして慣れてきていること、なによりグアムで2週間キャンプを行っているので順応できている」と問題ないことを強調していました。一方相手チームの監督は「とても速いサッカーをする印象。Jリーグのチームは強いが、先日(2月)のベガルタ仙台との試合で日本のサッカーを体験できた。明日の試合の結果で我々の強さもわかるだろう」と不敵なコメントを残していました。

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その後夕方5時から公式練習をスタジアムで行いました。昨年完成したばかりのスタジアム(なんと8か月で完成したそうです)は、簡素でありながらも必要最低限の設備が整っており、「雰囲気がプレミアリーグみたい。テンションがあがります(酒井選手)」また「ピッチの状態も良かった(田中選手)」と選手たちには何ら問題はなかったようです。チェルシーFCが大好きなオーナーが建てたスタジアムは確かに昔のイングランドリーグのスタジアムのような雰囲気もあります。明日は「フルハウス(満員)だろう」と相手チームスタッフが話していましたが、日立台同様、サッカー専用で観客席とピッチも近いのでアウェイの雰囲気は相当なものとなりそうです。彼らがここで試合を行いたいと強く願うのもよくわかります。

その練習は全て公開で行われ、キリカエの練習のあとは入念にシュート練習を行いました。中でもGK菅野選手は最後までピッチとボールの感触を丁寧に確認していました。明日の試合に向けて大谷選手は「ちばぎん杯、ゼロックス杯と比べてチームのやりたいことがハッキリとしてきた。2勝してタイに来れたのはすごくいいこと。明日は自分たちのサッカーがどれだけできるのかに集中したい」と不安はありません。一方で北嶋選手は「大アウェイので戦いは刺激的だし、暑さも大変。でもこれらは非常にポジティブな経験。こういう中で試合をすることで強くなっていくんだなぁと思います。昨年末のFCWCの時に近い心境です。大事な初戦、試合の入り方をもっと良くして、いつもの自分たちのサッカーをしたい」と選手・スタッフ、クラブにもちろんサポーターのみなさんも新たな領域に進むことを前向きに捉えています。

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今日のACL、日本勢は1勝1敗でした。レイソルと同じくACL初出場のFC東京が勝利したことは選手たちにも刺激的だったようです。明日は、日本から100名以上のサポーターが駆けつけてくださるようです。もちろんTVでも中継がありますのでまた一つクラブ史に残る新たな戦いの場を見届けてください。
なお、明日も日本時間の深夜に移動しますので広報日記の更新はおそくなりますことご了承願います。

2012年3月 6日

Going to ASIA!!

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担当:河原 正明 2012年3月4日、クラブ初となるアジアでの覇権を争いにレイソルイレブンが乗り込みました。昨夕成田から空路バンコクへ。到着後、入国審査を済ませてホテルにチェックインを済ますと午前1時近くになりましたが、その後はどの選手も揃って十分な休息を取れたようで、今日はみな元気な顔を見せてくれていました。

東南アジア特有の湿った風、香草の匂い、見たことがない鳥と初めて聞くさえずりに改めてここが異国であることを、五感が訴えてきます。 さらに午後の練習の準備に先乗りで向かう時にはバンコク名物、渋滞の洗礼も受けました。もっともチームバスは迂回して影響は受けませんでしたが、帰りもラッシュアワーと重なり、バイクと車の渦に巻き込まれて不思議な感覚を味わいました。
チームは夕方にラジャマンガラ・ナショナルスタジアムで1時間程のトレーニングを行いました。会場は日本でいうところの「国立競技場」でして、至る所に過去に国際大会が行われてきたことを物語る跡が残っていました。レイソルでは井原コーチが現役時代にここでプレーしたことがあるそうです。夕方とはいえ、タイ特有の湿度と気温の高さに立っているだけで汗が出てきます。それでも「ここに来られるのがうれしいです」と那須選手。横浜F・マリノス時代にはリーグとACL、そしてアテネ五輪も掛け持ちしていたそうで、「ACLから即アテネ五輪行きとかキツかったですが(苦笑)こういう経験がチームを強くしますよ」と自らの経験談を話してくれました。当時の那須選手は今のレイソルでは田中選手や渡部選手らと同じ年齢の頃です。田中選手は「海外遠征も楽しいですよ」話していましたが、多くの選手がこのACLの戦いとリーグ戦を同時に戦う困難ミッションそのものをポジティブに捉えているのが、とてもたのもしく思います。那須選手がACLに挑戦した当時とはまた環境も若干違いますが、「勝利のために」戦うレイソルのマインドは今年も不変です。  さて、明日早朝にはトップチームは水曜日の初戦の会場であるブリーラムに飛行機で移動します。いよいよ敵地に乗り込みます。明日は現地時間の夕方にスタジアムで公式会見、そして公式練習を行います。焦らず、しかしまずはグループリーグ突破を目指してタイ王者に挑みます。  なお、インターネット環境の問題により、モバイルレイソルの「デイリーレイソル」の更新は翌日以降となりますのでご了承ください。

2012年3月 4日

ムード

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担当:大重正人

表彰台に上がり、キャプテンが大きな優勝カップを掲げ、選手・スタッフが最高の笑顔で拳を突き上げるシーンは、何回何十回と経験しても飽きることはないでしょう。昨日のゼロックススーパーカップでは、応援したサポーターや私たちにすばらしい喜びと達成感を味わわせてくれました。

しかし、もう次の試合が迫っています。今度は、クラブ史上初出場となるACLです。昨日先発した選手はランニングやストレッチなどのリカバー、その他選手はボールゲームで身体を動かし、来る戦いに備えています。田中順也選手は「相手の特長をつかむまで少し時間がかかるかもしれないけど、昨日の試合のように耐えながらも、途中から流れをグッと引き寄せるような試合にしたい。個人的には、裏へぬける動きは昨日も代表の時もできていた。あとはシュートまで持ち込むイマジネーションのところですね」と反省と目的をしっかりとらえているようです。

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こちらは、またしても国立のネットに弾道を突き刺したこの人!
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ジョルジ選手、コンディションは良化途上ですが、黄金の左がすばらしい輝きを放ちましたね。「ジョルジのスーパーゴールで落ち着いた」。みんなが口をそろえて絶賛です。タイヘの荷物を運ぶ、スポンサー日立物流さんの新調なったトラックの前で、レイくんポーズに笑顔で応えてくれました。実は手袋の人差し指の先が少し破れていて「photoshopね!」と映像加工ソフトで黒く塗りつぶして!とキーボードを打つポーズでおどけます。今週火曜発売のサッカーダイジェストには、ジョルジ&ニ―ヤンの初対談が掲載されますよ。これも見逃せません!

日立台にお越しの新聞記者さんは「みんな雰囲気がいいですね☆」と選手たちの自然な笑顔に目がとまります。レイソルらしい、その雰囲気を作り出していたのは、実は桐畑選手でした。昨日リリースしたように、グアムから帰国した翌日に左肩を痛め、診断の結果は全治4か月の脱臼というあまりに大きな負傷となってしまいました。モバイルブログにもありますが、あの9.11名古屋戦で痛めて以来「正直、ずっと気になっていた部分。むずかしい判断でしたが、手術しようと自分で決めました」と完全治療をめざしての大決断をしました。左肩は固定されて、上着に腕を通すことはまだできません。

それでもキリは気丈でした。いつも以上にチームメイトへ執拗な絡み(笑)。練習や試合の疲れを忘れさせるような明るいムードメイクに努め、練習後には「ナベ、まだかよ?!」と追い立てるように、こよなく愛す「珍來日立台店」へ2人で。自ら監修した「牛ヒレニラ炒め定食」をがっつりとたいらげてきました。「元気にリハビリしてチームに明るさと元気を注入します!」。スゲ、イナ、ゴローの3人にゴールマウスは任せて、今はじっくりと治療に専念してください。「柏レイソルの、勝利の歌を歌いましょう!」あの名言を、新装なった日立台でもう一度聞ける日まで!!

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最後に、クラブスポンサーとしてご支援いただいているリクルートさんの「TOWNWORK」、レイソル選手インタビュー掲載版が明日5日から、柏や松戸など主要駅などにて配布されます。今回の登場はワタル&クドーです。赤い表紙、ジョブーブくんが今回もレイソルのユニフォームを着ているのが目印です。どうぞお手元に。

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2012年3月 3日

2冠達成

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担当:河原 正明

 昨日までの雨も上がり、快晴の今日はまさにサッカー日和でした。クラブ初のFUJI XEROX SUPER CUP。相手は天皇杯王者のFC東京。互いに初のスーパーカップウィナーを目指す戦いは、激しいものになりました。
 立ち上がりからFC東京が日本代表MFの石川選手らがレイソル守備陣を襲います。「うまく相手を自分たちのペースにハメられなかった(ネルシーニョ監督)」ことで前半の20分くらいまではほぼ防戦一方の展開に。しかし、徐々にペースをつかみ始めた前半27分、カウンターのチャンスに攻め上がったジョルジが相手のスキを突いて左足を一振り!無回転で襲ったボールは相手GKの手に届かず、初シュートが貴重な先制点となりました!
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 この一点で落ち着きを取り戻したレイソル、前半終了間際に思いがけない形での追加点が生まれます。相手ゴール付近でのセットプレー、シュートが流れてゴールキック・・・と思われた瞬間に主審がペナルティスポットを指差しPK獲得。これをレアンドロが落ち着いて決めリードを2点に広げます。
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 ハーフタイム「難しいゲームだがアドバンテージはこちらにある。残り45分、しっかりとした守備を怠らずに頭を使ってプレーをしよう!」と監督が選手たちを送り出すと、昨年までと同じく、試合途中でゲームの流れを修正します。途中出場のロボ、澤の両フォワードも何度も前線で惜しいシュートチャンスを作りスタンドのサポーターを沸かせます。同じくボランチで出場のヨンハも「ハマの大魔神みたいでしょ(笑)」とクローザーとして体を張ったプレーで相手の攻撃の芽を潰す役目を全うします。1失点を喫したものの最後には「自分たちでペースを戻せる強さ(橋本選手)」を見せて試合終了。初のスーパーカップのタイトルを獲得しました。これで先週のちばぎんカップに続いて2週連続でのカップウィナーとなり、来週から開幕のACL、そしてJ1リーグに弾みがつく勝利でした!
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 さて、今日の試合の前座で行われた「NEXT GENERATION MATCH」に中村、秋野、中川選手のレイソルU-18選手がJリーグ選抜チームで先発出場しました。試合前、3人がピッチに登場するとレイソルサポーターがそれぞれに大きなコールのプレゼント。「名前を呼んでもらって鳥肌が立ちました(秋野選手)」と大きな支えとなったようです。試合は前半0-0で進み、後半に3点を挙げたJリーグ選抜が日本高校サッカー選抜チームに勝利しました。「チームが勝ったこと、自分が無失点で抑えられたことは良かった。自分はシュートを止めることと相手に点を与えないことが仕事です(中村選手)」と話す顔はもうプロ選手になる準備ができているかのようで、本当に頼もしいかぎりです。
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チームメイトも対戦相手もいずれも将来、何度も国立でプレーをするであろう未来ある選手たちです。写真はともに日本代表選手を兄にもつハーフナー選手、宮市選手と秋野選手。「プロになってここ(国立)に立てるように、今からもっと自分のレベルを上げていかないといけない(秋野選手)」と目標も決意も固いようです。もうすぐ新学年、アカデミー選手たちにも新シーズンがやってきます。
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 トップチームは明日の午前にリカバリートレーニングを行い、午後にはいよいよAFCチャンピオンズリーグ初戦の地、タイに向けて出発します。クラブ初の海外公式戦、「まずは疲労回復に努め、そして100%の力で初戦を戦う(ワグネル選手)」とあくまでも勝ちながらチームの調子を上げていくことを目指します。
 遠くタイの地に平日に向われるサポーターの方は多くはないかもしれませんが、TV中継もあります。スカパー!「テレ朝チャンネル」では生放送、BS朝日では当日深夜に録画放送があります。またCS機器をお持ちであれば7日のブリーラム戦は無料で視聴できます。ぜひ、歴史的な初戦にご注目ください。
 今日もご声援ありがとうございました。今季狙えるタイトルはあと5つ。来週から新たな2つのタイトルへの長い長い挑戦がスタートします。引き続き応援よろしくお願いします!!
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2012年3月 3日

キックオフカンファレンス!

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担当:大重正人

まずお知らせです。3月24日の清水戦当日に開催する「日立クラウドソリューションHarmonious Cloud presents(株式会社日立製作所 情報・通信システム社 共催)柏レイソル サッカー教室」の参加者を募集中です。アカデミーコーチによるサッカー教室だけでなく、観戦チケット、さらにTシャツやタオルマフラーのプレゼントつきです!只今募集定員の100名を超える応募がありますが、ご応募いただければご当選の大きなチャンスがありますよ。締切3月5日(日)の正午までとなっておりますので、どうぞご応募ください。
http://blog.reysol.co.jp/news/2012/013280.html
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今日は、Jリーグ開幕直前の恒例イベント「キックオフカンファレンス」に行ってまいりました。
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20周年を迎えるJリーグを彩った名選手たちのオープニングムービーで始まったカンファレンス。大東チェアマンによるスピーチのあと、リーグを挙げてよりよいサッカーをファン・サポーターに見せることを宣言する「憲章」に、リーグを代表してネルシーニョ監督が代表署名しました。

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そして選手登場!レイソルからは北嶋キャプテンが出演、今年のポジションは最前列のセンター!チャンピオンになった誇りを改めて感じることができます。凛々しい表情のキタジです。

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その後各チームのブースへ移動しての取材対応。今年の開幕カード、対戦相手のマリノスからは中村俊輔が来場。この2人、高校サッカー時代からの盟友!この日一番のベスト2ショットではないでしょうか!TBS桝田アナウンサーのインタビューに応える2人。

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そして、ものすごい数のカメラマンに囲まれての臨時フォトセッション。目を開けていられないほどの眩しいフラッシュを浴びていました。

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さらにキタジは大忙し。日本代表として出場するACLの記者発表へ。「これまでは第3者の立場で、ガンバやグランパスが戦っているのを羨ましく思っていましたが、自分たちがその舞台に立てることを誇りに思います。厳しい日程だけど、チーム一丸となっていい結果を残したいです」と決意表明。

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さらに会見は続きます。明日行われる富士ゼロックススーパーカップの会見。こちらはFC東京の森重選手、さらにレイソルU-18から中村、秋野、中川の3選手が出場する「NEXT GENERATION MATCH」に出場する2人も加わりました。Jリーグ選抜のハーフナーニッキ選手(左端)のサイズに驚く目を丸くするキタジ、そしてレイソルサポーターからも注目されているだろう高校選抜の宮市選手(右端)。ともに偉大な兄を持つ、将来の日本を背負ってほしい逸材です。まさに夢の4ショットでした!

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そして、ネルシーニョ監督にポポヴィッチ監督も加わった4人による会見。監督は「選手の努力もあって、グアムキャンプからプランニング通りに調整が進んでいる。ゲームレベルはまだ良いリズムではないが、フィジカルのコンディションは上がってきている。シーズン開幕前だが、タイトルの懸かった大事な試合。大きな期待を持って臨みたい」と2つ目のタイトルへ向けて全力で臨みます。明日、この大きなカップを掲げるキタジやタニの姿が見られるよう祈るばかりです!

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明日のゼロックスカップですが、当日券販売もあります。
http://www.j-league.or.jp/search/?c=00004366&type=news&s_c_league=xscup

またご来場の皆様へ、入場方法のご案内がリリースされていますのでこちらもご確認ください。
http://www.j-league.or.jp/search/?c=00004350&type=news&s_c_league=xscup

日本テレビで13時30分から全国放送されます。国立で、テレビの前で、日本中のサッカーファンの注目を浴びて戦うレイソルに熱い御声援をよろしくお願いいたします!

2012年3月 1日

いざ3月!

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担当:河原 正明

 朝9時の練習場。グラウンドキーパーの方が総出で雪かきをされていました。昨日とは打って変わって暖かな空気もあり、おかげで午後の練習の前にはあれだけ降っていた雪も淡くも消えていました。
 
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 トップチームは非公開での練習を行いました。雪の影響は全く感じさせず、いつも通りの練習を行うことができました。昨日は雪のグラウンドを「写真をブラジルに送るんだ!」と嬉しそうに撮影していたジョルジと好対照に、雪や寒さは「ウツノミヤの方がもっとスゴよ」と笑っていたロボ。今日の練習でもお互いのキックの感触を確かめ合うようにペアを組んでのパス交換をしていました。ちばぎんカップでは後半から出場するも、続けざまの連続シュートにサポーターの皆さんの期待も膨らんだことと思います。相手陣形を崩しきらずに撃てるシュートは、土曜日のスーパーカップでも大きな武器となるでしょう。まずは早く移籍後初ゴールをあげてもらいたいものです。

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 とうとう3月です。待ちに待った3月です。いや、しかし始動してからアッという間でした。リーグ開幕を告げるスーパーカップまであと2日。明日は前日恒例のJリーグキックオフカンファレンス。レイソルからはネルシーニョ監督と北嶋選手が登場します。昨年まではステージに立つ優勝チームの選手・監督の姿を観客席から眺めていたのですが、今年は違います。当然、ステージや取材などでの出番も増えます。これもチャンピオンチームならではです。我々広報スタッフも明日は朝から会場に、そして土曜日も朝イチに国立に向います。そして日曜日にはタイへ向けて出発・・・開幕前の準備時間がないことに焦りを覚えます・・・。もっとも毎年同じことを繰り返しているのですが(苦笑)。チームも明日の午後に移動、土曜日の試合に備えます。スーパーカップのチケットはまだ残っているようです。今季2戦目の公式戦に挑むレイソル戦士をぜひスタジアムでご声援ください!
 
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