2009年10月31日

残念な試合

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担当:大重正人

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試合後の監督会見場に現れたネルシーニョ監督の顔は、真っ赤でした。
その理由は、容易に想像できました。「今日の試合の感想は、短く言います。こんな点数の取られ方をするチームは負けるでしょう」。あとで周りから話を聞くと、試合後の選手たちに相当厳しい怒声を浴びせたそうです。「お前らは戦う気持ちがあるのか」……。会見の時間を5分遅らせて、冷静さを取り戻す時間をとっても、その顔はまだ紅潮していました。

何日か前、「どんな結果に終わっても、『戦った』と言い切れる試合ならば、胸を張ってほしい」と選手たちにエールを送りました。しかし、残念ながら、今日はそんなことは言えません。しっかり守備を整えて、狙い通り無失点で戦っていたにもかかわらず、ちょっとした意図のズレというか、呼吸が合わなかったというか、自陣でのパスを相手に渡してしまい、あまりにあっけない失点。取られ方、取られた時間帯があまりに悪すぎました。

だからかどうかわかりませんが、1点を追う展開になっても、山形戦のようにがむしゃらに前へ上がるでもなく、逆に裏をとられて危ない場面を作られてしまいました。点数を取られてからの15分はみるみるなくなっていき、数少ないセットプレーチャンスも生かせません。

これで10月31日の天皇杯ジェフリザーブズ戦から、4試合390分ノーゴールが続いています。「これは練習を積むしかない」。ネルシーニョ監督の言葉通りです。もちろんその取り組みは続けています。サイドからのクロスボールへ数人が飛び込むトレーニング、いろんなパターンを変えながら繰り返しています。もちろんミスすることもあります。そんなとき、明らかな不注意だったなら「もっと集中しろよ、ちゃんとやれよ!」といった厳しい言葉が飛び交ってもいいのではないでしょうか。ひとつひとつのパスやトラップ、クロスにシュート、すべてが完璧にプレーされないと、ゴールは生まれないんです。完璧なプレーを仲間が繰り返して、やっと生まれるのが「ゴール」です。ひとつひとつのプレーに、もっと緊張感や丁寧さや集中力が必要だと思うのです。

明日のサテライトリーグ、14時からのベガルタ戦。サポーターの皆さんもたくさん詰めかけてくれるでしょう。今日のような試合では、拍手は送れません。拍手を送ってもらえるようなプレーと気持ちを見せなければいけません。11月8日の清水戦へ向けて、トップもサテライトも関係なく、チームの戦う姿勢を見せてください。

最後に、選手からインフルエンザ感染者が出てしまいました。それに伴い、明日から練習後のファンサービス(サイン、写真撮影など)を一時的に休止させていただきます。非公開練習の合間を縫って、日立台に来ていただいているサポーターの皆様に深くお詫び申し上げます。なにとぞご理解ご協力くださいますようお願い申し上げます。

2009年10月30日

出発

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担当:石本瑞奈

今日はすごくいい天気で、気温も肌寒さを感じることなく、本当に過ごしやすい一日でした。試合の日もこんな気候だったらいいのにな、と思うのですが、なぜか今年は雨か、晴れていれば猛暑が多くて、残念です。

今日は午前練習のみ。公開だったのでお客さんも見守るなか、全員がゲームに参加して汗を流しました。GKがフィールドプレーヤーになり、シジマールコーチが張り切ってゴールマウスを守る姿も試合前日ならではの光景です。

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ちょうど私が練習グラウンドに到着してすぐ、菅野選手がいいシュートを打っていましたが、大谷選手が見事なディフェンスでゴールを許しません。「ナイス!タニ!」という賞賛に混ざって「スゲだけには決められたくない(笑)」という声が聞こえました。

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他にも、パク選手のオーバーヘッドが決まったり(この写真の直前に決めました)、古邊フィジカルコーチが選手に突っ込まれていたり、和やかな雰囲気で練習を終えました。

こんな日があってもいいなと思いました。サポーターの気持ちを重く受け止めて、「やらなければ」という思いが強い選手たち。でも、先週もずっと一週間張り詰めっぱなしだったので、気分をうまく切り替えられたのではないかと思います。
もちろんプロなので、勝つために闘う気持ちを強く持たなくてはならないのですが、気持ちと肉体をリラックスさせて、また頑張るぞという気持ちを起こさせるような、そんなトレーニングならいいと思います。今日は、そんな日でした。

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お昼過ぎには神戸へと出発。みんな定刻より15分以上前に次々とバスに乗り込んでいきます。私はいつも日立台居残り組のスタッフとともに「いってらっしゃい」と声をかけるのですが、途中までは私が一人で声をかけていて、少し淋しかったです。出発まで15分を切ったころから石川コーチ、古邊フィジカルコーチ、松原フィジカルコーチなど、いつものお見送りメンバーが集まったのですが、「え?もうみんなバスに乗ったの?早いね」と残念そうでした。

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ネルシーニョ監督は「オフ明け、選手たちの顔つきを見ていると、可能性を信じている、諦めていない表情がありました。それが大きな力となって、いい雰囲気で一週間トレーニングができました」と語り、手応えを感じながら、バスへと向かいました。

対戦相手の神戸は今シーズン、リーグ戦2戦2敗。しかも5月下旬の中断前の大事な試合と、8月の残留争いの直接対決で敗れるという、悔しい敗戦でした。ナビスコでは勝ちましたが、それだけでは足りません。
カテゴリーの違う大会ですが、ぜひ、雪辱を果たして、いい流れでリーグ戦へ戻れるように、力一杯闘ってほしいです。

2009年10月29日

宝物

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担当:河原 正明

ピンと張り詰めた空気がスタジアムを包む朝。トップチームは明後日の天皇杯3回戦 ヴィッセル神戸戦に向けての練習を行いました。朝晩は冷えるようになってきたこの時期ですが、「寒いけど、俺は好きですよ。サッカーをやるにはちょうどいいし」とはケガから復帰してきた古賀選手。
今季残された試合はリーグ戦だけではありません。天皇杯は勝ち上がり続けることで2009年のレイソルの戦いは続けることができます。明日は神戸に向けて出発です。午前中の練習見学は可能ですので、お時間のある方は日立台にお越し下さい。

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さて、私は練習もそこそこに火曜日に引き続きホームタウン活動「レイソルしま専科」で柏市立十余二小学校を訪問してきました。柏の葉公園総合競技場のすぐ横にある小学校と言えばお判りになるレイソルサポーターもいるのではないでしょうか?今日は4時間目に6年生83名とサッカー体験を行いました。
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今回は男女に分かれての指導を。女子はサッカーをあまり経験がない子がほとんどでした。はじめはおとなしく、コーチとのコミュニケーションもぎこちない様子でして、シュート練習などでも失敗するとちょっとつまらなそうにしている様に見える子もいました。
しかし、秋谷コーチに池田コーチが組んだコミュニケーションを重視したメニューと、コーチの励ましでだんだんと女の子たちに変化が現れてきます。それは「積極性」です。自ら進んでボールを拾いに行き、仲間やコーチに話しかける。どの子もサッカーに取り組む顔付きが真剣さを増してきているのがハッキリと判ります。

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後半はゲームを行ったのですが、試合の無いチームが集まってなにやら話しをしています。近づくとグラウンドにコートを書いての自主的に「作戦会議」をしていたのでした。これには先生もビックリしている様子でした。

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その作戦会議が功を奏したのか、赤ビブスチームは見事なゴールを決めていました。

コーチたちの熱のこもった指導で実は大幅に終了予定時間を越えてしまいましたが、児童たちからも「コーチの指導が楽しかった」「サッカーに興味をもった」という感想が聞けました。中でも「またサッカーをやりたい」と一番に手を挙げた女の子は、実はさっきまで少しつまらなそうにしていた子だったのには、コーチたちも嬉しそうでした。


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授業の後は6年生のみんなと給食をいただきました。私も増本コーチと一緒に6年2組でごちそうになりました。懐かしい小さな机に座って久しぶりに「ビン牛乳」をいただきました。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、最後は教室で増本コーチから挨拶があり「友達は宝物だよ」というメッセージを贈っていました。十余二小学校の6年生の皆さんありがとうございました。コーチたちにもみんなの笑顔が大切な「宝物」となりました!ではまた。

2009年10月28日

全勝

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担当:大重正人

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今日の、彼らの表情や眼を見てください。
厳しくも、これ以上ない明確な目標があります。
「残り4試合全部勝つこと。それ以外は考えていない」
菅沼選手は、言い切りました。
他の選手・スタッフも同じ気持ちです。
誰に何と言われようと、今の目標は「4試合全勝」なんです。

11月8日のエスパルス戦まで、少しでもその可能性を高めるため、今日もピッチを駆け回り、身体をぶつけあい、時に味方を怒鳴りつけ、また仲間を鼓舞して、ひとつのボールを追いかけます。

試合には勝てていません。勝ちたくても、勝てません。選手たちは悔しくて、情けなくて、サポーターに対して申し訳なさを感じています。でも、この前の山形戦は、結果を出せなかったけれど、最後まで「戦っていた」。

だからこそ、どんな厳しい言葉や罵声をもらってでも、選手たちには最後まで胸を張って、戦ってほしいのです。自分たちは決して恥ずかしいことをしているわけじゃない。力で劣っても、それを集団で何とかして覆そうと戦い抜いた結果、それが願ったものでなかったとしても、「オレは100%、120%戦った」と言い切れるプレーをやり抜いて、胸を張って欲しい。

でなければ、あれほどの情熱で絶えず応援してくれるサポーターに、本当に申し訳が立ちません。レイソル全31選手を代表して、地域の子供たちやユース選手たちがあこがれるレイソルイエローのユニフォームを着る資格はありません。

サポーターや周りで支えてくれるみんなに希望を与えられるのは、ピッチに立つ選手たち、君たちしかいないんです。あと4試合、そして天皇杯。それを証明してほしい。

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気持ち入ったシュートを!

2009年10月27日

学校訪問にいってきました

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担当:河原 正明

今日は午前・午後とホームタウン活動で学校訪問に行って来ました。午前中は柏市立風早南部小学校で「わたしのまちで働く人」の学習の時間にお邪魔をして、3年生の質問に答える予定でした・・・が、残念ながら先週に1クラス、今日からまた1クラス、3年生2クラスともインフルエンザの影響で学級閉鎖になってしまいました。実は既に先週1クラスが学級閉鎖という情報を得ていましたので、金曜日に選手が事前に頂いた質問に答え、ビデオに収めるという企画に変更、後日児童に見てもらうことにし、DVDを届けてきました。
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 FAXで届いた子どもたちの質問は純粋なものばかり。「応援をされるとうれしいですか」「リフティングは何回できますか」「仲間に入れたい選手はだれですか」「はたらいている人は何人いますか」など。サポーターの応援に関する質問では「応援団は(試合中に)交代しますか」など、普段自分が「常識」と思うようなことも子どもにとっては「知らないこと、知りたいこと」だと気付かされます。
選手に関する質問では村上選手にはVTR出演してもらいました。その他にも「仲間に入れたい選手・・・」という質問には近藤選手も悩みながら「うーん、子供の頃はラモス。でも今の子どもには判らないだろうね。取りあえず・・・ジダンかな??」と答えてくれ、さらには山崎選手には「選手は何回リフティングできますか?」の質問に実際のプレーで協力をしてもらいました。また、今一番リフティングのテクニックを持っている選手は誰?と聞くと皆、「ジュンヤだよ」とのことで田中選手にも協力を。空中でボールをまたぐ技やその他華麗なテクニックを披露。皆さんにお見せできないのが残念ですが、きっと休み明けに見てくれるであろう児童たちも喜んでくれることでしょう。協力いただいた選手には感謝申し上げます。

午後は橋本、仙石、山崎選手と柏市立増尾西小学校を訪問。宮本主務に片上メディアトレーナーも同行し、6人でお邪魔しました。3選手は初のしま専科体験です。5年生112名を相手に、先陣の山崎選手は、ベテランらしく?丁寧な語り口で児童に話しかけます。
山崎選手は、小学生の時のコーチに「両足で蹴れるように」とアドバイスを貰ったことがきっかけで左足でのキックを猛特訓したエピソードを披露。児童に「利き手(足)と違う手を使うことにチャレンジしたことある人」と質問をしたところ、本人の予想以上にたくさんの児童の手が挙がり、これには「けっこういるな?」と思惑がハズれ照れ笑いを。

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仙石選手は、レイソルJr.時代の話を。児童たちと同じ年齢の頃には埼玉県志木市より2時間かけて日立台まで通っていた仙石選手。練習のある日は少しでも早く帰ろうと「ものすごいスピードで、丁寧に掃除をして、終わっていないところがあれば手伝い、帰りの会も早く始めようと促すなど『優等生』でした(笑)」そうです。この両選手に共通するのは本当にサッカーが大好きだったということ。そして共に歩んだレイソルユース時代の仲間と得たチームワークの大切さは今でも大事にしていることだそうです。

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橋本選手は青森山田高校時代の話を。滋賀県から単身青森県に行き寮生活を送った3年間。そこで出会った恩師との思い出や、寮生の仲間への思いを関西弁で時に軽妙に話します。また雪国ならではのエピソードも披露(これはネタバレになるので次回学校訪問時まで封印します!)、これには小学生も大うけ。実は中高の教員免許を持っている橋本選手、さすがの語り口で、やや緊張していた仙石・山崎選手に年上の貫禄を見せ付けます。
「勝って喜び、負けて泣き。一つでも多く試合をしたいと思った。3年間共に過ごした友達はかけがえがない存在。君たちも隣を見て下さい。みんなにも仲間がいるよ。大事にして下さい」とやはり友情の大切を説いていました。

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質問コーナーではこんな質問が「チームのライバル選手は誰ですか?」。これに橋本選手は「ずばり、ここにいる仙石選手に山崎選手です。ここに宣言します!!」と突然のライバル宣言を。すかさず仙石選手に山崎選手も「橋本選手には負けません!」と熱いトークバトルが。
最後には選手がリフティングやパスのテクニックを披露、また選手3人対児童代表4人のボール獲りゲームで児童と交流をして短い時間でしたが終了となりました。

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訪問後、山崎選手は「原稿用紙を持ちながら話すとかえって緊張してしまい、演台に原稿を置いて両手でマイクを握ってしまいました」と話していましたが、確かに写真を見返すと両手に握っています。でも、いかにも誠実な山崎選手らしいです。橋本選手は「やってよかったです。いや?何だか子どもたちから学んで大きくなった気がします」と具体的なものが一つも無い(笑)橋本選手らしい感想でした。
チームとしては苦しい時期ですが、こうして地域貢献をするのも大事なクラブの、そしてJリーガーの務めです。今月・来月で選手も3校ほど訪問する予定になっています。次回のレポートもお楽しみに。では。

2009年10月26日

闘う姿勢

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担当:石本瑞奈

まずは昨日のお話からです。ほとんどの選手はオフだったのですが、6名の選手たちが3箇所に分かれてイベントに出演しました。

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まずはビックカメラ柏店でのサイン会。こちらには鎌田選手会長と橋本選手が参加しました。
鎌田選手は「あまりお天気がよくないなか、並んで待ってくれている人がいて本当にありがたかったです」とお客様に感謝していました。
前日、悔しい敗戦をしたばかりなので、どういうふうに話そうか、橋本選手と相談したそうですが、「せっかくお客さんが来てくれるのに、2人で暗くやったら、来てくれた方に申し訳ない」と、ふだんのイベントの通りにやろうということになったそうです。お客さんから、「頑張れよ!」と声を掛けられたのが、とても嬉しかったと言っていました。

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そして「白井ふるさとまつり」には工藤選手と比嘉選手が登場。こちらもサイン会でしたが、工藤選手は「100枚以上、サインを書きました。たくさん集まってくれて本当にありがとうございました」。とこちらも集まってくれた方々に感謝しきり。そして豚汁をおいしくいただいて帰ってきたそうです。

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最後は牧の原モアで行われた杉山選手と小林選手のトークショー。司会は去年までチバテレビ「ライジングレイソル」でキャスターを勤められていたまちゃぴんこと木村雅子さん。選手たちが話しやすいように、とても気を遣ってくださいました。ありがとうございました。

いずれも応援してくださる皆さんのご期待に応えられなかった翌日のイベントであったにもかかわらず、大勢の方にお越しいただきまして、本当にありがとうございました。

今日の日立台は一日中雨でした。そして気温も低く、午前中は吐く息が白かったです。時おり風も吹くので、外にいるとなおさら寒く感じたのかもしれません。

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全体の練習は午前中のみ。私がグラウンドに着いた時は皆でランニングをしていました。ネルシーニョ監督も走っていました。

午後は一部選手のみのトレーニング。まずは筋トレ、そして降りしきる雨のなか、フィジカルトレーニングが行われました。あまりの雨に顔が分からないほどの防備をしている人たちもちらほら。

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こちらはシジマールコーチとアデバヨです。シジマールコーチは、最初誰だか分らなくて、スタッフの顔をひとりひとり確認して、消去法で判断しました。

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そんななか、元気だったのはエドゥーコーチ。帽子はかぶっているものの、首周りもすっきり。寒さを吹き飛ばすようなテンションで選手たちに声をかけていました。

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今日は工藤選手の取材がありました。天皇杯で念願の公式戦初出場を果たし、そこからリーグ戦も2試合連続で出場していますが、本人は「出て安心ということはありません。チームがこういう状況なので、頑張っているだけじゃだめなんです。自分はFWなのでゴールという結果が求められます」とキッパリ。そして、「もし、次にチャンスをもらえたら、頭でも胸でも足でもどこでもいいから、とにかく点を取りたいです」とゴールへの強い執着をみせていました。
工藤選手は小学校3年からレイソルの下部組織に入り、ずっとサポーターのことも見てきているだけあって、「この間の試合も、勝てなかったのにブーイングもなく、激励してくれて、本当にありがたいです」と、何度もサポーターへの感謝の思いを口にしていました。「だからこそ、可能性がある限り、下を向いてはいけないと思うんです。残り4試合、出た選手はサポーター、チームの思いを背負ってピッチに立たなくてはいけない。自分も出られるように、また練習からアピールします」。

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練習後、記者に囲まれた古賀選手。「自分たちが勝つしかない。勝って初めて“他力”という希望も生まれる。無理だと思う人もいるかもしれないけど、自分は諦めるつもりはないです」と、こちらもネバーギブアップ宣言。

可能性はもちろん、高くはありません。でも、ゼロになるまで諦めずに必死に闘う。その姿勢がとても大事だと思います。私のところにも、「逆境に負けるな!」というメールが届きました。この苦しい状況を、まっすぐ見据えて向かっていく。そこから何も生まれないはずはありません。
サポーターの方々も諦めていません。選手も諦めてはいません。今週はひとまず天皇杯へと戦いの進路を向けますが、すぐに清水戦はやってきます。リーグ戦、ラスト4試合。全力でいきましょう!

2009年10月24日

Never Surrender

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担当:河原 正明


雨が降る中、全身ずぶぬれになりながらも、ノドが張り裂けんばかりの大声援をお送りいただきましたレイソルサポーターの皆様、応援ありがとうございました。また、残念ながら報いることが出来なかったこと申し訳なく思います。

「自分にできること」。この1週間、多くの皆様と分かち合い、確認しあった思いや願い。今日の日立台には朝早くからゴール裏を中心に活動するサポーターの方たちが「マスゲーム」の準備でスタンドに登場。彼らの機動力、統率力によって作業はあっという間に終了。見事なまでに準備が整います。
そして選手がスタジアム入りする通路にはこのような横断幕が選手を出迎えました。

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「お前ら闘う準備は出来てるか。俺たちは最高の日立台を作ることを約束する。思う存分暴れてこい!」

胸を突き上げてくるものを、グッとこらえながら、この通路を通る選手を見ていましたが、ある選手は立ち止まりじっと見つめ、またある選手は胸に手を当てて通り過ぎる。レイソル戦士たちは戦いへの気を充填されたと思います。
あいにく、開門時点で降り出した雨が、止むことはありませんでした。しかし、それでも選手入場時にはスタンド全体でのマスゲームがスタンドの興奮と熱狂を盛り立てます。
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選手もその願いをかなえるべく、序盤の苦しい時間帯を乗り切ると、一転攻勢に転じます。90分を通じて最後の最後まで走り続け、何度攻撃を跳ね返されても、それでもまた攻める。じつに後半に放ったシュートは10本、7本のコーナーキックで攻め立てました。それでも、「相手GKに4本の素晴らしいセーブを決められた」とネルシーニョ監督が語ったように、清水健太選手が古巣ということで大きく立ちはだかりました。また小林亮選手に長谷川悠選手にも厳しいシュートを浴び、チャンスを作られるなどキツーイ恩返しをされてしまいました。
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光明もありました。後半途中から投入された工藤選手、監督の狙い通りに果敢に前線で時には身体を張りボールをキープし、またある時は1対1で相手に挑む。若武者然とした切れ味で、切り込んでいきました。自身も今日のプレーの出来には「ゴールという結果が出なかった」と不満を漏らしていましたが、できれば彼の夢である「ホームゴール裏にゴールを決めて飛び込む」場面が見たかった!!でもその外連味のないプレーに監督も「とても良かった」と及第点を。次節以降もその迫力あるプレーに期待をしたいものです。
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今日の敗戦で明日の浦和vs大宮戦の結果次第ですが、かなり苦しい状況に追い込まれたのは確かです。それでもまだ誰もJ1残留をあきらめてはいません。あと4試合、止むことのない応援に応え、選手も我々スタッフも自分たちの力を出し切ること。その先の結果は正直どうなるかはわかりません。しかし、あきらめればその時点で終わりです。最後の最後まで、選手、サポーター、スタッフにクラブ職員、一丸となって柏の力を見せ付けようではありませんか!

さて、今日は鎌ケ谷ホームタウンデーでは清水 鎌ケ谷市長にご来場いただき、豪快な始球式(!)と特産の「手織り麺」のプレゼントをいただきました。また、ハロウィーンデーとして「Trick or Treat」の合言葉でキャンデーがもらえるプレゼントや、クラブスポンサー アフラック様より「まねきねこダック」も登場するなど楽しいイベント盛りだくさんでした。それだけにこの雨が恨めしい限りです。関係各社様には本当に多くのご支援、ご協力いただきましてありがとうございました。

先日もお知らせしましたが明日11時より印西市牧の原モアでの杉山・小林祐選手のトークショーが、同じ午前11時30分からは柏駅東口ビックカメラでは鎌田・橋本選手のサイン会、また白井市「ふるさとまつり」では比嘉・工藤選手の出演するトークショー&サイン会が午後1時10分より行われます。さらにはあけぼの山農業公園ではアカデミーコーチによる「サッカー教室」が開催されます。また14時からは、柏レイソルU?18が出場する「Jユースカップ」の予選リーグ・対湘南ベルマーレ戦も馬入で行われます。
お時間のある方はぜひお立ち寄り下さい。では。

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2009年10月23日

機運

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担当:大重正人

モンテディオ戦、生きるか死ぬかの決戦へ、機運がものすごく高まっているのを感じます。選手たちが仲間を信じてトレーニングに汗を流す姿、柏の駅前でサポーター皆様やメディア皆様のご協力によるビラ配り。オフィシャルショップ「レイソリスタ」ではフラッグへの応援メッセージ書き込み。アフラック様、ビックカメラ様、そごう柏店様によるスポンサー応援キャンペーンなどなど。そしてチケット販売もSS席をわずか残すのみ。ローソンで24時間販売されているので、リアルタイムで残席が減っていっているはずです。

舞台は整いました。あとは選手とネルシーニョ監督にすべてを託すのみです。
「選手たちは自ら食事会を開いて、チームの現状を自覚しあったと思います。だからといって雰囲気が特別変わったということはなく、彼らはこれまで同じようにすばらしい姿勢でトレーニングに取り組んでいる。ただ、試合中に集中力を保ち続けることと、シュートチャンスを逃してはいけない。試合中に乱れないこと。波を少なくして戦い、できるだけ長く自分たちのリズムで試合を進めること。」非公開練習のなかで集中してきた3日間、その成果を鮮やかに出ることをみんなが待ち望んでいます。

どうか明日の日立台のピッチを最高のステージにしてください。
ネガティブではなく、ポジティブに。
積極的なチャレンジが失敗に終わっても。
そんなことでスタンドがいちいち腐ってたら、勝てるものも勝てません。
手を叩いて、声を出して、応援する。
それが、いまレイソルをサポートしている私達が、チームに貢献できる最大最強のサポート。やり抜きます。徹底的にやり遂げましょう。

2009年10月22日

今できること

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担当:河原 正明

「今、自分がレイソルのためにできることは何だろう?」
昨日の夜中、手賀沼のほとりでオリオン座から流れる星を待ちながら、いろんなことがグルグルと頭の中を駆け巡っていました。

私は、僕はこれができる。これならできる。これをしたい。柏駅を中心にそういう思いが集まっています。
一昨日から本当にたくさんの方にお集まりいただきクラブだけではなく、サポーターの皆様にお手伝いいただき今季残り3試合の応援チラシを配布しています。おかげさまで二日間で1万枚近くのチラシを配布することができました。
もちろん「いまごろになって始めても遅い」と思われる方もいるかと思います。でもレイソルのためにと駆けつけてくださる方の思いや願いに直接触れる度に「今できることを精一杯やれば伝わるんだ」と改めて強く感じます。

また、たくさんの方にもお声を掛けていただき(もちろん叱咤も激励も)、昨日も南柏駅では「広報日記を見てチケットを買いました!家族揃って応援に行きます」とわざわざ声をかけてくれた方も。一緒に配っていた元レイソル広報・横井氏には「これ以上言うと河原さん泣いちゃいますから」と冷やかされましたが、本当に涙が出るくらいに嬉しかったです(この頃涙腺が少し弱くなっているのは確かですが)。

今日は北柏駅と新柏駅、明日は柏駅です。ちなみに明日は元レイソルGKの佐藤大さん&あや吉も駆けつけてくれるそうです!皆さんの思いは確実に伝播しています。

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今日の練習後のスタジアムでは、古邊コーチがゴミ袋を持ってホームゴール裏の掃除をしていました。「ゴミがあるスタジアムじゃ勝てないだろ?」。少しだけしか手伝えなかったのですが、これも「自分ができること」の表れでしょう。

選手たちも苦しい状況の中ですが、ホームタウン活動にも参加してくれます。今週は特に盛りだくさんです。
まず土曜日の試合前に柏駅東口でメンバー外選手2名による「募金活動」が行われます。さらに翌日の日曜日はまず柏駅東口ビックカメラでは鎌田・橋本選手の「大卒コンビ」サイン会が、印西市牧の原モアでの杉山・小林祐選手の「実は静岡学園卒コンビ」トークショーに、お隣白井市「ふるさとまつり」では比嘉・工藤選手の「レイソルユース出身コンビ」トークショー&サイン会が行われます。さらにはあけぼの山農業公園ではアカデミーコーチによる「サッカー教室」が開催されます。
選手だけでなく、スタッフほぼ総出でのこの「総力戦」は日曜日まで続きます。

ちなみに昨晩流れ星は6個も見られました。私の6個の願いはもちろん リーグ戦5勝+J1残留です。では、私もこれから新柏駅でチラシ配布してきます!
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追記:新柏駅でたくさんの「肉まん・あんまん」を差し入れいただきました方。ごちそうさまでした!
冷えた体(とこころ)がほっこりと温まりました。本当にありがとうございました!!

2009年10月21日

サポとチームが力を合わせて

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担当:大重正人

FC東京戦から、なかなか気持ちが切り替わりませんでした。ただ、北嶋、南、近藤選手らのブログコメントで彼らがしっかり現実を逃げることなく受け止めて、そして前へ進もうと自分たちを奮い立たせている。モバイルレイソルの応援掲示板にも、前向きな応援コメントが増えてきました。チラシ配布にはサポーター有志のみなさんが多数駆けつけてくれて、さらに応援番組や中継でお世話になっている報道関係の方まで柏駅へ集まってくださいました。明日あさってにはチバテレビ「ライジングレイソル」でおなじみの2人も駆け付けてくれるかもしれないとのこと。

また週末25日の「牧の原モア トークショー」では、昨年に引き続き、ライジングレイソル初代キャスターのまちゃぴんこと木村雅子さんが司会を務められます(お楽しみに?)。久々に連絡をいただき「その前に、ぜひ山形戦を応援に行きます?」と日立台に駆けつけてくれるそうです。サポーター皆様をはじめ、心配ばかりをかけてしまっていますが、こうやって支えてくれる人たちのありがたさと心強さに勇気をもらっています。チームはひっそりとした雰囲気、ピンと張りつめた緊張感のなか紅白戦をはじめとした非公開トレーニングを行いました。一歩二歩と踏み出そうとしている仲間たちに遅れるわけにはいきません。

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24日の山形戦には、さらに強力!!というか、かわいらしいサポーターがレイソルを応援してくれます。ユニフォームスポンサーのアフラック様(アメリカンファミリー生命保険会社)のCMでおなじみの『まねきねこダック』です。Twitterというブログとチャットを合わせたようなインターネットツールで、レイくんといっしょにレイソル応援速報を行います。わたくし二代目速報職人としては、かわいさでは歯が立たないだけに……持ち前の熱さで負けないように頑張ります。ネット応援の方は、ウインドーを2つ開けて応援してください!
http://www.manekinekoduck.jp/index.html

そのほかにも、来場者プレゼントや、アフラックサイト内で行われている「まねきねこの歌 替え歌作って、贈ろうにゃ。」にちなんだ企画も。レイソルや選手たちを応援する替え歌を募集いたします。ここで一曲。
♪サポとチームが力を合わせて、J1残留をぉぉ???まねきねこダック♪
詳しくは、明日かあさってにはニュースリリースを出しますので、どうぞお楽しみに。

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そして昨日に引き続きお願いです。24日の山形戦のマッチデープログラム「Vitoria」で、「サポーターズボイス」を募集しています。このマッチデープログラムは選手も試合前に読んでいます。ぜひ、熱い応援メッセージをお願いします!締め切りは明日22日(木)のお昼ごろまでです。必ずハンドルネームを添えてお送り下さい。

それでは、南柏駅のチラシ配布に行ってきます?!!!

2009年10月20日

選手もサポーターもスタッフも

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担当:石本瑞奈

今日、河原広報が緊急告知をしましたが、今日から4日間、柏駅を中心とした4駅でホームゲーム観戦を呼びかけるチラシを配布しています。
その初日が終了しました。夕方5時から8時まで、柏駅でスタッフ、レイくん、そしてレイソルを愛する人たちが集結してのチラシ配布でした。

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お手伝いをしてくださったのはJ:COM東関東「レイソルタイム」でお馴染みのアッキーこと岡田亜紀さん。そして「スカパー!」でレイソルの実況をやらせたらこの人の右にでるものはいないと言われるほどのレイソル通・桑原学アナウンサー。その他、柏市の方やサポーター有志の皆さん、本当にありがとうございました。「ブログ見て駆けつけました」とおっしゃってくださった方もいました。本当にチームを愛する気持ちがこちらに伝わってきて、感謝の言葉しか浮かびません。

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18日の日記でもお知らせしましたが、山形戦はサポーター有志のご協力による今季4回目の「応援強化プロジェクト」を実施し、選手入場時にマスゲームを行います。ただ、先週末時点で、まだ1000枚ほどの残席がありました。
サポーターが応援に力をそそいでくれるなら、クラブはお客さんに一人でも多くいらっしゃっていただけるように、できることはやる。
おかげさまで多くの人たちにチラシを受け取っていただきました。明日も引き続き行います。場所は南柏駅で、17時?20時の予定です。

チームの練習は、午前練習一本。オフ明けの今日は、まずはフィジカルトレーニングから。エドゥーコーチの通る声が響くなか、体幹を中心に鍛えていました。

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北嶋選手が素早い足捌きを見せ、それがどんどんスピードアップしていくと、選手たちからどよめきが。例えがヘンですが、だんだんテンポが速くなっていくバイオリンの名曲、「チャルダッシュ」を聴いているような気がしました。

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その後は大きく2つのグループに分かれてのボール回し。ひとつのグループをさらに3つに分けて、ボールを奪われたらすぐに奪う側に回る練習を繰り返していました。これは以前にもやっていた練習なのですが、ひとつのグループは縦に長くなっていて、奪われたメンバーは逆サイドまで走らなくてはならず、「あー!」とかなんともいえない声をあげて走っていました。今日はいつになく、奪う側に気迫があったような気がします。

練習後、「レイソルタイム」のアッキーさんが、山形戦を前にした意気込みを、引き揚げてくる選手たちに次々とインタビュー。気合が入っていました。アッキーさんは冒頭でお伝えしたチラシ配りにも参加してくださって、まさに一日がレイソルのために費やされたという感じでした。ありがとうございました。

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そしてチバテレビ「ライジングレイソル」は杉山選手にインタビュー。いつもは絶妙なマシンガントークで周りを笑いの渦に巻き込む杉山選手ですが、今日は真剣そのもの。山形戦に懸ける意気込みが強く伝わってきました。放送は25日(日)です。ご期待ください。

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山形戦のマッチデープログラム「Vitoria」の取材もありました。まずはサッカーの話が中心となる「FOCUS」のコーナーに登場する菅沼選手。
FC東京戦のあと、選手みんなで話し合って、改めてチームがひとつになったことを、そして一戦一戦、死に物狂いで戦う覚悟だと話していました。厳しい戦いになることは間違いありませんが、本当にまとまっていると感じました。この気持ちで闘えば、きっと勝てる。そう思えるインタビューでした。

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もうひとり、選手会長の村上選手はプライベートな話題が中心の「LIFE」に登場します。でもやっぱり山形戦の話題がでました。村上選手も、山形戦に向けてみんながすごくいい話し合いができたと言っていました。その時の表情もとてもよかったので、聞いていて頼もしかったです。

山形戦に向けて、サポーターの皆さんは自分たちにできることを一生懸命考えてくれました。
選手たちも危機感をしっかりもって、迷いをなくすべく話し合いの場を持ちました。
スタッフも、皆さんのお力をお借りして、今できることをやっています。
皆が、今シーズン最大の大一番に向けて、気持ちがひとつになっている、そう強く感じます。

最後にお知らせとお願いです。
まずはお知らせから。公式HPでもお伝えしましたが、明日から試合前日まで、練習が非公開となりました。山形戦を前に、直接激励の気持ちをお伝えしたかった方も多数いらっしゃると思います。本当に申し訳ありませんが、何卒ご了承ください。

そして恒例のお願いです。今日取材のあったマッチデープログラムですが、24日の山形戦に向けての「サポーターズボイス」を募集しています。この試合、レイソルの今シーズンの命運がかかっているといっても過言ではありません。死に物狂いで闘う選手たちに、どうか、熱い応援メッセージをよろしくお願いいたします!締め切りはあさって、22日(木)のお昼ごろまでです。必ずハンドルネームを添えてお送り下さい。お待ちしております!

2009年10月20日

緊急のお知らせ

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担当:河原 正明

サポーターの皆様へ

急ではありますが、今日から4日間の夕方、柏駅を中心とした4駅でホームゲーム観戦を呼びかけるチラシを配布することになりました。我々社員スタッフが今、出来ることを考えて行うものです。特に「○○作戦」などカッコいいネーミングもありませんが、土曜日の山形戦、日立台をレイソルサポーターで一杯にしたい、ただそれだけです。
一緒に配っていただけるサポーターの方がいらっしゃいましたら、各駅にいます黄色い服を着ているスタッフにお声かけ下さい。好きな日、可能な時間だけで結構です。

10月20日(火) 柏駅(東口・西口・南口) 17:00?20:00
21日(水) 南柏駅(2ヶ所) 17:00?20:00
22日(木) 北柏駅(2ヶ所) 17:00?20:00
      新柏駅(2ヶ所) 17:00?20:00
23日(金) 柏駅(東口・西口・南口) 17:00?20:00

スタッフも全員ユニフォームを着用して参加します。私も出来る限り参加します。急なご連絡ですがよろしくお願い申し上げます!

2009年10月18日

熱地帯

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担当:大重正人

熊谷は秋でも暑かった。日本有数の熱地帯・熊谷で行われたサテライトリーグ、大宮アルディージャ戦。ジリジリと太陽が照りつけて、皮膚が焼けているような感じが夜になっても消えません。気温は26.6度、選手たちにとっても、遠く足を運んでいただいたサポーター皆様にとっても、暑さが厳しいゲームでした。

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結果は0-0のスコアレスドロー。シュート数は相手の10本に対して12本と上回りました。今日はトリプルボランチがピッチ中央で逆三角形になるシステム。前半は後に構えるアンカーの仙石選手の前に、山根選手と茨田選手が並ぶ形。後半途中からは鎌田選手がアンカーで、仙石選手と茨田選手が前に入る時間が長くなりました。両サイドに張った澤選手と山崎選手にボールを配球しながら、1トップのハモン選手へボールを入れてゴールへ迫りますが、センターFWへのマークは厳しく、決定打はあまりありませんでした。

チーム最多のシュート数は4本の茨田選手。「今日は1列前に入ったんで、いっぱいシュートを打てたんですが…」と惜しくも決め切れず悔しげな表情でした。それでも奪われたボールをすぐに切り替えて奪い返し、すぐさまシュートを打ち返すなど、いつもは後方のビルドアップなどで気の利いた渋いプレーで魅せる茨田選手でしたが、今日はいつになく積極的に攻めるシーンが目立ちました。周りも見習なければいけない姿勢でしょう。

そして今日最大の収穫は、古賀選手のフル出場。そしてチームの無失点です。左サイドバックに入った橋本選手が「やっぱり、古賀さんがいると違います。締まります!」と振り返ったように、「ポジション、ポジション!」「(ライン)上げろ、上げろ!」と周りを引っ張り、安心感を与えるコーチング。キャプテンマークを左腕に巻いて、一層リーダーシップが引き立ちます。プレーでも相手に競り負けない力強さと、クロスやフィードを跳ね返す高いヘディング。

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7月25日の鹿島戦以来のフル出場に「サッカーってこんなしんどいの??っていうぐらい疲れました(笑)。全体的にはそれほど危ない場面は作られなかったし、まだ100パーセント完ぺきなコンディションではないですけど、何とかやれました」と疲れと復帰への手ごたえが半々といった表情。この2試合失点を喫していますが、レイソルのセンターバックは、古賀、パク、近藤、小林祐三、鎌田の5選手を中心に戦います。残り5試合での浮沈は、彼らがどれだけ身体を張ってシュートを阻止できるかに懸かっている。ここ2試合での結果だけで評価や信頼が下がったと思うのは、あまりに安易ではないかと。もう一度立て直して、山形戦へ最高の調整を。最後まで信じています。

その山形戦に向けてのお知らせです。第29節の成績で勝ち点差は7と開いてしまいましたが、J1残留へ向けて当面のライバルであることに変わりありません。サポーター有志のご協力による今季4回目の「応援強化プロジェクト」を実施し、選手入場時にマスゲームを行います。先週末時点で、まだ1000枚ほどの残席があります。生きるか死ぬかの決戦、熊谷に負けない柏熱地帯、そして日立台スタンドを埋め尽くして共に戦ってください。選手たちに力を与えてください。どうかお願いいたします。

2009年10月17日

勝つために必要なこと

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担当:石本瑞奈

今日のFC東京戦は山形との直接対決の前の大事な試合。それは誰もが分かっていました。
結果は0対4の完敗。
ロスタイムは6分。最後の笛が鳴るまで、この得点差にもかかわらず、声を枯らして応援してくださったサポーターの皆さん、本当に、本当にありがとうございました。試合後も、ブーイングではなく、「まだ終わってないぞ!!」と何度も選手を励ましていました。本当は悔しくてしかたないと思います。いろいろな思いをこらえていると思います。現場で傍にいて、そう強く感じました。

皆さんの思いは選手たちにも伝わっています。杉山選手は試合後、「本当に言い訳のできない試合。こんな試合にもかかわらず、ブーイングをしなかったサポーターの気持ちに応えないといけない」と話しています。
今日がリーグ戦初出場となったルーキーの工藤選手も「最後まで声を枯らして応援してくれたサポーターのことを考えると、今日の負けに落ち込んでいる場合じゃありません。また明日から頑張って、もし次の試合、出場機会があれば、言い方はよくないかもしれませんが、死んでもいいぐらいの必死さでやりたいです」。と悔しそうでした。もちろん、今日が必死ではなかったというわけではありません。一生懸命頑張ったけど、まだまだ頑張りが足りないという気持ちで答えていました。工藤選手は「試合に出る人間は、柏レイソルに関係している人すべての気持ちを背負ってやらなくてはならない」とも言っていました。重い覚悟です。

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ルーキーだけではありません。栗澤選手は「下を向いてはいけない。ここまでくると一番大事なのは気持ちの部分。選手たちで、これからどういう気持ちでプレーしていくのか、話し合いたい。それによって結果も変わってくる。」
さらに、気持ち以外のプレー面でも、次の山形戦にむけて、こう言いました。
「もっとプレーに厳しさを持ってやりたい。今日は誰かがやってくれるというあいまいな部分があった。そうじゃなくて、各自が責任を持ってやる。そのためにもっと集中力を高めたい。言い合うのは好きじゃないけど、言い合いになってもいいから、細かい部分を詰めていきたい。」と強い口調で話しました。

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大谷キャプテンも、「もう一度みんなで立て直すために選手同士で話し合いたい。あと5試合ある。やるしかない。チームとして下を向かないようにして、直接対決を迎えたい」と厳しい表情で話していました。

ネルシーニョ監督は会見で「残り5試合、勝つことだけを考えなければいけない。特に次の山形戦は今季すべてが決まるような大事なゲーム。1週間しっかり準備して臨みます」と山形戦への強い意気込みを語りました。 

会見での話の通り、監督は今日の試合の修正点をきちんと選手に説明して、次の試合に向けて準備していきます。でも、あくまでプレーするのは選手たち。その選手たちが危機感を持って、自主的にコミュニケーションを深めようとするのは、とても大事なことだと感じました。
栗澤選手が「言い合うのは好きじゃないけど」と言っていましたが、日本人の気質として、他人と言い合って理解を深めるというのはあまり一般的ではないです。「和を大切に」とか、「空気を読む」とか、そういったことが「良し」とされる風潮だと私は思っています。それは日本人のよいところかもしれませんが、プロサッカーの世界では、時に言い合いをしなくてはいけない時もあると思います。
もちろん、いがみ合うのではありません。確かに言われていい気持ちはしないと思います。でも、プロなら、よりよいものを求めていく、その一点に尽きると思うのです。
元プロサッカー選手から聞いたことがあります。「練習中はバンバン言い合いをしたよ。プライベートでも仲が良かったわけじゃない。でも試合になったら、そいつが何をしようとしているか分かるから、それに合わせた動きができたんだ」。
レイソルはそういうチームカラーではないかもしれません。でも、周りを、お互いをよく知るために、自分の考えも知ってもらう。齟齬があれば解決策を見出していく。山形戦を前にして、やらなくてはいけないことです。

サポーターの皆さんは諦めていません。冒頭にも書きましたが、「まだ終わってないぞ!!」という声が今でも私の耳に残っています。まだ、何も終わっていないんです。
明日から、今季のすべてが決まる山形戦に向かって、選手たちは必死に闘ってほしい。諦めなければ必ず道は開ける。そう信じています。

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2009年10月16日

未来は一歩から

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担当:大重正人

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本日、ネルシーニョ監督が来年もレイソルの指揮を執ることを発表いたしました。7月下旬に来日して以来、不振にあえいでいたレイソルを立て直してきた手腕。今のレイソル、そして未来のレイソルに欠かせない人物。チームからのオファーを受諾してくれたのです。

契約に至った理由を竹本強化本部長が説明しました。
「今も厳しい状況ではありますが、ネルシーニョ監督が指揮を執るようになってからの過程を見ると、彼の経験と実績、チームマネージメント、ピッチ内外での選手管理、選手のモチベーションアップ、選手の能力を見極める力など、目を見張るものを感じます。またビジョンがはっきりしている。まず守備を整えてから攻撃に転じるというスタイルがあり、また相手の分析は独特の観点や考え方をもっていて明確です。

7月、8月、9月と成績だけでなく、いろいろな変化を感じた。監督が代わって失点が減り、これから得点を増やすことが課題ですが、チームに規律をもたらすなどいろいろな内容を見て、もう1年預けたい、という結論に達しました。私自身もJ1残留をもちろん信じているし、選手たちはネルシーニョのサッカービジョンを実践して、監督を信じて付いていってほしい。そして、いい結果を残してほしい。」

ネルシーニョはこんなことを言ってくれました。
『レイソルというチームは、サポートする体制が整っていて、とても気に入っている。若くて才能がある選手が多いし、日本で監督をすることにやりがいを感じている。ヴェルディやグランパスで監督をしてきたが、もう一度日本で自分のチームを作りたい』と」

そして、ネルシーニョ監督も練習後にインタビューに答えました。
「クラブと話を続けてきて、重要視しているのは、来年も継続してサッカーをすることで、これがクラブとしてのメリットだと思う。クラブとしてこれから多くの挑戦が残っているが、来年もそれに挑んでいけることが、私にとっても非常に興味深いことです。

選手から自分に対してのリスペクトを感じるし、私自身も選手たちに対して同じ気持ちを持っている。プロとしてとても良い関係を築けています。そんな選手たちと来シーズンの最初から共にやれるのが喜びであり、楽しみです。まずはキャンプでフィジカルを鍛えること、そしてテクニックや戦術を磨いていきたい。厳しいトレーニングに耐えるためのフィジカルです。基本的には今季取り組んでいることを継続し、変わったことをするつもりはありません。これまでやってきたことの精度を高めることが大切です。

レイソルは自分からの要求を理解してくれてきたし、ここで『続けたい』という気持ちを持っていました。今シーズン後半の数カ月、自分が把握してきたチームで、さらに次の1年を戦えることはアドバンテージになると思う」

しかし、今季の残り6試合、また来年の話を聞こうとすると、厳しい表情でそれを遮るように言葉を続けました。
「今は先ではなく、目の前のFC東京戦だけを考えています。とにかく1試合1試合を全力で戦い、調子を上げていく。勝ち点をもぎとることだけを考えるべきだ。FC東京戦に向けていい準備をしてきたし、選手たちの顔つきも違って見えるぐらい、自信に満ちている。ここから厳しい戦いが続きますが、サポーターの皆さんの声援が、選手たちにとって大きな力を与えるのです。どうか引き続き私たちを支えて下さい」

ブレない、慌てない、揺るがない。
一つの決断に信念をもっていて、自信なさげな素振りを一切見せない。
監督が与える安心感や影響力があるからこそ、選手たちは堂々と戦える。
だから周りで応援し、見守るわれわれも、ネルシーニョの背中を見て、見習うべきです。
またモバイルレイソルにも、ネルシーニョ監督のスペシャルインタビューを掲載しています。これまでの戦いぶりを振り返り、残り6試合に懸ける強い意気込みを語っていますので、どうぞご覧下さい。

それでは明日、午後1時。味スタへ集結です!

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そして最後に、、、イエローハウスでご要望をいただいていた「レイソル自動販売機」が、クラブスポンサーである利根コカ・コーラボトリング様のご協力により、本日、柏二番街駐輪場(芝園開発株式会社運営)に設置されました。すでにレイソルロードにも設置されている一号機も稼働しております。なお「レイソル自動販売機」の売上の一部が、チーム強化資金に還元されますので、お近くをお通りの際は、ぜひともご利用ください!!

2009年10月15日

FC東京戦を前に

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担当:石本瑞奈

昨夜の雨とはうってかわって、さわやかな一日となりました。昨日の河原広報の日記にもありましたが、私も雨でしばらく会社に缶詰になった一人です。時間にすればほんの数十分だったと思いますが、バケツをひっくり返したように降っていた時間帯に、家に帰ろうと思って正面玄関まで出てきて、そのまま事務所へUターンしました。

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木々の気配もすっかり秋めいてきました。ちょっと前までやたらと発生していた毛虫も見かけなくなり、ファンサービスゾーンで自分の挙動不審な姿を皆さんにさらすこともなくなって、ホッとしています。

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練習は非公開。あさってのキックオフ時間に合わせて始まりました。ネルシーニョ監督は以前、報道陣の前で「山形との直接対決をできるだけ離されない状況で迎えたい」と話していました。そのためには次のFC東京戦はアウェイですけど、すごく重要な試合です。それは選手全員が感じています。もちろんここからの6試合は、1試合1試合がすべて大事になってきますが、直接対決を、最低でも今の4差のままで迎えたい。そんな気持ちがグラウンドに満ちた練習になりました。

北嶋選手は「チームの雰囲気はいいです。みんな試合に勝つためにグラウンドでいろいろと要求しあっていて、モチベーションがすごく高い」と充実した表情で話しました。

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その北嶋選手ですが、今月発売の「船橋・習志野WALKER」に登場します。高校時代を船橋で過ごしたということで、白羽の矢が立ちました。おすすめのお店を紹介しています。掲載するにあたって、北嶋選手本人に話を聞いてみたのですが、やはりサッカー漬けの毎日で、「食べ歩き」とは無縁の世界にいました。でも、だからこそ出会った大事なお店。プロになって旅立つその日もそこでご飯を食べたという、思い出深い大事な場所だそうです。実は、今回依頼してきた編集の方が、高校時代の北嶋選手をリアルに見ていたファンなのだそうで、プロフィール紹介の文章に、その思いがちゃんと出ていて、私も嬉しくなりました。今月29日頃店頭に並ぶ予定です。よろしかったら、ぜひお手に取ってみて下さい。

そして、昨日の日記でもご紹介したチバテレビ「朝まるJUST」の栗澤選手の取材ですが、明日金曜日の朝7時40分頃から放送の予定です。こちらもぜひご覧ください。

2009年10月14日

Put to the test

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担当:河原 正明

雷が暴れています(@柏)。朝8時30分、取材に訪れたチバテレビのスタッフの方と「いやぁさわやかな朝ですね」と話していたのが約12時間前。今は雨がどしゃぶりです・・・。

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9時間前には栗澤選手が「朝まるJUST」のリレーインタビューに登場。某GKはブログで額を裂傷したので「パックリさわ選手」など言っていますが、石本広報曰く「サックリさわ選手ですよ」とのこと。なんでも取材対応での勘働きが素晴らしく、そうそうNGも出さずにまた撮り直しも少なく、いつも「サクっと」終わるのだそうです。今日もTake2が殆どなく、順調に収録が進むと思いきや・・・とんだ障害が!

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フィールドの端ではコーチ、スタッフたちがボール回しを。そこでの嬌声がマイクを通じて入ってきてしまい撮影は中断を余儀なくされてしまいます。カメラクルーの方もおよそ70m以上は離れてセッティングしたのですが、この人、古邉フィジコの声がさすがによく通るのです。その上「え?誰の声がうるさいの??」と絡んでくるのですが、栗澤選手は「フルさんですよ!」と大人な対応で応えていました。

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同じ頃、スタジアムには市川市立鶴指小学校の生徒たちが職場体験を。彼らは関東近郊のJクラブ数チームに「職場体験をさせてください」と電話したそうで、実は中には断られたクラブもあったそうです。が、気落ちせずめげずに次のクラブに電話をする根性はたいしたものです。
その彼らは朝からクラブスタッフとスクールコーチに朝から午後3時に帰るまで、芝生の手入れや人工芝グラウンドの落ち葉拾いといった下働きから午後のサッカースクールで使用する用具の準備など「あっという間」に過ぎていきました。将来はサッカー選手になりたいという二人、いつの日かここで選手としてピッチに立てるといいね!
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日記を書き終えそうになり、ようやく雨も上がりそうです。明日の練習は非公開となります。次節FC東京戦は3度目の古巣対決になる栗澤選手。これまでの2戦は静岡エコパ(天皇杯準決勝)と日立台。「初めて味スタで闘うのでワクワクしています。変に緊張してはなく楽しみ。」とサラリと答えていましたが、内面では燃え上がる闘志を秘めているはず。
また常々「みんなやることはハッキリとしている。このチームはブレずに一つの方向を見ているのが強み」と栗澤選手が話しているように、苦しい中でもチームはとてもまとまっています。ラスト6試合。選手とクラブとサポーター、真価が試される6試合です。

土曜日のFC東京戦だけでなく、翌週はホームで山形を迎えての大事な一戦。まだチケットが残っています。ぜひチケットをお買い上げいただき、日立台での一戦へサポーターのみなさんのご声援を願います。

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2009年10月13日

東洋大学戦

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担当:大重正人

今日は午前午後の2部練習でした。日曜日の天皇杯に先発フル出場した選手たちは、120分以上もプレー。今日はランニングとストレッチを中心としたリカバーメニューのみで、早々に日立台をあとに。土曜にはリーグ戦のFC東京戦を控え、明日からのトレーニングに備えました。

その他のメンバーは午前中が同様のメニュー。そして午後からは東洋大学とのトレーニングマッチに臨みました。まずはDF陣の大黒柱、古賀選手が待ちに待った実戦復帰を果たしました。前半の45分のみプレー、相手の攻撃に脅かされるシーンがそれほどなく、手ごたえや評価を論ずるのはまだ早いといった感じ。8月2日の神戸戦で負傷して以来の実戦で「まだ迷いながらプレーしている」という言葉どおりではないでしょうか。もちろんここからフィジカルコンディションや試合勘を取り戻していくところ。まずは無事に第一歩を踏み出せたことはチームにとって歓迎すべき好材料です。残り6試合のリーグ戦、古賀選手の復活なくして、J1残留は語れません。

さて試合内容ですが、前半はピッチの中央になかなかボールが入らず、また相手DFラインの裏への動き出しも少なく、最終ラインからの効果的なビルドアップや攻撃がしかけられません。後半になって、ようやく大津選手が左サイドから裏へ抜け出すところへフィードが入るようになり、田中選手や工藤選手がゴール前でシュートチャンスを迎えるシーンが増えました。終了間際に田中選手がヘディングと、流れるようなトラップからの好シュートを決めて3-0で勝利しました。

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前半の先制ゴールは工藤選手がフリーになったところを落ち着いて決め、田中選手の3点目もアシストパスを通しました。しかし「今日の出来は……」と正直渋い表情に。先日の天皇杯で堂々のプレーを見せたあとだけに、及第レベルは間違いなく上がっているのでしょう。「内容はあまりよくなかったけど、今日はゴールという結果は残せました。天皇杯では思った以上にボールを収められたし、シュートも打てた。監督からいい言葉ももらえたし、いまは自分でも調子がいいので、もっともっと頑張りますよ!!!」。

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大津選手や田中選手を含めて、やはり試合に出ることで一気に自信を深められるのが若手選手の特権。もちろん北嶋、フランサ、ポポといった経験豊かなベテランFWも黙ってはいないでしょう。彼らが競争して、トレーニングで一番良いパフォーマンスを見せた選手を、わけ隔てなく起用するのがネルシーニョ監督。レイソルで今一番調子のいいフォワードをピッチへと送り出します。フォワード陣も総力戦です!!

最後に、、、FC東京戦の次の24日山形戦で、NHK-FMラジオ中継が決定しました。80.7MHzにあわせれば、千葉県の北西部から中部のほか、東京23区東部と茨城県南部の一部でも聞くことができます。もちろん日立台へ参戦いただければ最高ですが、ご都合の難しい方、特に運転中の方など、ぜひともラジオ中継でレイソルイレブンの戦いに耳をすませ、熱く燃え上がってください!詳しくは、こちらのページへ http://www.nhk.or.jp/chiba/channel/fm.html

2009年10月11日

天皇杯勝利、そして次なる闘いへ

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担当:石本瑞奈

見事な秋晴れのなか、今日は天皇杯の2回戦、ジェフリザーブズ戦が行われました。

120分闘って決着がつかず、スコアレスドローのままPKへ。とにもかくにも勝利をおさめ、次へとコマを進めました。レイソルの公式戦での勝利は先月12日の名古屋戦以来ですから、ほぼ1ヶ月ぶりになります。

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試合後、北嶋選手は「天皇杯はトーナメントだから、勝ち進むことが大事。0?0でPKでも、勝ったことがよかった」と話しました。それでも「DFのみんなに申し訳ない。攻撃陣が点を取っていれば、今日の試合はもっとラクになった」と、ゼロに抑えてくれた守備陣を気遣っていました。

やはり引いて守っている相手を崩すのは難しかったようで、「裏を狙おうとしていたけれど、あれだけ相手のディフェンスラインが下がっていたら、もう少し融通を利かせればよかった」と課題を挙げました。
杉山選手も「引いた相手に対してどう崩すかというところで、もう少し柔軟な対応があってもよかった」と振り返りましたが、彼はミドルシュートを何本も打って、相手のDFラインを前におびき出そうとしていました。

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この試合、後半から出場した工藤選手。これが公式戦初出場なのですが、ずいぶん落ち着いているようにみえました。「ファーストタッチがうまくいったので、乗っていけました。でも、得点という結果を残さないと・・・」と悔しそう。この経験を次に活かして、一日も早いプロ初ゴールを決めてほしいです。

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PK戦で最初のキッカーとなり、蹴る瞬間思いっきり軸足の部分の芝がめくれ上がって、シュートが外れてしまった栗澤選手。私はちょうどベンチの後ろのGKが見づらいところに立っていたので、あれ?場所変更?あれ?また栗澤選手が蹴るの?という感じだったのですが、「GKが早く動いたという判定でやり直しになったんです。『でもここでは芝がめくれて蹴れないんですけど』と言ったら、じゃあ移動しましょうということになりました。」
私は映像も含めてPKの場所変更はあまり見たことがありません。思い出すのは2004年に中国で行われたアジアカップ。当時の日本代表宮本キャプテンが、審判に英語で掛け合って場所を変更したのを、テレビで見て以来かもしれません。ちなみに栗澤選手、PK戦でキッカーになるのはプロになって初めてだそうです。「でも、練習はしていたので」とさらり。やり直しのキックは落ち着いて決めていました。

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最後のキッカーになった村上選手は「PK外したことないんですよ。そんなに蹴る機会がないからでしょうかね」と謙遜していましたが、前日の練習でもすべて決めていました。

公式記録を見て驚きました。延長戦を含めると、なんとシュート32本。それで得点がないのは、正直言って残念な気持ちもあります。でも、菅野選手が試合後に話した「リーグ戦だろうが天皇杯だろうが、とにかく目の前の相手に勝つことが今の自分たちにとっては大事なこと」という言葉に尽きると思います。今のレイソルには「目の前の試合をとにかく勝つ」ことが一番大事だと思います。天皇杯の試合とリーグ戦はまったく別物ですが、これからも「目の前の試合に勝つ」ことを目指して闘い続けて欲しい、そんな気持ちです。

チームは明日1日オフになります。あけて13日(火)からは17日(土)に行われるアウェイでのFC東京戦に向けてトレーニングを開始します。こうやって数字で書くとFC東京戦までに練習できる日は4日しかないことに改めて気付きました。あっという間です。今日の勝ちは勝ちで大事なことですが、もう次が迫っています。17日の味スタでも勝利を収められるように、また一日一日を大事に真剣に頑張っていく、それしかありません。

そんなレイソルに遠くエジプトからメッセージが届きました。この地で行われているU-20W杯で韓国代表を率いて闘い、ベスト8の成績を収めたホン・ミョンボ監督からです。
「レイソルが今、苦しい状況にあることは私も知っています。サッカーにはハードワークとスピリットが求められますが、苦しい時こそそういうものが大事になってくる。今以上にハードワークをして、スピリットを出して浮上してほしいと思います」。

はるかアフリカ大陸からレイソルのことを思ってくれている闘将の言葉は、心に響きました。シーズンが終わったら、ミョンボさんに嬉しい報告ができるよう、精一杯闘いたいと思います。残り6試合。今まで通りの熱いご声援よろしくお願いいたします。

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2009年10月10日

風を切る

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担当:河原 正明

今日は第89回 天皇杯2回戦 ジェフリザーブス戦前日ということもあり、かつ晴天ということで、午後の練習に多くのお客様が見学に来場されました。選手にもたくさんの励ましをいただきましてありがとうございました。
今日はPKの練習も行いました。天皇杯はトーナメント方式のため、同点の場合は延長戦さらにはPK戦が行われます。フィールドの選手だけでなくGK陣も挑戦しました。2006年 天皇杯4回戦 対磐田戦では両チーム11人目まで突入するサドンデスに。その時は9人目で加藤選手(現愛媛)が蹴って成功させています。
相手はJFLのチームですが、かつて我々が2006年にそうであったように、しゃにむに挑んでくるはずです。前回大会の準優勝チームとしての矜持を示すためにも、またリーグ戦への勢いをつけるためにも明日の試合ではPK戦まで行くことなく勝ち上がりたいものです。

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さて、明日の試合は日立柏サッカー場ではなく、県立柏の葉総合公園競技場で開催されます。会場までのご来場は公共交通機関でとお願いしていますが、私のオススメはズバリ「自転車」です。柏市では10月1日?11月30日までの2ヶ月間、柏の葉キャンパス駅、柏たなか駅、柏駅・北柏駅の各駅指定の駐輪場の間で返却自由なレンタサイクルを期間限定で行っています。例えば柏の葉キャンパス駅で借りて、柏駅で返却も可能というわけです。利用料は1日300円(高校生以下は150円)です。なお貸出には身分を証明できるもの(免許証や保険証など)が必要になります。

実はクラブで最近「自転車」が流行っています。選手にもですが、宮本主務を筆頭に、丸井テクニカルもその影響を受けてハマり高価なシングルスピードバイク(自転車のことです)を購入、さらには事務スタッフでもちらほらと(かくいう私もその一人ですが)。皆でつるんで走るまではいかないのですが、銘々で楽しんでいます。
竹本GMも以前に高価なバイクを貰ったそうで、最近はそれで遠出をするのが楽しく時には往復30Kmほど走るそうです。「いつかはここ(日立台)まで自転車で来ようと思うんだよね」颯爽と自転車で登場する竹本GMを見て見たいものです。

柏の葉総合公園競技場へはTX柏の葉キャンパス駅が最寄駅となりますが、試合会場だけでなく周辺には名所や公園、旧跡もありますので足に自信のある方は試合前後に足を伸ばしてみても楽しいですよ。なお、秋の3連休、自転車で風を切ってスタジアムまで、渋滞知らずで環境にもやさしいエコな試合観戦をしてみませんか?では

2009年10月 9日

OB

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担当:大重正人

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やたらと日差しが眩しいです。台風が空気中のちりやほこりを吹き飛ばしてくれたせいか、昨日に引き続き、目を開けていられないほどの光が、容赦なく選手たちにふりそそぎます。吹き返しの残り風も強く、紅白戦に臨んだ選手たちにとって、今日も厳しいコンディションでした。

日曜日に行われる天皇杯2回戦。相手はジェフ千葉のセカンドチーム、ジェフリザーブズです。J2の一つ下のJFL所属で、我々にとってもサポーター皆さんにとって、馴染みが少ないかもしれません。もちろん選手にとっても同じこと。だからこそスカウティングが大切で、練習前のミーティングではいつも以上に集中して、平川テクニカルスタッフの伝達とゲーム映像から情報を得ようとする選手たち。

全34試合中、28試合を消化したJFLの成績は18チーム中9位。特筆すべきは失点数。わずか22点でリーグNo.1の堅守を誇り、半分の14試合も無失点に抑えています。前線の選手から労を惜しまず、全員のディフェンス意識の高さがあってこそ。レイソルとしては判断を早くしてボールを展開しプレスの餌食にならないよう、注意を払わなければいけないところです。

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今日は非公開練習のため、サポーターの方はいませんでしたが、スタッフの姿が目立ちました。ユースやスクールのコーチたちは通常夕方にそれぞれ受け持ちのクラスがあり、トップチームの練習を見る機会は稀です。しかし今日のように午後1時からのトレーニングだと、トップチームの練習を見学できます。酒井コーチ、根引コーチ、増本コーチに渡辺強化部スタッフ。先輩として、レイソルのJ1残留を心から望み、練習を見守ります。

さらに紅白戦後、GKのクロス対応練習にはこの人が。
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左足の貴公子、復活!!平山智規コーチです。今季途中から普及部コーチに復帰し、スクールや巡回コーチとして日立台やホームタウン、さらに地方遠征までをこなす毎日。見守るなか、現役時代さながらの正確なクロスを期待して周囲が見守りますが「ふくら(はぎ)が落ちてんじゃないの?シジマールの方が全然いいよ」と現役時代から仲の良かった山根選手から容赦ない突っ込み…。それでも美しいキックフォームはそのまま、今日は懐かしい顔が共演した日立台でした。
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最後、練習後にはモバイルレイソルのインタビューに、ネルシーニョ監督が答えてくれました。監督の口から、否定的でネガティブな言葉は絶対に聞かれません。「この状況でプレッシャーはありませんか?」という問いにも、「家族を除けば、サッカーは人生のすべてです。13歳からサッカーにかかわってきて、いろんなことを学び得られたのもサッカーのおかげ。若い選手たちに自分の経験をたくさん伝えていくのが自分の使命だと思っています。サッカーを心から愛しています。厳しい状況ではあるけれど、つらいどころか、愛するサッカーに関われることをむしろ嬉しく思っています」

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自分たちは着実に前に進んでいる、絶対に大丈夫だ、というブレない信念。ネルシーニョがレイソルの選手やチーム、サポーターにまず最初に伝えたかったことは、そういうことではないかと。このインタビューはモバイルレイソルで来週中にリリースする予定です。彼の人間性、信念の一端にどうぞ触れてください。

2009年10月 8日

天皇杯へ

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担当:石本瑞奈

日本中のあちこちで大きな被害をもたらしている台風18号。柏では午前9時頃に雨がやみ、午後の練習は青空が広がりました。私は油断して日焼け止めを塗らずに練習の様子を撮影していたら、途中で顔半分の温度が変わっているのに気がついて少しへこみました。
晴れたとはいっても、風がかなり強くて、木の枝などいろんなものが飛んでくるので、少し怖かったです。
台風は北上していて、これからが大変な地域もあると思います。皆さまどうかお気をつけください。

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週末の天皇杯に向けて、また選手たちの競争の日々が続いています。前節の磐田戦であと一歩だった攻撃面でのレベルアップなど、出た課題を克服するべく、ネルシーニョ監督の身振り手振りの指導がありました。

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そして全体練習が終わった後、いつもの?といっては言いすぎかもしれませんが、私が良く見かける菅沼選手vs菅野選手の1対1の居残りトレーニングがありました。この2人がやる時は、なんだか1回のシュートにお互い全身全霊をかけて勝負している感が漂ってきて、ついつい見てしまいます。ちなみに今日はこの2人に村上選手も加わっていました。

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その村上選手、報道陣の囲み取材で次の天皇杯への意気込みを話しました。「天皇杯は自分も順天堂大学時代に経験しているのですが、プロを倒そう!という気持ちでひとつになっています。今回の相手、ジェフリザーブズは学生ではありませんが、J1のチームを倒そう!という強い気持ちでくると思います。その気持ちに負けないようにしたい」。
天皇杯はリーグ戦と違って一発勝負。何が起こるか分かりません。そんな中でもレイソルの一員であることの誇りを持って、全力で闘って勝利を収めることはすごく大切なことだと思います。村上選手の気概を感じました。

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そして今日は大津選手の取材がありました。サッカー専門新聞「エルゴラッソ」です。若手の選手にスポットを当てた企画ということで、2年目の大津選手にオファーがきました。小学生の頃のことから中学時代、高校時代など、今の大津選手のルーツとなる話、エポックメイキング的な話も出ました。読めば「なるほど!」と感じるようなインタビューになったと思います。ただ、同席していて一番感じたのは、やはりチームのことをすごく考えている、ということです。当たり前のことかもしれませんが、「将来の夢は?」と聞かれて「今はチームを残留させることしか考えられません」と答えた大津選手。サッカー選手である以上、上を目指すのは当たり前のことです。けれど、今はやっぱりレイソルのこと。チームが勝つためになんとかしたい、そんな強い思いが伝わってきました。
このインタビューの発売号はまだはっきりとは決まっていません。決まり次第お伝えしますので、どうかお楽しみに!

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最後にひとつご報告があります。先日行われたファン感謝デーで、赤い羽根共同募金が行われました。名戸ヶ谷小学校の児童の皆さんがお手伝をしてくださって、そこに選手たちも加わり、和気藹々と、しかも元気な雰囲気での募金活動となりました。おかげさまで総額46,828円の寄付金が集まりました。この募金は福祉施設の設備、ボランティアや障害者団体などの活動、地域福祉活動の充実に役立てられます。募金してくださった皆様、本当にありがとうございました。

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2009年10月 8日

ブランド作り

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担当:河原 正明

時刻はただいま11時55分。今日はバタバタしていましてこの時間から広報日記を書き出します。

非常に強い台風18号の上陸に備えて昼間はいろいろと片付けや防風・防水対策をスタッフで行いました。実はこの事務所、ピッチのすぐ下にあるのですが、夕方には見事に土のうが積み上がっていました。
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写真は先ほど撮影した深夜の日立台です。どうぞ皆さまもお気をつけ下さい。

その台風の接近に合わせて、明日の練習スケジュールも午後2時30分からに変更されました。今日も雨が降り非常に寒い中での練習となり、練習後フランサ選手は「こういう悪天候は大嫌いなんだよね」とボヤいていました。私が「明日は大きな台風が来るけど?」と話すと「えーホントに?」と知らなかった様子。「でもまぁ、そういう日は家で過ごすに限るよね!」と笑っていましたので、練習時間が変更になって一番喜んでいるのはフランサ選手かもしれません。

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さて、柏レイソルでは新人選手を対象にして毎月1?2回「メディアトレーニング」というものを実施しています。なかなか馴染みの無い言葉ですが、新聞やテレビの取材や講演、その他あらゆる場面で人前で話すことを想定した訓練です。レイソルではJクラブの中では比較的早い2003年より導入し、現在はトップチームだけでなくユースの選手をも対象にして実施しています。講師はプロのスポーツメディアトレーナーである片上千恵さん。元NHKのアナウンサーで、現在はバレーにテニス、競艇に卓球・・・日本の多数のスポーツ界で指導をされている大変著名なトレーナーの一人です。
皆さんご存知のゴルフの石川遼選手。彼のスピーチや会見での受け答えは、いつも笑顔で、かつ話し方も具体的な名前や事例を挙げてとてもわかりやすいと感心させられます。このようにプロ選手には「自分というブランド」でメディア対応を通じて好感度を上げていく、維持していくことが重要であり、今、スポーツ界でもその需要が高まっています。

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講義内容は年間を通じてメディアの影響力やマスコミからのインタビュー対応、心構えや身だしなみなど多岐にわたります。今日は橋本、仙石、工藤、山?の4選手が模擬スピーチを交えながらのレッスンを受講しました。トライするのは「1分間でプロ選手になれた理由」を話すメニューです。片上トレーナーより文章の構成方法などレクチャー後、下書きの文章作成を行いいよいよスピーチに。

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まずは、橋本選手がスピーチを。それをビデオで撮影し、本人とその他選手でその映像と音声を見聞きしながら、改善すべき点を指摘し合い「気づいて」もらうことが目的です。この「気づき」が、トレーニングの目的であり、成果になります。交互に全選手が挑戦します。もちろんスピーチの中身はまだまだ足りなかったりしています。それでもどの選手もうまく「しゃべること」もそうですが、自分の言葉で話すことがキチンとできていることに感心しました。

その効果ですが、仙石選手も「今までは聞き手が自分の話すことを理解して(文章や言葉にして)くれるだろうと思っていました。しかし、実際にはどんな風に解釈されるかはわからないので、聞き手を想って話すことで、自分の考える力やまた『自分というブランド』が作られていくことの大切さを鍛えられました」と話すように徐々に「気づき」を得ているようです。
片上トレーナーも新人選手について「メディア対応の知識は付いてきたと思います。あとは実戦の場をもっとこなせばさらに良くなるはずです」と評してくれました。
彼らにはこの後クラブのホームタウン活動の一環としてこの後学校訪問「レイソルしま専科」で小学生の前でスピーチする機会を設けています。しかし、本当は彼らが一日でも早く、日立台で大勢のサポーターの皆さんの前で「ヒーローインタビュー」をされている日が来ることを願ってやみません。その日が来るのを楽しみにして残り数回のトレーニングを通じて、新人選手それぞれが今後プロ選手としてどんな「ブランド」を作っていくのかも注目していきたいと思います。

2009年10月 6日

キビシク、タノシクネ!

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担当:大重正人

今週の週間天気予報は、雨ばかり。強烈な台風と秋雨前線が合い重なって、大荒れのもようですね。天皇杯がおこなわれる週末の連休は秋晴れとなりそうでホッと一安心ですが、今週は雨の中で、ネルシーニョ監督がどんなトレーニングを行うのか、楽しみでもあります。

今日は予定されていたトレーニングマッチ、長野パルセイロ戦は残念ながら中止に。雨が降ったら、室内トレに変更する事が多かっただけに、予想はしていました。薩川コーチ、期限付き移籍中の大島選手との対戦はならず。ただ大島選手の愛車が駐車場に止まっていたので、仲間の選手たちに会いに帰省していたのかもしれませんね。会って話を聞ければと思っていたのですが、顔を見られず残念。。。

火曜日のトレーニングは、今週も変わらずフィジカルがメイン。雨でびしょぬれになりながら、ジャンプやダッシュを繰り返す選手たち。エドゥーコーチやシジマールGKコーチ、公文通訳が手をたたきながら、大きな声で盛り上げ。ここにはめずらしくキーパー陣も参加していました。

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「今日はフィールダーのフィジカル練習に加えてもらいました。キーパーにとって実になることだと思えば、監督やエドゥーに相談して、こういう日もあります。普段は一緒にトレーニングすることが少ないですが、フィールダーと一緒に練習することも仲間として大切なことです」

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練習後、エルゴラッソのコーチインタビューで、シジマールGKコーチがこう説明してくれました。「これまでのコーチで一番練習が厳しい」と経験豊かな南選手が評するほど、日々のトレーニングは時間も長く、見ているだけで厳しさが伝わってきます。「でもユウタもスゲもキリも、3人ともがトレーニングにとても意欲的で、1月のキャンプ前から今もまったく変わらない。厳しい練習に文句を言うことも全くないよ。レイソルのいいところは、トレーニングでも手を抜かず一生懸命なところ。今のおかれたチーム状況は望ましいことじゃないけど、それでも下を向かず前向きだよ。キビシク、タノシクネ!!」

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3人それぞれの特徴や長所、GKとしてのあるべき理想の姿、愛する奥様のサポートへの感謝、そして日本でやり遂げたい大きな夢。最初の握手では、その大きな手で記者さんの手を握り潰し(苦痛笑)、インタビューの時にはピッチと変わらない大きな声で語ってくれました。掲載は来週水曜の予定ですが、変更があれば改めてお知らせいたします。

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今週末は、リーグ戦はお休み。天皇杯の初戦、ジェフリザーブズ戦が柏の葉で行われます。もちろんレイソルにとって一番大切なのはリーグ戦ですが、天皇杯で良い戦いができなければ、もっともっと厳しいリーグ戦で生き残れるはずもありません。「常にベストのメンバーで戦います」というネルシーニョ監督の言葉どおり、一戦必勝なのはリーグ戦も天皇杯も変わりません。チケットはローソンチケットほかのプレイガイドや、オフィシャルショップ「レイソリスタ」でも販売していますので、どうぞお集まり下さい!

2009年10月 4日

ファン感謝デー

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担当:石本瑞奈

昨日のはっきりしない天気とはうってかわって、今日は秋らしい青空が広がりました。
やっぱり、天気がいいと気分も晴れやかになります。

今日の午前練習はメンバー指定練習となりました。昨日の試合に出ていない、あるいは出場時間が少なかったメンバーです。私がグラウンドに着いた時はすでにたくさんのお客さんが練習を見に来ていました。

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練習のほうは、フィールドプレーヤーがみんなでひとつのボールを使ってボール回しをしていました。みんなでといっても、縦長に3つのグループに分かれて、ワンタッチでボールを回して、真ん中のグループがボールを奪いにいくというもの。奪いにいくメンバーは一度に2人ずつ、という練習でした。
中でも目立っていたのは北嶋選手です。味方にいいプレーが出るたびに手をたたいて大きな声で鼓舞していました。どんなことがあっても下を向かずに前に進もう、そんな強い気持ちが伝わってきました。

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そして午後からはファン感謝デー。例年夏にやっていましたが、今年は秋になりました。午後1時半に開場し、お天気もよかったせいか、2,321人のお客様が集まりました。ありがとうございます。
まずは選手バス乗車体験、試合の時の記者会見場見学などから始まりました。選手バスは普段見ることはあっても、一般の方が中に入る機会はありません。座席にはどの選手がどこに座っているか分かるように選手の写真が置いてありました。乗車体験を終えた人たちが嬉しそうに降りてきているのを見て、こちらも嬉しくなりました。

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午後2時半からは、お待ちかねのフリーマーケット。ピッチで選手たちが5つのグループに分かれて、それぞれが持ち寄った品物を売っていきます。

真っ先に全部売り切ったのはCグループ。

売れるのは遅かったけれど盛り上がっていたのがBグループ。ツイスターゲームや、指名料を取って選手の変な顔を撮ってもらう企画など、技を使ってお金を集めていました。

Dグループに立ち寄ると、桐畑選手が必死に香水を薦めていました。

フリーマーケットが一段落したら、選手たちはフードコートへ行って、店員体験をすることになっていたのですが、ここでハプニングが。

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ピッチにネルシーニョ監督が現れると、サインを求める人たちに囲まれて、あれよあれよという間に行列になりました。これは想定していなかったので、最初係員がついていなかったのですが、お客様は自然にきちんと列を作っていました。そして一人一人ににこやかに対応するネルシーニョ監督。結局20分以上サイン&即席写真撮影をしていました。

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その間、選手たちはフードコートへ行き、即席の売り子さんに。せっせとドリンクを作る栗澤選手と仙石選手。作るのではなく、食べながら「美味しいですよ」とアピールする比嘉選手。手際よくビールを紙コップにうつして売っていく古賀選手。いろんなところに出没したらしい?山根選手。仲良しのパク選手とバクダン焼きのお店で売り子をしていたら子供たちに囲まれた北嶋選手。みんな楽しそうでした。そして飛び切りの笑顔を見せてくれたのがこの選手。

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ホットドッグを売っていたハモン選手です。「よく売れているよ!」とご機嫌でした。

休憩を挟んで、選手トークショー。こちらは5人一組で3つのグループがトークショーに参加しました。そして菅野選手だけは2回登場して、場を思い切り盛り上げていました。
個人的に一番驚いたのが、仙石選手のコメントです。最初は確か壇上で小林慶行選手が「移籍してきてしばらくは、2人組で練習する時のパートナーがいなくて、スタッフとやっていた」と言っていただけだったのですが、その後、他の選手から「もっと慶行選手と仲良くなろう」みたいな話が出て、今年入ったユース出身の選手をステージの前に呼んで、慶行選手にいわゆるタメ口(敬語を使わない)で話せ、という展開になりました。

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そこで一人ずつタメ口をきいていたのですが、仙石選手が「おい、慶行」と言った瞬間、場内が大爆笑になりました。レイソルU-18ではキャプテンをつとめ、普段から真面目なキャラクターで通っていた仙石選手の口から出たセリフなので、他の選手が言うより衝撃的でした。

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今年31歳、チームの中では年長者の一人になる小林慶行選手ですが、大谷キャプテンをはじめ、栗澤選手など、みんなからいい意味でいじられて、慕われています。そんな雰囲気も出ていたトークショーでした。

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最後に河西社長と大谷キャプテンが「チームは厳しい状況ですけど、精一杯闘います」と誓って、予定より30分ほどオーバーしたファン感謝デーは幕を閉じました。

終了後、今日のために選手側の中心として奮闘した村上選手会長と話しました。「(もう一人の選手会長)次郎と協力しながら準備して、大変な部分もありましたけど、キタジさんやタニくんも助けてくれましたし、いろんな人とコミュニケーションを取りながら進めました。フリーマーケットを始め、イベントはうまくいったと思っています」。そして、「トークショーは正直言って、やるかどうか迷いました。だけど、レイソルというチームの普段の雰囲気を見てもらえたら、という思いを込めてやりました」。
村上選手は今のチーム状況を考えて自粛するか、ずいぶん悩んだようです。でも、私はやってよかったと思います。もちろん、来てくれた方々の胸には複雑な思いがあったかと思います。ただ、今日のファン感謝デーは、日頃応援してくださる皆さまへの感謝の思いと、そして昨日の悔しい思いを振り切って、次の天皇杯を、その先のリーグ戦を精一杯闘っていこうという思いを、みんなの前で誓う、そんな場になったのではないかと思っています。
なかなかホームで勝てないという、応援してくださる皆さまには悲しい、悔しい、辛い思いばかりさせてしまって、本当に申し訳ありません。でも、選手たちは誰も諦めていません。お願いばかりで恐縮ですが、どうか、最後まで、一緒に闘って、選手たちを支えて、力づけてください。

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2009年10月 3日

流れた時間

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担当:大重正人

試合速報を打ち終わったあとは、いつも頭の中が回転しなくなります。
90分間に集中して、目に入るものをキーボードに打ちながら、それでいてゴールシーンに声を上げて、チャンスを逃せば天を仰いで。めまぐるしくフル回転で頭脳を動かすと、あっという間に過ぎてしまう濃密な90分間。燃え尽きてしまうような感覚です。そのあとは正直、省電力モードを余儀なくされます。

でも今日は、いつもとは違いました。
「もう何も考えられない」といった疲れがありません。あっという間に終わってしまった90分間。大きな波がなく、流れるように過ぎてしまったゲーム。
プレーしていた選手たちも同じような表情に映りました。もちろん90分戦いぬいた疲れはあるでしょう。でもどこか燃え尽きられなかった、やりたくてもやりきれなかった不完全燃焼の表情に見えました。

チームの戦術として「まずディフェンスから」という意識づけをして、この2か月でチームが立ち直ったことは間違いないことです。でも、前へ!という気持ちを薄めてはいけない。攻撃精神をむき出しにして、見ている人の気持ちを揺さぶったシーンは少なかった。「もっとリスクを冒してでもチャレンジしないと」。わかっていながら、やれなかったジレンマ、不完全燃焼感。

足をつらせた選手もいなかった。つらせること自体フィジカル的にいいことではないし、涼しかった天候も関係あるでしょう。でもチームとして、力のすべてを出し尽くして、走れなくなるまで戦うといったゲームにできなかった。倒れるまでの力を出したからこそ、この7試合でつかんだ勝ち点11があったはずです。

私自身が疲れ果てていないのは「しっかり守れるようになって、今日もたぶん何とかしてくれる」といった甘い考えがあったからかもしれません。ここ最近は緊張のあまりか、開始15分で動悸がするような苦しさがあった。今日も変わらぬ大事な大事な試合なのに、どこか努めて冷静になろうとして、入りこめていなかった。

引き分けで満足していたら、今シーズンの最初と変わりありません。
また同じ失敗を繰り返してはいけない。
チャンスはたった6試合。

2009年10月 2日

ファイナル

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担当:石本瑞奈

今日は朝から雨が降ったりやんだり。明日の天気予報をインターネットで調べると、正午が弱い雨で午後3時からは曇り。なんとか試合中は雨が止んでほしいです。

今日は、前回のホームゲーム前にもご紹介しましたが、数量限定のイベントコラボグッズのお知らせからです。好評を博しているこの企画も今回で第8弾となりました。明日の磐田戦のホームゲームイベント『レイソルホームパーティー』のテーマは「レイソルスポーツデー」。ということで、グッズはスポーツに欠かせないタオルです。しかも、レイソルらしさ満開の「ユニフォーム柄フェイスタオル」です。前回は「選手名入り湯のみ」で、ポポ選手に登場してもらいましたが、今日はこの2人です。

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選手会長コンビの村上選手と鎌田選手です。ちなみに、鎌田選手が指差しているところを拡大すると、

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自分の名前です。ポジションごとに全員の名前が入っています。なお、この2人は『公式HP』の「イベントページ」にも登場していますので、そちらもご覧ください。

ちなみに前回の湯のみはおかげさまで即日完売しました。ありがとうございます!あとで買おうと思っていた私は負け組です。撮影の前にそのことを伝えたところ、「このタオルも売れますように!」とのことでした。手触りもよくて、使い心地がとても良さそうです。みなさん、ぜひお買い求めください。私も今度こそ乗り遅れないようにしたいと思っています。

練習は明日のキックオフに合わせて午後3時から行われました。あいにくの空模様のなか、選手たちは明日に向けて集中力が高まっている、そんな雰囲気が伝わってきました。

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練習が終わった大谷キャプテンに話を聞きました。「残り7試合というよりも、1試合1試合がすごく大事なので、次も勝ち点3を取ることだけを考えて闘います」。やはり、一度辛い経験をしているので、あの時と同じようになってはいけない、という具体的なイメージを持っている大谷選手。その言葉には強い説得力がありました。

ネルシーニョ監督も「これからは一戦一戦がファイナル。目の前の相手を倒して上にいるチームを追い抜きたい」と意気込みを語っていました。

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2人からは「目の前の試合を決勝戦と捉えて必ず勝つ」という思いが強く伝わってきました。今日直接話を聞いたのは2人だけですが、他の選手たちももちろん同じ思いです。
数字上はもちろん残り7試合。けれども、そのことより、目の前の試合に集中する、それが大事だと改めて感じました。明日の磐田戦、AL席以外はまだ残席がございます。冒頭にも書きましたが、天気も少し回復しそうです。ぜひ、日立台に足をお運びください。そして、選手たちとともに闘ってください。我々も精一杯応援したいと思っています。

2009年10月 1日

今日から10月

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担当:河原 正明

今日から10月。早いもので衣替えの季節です。雨続きで肌寒さを感じるここ数日ですので、今日の日差しは嬉しかったです。それでも上着を着てちょうどいい気候になりました。

そのちょうどいい気候の中、チームは練習を行いました。選手たちからも「やりやすい」と声が上がるように、なんといっても前2節は2試合続けて13時キックオフ、30度近い気温の中で闘っていたのですから。
そう考えるとあっという間に季節が移り変わり、気が付くと今シーズンも残り2ヶ月弱、いよいよ大詰めです。しかし、チームの軸はうつろうことなく、強固な結束を新たな指揮官の元で手にしていると思います。 チームはようやく本来の力を取り戻し、その上、明確な目標があります。最大で勝ち点8点差あった15位モンテディオ山形に勝ち点差3と肉薄し、降格圏脱出を射程圏内に捉えている。この目標を見据え、残り7試合、死に物狂いで戦い抜く。 まずは目の前のジュビロをホームで叩く。そのためにも多くのサポーターの皆様の声援が必要です。チケットもまだ残っております。若干天候の不安はありますが、気持ちのいい時間帯に行われる試合にぜひご友人やご家族をお誘いの上、日立台にお越しいただきたいと思います。

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さて、同じ頃レイくんは柏駅前にいました。今日から始まった平成21年度(第63回)赤い羽根共同募金運動の出陣式に参加するためです。今年も12月31日(木)までの3か月間実施されますこの活動、例年は選手が参加していたのですが、今年は練習時間と重なり急遽レイくんのみが参加しました。それでもおかげさまでたくさんの方から募金をいただくことができました。この場を借りて御礼申し上げます。
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また、今回駅前での活動には参加できませんでしたが、柏レイソル選手会では赤い羽根共同募金運動に協力し、来る10月4日(日)に行われますファン感謝イベントで募金活動を行うことになりました。詳細は後日発表いたしますが、併せて「チャリティーオークション」など、柏レイソル選手会が実施致しましたチャリティー活動でご協力いただいた売上金の一部も、地域の民間社会福祉活動に役立てようと寄贈する予定です。当日ご来場されます皆様には、選手会の活動をご理解いただき、赤い羽根共同募金へのご協力をお願い申し上げます。

今日はこの後イエローハウスが行われます。議事録は近日中にアップいたします。では。

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