2007年9月18日

「フロンターレで3点、獲りたい」

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担当:桜林 舞

新潟戦、すばらしい逆転劇でしたね!柏レイソルは今季初の逆転勝ち。対して、新潟は今季初の連敗、今季初の逆転負けだったらしいですよ。アウェイ男、李選手のゴールに、パスで相手をきれいに崩した、山根選手の決勝ゴール。そして順位は入れ替わって5位。勝ち点は43点。地球滅亡まであと2点、ですね。

そして中1日。日立台はというと、新潟戦レビューのチームミーティングに、午前はフィジカル、午後はボールトレーニング。次のホーム・川崎戦への準備がスタートしています。

「飛び込まないで、体を寄せて、そして2人で挟み込んで奪っている素晴らしいプレー」とプレスが効いているシーンにスポットを当てながら、レイソルの基本姿勢を繰り返し再確認する石崎監督。アウェイでの勝ち点3には日頃は辛口の石さんも「倒れないで、粘り強いサッカーができている」と褒めるシーンが多く見受けられました。と同時に「目標の勝ち点45まであと2点。次の川崎戦で、ホーム日立台で勝ち点3を積み上げて達成できることが一番よい。川崎がACLでイランに行っている間、こっちは1週間準備することに使える。とはいえ、川崎は昨年2位、力があるチーム。個人の能力が高い選手がポイントにきちんといる。相手がどうこうより、『絶対に勝つ』という強い気持ちを持って臨んで欲しい」と手綱を緩めることもありませんでした。

新潟戦のゴールのことを問われて「この前みたいなゴールは年に1回くらいはあるんだよねー」と練習あがりの山根選手。前回の川崎戦は、暑さにやられた。これくらいの時期からが俺の季節。川崎は特別な相手だから負けたくない」と語気を強めていました。今日来ていたライターさんによると、「昨季の水戸戦(2006年9月27日@日立台)も崩して飛び出していくきれいなゴールだった」そうです。昨季は2ゴールを上げた山根選手。2006年11月26日の札幌戦@日立台が2得点目でした。年に1回と言わず、残り9試合でもシュートを決めてくれることでしょう!

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そして「試合は90分間集中できていた。フランサが絶対パスをくれると信じて、前の方で待ち構えていた」と同点弾を放った李選手。今季の個人目標である10得点まであと1点に迫りました。目標に手がかかりそうだねと水を向けられて「先発した試合は1試合1ゴールをあげるつもりで臨んでいますが、なかなかその通りにはいかない。あと9試合あるけれど、チームの目標の勝ち点45と同じ。手中に収めたかどうかは、達成してからでないと言えませんよ」と控えめな答え。前節の同点弾を決めた直後も「あくまで同点。次だ、次」とばかりに浮かれた表情を見せませんでしたが、「あくまで目標一歩手前。次だ、次」と慎重な姿勢を崩しませんでした。

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石崎監督も目標を達成した後のことを聞かれ、「達成した時点で決めるよ。いつ達成するか分からないじゃろ」。再開後7戦負けなしの好調ぶりが面映いのか「順調というか、運がよすぎるよね。まぁ、運も実のうちっていうけれど」。「でもね、すごく選手が頑張れるようになってきているよ。失点しても落ち着いていたしね」とチームの着実なレベルアップに手応えを掴んでいる様子でした。

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「フロンターレで3点、獲りたい」。今日のチームミーティングの最後に、石さんが語った言葉。「3点取りに行こう」でも「3点取るつもりで臨もう」でもなく「3点、獲りたい」。今までのチームミーティングでこのような言い方をしたことは、私の記憶の中にはありませんでした。それがゆえに、次節に賭ける石さんの意気込みがこの一言に凝縮されている気がするのです。

古巣・川崎に勝利して、
1ヶ月ぶりのホーム・日立台で
今季目標・勝ち点45の達成。

「出来過ぎだよ!」と心の中で呟いたそこのあなた。
聖地日立台でその出来過ぎたストーリーをともに綴り出そうではありませんか。
地球滅亡のその日に日立台では何が起こるのか、ともに見届けようではありませんか。
川崎戦のチケットは残りわずかですよ。お早めに席をお求めください。
日立台劇場への参戦をお待ちしております。

日立台劇場に来られる方も、来られない方も、MDP「Vitoria」用のサポーターズヴォイスに声援をお寄せください。9月20日まで募集しております。

koho@reysol.co.jp