2009年5月 2日

J1リーグ第9節 対モンテディオ山形戦

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担当:河原 正明

「ストレスのたまるゲームだった」。開口一番に高橋監督からでてきた言葉、悔しさだけが伝わってきました。
気温も26度近くまで上昇し、この時期にしては暑すぎる環境の中、選手たちは中2日で敵地での山形戦に臨みましたが、結果は0?0のスコアレスドローとなりました。最後まで両チームとも守備への意識を強く保ったまま、一方では決定機を決めることができず90分を闘いましたが、対峙した山形の守備陣は非常に強固で、好調な理由の一端を垣間見たように感じました。

「勝ちたかった、悔しい、もったいない」とは菅野選手。「0点に防げたのはチームとして大きい」今季初の無失点試合となったことを評価するものの、「自分たちは挑戦者であることを忘れてはいけない。気持ちの面を思い出さないと」消耗戦の様子を呈してきた後半、ビッグセーブでチームを救ったプレーは、最後尾から前線への「檄」となっていたでしょう。

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「自身の出来には納得いかない」とは大津選手。前節ロスタイムに劇的なリーグ戦初ゴールを決め、周囲からの期待も大きかったただけに「もっと仕掛けられたと思う。引いて守っている相手より高い位置を取りたかったし、もっとシュートを打ちたかった」と本人の口を突いて出るのは反省の弁ばかりでした。
しかし、粘り強く前線からの守備をするなど攻守に運動量が多かっただけに、アウェイでの貴重な勝ち点1奪取に貢献したと思います。


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前半から果敢に攻撃を仕掛けていたのは菅沼選手。レイソルから移籍中の小林亮選手や時に最終ラインまで下がってきた長谷川選手と1vs1になる場面も多く、タフな試合の中、交代まで全力でボールを追い続けていました。

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その菅沼選手と交代でJリーグ戦デビューを果たしたのは比嘉選手。先日誕生日を迎え19歳になったばかり、「昨日メンバー入りを言われた時から緊張していました」と嬉しいデビューでした。
ただ、プレーについては自身の武器である「ボールを持ったときにドリブルで斬り込む場面を作れなかったことは残念」と短い時間の中で持ち味を出せなかったことを反省していました。

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試合後に比嘉選手を待ち構えていたのは山形の太田選手、レイソルユースの1学年先輩でもあります。先輩へ挨拶を交わしたときは、いつもの比嘉選手らしい笑顔がこぼれていました。次の出場機会を目指して明日からまたトレーニングが始まります。まずはデビューおめでとう!

今日、山形へ向かう高速道路はGW後半初日ということもあり、大渋滞だったようですね。公式バスツアーも前半途中で到着したとのことですが、それ以外にもキックオフギリギリにまたは試合中に到着された方も多かったと思います。(明らかに試合開始後に黄色い壁が増殖していましたので)。
本当に多くのサポーターの皆様に、遠路はるばる応援にお越しいただいたきありがとうございました。多くの力強い声援に、ピッチで闘う選手たちも勇気付けられました。

さあ、またすぐに試合です。井原コーチも「もう切り替えて、次の試合のことを考えていこう!」と選手たちには前へ進むことだけを促していました。連勝という結果は得られなかったものの、下を向く必要はありません。皆さんには引き続きレッズ戦でのサポートをよろしくお願いいたします。多くのご来場お待ちしております。次は火曜日に国立でお会いしましょう。では。

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