2010年6月 6日

岡山から

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担当:大重正人

「今シーズンでもっともキツイ試合でした」
試合後の選手たち、全力を出しつくした彼らは一様にそんな言葉を残しました。

ファジアーノの選手たちはみな運動量が豊富で前線からの激しいプレッシャーをレイソルに与えました。思い通りにパスをつなげずパスミスが目立ち、そこから相手の鋭いカウンター。懸命に戻ってゴールこそ阻止したものの全力疾走を繰り返すことで体力は奪われていきました。それでも菅野、パク、近藤のDFトライアングルを中心に、ゴールを最後まで許さなかったのは、彼らを含めた全員の守備意識と最後まで集中力を切らさなかったからこそです。

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1-0が続いて、待望の2点目を決めたのは工藤選手の泥臭いゴールでした。「ワタルくんがトーキックでパスかシュートかわからないボールを必死で出してくれて(笑)。それが足元に来て、ゴールやキーパーも見ないで必死で押し込みました。レアンドロがセットプレーから蹴る前、交代選手のボードが見えて、自分の背番号が見えていました。ヘディングシュートをミスしていたし、これが最後のチャンス、ここで仕事をしないと!という気持ちでした」。あきらめずチャンスを狙いつづけている選手のところにボールが転がってくるものです。

「ここまで無敗で来れているし、次は日立台で中断前最後の試合です。ここでもしっかり勝って、そのあとのキャンプでもしっかり競争して、自分も成長して、後半戦もスタメンを勝ち取りたい」。幸運を引き寄せるのも、日々の努力があるからこそ。あと2点目、苦しんでいたチームを落ち着かせるに十分すぎる値千金のゴールでした。

岡山戦メンバーの明日の午後練習は中止となりました。次回の広報日記も火曜日とさせていただきます。移動と試合の疲れをしっかり癒し、ギラヴァンツ戦へ。最後に、今日は忘れなかったゆりかごダンス。近藤選手がパパになって初めて家族に捧げる勝利。あらためてみんなからの「おめでとう」でした!

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