2016年4月24日

鹿島戦

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担当:大重正人

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敵地カシマスタジアムでの2-0の快勝で、公式戦5連勝。リーグ戦の3連勝はすべてクリーンシート、無失点完封勝利です。これ以上ない勝利にカシマスタジアムに駆けつけてくださったサポーターの皆さんは喜びをいっぱいに爆発させました。

この連勝の要因を聞かれると、監督も選手たちも「まず守備が安定してきた」と話します。下平監督は試合後の会見で質問を受けると「今は選手全員が守備の意識を高く持って、前線からの守備とラインコントロールと、中盤をコンパクトにすることを徹底して選手がやってくれている。その成果だと思います」と答えました。

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今日は、鎌田、増嶋、中谷と今季初めてセンターバックの3選手が先発。いったいどんな並びになるんだろうとメンバー表を見て驚かれた方も多かったと思います。監督はその意図をこう説明しました。「鹿島はまずカイオ選手がキープレーヤーで、その単独突破に対してこれまでの右サイドバックだった伊東を当てるより、経験豊富なベテランの鎌田を起用しました。今日は体を張って守備のところで貢献してくれました。鎌田にしても増嶋にしても最終ラインで声をかけてラインを統率して、若い選手が多い中でチームを引き締めてくれる」と大きく称えました。鎌田選手も「右サイドバックでJリーグに出るのはおそらく初めてでした。不安もあったけど、与えられた役割はこなせたと思う」とその起用に応えました。

そしてこれまで右サイドバックだった伊東純也選手を一列前の右サイドのアタッカーで起用。これが試合を決める2点の大きなファクターとなりました。1点目、自陣からのビルドアップから右サイドへ展開。前線に大きく張ってボールを受けると、迷いなく得意のドリブルを仕掛けます。

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「前が空いていて1対1だったので仕掛けてゴールまで行こうと思っていた。一人抜いた所は、スピードに乗って、相手が食いついてきた所をダブルタッチで抜いた」。ダブルタッチというのはドリブルテクニックのひとつで、今日の場面では右足でボールを自分の左足にすばやく当てて、相手を左側から抜き去りました。あれほどのスピード感のなかで、あれほどのテクニックを発揮できる。本当に彼らしい、見事というよりほかない突破でした。「もう一人カバーに来ていたけれど、自分のほうが早く打てると思っていたので、そこでシュートを打てた」とニアを打ち抜きました。

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2点目のアシストも、右サイドでの2対2、中川選手がキープした瞬間を外側からオーバーラップし、そこで見事なスルーパスとランニングが噛みあって、やわらかなラストパス。これを2試合連続ゴールとなる武富選手が落ち着いて流し込みました。その後の反撃も前線から最終ライン、GK中村選手まで集中を切らすことなく、身体を張り続けての完封。

ベンチも含めて全員の力、そしてアウェイゴール裏をびっしりと黄色で埋め尽くした1000人以上のサポーターの皆さんの歌声と声援が、今日も選手たちの大きな力になりました。22日に31歳の誕生日を迎えた増嶋選手へもバースデーの大合唱が贈られ、「去年とはまったく違う誕生日になりました」とお礼の言葉がありました。はこのすばらしい空間を、今度はホーム日立台で。30日のヴィッセル神戸戦。また日立台で一緒に戦ってください。今日も心強い後押しを本当にありがとうございました。

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