2016年10月 2日

湘南戦

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担当:大重正人

シュートは23本。前半の7本に対し、後半は倍以上の16本。ディエゴ選手のダイレクト、伊東選手のドリブルシュート、クリスティアーノ選手の直接フリーキック。相手を敵陣に押し込み、セットプレーのチャンスを立て続けに作り出しました。伊東選手や中谷選手のシュート、中山選手の完璧なヘディングシュートもクロスバーに弾かれ、最後の最後までゴールネットを揺らすことができませんでした。

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立ち上がりから湘南らしいプレッシング、チェイシングが躍動し、レイソルが押し込まれる時間がありましたが、徐々にボールを動かし、相手の前へ食いつかせながら、一気にロングフィードで右の伊東、左のクリスと、レイソルが誇る快足ウイングを走らせます。後半になると相手の運動量も前半より落ち、さらにレイソルが攻勢に。0-0の我慢の時間が続く中、レイソルが優勝するような強さをもつチームであれば、この前の甲府戦のように、セットプレーからでも、どんな形からでも1点を取って守り切るはず。そんな風に期待をこめ、勝利を信じ、最後のタイムアップを待っていたのですが、レイソルに歓喜の瞬間は訪れませんでした。

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「試合が終わって、倒れこむ選手はレイソルのほうが多かったと思います。この試合に懸ける思いがより強かったのかもしれませんね」。試合後、メディアの方からそういう言葉をかけていただきました。この試合を見た方たちに何か伝わるものがあったのは間違いありません。身体のぶつかり合い、球際、そして高山選手のファイトに負けじと見せた闘志など、身体も精神も最後の最後まで死力を尽くしての奮闘でした。ただ、プロとして、この優勝争いのなかで何より手にしなければならないのは結果です。力が及ばなかった今日の試合を惜しかったとか、悔しかっただけで終わらせることなく、必ずや残りの3試合につなげなければいけません。

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そして10月4日には天皇杯ラウンド16の組み合わせ抽選があり、以降のトーナメントが決定します。いまはまだACLへの2つのルートで道が残っています。可能性がある限り、応援を続けてくれるサポーターに、目標に必死に食らいつく姿、勝利にこだわる姿勢を10月22日のホーム鳥栖戦で期待したいと思います。