2018年10月10日

湘南戦

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担当:大重正人

まず後半9分ぐらいだったでしょうか。中山選手が接触して倒れこんだとき、ベルマーレの梅崎選手がそのまま攻撃につなげられる状態にもかかわらず、ボールを外へ蹴りだしてくれました。あの行動は本当にありがたいことでしたし、温かい拍手が起こるすばらしいフェアプレーでした。

試合です。2戦制の第1戦、ホームで1-1。ベストでもベターでもありませんが、まったく取り返しのつかない状態ではなく、1失点のままで試合を終えられたのは、第2戦につなげる意味でも悪くない結果だと思います。決勝進出のためには、日曜の第2戦に勝てばいい。明確になりました。ちなみに引き分けとなった場合、湘南のアウェイゴールの分、0-0なら湘南勝ち抜け、1-1なら延長戦、2-2ならレイソル勝ち抜けです。

今日の前線は瀬川選手と中川寛斗選手がコンビを組みました。2人の特徴を考えれば、前からアグレッシブにプレスに行くことが期待されましたし、まずは攻撃面で、勢いをつけてくれました。立ち上がりの1分、左サイドから中川選手のサイドチェンジがすばらしく、右サイド江坂選手に通ると、その折り返しを受けた瀬川選手が落ち着いて蹴りこんで先制点。これで直近の公式戦8試合で6得点。いまリーグで最も調子の良いポイントゲッターと言って間違いありません。

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最高の滑り出しから一転、じっくり守って試合を落ち着かせたいところでの失点は、相手にとってのアウェイゴールであり、この試合で最大の痛手でした。ただ2トップのプレッシングと、ボールを奪われたあとの守備への切り替えの速さが目立ち、そこからのカウンターチャンスも多くありました。

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一方で、大谷選手が少し触れていましたが、「2人の特徴をどう生かしていくか、前から追わせるのか、それとも時には自重させるのか」というところで、すこし中盤のエリアが広がってしまい、特に前半はピッチの真ん中に縦パスを通される場面も目立ちました。ただ後半からその点はしっかり修正できていましたし、GK滝本選手も危ない場面を何度も防ぎ切り、特に前半39分に横っ飛びで相手シュートに触ったプレーはゴールに匹敵するビッグプレーでした。

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最後まで1失点のまま試合を終え、最低限の結果を得ることはできました。伊東選手とオルンガ選手がいないなかで、また違った特徴をそれぞれが出し、滝本→中山→手塚→中川というアカデミー出身の縦のラインができたことで、ビルドアップからの攻撃も多く見ることができました。

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中3日で迎えるラウンド2、勝ってファイナルへ。2006年のJ2最終戦、あの試合に匹敵するビッグマッチになるのではないでしょうか。私はあの12年前はレイソルに来る前でしたので写真や映像でしか見たことがないのですが、あの黄色に染まったすばらしい光景をもう一度。日曜日、レイソルの力を平塚に結集して、勝ち抜きましょう!!平日にもかかわらずスタジアムへ駆けつけてくださったみなさま、本当にありがとうございました。

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