2008年2月11日

鹿児島キャンプ3日目

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担当:大重正人

愛媛FCとの練習試合翌日。90分近く出場した選手たちは、午前の練習はリカバリー。軽めのランニングと、室内練習場特設筋トレルームで器具を使った補強運動でした。ピッチ内では、復帰間近の5人衆+U-18から練習参加している、山崎、畑田、工藤の若き3選手が古邊フィジカルトレーニングに汗を流しました。

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そして午後練習。小雨舞い散るなか、こんな応援プレートが飾られていました。雨の中、寒さの中、熱心な応援ほんとうにありがとうございます。まずは石崎監督が選手を集めました。「ケガ人がとても多い中、チームはとても苦しい状況。元気な選手もこの時期から練習試合に90分出なければいけない。ケガしている人は一日でも早く戻ってこられるように、きっちり治療してほしい。開幕まで1カ月を切ったし、練習は量よりも質を追求してやっていきたい。だからこそ集中していこう!」。キリっと空気が引き締まりました。監督が非常事態という言葉まで用いました。もちろん選手たちも危機感をもっていると思いますが、もっと強い気持ちを持ってやらなければいけないという監督の意志の表れです。

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選手が円になってのユニークな鬼ごっこ、ボール回しでスタート。3組に分かれてビブスを着て、ダイレクトパスを意識し、また攻守の素早い切り替えを促す12対6のパスゲーム。そして9対9、最後はスタッフが3名参加して10対10まで行われました。おそらく水曜の京都サンガ戦でも長い時間プレーするであろう、鎌田、村上、大島、酒井の4バックには、石崎監督から指示。チャレンジ&カバーの原則やビルドアップなど、プレーを止めては念入りな指示が飛んでいました。

そして別メニュー組も、近藤、古賀、菅沼、山根の4選手が本隊のゲーム形式練習にも合流。石川、太田、小林祐、永井、阿部嵩選手はランニング。北嶋、杉山選手はウォーキングとそれぞれ小雨降るなかグラウンドへ姿を現しました。そのなかには茂原選手の姿もありました。行きのエレベータの中で一緒になり、手には真っ白な目新しいスパイクが。「まだ使えるかどうかわかんないんすけどね」。まだランニングを始めたところで、ボールを思い切ってキックできるところまでは行っていません。それでもランニングシューズを履いてジョグを終えたあと。
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スパイクに足を入れて、パスやリフティングなど軽くボールタッチ。やっぱりボールが蹴りたくて、プレーしたくてうずうずしている感じでしょうか。焦りは禁物ですが、早く元気な姿で華麗で迫力あるドリブル突破を見せてほしいです!

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夕食後には、ルール講習会が行われました。Jリーグの審判アセッサー(審判を評価する方)と現役のスペシャルレフェリーの方がご来場。24のファウルと思しきプレー、またそれがイエローカードなのかレッドカードに相当するものなのか、それともノーファウルなのか。それぞれ審判の方から説明があり、見事全問正解は菅野選手でした!

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その後、監督やコーチングスタッフから、昨年のいくつかのプレーについて意見交換が行われました。真剣に勝利を欲して戦う選手たちのプレーが正しく判定されるよう、レフェリーの技術向上を求めるとともに、レフェリー側からもシミュレーションといった反スポーツマン的な欺く行為をなくすべく、同じ現場で働く者同士の生の声がぶつかりあいました。すぐに劇的に改善されることは難しいでしょうが、プレイヤー、レフェリー、そして何よりもサポーターの皆様が納得して試合の結果を受け入れられるように。退場者を出して不利な展開を強いられることがあったレイソルにとって、今日の講習会が有意義なものにしていかなければなりませんね。

2008年2月11日

鹿児島キャンプ2日目

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担当:大重正人

今日は日曜日。愛媛FCとの練習試合には、観客席がほぼいっぱいになるほどのギャラリーとなりました。多くの観衆を前に、幸先の良いスタートを!と意気込んだ試合でしたが、結果は2-3の敗戦。昨年12月以来となる、約2か月ぶりの対外試合。やっぱりゲームを見ると勝ちたくなるのは常で、その意味では残念な結果でした。その中で良かったところ、改善すべきところ、いろいろと見つかったと思います。

相手ボールのキックオフ早々。猛然とボールに向かってダッシュしたのは、ポポ選手でした。ボールを奪うと、そのまま豪快なシュートまで持って行きました。FWコンビを組んだ李選手とともにゲームを通して、守備意識が高く、ファーストDFとしての役割を果たしていました。ただ2列目以降は、新加入選手や藏川&大谷の急造ボランチということもあってか、どうしてもプレスのかからない時間が長くなり、ボールを奪っても、中央へ偏りがちでなかなか攻撃の起点を作れませんでした。セットプレー、クロス、カウンターと3失点。

ここからは練習試合とはいえ意地をみせなければいけません。「もっとボールに寄せていくこと。それから中央だけでなくサイドにも攻撃の起点をつくること。負けてるぞ!」と石崎監督のゲキもあってか、後半途中からは反撃モードに。3点目を失った直後のキックオフ、ポポ選手が力強い突進で相手ゴール前へ持ち込んでシュート!1点差に迫ると、残り5分では中央の起点から、最後は左サイドからスルスル上がっていた酒井選手がゴール。後半は大津選手のシュートがポストをたたき、大谷選手、ポポ選手が決定的なシュートを放つチャンスもありましたが、1点及ばずという試合でした。

「まだディフェンスの練習しかしてないからね」。石崎監督が話すように、新加入選手をまずはプレッシングサッカーにフィットさせることに主眼が置かれた、ここまでのトレーニング。また故障者が多く、昨日8対8の戦術練習をしたのが、最大人数のゲーム形式ということで実戦感覚もまだまだ。ただ、この試合から徐々にチーム力を上げていかなければ、もう悠長なことを言える時間は残されてはいません。監督もそろそろムチをいれていくところでしょうか。

ピッチ外には別メニューの選手たちが観戦。試合が終わると、石さん自らが完全復帰間近の選手を鍛え上げます。近藤、古賀、菅沼、永井、山根。この主力級5人は、グアムからずっと同じグループでトレーニングしてきました。フィジテクから1対1、そして2対2。松原コーチ、さらには大津選手を加えての練習は見ごたえがありました。

コガvsミノル。ふわっとボールを浮かせて抜き去ったコガに軍配!
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悔しがるミノル。。。
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こちらはドゥーvsイワオ。肉弾戦から、ベテランの勝負強さでここはイワオ勝利。
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しかし最後は、ともにノックアウト。死力を尽くしました!!
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この日、出場できたフィールドプレイヤーは10人。明日からユースの練習生が3人加わるものの、火曜日には李選手が代表へ。二日後には京都との練習試合もありますし、この5人衆には一日も早く復帰してもらいたいところです。こってり絞られた5人には、明日の午前も石さんが密着マークの予定です?