追い風、向かい風
担当:桜林 舞
明日からは、リーグ後半戦がスタートします。折りしも、本日、気象庁からは梅雨明け宣言がなされました。例年より1日早い梅雨明けだそうです。明日から1週間は晴天の夏日が続くとのこと。
明日は、4月19日の日立台で5-1で快勝した、東京ヴェルディのアウェイゲーム。前節大宮戦から中2日での戦い。中3日での戦いはGW中にありましたが、中2日での戦いは今季初めてです。加えてこのうだるような暑さ。「ほかのチームも条件は一緒ですから」と選手たちも口にしますが、選手たちの疲労が完全に取れているとはいい難い状況です。
服部選手、レアンドロ選手が出場停止、フッキ選手の帰国とレイソルにとっては追い風が吹いているものの「外国籍選手がいない分、やりにくい面もある」と石崎監督。「日本人選手でまとまってくると思う」と太田選手。「札幌の時のフッキにはやられっぱなしでした。フッキがいないことは、レイソルにとってはプラスではあります。でも、ディエゴもいるし、大黒もいるし」とJ2時代のディエゴとフッキを知る李選手。追い風は、方向によっては、向かい風にもなるのです。
明日の試合が五輪前最後のリーグ戦となる李選手は、「前節の大宮戦で得点はできませんでしたが、ここまでの4試合で2点をとることができたし、焦りはありません。ヴェルディ戦でもチャンスは必ずあると思うので、得点を決めて気持ちよくオリンピックに行きたいと思います」と語調を強めていました。
どのスポーツでもそうなのかもしれませんが、サッカーも不思議なもので、「勝てるだろう」と気持ちに緩みが生じると、概して状況を覆されてしまうものです。
「これまでの試合も、決してそれほどいいとは思っていない。相手のミスに助けられたり、体を張って最後のところでギリギリ負けていないだけ。結果はついてきているけれど、数字にこだわるとそこで成長が止まってしまう。自分たちは、まだもっといけると思う」と自戒を込めた小林選手。
「明日は18時キックオフ。いままでの19時キックオフより1時間も早い。この時期、1時間早いとそれだけ暑さも応えると思う」と石崎監督。気持ちに緩みはなくとも、明日は梅雨明けの酷暑と、中2日で臨む疲労との戦いともいえるでしょう。
しかし、「相手が走れなくなったときに、レイソルはあと一歩を出せるだけの練習を、シーズンを通して行っている」と小林選手が口にした言葉は、レイソルの選手全員が心に持っている自負でしょう。
明日も絶対、走り負けない!
酷暑をも味方にして、今季2度目のヴェルディを撃ちましょう!!!
最後に日立台に練習見学にこられるサポーターの皆様にお願いです。
今日から小学生は夏休みに入り、日立台には大勢のご家族づれの姿が見られました。夏休み中はいつも以上に多くの方が練習見学に訪れますので、マナーを守ってのご見学をお願いいたします。たとえば、練習グラウンドへの立ち入りや、通路を防ぐ行為、ファンサービスゾーン(練習グラウンド横のフェンス内側、プラ柵の内側でお待ちください)以外でのサイン・写真のお求め、一人で長時間の選手の拘束、選手へのサイン・写真以外の強要などはご遠慮ください。ますます暑くなるこの時期です。選手の体調を第一に考えて、見学いただけますようお願い申し上げます。