2006年4月30日

更新日:4/30 22:58

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本日の担当:横井孝佳

トップ公式戦で初ゴールを挙げたFWは、こんなにも変わるものなのか…と驚くばかりの李忠成選手でした。東京Vとの練習試合、スタジアムでご覧になった方には納得してもらえますよね。私がレイソルとかかわるようになって数年、練習試合で選手のコールが自然発生的に起こるなんて初めて見ました。それほど、今日の李忠成選手のプレーが観る者の感情に訴えかけていたということでしょう。
何しろ突破力、決定力、オフザボールの動き、どれもが素晴らしい。DF3人に囲まれてもドリブルで突破したシーンは圧巻。私は前半ピッチサイドで写真を撮り、後半はメインスタンドの記者席で竹本GM、小見スカウトと並んで観戦していました。小見さんが「チュンソン、自信持っちゃったね」(ちゃった、っていうのはいい意味ですよ)と呟けば、小見さんの隣で観戦していた東京Vの都並コーチも「あの20番、どんな選手ですか」と驚いた口調で聞いていたほど。ちょっと誇らしく思えたりして。
がしかし、1点目が忠成のゴールかどうかは微妙です。永井俊太選手のFKが直接入ったようにも見える。得点後、忠成が人差し指をブンブン振りながら自陣に戻り、他の選手からも祝福されていたので、「触ってたんだ」と思い、途中経過に李忠成選手のゴールと書いたのですが。試合後に聞いてみると、「髪にかすったかどうか」というところだったようです。「でも俺のゴールってことにしといて!」という茶目っ気に免じてそのままにします。非公式ですから。俊太くんの名誉のために言えば、あのFKは素晴らしかった。目の前に曲がってきた(ちょうどゴールの後ろで観ていました)弾道は鳥肌ものでした。

今日は練習試合以外にもイベントが多く、休日ながら結構慌しい一日でした。
まず柏高島屋ステーションモールで行われたトークショー。南選手、北嶋選手、中澤選手のキャプテン・副キャプテントリオが参加しました。広報は帯同できなかったのですが、同行したH川氏によれば大変な盛況だったとか。駆けつけてくださった皆さん、ありがとうございます。
また同時間には、さわやか福祉財団主催の「サッカーさわやか広場」に、小林亮選手と鈴木達也選手が参加。流山市の介護老人保健施設「サンライズ流山」を訪問しました。礼儀正しく、人を思いやれる心の持ち主の二人。入所者の方々と積極的に交流し、記念写真に1枚1枚、自発的にメッセージを書き込んでいたとか。同行した種蔵嬢によれば「さわやか福祉財団の方が、どうしたらこんな(立派な)人になれるのか、と涙ぐんでいた」というから相当です。

そして午前練習に、コートジボワールからやってきたドゥンビア・セイドゥ選手が参加しました。今日からレイソルの練習に参加します。彼はまだ18歳、同じコートジボワール出身のドログバ選手のように、身体能力に優れるFWとか(今日は走っただけで、プレーは見ていないのです。われわれスタッフも楽しみにしています)。まだ契約に至るかは確定していませんが、契約する場合はC契約となるため、ブラジル人選手3人と同時所属が可能です。
コートジボワールの公用語はフランス語。彼はフランス語しか話せないんです。でも今日、午後に事務所に入ってきたときには「ドゥンビアデーッス」と叫んでいました。マネージャーのタクちゃんが教えたみたいです。メルシーボクー。