2006年5月 8日

更新日:5/8 0:42

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本日の担当:横井孝佳

ショッキングなニュースをお知らせしなければなりません。鈴木達也選手が右足第五中足骨骨折で全治2?3ヶ月。明日、患部を固定するオペが行われます。
草津戦で激しい接触プレーがあったわけではありませんが、サッカー選手にとって負荷がかかるこの骨を傷める選手は非常に多く、鈴木達也選手もその例に漏れなかったということのようです。
チームにとって非常に痛い離脱。しかしこの事態を逆手にとって、他の選手の一層の奮起を期待したいところです。

今日は激しい雨の中、サテライトのジェフ戦が行われました。場所は成田市中台陸上競技場。レイソルのスタメンは平均年齢19.27歳、サブまで含めると 18.25歳! 若いというより「幼い」レベル。U-18の試合も行われていたため、ユースから出場した選手は皆高校1、2年生でした(平成生まれです!)。
特に負傷者が多いDFは、4バックの全員が10代。最年長はルーキーの大河原選手です。対するジェフ千葉の攻撃陣には、トップでも鳴らしているマリオ・ハース選手や要田選手、楽山選手らが名を連ねているのですから、その差は歴然としていました。キックオフ直後から怒涛の攻撃にさらされ、あっという間に失点。これは何点入れられるのか…と、一緒に観戦していた(試合速報のコメントも手伝ってもらった)弊社運営担当T氏と顔を見合わせたものです。
しかし若い選手の順応性の高さでしょうか。明らかに数段上の相手のスピード、テクニックにも、何とか対応。徐々にレイソルにもチャンスが訪れます(ただし試合後、大河原選手はハース選手のユニフォームを引っ張ってPKを与えたシーンを、「ハースについていけませんでした」と悔やんでいましたが――)。
後半になると一進一退。激しい雨の中、体力の消耗も激しかったのでしょう、互いに決定的場面が訪れなくなりました。結局、前半の2失点のみでしのいでの敗戦。正直、双方のメンバーを見ると、よくこれだけで抑えてくれたと思います。もちろん常に勝利を目指し、勝利にこだわることは必要ですが、DF陣にとっては、この1試合が何試合分にも相当するトレーニングになったのではないでしょうか。
試合後の選手たちは「疲れた」を連発。気象条件もさることながら、ジェフの運動量豊富なサッカーに対峙したこともあるでしょう。特に前半のジェフは、敵ながらあっぱれ。元JリーガーのT氏に言わせれば、「あんなに大胆なサイドチェンジパスが通るのは、パスの出し手がチームメイトを信頼して“必ずあのスペースに走ってくれる”という確信があるからにほかならない」という意味のことを言って、舌を巻いていました。トップと同様のサッカーが、メンバーの異なるサテライトでも具現できている点も立派。レイソルも見習わねばならない部分です。
明日はオフ日。明後日から、日曜日の鳥栖戦に向けたトレーニングが始まります。課題が多く見られた草津戦。どこまで修正できるか、石さんと選手たちに期待します。今週は選手の決起集会も予定されているとのこと。もう一度絆を確認し合い、気持ちを確かめ合って、一丸となって臨んでくれるでしょう。新しい勝利ダンスも話し合われるようです。こちらにも期待。