2006年5月15日

更新日:5/15 20:10

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本日の担当:種蔵里美

昨日試合に出場した選手たちはジョギングとストレッチでリカバリーを行った今日。
通常は30分くらいで引き揚げてくるのですが、今日はいつまで経っても引き揚げてきませんでした。見れば、野球場でぐるっと円になり、選手たちだけでミーティングを。20分ほど行っていたでしょうか。2点をリードしながらも後半に失点しドローとなった昨日の戦いを振り返るとともに、チームとしての戦い方、共通認識のすり合わせを行っていました。
「問題はあの時間帯で2点取られたシーンそのものだけではなくて、後半、90分をどう戦うか」
練習後、南選手はそう言っていました。選手たちで話し合い、それをもとに監督とも話し合いの場を持ちました。

2日後には、勝ち点差3で3位につけるベガルタ仙台との直接対決。
「中2日での3連戦。次の仙台戦のことが頭をちらついた選手もいたかもしれない。それじゃあかんし、本当に俺らはしてはいけない試合をした。これからはどんな試合でもフルでプレスをかけきって、フルで100%走り切らんと」
岡山選手の練習後の言葉です。
開幕の湘南戦同様、鳥栖戦をいい教訓だったと言えるかどうかは、これからの結果にかかっています。選手たち自身、それを十二分にわかっています。選手たちを信じましょう。

さて日々状態が変わるリハビリメニューの選手たち。フランサ選手が順調に仕上がっている様子です。また宇野沢選手も経過は良好で、もう間もなく合流できそうな見込みです。
FW陣が戻ってくるとなると・・・と李選手はかなり危機感を募らせています。いましっかりと結果を出さないと、ケガ人が戻ってきたらもうポジションがないかもしれない、と。

「あれは惜しいんじゃなくて決めなくちゃいけないんですよ」
昨日Jリーグ公式戦初出場を果たした長谷川悠選手、昨日のCKからのヘディングを指してこう振り返っていました。
記念すべき初出場ですが、その表情を見てとても「Jリーグ初出場おめでとう!」とは言えませんでした。「おめでとう!」の一言、得点を決めるそのときまで取っておきます。落ち込んでいつまでも引きずるのはよくないけれど、悔しさと反省を忘れないのは大切なこと。向上心の強い長谷川選手ですから、悔しさを必ず大きなパワーに変えてくれることと思います。