2006年9月17日

更新日:9/17 1:30

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本日の担当:種蔵里美

第4クール初戦。大事にしたいスタート。
まずは勝利で、前に進むことができました。

ディエゴ選手の出場停止、祐三選手のケガなどでメンバーが入れ替わるなかでの試合。
藏川選手、由紀彦選手、谷澤選手(途中交代しましたが、負傷ではなく足が攣りました)など、積極的なプレーがチームをぐいぐい引っ張り、全員の力で勝利を引き寄せました。

横浜FC戦に引き続き左サイドバックでの出場となった石川選手のプレーも光っていました。実は今日が日立台での初スタメン!
日立台のすぐそばで育ち、お父さんに連れられて小さい頃からレイソルの試合を見て、ユースからプロ選手へ。実直で一生懸命な姿勢は、ユースでキャプテンを務めていた頃からやっぱり変わりません。そんな石川選手が入場を待つ姿を見て嬉しさがじわじわこみ上げてきたのですが、試合後に感想を聞いてみると、意識していたのは周りだけだったようです。
「とくに意識はしなかったですね(笑)。まわりの選手たちと同じように、絶対に勝たなければいけない、と気持ちを上げて入りました」
チャンスを掴んで出場機会を増やしてきたけれど、もっと大事なのはこれから。これを維持してチームに活力を与えるような存在になってほしいと思います。

今日はなんといってもプレス、プレス、プレス!
連動ある動きで前からボールを奪う、小気味良くボールを前へ運ぶレイソルサッカーで結果を出せたことが嬉しいです。
試合後どの選手に会っても、「いやぁ?、今日は疲れたよ…」と合言葉のように出てくるほど、みんなよく走っていました。
「プレスでお客さんが沸いてたよ。そんなスタジアム、初めて見たかも」という記者の方の言葉が嬉しかったです。それだけプレスが効いていた表れでもありますし、多くのみなさんがレイソルが目指すサッカーを共有しているからこそ、でもありますから。

そのレイソルサッカーを中盤で支え、相手の攻撃の芽を摘みまくっていたのが山根選手。日本人選手最年長にして、試合出場時間はチーム最長。累積による出場停止の試合以外、すべての試合に出場してきました。
今日は試合前に、J2通算200試合出場を記念してセレモニーが。元気いっぱいの「巌チルドレン3兄弟」による花束贈呈(ばれないように内緒で進めてきたプログラム)にはびっくりしたみたいですが、子どもたちからのお祝いを受けて、また一味違った意気込みを胸に試合に入りました。
「みんなが追ってくれて狙いやすかった」と今日の守備に関しては、ひとまずの手応えを語ってくれました。

石崎監督も監督会見で触れていましたが、得点のチャンスはもっとありました。李選手の入ってすぐのヘディングも北嶋選手のシュートも、鈴木達也選手のバーを叩いたシュートも、平山選手も惜しかった。得失点差を考えると、決められるところでもっと決めなければいけないのが課題として残ります。
ひとつひとつの試合、残り11試合。大事に戦っていきましょう。
次はアウェーです。気を引き締めて、この試合をアウェーにも必ずつなげられるよう、強い気持ちを持ってみんなで挑みましょう。

最後に昨日手術を受けた大谷選手ですが、手術も無事終わり、月曜に退院するとの情報が入ってきました。チームは明日オフ。退院する前日ですが、「暇みたいなので」とお見舞いに出掛ける選手もいるようです。