2006年9月30日

ホームタウンにつつまれて

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本日の担当:種蔵里美

李忠成選手が昨日午後、無事に退院しました!
もう歩くのには問題がないようで、クラブハウス内をスタスタと歩いていました。
柳澤選手もそうだったのですが、歩行に問題はなくともランニングはしばらく我慢。当分は筋トレなど室内で調整することになりそうです。

今日は午前中、柏市主催のサッカー教室に行ってきました。今年でもう7回目を数えます。
最近はサッカー部がない中学校も増え、クラブでサッカーを続ける子も多いようですが、あけぼの山には市内の中学校から約100名が集結してくれました。
「この街にJリーグのクラブがあって、直接指導が受けられることは幸せなことです」という開会式から始まって、ボールを受けるときの体の向きや姿勢、パスの際に心掛けること…最初はちょっと眠そうな子もいましたが、コーチの声に反応してきびきびと動いていました。
白熱していたのは井上GKコーチ率いるGK組。芝に座ったり寝転がっての反復運動など、真剣に取り組んでいました。

写真を撮りながら、昨日も「れいそるしま専科」でお世話になったホームタウン推進室の方とお話をしていました。
そしたら、「泣かせるじゃないですか」と。
昨日の石川選手のコメントです。
「僕はずっと柏で育ってきて、お父さんに連れられて小さい頃からレイソルの試合を見に来ていました。これからもずっと柏で育っていきたいし、選手としてだけではなく、終えてからもなんらかのかたちでずっとレイソルにかかわっていきたい。それが、サッカー選手という夢を叶えたいまの、さらなる夢です」

インタビューなどでも聞いたことのない話でした。
「きっと、お手本になる、目標とするひとがレイソルのなかにいるんだな。ああやってプライドを持って仕事をする宮本(主務)さんにしても、選手なのかフロントなのか、石川選手自身がそう考えていたことを、『ああこれで正しいんだ』と思わせてくれるひとが」
ホームタウンを大事にする思い、クラブを大切に思う気持ち。幸せに思いました。

昨日の小学校訪問。ほんわか出来事がひとつ。
大谷選手の腕時計.JPG
フリマ後の選手会長コメントを読んだ方は「ああー」と思っていただけると思うのですが、昨年のフリマで大谷選手の腕時計を購入し、今年それをはめてフリマに遊びに来てくれたお子さんに、偶然遭遇しました。旧友に会ったかのごとく「おお!」と物凄く喜んでいた大谷選手と、自然と記念撮影。
客席とピッチの距離も日本一ですが、こういう「身近さ」もレイソルのいいところとして大事にしていきたい。そしてその「身近」感、日頃からおおいに体現しているのが、この大谷選手です。

さあ、J2リーグ第43節、アウェーでの一戦。
チームは午後1時すぎに佐賀に向けて旅立っていきました。
みなさんの、私たちの、たくさんの気持ちを背負って。
背負いすぎるのはよくないけれど、それが最後の最後で足を動かす、ふっと踏ん張る力に、物事をいい方向に導く力になればと願って。
鳥栖戦。勝ちにいきましょう。