2006年11月 4日

磐田で見たもの

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本日の担当:横井孝佳

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試合が終わって2時間半以上経過した今になっても、胸の奥で残り火のように興奮がくすぶっています。レイソルの戦士たちが、素晴らしい戦いを見せてくれました。
今ごろみんな新幹線かな? 私はヤマハスタジアムの記者室で、ジュビロのスタッフの方々にご迷惑をおかけしながらこの日記を打ち込んでいます。冒頭に掲載した写真(モバイルユーザの皆さん、すみません)は、さっきチームバスが出発した後、ピッチからふと仰ぎ見たら、バックスタンド後方にのぼっていた月。何か忘れられない光景になりそうな気がして、シャッターを押しました。

試合後、拓ちゃんと「今日の試合は、今年のベスト3に入るね」と話していました。とにかく、レイソルの選手たちの強い勝利への意欲、強い気持ちがメインスタンドの記者席にもビシバシと伝わってきて、勝敗が決する前の後半途中から胸が熱くなってきて。ふだん試合に出ていないメンバーも多数入ったこの試合、サテライトの選手たちがリーグ戦へ向けてアピール? いや、そんなものではない、何かサッカー選手が有する根源的なもの、「戦士の本能」のようなスピリットを感じました。

ホントに、試合を映像でご覧いただけなかったのが残念極まりない。千葉テレビのスタッフさんがこちらまで来てくれて、今度のRisingレイソルでダイジェストは放映されますけど、全編、120分+PK戦まで見てもらいたかったなー。わたくしのつたないテキスト実況で、どこまでこのスタジアムの興奮をお伝えできたか、はなはだ心もとないです。

試合後、レイソルの選手たちがバスへ乗り込むとき、レイソルサポーターの皆さんが大勢見送ってくれました。それは「生で選手が見たい」というファン心理ではなく、「こんな熱い戦いを見せてくれてお礼が言いたい」とか「これからもこんな試合を見せてくれ、どこまでもついていくぞ!」という心理に基づく行動だったような。そうですよね?皆さん。

とにかく、ベストに近いメンバーの磐田を相手にここまで出来たことは、選手個々人にとっての自信になったでしょうし、リーグ戦に向けてチームの雰囲気も上昇するのは間違いありません。勝てなかったことは悔しいけど、その悔しさはJ1昇格というわれわれの最大にして最重要な目標へまい進するための燃料になる。さあ、弾みがついてきましたよ!

さて、最後にご報告を。PKを蹴らなかった近藤選手は、足首を傷めたとのことです。でも自分で歩いていたので、それほど重症ではないと思われます。また、石川選手は左膝の辺りを傷め、交代しました。明日検査を受けるとのことです。