2006年11月11日

伝説の一戦

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本日の担当:横井孝佳

さ、さ、切り替えますよ。まだまだ戦いの日々が続きます。今日勝ったのは想定の範囲内、次の仙台戦こそが重要です。勝っても負けても引き分けても、リーグ戦が続く限りすばやく切り替えて次、次!

・・・・などと言ってみたりして。今日だけは余韻に浸ってもいいですよね!? やったーーーっっ!!!!!

ゴールを決めては追いつかれ、の繰り返し。しびれまくりの展開でしたが、最後はフランサ選手のスーパーテクニックと、レイソルイレブンの勝利への執着が勝りました。3対1から追いつかれた時に、横浜戦のいやーな思い出がフラッシュバックしたのは私だけではないはず。でも、なぜでしょうか。今日は最後に点が入る気がしていたのです。フランサ選手という最終兵器が残っていたこともありますけど、「今年が伝説のシーズンになるなら、天王山のこの試合、最後に絶対ドラマが生まれるはず」という根拠のない希望的観測があったんですよね。
今日、確信しました。今年はレイソルにとって100年先まで語り継がれる、伝説のシーズンになる。いや、われわれが「伝説をつくらなければ」ならないのです。つくりましょう、伝説!!!

それにしても、死闘という言葉がふさわしい試合でした。両チームの選手はもちろん、両サポーターの気持ちもあふれまくって、ウイングスタジアムが異様なムードに。間違いなく、試合中の時間帯は日本列島の中で最高に熱いスポットでした。
またここのゴール裏席、ホームのヴィッセル側が深紅に塗られているのは当然として、アウェイ側が黄色なんですよね。今日のこの激闘を見越していたかのようなカラーリング、狙ってたでしょ、絶対そうでしょ、とウイングスタジアムの設計者の方に問い詰めたくなるほど。

サポーターの応援について、メインスタンドの記者席で気付いたことがあります。

以前、私が広報日記でスカウティング担当平川コーチの言葉をご紹介したことを覚えてらっしゃいますか? 神戸が連勝を続けていた頃です。「ヴィッセルはサポーターの応援が素晴らしい。あの応援に選手が乗せられてるのは、絶対にありますよ」という話。今日納得しました。
この試合、レイソルは4得点をあげたわけですが、レイソルゴールの瞬間にもヴィッセルサポーターの応援が全くブレない、声量が落ちない。変わらぬテンションで声援を送り続けている。アウェイにもいろいろ行きましたが、こんな応援は珍しい。速報を打ち込みながら、「あれ、今レイソルのゴールだよね?」と自問自答してしまいました。
そして神戸の選手がボールを持つと、ワッとボリュームが上がる。これは確かに力になる応援だ、と僭越ながら感心しました。

誤解しないでいただきたいのですが、レイソルサポーターの応援も同様でした。失点のたびに「あーあ」なんて空気が流れる、なんてことはなく、一際大きな声で「かしーわれいそー!!!!!」と声が張りあがる。人数では不利でしたけど(それでもすごい数の方々がいらしてくださいましたが)、声量では神戸を上回るほどでした。
何が言いたいのかといえば、とにかく両チームの選手、サポーターとも最高だったってことです。いい試合でした。3失点したため、試合後の石さんはむちゃくちゃ機嫌悪くて怖かったですけど・・・・。

ではこれから、全選手のコメントをモバイルにアップします。種蔵広報が新神戸まで選手たちに付き合って、コメントを取ってきてくれました。お楽しみください。