2006年11月25日

1年間やってきたことを

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本日の担当:横井孝佳

長くつらく険しい道のりと言われ(脅され)、スタート前には戦々恐々だったJ2の戦い。それも残すところ、180分となりました。

仙台に勝った後は歓喜に溺れ、山形に負けた後は悔しがり、すぐに立ち直って気持ちを奮い立たせ、そして札幌戦を17時間後に控えた今。何だか急に寂しくなってきましたよ。明日で今年のホームゲームは最後。あの、たとえようもない高揚感を味わえる日立台のゲームが、最後なのです。

もちろん、来年も日立台でゲームは開催しますよ。でも、今年はラスト。ねえ皆さん、今年の日立台、楽しかったと思いませんか? 私はレイソルにかかわってまだ日が浅いので、99年や00年の頃の強かったレイソルは知りませんし、96年の12連勝も知らない。でも、今年は本当に楽しかった。このメンバーと、このスタッフと、このサポーターと、このスタジアムで20試合も戦えて楽しかった。

こんな感傷に浸っていられるのも今のうち、来年になればまた新たなシーズンが始まって、そのお祭り騒ぎの渦に飲み込まれていく。それはわかっているのですが、私の中で、2006年のレイソルはきっとずっと忘れられないと思うし、風化させたくない。そう思いませんか?
だからサポーターの皆さん、これを読んでくれてる選手たち、明日を最高の一日にしましょう。2006年のホームゲームの締めくくりを、脳内に焼き付けましょう。勝って、騒いで、楽しんで、一生忘れられないくらいに素晴らしいゲームにしましょう!!!!!!

そんなことを考えていたからでしょうか、自分でも気づかぬ間に表情が厳しくなっていたようで、昨日南選手と由紀彦選手に突っ込まれたのは種蔵広報によって既報の通り。今日、石さんにも言われました。ミーティングが始まる前、事務所に入ってくるなりヘッドロックを極めたり、カメラを向けると不自然なほどの笑顔を向けてくれたり、やけにいじってくれるなと思っていたら、「だってつらそうなカオしとるんじゃもん」だそうです。
今、いちばんプレッシャーを受けているのは間違いなく石さんでしょう。でも、こうして他人の心配までしてくれる。申し訳ない気分になります。

その石さんがミーティングで話したこと。
「明日でホーム最終戦、残り2試合。この2試合に、1年間やってきたことを全て出そう。せっかくこのポジションにつけているんじゃから。山形には負けたけど、すごく頑張れるいいチームになってきてる。あとは結果なんだよな。残り2試合、応援してくれるサポーターのためにも、結果を残そう!」

勝ち点2差に3チーム。46試合やってきてこれかよ、と笑いたくなってしまう状況ですが、ひとまず他は気にせずに、明日の札幌戦に集中。われわれスタッフも皆さんサポーターも、1年間やってきたことを、思いの全てを、明日の試合で出し切りましょう。では明日、日立台で!!!!!