2006年11月27日

恐れることは何もない

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本日の担当:種蔵里美

「最後に絶対何かが起きる」
「持ってるよ、レイソルは。だってロスタイムの、それもラストプレーで(神戸が)引き分けたんだから」
「うちのような立場のほうが絶対にいいんだって。最後にドラマが待ってる」

試合終了1時間後のクラブハウス。
落胆や悔しさやの感情が渦巻くけれども、それを消化させるとともに、フランサが言う「最高に幸せな日」のために、選手たちは本気で12月2日の歓喜を信じています。

まだまだ諦める状況なんかじゃありません。
チャンスだって目の前に、「ほら」って顔を出しています。
失うものはない。「えいやっ」という勢いと、ひとつにまとまった力の強さがレイソルの最大の武器。
「信じないところに、それはやってこない」
試合後に由紀彦選手も言っていました。

誰ですか?「あきらめる」なんて言葉を使ったのは。
「あきらめてるサポーター、たった一人でもいるかな」とポツリとつぶやいた選手がいました。「いないよね?」と確認するように。
試合後の場内一周が終わる頃にメインスタンド、バックスタンドで自然発生的に起こった「柏レイソル」コール、「一心同体」パネルを掲げてくれたひと、胸を叩いて「気持ち」を伝えてくれたひと。
負けた・・・と落ち込んで帰路についたひとも、明日にはまた前を向くひとに戻っている。
「いないよ」って即答しました。
もう一度じっくり考えてもやっぱり、「諦めてるサポーターなんて一人もいないよ」って答えます。

今年のレイソル、試合前も試合後も、スタジアムでも練習場でも、たくさんの笑顔に包まれてここまでやってきました。
今日の試合前の日立台にも、ふれあいタイムに参加した選手に話しかける方々の笑顔、楽しそうで嬉しそうでわくわくしている方々の、見ているだけで胸がいっぱいになるような顔にたくさん出会いました。
伝説のシーズンのラストにも、やっぱり笑顔が似合う。
最後まで明るく、堂々といきましょう。
12月2日の湘南戦に向けたトレーニングは火曜日から始まります。
自分たちを信じて、しっかりと準備をしていきましょう。