2006年12月 1日

彼らの覚悟

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本日の担当:横井孝佳

やけ酒飲んでて遅くなりました。申し訳ございません。

1年でもっとも嫌な一日、11月30日が終わりました。厳しいけれど、これがプロです。彼らはそんな世界に身をおいています。選手たちは皆、それを承知の上でこの職業につき、承知の上で日々切磋琢磨している。そんな彼らの「覚悟」を、理解しなくてはなりません。感情の部分で、やるせなさを拭い去ることはできなくとも。

11月30日を期限として、契約の意思の有無を選手に通達しなければならないことは規定で決まっています。それをいつ発表するかは、クラブの判断に任せられている。今回、昇格のかかる一戦を前に皆様に発表したのには、いくつか理由があります。

一つには、ネット上などで憶測が流布して、決戦ムードに水を差されるのを避けたかったこと。一つには、決まってしまった以上、少しでも早く皆様にお伝えするのが「開かれたクラブ」としてのレイソルの責務だと考えたこと。そして、該当の選手たちに、皆さんからメッセージを伝える時間を確保したかったこと。2日の試合で昇格が決まった場合、該当の選手は3日からのトレーニングに参加しないことも考えられます。3日にお伝えしたのでは、「ありがとう」を伝える時間もなくなってしまう、ということです。
「なぜこのタイミングなんだ」と憤慨しておられる方もいらっしゃるかもしれませんが、どうか諸般の事情をご賢察いただき、ご了承いただきたく存じます。

2日は、契約満了選手にとってラストゲームとなります。「今年のこのチーム」のラストなのです。絶対に勝ってJ1昇格を決めて、歓喜の中、笑顔で送り出してあげたい。残る選手たちも皆、そう考えているはずです。どうか皆さんも、彼らの門出を祝う勝利を勝ち取るために、精一杯のサポートをお願いいたします。


取材陣の多さ、石さんのコメント、北嶋選手の学校訪問など、広報日記のネタになる、と思ったことはいくつかあったのですが、どうにも筆が進みません。今日は短い日記となることをお許しください。