2006年12月 2日

みんなで作り上げてきたレイソルの集大成を

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本日の担当:種蔵里美

いつまでも目に焼き付けておこうと思う、最後の全体トレーニングでした。
明るいときは思い切り明るく、メリハリをもって、真剣なときは真剣に。
誰か一人のキャラクターで出来上がるものでは決してなくて、みんなが作り上げることで活性化してきた雰囲気。
「誰一人しらけている選手はいない。わしが開幕前にやろうとしていたことの80?90%を選手たちが表現してくれている。それはなにもサッカーだけじゃなしに、練習に取り組む姿勢もそう」(石崎監督)
サッカーに二度と同じ状況でのプレーがないのと同じように、プロのクラブにおいて、全く同じチームが2年連続して同じように存在することはほぼ不可能。
リハビリ組も見学者の方々も含めてみんなが、同じ瞬間にいられることを噛み締めるような、そんな表情ばかり野球場にあふれていました。
いい調整をして最高の状態で試合に臨めるよう、最高の雰囲気でいい状態で試合メンバーを送り出せるよう。
今日に限っては、試合メンバーの選手たちが一足先に引き揚げるのではなく、全員でクールダウンをして、輪になってストレッチをしました。
「明日の試合、あとから来るメンバーもいるけれど、みんなで一丸となって戦おう」
石さんの言葉のあとに手拍子で解散し、最後の試合に向けて、野球場をあとにしていきました。
our last trainig, as one.JPG


準備は万端です。チームもフロントも。
準備を終えたいま、不思議と穏やかな気持ちです。
鈴木達也選手の練習後の言葉を借ります。
「この47試合、何度も痛い目を見ている。第4クールに入って順位も競って、苦しいなかでプレッシャーもかかり続けてきた。不思議と、いまは開き直れているかな、と思います」

キャプテンの南雄太選手。
広報の立場から今年は、南選手になにかと助けられてここまで来ました。
「今年はサポーターの力でここまで来た。明日の一戦に集中してもらって、それが祈りとなって仙台にまで通じると思う。とにかく勝ちにいく。結果、いいことが起きるかもしれないのだから」

私たちの集大成です。
振り返ることはしません。いまここで出来ることを、そのまましっかり出せば結果はついてくるはずです。
私たちを代表して、チームを代表してピッチに立つ、誇れる選手たち。
彼らをしっかりと支えて、最後まで集中して戦いましょう。
それでは平塚競技場で。
よろしくお願いします。