2007年5月14日

サテライトで懸命アピール

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担当:大重 正人

昨日の大分戦快勝の余韻を残した日曜日の日立台。今日はサテライトリーグの鹿島戦が行われました。前半から押し気味で試合を進めながら、オフサイドトラップの連携がうまくいかず、アントラーズに先制点を与えてしまいます。しかし後半8分、左サイドで鋭い飛び出しから池元選手がクロスを上げると、ファーで待ち構えた大久保選手が高い打点のヘディングシュート!!これで追いつきます。

しかしその3分後に厳しい判定で柳澤選手が2枚目のイエローから退場。そして後半18分、池元選手が激しく倒されると、うずくまったまま立ち上がれず、そのまま負傷交代を余儀なくされます。これでリズムを失ってしまい、立て続けに失点し、結局1-3で敗れるという結果になってしまいました。

試合後、引き上げてくる選手たちに話を聞きました。

今日はキャプテンマークをつけた小林亮選手です。「自分なりには、攻撃のときによく前に出て、クロスやラストパスなど決定的な仕事ができた。途中まではいいサッカーができていたけど、3失点してしまい、守備ではいい結果が出なかった。大河原、大島と若い選手とラインを組んだが、二人ともなかなかよく頑張れていたと思う。自分も含めて、これからのレイソルを引っ張るような存在にならなければいけないし、これからもそういう気持ちで頑張っていきたい」。

同点ゴールの大久保哲哉選手。「ポストプレーはぜんぜん満足できない内容だった。あのゴールは自分の持ち味であるヘディングで決められた。サテライトでは2試合連続ゴール、自分はFWだしゴールという結果が出せたことは良かった」。

今日は右サイドMFで先発の長谷川悠選手。「中盤をやるというのは今朝言われた。いろいろなポジションでやることはすごく勉強になる。でも、石さんの目指すサッかカーをやるには運動量がまだまだ足らない。もっと走らないといけない」と悔しさをかみ殺しながらの反省でした。

左サイドバックで先発し、惜しいシュートを放った石舘靖樹選手。「うーん、決めたかったっすね!!サイドバックというポジションにもだいぶ慣れてきた。これまで攻撃的なポジションだったので、右サイドの(小林)亮さんがいいクロスをあげたりすると、逆サイドから上がっていって詰めたくなる。でも上がろうとすると、センターのグンリョウ(大河原)から『行くな』って止められたりして。そういう守りの時にDF3枚はきちんと残るとか、後ろや横の選手との連携などディフェンス面で少しずつ進歩してきたかなと思う」。

そして負傷退場した池元選手。試合後、右足をアイシングしながら、トレーナーに付き添われて一番最後にロッカールームを出て行きました。少し笑顔は見せてくれましたが、やはり痛々しい。明日病院へ行くそうです。正式な診断を受けて発表できる内容がありましたら、またお知らせしたいと思います。

いろいろなことがあって、これで今日の行事も終わりかと思っていたら、夜8時にビッグニュースが!!近藤直也選手、日本代表候補入り!コメントはホームページをご覧戴くとして、電話した桜林広報からの報告として、「真っ先に親に伝えました。やっぱりびっくりしていました。矢野選手など知り合いの選手も多いので、電話してみようと思います。まずは怖じけずに積極的になじめるようにコミュニケーションをとっていきます」とのことでした。長いケガを克服して、日々のたゆまぬ努力がくるー生んだ代表入り。日本最高のカテゴリーに選ばれたわけですから、口ぶりはいつものクールな感じは変わりなくとも、嬉しくないわけないでしょう。明日からは、千葉県内で代表合宿。まだ試合に出たわけでもありませんが、ここはやっぱり「近藤選手、おめでとうございます!」の言葉で見送りたいと思います。