2007年5月16日

春の日立台キャンプ

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担当:大重 正人

今日も引き続き、練習グラウンドの芝生養生のため、スタジアムでのトレーニングでした。用具やユニフォームの準備・管理でチームを支えるエクイップメントスタッフの假谷さんにピッチのことを聞いてみました。「やっぱりスタジアムの方が、地面が柔らかくていいですね!練習場ではラインを引き直すときに、注意しています。ゴール前がどうしても荒れてしまうので、毎回十メートルずつぐらい縦や横へずらして白い線を引くんです。やっぱり練習コートが2面取れると、交互に使えていいですよね」とスタッフらしい苦労が。選手たちが練習に打ち込んで試合に臨めるのも、木村さん&假谷さんの日々のお仕事があってのことなんです。

この中間にはゲームが組まれていない事もあり、火曜水曜と続けて久々の2部練習です。午前中はみっちりと筋トレ&フィジカル、そして午後はボールを使ったトレーニング。調整ではなく強化。狭いエリアでのパスワークと、すばやい切り替えと運動量が要求される「トレーニング」でした。グラウンドの向こうにはバックスタンドがあって、そこにはお客さんの姿が。その眼前で必死にボールを追う選手の姿……まるで2月の鹿児島キャンプを見ているようでした。

午後練習の前、「昨日の筋トレから疲労が抜けないっす」と言いながらグラウンドへ駆けていった大谷選手。練習後「マジで倒れそうだった」といいながらシャツを絞ると、ボタボタと汗のしずくが二度三度と芝生にしみ込みます。小林祐三選手は「いやあ、キツかったです。でも、これがうちの生命線ですから。今日は己を鍛える練習でした!」と疲れは見せながらも、充実した練習が送れたという晴れやかな表情にも見えました。

ピッチ脇では、古邊コーチと石川選手のマンツーマントレーニングが展開。ジャンプ&ダッシュを繰り返すフィジカルトレーニングに石川選手はKO寸前。それでも歯を食いしばって、最後まで喰らい付いていました。かなり頭部を揺らすような動きもありましたが「ヘディングはまだ禁止されてるんですけどね。今までは走ったりすると気分が悪くなったりしたんですけど、もう平気です。今日は練習がきつくて胃の辺りが少し気持ち悪いです」軽い冗談も飛び出しました。もう一度検査をして異常がなければ、次のステップです!

それでも石崎監督は「キツイ?そんなのまだまだよ。だって日曜にサテライトがあったから、実質2日休んでるからね。本当は、試合との間隔が5日あるのが理想なんよ。最初の3日はトレーニングして、残り2日で徐々に落としていくっていうのがね」と手綱を緩めることはありません。「練習でできないことは試合で出来るわけない」。週末の打倒ガンバに向けて、ケガなく最高のトレーニング&調整ができることを祈るばかりです。