2007年6月30日

ハードルはクリアするために

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本日の担当:桜林 舞

中断期前、最後の日立台での一戦。J1後半戦の最初の試合となる18節、本日の清水戦。「立ち上がりはリズムよくいけた。1点目の左サイドの対応が甘かった。清水が長いボールを蹴ってくることは想定内だったが、今回はサイドチェンジにやられた」と石崎監督。

今季の日立台最多入場者数となる11,489人の見守る中でのキックオフ。「ボールも奪えていたし、シュートにもつながる機会があった」と石崎監督が語るように立ち上がりは良く、失点の気配がしないなかで、「清水のきれいな展開にやられてしまった」23分清水岡崎選手の先制点。そして直後前半32分谷澤選手のペナルティーエリア内での痛恨の一発レッド。柏には手厳しい采配でしたが、判定は覆りません。早い段階で10人でのプレーを余儀なくされ、PKからの2失点目。2点ビハインドで折り返した後半68分、ドゥンビア選手がPKから1点を返します。数的不利の苦しいなか、途中出場6分後にサポーターの期待に応える結果を見せてくれました!しかし、追い上げも、3点には届かず。結果は1-3で日立台2度目となる黒星。試合終了後、前かがみにひざを押さえて微動だにしない佐藤選手、ベンチに座り地面を見続ける古賀選手の姿がありました。それでも、90分を戦い抜いた戦士たちには12番目の戦士たちからの暖かい拍手が降り注いでいました。

ホームでの3失点は今季初。2節前の鹿島戦ではロスタイムでの手痛い1失点で●0-1、前節の横浜FC戦では試合には勝ったものの2失点の○4-2。そして本日の清水戦、聖地日立台の力で1点を返したものの3失点で●1-3。「中断期を目前にして、堅守を誇った柏レイソルに綻びが見えはじめた」と明日の新聞記事に書かれそうな、失点数増。鹿島、横浜FC、清水と、ここ3戦の失点はサイドからのクロスボールが目立ちます。「クロスが簡単にあげられている。もっと間合いを詰めてコースを切り、体を張って対応していかなければならない」と竹本GM。

中断期前、気持ちよく折り返したかったという思いはあり、敗戦は、もちろん悔しいです。でも、目覚しく成長を遂げるこのチームの、課題が浮き彫りになった試合を、この中断期に入るこのタイミングで経験できたことは、レイソルにとっては決してマイナスにはならないはずです。それぞれのフィジカルのレベルアップ、技術のレベルアップ、精度のレベルアップとチームの連携のレベルアップ。そのハードルのひとつひとつを、後期に向けた夏季キャンプを踏まえて、一歩づつクリアしていきましょう。まだまだレイソルは成長できます。

「キャンプはみんなの想像通り、すごく苦しいものになる。オフでしっかりリフレッシュして7月に備えてもらいたい」と古邊フィジカルコーチ。

明日7月1日より5日までの5日間、チームはキャンプ前のオフに入ります。7月6日、7日と日立台にて各選手のフィジカル・ウェイト測定ののち、8日?16日までの8日間、和歌山上富田町にて夏季キャンプを行う予定です。

広報日記もチームに併せて5日間お休みさせていただきます。7月6日より再開いたしますので、よろしくお願いいたします。

そして最後に皆様にお詫びを申し上げます。テキスト速報の前半17分までのデータが、コンピュータのトラブルにより、消失してしまいました。リアルタイムでは速報をお届けできたかと思われますが、現状前半0-15分が確認できませんことを、お詫び申し上げます。

ハードルはクリアするためにあります。うつむく必要などなにもありません。上を向いて、前を向いて、後期に向けての歩みを踏み出しましょう。