2007年7月 9日

和歌山キャンプスタート!!

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担当:大重正人

羽田発9時05分。柏レイソル選手・スタッフを乗せたJAL1381便は、無事に南紀白浜空港に着陸!飛行機を降りて間もなく私の横にいた古邊コーチは「さあ、楽しいキャンプになりそうやな?」とまず一声!前を歩いていた石川・池元両選手、振り向いた顔は笑っていたものの、背筋には冷たい汗が垂れていそうな様子に見えたのは気のせい!?

空港からの移動のマイクロバス車中。最前列の石崎監督と古邊コーチに挟まれる席で、監督に今キャンプの目的・目標を聞いてみました。すると「このキャンプはフルベのキャンプじゃから。。。ワシはフルベさんの空いた時間を使わせてもらうだけよ」と笑顔でジョーク。すると古邊コーチ。「鍛えて鍛えて鍛えまくりたいね!!!」と熱血漢炸裂。さらに話を聞くと「6月あたりはやっぱり全体の運動量が落ちていた。ウチは他のチームの1.5倍は走らないといけないからね。8月以降の試合に向けてフィジカルを鍛えて、体力を貯金していかないと。このキャンプの成果が見えないようだったら、柏に帰ってもフィジカルメニューを増やしてもらうように監督にお願いするよ」。そんなことになったら、選手にとってもツライですし、チームの底上げもうまくいっていないということに……気を抜かず、気を抜かせず。チームとして成果のある合宿にしなければなりません。

午後4時からトレーニング開始。まずは円陣で仮谷エクイップメントスタッフに愛息誕生の祝福拍手!おめでとうございます!そしてランニングからウォームアップ。北嶋選手や佐藤選手が声を出して、若いチームを引っ張ります。続けてシャトルラン。まずはドリブルで25m進み、ジョグで25m戻ってスタート位置に。これを50m、75mと距離を伸ばし、最後は100mを20秒以内で。今度はボールなしの素走りで1セット。ドリブル→素走り→ドリブル→素走りと計6セット。そこへ追加の1セットが加わり、7セットの走り込み。

続けて5?6人のボール回し、そして別メニューの選手をのぞく全員が参加した15対15のフルコートのゲームを10分×3本。時間にして1時間強で初日の練習は終了です。移動してすぐですから、慣れもあるでしょうが、「疲れた」という表情が多く見えました。明日からはビーチトレで瞬発&パワー系のトレーニングも始まります。ケガだけはないように、それだけをまずは祈りたいところです。

夕食後、キャンプ初日恒例のミーティングが行われました。石崎監督がホワイトボードに書かれた内容に沿って説明。このキャンプの目的は「個人&グループのフィジカル、技術、戦術の向上!」それに沿ったトレーニングの内容とその意図も説明がありました。

そして2007年前期の成績を振り返ります。リーグ戦7勝6敗5分で24得点17失点。1試合1失点以下に抑えた守備を評価するとともに、得点は1試合平均2点になんとか近づけていきたい。また時間や中央orサイドなど、状況別の得失点の詳細が。これまでの試合後監督会見からも聞かれましたが、クロスから失点するケースが多かったことを指摘。「クロスに身体を張っていない。スライディングしてプレッシャーを与えないといけない」と守備に言及し、もちろん攻撃でも中央突破だけでなく効果的なサイドアタックができるようにとの言葉がありました。

最後にはリーグ戦の全得失点シーンのビデオが流れました。まず先に流れた苦々しい失点シーンで悔しさを思い出させ、続けて得点シーンでは良いイメージを植え付ける。そういう意図が感じられました。喜びを爆発させるチュンソン、古賀、谷澤選手らのパフォーマンスに笑いが起きたり、藏川選手の甲府戦スーパーボレーにどよめきが起こったり。。。ビデオの最後には映画ロッキーの勝利のテーマがBGMに流れ、選手はみな高揚した気持ちになったことでしょう!平川コーチ、すばらしい編集お疲れ様でした。

明日は、今キャンプ最大の目玉、ビーチトレーニングが行われます。その模様は、フォトギャラ&モバイルレイソルのムービーでお伝えします。それではまた明日。