2007年9月10日

大宮戦とその裏側で

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担当:大重正人

今日のトレーニングマッチ大宮戦。多くのサポーターの方に応援していただいたこと、感謝申し上げます。うだるような暑さの中、本当にありがとうございました。今日は試合だけでなく、いろいろなお客様が来られて、イベントがあって、長い長い一日でした。

スタジアムに来られた方はメインスタンドピッチ脇など慌しそうに見えたかもしれません。まず取材に来られたマスコミの方、練習試合とは思えない人数でした。レイソルの試合を取材に来た方、大宮の応援番組の取材クルー、そして職場体験の少年たちを取材に来たクルーが入り乱れていました。広報3人+Jリーグの広報さんにも手伝っていただいて、4名でいろいろ対応しながら、試合と職場体験の対応に追われました。

まず、大宮戦。両チームとも、組織だった守備が持ち味のチーム。速攻が決まらず、遅攻で組み立て直しを図ろうとすると、2列3列の頑丈な守備ブロックがつくられて、なかなかシュートチャンスが生まれません。暑さにも苦しめられ、なかなか能動的なサッカーができず。そのなか、このままスコアレスドローかなと思われた後半42分、大宮のセットプレーのピンチからセカンドボールを拾われ、右からのクロスを合わされたゴールが決勝点となってしまいました。

試合後の小林亮選手。「どうしても攻撃のときに中央のフランサに集中しちゃうから、サイドで起点をつくれるとよかったんだけど。そうすれば中央もサイドも攻撃が生きてくるから」。やるべきことはチーム全体としても共通認識をもっているのですが、いざ相手の守備が堅いと、なかなか思うようには行きづらい難しさを感じました。課題克服へ向けて、本当に日々のトレーニングの積み重ね、意識の持ち方。またあさってからの練習で少しずつ改善していってくれるはずです。

そんな亮選手にとって、大宮戦は特別なもの。兄・慶行選手との戦いは練習試合、カップ戦、リーグ戦と6試合目。「今日もコソっと見に来てました」と駐車場の視線の向こうにはご家族の姿がありました。レイソルには古賀兄弟、太田兄弟と兄弟Jリーガーが揃っています。ご両親にとっては、どっちも応援したい複雑な(?)ダービーマッチかもしれませんが、これほど親孝行な兄弟もいないでしょう!

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そして、職場体験イベントです。Jリーグと朝日新聞さんのご協力により実施された初めての試みは、「一日エクイップメントスタッフ体験」。現職の木村&假谷スタッフは試合対応のため、レイソル側の現場監督は、元エクイップメントの宮本マネージャーです。アウェイアップルームに子供たち10名を集め、ホワイトボードに書かれた今日の予定を説明。それもそこそこに「さあ行こう!!」と日立台のピッチ脇に飛び出していきました。

試合前UPのボール拾い、試合中はボールパーソン。「今日は試合じゃなくて、子供ばっかり見てた」と、遠くの子供たちを見やりながら「いま、いま!渡せ!!」とか心配でならない父親のような様子。でも子供たち、迷ったりしながらも懸命にボールを拾い、選手に渡して、試合運営を助けてくれましたよ。試合後はボールを運んだり、給水ボトルをみんなで洗ったり。少々時間も余ったので、宮本マネの即興アイディアで、レイソルバスに乗せてもらって、最後はさっきまで試合が行われていたピッチでボールを蹴る夢のような体験もプレゼント☆

先日のブログ、宮本マネがライン引きを手伝う姿を紹介しました。そのときに書こうとしたフレーズを消しました。以前に社内スタッフのことを紹介する際に「手前味噌になっちゃいけないよ」と忠告していただいたことを思い出したからです。でも、練習試合のスケジューリング、大宮さんの受け入れやロッカールームの片付け、今日もやってたライン引き。イベントの仕切りに、一日先生。日々チームを円滑に動かす行動や気遣い、そしてさらにカメラマンからブログ執筆まで。改めて思いました。「レイソルをこよなく愛する、なんでもできちゃうスーパーマネージャー」。

今日、職場体験に来てくれた男の子女の子にとって、今日のヒーローは、選手ではなく「ミヤモトさん」だったかもしれません。でも、あのマネージャーは「そんなこと、あっちゃいけない」と、必死になって横に首を振っているはず。。。