2007年9月12日

雨降って地を固めよう

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担当:大重正人

朝9時。スタッフミーティングが始まった頃、それまでにも増して強烈な雨が降ってきました。「これ、試合できるか??」。予定されていた野球場は水没状態。。。宮本マネが各方面に携帯をかけて、スタジアムでの練習試合にGOサインが出ます。しかししかし、30分後に宮本マネからの連絡があり、やはり中止となってしまいました。天候はやはり読みづらいですし、尚美学園大学さんが出発前する前に決行か中止を伝えなければいけません。それゆえに時間的に早急な決断がなされたわけです。

午後には、雨もやんで、天候的には十分試合ができる状態でしたが、緩んだ芝の上でケガがあっては困りますし、養生している芝にとってもはがれやすくなっているだけに、いろいろな諸事情を鑑みての中止となりました。この試合を楽しみにしていたサポーターの方、それ以上に実戦を待ち望んでいた選手も多くいたはずことでしょう。ここはひとつ耐えて、選手たちはトレーニングに臨んでいました。

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小さなコートでのゲーム練習では、復帰間もない石舘選手が左サイドのディフェンスとして奮闘。最初は石崎監督から「もっと間合いを詰めないと!」と注意を受けていましたが、ゲームが進むにつれて勘が戻ってきたのか、積極的な守備で「ナイス、ダテ!!」とほめられるシーンが随所に。攻撃のチャンスには飛び出して、元FWらしいきれいな左足シュートを叩き込みました。監督から声をかけられて、自然と笑みがこぼれます。リハビリを耐え抜いてようやくプレーできるようになった喜びが全身からあふれているようでした!!

午後の東ゲート付近、スタジアムにて。男らしい声が響いていました。なにごとかと思いきや、ホームゲーム開催時に警備に当たられている方々の研修が行われていました。日立台のコンパクト感が、ゲームの興奮を呼ぶ臨場感を生むこともあれば、通路が狭いなど閉塞感を抱かせることもあるでしょう。イライラから生じるトラブルを未然に防いで、安全円滑な試合運営を行うために、いろいろな方のご協力があってのホームゲームなのです。

もちろん、クラブとして、来場された方に楽しいひとときを過ごしていただけるよう、いろいろな改善すべきことを話し合っています。スタジアムの改修、チケットの確実な確保、トイレの使いやすさ、よりおいしく楽しめるスタジアムフードの提供、、、イエローハウスやアンケートで皆様から頂いた貴重なご意見ご要望は、柏レイソルがさらによりよいクラブになるための薬です。今年の日立台ホームゲームは天皇杯を入れてあと5試合、柏の葉で1試合と残り少なくなりましたが、満足いただけるスタジアムになるよう、チーム一丸となって努力してまいります。

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