2007年9月19日

vs栃木SC戦

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担当:大重正人

今日の選手たちは二手に分かれてのスケジュール。午前中は、先日の新潟戦に出場したメンバーを中心に少人数のトレーニングでした。私が練習場についたときには、攻撃側が3人に対し、DF2人+GKという戦い。フィールダーだけでいえば攻撃側が数的優位な状況です。実際の試合においても、ゴール前のチャンス(もしくはピンチ)でよく見かけるケース。「ひとり多いんだから、よく考えてプレーしないと!!」と石崎監督のゲキが飛んでいましたが、なかなか決定的なシュートの場面を作れないものです。南GKのコーチングや、見事な読みでボールをクリアする守備陣の奮闘が目立っていました。

↓そして、狭いエリアでの6対6。こんな密集状態で目まぐるしい攻守交代があるわけですから、本当にタイヘンです。
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石崎監督のトレーニングは、必ず目的や意図を理解して取り組むよう、選手たちに徹底されています。新潟戦前日のトレーニングでも、プレーを一旦やめさせて、選手たちを集めて厳しく注意していました。「じゃないと、練習しても意味がないじゃろ」。チーム全体として取り組むべきサッカーがあって、それを一人一人の選手が深く理解して、それをプレー中に実践しなければ、統率の取れた組織的サッカーなどできません。

翻って、午後のトレーニングマッチ。栃木SC戦です。栃木SCには昨年までレイソルに在籍した山下芳輝選手の姿が。チケット担当じゃんぼ氏をはじめとするフロントスタッフ、また南、大谷、小林亮選手などと談笑。そして、モバイルレイソルのインタビューにもご登場いただいた、レイソルOBの柱谷幸一監督のもとには荒川トレーナーなどが訪れ、同窓会のような和やかなシーンが見られました。

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しかし試合が始まれば、戦いです。石川コーチを中心に円陣が組まれる気合の入りよう!先週予定されていた尚美大戦が中止となり、選手たちは試合に飢えていたと思いますが空回りしてしまったのでしょうか。。。結果から言えば0-1の敗戦。0-1で終えたハーフタイム、石川コーチからは「(センターフォワードの)キタジにボールが入ったときにサポートがない。みんなのポジションが高すぎて、4トップみたいになっている」。相手のボランチとDFラインの間で前向きでボールをケースがなかなか作れませんでした。

「アベちゃん。最初から張るんじゃなくて、ボールを受けて、預けてから、スペースに飛び出そう」と石川コーチの指示を受けた、左ウイングの阿部吉朗選手。後半は、センターの大久保選手に預けたり、スルーして裏へ抜ける動きなどで攻撃の起点となります。また今日は左サイドバックに入った平山選手がいいタイミングでオーバーラップして絡むなど、後半は改善された部分も見られました。大久保選手や池元選手がボレーシュートでゴールマウスを捕らえますが、相手に阻まれて、残念ながら逆転することはできませんでした。

これまでのトレーニングマッチは大学生との試合が多く体格的な優位もありましたが、成年ともなれば体格も違いますし、背負うものも違うでしょう。石川コーチの最後の厳しい言葉。「プロがアマに負けることは恥ずかしいこと」。監督や田村コーチの厳しい練習をしっかり意図を持ってやりとげて、そしてゲームで披露する。日々の頑張りが結果としてあまり表れなかったことは本当に悔しい限りでしょう。この結果を受け止め、奮起して、レギュラーメンバーを脅かすような選手が、1人でも2人でも現れること。それが、これから優勝争いの輪に加わっていくという目標を達成するために必ず必要なことです!明日から、また頑張ろう!!そして頑張っている姿をお伝えしたいと思います。

最後にマッチデープログラム「Vitoria」のサポーターズヴォイスに声援をお寄せください。9月20日まで募集しております。

koho@reysol.co.jp