手紙
担当:大重正人
この手紙には、どれだけの大きな思いが込められているのでしょう。小林亮選手は3年の月日を思い返しながら、言葉を選んで、ペンを動かし、今朝方、移籍のコメントを手渡してくれました。メールには、今の気持ちをいち早く伝えられる良さがありますが、手紙にはひとつひとつの字から、心のメッセージが伝わってきます。こんなにも気持ちのこもった手紙を見たのは、とても久しぶりの気がします。
仲間やスタッフ、フロント、そして柏レイソルを愛するサポーターの皆さんに対する感謝。さらに、ボランティアスタッフの方々への感謝が綴られていました。「いろいろボランティアのみなさんと接する機会があって、いつも支えてもらっていました。本当に感謝しています」。強化部の飯田マネージャーも「すごくいいあいさつだったね…」と感慨深い様子。
青いジャンパーを着て、お客様の列整理や誘導などお手伝いいただいているボランティアさんたちを、日立台に来られた方は見たことがあるはずです。ボランティアスタッフなくして試合を円滑に行うことはできません。亮選手はそれを日々の試合のなかで感じ、またいろいろお話するなかで感じ取っていたのでしょう。周りをいつも見渡し、気遣いのできる亮選手らしさ。
亮選手の優しさに、私がレイソルに来て間もない頃から助けられました。あるお願いを当日急にしてしまったとき、それでも亮選手はきちんとやり遂げてくれました。その優しさに甘えて無理強いしてしまったことは今でも忘れられないし、あのときの申し訳ない気持ちでいっぱいになります。そんな亮選手は練習後のサポーターの皆さんに声をかけられることが大変多い選手のひとりです。人柄が人を引き寄せる。彼ならやってくれるでしょうし、大分で一回りも二回りも大きくなった姿を楽しみにしたい。いきなり第2節で顔合わせ、アウェイ大分戦です。谷澤選手とのちばぎんカップもそうですが、違うユニフォームを着ている姿は、、、やっぱり複雑です。
ブログでもいろいろ楽しませてくれました。いきつけの美容院にてシリーズ、大変好評でした。今週までは自主トレにやってくるそうなので、明日にでも相談するつもりです。
そして、今。ある人からの「手紙」を待っています。夕方に電話があり「レイソル、ここに来て、なんか大変なことになってるやん。夜遅くなるかもわからんけど、アップ頼むなぁ」。そこにもサポーターの皆さんへの重い深い気持ちがこめられているはずです。サポカンの準備をしながら、待ちたいと思います。最後に「1月21日発売の週刊ギャロップ見てね?」とのことでした。