2008年3月20日

それでもレイソルは突き進む

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担当:大重正人

雨、風、相次ぐまさかの負傷退場。ここまで苦しみぬいた試合は、それほど見たことがありません。苦しみ抜いて掴んだ、勝ち点1。今日、手にすることができた成果です。これをどのように捉えるか。試合が終わってすぐの柏の葉では、試合に入り込んだままの気持ちです。日立台にもどれば、少しは落ち着いて切り替えられるかもしれません。

ですが、選手たちはきちんと結果を受け止め、気持の切り替えができているようなミックスゾーンでの表情でした。先制ゴールの菅沼選手。「ゴールのシーンは、ボールが滑って抜けてくると思って。相手のキーパーが飛び出しているのも見えたし。落ち着いていました」。試合前、サポーターが送るチャント。普段はキーパーから順に歌っていくところですが、今日はいの一番で「ミ?ノル、ララ?ラ?♪ミ?ノル、ララ?ラ?♪ミ?ノル、ゴォ?ル?」からスタートしました。そのゴールを期待してくれた思いを、みごと形にして示してくれました。

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鎌田選手はボランチで先発、その後、先輩たちの予期せぬ負傷で本職のセンターバックに移りました。「思った以上にしっかりプレーできました。でも失点したシーンは軽かった。そこはとても悔いが残ります」。菅沼選手の得点につながった、相手のDFラインとキーパーの間を狙った見事なフィード。攻守で持ち味を存分に発揮してくれました。今日は、近藤選手が前半早々に左ひざを痛め、またそれに替わった古賀選手も足首を痛めて前半で退くことに。レイソルにとって、今日勝ち点2を失ったことよりも、ある意味大きなことかもしれません。ただ、これから鎌田選手の存在は、レイソルにとって非常に大きなものとなるはずです。「ジローがいてくれてよかった」と。彼もまた、自信を持ってプレーし、自信をつけたデビュー戦になったはずです。負傷の状況については、あす以降の診察を経てから、お伝えしたいと思います。

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ようやく、冷静になれてきたようです。明日から切り替えて、戦っていくのみです。今日は冬の寒さに逆戻り、凍える寒さのなか、選手たちを勇気づけてくれたサポーターのみなさま。次はフクアリです。今度こそ、次こそ、勝利を分かち合いたい。