2008年3月21日

風の強い日

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担当:桜林 舞

ナビスコ札幌戦から一夜明けて、通常通りの日立台練習です。朝はパラパラ雨が降っていたものの、練習が始まる9時半には治まっていました。しかし、風邪が強く、体感温度は昨日同様真冬並みです。雨明けの風の強い日とあって、花粉症組はいつも以上に辛そうなようす。「サイアクだね。キツイよ」とキタジは鼻水をすすりながら涙声でした。


昨日試合に出場した選手は、20分ほどのランニングとストレッチで10時過ぎにはグラウンドを後にしていました。中2日で千葉@フクアリですから、疲れを取るのも仕事のうちです。

試合出場が短かった選手や試合に出場しなかった選手は、グラウンドの半分を使用して、石崎監督の元みっちりとトレーニング。

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風の強さもなんのその、ボールを必死で追う村上選手です。李選手、鈴木選手、大谷選手、大島選手、阿部選手、茂原選手、酒井選手の8人で、4対4のトレーニング。ミニコートで10回パスを繋ぐといういつもの練習で盛り上がりました。

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3月15日の大分戦で相手選手に足を踏まれて「小指が折れた?」と痛がっていた茂原選手。MRIの結果、骨折はしていないことが判明し、小指の腫れも引いた様子で、今日から全体練習に復帰です。復帰直後からこの跳躍です。4対4では、「俺が前いくよ!」と積極的に厳しいポジションに飛び込むも、赤ビブスを着けた茂原選手のチームが罰の腹筋を行っていました。

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復活といえば、こちらの選手もGK練習に合流です。キャンプ中から別メニューだったので、ゴールマウス前に4人の姿をみるのは久しぶりです。右に左に、見事な横飛びを披露してくれました。

ミニコートで4対4を行うグラウンドの向こう側には、一面に広がる特製メニューを前に一人佇む若者がいました。

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酒井コーチが立てては倒れ、立てては倒れるパイロンを見ながら、「これ、全部一人でやるの・・・」と、向こう側にいる酒井コーチに届かない声で呟くヤナギ。目をしぱしぱさせながら「キツイよ」と涙目になっているかと思ったら、「僕も花粉症なんです」とのこと。しばし置かれたトレーニング器具を使用したメニューをこなしていた柳澤選手ですが、酒井コーチが杉山選手を向かえいって帰ってきたら、風が強すぎてメニューもままならないと判断したのか、ぐるぐるとランニングを始めていました。「あぁー!せっかく朝30分かけて作ったのに?!!」と唸る酒井コーチでした。

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強風のためかランニングに切り替わった柳澤選手、腕に時計を巻いている途中に、うれしさからかピースサインを送ってくれました。いや、2周走ればいいの?というサインだったのかも知れませんが・・・。

一番遅くまでシュート練習に励んでいたのは、李選手と茂原選手でした。クールダウンのランニング時に2人でダッシュを競いあうほどの元気ぶり。李選手は昨日の試合後に「今日は勝たなければいけない試合でした」と悔しさを滲ませながら、でも堂々と振り返っていました。茂原選手も以前のインタビューで「もっと、自分が期待されていることをこなさなければいけない」と自身の改善の余地を指摘していました。そんな気持ちが後押しをしているのか、こんなに寒い中そんなにやって大丈夫かしら、とこちらが心配になるほど、シュート練習は延々と続いていたのでした。

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練習終わりには、いつものスタッフゲームが行われていました。こちらは珍しく加藤選手が参戦です。石川コーチ、古邊フィジコ、松原コーチという顔ぶれです。私が見ていた限りでも、石川コーチが一人でデコピンの計にあっていましたね。痛そうに額を押さえるイシケンコーチが何度も見られました。

昨日の札幌戦は本当に昨日だったのかしら?と思ってしまった、本日の日立台でした。ナビスコ千葉戦@フクアリまで、中2日。明日午前練習を終えると、もう千葉まで移動です。気持ちを切り換えて、ナビスコ2戦目に臨みましょう。

さて最後に、昨日の試合で負傷した近藤選手と古賀選手の容態についてです。本日午前中に病院に検査を受けに向かいました。正式な診断結果を受けて、状況が分かり次第、公式HPにアップして参りますので、それまで今しばらくお待ちいただければと思います。