2008年3月22日

人生の楽園

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担当:大重正人

今日は、春の到来を告げる日となりました!東京、靖国神社のソメイヨシノが花びらを開かせ、気象庁から東京のサクラ開花宣言が出ました。ここ日立台では……

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まだ、つぼみの状態でしたが、1週間前に比べると、そのつぼみがどんどん大きくなっていくのがわかります。ひなたに出ると暑さを感じるほどの快晴で、練習見学に来られた方は、土曜日が重なったこともあって、たいへん多かったですね!

練習前にはミーティング。札幌戦のレビューと、千葉戦のプレビューでした。あぁ、こんなにチャンスがあったんだ!?と思ってしまいました。こんなことを言っては広報失格かもかもしれませんが、試合速報を打っているときは、実はその詳しい内容ってあんまり覚えていないのです。試合に集中しすぎると(特に負けているときなど)、応援に熱が入りすぎてしまい、速報を打つ手がおろそかに……だからドリブル、パス、ヘディング、サイドチェンジなど、シンプルにプレーだけを追って、キーボードを叩くように心がけています。もちろん90分ひたすら試合の様子を打ち込むと、私の頭脳はCPU限界で、記憶メモリーが一部機能を失ってしまいます。

「もったいない試合ですよね。強いチームなら、あの展開だったら、もう1点獲って、ディフェンスも完封して、2-0で勝つはず。引き分けてしまったということは、自分たちもまだまだ力が足らないということです」小林祐三選手が練習後に話していました。何度もあった決定機を逃すうちに、前がかりとなったところを一発でやられてしまった。もう悔しい思いをしないように、掴みかけた勝利を離さないように、石崎監督の指摘は熱を帯びていました。そして明日の千葉戦へ、平川TSの傾向分析を頭に叩き込み、これを敵地でプレーで表現してくれるはずです。「首位のジェフに走られないように、勝たなければいけない」。

今日は、事務所は振替休日。休日出勤してきたスタッフも徐々に退社し、どうも静かな事務所にひとりというのは寂しげで……ちょっと息抜きにとケータイのワンセグを起動し、音を出していたら、聞き覚えのある地名が。。。「人生の楽園」という番組で、大阪から、田舎に移り住み、楽しい人生を暮らしているという内容でした。そこは、私の故郷の小さな町でした。小高い山の上から見下ろす瀬戸内海の島々の美しい風景は、ひそかな自慢です。我が故郷を「楽園」と呼んでくれる人がいるというのは幸せなことですね。

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この日立台にやってきて、まだ3ヶ月の大津祐樹選手。彼にとって、どこが楽園かなんて
いうのは、聞くのは早すぎるかもしれません。だってまだ17歳。そんな彼にとって、日曜の試合は特別なものです。「17歳最後の試合なんですよ」。3月24日に、18歳の誕生日を迎える大津選手。「チャンスがあったら、17歳のうちに初ゴール決めたいです!」

【ナビスコカップ最年少ゴール記録】
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大津選手が、もし明日ゴールできたら、17歳11ヶ月29日(もしかしたら30日かもしれませんが)という、歴代4位の最年少記録です。17歳以下でゴールを決めた史上4人目の選手になれるかもしれない、歴史に自分の名を残すチャンスです。

【ナビスコカップ最年長ゴール記録】
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ちなみに、最年長記録の面々は錚々たるメンバーですね。彼らほどの実績をもった選手たちでも、「楽園」と呼べる場所をいまも探し続けているのかもしれません。レイソルに関わる人にとって、「人生の楽園は、やっぱり日立台だった」と思い返す日が来るように、今日も明日も明後日も、悔いのない毎日を送って生きたいものです。

明日は、16時キックオフ。現地参戦される方、フクアリで一緒に戦いましょう!現地参戦できない方、テキスト速報ガンバリマス!